現状分析による課題抽出のためのワークシート ( 高血圧 糖尿病 脂質異常症 ) 高血圧糖尿病脂質異常症 要介護認定を受けた被保険者の医療費の状況 ( 資料 :KDB システム 12 月末抽出分 ) 有病状況では糖尿病等の基礎疾患が約 6 割となっている 中分類別医療費 1 人当たり医療費が県と比較し

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1 保健事業実施計画策定の背景 北海道の後期高齢者医療は 被保険者数が増加し 医療費についても増大している 全国的にも少子高齢化の進展 社会保障費の増大が見込まれる このような現状から 一層 被保険者の健康増進に資する保健事業の実施が重要となっており 国においても 保健事業実施計画 ( データヘルス


Microsoft PowerPoint - 2.医療費プロファイル 平成25年度(長野県・・

1 疾患別医療費札幌市国保の総医療費に占める入院医療費では 悪性新生物が 21.2% 循環器疾患が 18.6% となっており 循環器疾患では 虚血性心疾患が 4.5% 脳梗塞が 2.8% を占めています 外来医療費では 糖尿病が 7.8% 高血圧症が 6.6% 脂質異常症が 4.3% となっています

市原市国民健康保険 データヘルス計画書

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はじめに第1章基本方針第2章岐阜市の現状第3章第4章第二次ぎふ市民健康基本計画の評価今後の取り組み第5章効果的な推進体制第6章参考資料7 第 3 章岐阜市の現状 1 岐阜市の人口統計 (1) 人口の推移 本市の人口は 昭和 60 年以降 減少傾向にあったものの 平成 18 年柳津町との合併により 一

3 成人保健

第2章

Microsoft Word - 44-第4編頭紙.doc

スライド 1

標準的な健診・保健指導の在り方に関する検討会

第 2 章気仙沼市の健康を取り巻く状況 - 4 -

特定健康診査等実施計画(案)

第1章評価にあたって

~ 第 1 章計画策定にあたって ~ 1. データヘルス計画策定の背景及び位置付けこれからの高齢者の大幅な増加が見込まれる中で 高齢者ができる限り長く自立した日常生活を送ることができるよう 被保険者の健康の保持増進の取組みを支援することが重要です また 特定健康診査の実施やレセプト等の電子化の進展

h29c04

対象疾患名及び ICD-10 コード等 対象疾患名 ( 診療行為 ) ICD-10 等 1 糖尿病 2 脳血管障害 3 虚血性心疾患 4 動脈閉塞 5 高血圧症 6 高尿酸血症 7 高脂血症 8 肝機能障害 9 高血圧性腎臓障害 10 人工透析 E11~E14 I61 I639 I64 I209 I

山梨県生活習慣病実態調査の状況 1 調査目的平成 20 年 4 月に施行される医療制度改革において生活習慣病対策が一つの大きな柱となっている このため 糖尿病等生活習慣病の有病者 予備群の減少を図るために健康増進計画を見直し メタボリックシンドロームの概念を導入した 糖尿病等生活習慣病の有病者や予備

目次 1. 趣旨 2. 計画の期間 3. 兵庫県の特徴 (1) 人口 後期高齢者数について (2) 平均寿命について (3) 医療 健診 介護 ( 有病状況 ) について 4. 目標 5. 実施事業 < 参考 > 別添資料 KDB の分析帳票等について

第 1 節人口の推移 1 総人口と世帯数の推移 平成 25 年 1 月 1 日現在 人口は 580,852 人 世帯数は 259,048 で平成 5 年から 人口 世帯数ともに増加傾向にあります 出典 : 各年 1 月 1 日現在総人口 2 段階別人口の推移と将来推計平成 17 年から 25 年まで

PowerPoint プレゼンテーション

7 対 1 10 対 1 入院基本料の対応について 2(ⅲ) 7 対 1 10 対 1 入院基本料の課題 将来の入院医療ニーズは 人口構造の変化に伴う疾病構成の変化等により より高い医療資源の投入が必要となる医療ニーズは横ばいから減少 中程度の医療資源の投入が必要となる医療ニーズは増加から横ばいにな

また リハビリテーションの種類別では 理学療法はいずれの医療圏でも 60% 以上が実施したが 作業療法 言語療法は実施状況に医療圏による差があった 病型別では 脳梗塞の合計(59.9%) 脳内出血 (51.7%) が3 日以内にリハビリテーションを開始した (6) 発症時の合併症や生活習慣 高血圧を


1) 疾患別死亡数 死亡率 ( 七尾市 ) 死亡数 ( 総数 ) 資料 : 衛生統計報 死亡率 ( 総数 ) 人口 10 万対

死亡率 我が国における疾病構造 生活習慣病は死亡割合の約 6 割を占めている 我が国の疾病構造は感染症から生活習慣病へと変化 死因別死亡割合 ( 平成 24 年 ) 生活習

第4章:施策と目標 2:生活習慣病の発症予防と重症化予防の徹底(3)糖尿病(4)COPD

Microsoft Word - にしはら健康21(第2次)最終(表紙、間紙入り)

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5. 死亡 (1) 死因順位の推移 ( 人口 10 万対 ) 順位年次 佐世保市長崎県全国 死因率死因率死因率 24 悪性新生物 悪性新生物 悪性新生物 悪性新生物 悪性新生物 悪性新生物 位 26 悪性新生物 350

肥満者の多くが複数の危険因子を持っている 肥満のみ約 20% いずれか 1 疾患有病約 47% 肥満のみ 糖尿病 いずれか 2 疾患有病約 28% 3 疾患すべて有病約 5% 高脂血症 高血圧症 厚生労働省保健指導における学習教材集 (H14 糖尿病実態調査の再集計 ) より

目次 1. 基本事項... 1 (1) 計画策定の背景... 1 (2) データヘルス計画の位置づけ... 1 (3) 計画期間 北海道建設国民健康保険組合の特性把握... 2 (1) 被保険者の構成... 2 (2) 医療費の状況 これまでの取り組み... 6 (1

第 3 節心筋梗塞等の心血管疾患 , % % % %

脳血管疾患予防のための保健事業実施計画 データヘルス計画の目的は 脳血管疾患 虚血性心疾患等 糖尿病性腎症による新規透析患者を減らし 健康格差を縮小することにあります このうち 本市では脳血管疾患患者の入院医療費が 1 億 5,600 万円であり 生活習慣病全体の入院医療費の 33.1% と多くを占

メディフィットプラスパンフ_通販用_ ai

第2次「健康くるめ21」計画

< 糖尿病療養指導体制の整備状況 > 療養指導士のいる医療機関の割合は増加しつつある 図 1 療養指導士のいる医療機関の割合の変化 平成 20 年度 8.9% 平成 28 年度 11.1% 本糖尿病療養指導士を配置しているところは 33 医療機関 (11.1%) で 平成 20 年に実施した同調査

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第2期データヘルス計画について

練馬区国保における糖尿病重症化 予防事業について 平成 29 年 3 月 6 日練馬区区民部国保年金課 1 東京都糖尿病医療連携協議会配布資料

4 死亡数と死亡率の推移 4,9 4,8 4,7 4,6 4,5 実数率人口千対 4,522 4,536 4,52 4, ,4 4,3 4, 4, , 平成 18 年平成 19 年平成 年平成 21 年平成 22 年 18 年 1

目次 第 1 基本的事項 1 1. 計画策定の目的 2. 計画期間 第 2 現状と評価 2 1. 滋賀県の後期高齢者等の現状 2. 健康 医療情報の分析および結果に基づく健康課題の把握 第 3 保健事業 実施する事業 2. 実施体制 3. 実施事業の目的および概要 第 4 計画の評価方法

■● 糖尿病

H23修正版

調査の概要 本調査は 788 組合を対象に平成 24 年度の特定健診の 問診回答 (22 項目 ) の状況について前年度の比較から調査したものです 対象データの概要 ( 全体 ) 年度 被保険区分 加入者 ( 人 ) 健診対象者数 ( 人 ) 健診受診者数 ( 人 ) 健診受診率 (%) 評価対象者

第三期 特定健康診査等実施計画 ウシオ電機健康保険組合 平成 30 年 4 月

-3- Ⅰ 市町村国保の状況 1 特定健康診査受診者の状況 平成 23 年度は 市町村国保 (41 保険者 )98,439 人の特定健康診査データの集計を行った 市町村国保の診者数は男性 女性ともに 歳の割合が多く 次いで 歳 歳の順となっている 男性 女性 総数

特定健診の受診率は毎年上昇しており 平成 28 年度は県平均よりも 7% 高い状況 となっていますが 国が示す目標値 60% を達成するには更なる工夫や PR が必要とな っています 長与町国保の医療費は平成 25 年度から上昇していましたが 平成 28 年度は前年度より約 3 億円減少し 1 人当

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目次 1. 目的 2 2. 人工透析患者の年齢等の分析 3 性別 被保険者 被扶養者 3. 人工透析患者の傷病等の分析 8 腎臓病 併存傷病 平成 23 年度新規導入患者 4. 人工透析 健診結果 医療費の地域分析 13 二次医療圏別 1

1 基本健康診査基本健康診査は 青年期 壮年期から受診者自身が自分の健康に関心を持ち 健康づくりに取り組むきっかけとなることを目的に実施しています 心臓病や脳卒中等の生活習慣病を予防するために糖尿病 高血圧 高脂血症 高尿酸血症 内臓脂肪症候群などの基礎疾患の早期発見 生活習慣改善指導 受診指導を実


Microsoft Word - 【原稿】提言書概要版

ただ太っているだけではメタボリックシンドロームとは呼びません 脂肪細胞はアディポネクチンなどの善玉因子と TNF-αや IL-6 などという悪玉因子を分泌します 内臓肥満になる と 内臓の脂肪細胞から悪玉因子がたくさんでてきてしまい インスリン抵抗性につながり高血糖をもたらします さらに脂質異常症

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第 2 章 西東京市の現状 第 2 章 東京市の現状 1 人口等の動向 (1) 東京市の 年次推移西東京市の人口は 平成 7(1995) 年以降 一貫して増加の傾向にあり 平成 27(2015) 年の国勢調査では 20 万人を超えています 図表 2-1 西東京市人口の年次推移と伸び率 ( 人 ) 2

脳血管疾患による長期入院者の受診状況~レセプトデータによる入院前から退院後5年間の受診の分析

第 1 章 ヘルスプランぎふ 21 の基本的な考え方 1 計画策定の趣旨 ヘルスプランぎふ 21 は 岐阜県健康増進計画として平成 14 年 3 月に策定し その後平成 20 年度には 国が策定した 健康日本 21 と連動しながら メタボリックシンドロームに着目した生活習慣病の一次予防に重点をおいた

計画改訂の趣旨 社会構造が大きく変化し 少子高齢化が進む中 生活環境の改善や医療の進歩などにより 平均寿命が延びている一方で 肥満や糖尿病などの生活習慣病が増加しており 健康づくりや疾病予防の重要性はますます高まっています 子どもから高齢者まで すべての県民が 健やかな生活をおくるために ヘルスプロ

保健事業実施計画書 ( データヘルス計画 ) 平成 30 年度 ~ 平成 35 年度 長野県医師国民健康保険組合

第三期特定健康診査等実施計画 ニチアス健康保険組合 最終更新日 : 平成 30 年 02 月 20 日

心房細動1章[ ].indd

大阪府医師国民健康保険組合 特定健康診査等実施第 2 期計画 ( 平成 25 年 7 月 1 日 ) 1. 計画策定の背景昭和 36 年の国民皆保険の成立により わが国の平均寿命は飛躍的に伸び 今や世界一の長寿国となった しかし 世界に冠たるこの国民皆保険制度は 平均寿命の伸びによる高齢化の急激な進

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Microsoft Word - 特定健康診査等実施計画2期(YNK).docx

標準的な健診・保健指導の在り方に関する検討会

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Microsoft Word - (セット案とれ)【閣議後会見用】取組ペーパー

リハビリテーションを受けること 以下 リハビリ 理想 病院でも自宅でも 自分が納得できる 期間や時間のリハビリを受けたい 現実: 現実: リ ビリが受けられる期間や時間は制度で リハビリが受けられる期間や時間は制度で 決 決められています いつ どこで どのように いつ どこで どのように リハビリ

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結果の概要

平成17年

特定健康診査等実施計画 ( 第 3 期 ) ベルシステム 24 健康保険組合 平成 30 年 3 月 1 日 ( 最終更新日 : 平成 30 年 7 月 27 日 )

(3) 地区 ( 日常生活圏域 ) 別人口 高齢化率 日光市は人口の中で 65 歳以上の高齢者割合 ( 高齢化率 ) が 市全体で 3.6% であり 県平均 の 25.1%( 平成 26 年 1 月 1 日現在 ) を上回っている また 地域ごとに人口 3 区分の構成 割合は大きく異なっており 特に

Microsoft Word - 1 糖尿病とは.doc

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保健事業実施計画 ( データヘルス計画 ) もくじ 1. 保健事業実施計画 ( データヘルス計画 ) の基本的事項 1) 背景 1 2) 保健事業実施計画 ( データヘルス計画 ) の位置づけ 2 3) 計画期間 5 2. 地域の健康課題 1) 地域の特性 ( 同規模保険者 269( 人口 5~10

(6/5 19:00修正)資料3 標準的な健診・保健指導プログラム改定のポイント (2) (2)

平成 27 年 10 月 6 日第 2 回健康増進 予防サービス プラットフォーム資料 協会けんぽ広島支部の取り組み ~ ヘルスケア通信簿について ~ 平成 27 年 10 月全国健康保険協会広島支部 協会けんぽ 支部長向井一誠

(2) 傷病分類別ア入院患者入院患者を傷病分類別にみると 多い順に Ⅴ 精神及び行動の障害 千人 Ⅸ 循環器系の疾患 千人 Ⅱ 新生物 千人となっている 病院では Ⅴ 精神及び行動の障害 千人 Ⅸ 循環器系の疾患 千人 Ⅱ 新生物 147.

4 年齢階級別の死因山形県の平成 28 年の死因順位は 20 歳から 34 歳までの各階級において自殺が1 位となっているほか 64 歳までの各階級においても死因順位の上位にあり おおむね全国と同様の傾向が見られます < 表 7> 年齢階級別の死因順位 死亡者数 ( 山形県 ) 年齢階級 総死亡者数

はじめに

新宮市国民健康保険第 2 期特定健康診査等実施計画 ( 平成 25 年度 ~ 平成 29 年度 ) 平成 25 年 4 月 新宮市国民健康保険

平成 27 年度版 [ 人口の状況 ] の現状 人口静態 ( 平成 27 年 ) 人口動態 ( 平成 26 年 ) 総数 男 女 総数 男 女 人口 89,42 44,85 44,552 出生数 歳以上人口 22,17 1,36 11,864 死亡数

共和町新型インフルエンザ等対策行動計画

特定健康診査等実施計画 東京スター銀行健康保険組合 平成 25 年 4 月

施設の種類別に年次推移をみると 入院では 病院は 8 年からほぼ横ばいであったが 20 年は減少しており 一般診療所は昭和 59 年から減少傾向にある 外来では 病院 一般診療所ともに 20 年は減少しており 歯科診療所は 14 年から増加傾向にある ( 図 1 統計表 1 2) 年齢階級別にみると

3 成人高齢保健等 -(1) 主要疾患別死亡推移 2 心疾患 全国 ( 上段 : 人 下段 : 人口 10 万対 ) 平成 24 年平成 25 年平成 26 年平成 27 年平成 28 年 198, , , , ,

特定健康診査等実施計画 平成 20 年 3 月 水俣市国民健康保険

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実施計画

平成26年度  レセプトデータ利活用に 関するモデル事業

Microsoft Word - H27年度概況.doc

11 平成 21 年度介護予防事業実施状況について 平成 22 年 7 月 大阪市健康福祉局健康づくり担当

心疾患患による死亡亡数等 平成 28 年において 全国国で約 20 万人が心疾疾患を原因として死亡しており 死死亡数全体の 15.2% を占占め 死亡順順位の第 2 位であります このうち本県の死亡死亡数は 1,324 人となっています 本県県の死亡率 ( 人口 10 万対 ) は 概概ね全国より高

調書のの見方 新規 新規事業の実施 現行どおり 事業をする 充実 事業の充実 強化を図る 改善 事業の見直し 改善を図る 縮小 事業規模を縮小する 廃止 事業を廃止する 2

はじめに 本県では全国を上回るペースで少子高齢化が進む中 ふるさと秋田の活力の維持と向上を図っていくため 全ての県民が生涯にわたって心豊かに生活できる 健康長寿あきた を実現することが重要です そのため生涯を通じた健康づくりのための施策について その方向性等を明らかにすることを目的として 平成 25

福島市第2期データヘルス計画 表紙オモテ

Transcription:

現状分析による課題抽出のためのワークシート ( 心疾患 脳血管疾患 ) 心疾患 ( 虚血性心疾患 ) 死亡率 心疾患は 県より低く 全国と比べ高い 死亡数は 男性は 50 歳頃から徐々に増加しているが 女性は 75 歳頃から加速度的に増加している 標準化死亡比 心疾患は男女ともに国や県よりも高くないが 女性の急性心筋梗塞は高い 脳血管疾患 死亡率 死亡率の年次推移では 県と同様に横ばいの傾向であるが 全国より高い状況 死亡数 死亡数の内訳では脳梗塞が最も多く 次いで脳内出血であり 県と順位は同じであるが 脳内出血の割合が県は 25.4% であるのに対し 三条市は 30.8% と高い また 脳内出血における男女別の状況は 男性が女性の 1.35 倍と高い 標準化死亡比 男女とも脳血管疾患 脳出血が国より高い県よりもさらに高い また 脳出血は男女とも脳梗塞より高く 男性は 156.8 であり女性の 136.5 よりも高い 要介護認定を受けた被保険者の医 新規要介護( 要支援 ) 認定者の原因疾患及び要介護度の状療費の状況 ( 資料 :KDBシステム12 況 ( 平成 26 年 4 月 ~9 月新規申請分 ) 月末抽出分 ) 脳血管疾患は要介護になった直接の原因の12.5% である 有病状況において第 2 号 第 1 号被 要介護認定を受けた被保険者の医療費の状況 ( 資料 :KDB 保険者と比較すると 第 1 号被保険システム12 月末抽出分 ) 者の虚血性心疾患の割合が高い 有病状況では脳血管疾患が約 3 割となっている 中分類別 1 人当たり医療費 男性は 6,182 円と女性に比べ 5.1 倍高い 医療費の負担額の大きい疾患 < ひと月 200 万円以上 > 虚血性心疾患は 脳血管疾患に比べ 1 件当たりの医療費が高くなっている <6 か月以上の長期入院 > 脳血管疾患と比べると件数 費用とも同程度 < 医療費の負担額が大きい疾患の基礎疾患 > 基礎疾患として 約 7 割以上に高血圧 5 割に糖尿病 6 割に脂質異常症がある 中分類別 1 人当たり医療費 脳内出血は 県と比較して高く 年々高くなっている 男性は 脳内出血が 5,736 円と女性に比べ 1.9 倍高い 脳梗塞は 9,429 円と女性に比べ 3.8 倍高い 中分類別 1 件当たり医療費 県と比較して高い 医療費の負担額の大きい疾患 <6 か月以上の長期入院 > 虚血性心疾患と比べると件数 費用とも同程度 < 医療費の負担額が大きい疾患の基礎疾患 > 基礎疾患として 約 7 割以上に高血圧 5 割に糖尿病 6 割に脂質異常症がある 喫煙者の割合は女性に対して男性は約 4 倍であり どの年代においても男性はやめようと思っている人よりもやめようと思っていない人の方が上回る 喫煙者の割合は女性に対して男性は約 4 倍であり どの年代においても男性はやめようと思っている人よりもやめようと思っていない人の方が上回る 4 年間の脳血管疾患発症者 221 人の内訳は脳梗塞が 147 人 (67%) と最も高く 次いで脳出血 54 人 (24%) である 初発は 85% であり 再発が 15% 性別では男性が 59% と約 6 割 年代別にみると 70 歳代が最も高いが 内訳では脳梗塞は 70 歳代が発症のピークであり 脳出血は 60 歳代にピークがある また 若年では 30 40 歳代に発症もあるが 50 歳代から増え始める H24 年度に訪問調査を行った発症者 42 人 ( 男 : 女 =3:1) のうち 発症した人の 86% に高血圧症の既往があった 高血圧症の既往がある人のうち 6 割は医療機関に受診中であり 一度は受診したことがあるにも関わらず 自覚症状がない 薬が自分に合わない と医師に相談せず 自己中断した人 健診等で血圧が高かったにも関わらず 放置して医療機関未受診であった人 発症するまで自身が高血圧であるという自覚がない人など 4 割の人は受診状態を放置していた 発症前の生活習慣では 発症について思い当たることがあるとした人が 95% であり うち 4 分の 3 の人が塩分過多を自覚していた 他の自覚している項目には 喫煙 適量超えた飲酒 間食が見られた 1

現状分析による課題抽出のためのワークシート ( 高血圧 糖尿病 脂質異常症 ) 高血圧糖尿病脂質異常症 要介護認定を受けた被保険者の医療費の状況 ( 資料 :KDB システム 12 月末抽出分 ) 有病状況では糖尿病等の基礎疾患が約 6 割となっている 中分類別医療費 1 人当たり医療費が県と比較して高く 年々高くなっている 県と比較し 1 件当たり医療費に大きな差はないが 1 人当たり件数 医療費が高い ( 患者数がと推測できる ) 男性は入院外の 1 人当たり医療費が 40~44 歳で増加する 女性では 55~59 歳で増加し始める 男性の 1 人当たり医療費は 20,210 円と女性に比べ 1.1 倍高い 要介護認定を受けた被保険者の医療費の状況 ( 資料 :KDB システム 12 月末抽出分 ) 有病状況では糖尿病等の基礎疾患が約 6 割となっている 大分類別 1 人当たり医療費 内分泌 栄養及び代謝疾患は H17 年度から H22 年度までは県より低かったが H23 年度から県を上回っており 毎年 増加し続けている 中分類別医療費 1 人当たり医療費が県と比較して高く 年々高くなっている 男性は入院外の 1 人当たり医療費が 40~44 歳で増加する 女性では 55~59 歳で増加し始める 男性の 1 人当たり医療費は 24,410 円と女性に比べ 2.2 倍高い 1 件当たり医療費が県と比較して高い 県と比較し 1 人当たり件数に大きな差はないが 1 人当たり医療費や 1 件当たり医療費が高い ( 重症化してから受診している人がと推測できる ) 要介護認定を受けた被保険者の医療費の状況 ( 資料 :KDB システム 12 月末抽出分 ) 有病状況では糖尿病等の基礎疾患が約 6 割となっている その他 男性では 4 割が腹囲に所見を有し女性より高い メタボリックシンドロームの該当者は男性が 腹囲に加え有所見の重なりの項目は男女共 血圧 + 脂質 血圧のみ 血圧 + 血糖 + 脂質 である 収縮期血圧の有所見者割合は 36.8% と高い 男性では 4 割が収縮期血圧に所見を有し女性より高い 高血圧での受診を要する人は全体の約 43% であり うち治療中でない人は約 30% である 食事に関しては主食 主菜 副菜をそろえている人や野菜を積極的に摂ろうと思っている人はそれぞれ約 8 割であるのに対し 塩分を減らすよう気をつけている人は 5 割にとどまっている 味噌汁を 1 日に 2 杯以上摂取している人は 40 歳未満では 3 割程度だが 40 歳以上では約 5 割と増加している (H19 基本健康診査 ) 健康相談 健康教室参加者の声 健康相談 健康教室において みそ汁や漬物などの塩分摂取に地域差があると感じている HbA1c の有所見者割合は 53.9% と高い 糖尿病での受診を要する人は全体の約 8% であり うち治療中でない人は約 34% である LDL コレステロールの有所見者割合は 48.2% と高い LDL コレステロールの有所見者の割合は女性のほうが男性より高い LDL コレステロールでの受診を要する人は全体の約 41% であり うち治療中でない人は約 52% である 2

現状分析による課題抽出のためのワークシート (CKD CPD 筋骨格系 損傷 ) 慢性腎臓病 (CKD) 標準化死亡比 男女とも腎疾患は国 県よりも低い 慢性閉塞性肺疾患 (COPD) 死亡全体の約 1% であり 毎年同様である 筋骨格系及び結合組織の疾患損傷 中毒及びその他の外囲の影響 新規要介護 ( 要支援 ) 認定者の原因疾患及び要介護度の状況 ( 平成 26 年 4 月 ~9 月新規申請分 ) 筋骨格系の疾患は 14.6% 損傷 中毒が 11.3% である 要介護認定を受けた被保険者の医療費の状況 ( 資料 :KDB システム 12 月末抽出分 ) 有病状況では筋骨格系の疾患が約 5 割となっている 中分類別 1 人当たり医療費 ( 腎不全 ) 男性は入院外の医療費が 40 ~44 歳で増加する 女性では 55 ~59 歳で増加し始める 男性は 13,042 円と女性に比べ 4.0 倍高い 中分類別 1 件当たり医療費 ( 腎不全 ) 県と比較して高い 医療費の負担額の大きい疾患 < 長期療養する疾患 > 人工透析患者の 7 割が糖尿病性腎症である 人工透析者の有病状況では 脳血管疾患 虚血性心疾患で受療中の人がそれぞれ 3 割となっている 特定疾病療養受療証交付対象者の人工透析者の状況を見ると 新規交付者数は増加傾向ではないが 男女で比較すると男性は 女性の 5 倍である また 65~69 歳の割合が年々増加してきている 中分類別 1 人当たり医療費 県と比較して高い 男性は 1,499 円と女性に比べ 2.7 倍高い 中分類別 1 件当たり医療費 県と比較して高い 慢性閉塞性肺疾患 (COPD) の 1 人当たりの件数は県とほぼ同じであるが 1 件当たりの医療費は県よりも高い しかし 年々大きく減少している ( 重症者は減少していると推測できる ) 大分類別 1 人当たり医療費 損傷 中毒及びその他の外因の影響は H20 年度以降 県より高くなっている 筋骨格系及び結合組織の疾患は 県平均よりは低いものの H21 年度以降 増加し続けている COPD という病気について まったく聞いたことがない という人が男女ともに半数近くおり 名前を聞いたことがある という人は 3 割程度である 年代によって傾向に大きな差はない 喫煙者の割合は女性に対して男性は約 4 倍であり どの年代においても男性はやめようと思っている人よりもやめようと思っていない人の方が上回る 3

現状分析による課題抽出のためのワークシート ( 悪性新生物 自殺 その他 ) 悪性新生物自殺その他 死亡率 県と同様に横ばい傾向であり 全国と比べ高い 標準化死亡比 自殺は 男性で国 県より高い 標準化死亡比 男女とも肝疾患は国 県よりも低い 女性は 肺炎も低い 新規要介護 ( 要支援 ) 認定者の原因疾患及び要介護度の状況 ( 平成 26 年 4 月 ~9 月新規申請分 ) 大分類では 神経系の疾患 22.6% と最も 中分類では アルツハイマー病が最も 要介護認定を受けた被保険者の医療費の状況 ( 資料 :KDB システム 12 月末抽出分 ) 有病状況において 75 歳以上の高齢者においては 認知症の割合が高い 大分類別 1 人当たり医療費 疾病大分類別医療費の割合は 女性では 新生物が 15.1% と最も いずれのがん検診とも 他市町村に比べ健診受診率及び精検受診率が低い (H23 県がん検診精度管理調査 ) 4

現状分析による課題抽出のためのワークシート ( 全体 ) * 全体 * 年代別性別死亡数 死亡の増加し始める年代と死亡のピークの年代は いずれも女性が男性より高い 県との比較では 男性は同様だが女性の死亡のピークは当市の方が高い 新規要介護 ( 要支援 ) 認定者の原因疾患及び要介護度の状況 ( 平成 26 年 4 月 ~9 月新規申請分 ) 新規認定者の 6 割近くは 要支援 1 と要支援 2 だが 重度である要介護 4 と要介護 5 が 1 割強占めている 要介護認定を受けた被保険者の医療費の状況 ( 資料 :KDB システム 12 月末抽出分 ) 第 1 号被保険者の要介護認定率は 17.1% だが 75 歳以上の要介護認定率は 29.9% となっている 要介護認定者の介護度別人数の割合は 要介護 3~5 が約 4 割弱 第 2 号 第 1 号被保険者との比較では 各介護度別の割合はほぼ同様の割合となっている 1 件当たり医療費で 要介護認定を受けている人は 要介護認定を受けていない人の約 3 倍であり 約 7,000 円高い 大分類別 1 人当たり医療費 全疾病合計の 1 人当たり医療費は 県平均より低い 循環器系の疾患が最も高額である 次いで 新生物 消化器系の疾患 精神及び行動の障害 内分泌栄養及び代謝疾患の順となっている 中でも循環器系の疾患 消化器系の疾患 内分泌 栄養及び代謝疾患は県と比べ高い 循環器系の疾患については H21 年度から毎年 県平均を上回っている また H22 年度から毎年増加し続けている 疾病大分類別医療費の割合は 男性は 循環器系の疾患が 18.6% と最も多く 女性は 新生物 消化器系の疾患が 15.1% と最も多く 次いで循環器系の疾患が 14.1% となっている 総医療費において男性のほうが高い 循環器系疾患を始め 人工透析など様々な疾患について 男性の医療費が高い 人口の将来推計 特定健診受診率は 39.8% と県平均に比べ低い 65 歳以上の受診率は 4 割以上なのに対し 40 歳代は 2 割と低い 男女別ではいずれの年代も男性の受診率が低い 特定健診の 4~5 回継続受診者が市は 概ね受診率も高い 65 歳以上の受診率が県平均と比べ低いのは 健診受診者中の治療者の割合が低いことから健診受診をしていない可能性があると考えられる 生活習慣病治療中の者のうち健診未受診者は健診受診者の約 5 倍の医療費がかかっており 1 人当たり医療費が約 25,000 円高い 特定保健指導実施率は 49.0% で県平均より高い 30 分以上の運動習慣がある人と 1 日 1 時間以上身体活動を行なっている人の割合が県に比べ低い 週 2 回以上運動を実施している人の割合は 男女ともに働き盛りの年代で低く 60 歳以降になると高くなる 特に女性は男性と比べると低い 年代が高くなるほどウォーキングを行う人が多くなり 筋力トレーニングをする人は少なくなる 男性は女性よりも野球などの球技を行っている人が多く 女性は体操を行っている人が 運動ができない理由は 若い人ほど 時間がない が 男女共に 40 歳代以降になると 膝や腰が悪い という人が増え 70 歳代以上では急増する 平成 26 年度には団塊の世代がすべて 65 歳以上となった 今後 全市の人口は減少の一途であるが 65 歳以上人口は増加し続け 平成 33 年度にピークを迎え その後は減少する 75 歳以上人口は平成 42 年にピークとなる 高齢化率は上昇の一途となる 受診勧奨訪問の際 対象者の反応 自覚症状がないため 受診の必要性を感じない 内服したくない 病気の診断をされたくない と言う声が聞かれる 高血圧の受診勧奨の際 たまたま健診時の測定値が高かった 自宅で測定しているが 血圧値は高くない と言い 受診につながらないケースがある それに比べ 高血糖の者は 受診勧奨後 医療機関受診をするケースが 協会けんぽとの連携 国保加入前の壮年期の協会けんぽ加入者が健康であれば 退職による国保加入時も健康であると考えられ その後の国保医療費を抑制できる ポピュレーションアプローチの方法 イベントでの啓発活動は 地域の祭りなど既存のつながりのある場合の方が相乗効果や波及効果がみられる 5

現状分析による課題抽出のためのワークシート 心疾患 ( 虚血性心疾患 ) 脳血管疾患 高血圧 疾病名等 課題 心疾患の死亡率は県と比較し低いが 国と比べ高い 男女の死亡の状況では男性は 50 歳頃から年齢とともに緩やかに増加しているのに対し 女性は 80 歳頃から急激に増加している そのため 国保の 1 人当たり医療費は男性が女性の約 5 倍である ( 女性の医療費は後期高齢者医療で高いと考えられる ) 男性の早世を予防する必要がある 対策 男性の虚血性心疾患の発症を減少させることにより 早世を防ぐ 男性の喫煙者はどの年代でもやめようと思っている人がことから 喫煙の弊害についての啓発をあらゆる年代に対して行うことにより 喫煙者を減らす * 様々な手段による啓発の実施 ( 喫煙している人を減らす ) * 未成年者への喫煙指導の実施 ( 新たな喫煙者を増やさない ) 虚血性心疾患発症の基礎疾患である高血圧 糖尿病 脂質異常症の発生予防及び重症化予防の取組を進めていく 脳血管疾患は 国より高く 県よりもさらに死亡率が高く 要介護認定の原因にもなっ 脳内出血の発症を減少させることにより 医療費 介護給付費 死亡の減少を図ている 標準化死亡比では男女ともに脳梗塞よりも脳内出血が高く また男性は女性る よりも高い 医療費についても同様のことが言える そのため 脳内出血に対する予防 脳内出血発症の基礎疾患である高血圧 糖尿病 脂質異常症の発生予防及び重症として基礎疾患への対策が必要であり 特に男性への働きかけが重要である 化予防の取組を進めていく また 脳血管疾患発症者の高血圧受療状況では 医療放置者もが受療中の人 適切な受療だけでなく関連する生活習慣の改善を進める もことから 治療とともに生活習慣の改善が必要である 高血圧医療費の県との比較では 1 件当たり医療費は差がないが 1 人当たり件数や医療費がことから 重傷者は多くないが患者数が多く まだ 顕在化していない高血圧者や未受診者もいると考えられることから これらへの対応が必要である 食生活で留意している事項の中の減塩意識が低く 地域によってはかなりの塩分を摂取していることを保健活動により捉えていることから 減塩への取組が必要である 喫煙者は県より また 喫煙者の割合は女性に対して男性は約 4 倍であり どの年代においても男性はやめようと思っている人よりもやめようと思っていない人の方が上回っているため 禁煙対策の推進が必要である 疾病ごとの課題と対策 高血圧者の顕在化及び適正受診の推進を図る 健診の受診者を増やす 受診勧奨レベルの人への受診勧奨により 医療放置者の減少を図る 減塩対策の推進を図る 塩分摂取の実態を明らかにする 減塩に関する啓発活動を推進する 禁煙対策の推進を図る 様々な手段による啓発の実施 ( 喫煙している人を減らす ) 未成年者への喫煙指導の実施 ( 新たな喫煙者を増やさない ) 優先する課題と対策 [ 課題 1] 脳血管疾患の発症予防のために 基礎疾患である高血圧症や糖尿病の発症及び重症化の予防を図る また これに関連する生活習慣の改善として 減塩及び禁煙対策並びに運動を推進する [ 対策 ] 早期に高血圧 糖尿病者を顕在化させるために 健診の受診率の向上対策を行う 医療の必要な人の適正受診を推進するため 受診勧奨対策を行う 塩分の摂取状況を明らかにし 減塩対策を行う 運動 課題 2 に掲載 壮年期の男性や若い人への禁煙対策を行う [ 課題 2] あらゆる生活習慣病の発症や重症化の予防 及び運動器の疾病予防のために 運動を推進する [ 対策 ] 有酸素運動であるウォーキングについて イベントを通して広く普及を図る 時間がない人でも手軽に取り組める筋トレを作成普及することにより 運動に取り組む人の増加を図る 糖尿病 糖尿病医療費の県との比較では 1 人当たり件数は多くないが 1 人当たり医療費や 1 件当たり医療費が高いことから 重症化した人が多く まだ 顕在化していない糖尿病者や未受診者が非常にと考えられることから これらへの対応が必要である 糖尿病者の顕在化及び適正受診の推進を図る 健診の受診者を増やす 受診勧奨レベルの人への受診勧奨により 医療放置者の減少を図る 脂質異常症 慢性腎臓病 (CKD) 慢性閉塞性肺疾患 (COPD) 心疾患や脳血管疾患の基礎疾患となるため 適正受診の推進と生活習慣の改善が必要である 腎疾患の死亡は国や県に比較し悪い状況ではなく 医療費や健診結果も県との比較では悪くない しかし 他の疾患に比較すると医療費が高額となることから 重症化の予防が必要である 慢性閉塞性肺疾患の原因である喫煙について 県よりも高い状況にあるが この病気についての認知度は 男女ともに半数程度であるため 認知度を上げる必要がある 脂質異常による受診を要する人の適正受診を図る 受診勧奨レベルの人への受診勧奨により 医療放置者の減少を図る 基礎疾患である糖尿病や高血圧とともに重症化予防として適正受診を図る 喫煙が原因となる慢性肺疾患という病気について 若い人を含め広く啓発を図る 筋骨格系及び結合組織の疾患 損傷 中毒及びその他の外囲の影響 悪性新生物 自殺 その他 要介護状態の原因である関節症等を含む筋骨格系等の疾患の医療費は上昇傾向であり 同様の骨折を含む損傷 中毒等は県より状況であることから 運動器の機能向上を図る必要がある 国や県に比較し標準化死亡比は多くないが 全死亡の中の 1 位であることや多くの医療費を費やしていることから 重症化を防ぐため早期受診が重要である そのためには 他市より低いがん検診の受診率を上げ 早期にがんが発見される人を増やす必要がある 国や県に比較し男性の死亡がことから この減少を図る必要があるが 生活習慣病とは異なり発生機序が複合的であることから 予防対策は困難であり複数の関係機関や団体と連携し 進めていかなければならない そのため 自殺予防対策として別に推進していくものとし この計画では取り上げない アルツハイマー病の予防策としては 運動や睡眠が上げられるが この病気固有の効果的な対策としてではなく 生活習慣病についてもこれらは必要なことであり推進していくこととし この計画では取り上げない ( 参考 : 介護保険事業計画等の中で実施 ) 関節症や骨折の予防のために 筋力アップ等の運動の推進を図る 各がん検診について 受診率の向上を図る 6

健康度の変化と医療費等との関係 - イメージ - 集団の健康度 ( イメージ ) 悪い 良い 具体的な姿 ( イメージ ) 良い生活習慣の人が少なく 健診の受診者も そのため 自覚症状が現れてから 医療受診する人が 重症化している人が 健診の受診者が増えてくるが 健診結果で医療受診の必要性が判明しても 適切な医療受診に繋がらず医療を放置する人が 重症化する人が 健診の受診者が増え 健診結果で医療受診の必要性が判明し場合 適切に医療受診する人が 重症の人が少なく 軽症者の医療受診者が 健診受診者が多く 良い生活習慣の人がため 健診結果で医療受診の必要な人が 健康な人が 疾病の発症者が少なく 疾病によるによる死亡者も ( 老衰による死亡が ) 良い生活習慣の人 健康診査受診者 医療受診者 要介護者 1 人当たり件数 [ 受診者数 ] 医 療 費 1 人当たり医療費 [ 医療費全体 ] 1 件当たり医療費 [ 重症度 ] 糖尿病 医療状況 県に比べ 1 人当たりの件数に大きな差はないが 1 人当たり医療費や 1 件当たり医療費が 市民の姿 医療受診の必要な人がそれと気付いていないか 気付いていても適切な受診をせず 重症化してから受診している人が 高血圧性疾患 医療状況 県に比べ 1 人当たりの件数や医療費が高いが 1 件当たり医療費に大きな差はない 市民の姿 医療受診の必要な人がが 適切に受診しているため 重傷者は多くない