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改訂後改訂前 << 効能 効果に関連する使用上の注意 >> 関節リウマチ 1. 過去の治療において 少なくとも1 剤の抗リウマチ薬 ( 生物製剤を除く ) 等による適切な治療を行っても 疾患に起因する明らかな症状が残る場合に投与すること 2. 本剤とアバタセプト ( 遺伝子組換え ) の併用は行わな

Ⅰ. 改訂内容 ( 部変更 ) ペルサンチン 錠 12.5 改 訂 後 改 訂 前 (1) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本剤の作用が増強され, 副作用が発現するおそれがあるので, 併用しないこと ( 過量投与 の項参照) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本

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1)~ 2) 3) 近位筋脱力 CK(CPK) 高値 炎症を伴わない筋線維の壊死 抗 HMG-CoA 還元酵素 (HMGCR) 抗体陽性等を特徴とする免疫性壊死性ミオパチーがあらわれ 投与中止後も持続する例が報告されているので 患者の状態を十分に観察すること なお 免疫抑制剤投与により改善がみられた

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葉酸とビタミンQ&A_201607改訂_ indd

改訂後 ⑴ 依存性連用により薬物依存を生じることがあるので 観察を十分に行い 用量及び使用期間に注意し慎重に投与すること また 連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により 痙攣発作 せん妄 振戦 不眠 不安 幻覚 妄想等の離脱症状があらわれることがあるので 投与を中止する場合には 徐々に

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06_改訂のお知らせ & MR勉強用資料作成

スライド 1

2. 改訂内容および改訂理由 2.1. その他の注意 [ 厚生労働省医薬食品局安全対策課事務連絡に基づく改訂 ] 改訂後 ( 下線部 : 改訂部分 ) 10. その他の注意 (1)~(3) 省略 (4) 主に 50 歳以上を対象に実施された海外の疫学調査において 選択的セロトニン再取り込み阻害剤及び

改訂内容 ( 部追加 改訂 部削除 ) ビ シフロール 錠, ミラペックス LA 錠 共通 改 訂 後 改 訂 前 2. 重要な基本的注意 2. 重要な基本的注意 (5) レボドパ又はドパミン受容体作動薬の投与により 病的賭博 ( 個人的生活の崩壊等の社会的に不利な結果を招くにもかかわらず 持続的に

1. 医薬品リスク管理計画を策定の上 適切に実施すること 2. 国内での治験症例が極めて限られていることから 製造販売後 一定数の症例に係るデータが集積されるまでの間は 全 症例を対象に使用成績調査を実施することにより 本剤使用患者の背景情報を把握するとともに 本剤の安全性及び有効性に関するデータを

症例報告書の記入における注意点 1 必須ではない項目 データ 斜線を引くこと 未取得 / 未測定の項目 2 血圧平均値 小数点以下は切り捨てとする 3 治験薬服薬状況 前回来院 今回来院までの服薬状況を記載する服薬無しの場合は 1 日投与量を 0 錠 とし 0 錠となった日付を特定すること < 演習

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( 別添 2) 重要 2019 年 5 月 号 安全性速報 ベージニオ 錠 50mg 100mg 150mg による重篤な間質性肺疾患について 2018 年 11 月 30 日の発売開始以降, 市販直後調査中の 2019 年 5 月 14 日までの間に, 本剤使用患者において間質性肺疾患

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ラベキュアパック200・400 使用上の注意改訂のお知らせ_ pdf

使用上の注意 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) 1 2X X 重要な基本的注意 1TNF 2TNF TNF 3 X - CT X 4TNFB HBsHBcHBs B B B B 5 6TNF 7 8dsDNA d

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は減少しています 膠原病による肺病変のなかで 関節リウマチに合併する気道病変としての細気管支炎も DPB と類似した病像を呈するため 鑑別疾患として加えておく必要があります また稀ではありますが 造血幹細胞移植後などに併発する移植後閉塞性細気管支炎も重要な疾患として知っておくといいかと思います 慢性

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スライド 1

患者向医薬品ガイド

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2 重要な副作用等に関する情報 平成 22 年 10 月 26 日に改訂を指導した医薬品の使用上の注意のうち重要な副作用等について, 改訂内容等ととも に改訂の根拠となった症例の概要等に関する情報を紹介いたします 1 荊芥連翹湯, 二朮湯 販売名 ( 会社名 ) 薬効分類等 効能 効果 荊芥連翹湯ツ

糖尿病診療における早期からの厳格な血糖コントロールの重要性

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鑑-H リンゼス錠他 留意事項通知の一部改正等について


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10,000 L 30,000 50,000 L 30,000 50,000 L 図 1 白血球増加の主な初期対応 表 1 好中球増加 ( 好中球 >8,000/μL) の疾患 1 CML 2 / G CSF 太字は頻度の高い疾患 32

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されており これらの保菌者がリザーバーとして感染サイクルに関与している可能性も 考えられています 臨床像ニューモシスチス肺炎の 3 主徴は 発熱 乾性咳嗽 呼吸困難です その他のまれな症状として 胸痛や血痰なども知られています 身体理学所見には乏しく 呼吸音は通常正常です HIV 感染者に合併したニ

2017 年 8 月 9 日放送 結核診療における QFT-3G と T-SPOT 日本赤十字社長崎原爆諫早病院副院長福島喜代康はじめに 2015 年の本邦の新登録結核患者は 18,820 人で 前年より 1,335 人減少しました 新登録結核患者数も人口 10 万対 14.4 と減少傾向にあります

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2009年8月17日

減量・コース投与期間短縮の基準

佐賀県肺がん地域連携パス様式 1 ( 臨床情報台帳 1) 患者様情報 氏名 性別 男性 女性 生年月日 住所 M T S H 西暦 電話番号 年月日 ( ) - 氏名 ( キーパーソンに ) 続柄居住地電話番号備考 ( ) - 家族構成 ( ) - ( ) - ( ) - ( ) - 担当医情報 医

に 真菌の菌体成分を検出する血清診断法が利用されます 血清 βグルカン検査は 真菌の細胞壁の構成成分である 1,3-β-D-グルカンを検出する検査です ( 図 1) カンジダ属やアスペルギルス属 ニューモシスチスの細胞壁にはβグルカンが豊富に含まれており 血液検査でそれらの真菌症をスクリーニングする

301128_課_薬生薬審発1128第1号_ニボルマブ(遺伝子組換え)製剤の最適使用推進ガイドラインの一部改正について

使用上の注意改訂のお知らせ スピーゲル

研究協力施設における検討例 病理解剖症例 80 代男性 東京逓信病院症例 1 検討の概要ルギローシスとして矛盾しない ( 図 1) 臨床診断 慢性壊死性肺アスペルギルス症 臨床経過概要 30 年前より糖尿病で当院通院 12 年前に狭心症で CABG 施行 2 年前にも肺炎で入院したが 1 年前に慢性

10038 W36-1 ワークショップ 36 関節リウマチの病因 病態 2 4 月 27 日 ( 金 ) 15:10-16:10 1 第 5 会場ホール棟 5 階 ホール B5(2) P2-203 ポスタービューイング 2 多発性筋炎 皮膚筋炎 2 4 月 27 日 ( 金 ) 12:4

日本内科学会雑誌第98巻第12号

都道府県医師会医療安全担当理事殿 ( 法安 56) 平成 27 年 8 月 5 日 日本医師会常任理事今村定臣 酵素電極法を用いた血糖測定に使用する医療機器及び体外診断用医薬品に係る 使用上の注意 の改訂について グルコース分析装置 自己検査用グルコース測定器及び自動分析装置等並びに血液検査用グルコ

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審査結果 平成 23 年 4 月 11 日 [ 販 売 名 ] ミオ MIBG-I123 注射液 [ 一 般 名 ] 3-ヨードベンジルグアニジン ( 123 I) 注射液 [ 申請者名 ] 富士フイルム RI ファーマ株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 22 年 11 月 11 日 [ 審査結果

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より詳細な情報を望まれる場合は 担当の医師または薬剤師におたずねください また 患者向医薬品ガイド 医療専門家向けの 添付文書情報 が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています

審査結果 平成 25 年 9 月 27 日 [ 販売名 ] アナフラニール錠 10 mg 同錠 25 mg [ 一般名 ] クロミプラミン塩酸塩 [ 申請者名 ] アルフレッサファーマ株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 25 年 5 月 17 日 [ 審査結果 ] 平成 25 年 4 月 26 日開

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タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg タペンタ 錠 100mg に係る 販売名 タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 有効成分 タペンタ 錠 100mg 製造販売業者 ヤンセンファーマ株式会社 薬効分類 821 提出年月 平成 30 年

から (3) までの具体的な予定については添付 2 の図のとおりですので申し添 えます

審査結果 平成 26 年 1 月 6 日 [ 販 売 名 ] ダラシン S 注射液 300mg 同注射液 600mg [ 一 般 名 ] クリンダマイシンリン酸エステル [ 申請者名 ] ファイザー株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 25 年 8 月 21 日 [ 審査結果 ] 平成 25 年 7

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2017 年 2 月 1 日放送 ウイルス性肺炎の現状と治療戦略 国立病院機構沖縄病院統括診療部長比嘉太はじめに肺炎は実地臨床でよく遭遇するコモンディジーズの一つであると同時に 死亡率も高い重要な疾患です 肺炎の原因となる病原体は数多くあり 極めて多様な病態を呈します ウイルス感染症の診断法の進歩に

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名称未設定

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なお,PMDA メディナビでパスワードを設定済の方は, 共通のパスワードとなります (4) 登録完了 ( 図 2 ステップ 3) なお, 登録後, ログイン時は (1) で表示される画面で, ログイン画面へ をクリックし, メー ルアドレス及びパスワードを入力してください 図 1 PMDA メディナ

改訂の理由及び調査の結果直近 3 年度の国内副作用症例の集積状況 転帰死亡症例 アモキシシリン水和物及びクラブラン酸カリウム アモキシシリン水和物の国内症例が集積したことから 専門委員の意見も踏まえた調査の結果 改訂することが適切と判断した 血小板減少関連症例 1 アモキシシリン水和物 3 例 (

(2) レパーサ皮下注 140mgシリンジ及び同 140mgペン 1 本製剤については 最適使用推進ガイドラインに従い 有効性及び安全性に関する情報が十分蓄積するまでの間 本製剤の恩恵を強く受けることが期待される患者に対して使用するとともに 副作用が発現した際に必要な対応をとることが可能な一定の要件

別紙 1 新型インフルエンザ (1) 定義新型インフルエンザウイルスの感染による感染症である (2) 臨床的特徴咳 鼻汁又は咽頭痛等の気道の炎症に伴う症状に加えて 高熱 (38 以上 ) 熱感 全身倦怠感などがみられる また 消化器症状 ( 下痢 嘔吐 ) を伴うこともある なお 国際的連携のもとに

ハイゼントラ20%皮下注1g/5mL・2g/10mL・4g/20mL

3. 安全性本治験において治験薬が投与された 48 例中 1 例 (14 件 ) に有害事象が認められた いずれの有害事象も治験薬との関連性は あり と判定されたが いずれも軽度 で処置の必要はなく 追跡検査で回復を確認した また 死亡 その他の重篤な有害事象が認められなか ったことから 安全性に問

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患者向医薬品ガイド 2013 年 3 月作成 シムジア皮下注 200mg シリンジ 販売名シムジア皮下注 200mg シリンジ Cimzia 200mg Syringe for S.C.Injection 一般名セルトリズマブペゴル ( 遺伝子組換え ) Certolizumab Pegol(Gen

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査を実施し 必要に応じ適切な措置を講ずること (2) 本品の警告 効能 効果 性能 用法 用量及び使用方法は以下のとお りであるので 特段の留意をお願いすること なお その他の使用上の注意については 添付文書を参照されたいこと 警告 1 本品投与後に重篤な有害事象の発現が認められていること 及び本品

「手術看護を知り術前・術後の看護につなげる」

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資料 3 1 医療上の必要性に係る基準 への該当性に関する専門作業班 (WG) の評価 < 代謝 その他 WG> 目次 <その他分野 ( 消化器官用薬 解毒剤 その他 )> 小児分野 医療上の必要性の基準に該当すると考えられた品目 との関係本邦における適応外薬ミコフェノール酸モフェチル ( 要望番号

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2015 年 11 月 5 日 乳酸菌発酵果汁飲料の継続摂取がアトピー性皮膚炎症状を改善 株式会社ヤクルト本社 ( 社長根岸孝成 ) では アトピー性皮膚炎患者を対象に 乳酸菌 ラクトバチルスプランタルム YIT 0132 ( 以下 乳酸菌 LP0132) を含む発酵果汁飲料 ( 以下 乳酸菌発酵果

この薬を使う前に 確認すべきことは? 次の人は この薬を使用することはできません 過去にアレディア点滴静注用に含まれる成分や他のビスホスホン酸塩で過敏な反応を経験したことがある人 次の人は 慎重に使う必要があります 使い始める前に医師または薬剤師に告げてください 腎臓に重篤な障害がある人 全身状態が

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Taro-01_告示(本文)案分

タフィンラーカプセル50mg/75mg、メキニスト錠0.5mg/2mg 添付文書改訂のお知らせ

( 別添 ) 御意見 該当箇所 一般用医薬品のリスク区分 ( 案 ) のうち イブプロフェン ( 高用量 )(No.4) について 意見内容 <イブプロフェン ( 高用量 )> 本剤は 低用量製剤 ( 最大 400mg/ 日 ) と比べても製造販売後調査では重篤な副作用の報告等はない 一方で 今まで

D961H は AstraZeneca R&D Mӧlndal( スウェーデン ) において開発された オメプラゾールの一方の光学異性体 (S- 体 ) のみを含有するプロトンポンプ阻害剤である ネキシウム (D961H の日本における販売名 ) 錠 20 mg 及び 40 mg は を対象として

Transcription:

- 医薬品の適正使用に欠かせない情報です 必ずお読み下さい - 使用上の注意 改訂のお知らせ ヒト型抗ヒト TNFα モノクローナル抗体製剤 ( 一般名 : ゴリムマブ ( 遺伝子組換え )) 2013 年 7 月 製造販売元ヤンセンファーマ株式会社発売元田辺三菱製薬株式会社 この度 標記製品の 使用上の注意 を一部改訂致しましたので お知らせ申し上げます 今後のご使用に際しましては 下記の改訂部分にご留意の上 添付文書をご参照下さいますようお願い申し上げます 改訂内容 1. 厚生労働省医薬食品局安全対策課長通知 ( 平成 25 年 7 月 9 日付 ) に基づく改訂 部 : 追記箇所 改訂後改訂前 3. 1) 重大な (1)< 略 > (2) 間質性肺炎 (0.7%): 間質性肺炎があらわれることがあるので 発熱 咳嗽 呼吸困難等の呼吸器症状に十分注意し 異常が認められた場合には 速やかに胸部レントゲン検査 胸部 CT 検査及び血液ガス検査等を実施し 本剤のを中止するとともにニューモシスティス肺炎との鑑別診断 (β -D グルカンの測定等 ) を考慮に入れ適切な処置を行うこと なお 間質性肺炎の既往歴のある患者には 定期的に問診を行うなど 注意すること (23) 結核 ( 頻度不明 ):< 略 > (34) 脱髄疾患 ( 頻度不明 ):< 略 > (45) 重篤な血液障害 ( 頻度不明 ):< 略 > (56) うっ血性心不全 ( 頻度不明 ):< 略 > (67) 重篤なアレルギー反応 ( 頻度不明 ):< 略 > (78) ループス様症候群 ( 頻度不明 ):< 略 > 3. 1) 重大な (1)< 略 > 部 : 削除箇所 (2) 結核 ( 頻度不明 ):< 略 > (3) 脱髄疾患 ( 頻度不明 ):< 略 > (4) 重篤な血液障害 ( 頻度不明 ):< 略 > (5) うっ血性心不全 ( 頻度不明 ):< 略 > (6) 重篤なアレルギー反応 ( 頻度不明 ):< 略 > (7) ループス様症候群 ( 頻度不明 ):< 略 > 今回の 使用上の注意 の改訂内容につきましては 医薬品安全対策情報(Drug Safety Update) No.221(2013 年 7 月発行 ) に掲載される予定です 1 Janssen Pharmaceutical K.K.2013

改訂理由 3. の 1) 重大な 項国内市販後において 本剤との因果関係を否定できない 間質性肺炎 が集積されたことから 重大なとして 3. の 1) 重大な の項に 間質性肺炎 を追記し 注意喚起を行うこととしました 間質性肺炎 の代表的な症例を次頁以降に紹介しておりますので ご確認頂きますようお願致します なお 報告された症例には メトトレキサート併用例やもともと間質性肺炎を有していた症例もみられました 改訂内容 2. 自主改訂 改訂後改訂前 使用上の注意 1. 慎重 ( 次の患者には慎重にすること ) 1)~4)< 略 > 5) 間質性肺炎の既往歴のある患者 [ 間質性肺炎が増悪又は再発することがある ]( 重大な の項参照 ) 6)< 略 > 部 : 追記箇所 使用上の注意 1. 慎重 ( 次の患者には慎重にすること ) 1)~4)< 略 > 5) 間質性肺炎の既往歴のある患者 [ 間質性肺炎が増悪又は再発することがある ] 6)< 略 > 改訂理由 1. 1. 慎重 の項国内市販後において 本剤との因果関係を否定できない 間質性肺炎 が集積され 3. の 1) 重大な の項に 間質性肺炎 を追記したことから 1. 慎重 の項の 5) 間質性肺炎の既往歴のある患者 [ 間質性肺炎が増悪又は再発することがある ] に引用先として ( 重大な の項参照) を追記し 注意喚起を行うこととしました 最新添付文書情報は医薬品医療機器総合機構情報提供ホームページ (http://www.info.pmda.go.jp/) に掲載されていますので あわせてご利用ください 2

症例の概要 間質性肺炎 No.1 患者性 使用理由年齢 ( 合併症 ) 女 関節リウマチ 70 代 ( 高血圧, 浮動性めまい, 上室性期外収縮, 胃炎 ) 1 日量 ( 期間 ) 100mg/4 週間質性肺炎 (154 日間 ) 開始 12 年前開始日 154 160 頃 167 ( 日 ) 6 10 13 17 18 32 39 関節リウマチ発症 本剤 100mg 開始 本剤 100mg 最終 労作的の呼吸困難出現 咳嗽と呼吸困難 胸部 X 線所見 小粒状影 ~ 間質性陰影が出現 ニューモシスティス肺炎 (PCP) も含めた肺炎を疑われ, 緊急入院 喀痰検査,β-D- グルカンなど陰性であったが, PCP を疑い,ST 合剤開始 また, 間質性肺炎に対してプレドニゾロン 80mg/ 日開始 プレドニゾロン 40mg/ 日に減量 プレドニゾロン 20mg/ 日に減量 プレドニゾロン 10mg/ 日に減量 気管支鏡検査行うも PCP-PCR 陰性 再び肺症状および 上昇がみられた プレドニゾロン 30mg/ 日に増量 プレドニゾロン 27mg/ 日に減量 間質性肺炎は回復し, 退院した 本剤の再は無し 開始 2 日前 154 167 ( 日 ) 2 4 12 15 19 26 30 (mg/dl) 0.0 0.5 3.1 2.9 0.5 0.2 0.7 0.1 0.0 0.0-374 - 1280 - - - - - 1280 併用薬 : インダパミド, バルサルタン, アムロジピンベシル酸塩, ピルシカイニド塩酸塩水和物, ビソプロロールフマル酸塩, アスピリン ダイアルミネート, イルソグラジンマレイン酸塩, モサプリドクエン酸塩水和物 3

間質性肺炎 No.2 性 年齢女 60 代 患者使用理由 ( 合併症 ) 関節リウマチ ( 骨粗鬆症, 間質性肺疾患, 慢性気管支炎, 不眠症, そう痒症, 慢性心不全 ) 1 日量 ( 期間 ) 50mg/4 週 (29 日間 ) 間質性肺炎日付不明 日付不明日付不明 開始 19 日前開始日 29 45 55 ( 日 ) 3 17 エタネルセプト ( 25mg 2 回 / 週, 本剤開始前月まで ( 期間不明 )) メトトレキサート 6mg/ 週開始 本剤前の間質性肺炎の状態 : 両側胸腹下優位, 肺底部優位に小粒状影の散在 網状影と淡い濃度上昇認め, 間質性肺炎の所見内部には, けん引性と思われる気管支拡張 胸部 CT 検査所見 異常なし 本剤 50mg 開始 本剤 50mg 最終 ( 本剤 2 回 ) メトトレキサート 6mg/ 週中止 間質性肺炎増悪 間質性肺炎の症状 : 背部痛, 熱発, 咳嗽, 頻脈 胸部 X 線検査所見 両側下葉背側間質影, 両下肺網状影 間質性肺炎は回復 開始日 29 52 55 ( 日 ) 19 β-d- グルカン (pg/ml) (mg/dl) 9.8 - - - - 2.27 1.84 1.22 0.73 0.18 - - - 354 54.2 併用薬 : メトトレキサート ( 併用被疑薬 ), プレドニゾロン, ロキソプロフェンナトリウム水和物, レボセチリジン塩酸塩, クラリスロマイシン, テプレノン, ゾルピデム酒石酸塩, 葉酸, ミノドロン酸水和物, カルベジロール, エソメプラゾールマグネシウム水和物, 酵素製剤, リマプロストアルファデクス, メトプロロール酒石酸塩, アムホテリシン B, ヘパリン類似物質 4

間質性肺炎 No.3 性 年齢女 70 代 患者使用理由 ( 合併症 ) 関節リウマチ ( 圧迫骨折 ) 1 日量 ( 期間 ) 50mg/4 週 100mg/4 週 (176 日間 ) 間質性肺炎開始 31 年前開始 5 年前日付不明 開始日 176 206 ( 日 ) 13 15 16 17 52 関節リウマチ発症 間質性肺炎を指摘された 胸部 CT 所見 両肺下葉末梢に軽度の蜂窩肺変化を認める 本剤 50mg 開始 本剤 6 回目に効果不十分のため 100mg に増量 ( 本剤最終 ) 本剤 7 回目の受診時に, が 9.1mg/dL と高値を認めた だるさはみられたものの, 発熱や呼吸器症状はみられず, 聴診でも特に所見を認めなかった 本剤は延期 呼吸困難症状が徐々にみられ, が 12.7mg/dL と高値を継続 間質性肺炎に伴う臨床症状 : 咳, 息切れ 呼吸困難 胸部 CT 所見 異常 ( 多発性 ), 浸潤影 悪性関節リウマチ 胸部 X 線所見 異常 ( 両側性 : 左上中肺野, 右下肺野 ), 浸潤影 心電図所見 : 正常洞調律 ステロイドパルス療法 (3 日間 2), 人工呼吸器 (23 日間 ), 酸素 (37 日間 ), 抗生剤 (20 日間 ) などで加療 気管支鏡検査および組織検査 : 好中球優位の細胞数増多, 培養陰性, 悪性所見なし 喀痰 : 菌検出なし 血液 : 未実施 尿 : 未実施 β-d-グルカン :<6.0pg/mL ニューモシスチス PCR: 陰性 サイトメガロウイルス PCR: 陰性 回復せず, 未明に死亡 死因 : 間質性肺炎, リウマチ性血管炎 87 日前 開始日 29 99 134 176 206 ( 日 ) 13 16 48 (mg/dl) 1.1 5.0 0.1 3.3 3.0 3.2 9.1 12.7 18.39 19.40 392 - - 283-350 - - 509 1430 併用薬 : サラゾスルファピリジン, ロキソプロフェンナトリウム水和物, ラベプラゾールナトリウム, リセドロン酸ナトリウム水和物, エピナスチン塩酸塩, メコバラミン 5

間質性肺炎 No.4 性 年齢男 70 代 患者使用理由 ( 合併症 ) 関節リウマチ ( うつ病, 胃食道逆流性疾患 ) 1 日量 ( 期間 ) 50mg/4 週間質性肺炎 (197 日間 ) 開始約 1 年半前日付不明 日付不明開始日 57 85 169 197 232 ( 日 ) 3 10 13 33 75 80 関節リウマチ発症 前治療薬としてエタネルセプト ( 情報不明 ), アダリムマブ (40mg/2 週, 本剤開始 21 日前まで ( 期間不明 )) のあり メトトレキサート 6mg/ 週開始 胸部 CT 所見 気腫性変化のみ ( 前 ) 本剤 50mg 開始 胸部 X 線所見 変化なし 胸部 X 線所見 変化なし 胸部 CT 所見 変化なし 経口プレドニゾロン 10mg/ 日開始 胸部 X 線所見 変化なし 胸部 X 線所見 変化なし 本剤 50mg 最終 ( 本剤 8 回 ) 間質性肺炎, 細菌性肺炎 胸部 X 線所見 結核関連所見なし 胸部 CT 所見 結核関連所見なし 入院 本剤のは中止 メトトレキサート, 経口プレドニゾロンは量変更なし メチルプレドニゾロン 250mg/ 日 4 日, ピペラシリンナトリウム 4g/ 日 6 胸部 CT 所見 右肺間質像の悪化 胸部 CT 所見 右肺間質像の不変 メチルプレドニゾロン 250mg/ 日 3 日 胸部 CT 所見 右肺間質像の軽快 胸部 CT 所見 右肺間質像の消失 以後, リウマチの治療も入れて改善した 間質性肺炎, 細菌性肺炎回復 患者退院 開始日 29 57 141 232 ( 日 ) 3 35 80 β-d-g (pg/ml) (mg/ml) 17.8 <=5.0 <=5.0 <=5.0 <=5.0 - <=5.0-4.67 17.06 13.65 0.21 6.84 1.85 4.55 1.87 - - - - - 554 476 - 併用薬 : メトトレキサート ( 併用被疑薬 ), プレドニゾロン ( 併用被疑薬 ), セレコキシブ, ランソプラゾール, ミルナシプラン塩酸塩 6