1.6 月 1 日現在の内定状況就職活動スタートから3カ月 6 月 1 日現在の学生モニターの内定率は54.9% 先月調査 (5 月 1 日現在 ) の29.1% から1カ月で25ポイント以上と 大きく伸びた これは前年同時期 (35.1%) を19.8ポイント上回る数字だ 但し 選考解禁時 の実績

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ダイヤモンド就活ナビ 就職モニターアンケート

年 3 月卒業予定者の採用見込み 2019 年 3 月卒業予定者の採用見込みを尋ねたところ 前の年 ( 今春入社予定者 ) よりも採用を 増加 すると回答した企業が 30.8% であるのに対し 減少 は 8.5% 増加 が 減少 を 20 ポイント以上 上回っている 企業の採用数は リ

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ダイヤモンド就活ナビ 就職モニターアンケート

1.9 月 1 日現在の内定状況 9 月 1 日現在の学生モニターの内定率は91.4% 先月調査(8 月 1 日時点 ) の88.2% からさらに3.2ポイント伸び 9 割を超えた 昨年は 9 月に調査を実施しなかったため前年同時期比較はできないが 昨年 10 月 1 日時点の内定率 (91.2%)

1. 参加したインターンシップの内容 最初に 学生モニターが参加したインターンシップの概要を確認したい まず参加時期を見ると 前年調査に引き続き 2 月 が最も多い ただし 割合は下がり (28.4% 24.9%) 代わりに 8 月 が増えるなど (18.1% 20.8%) 前倒しの傾向が見て取れる

1. 就職先企業を選ぶ際に重視する点就職先企業を選ぶ際に重視する点を30 項目の選択肢の中から5つまで選んでもらった 最も多いのは 将来性がある で 47.4% と半数近くが選んだ 次いで 給与 待遇が良い が続くが 前年調査の36.7% から44.2% へと大きく増加した 続く 福利厚生が充実して

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1.9 月 1 日現在現在の内定状況 9 月 1 日現在の学生モニターの内定率は89.2% 先月調査(8 月 1 日時点 ) の85.5% から3.7ポイント上昇し 9 割に近づいた 正式内定日である10 月 1 日を間近に控え 就職戦線は大詰めを迎えている ただ 内定率は7 月以降 前年同期実績を

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1. 参加したインターンシップの内容最初に 学生モニターが参加したインターンシップの概要を確認しよう まず 参加したプログラム ( 下注 ) を見ると 最も多いのが プロジェクトタイプ 前年より 3.1 ポイント増え 全体の 4 割近くを占める (38.3%) 講義タイプ も 20.6% から 24

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体育会学生の就職活動調査(2016年8月発行)

新卒採用に関する企業調査 - 採用方針調査 - 業界別集計結果 (2017 年 2 月 ) 株式会社ディスコ 2018 年 3 月卒業予定者の採用について Q 年 3 月卒業予定者の採用見込み (2017 年 4 月入社予定者と比較して ) 大学院文系 (%) 全 体 製造 金融 流通

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[2] ブラック だと思う条件 / 調査 調査 ブラック だと思う条件について とのの双方に尋ね 調査データの比較を行った 最も数値が高い項目は両者とも 残業代が支払われない で ともに 8 割近くが選択 ( 78.4% 78.5%) 続いて セクハラ パワハラがある も数値が高く の 7% の 6

一般的な学生 & 企業の活動フロー 各選考ステップ例 エントリー 会社説明会 一次選考 筆記試験二次選考 ~ 最終選考内々定 約 30% 4% 2~3 名採用 合計 600~700 名 ( エントリー数目標 ) 約 200 名 ( 目標 ) 約 100 名 ( 目標 ) 約 30 名 ~50 名 (

年卒者の就職就職活動状況 [1] 内定状況 ( 前年度と比べて ) 2019 年卒者 ( 現大学 4 年生 ) の内定状況を尋ねた 前年度と比較して 高まっている という大学が約 4 割で (37.3%) 低下している (2.8%) を大幅に上回った 前年調査では約半数の大学が 高まっ

キャリタス就活 2019 学生モニター調査結果 (2018 年 10 発行 ) 日現在現在の内定状況 10 1 日現在の学生モニターの内定率は90.5% 先調査(9 1 日時点 ) の89.2% から1.3ポイント伸び9 割を超えたが 前年同期 (92.7%) には届かなかった 今期を

1. 現在の英語力 まず 現在の英語力について尋ねた ネイティブレベル という回答が 15.0% ビジネスレ ベル が 67.5% で ビジネスで英語を使うことができる学生は 8 割を超えている (82.5%) 国 内の大学 大学院で学ぶ学生 ( 以下 ) の英語力は ネイティブレベル が 1.1%

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2017 年卒マイナビ企業新卒内定状況調査 調査概要 調査名 2017 年卒マイナビ企業新卒内定状況調査 回答依頼方法 新卒採用実績のある国内 8,000 社に回答用紙を郵送新卒採用人事担当者のための採用支援サイト マイナビ採用サポネット 会員にメールマガジンにて案内 調査期間 2016 年 10

調査結果報告書(2)

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2017 年 9 月 8 日 このリリースは文部科学記者会でも発表しています 報道関係各位 株式会社イーオンイーオン 中学 高校の英語教師を対象とした 中高における英語教育実態調査 2017 を実施 英会話教室を運営する株式会社イーオン ( 本社 : 東京都新宿区 代表取締役 : 三宅義和 以下 イ

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調査概要 < 調査概要 > 2017 年卒の学 を対象に 内定を得た企業各社について 内定までのプロセスを回答してもらった その中から 内定までの所要日数に業界での差はあるのか 初回セミナー参加や 1 次 接のタイミングによりどの程度の差が じるのか といったデータを整理し 分析した 調査対象 :

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個人消費活性化に対する長野県内企業の意識調査

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1. 新スケジュールの認知度と意見 日本国内の採用活動スケジュールが 2 年連続で変更されることへの認知状況を尋ねた 詳しく 知っている が 51.3% と過半数に達しているが 正規留学生が 3 割台 (35.7%) なのに対し 交 換 派遣留学生では 74.2% と 7 割を超えている 留学経験者

調査結果概要 留学概要について 留学の種類 私費留学 が 4 割でもっとも高い 大学経由の留学 ( 交換留学 認定留学 派遣留学 の合計 ) も同様に 4 割を占める 留学先 アメリカ がもっとも高い 留学先の 4 位までが英語圏で 6 割以上を占める 留学した学年 大学 2 年 大学 3 年 がそ

l. 職業以外の幅広い知識 教養を身につけたいから m. 転職したいから n. 国際的な研究をしたかったから o. その他 ( 具体的に : ) 6.( 修士課程の学生への設問 ) 修士課程進学を決めた時期はいつですか a. 大学入学前 b. 学部 1 年 c. 学部 2 年 d. 学部 3 年 e

調査結果の概要 1. 自社チャンネルの加入者動向について 横ばい との見方が拡大自社チャンネルの全体的な加入者動向としては 現状 では 減少 (40.0%) が最も多く 続いて 横ばい (35.6%) 増加 (23.3%) の順となっている また 1 年後 については 横ばい (41.1%) が最も

2018 年卒マイナビ企業新卒内定状況調査 調査概要 調査名 2018 年卒マイナビ企業新卒内定状況調査 回答依頼方法 新卒採用実績のある国内 8,000 社に回答用紙を郵送採用 研修担当者のための新卒採用支援情報サイト 新卒採用サポネット 会員にメールマガジンにて案内マイナビ2018 利用企業担当

第1回「若手社員の仕事・会社に対する満足度」調査   

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Press Release 仕事に対しては総じて前向きな結果に 仕事への期待 が過去最高で 仕事に対する夢 の有無も昨年より上昇 売り手市場や手厚い内定フォローの影響か調査開始以来減少傾向にあった 仕事への期待 と 仕事に対する夢 の有無について 今年は一転上昇に転じた 仕事への期待がある ( どち

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記者発表「大学生・大学院生の多様な採用に対するニーズ調査」(平成29年12月26日)|労働政策研究・研修機構(JILPT)

[2] 研修の対象と予算比率 社員研修を実施している対象は 新入社員研修 が 95.9% で圧倒的に多く 次いで 若手社員研修 81.1% 管理職研修 62.1% と続く 新入社員を含む若手社員を対象とした研修を実施する企業は多いが 次世代経営層を入れても 経営者研修を実施している企業は少ない 年間

回答者のうち 68% がこの一年間にクラウドソーシングを利用したと回答しており クラウドソーシングがかなり普及していることがわかる ( 表 2) また 利用したと回答した人(34 人 ) のうち 59%(20 人 ) が前年に比べて発注件数を増やすとともに 利用したことのない人 (11 人 ) のう

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調査結果報告書(速報版)

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報道関係各位 2012 年 1 月 25 日 株式会社ベネッセコーポレーション 代表取締役社長福島保 高校受験調査 ~ 高校 1 年生は自らの高校受験をどのように振り返っているのか ~ 高校受験を通じて やればできると自信がついた 71% 一方で もっと勉強しておけばよかった 65% 株式会社ベネッ

転職後の活躍を実現するには まず 転職先企業に馴染む ことが重要です そこで 転職支援 のプロである転職コンサルタントに 転職先企業への馴染み について伺いました ミドルが転職先企業に馴染めない よくある失敗例としてもっとも多く挙げられたのは 前職の仕事のやり を持ち込む (66%) という回答でし

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第一部では 横山講師より選考フェーズごとのポイントをお話いただきました 現在の学生の傾向やエントリーシートの読み方 面接における注意事項など長年人事に携わり 現在は大学のキャリアセンターにいらっしゃる横山講師ならではの講演です 講演内容の特に重要な点 ロールプレイングを行った上で説明した学生を見る視

平成27年度卒業生から変わる 就職活動スケジュール

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3-1. 新学習指導要領実施後の変化 新学習指導要領の実施により で言語活動が増加 新学習指導要領の実施によるでの教育活動の変化についてたずねた 新学習指導要領で提唱されている活動の中でも 増えた ( かなり増えた + 少し増えた ) との回答が最も多かったのは 言語活動 の 64.8% であった

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学校基本調査 ( 文部科学省 ) にほぼ近い分布となっている (2) 調査分析結果については 分析委員会で検討を行った 第 2 本アンケート調査の主な結果 1 学生 ( 大学生 大学院生 ) の就職に関する意識 (1) 卒業後の予定進路は 大学生 大学院生ともに8 割以上が 民間企業に就職 を希望し

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上場 ( 東証 大証 名証 札証 福証 )15.7% 新興市場上場 (JASDAQ マサ ース ヘラクレス セントレックス等 ) 4.3% 関西 37.2% 中国 四国 0.5% 九州 沖縄 3.4% 北海道 東北 0.7% 関東 41.8% 13.4% 4.9% 10.6% 25. メーカー商社百

従業員に占める女性の割合 7 割弱の企業が 40% 未満 と回答 一方 60% 以上 と回答した企業も 1 割以上 ある 66.8% 19.1% 14.1% 40% 未満 40~60% 未満 60% 以上 女性管理職比率 7 割の企業が 5% 未満 と回答 一方 30% 以上 と回答した企業も 1

-2- 目次 調査概要 2 Ⅰ.217 年卒の新卒採用活動の総括 < 企業 > 1) 採用計画の結果 / 入社予定者への満足度 3 2) 採用活動の満足 / 採用活動の満足度と充足状況との関係 4 3) 採用活動プロセス毎の実施状況 5 4) 採用活動スケジュール -プロセス毎の開始時期- 6 5)

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2017 年度キャリタス就活学生モニター調査結果 (2016 年 6 月発行 ) 第 7 回調査 6 月 1 日時点の就職活動調査 売り手市場が続く中 2017 年卒業予定者の採用面接が正式に解禁され 就職活動が山場を迎え ている 6 月 1 日現在のキャリタス就活 学生モニターの就職活動状況について調査を行ったと ころ 内定率は 5 割を超えていたことが分かった 1.6 月 1 日現在の内定状況 内定率は 54.9% 先月 (29.1%) より 25.8 ポイント上昇 内定者のうち 就職先を決定し活動を終了したのは 30.7% 継続が 64.0% 2. 内定業界と企業規模 情報処理 ソフトウエア が依然最多 保険 と 銀行 が急増 内定企業の従業員規模は 1,000 人以上の大手企業が 57.9% を占める 3. 選考解禁日 (6 月 1 日 ) の企業からの呼び出し 6 月 1 日の 1 次面接 の呼び出しを受けたのは 42.3% 最終面接 は 22.6% 4. エントリー社数とセミナー参加社数 エントリー社数の平均は 43.2 社 先月からの伸びはわずか 0.4 社 企業単独セミナーへの参加社数は 16.9 社 前年実績を下回る 5. 選考試験の受験状況 エントリーシート提出社数は 15.9 社 前年同期より 3.7 社増加 選考試験の受験社数は 筆記 11.4 社 面接 7.8 社 グループディスカッション 3.5 社 6. 今後の就職活動 選考中の企業は 4.8 社 就職活動を終えたい時期は 6 月 に集中 7 月後半 までで 8 割 7. 内定後のフォロー 就職決定に必要なのは 現場社員との面談 (54.8%) 実際の面談は 31.5% にとどまる 8. インターンシップ参加企業の本選考への応募と内定 インターン参加企業の本選考への応募は 74.9% 応募者の 40.5% が内定獲得 9. 今年の採用スケジュールへの賛否 6 月選考解禁に 賛成 25.0% 反対 36.3% どちらともいえない 38.7% 就職活動前調査 ( 昨年 11 月実施 ) よりも賛成派が大幅に減少 (43.2% 25.0%) 調査概要 調査対象 : 2017 年 3 月に卒業予定の大学 4 年生 ( 理系は大学院修士課程 2 年生含む ) 回答者数 : 1,188 人 ( 文系男子 391 人 文系女子 366 人 理系男子 286 人 理系女子 145 人 ) 調査方法 : インターネット調査法調査期間 : 2016 年 6 月 1 日 ~5 日サンプリング : キャリタス就活 2017 学生モニター (2016 年卒以前は 日経就職ナビ 就職活動モニター ) 本資料に関するお問い合わせ先 : 03-4316-5505/ 1

1.6 月 1 日現在の内定状況就職活動スタートから3カ月 6 月 1 日現在の学生モニターの内定率は54.9% 先月調査 (5 月 1 日現在 ) の29.1% から1カ月で25ポイント以上と 大きく伸びた これは前年同時期 (35.1%) を19.8ポイント上回る数字だ 但し 選考解禁時 の実績と比較すると 昨年 8 月は7 割近い内定率 (67.3%) だったので 10ポイント以上低い 昨年は8 月 1 日の選考解禁を待ちきれずに選考を開始し 内定を出すケースが多かったため 多数の学生が内定を持った状態で選考解禁日を迎えるといった異例の事態となったが 今年は解禁が早まった分 やや緩和されたと言える 内定取得学生のうち就職先を決めて就職活動を終了した者の割合は約 3 割 (30.7%) にとどまり 6 割強 (64.0%) は就職活動を継続していると回答 内定は得ているものの本命企業の内定はこれから という学生が多いと見られる 6 月が大きな山場であることは間違いなく この 1カ月の動きに注目したい 内定あり 内定なし 内定者のうち 就職先を決定し活動終了 活動は終了したが複数内定保持 進学などの理由で就職活動を中止 就職活動継続 内定社数 / 平均 ( ) 内は先月 (5 月 1 日現在 ) の数値 6 月 1 日現在の内定状況 * 内定 には 内々定を含む 全体文系男子文系女子理系男子理系女子 54.9 50.9 56.0 57.3 57.9 (29.1) (29.2) (26.6) (31.4) (30.3) 45.1 49.1 44.0 42.7 42.1 (70.9) (70.8) (73.4) (68.6) (69.7) 30.7 21.6 20.5 54.3 31.0 (17.1) (12.5) (10.4) (29.9) (18.6) 5.1 4.0 4.9 5.5 7.1 (1.4) (0.8) (1.0) (2.3) (2.3) 0.3 0.5 0.6 (0.6) (0.8) () (1.1) () 64.0 74.4 74.1 39.6 61.9 (80.9) (85.8) (88.5) (66.7) (79.1) 全体文系男子文系女子理系男子理系女子 1.9 1.9 1.7 2.0 2.1 (1.4) (1.5) (1.3) (1.6) (1.5) 10 8 6 4 2 84.1 82.6 77.4 75.7 65.7 63.0 28.5 29.4 6.4 6.1 69.6 68.7 62.8 49.5 59.7 47.8 17.6 17.5 内定率の推移 65.2 53.4 35.2 12.8 70.8 62.3 45.8 15.0 3.1 2.8 4.1 3.6 76.0 67.1 53.0 19.6 71.2 58.9 79.3 23.7 5.5 5.8 67.3 50.6 35.1 17.9 7.1 8 月 1 日現在 7 月 1 日現在 6 月 1 日現在 5 月 1 日現在 4 月 1 日現在 3 月 1 日現在 54.9 29.1 11.8 3.8 5.0 08 年卒 09 年卒 10 年卒 11 年卒 12 年卒 13 年卒 14 年卒 15 年卒 16 年卒 17 年卒 15 年卒までは選考解禁は 4 月 16 年卒は 8 月 17 卒は 6 月 15 年卒以前は 8 月のデータはなし 2

学生モニターの内定の有無および活動状況 内定あり < 活動終了 > 16.8% 内定あり < 複数内定保持 > 2.8% 内定なし 45.1% 内定あり < 活動中止 > 0.2% 内定あり < 活動継続 > 35.1% 2. 内定業界と企業規模 6 月 1 日現在で内定を得ている学生に 内定企業の業界を聞き 上位業界をまとめた ( 全 40 業界 複数 回答あり ) 5 月調査に引き続き 情報処理 ソフトウエア が最も多く 30.4% と依然内定が集中している 文系 男子以外の属性で 1 位であり とりわけ理系男子では 41.5% と極めて高い数字が出ている 2 位は 建設 住宅 不動産 (16.0%) 3 位は 調査 コンサルタント (10.9%) で 先月 (5 月 ) 調査と順位が入れ替わった 5 月調査から大きく順位を上げたのが 4 位 保険 (9.5%) 5 位 銀行 (7.7%) の金融機関で 保険 は 15 位から 銀行は 28 位から急激に上昇した とりわけ文系で順位が高く 文系学生を中心に一気に内 定が出た様子がうかがえる 1 内定を得た業界 ( 上位 10 業界 ) 5 つまで選択 全体文系男子文系女子理系男子理系女子 情報処理 ソフトウエア ゲームソフト 1 30.4 2 建設 住宅 不動産 3 16.0 3 調査 コンサルタント 2 10.9 調査 コンサルタント 建設 住宅 不動産 21.1 情報処理 ソフトウエア ゲームソフト 23.4 情報処理 ソフトウエア ゲームソフト 41.5 情報処理 ソフトウエア ゲームソフト 53.6 20.6 保険 13.7 建設 住宅 不動産 19.5 医薬品 医療関連 化粧品 情報処理 ソフトウエア ゲームソフト 18.6 建設 住宅 不専門店 10.7 電子 電機 15.2 動産 4 保険 15 9.5 銀行 12.1 銀行 10.2 素材 化学 12.2 5 銀行28 7.7 保険 11.6 コンビニエンス G MS ストア 6 専門店 5 7.2 商社 ( 専門 ) 9.0 教育 8.8 情報 インターネットサービス 4 7.2 専門店 7.5 証券 投信 投 8 電子 電機 9 6.6 資顧問 9 コンビニエンス GMS ストア 10 6.1 情報 インターネットサービス 6.5 建設 住宅 不動産 22.6 16.7 情報 インターネットサービス 15.5 8.8 運輸 倉庫 8.5 水産 食品 8.3 8.3 7.0 商社 ( 専門 ) 8.3 10 商社 ( 専門 ) 7 6.0 運輸 倉庫 6.5 ホテル 旅行 6.8 の中の数字は先月調査の順位 機械 プラントエンジニアリング 医薬品 医療関連 化粧品調査 コンサルタント 8.5 人材紹介 人材派遣 8.3 7.9 電子 電機 7.1 7.3 素材 化学 6.0 情報 インターネットサービス 7.3 水産 食品 7.3 保険 6.0 人材紹介 人材派遣 6.1 調査 コンサルタント 6.0 3

また 内定を得た企業の規模もあわせて尋ね その比率を算出した 5 月調査までは 従業員 5,000 人以上 の大企業の占める割合が毎月下がっていたが ここにきて増加に転じたのが目立つ 先月まで学生から報告された 5,000 人以上 の企業は ITや通信などのいわゆるメガベンチャーや外資系コンサルティング会社などがほとんどだったが 今月は経団連加盟企業を中心とした大企業が多く挙げられており 選考解禁後にスピード内定を出したことが想像できる 内定を得た企業の従業員規模 299 人以下 300~999 人 1,000~4,999 人 5,000 人以上 今年 6 月 16.1 26.0 32.5 25.4 今年 5 月 17.9 25.4 36.0 20.7 今年 4 月 17.6 25.7 33.3 23.3 今年 3 月 17.3 22.2 29.6 30.9 0% 20% 40% 60% 80% 100% 複数の企業から内定を得た学生がいるため 100% 換算し 算出した 3. 選考解禁日 (6 月 1 日 ) の企業からの呼び出し選考解禁当日 (6 月 1 日 ) の呼び出し状況を調べた 呼び出しの内容を複数回答で尋ねると 最も多かったのはやはり 一次面接 で 4 割強 (42.3%) にのぼった しかし 最終面接 が 2 割以上 (22.6%) 内定通知のための面談 も約 1 割 (9.5%) あり 選考解禁日が最終局面というケースも少なくなかったようだ 5 4 42.3 選考解禁日 (6 月 1 日 ) の企業からの呼び出し状況 3 2 18.5 22.6 1 9.5 11.8 一次面接 二次面接以降 最終面接 内定通知のための 面談 内定企業からの呼び出し ( 懇親会など ) 4

4. エントリー社数とセミナー参加社数 採用広報解禁から 3 カ月が経過し 選考解禁を迎えた 6 月 1 日時点での就職活動量について 先月調査 ( 今年 5 月 ) や前年度調査と比較しながら確認してみよう まず 一人あたりのエントリー社数の平均は 43.2 社 先月 (5 月 ) 時点の 42.8 社から微増にとどまり 前年同期調査 (54.7 社 ) を 11 社あまり下回った 今期は解禁後のエントリーの伸びが鈍く 早い段階 から企業を絞り込み 途中で新たな企業へと関心を広げることが少ないまま就職活動を進める学生が 多かったことが推測できる 6 月 1 日現在のエントリー社数 全体 文系男子 文系女子 理系男子 理系女子 エントリー社数 43.2 46.2 50.8 31.0 39.6 8 6 44.7 エントリー社数の推移 (2016 年卒者との比較 ) 58.3 59.9 62.0 62.7 63.9 54.7 50.8 4 2 25.0 37.3 23.4 42.8 43.2 2016 年卒者 2017 年卒者 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 12 月 次に企業単独セミナーへの参加社数を見ると 16.9 社でエントリー同様に先月調査からの伸びは鈍 く 前年同時期 (18.4 社 ) を下回った 選考時期が早まったことで 5 月はセミナーに出るというよ りも 筆記試験を受けたり 面接の準備に時間を費やしたりする学生が多かったようだ 選考解禁月 同士で前年と比較すると 昨年 8 月は 21.9 社だったので 5 社少ない水準だ 6 月 1 日現在のセミナー 会社説明会参加社数 全体 文系男子 文系女子 理系男子 理系女子 セミナー 説明会参加社数 40.7 44.3 46.6 31.2 34.5 企業単独開催のもの 16.9 18.6 19.7 12.4 14.1 合同開催のもの 12.8 14.6 14.3 9.0 11.7 学内開催のもの 11.0 11.1 12.6 9.8 8.8 3 2 1 企業単独セミナ - 参加社数の推移 (2016 年卒者との比較 ) 21.1 21.9 22.7 23.2 23.5 18.4 15.1 10.4 16.9 14.4 2.4 7.9 2016 年卒者 2017 年卒者 2.1 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 12 月 5

5. 選考試験の受験状況選考プロセスについても社数を確認してみよう エントリーシート (ES) の提出社数の平均は 先月 (5 月 ) からの1カ月で2.8 社増加し 15.9 社となった 前年同期 (12.2 社 ) を上回っているが 企業セミナーと同様に 選考解禁月 という軸で前年実績と比較すると 前年 8 月調査 (17.9 社 ) には届いていない また 昨年は4 月から7 月まで一定のペースで提出していたのが 今年の場合は4 月の1カ月間に集中して提出していた様子が読み取れる 筆記試験や面接試験に関しては 前年同時期との比較 (6 月調査との比較 ) ではいずれも前年を上回っているが 選考解禁月 同士で比較すると やはり前年 8 月調査の水準には届かず 期間が短くなった分 受験企業数が減少したことがわかる 6 月 1 日現在のエントリーシート提出社数 全体 文系男子 文系女子 理系男子 理系女子 エントリーシート提出社数 15.9 17.2 16.3 13.6 16.0 エントリーシート提出社数の推移 (2016 年卒者との比較 ) 2 1 13.1 15.9 19.3 2 20.4 17.9 16.2 6.5 12.2 3.6 8.1 2016 年卒者 2017 年卒者 3.6 4.5 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 12 月 6 月 1 日現在の選考試験受験社数 全体 文系男子 文系女子 理系男子 理系女子 筆記 WEB 試験 11.4 12.6 12.0 9.8 9.6 面接試験 7.8 8.6 8.1 6.6 6.8 グループディスカッション 3.5 3.8 3.6 3.0 3.0 選考試験の受験社数 ( 前年 6 月比較 ) 選考試験の受験社数 ( 前年 8 月比較 ) 15.0 11.4 2016 年卒者 (6 月調査 ) 2017 年卒者 (6 月調査 ) 15.0 12.5 11.4 2016 年卒者 (8 月調査 ) 2017 年卒者 (6 月調査 ) 1 8.1 7.8 1 8.9 7.8 5.0 5.1 3.0 3.5 5.0 4.2 3.5 筆記 WEB 試験面接試験ク ルーフ テ ィスカッション 筆記 WEB 試験面接試験ク ルーフ テ ィスカッション 6

6. 今後の就職活動 2 ページで見たように 内定取得学生のうち 6 割強 (64.0%) は就職活動を継続しており 活動は終了したが複数内定保持 (5.1%) を合わせると 7 割近くが内定を得ても就職先を決めていない その最大の理由を尋ねると 圧倒的に多いのが 本命の企業が他にあり まだ選考結果が出ていない で 半数を超えている (55.6%) 6 月から選考を行う企業を本命にしている学生がそれだけ多いことを裏付ける 内定を得ても就職先を決めていない最大の理由 本命の企業が他にあり まだ選考結果が出ていない 55.6 内定を得た企業が自分に合っているのかわからない 21.6 複数内定で優劣がつけがたい 1 勤務地や給与など待遇条件で不満がある公務員や各種資格試験の結果をみてから考えたい内定を得た企業の業績の先行きが不安自分では決めているが周囲の理解を得られていないその他 4.0 1.8 1.8 0.9 4.4 2 4 6 内定保持者も含め 6 月 1 日現在で就職活動を継続している学生 ( モニター全体の 80.2%) に 今 後の就職活動の方針 戦略について尋ねると 最も多いのは 現在選考が進んでいる企業に絞って活 動する (36.6%) だった 選考中企業の平均社数は 4.8 社 ( 下表 ) 一方 これまでに興味をもった 企業を中心に は大きく割合を下げており 絞り込みが進んでいる様子が分かる 選考の最終局面に 近い段階にいる学生が多いと推測できるが もし 現在選考が進んでいる企業に絞って や 志望度 の高い企業に絞って と回答した層が希望の企業から内定をもらえなかった場合 新たな企業に目を 向ける必要性に迫られる学生も出てくるだろう 昨年の場合は 選考解禁の翌月調査 (9 月調査 ) で 新たな企業を探しながら との回答が急増している (8 月 21.3% 9 月 34.6%) 今後の就職活動の方針 戦略 新たな企業を探しながら 幅広く持ち駒を広げていくこれまで興味をもった企業 ( エントリーした企業 ) を中心に活動する現在選考が進んでいる企業に絞って活動する志望度の高い企業のみに絞って活動する 今年 6 月 28.2 17.4 36.6 17.7 今年 5 月 29.3 38.4 2 12.3 今年 4 月 32.6 50.2 5.7 11.5 0% 20% 40% 60% 80% 100% 全体 内定あり 内定なし 文系男子 文系女子 理系男子 理系女子 現在選考中の企業数 4.8 4.6 5.0 5.1 5.5 4.3 3.3 7

内定有無にかかわらず就職活動を継続している学生に 就職先を決定して就職活動を終了したいと思う時期を尋ねたところ 6 月後半 との回答が 3 割強で最も多く (31.4%) これに 6 月前半 が 19.7% で続く 6 月の合計は過半数にのぼり (51.1%) 就職活動中の学生の多くは この 1 カ月のうちに就職先を決めたいと考えていることがわかる これまでの調査でも 6 月 の山場に向けて目標を定めている様子がうかがえたが 現段階でもその意向に変化は見られない 7 月後半までを合計すると 8 割に迫り (79.2%) 大学の夏休み前が一区切りと捉えられていることから 採用予定に達していない企業にとっては 7 月が次の山場になると予想される 4 3 31.4 就職先を決定し 就職活動を終了したいと思う時期 2 19.7 14.2 13.9 1 6 月前半 6 月後半 7 月前半 7 月後半 5.5 4.8 8 月前半 8 月後半 1.8 1.6 0.4 0.4 1.5 9 月前半 9 月後半 10 月前半 10 月後半 年内 4.9 卒業までに 7. 内定後のフォロー これまでに内定を得た企業から実際にあった内定後のアプローチを尋ねると 食事会などの懇親 会 (57.9%) 人事担当者との面談 (48.7%) の順に多かった 一方で 内定を得た企業に就職す るかどうかを決めるために必要だと思うフォロー内容を尋ねると 現場社員との面談 が 54.8% で最 も多い 実際に現場社員との面談があったのは 31.5% にとどまるが 早い段階で実施することで内定 承諾につながる可能性をうかがわせる 他に 社内や施設などの見学会 も学生ニーズと実際との乖 離が大きかった 内定企業からのフォローやアプローチ 食事会などの懇親会 45.2 57.9 人事担当者との面談 48.7 44.3 電話やメールでの定期的な連絡 25.3 38.7 現場社員との面談 31.5 54.8 社内や施設などの見学会 23.6 44.7 内定者向けサイト (SNS 等 ) 12.8 15.9 集合型の研修 9.4 14.8 社内報など資料の送付 8.4 20.1 インターンシップやアルバイト 6.8 12.0 家族へのアプローチ 4.6 3.0 レクリエーション ( 旅行 スポーツなど ) 4.4 7.3 E-learningや通信教育などの研修 1.8 9.2 内定を得た企業から受けたもの その他 3.6 就職決定に必要だと思うもの 0.6 2 4 6 8

8. インターンシップ参加企業の本選考への応募と内定就職活動前にインターンシップを経験することが一般化しつつあるが インターンシップ参加企業に実際に応募した学生はどの程度いるだろうか インターンシップ参加経験のある学生に尋ねたところ 本選考に応募した との回答は 7 割を超えていた (74.9%) 応募社数の平均は 2.8 社 今回調査のインターン平均参加社数は 4.5 社だったので 高い割合で応募していると言える 応募者のうち実際に内定をもらった経験を持つのは約 4 割 (40.5%) で 内定社数の平均は 1.3 社だった 本選考に応募した理由を尋ねると インターンシップを通じて志望度が高まった が最も多く (61.7%) インターンシップ参加学生の優先ルートがあった (42.5%) がこれに続く インターンシップが応募につながるかどうかは インターンシップの内容だけでなく その後の施策も影響することがうかがえる インターン参加企業の本選考の応募 インターン参加企業からの内定 応募していない 25.1% 本選考に応募した 74.9% 内定をもらっていない 59.5% 内定をもらった 40.5% * インターンシップ参加経験者が回答 * インターンシップ参加企業の本選考応募者が回答 インターン参加社数 うち本選考応募社数 うち内定社数 4.5 社 2.8 社 1.3 社 インターンシップ参加企業の本選考に応募した理由 インターンシップを通じて 志望度が高まった 61.7 インターンシップ参加学生の優先ルートがあった 42.5 もともと就職先として志望していた 36.1 早期選考だった 28.0 内定をとりやすそうだと思った 27.5 人事担当者と仲良くなった 23.7 他のインターンシップ生と仲良くなった 12.7 社員と仲良くなった 12.4 その他 1.7 2 4 6 8 インターンシップについて インターン生の優先選考はありがたいと思った < 文系女子 > 大手志望の学生は 優先選考に乗れないとたいへん厳しい就活だったと思う 後輩には絶対にインターンに参加して早期選考に乗ることを勧めたい < 文系女子 > インターン生は有利という言葉の意味が 10 分 ~30 分の面接で自分を表現しきれないところを長い時間過ごす中で見てもらえる という意味だと分かった < 理系男子 > 9

9. 今年の採用スケジュールへの賛否選考解禁が 8 月から 6 月へと 2 カ月前倒しされたが 学生はどのように受け止めているだろうか 賛否を問うと 賛成 が 2 割強 (25.0%) 反対 が 3 割強 (36.3%) で 反対意見が賛成を 10 ポイント以上 上回った 就職活動前に行った調査では賛成のほうが多く 長期化した先輩たちよりは良さそうだ と歓迎ムードだったものの いざ就職活動をしてみると不都合が大きかったということだろう 選考までの期間が短くなったことで 企業研究の時間が足りない 連日会社説明会や面談があり授業に出られない など 負担の大きさを嘆く声が多く寄せられた また 企業の採用情報はいつ頃から公開されるのが望ましいかを尋ねると 最も多いのは 3 年生の 12 月から (30.2%) 選考開始時期については 4 年生の 4 月から (25.3%) が最も多かった これは 2 年前の 2015 年卒者までのスケジュールであり 当時のスケジュールが今なお支持されているようだ 今年の採用スケジュールへの賛否 賛成どちらともいえない反対 今回調査 25.0 38.7 36.3 (2016 年 6 月 ) 第 1 回調査 43.2 33.8 23.0 (2015 年 11 月 ) 0% 20% 40% 60% 80% 100% 3 2 1 20.6 3 年生 9 月以前 11.3 2.8 30.2 望ましいと思う企業の採用スケジュール 9.3 12.0 7.3 5.7 6.7 11.3 20.7 2.2 25.3 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 4 年生 4 月 企業の採用情報の公開時期 0.3 10.3 2.0 13.9 企業の選考時期 2.5 2.4 3.1 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 以降 スケジュールへの意見 エントリーから選考開始の期間が大変短く 3 月の解禁以降迷う暇がない 途中で路線変更しようと思っても難しい状況であった ただ 早いうちから進路について情報を集め考えていた人にとっては 昨年よりも選考期間が短期化したのでよかった < 文系男子 > 自分が事前に準備していないのが悪いということは分かるが 経団連が公表している期間のみで就職活動するには期間が短すぎる < 理系男子 > 長くなりすぎるのも良くないが 企業理解をもっと深めたかった < 文系女子 > 2 年前のスケジュールに戻してほしい < 理系男子 > 経団連は 企業に選考を土日か夕方 夜にしなさいと伝達しているが ほとんどの企業が従っていなく 大学の授業とかぶってしまっている < 文系女子 > 10