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(2) 国語科 国語 A 国語 A においては 平均正答率が平均を上回っている 国語 A の正答数の分布では 平均に比べ 中位層が薄く 上位層 下位層が厚い傾向が見られる 漢字を読む 漢字を書く 設問において 平均正答率が平均を下回っている 国語 B 国語 B においては 平均正答率が平均を上回って

4 単元の評価規準 コミュニケーションへの関心 意欲 態度 外国語表現の能力 外国語理解の能力 言語や文化についての知識 理解 与えられた話題に対し 聞いたり読んだりした 1 比較構文の用法を理解 て, ペアで協力して積極 こと, 学んだことや経 している 的に自分の意見や考えを 験したことに基づき

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1 高等学校学習指導要領との整合性 高等学校学習指導要領との整合性 ( 試験名 : 実用英語技能検定 ( 英検 )2 級 ) ⅰ) 試験の目的 出題方針について < 目的 > 英検 2 級は 4 技能における英語運用能力 (CEFR の B1 レベル ) を測定するテストである テスト課題においては

3 調査結果 1 平成 30 年度大分県学力定着状況調査 学年 小学校 5 年生 教科 国語 算数 理科 項目 知識 活用 知識 活用 知識 活用 大分県平均正答率 大分県偏差値

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

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結果からの考察 中学校 高校の英語の授業では音声指導や文法指導などが多く 話す 書く を含めた言語活動がまだ十分に行われていないという課題が明らかになりました 中高生の英語によるコミュニケーション能力の向上のためには 従来の文法中心の指導からの脱却が求められます 英語教員の多くは 英語で表現する機会

2018 年 9 月 3 日 このリリースは文部科学記者会でも発表しています 報道関係各位 株式会社イーオンイーオン 中学 高校の英語教師を対象とした 中高における英語教育実態調査 2018 を実施 英会話教室を運営する株式会社イーオン ( 本社 : 東京都新宿区 代表取締役 : 三宅義和 以下 イ

イ ディベート ディスカッション Ⅱ 時事英語 エッセイライティング Ⅰ エッセイライティング Ⅱ 必履修科目は 総合英語 Ⅰ 及び ディベート ディスカッション Ⅰ 話すこと 書くこと における発信力の強化や 高校生の卒業後の進路の多 様化などに対応するため より高度で専門的な科目を新設し 計 7

教科 : 外国語科目 : コミュニケーション英語 Ⅰ 別紙 1 話すこと 学習指導要領ウ聞いたり読んだりしたこと 学んだことや経験したことに基づき 情報や考えなどについて 話し合ったり意見の交換をしたりする 都立工芸高校学力スタンダード 300~600 語程度の教科書の文章の内容を理解した後に 英語

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2017 年 9 月 8 日 このリリースは文部科学記者会でも発表しています 報道関係各位 株式会社イーオンイーオン 中学 高校の英語教師を対象とした 中高における英語教育実態調査 2017 を実施 英会話教室を運営する株式会社イーオン ( 本社 : 東京都新宿区 代表取締役 : 三宅義和 以下 イ

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第 2 学年 * 組保健体育科 ( 保健分野 ) 学習指導案 1 単元名生涯の各段階における健康 ( イ ) 結婚生活と健康 指導者間中大介 2 単元の目標 生涯の各段階における健康について, 課題の解決に向けての話し合いや模擬授業, ディベート形式のディスカッションなどの学習活動に意欲的に取り組む

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新潟市立亀田西中学校

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○○○

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「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて

Taro-H29結果概要(5月25日最終)

4 学習の活動 単元 Lesson 1 (2 時間 ) 主語の決定 / 見えない主語の発見 / 主語の it 外国語表現の能力 適切な主語を選択し英文を書くことができる 外国語理解の能力 日本の年中行事に関する内容の英文を読んで理解できる 言語や文化についての知識 理解 適切な主語を選択 練習問題の

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難関私立大 一般国立大まで対応高 1~ 高 3 高校生進学選抜クラス ( 英 数 国 単科制 全教室 ) ~ 部活や学校行事が忙しくても無理なく学習できる ~ 少人数制集団授業 + 個別演習 十分な演習量を確保! やむを得ず欠席した授業は 映像授業 で補えるハイブリッド型 授業は 少人数制の先生と生

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学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

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今年度は 創立 125 周年 です 平成 29 年度 12 月号杉並区立杉並第三小学校 杉並区高円寺南 TEL FAX 杉三小の子

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活動の流れ 1 4 人のグループに分かれ テーマを決める 校内の施設紹介 学校行事 クラブ活動 時間割など 2 各グループで実施計画を立てる 3 動画を撮影する 4 写真を使って動画を作成する 動画の長さは 1 人 2~3 分とし 全員が発表できるように 分担 を決める 5 必要な語いや表現を調べる

2.3.事前に調べておこう

5 単元の評価規準と学習活動における具体の評価規準 単元の評価規準 学習活動における具体の評価規準 ア関心 意欲 態度イ読む能力ウ知識 理解 本文の読解を通じて 科学 について改めて問い直し 新たな視点で考えようとすることができる 学習指導要領 国語総合 3- (6)- ウ -( オ ) 1 科学

ホームページ掲載資料 平成 30 年度 全国学力 学習状況調査結果 ( 上尾市立小 中学校概要 ) 平成 30 年 4 月 17 日実施 上尾市教育委員会

3 人権教育の視点英語科の授業を通して 文化や習慣には多様性があることを理解させる そしてその中から 表現の仕方の違いや考え方の違いに気づかせ 互いに違いを認め合い尊重しながら共に生きようとする態度 他者 文化に興味 関心をもち 良い人間関係を築きながら生活する力を持った生徒を育成したい そこでこの

2 調査結果 (1) 教科に関する調査結果 全体の平均正答率では, 小 5, 中 2の全ての教科で 全国的期待値 ( 参考値 ) ( 以下 全国値 という ) との5ポイント以上の有意差は見られなかった 基礎 基本 については,5ポイント以上の有意差は見られなかったものの, 小 5 中 2ともに,

3. ➀ 1 1 ➁ 2 ➀ ➁ /

< 受験生トレンド > 受験生に必須のアイテム 受験生の半数以上が勉強に SNS を活用 3 人に 1 人以上が活用している Twitter が第 1 位に 目的は モチベーションを上げたい 記録に残したい 共有して安心したい が上位に 勉強専門アカウントについては約 5 割が興味 約 2 割が活用

自己紹介をしよう

平成 30 年度授業シラバスの詳細内容 科目名 ( 英 ) 担当教員名 情報技術と職業 - 演習 (Information Technology at Work Place - 授業コード exercise ) 松永多苗子 星芝貴行 坂井美穂 足立元 坪倉篤志 科目ナンバリン 福島学 グコード 配当

平成 26 年度 高知県学力定着状況調査結果の概要 速報版 平成 27 年 2 月 高知県教育委員会

教育調査 ( 教職員用 ) 1 教育計画の作成にあたって 教職員でよく話し合っていますか 度数 相対度数 (%) 累積度数累積相対度数 (%) はい どちらかといえばはい どちらかといえばいいえ いいえ 0

(2) 計画学習課題 学習内容 時間 連立方程式とその解 二元一次方程式とその解の意味 2 連立方程式とその解の意味 ( 本時 1/2) 連立方程式の解き方 文字の消去の意味 加減法による連立方程式の解き方 5 代入法による連立方程式の解き方 連立方程式の利用 問題を解決するために 2つの文字を使っ

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1 ねらい教科指導における ICT の活用は 学習内容を分かりやすく説明したり 子どもたちの学習への興味関心を高めたりすることに有効である 本研究では 次のような 学力の 3 要素 の向上を目指し ICT を活用した授業の工夫と改善に取り組む 基礎的 基本的な知識 技能の習得 これらを活用して課題を

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6 年 No.12 英語劇をしよう (2/7) 英語での 桃太郎 のお話を理解し 音読する 導 あいさつをす 挨拶の後 Rows and Columns を交え 天気や時 入 候の確認 既習事項の確認をす (T1,T2) ペンマンシップ ペンマンシップ教材を用いて アルファベットの ジングル絵カー


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ている それらを取り入れたルーブリックを生徒に提示することにより 前回の反省点を改善し より具体的な目標を持って今回のパフォーマンスに取り組むことができると考える 同に そのような流れを繰り返すことにより 次回のパフォーマンス評価へとつながっていくものと考えている () 本単元で重点的に育成をめざす

生徒の活動

平成 30 年度 品川区学力定着度調査 の結果から明らかになった課題と学力向上に向けた取組 ( 国語 ) 1. 国語の定着状況についての概要 どの学年もほとんどすべての項目において 目標値を上回った 昨年度から取り組んできた 文章を書き表す際の 言葉の正しい使い方の指導 が 言葉についての知識 理解

2016 年 8 月 19 日 報道関係各位 株式会社イーオンイーオン 中学 高校の英語教師を対象とした 中高における英語教育実態調査 2016 を実施 英会話教室を運営する株式会社イーオン ( 本社 : 東京都新宿区 代表取締役 : 三宅義和 以下 イーオン ) は 中学 高校で英語を教えている現

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PowerPoint 프레젠테이션

(6) 調査結果の取扱いに関する配慮事項調査結果については 調査の目的を達成するため 自らの教育及び教育施策の改善 各児童生徒の全般的な学習状況の改善等につなげることが重要であることに留意し 適切に取り扱うものとする 調査結果の公表に関しては 教育委員会や学校が 保護者や地域住民に対して説明責任を果

本学級の生徒に, 英語科に関する興味 関心を問うアンケートを実施したところ, 以下のようになった (28 年 9 月実施 ) はいややあまりいいえ英語の授業が好きだ 65% 29% 0% 6% ペア活動に積極的に取り組んでいる 68% 32% 0% 0% グループ活動に積極的に取り組んでいる 70%

平成 28 年度埼玉県学力 学習状況調査各学年の結果概要について 1 小学校 4 年生の結果概要 ( 平均正答率 ) 1 教科区分による結果 (%) 調査科目 羽生市 埼玉県 国語 算数 分類 区分別による結果 < 国語 > (%) 分類 区分 羽生市 埼

報道関係各位 2012 年 1 月 25 日 株式会社ベネッセコーポレーション 代表取締役社長福島保 高校受験調査 ~ 高校 1 年生は自らの高校受験をどのように振り返っているのか ~ 高校受験を通じて やればできると自信がついた 71% 一方で もっと勉強しておけばよかった 65% 株式会社ベネッ

第 9 章 外国語 第 1 教科目標, 評価の観点及びその趣旨等 1 教科目標外国語を通じて, 言語や文化に対する理解を深め, 積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り, 聞くこと, 話すこと, 読むこと, 書くことなどのコミュニケーション能力の基礎を養う 2 評価の観点及びその趣旨


国語 B 柏原 埼玉県 全国 話すこと 聞くこと 書くこと 読むこと 算数 A 柏原 埼玉県 全国 数と計算 量と測定 図形 数量関係 算数 B 柏原 埼玉県 全国

第 2 問 A 問題のねらいインターネット上の利用者の評価情報やイラストを参考に場面にふさわしい店を推測させることを通じて, 平易な英語で書かれた短い説明文の概要や要点を捉えたり, 情報を事実と意見に整理する力を問う 問 1 6 友人, 家族, 学校生活などの身の回りの事柄に関して平易な英語で書かれ

楽しい外国語活動を目指して

(2) 学習指導要領の領域別の平均正答率 1 小学校国語 A (%) 学習指導要領の領域 領 域 話すこと 聞くこと 66.6(69.2) 77.0(79.2) 書くこと 61.8(60.6) 69.3(72.8) 読むこと 69.9(70.2) 77.4(78.5) 伝統的な言語文化等 78.3(

愛媛県学力向上5か年計画

領域別正答率 Zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz んんんんんんんんんんんんん 小学校 中学校ともに 国語 A B 算数( 数学 )A B のほとんどの領域において 奈良県 全国を上回っています 小学校国語 書く B において 奈良県 全国を大きく上回っています しかし 質問紙調査では 自分

単元構造図の簡素化とその活用 ~ 九州体育 保健体育ネットワーク研究会 2016 ファイナル in 福岡 ~ 佐賀県伊万里市立伊万里中学校教頭福井宏和 1 はじめに伊万里市立伊万里中学校は, 平成 20 年度から平成 22 年度までの3 年間, 文部科学省 国立教育政策研究所 学力の把握に関する研究

2 教科に関する調査の結果 (1) 平均正答率 % 小学校 中学校 4 年生 5 年生 6 年生 1 年生 2 年生 3 年生 国語算数 数学英語 狭山市 埼玉県 狭山市 61.4

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Taro-① 平成30年度全国学力・学習状況調査の結果の概要について

グリーン家の人々

Transcription:

2016.6 ベネッセコーポレーション高校営業部 GTEC 通信 vol.101 コミュニカティブな活動を軸にした指導でこれからの大学入試に求められる英語力を育成 佐賀県立佐賀西高校 1876 年 ( 明治 9) 年 佐賀変則中学校 ( 旧制 ) として開校 佐賀県立佐賀中学校 ( 旧制 ) 同県立佐賀高校などを経て 1963( 昭和 38) 年に現校名に改称 開校以来 質実剛健 鍛身養志 を建学の精神とする 国公立大への合格者を毎年のように 150 人以上送り出す県内屈指の進学校である一方 部活動も盛んで 男子バスケットボール部 将棋部などが県内外の大会で活躍している 基本情報 : 公立 共学 普通科 規模 :1 学年約 280 名 主な進路 : 国公立大は東京大 1 名 名古屋大 1 名 京都大 2 名 大阪大 4 名 九州大 49 名 佐賀大 56 名をはじめ 228 名 (2016 年度入試 / 既卒生含む ) 取り組みのポイント 英文の読解とコミュニカティブな活動とが有機的につながるように 教材を工夫 英語によるコミュニケーション能力を総合的に高められるように 日本人教師と ALT との連携を推進 目の前の学習と大学入試とがいかに関連するかをこまめに伝えるとともに GTEC で 4 技能の定着度合いを測定することで 生徒の学習意欲を向上させる 取り組みの背景 同校は 聞く 読む 話す 書くの英語 4 技能を総合的に高める取り組みに以前から力を入れている 2013 年度に新課程が導入されてからは 生徒の英語活動を中心にした授業をさらに重視するようになった 2014 年度入学生 ( 現 3 年生 ) では どの単元でも What do you think? と生徒に問い掛け 教科書の文章のテーマに関する生徒同士の意見交換やディベート プレゼンテーションなどを 1 年生から積極的に行っている このねらいについて この学年の英語を 1 年生から持ち上がりで担当している江口智紀先生は 単語や文法事項をただ覚えるだけでなく 英語というコミュニケーションツールを使いこなすことに直結する練習を 1 年生のうちから段階的に積ませたいと考えました 他者の主張を批判的に捉えて自分の意見を持ち それを分かりやすく伝える力を身につければ 高度な思考力や判断力 表現力などが必要とされる ようになっている大学入試にも しっかり対応できるようになるはずです 大学入学後 世界中の人たちと交流し 自分の世界を広げることにも役立つでしょう と語る この学年では 2 年生になると 生徒が教科書の文章を多角的に読み取り 意見交換などをより効果的に行えるように 1 つの単元にワークシートを教科団で何枚も作成 配布し 生徒に取り組ませるようになった これにより 生き生きと自分の考えを述べる生徒が増えた半面 授業の進度が例年に比べて遅れが出始め リーディングに充てる時間も少なくせざるを得なくなった そのためか 進研模試の成績も例年に比べて下がる傾向が見られた また 教師がワークシートを準備するのに膨大な時間がかかることも課題だった そこで コミュニカティブな活動の充実度と効率化とを両立させられるように 2 年生の 2 学期から指導を改めた 1

取り組みの詳細 コミュニカティブな活動とリーディングとの有機的な関連を強化 2 年生の 2 学期以降は OXFORD University Press から出版されている Q:Skills for Success を授業で中心的に用いるようになった 従来の教科書は 週末課題の英文和訳や日本語による説明問題の教材として主に用い 文章のテーマによっては授業でも使用することにした 江口先生とともに 2014 年度入学生の英語を 1 年生から受け持つ内田恵美先生は 教材を変更した理由を次のように説明する 同テキストには 第一印象をよくするためには何をすべきか 人はなぜお互いを助けようとするのか といった 読解する観点が無数に成り立つテーマを扱った文章が多く載っています そのため 1 学期ほどワークシートを作成しなくても 授業で読む英文とコミュニカティブな活動とが有機的につながりやすくなるはずです 英語で考え伝える力を育むという目的に沿って さまざまな活動を無理なく行うことにもつながると期待しました 授業の内容を見てみよう どの単元でも 冒頭で同テキストの文章を生徒全員が一斉に速読し おおまかな文意をつかんでから 文章のテーマや筆者の主張などについて生徒同士で検討していく 例えば 生徒が 4 5 人のグループに分かれてディスカッションを行い 話し合った内容を各グループの代表者がクラス全体に発表するといった具合だ 単元の最後にはワークシート ( 資料 1) を配布し 生徒はここに 文章のテーマに対する自分の見解や筆者の主張への賛否についてまとめ その内容をプレゼンテーションする 生徒は一連の活動に取り組む過程で 繰り返しテキストの文章を読むことになります グループディスカッションの内容などを聞いていると 読んだ英文を 材料 にして自らの主張を展開していると感じることが 回を重ねるごとに多くなっていきました ( 江口先生 ) ALT との効果的な連携で生徒の表現力を高める ALT に加わってもらい 日本人教師と TT で指導する機会が増えたことも 2 年生の 2 学期以降の特徴だ 1 学期まではディベートを行う週 1 コマのみだったが 2 学期からは可能な限り多くの授業に ALT を迎えるようになった この変化について 2014 年度入学生の英語をやはり 3 年間持ち上がりで担当する大岩裕子先生は 毎回の授業でコミュニカティブな活動にしっかり取り組 めるようになったことで ALT の力をどこで借りるべきかが見えやすくなりました 英語母語話者ならではの指導を効果的な場面でお願いできるようになったと思います と語る 例えば 同校のクラスは習熟度別に編成されているが グループディスカッションはどのクラスも ALT を交えて行う ALT は 各グループを回って話し合いの内容に対して助言するほか グループの代表者によるプレゼンテーションに対して 良かった点や課題などを講評 さらに プレゼンテーションに含まれていたいくつかの表現を具体的に挙げ 文法の誤りを正したり ニュアンスの差を解説したりする その際 日本人教師は ALT の解説を踏まえ 生徒の表現をより整った英文に変えて板書する 成績が中位 上位のクラスでは 折に触れて取り組む和文英訳にも ALT に加わってもらう ALT が英文としての正確性 日本人教師が日本語と英語との整合性をチェックすることで 生徒のライティング力を高めようというねらいだ 目の前の学習と進路との関連を伝え生徒の学習意欲を向上させる 学習に対する生徒の意識づけの仕方にも さまざまな工夫が見られる その 1 つが 1 年生から月 1 回配布している英語科通信 ( 資料 2) だ 現在授業で取り組んでいる活動にどのような意義があるのかを伝え 生徒の英語学習のモチベーションが上がるよう仕掛けている また 2 年生の後半からは 授業などで東京大や京都大 九州大といった難関大で近年出題された入試問題を例に 目の前の学習と大学入試との関連性を示すことも多くなった 英文を批判的に読解できてはじめて解答できる問題や 自分の考えを論理的に述べる必要がある問題が 実際に入試で出題されていることを知れば 生徒は自ら学びに向かうようになると考えています ( 江口先生 ) また 授業の難度でも生徒を刺激する 単元の冒頭で行うテキストの速読の制限時間を 簡単に読める生徒がいない程度に短くしたり グループディスカッションやプレゼンテーションの解説などで 多くの生徒の知らないと考えられる重要な表現をさりげなく示したりするといった具合だ 授業を通して 自分にはまだ足りない部分がある と感じれば 生徒は課題を自覚し それを解決するために机に向かうようになるでしょう 授業での学習内容が大学入試に結びつくことが分かっていれば なおさらです 課題を自覚し それを解決するために机に向かうようになれば 学びは何倍も豊かになります ( 大岩先生 ) 2

指導内容をさらに充実させるために 4 技能の定着度合いをこまめに測定 生徒の英語力を複数の視点から定期的に見取っていることにも 注目したい 進研模試は読解の精度 GTEC for STUDENTS( 以下 GTEC) は 4 技能のスキル 定着度合いを客観的に測るツールと位置づけ 3 年間を通して実施している ライティングなどの分量が多い GTEC は 英語による情報処理能力がどの程度速く かつ正確になっているかをこまめに判断できるように 1 2 年生で 2 回ずつ (7 月 12 月 ) 3 年生で 1 回 (7 月 ) と 約半年に 1 回のペースで課し コミュニカティブな指導の成果検証として活用している スコアが伸び悩む生徒が多いスキルがあれば そのスキルについての指導を見直すなど GTEC の結果を受けて指導内容を調整することもあります ( 内田先生 ) また GTEC はスキルの運用力が全国レベルで判定されるため 特に成績上位層の生徒が学習 意欲を高める機会にもなるという 上位層の生徒ほど 自分のスキルがどれくらい通用するのかを試してみたいという気持ちが強いと感じます ( 江口先生 ) ( 左から内田先生 江口先生 大岩先生 ) 取り組みの成果と今後に向けて 2014 年度入学生 ( 現 3 年生 ) は コミュニカティブな活動を軸にした授業によって 思考力や判断力 表現力をしっかり定着させている GT EC では 2 年生 12 月のスコアが 過年度の 3 年生 7 月のスコアを上回っているほどだ ( 資料 3) 進研模試の成績も伸びており 英語によるコミュニケーション能力が総合的に高まっていることがうかがえる さらに 生徒の意識も変わった 英語をただ教科としてだけではなく 自分にとって必要なツールとして捉えられるようになっていると感じます 私が 勉強の調子はどう? と尋ねたところ スピーキングに課題があります と答える生徒が出てきました ( 江口先生 ) 3 年生の 2 学期からは大学入試の過去問題演習などが本格化するが コミュニカティブな活動にも時間の許す限り取り組んでいく 英語で考える力 英語を用いて伝える力は 大学入試にはもちろん 大学合格後にも生きます 生徒には最後までしっかり身につけさせ 送り出したいと考えています ( 内田先生 ) 3

資料 1 授業で用いるワークシート 4

資料 2 英語科通信 5

資料 3 GTEC 成績推移 2016 年度高校 3 年生の成績推移 ( 高 1 夏 ~ 高 2 冬 ) 昨年度高 3 生 年度 2014 2014 2015 2015 2015 学年 高校 1 年生 高校 1 年生 高校 2 年生 高校 2 年生 高校 3 年生 回 月 26 回 B 7 月 27 回 B 12 月 27 回 A 12 月 28 回 A 7 月 29 回 A 12 月 28 回 A 7 月 受検人数 279 179 96 275 269 309 スコア平均 484.4 479.2 547.7 529.1 560.4 532.7 グレード平均 4 4 5 5 5 5 満点 660 660 810 810 810 810 グレード スコア 単純 累積 単純 累積 単純 累積 単純 累積 単純 累積 単純 累積 7 800 780 1 1 760 1 1 1 1 3 3 1 2 740 1 1 4 7 1 3 720 1 4 5 6 13 3 6 700 1 2 4 9 4 17 2 5 680 2 4 2 11 4 21 3 8 660 4 5 16 8 29 4 12 640 1 1 2 6 3 19 8 37 10 22 620 9 10 1 1 3 9 9 28 14 51 13 35 5 600 8 18 4 5 8 17 12 40 18 69 14 49 580 5 23 4 9 8 25 13 53 24 93 26 75 560 18 41 6 15 9 34 20 73 28 121 29 104 540 13 54 14 29 11 45 24 97 35 156 33 137 520 20 74 19 48 16 61 46 143 36 192 38 175 4 500 38 112 20 68 18 79 40 183 31 223 35 210 480 28 140 17 85 10 89 40 223 11 234 32 242 460 38 178 26 111 6 95 16 239 13 247 20 262 440 31 209 17 128 95 16 255 12 259 16 278 3 420 23 232 22 150 1 96 14 269 6 265 17 295 400 20 252 15 165 96 1 270 3 268 6 301 380 14 266 4 169 96 2 272 1 269 2 303 2 360 8 274 6 175 96 1 273 269 3 306 340 3 277 3 178 96 2 275 269 2 308 320 2 279 178 96 275 269 1 309 300 279 1 179 96 275 269 309 6