4 これは皮肉である ヘロデは王のように振る舞い 墓穴を掘る (2) イエスと弟子たちの働きが 評判になっていた 1 それを耳にしたヘロデは 恐れを覚えた 2 罪責感から来る恐れである 2. ヘロデの結論 (14b~16 節 ) 人々は バプテスマのヨハネが死人の中からよみがえったのだ だから あん

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5 節ごとに 洗礼者ヨハネ 殺される 6:14-15 ( そして ) イエス ( 彼 ) の名が知れ渡ったので ヘロデ王の耳にも入った 人々は言っていた 洗礼者ヨハネが死者の中から生き返ったのだ だから 奇跡を行う力が彼 ( のうち ) に働いている そのほかにも 彼はエリヤだ と言う人もいれば 昔

2012 年 7 月 1 日 ( 日 ) 2 日 ( 月 ) 17 回目 Ⅴ-020~021 バプテスマのヨハネの登場 バプテスマのヨハネの登場 ルカ 3:1~2 マコ 1:2~6 1. はじめに (1) 文脈の確認 1バプテスマのヨハネの誕生 2イエスの誕生 3イエスの幼少期 (2) 今日の箇所は

2013 年 3 月 10 日 ( 日 ) 11 日 ( 月 ) 51 回目 Ⅵ-054 山上の垂訓 山上の垂訓 054 マタ 5:1~2 ルカ 6:17~19 1. はじめに (1) 呼び名について 1マタ 5:1~8:1 は 通常 山上の垂訓 ( 説教 ) と呼ばれる 2しかし この名称は 説教

2 奇跡 3 父 4 聖書 4. メッセージのゴール (1) イエスを誰だと言うか (2) イエスを信じる者の幸いとは何か このメッセージは イエスの業と主張について考えようとするものである Ⅰ. イエスと父は一体である (19~29 節 ) 1. 行動において まことに まことに あなたがたに告げ

* ユダヤ人の歴史家ヨセフスもまた同じような書き方をしている 5 テオピロは ルカの執筆活動を支援するパトロンであった可能性が高い 6 もしそうなら テオピロはローマ人クリスチャンであったと思われる (2)1~2 節は ルカの福音書の要約である 1 前の書 というのは ルカの福音書 のことである 2

(1) 神殿の聖所と至聖所を分ける幕である 1 長さが約 18 メートル 厚さが約 10 センチ 2この幕の内側に入れたのは 大祭司だけである それも年に一度だけ 3 大祭司 アロンの家系 ケハテ氏族 レビ族 イスラエルの民 全人類 (2) この幕が 上から下まで真っ二つに裂けた 1 神の御手がこれ

4きょう取り上げる 3~5のパターンは ユダヤ的に解釈する必要がある 5イエス時代のユダヤ教のラビたちの旧約聖書引用法 * 直接引用とその成就 * その箇所の解釈ではなく 適用である * きょうの3~5 のパターンは すべて適用である 6マタイは 5 つの引用によってイエスのメシア性を証明しようとし

2018 年 5 月 27 日 ( 日 ) 28 日 ( 月 ) 14 回 ペテロの第 2 のメッセージ (2) ペテロの第 2 のメッセージ (2) 使徒 3:17~26 1. はじめに (1) ペンテコステの日に教会が誕生した 1ペテロの第 1 回目のメッセージにより 3,000 人ほどの人たち

Microsoft Word - N-Mar GH-不思議な二重写し

2011 年 06 月 26 日 ( 日 ) 27 日 ( 月 )26 ローマ人への手紙 7:14~25 律法からの解放 (3) ロマ書 7 章クリスチャン 1. はじめに (1) 聖化 に関する 5 回目の学びである 1 最大の悲劇は 律法を行うことによって聖化を達成しようとすること 2この理解は

(1) イゼベル 彼にとっては ネバテの子ヤロブアムの罪のうちを歩むことは軽いことであった それどころか彼は シドン人の王エテバアルの娘イゼベルを妻にめとり 行ってバアルに仕え それを拝んだ (1 列 16:31) 1オムリの子アハブは イゼベルと結婚し バアル礼拝をイスラエルに導入した 2 預言者

このメッセージは メシアの義とパリサイ人の義について学ぼうとするものである Ⅰ. 真の信仰者の特徴 (5:13~16) 1. 地の塩 (13 節 ) あなたがたは 地の塩です もし塩が塩けをなくしたら 何によって塩けをつけるのでしょう もう何の役にも立たず 外に捨てられて 人々に踏みつけられるだけで

創世記5 創世記2章4節b~25

癒しの業と宣教 ( ルカ 4:38~44) 1) ルカ福音書講義 (23) 章 38 イエス 2) は会堂から立ちあがり シモンの家 3) に入った シモンのしゅうとめが 高熱 4) で苦しめられており 彼らは 5) 彼女のことをイエス 6) に願った 39 彼は彼女の枕

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2011 年 07 月 17 日 ( 日 ) 18 日 ( 月 )29 ローマ人への手紙 8:12~17 聖化の力 ( 聖霊 )(3) 養子の霊 1. はじめに (1) 聖化 に関する 8 回目の学びである 最終回 1 最大の悲劇は 律法を行うことによって聖化を達成しようとすること 2この理解は ク

2008 年 7 月 27 日 ( 日 ) 28 日 ( 月 ) ハーベストフォーラム東京創世記 8 創世記 8 創世記 3 章 14 節 ~24 節 アダム契約 イントロ : 1. 前回までの復習 (1) 創世記には 11 の区分 ( トルドット ) がある (2) 第 1のトルドットには 人類の

Rev 7:1 この後 私は見た 四人の御使いが地の四隅に立って 地の四方の風を堅く押さえ 地にも海にもどんな木にも 吹きつけないようにしていた (1) この後 私は見た 1 物事の時間的流れではなく ヨハネが見た幻の順番を示している 2この幻は 神の裁きが迫っていることを示唆している 3 地の四方

創世記5 創世記2章4節b~25

2011 年 10 月 16 日 ( 日 ) 17 日 ( 月 )42 ローマ人への手紙 11:25~36 拒否の解決 (3) イスラエルの救い 1. はじめに (1)10 月 13 日 ( 木 ) の日没から仮庵の祭りが始まった 1 第 7 の月の 15 日 満月 2 満月を眺めながら イスラエル

2019 年 7 月 28 日 ( 日 ) 29 日 ( 月 ) 70 回 12 人の弟子たちの救い 12 人の弟子たちの救い 使徒 19:1~7 1. はじめに (1) 第三次伝道旅行が始まった 1 使 18:23~21:17( 紀元 53 年の春から 56 年の春 ) 2パウロは ひとりで出かけ

2012 年 1 月 22 日 ( 日 ) 23 日 ( 月 )54 ローマ人への手紙 15:4~13 希望から希望へ 1. はじめに (1) 文脈の確認 11~8 章が教理 29~11 章がイスラエルの救い 312~16 章が適用 (2)14:1~15:13 は 雑多な問題を扱っている 1 超道徳

いでしょう (1)2 重の質問 1 弟子たちは いくつかのたとえ話とその解き明かしを聞いてきた 2ここでイエスは 弟子たちに考えるチャンスを与えている 3 弟子たちは 奥義としての王国 の性質について考え始める (2) イエスのたとえ話は 弟子たちが想像したものとは大いに異なる 1 種のたとえでは

2013 年 3 月 24 日 ( 日 ) 25 日 ( 月 ) 52 回目 Ⅵ-054 八福の教え 八福の教え 054 マタ 5:3~12 ルカ 6:20~26 1. はじめに (1) 文脈の重要性 1 文脈を無視して 山上の垂訓のある言葉を取り出すことが余りにも多い 2イエスは 神の国の福音をも

2017 年 2 月 5 日 ( 日 ) 6 日 ( 月 ) 22 回 イスラエルに対する戦い (2) イスラエルに対する戦い (2) 黙 12:7~17 1. はじめに (1) キリストの再臨の前に何が起こるかを見ている 110 章 ~14 章は 挿入箇所である * 物語の進展はなく 状況の説明が

神学総合演習・聖霊降臨後最終主日                  2005/11/16

2 イエスの戒めを守るなら イエスの愛に留まることになる (2) その教えを話した理由は 弟子たちが喜びに満たされるためである 1イエスは 自分が経験している喜びを弟子たちに与えようとしている 2イエスの喜びは 父なる神への従順 ( 喜ばせること ) によって生まれる 3ヘブ 12:2 Heb 12

2012 年 1 月 15 日 ( 日 ) 16 日 ( 月 )53 ローマ人への手紙 14:13~15:3 キリスト者の自由 1. はじめに (1) 文脈の確認 11~8 章が教理 29~11 章がイスラエルの救い 312~16 章が適用 (2)12 章は 基本的には教会内の行動についての勧めであ

2.7~11 節 この 人 たちが 行 ってしまうと イエスは ヨハネについて 群 衆 に 話 しだされた あな たがたは 何 を 見 に 荒 野 に 出 て 行 ったのですか 風 に 揺 れる 葦 ですか でなかったら 何 を 見 に 行 ったのですか 柔 らかい 着 物 を 着 た 人 ですか

Ⅰ. 管理人の不正の発覚 (1~2 節 ) 1.1 節 a Luk 16:1 イエスは 弟子たちにも こういう話をされた (1) イエスは 弟子たちに話している 1これは 弟子訓練のためのたとえ話である 2 聴衆が誰かを判断することが たとえ話の解釈のために重要である (2) その周りで パリサイ人

2017 年 2 月 21 日 ( 火 ) 60 分でわかる旧約聖書 (24) エレミヤ書 60 分でわかる旧約聖書 (24) エレミヤ書 1. はじめに (1) 預言者たちの中でのエレミヤの位置づけ 1 預言書を書いた預言者 (the writing prophet) * 王国が南北に分裂して以降

2014 年 10 月 7 日 ( 火 ) 60 分で分かる創世記 60 分で分かる創世記 1. はじめに (1) 60 分で分かる〇〇 のシリーズを開始する 11 節 1 節の解説も重要であるが 鳥瞰図的な理解も必要である 2その場合重要なのは センス オブ プロポーション である (2) 創世記

(2) ロマ 7:1~6 の要約 1 律法の大原則 * 律法は 人に対して権限を持つ * 律法は 死んだ人には権限を持たない 2 結婚関係の例話 * 夫が生きている間は 結婚の律法によって制約されている * それを破れば 姦淫の女と呼ばれる * 夫が死ねば 結婚の律法から解放される * 再婚しても

2017 年 10 月 8 日 ( 日 ) 9 日 ( 月 ) 15 回さらにすぐれた契約 さらにすぐれた契約 ヘブル 8:1~13 1. はじめに (1) この手紙が書かれた理由を再確認する 1 信仰が後退しつつあった第 2 世代のメシアニック ジューたちへの励まし (2) ユダヤ教の 3 つの柱

PowerPoint Presentation

* ダニエル書 3 捕囚期後 (3) * ハガイ書 * ゼカリヤ書 * マラキ書 (5) 預言者たちが語ったメッセージの要約 1 神の主権と聖なるご性質 2 契約の民イスラエルの不従順の罪 3 悔い改めへの招き 4 迫り来る神の裁きと捕囚 5イスラエルの民を攻撃する周辺国への裁き 6 捕囚からのレム

* ペリシテ人の古代都市ガザは 前 93 年に破壊され 前 57 年に再建された * この道路は ガザの遺跡を通過し 新ガザに至る荒野の道である 5 ピリポは その命令に従順に従った 2.27b~28 節 Act 8:27b すると そこに エチオピヤ人の女王カンダケの高官で 女王の財産全部を管理し

2011年度 牧羊者 第Ⅳ巻

としたこと それに対してイエスは 今は 止めないでほしい 正しい ことをすべて行うのは 我々にふさわしいことです ( マタイ 3 15) と 言って ヨハネから洗礼をお受けになったと伝えています しかしマルコ福音書は そういうことは何も伝えていません イエス は ユダヤの全地方から集まって来た大勢の

て 驚 いた (1)ひとりのパリサイ 人 が イエスを 食 事 に 招 いた 1 食 事 という 動 詞 は アリスタオウ である 2 名 詞 の アリストン は 朝 食 である (2)ルカ 7:36~50 と 似 ている(パリサイ 人 シモンの 家 に 招 かれた) 1 古 代 世 界 では 酒

(2) ケンクレヤにある教会に属していた 1コリントの南東 11 キロのところにある港町 2コリントの東の港としての役割を果たした アジア方面の交易のための港 * 西の港は カイオン 両港の間の距離は 8 キロ 3パウロは 第 2 回伝道旅行でここを訪れている 4 誓願が成就したのを記念して そこで

2016 年 12 月 10 日 ( 日 ) 11 日 ( 月 ) 16 回 ラッパの裁き 5 ラッパの裁き 5 黙 9:1~11 1. はじめに (1)6 章から 9 章までの流れ 16 章で 巻き物の封印が解かれる 最初の 6 つの封印 * ここから大患難時代が始まる 27 章は 挿入句である

さまいイエス様は生きておられる! ふくいんしょしょうふくいんしょしょうふくいんしょマタイによる福音書 28 章とマルコによる福音書 16 章とルカによる福音書 24 章ふくいんしょしょうかはなしさいわヨハネによる福音書 20 章に書かれているお話の再話 しょうと せいしょものがたり ミニ聖書物語 フ

2017 年 7 月 2 日 ( 日 ) 3 日 ( 月 ) 1 回 ヘブル人への手紙のテーマ ヘブル人への手紙のテーマ ヘブル 1:1~3 1. はじめに (1) 著者 1いくつかの名が上げられてきた * パウロ * ルカ ( パウロがヘブル語で書いたものを ルカがギリシア語に翻訳した ) * バ

聖書 :Ⅱ サムエル 20:1~26 説教題 : シェバの反乱 日時 :2019 年 2 月 10 日 ( 夕拝 ) サムエル記第二は 24 章までありますが 最後の 21~24 章は 20 章までと区別されます 最後の 4 章はサムエル記を閉じるにあたっての結びあるいは付録の部分です ですから今日

1 パンの家 という意味 農業生産の豊かな地 ダビデの町とも呼ばれた 2ガリラヤのベツレヘムと区別するために ユダヤのベツレヘムと書かれている 年代 200 軒の家 クリスチャンとイスラム教徒が平和に住んでいる 4 今日 パレスチナ自治区 2 万 2 千人 クリスチャンは迫害に会っている

聖書に聞く会 ( 第 2 回 ) マルコによる福音書 1 章 1-8 節 2014 年 5 月 8 日 古本靖久 1 聖歌 60 番 ヨルダンのほとりヨハネはさけべり 2 お祈り 3 テキストの位置 今日の箇所はマルコ福音書のはじめの部分であり この福音書は何について書くのか決定づける所です 特に

6ユダヤ人は 人種的 宗教的理由によって サマリヤ人を軽蔑した * ユダヤの格言 私の目が サマリヤ人を見ることがないように 7サマリヤ人も ユダヤ人を軽蔑し 敵対した * ユダヤ人がエルサレムから下ることは許したが 上ることは許さなかった 8 現代もサマリヤ人の子孫たちが存在している ( 千名以下

1イエスがバプテスマを受けたとき 天が開かれて聖霊が鳩のように下った 2ここでは 天が開かれて再臨のメシアが地に下ってこられる 3 黙 4:1 では ヨハネを招くために天が開かれた 4ここでは キリストが地に下るために天が開いた (2) 白い馬に乗った方 1ローマ軍の将軍は 白い馬に乗った 2 再臨

2017 年 8 月 13 日 ( 日 ) 14 日 ( 月 ) 7 回 第 2 の警告 (2) 第 2 の警告 (2) ヘブル 4:1~13 1. はじめに (1) この手紙が書かれた理由を再確認する 1 信仰が後退しつつあった第 2 世代のメシアニック ジューたちへの励まし 2 彼らは 迫害と誤

2013 年 5 月 26 日 ( 日 ) 27 日 ( 月 ) 61 回目 Ⅵ-057 獄中のバプテスマのヨハネ (1) 1 投獄されたという事実は すでにマタ 4:12 で紹介されていた 2 投獄の理由は マタ 14:3~4 で解説される 実は このヘロデは 自分の兄弟ピリポの妻ヘロデヤのことで

2017 年 7 月 16 日 ( 日 ) 17 日 ( 月 ) 3 回 御使いに勝る御子 (2) 御使いに勝る御子 (2) ヘブル 2:1~9 1. はじめに (1) この手紙が書かれた理由を再確認する 1 信仰が後退しつつあった第 2 世代のメシアニック ジューたちへの励まし 2 彼らは 迫害と

(1) 千年王国の最後に サタンが底知れぬ所から再び解き放たれる 1 その理由は 再び人類を試すためである 2 神は 人類がいかに堕落しているかを証明される (2) 千年王国にも罪は存在する 1 千年王国が始まった時点では 未信者は存在しない 2 千年王国では ほぼ理想に近いような生活環境が実現する

2. アウトライン (1) 過去の回顧 (1~4 章 ) (2) 律法の解説 (5~26 章 ) (3) 未来の展望 (27~30 章 ) (4) 指導者の交代 (31~34 章 ) 3. 結論 (1) 律法の本質 (2) イスラエルの将来 (3) 申命記とイエスの教え 申命記を通して イエスの教え

失敗がこわいから ルールに反するから 仕事をしてるから 恥ずかしいから 人脈がないから 女だから で ほんとはどうしたいの?名言集 01.indd p11 修正時間 2016 年 10 月 13 日 17:35:42 名言集 01.indd p10 修正時間 2016 年 10 月 13 日 17:

(2) ダビデの最後の言葉 (23:1~7) サムエル記第二を通して ダビデの生涯の意味について考える Ⅰ. 権威ある座に上るダビデ (1~10 章 ) 1. サウルとヨナタンの死 (1:1~27) (1) 主によって開かれた扉 1 試練の中にありながら ダビデはすべての状況を主に委ねていた 2 彼

(3) まっすぐにしなさい 1 されば衰へたる手 弱りたる膝を強くし ( 文語訳 ) 2ギリシア語の アノルソオウ である 上げる まっすぐにする 強くする 3ルカ 13:13(18 年も病の霊につかれ 腰が曲がって 伸ばすことができない ) Luk 13:13 手を置かれると 女はたちどころに腰が

2010 年 2 月 21 日 ( 日 ) 22 日 ( 月 ) ハーベストフォーラム東京出エジプト記 13 出エジ 13 出エジプト記 9 章 13 節 ~10 章 29 節 最後の 3 つの災い 1. 文脈の確認 (1) エジプトに主からの 10 の災いが下る (2)10 の災いの記述は 考え抜

07/06/17  礼拝メッセージ  近藤修司 牧師

今日 復活日の聖書日課には三人のマリアが出て来ました 日曜日の朝早く イエスの墓に行った二人のマリア マグダラのマリアともうひとりのマリア さらにもうひとりのマリアがその前に登場していました 旧約聖書 出エジプト記第 15 章 20 節です アロンの姉である女預言者ミリアムが小太鼓を手に取ると 他の

Heb 11:7 信仰によって ノアは まだ見ていない事がらについて神から警告を受けたとき 恐れかしこんで その家族の救いのために箱舟を造り その箱舟によって 世の罪を定め 信仰による義を相続する者となりました (1) ノアは 神から警告を受けた 1 創 6:17 Gen 6:17 わたしは今 いの

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2017 年 6 月 11 日 ( 日 ) 12 日 ( 月 ) 39 回 新しいエルサレムの特徴 ( 後半 ) 新しいエルサレムの特徴 ( 後半 ) 黙 22:1~5 1. はじめに (1) 旧約聖書の預言のハイライトは メシア的王国である 1 黙示 20 章は メシア的王国が千年で終わることを啓

生徒用プリント ( 裏 ) 入力した内容はすべて記録されている!! 印 : 授業で学んだこと 管理者のパソコンには どのパソコンから いつ どのような書き込みがされたか記録されています 占いだけではなく メールや掲示板の内容も同じように記録されています もし 悪意のある管理者から個人情報が洩れたらど

1 説 教 聖日礼拝 北浜チャーチ 黒田 禎一郎 2017 年 6 月 4 日 ( 日 ) 主 題 : すべてを感謝しましょう! テキスト :1コロサイ人への手紙 3 章 17 節 はじめに たった一度しかない人生 私たちはどのように生きているでしょうか? 生き方を知っている人は幸いです しかし 多

お話 文芸思潮

牧会の祈り

2012 年 2 月 26 日 ( 日 ) 27 日 ( 月 )59 ローマ人への手紙総まとめ 総まとめ 1. はじめに (1) 執筆の意図 1 使徒としての使命 * 所々 かなり大胆に書いた (15:15) 2 使徒としての奉仕の原則 * 他人の土台の上に建てない (15:20) * これまで ロ

イエスさまの公的な活動は 2 年から 3 年と言われます その短い時間の中で人々に与えた影響は 考えられないほど大きいものでした ここに今日 わたしたちが集まって礼拝しているのも そのせいです けれどもその 2 年ないし 3 年のイエスさまの活動はずっと順調であったわけではありません イエスを愛し慕

Microsoft Word - N-Mar G0-イエス復活の福音

현장 전도를 위한 1단계 전도훈련교재 4

ひめぎん情報259

2018 年 2 月 4 日 ( 日 ) 5 日 ( 月 ) 29 回 善行の勧めと信仰上の勧め 善行の勧めと信仰上の勧め ヘブル 13:1~17 1. はじめに (1) この手紙は ユダヤ教への回帰を考えていた第 2 世代のメシアニック ジューたちを励ますために書かれた 1 教理的学び 2 学んだ

3 章 蝮の裔よ ( ルカ 3:7~14) ルカ福音書講義 (15) そこで 彼から洗礼を受けよう 1) として出て来た民衆 2) に彼は言った 3) 蝮 の裔よ 4) 誰があなた方に 来るべき怒り 5) から逃れるように教えたのか 8 さ あ 悔い改め 6) にふさわしい

老いの顔を埋めて

5. 章節は後代に付加せられたもので 聖書記述者の考えや霊感は反映されていな いので注意が必要 Ⅰ イエスによる預言 (42~46) 1. マタイ 21:42 は詩篇 118:22 預言からの引用 家を建てる者たちの見捨てた石 それが礎の石になった これは主のなさったことだ 私たちの目には 不思議な

このメッセージは 父なる神について考えようとするものである Ⅰ. 聖書が使用する比喩的言葉 1. 神という言葉について (1) ヘブル語でエロヒム ( エル ) ギリシア語でセオス 1 普通名詞 神々を指す言葉である 2 日本語の神も 多くの神々を指す言葉である 3 聖書の神は どういう神かを示す必

(ACT0436K06616W)

に知恵と英知と知識とあらゆる仕事において 神の霊を満たした (2~3 節 ) (1) ユダ部族のフル その子ウリ その子ベツァルエル 1フルとはモーセの手を両側から支えた 2 人のうちのひとり ( 出 17 章 ) 2フルの孫がベツァルエルである (2) 神の霊を満たした 1 知恵 (wisdom)

2010 年 4 月 18 日 ( 日 ) 19 日 ( 月 ) ハーベストフォーラム東京出エジプト記 19 出エジ 19 出エジプト記 14 章 15 節 ~15 章 21 節 紅海を渡る 1. 文脈の確認 (1) イスラエルの民は 430 年後にエジプトを脱出した (2) エジプト脱出の記録は

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24:24 それで わたしたちの仲間が数人 墓に行って見ますと 果して女たちが言ったとおりで イエスは見当りませんでした 24:25 そこでイエスが言われた ああ 愚かで心のにぶいため 預言者たちが説いたすべての事を信じられない者たちよ 24:26 キリストは必ず これらの苦難を受けて その栄光に入

目次 1 ストーリーを構成する 5 つの要素... 3 要素 1 はじめに ( 挨拶 )... 3 要素 2 DVD の流れの紹介... 5 要素 3 なぜ できないのか( 問題の原因 )... 6 要素 4 ノウハウ... 7 要素 5 サポート Copyright c 2012 R

(1) 処 女 降 誕 (2)イエスの 歴 史 性 (3) 福 音 の 3 要 素 (4)イエスの 死 後 の 状 態 (5) 昇 天 (6) 再 臨 * 今 回 は (4)イエスの 死 後 の 状 態 を 取 り 上 げる * 死 んでから 復 活 までの 3 日 間 をどのように 過 ごされたの

比喩:その他

* オバデヤがヨエルやエレミヤよりも前の預言者であることを考えると 前者の可能性が高いと思われる * オバデヤ書は 前 845 年前後に執筆されたと考えてよいだろう 4オバデヤは 小預言書の 12 人の預言者の中で最初に登場する預言者である (4) オバデヤ書のテーマ 1イスラエルに敵対する不信仰な

このメッセージは ヨセフとキリストに起こったことは私たちにも起こることを学ぼうとする ものである Ⅰ. 第 1のステップ正直な性格 (2 節 ) 1. ヨセフは 17 歳 (1) ビルハの子ら ( ダン ナフタリ ) (2) ジルパの子ら ( ガド アシェル ) (3) ヤコブは レアの子ら ( ル

子たちも オリーブ山から神殿を眺めて これはまあ 何とみごとな石でしょう 何とすばらしい建物でしょう ( マルコ 13:1) と感嘆の声を挙げました しかし イエス様は この大きな建物を見ているのですか 石がくずされずに 積まれたままで残ることは決してありません ( マルコ 13:2) と言われたの

よと言っておられます あなたが思っているような安定した生活を送ることはできない 心地よい生活ではない 狐や空の鳥以下の生活であると なぜイエス様ともあろう大先生の生活がこういうものなのでしょう その答えは一言で言えば 私たちのため ということです マルコの福音書 10 章 45 節 : 人の子も 仕

マルコによる福音書 2 章 罪ある人に仕えられる主 1A 罪を赦す権威 B 病より大切なこと 1-5 2B 権威の確証 A 罪人との食事 A 新しい訪れ A 人のための安息日 本文 マルコによる福音書 2 章を開きましょう 私たちは前回

ルカの福音書 3 章 バプテスマ - 神と人との接近 1A 主の道の用意 悔い改めのパブテスマ B 罪の赦しの説教 C 背景 1-6 1D 歴史 1-2 2D 聖書 3-6 2C 内容 D 神の怒り 7-9 2D 悔い改めにふさわしい実 C 目的 -

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受胎告知 ( ルカ 1:26-38) ルカ福音書講義 (3) か月目 1 に み使いガブリエルが神からナザレ 2 という名のガリラヤの町に遣わされた 27 ダビデの家の出 3 でヨセフという名の男と婚約中 4 のおとめのもとにである おとめの名はマリヤ 5 といった

仰者としての原点を指し示されているのだと思います けれども その聖書が示すように生きる生き方 神様が為された 私たちへの行為そのものであり その際の 神様から私たちに向けられた 天からこちらへとにじり寄って迫ってくる力 としての 福音 に 捉えられて生きる ということは 人々にすんなりと認められて

Microsoft Word 「100年人生を考えようLAB」アンケート調査 ニュースレター.docx

聖書 : ピリピ 3:1~3 説教題 : 神の御霊による礼拝 日時 :2017 年 2 月 26 日 ( 朝拝 ) ピリピ人への手紙第 3 章に入ります この手紙は全部で 4 章からなっていますので 今日から後半部に入ることになります パウロは 最後に 私の兄弟たち と始めます この手紙はまだ半分ま

1.1 節 Rev 14:1 また私は見た 見よ 小羊がシオンの山の上に立っていた また小羊とともに十四万四千人の人たちがいて その額には小羊の名と 小羊の父の名とがしるしてあった (1) ヨハネは キリストの再臨後の状況を見ている 1 実際にキリストの再臨が起こるのは 19 章になってからである

学びの技・1章

81 とガリラヤ 地 方 で 宣 教 が 開 始 されたと 記 しています による 福 音 書 では 宮 清 めされた 出 来 事 の 中 で イエスが 語 った 言 葉 に 反 発 して 2:14 そして 宮 の 中 に 牛 や 羊 や 鳩 を 売 る 者 たちと 両 替 人 たちがすわっているの

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071 マコ 6:14~29 1. はじめに (1) 文脈の確認 13 度目のガリラヤ伝道で 弟子たちが 2 人一組で派遣された 2イエスも活動された 3 弟子たちが癒しや悪霊の追い出しをしていることがヘロデの耳に入った 4 罪責感に悩む彼は この知らせを恐れた (2)A.T. ロバートソンの調和表 バプテスマのヨハネの首をはねた罪責感から イエスを恐れたヘロデ アンテパス ( 71) マコ 6:14~29 マタ 14:1~12 ルカ 9:7~9 2. アウトライン (1) オープニング (2) フラッシュバック 1 投獄の場面 2 宴会の場面 3 処刑の場面 (3) エンディング 3. 結論 : バプテスマのヨハネの死の意味について学ぶ Ⅰ. オープニング (14~16 節 ) 1. 罪責感に苦しむヘロデ (14 節 a) イエスの名が知れ渡ったので ヘロデ王の耳にも入った (1) ヘロデ王とは ヘロデ アンテパスのことである 1 彼は王ではなく ガリラヤ地方とペレア地方の 国主 である 2ギリシア語で テトラーク という ( 父の 4 分の 1 の領地を支配した ) 3 彼を王と呼ぶのは マルコだけである 1

4 これは皮肉である ヘロデは王のように振る舞い 墓穴を掘る (2) イエスと弟子たちの働きが 評判になっていた 1 それを耳にしたヘロデは 恐れを覚えた 2 罪責感から来る恐れである 2. ヘロデの結論 (14b~16 節 ) 人々は バプテスマのヨハネが死人の中からよみがえったのだ だから あんな力が 彼のうちに働いているのだ と言っていた 別の人々は 彼はエリヤだ と言い さらに別の人々は 昔の預言者の中のひとりのような預言者だ と言っていた しかし ヘロデはうわさを聞いて 私が首をはねたあのヨハネが生き返ったのだ と言っていた (1)3 つの意見 1バプテスマのヨハネが死人の中から復活した 2 死を経ないで天に上げられたエリヤが登場した 3 途切れていた預言者の系譜を復活させる預言者が登場した (2) ヘロデは バプテスマのヨハネが復活したと考えていた 悪者は追う者もないのに逃げる しかし 正しい人は若獅子のように頼もしい ( 箴 28:1) わざわいは罪人を追いかけ 幸いは正しい者に報いる ( 箴 13:21) Ⅱ. フラッシュバック 1. 投獄の場面 (1)17~18 節 実は このヘロデが 自分の兄弟ピリポの妻ヘロデヤのことで ヘロデはこの女を妻としていた 人をやってヨハネを捕らえ 牢につないだのであった これは ヨハネがヘロデに あなたが兄弟の妻を自分のものとしていることは不法です と言い張ったからである 1ヘロデヤは 叔父のヘロデ ピリポと結婚した ( 近親結婚 律法違反 ) * この結婚から サロメが誕生した 2ヘロデとヘロデヤの結婚は 律法違反である ( レビ 18:12~16 20:19~21) * ヘロデヤは姦淫の罪を犯した * ヘロデは元の妻 ( ナバテヤのアレタ 4 世の娘 ) を離縁させた 3ヨハネは ヘロデとヘロデヤの結婚を非難したため 投獄された 2

2 投獄の場所は マケラスの砦である ( ヨルダン川の東 死海の北端の辺り ) * ヘロデ王が建設した 3 つの要塞 マサダ ヘロデイウム マケラス * マケラスは王宮であるが その中に牢獄があった * 以上は ヨセフスによる情報である (2)19~20 節 ところが ヘロデヤはヨハネを恨み 彼を殺したいと思いながら 果たせないでいた それはヘロデが ヨハネを正しい聖なる人と知って 彼を恐れ 保護を加えていたからである また ヘロデはヨハネの教えを聞くとき 非常に当惑しながらも 喜んで耳を傾けていた 1ヘロデヤは ヨハネに対して殺意を抱いていた * 非常に野心家で残忍な女性 2ヘロデは ヨハネを保護していた * ヨハネを恐れていた これは 迷信的恐れである * 当惑しながらも ヨハネの話を喜んで聞いていた * ローマ人の貴族たちは 哲学者の話を聞くことを趣味としていた * ヘロデはローマ文化の影響を受けていた 3ヘロデは 妻のヘロデヤとバプテスマのヨハネの板挟みになっていた * 性格的に弱い人物 2. 宴会の場面 (1)21 節 ところが 良い機会が訪れた ヘロデがその誕生日に 重臣や 千人隊長や ガリラヤのおもだった人などを招いて 祝宴を設けたとき 1 誕生パーティは ギリシア人やローマ人の習慣で ユダヤ人のものではない 2 彼は ローマ風文化の影響を受けている (2)22~23 節 ヘロデヤの娘が入って来て 踊りを踊ったので ヘロデも列席の人々も喜んだ そこで王は この少女に 何でもほしい物を言いなさい 与えよう と言った また おまえの望む物なら 私の国の半分でも 与えよう と言って 誓った 1ヘロデヤの娘とは サロメのことである 2 娘 ( コラシオン ) とは 12~14 歳の女性 結婚可能な年齢 3 彼女は ヘロデヤの策略によって宴会場に送り込まれた 4この踊りは 官能的なものであった 3

5ヘロデは義理の娘に欲情を覚えた ( 兄弟の妻をめとった後 さらに ) 6レビ 20:14 人がもし 女をその母といっしょにめとるなら それは破廉恥なことである 彼も彼女らも共に火で焼かれなければならない あなたがたの間で破廉恥な行為があってはならないためである 7 おまえの望む物なら 私の国の半分でも 与えよう とは格言である * これを文字通りに受け取る必要はない * ヘロデには 自分の自由になる王国はない (3)24~25 節 そこで少女は出て行って 何を願いましょうか とその母親に言った すると母親は バプテスマのヨハネの首 と言った そこで少女はすぐに 大急ぎで王の前に行き こう言って頼んだ 今すぐに バプテスマのヨハネの首を盆に載せていただきとうございます 1 母親は同席していなかった * マケラスの要塞には 食堂が 2 つあった 男女が分かれて食事をした 2 母親は間髪を入れずに バプテスマのヨハネの首 と言った * あらかじめシナリオを作っていた 3 大急ぎで王の前に行ったのは 王が心変わりをする前にことを行うためである 4 首を盆に乗せるのは 宴会のメニューのひとつに見立てたものである 3. 処刑の場面 (1)26 節 王は非常に心を痛めたが 自分の誓いもあり 列席の人々の手前もあって 少女の願いを退けることを好まなかった 1ヘロデはこの申し出を断ることもできた 2しかし 面子を保つために少女の願いを聞き入れた 3 彼に必要なのは 蛇のようにさとく 鳩のようにすなおであれ という教え (2)27~28 節 そこで王は すぐに護衛兵をやって ヨハネの首を持って来るように命令した 護衛兵は行って 牢の中でヨハネの首をはね その首を盆に載せて持って来て 少女に渡した 少女は それを母親に渡した 1ユダヤ地方では イエスを処刑する際にローマの許可が必要であった 2ガリラヤ地方では ヘロデ アンテパスが王のように振る舞っていた 4

Ⅲ. エンディング 1. 弟子たちによる埋葬 (29 節 ) ヨハネの弟子たちは このことを聞いたので やって来て 遺体を引き取り 墓に納めたのであった (1) 通常は 遺体を埋葬するのは 長男の仕事である 1ここでは 弟子たちがその役割を果たしている (2) これは非常に危険な行為でもあった 1イエスの弟子たちは 埋葬の場にいなかった 2 切断された遺体は 牢獄から出され 外に捨て置かれた ( ヨセフスの情報 ) 3 弟子たちは それを拾って墓に納めたのであろう 2. エンディングロール (1) この後 ヘロデ ヘロデヤ サロメの 3 人は悲惨な最期を迎えることになる 結論 : 1. 神をあなどってはならない (1) ヘロデとヘロデヤはどうなったのか 1しばらくして ナバテヤのアレタ 4 世が離縁された娘の遺恨を晴らすために 戦争を仕かけて来た 2ヘロデとヘロデヤは 大敗を喫し 大急ぎで逃亡した 3ヘロデヤの誘惑で ヘロデは 王 の称号をローマに求めたが 元老院の決定により ガリア ( リオン ) に追放された 4その地で二人は 悲惨な死を遂げた (2) サロメは母親と同じ道を歩んだ 1 叔父のピリポ ( 国主 ) と結婚した 2 後に 従弟のアリストブロスと再婚した 3 氷の上を歩いていた時 氷が割れて水に落ちた 4 首だけが氷の上に出ていた 5もがいているうちに 氷の鋭利な刃で首がはねられたような状態になった 2. ヨハネとヘロデヤの葛藤は エリヤとイゼベルの葛藤と相関関係にある 5

彼らはイエスに尋ねて言った 律法学者たちは まずエリヤが来るはずだと言っていますが それはなぜでしょうか イエスは言われた エリヤがまず来て すべてのことを立て直します では 人の子について 多くの苦しみを受け さげすまれると書いてあるのは どうしてなのですか しかし あなたがたに告げます エリヤはもう来たのです そして人々は 彼について書いてあるとおりに 好き勝手なことを彼にしたのです ( マコ 9:11~13) (1) イゼベルとヘロデヤは ともにドミナント ( 支配的な ) 女性である 1 人だけでなく 神さえも自分の思い通りに動かそうとする (2) エリヤの場合は 命が守られ 最後は生きたまま天に上げられた 1 バプテスマのヨハネの場合は 殉教の死を遂げた 3. ヨハネの苦しみ ( パッション ) は メシアの苦しみ ( パッション ) の型である (1) きょうの箇所は メシアの先駆者のパッションの記録である 1 メシアに起こることは メシアの先駆者にも起こる (2) ヨハネの死のタイミング 1 彼の奉仕期間は 12~14 ヶ月である 2その後 約 2 年間獄中にあった 3 合計 3 年強の期間の奉仕である イエスの公生涯とほぼ同じ 4イスラエルは民族的にメシアを拒否した 5このタイミングで ヨハネの先駆者としての奉仕も終了した (3) 私たちへの教訓 1 生きるのも死ぬのも 神の御心のままである 2 奉仕の方法と期間も 神の御心のままである 3 短期計画 中期計画 長期計画 6