市立大町総合病院ホームページリニューアル業務委託事業要求仕様書 1 目的市立大町総合病院 ( 以下 当院 ) のホームページは 受診される患者さん 市民 医療機関等への情報発信の重要なツールとして開設しているものである しかし 前回のサイトリニューアルから時間が経過し 取り扱う情報量の増加によるページ構成の複雑化等の問題がある また 高齢者や障害者への配慮や閲覧者のニーズに沿った情報の整理などホームページの質の充実も求められている そこで 今回委託者の抱える様々な問題を解消し より見やすくきめ細かい情報発信を行うため ホームページの全面リニューアルを行うこととする 2 業務概要 本業務は当院ホームページリニューアルに関する作業一式とし 概ね以下のとおりとする 3 スケジュール公告 9 月 9 日 ( 金 ) 質問締切 9 月 16 日 ( 金 ) 質問回答期限 9 月 23 日 ( 金 ) 募集締切 9 月 23 日 ( 金 ) 一次審査結果発表 10 月 3 日 ( 月 ) 最終選考順序決定 10 月上旬最終審査 10 月上旬 ~ 中旬最終審査結果発表 10 月中旬公開完成後早急に公開 4 対象ウェブサイト http://www.omachi-hospital.jp/ ( 現在 約 300 ページあるうちの 130 ページ程度の移行を想定 ) 5 ホームページリニューアルに対する基本的な考え方 (1) 当院を利用する方が知りたい情報を分かりやすく得られるようにホームページ掲載情報の整理し 探しやすく分かりやすいサイト構成とする (2) 当院スタッフがスムーズに地域住民及び医療従事者に情報発信できるよう 専門的知識がなくてもページ作成 編集作業が可能とし 職員にとっても使いやすいシステムとする (3) 当院でのイベントや取組みをアピールするとともに 医師 ( 臨床研修医を含む ) 看護師 コメディカルの就職問い合わせが増加するようなページ作成を行う (4) スマートフォン タブレットの普及によるニーズの多様化や外国人向けの情報発信 ( ホームページの多言語化 ) を可能とし 将来的な変化に対応できる拡張性を確保する (5) サーバーの移行を行い セキュリティ強化やアクセス応答速度の向上を図る 1
6 ホームページリニューアルに係る要求今回の業務委託に係る要求は 以下の内容及び別紙 機能用件一覧表 のとおりとする 各作業は 受託事業者が実施し 当院は方針の指示および作業結果の確認 写真や資料などの掲載素材提供を行う 以下の作業以外にもホームページリニューアルにともない必要と思われる作業については協議を行い 基本的には受託事業者が行うものとする (1) サーバー環境 1 現在のレンタルサーバー環境 (InfinitoPLUS(GMO クラウド株式会社 )) ディスク容量: ウェブ ログ用 (120GB) メール(80GB) Web サーバー DNS サーバー メールサーバーについてホスティングサービスを受けているため ハードウェアの管理は行っていない 利用可能 CGI:ASP.NET(Ver1.1/2.0) Perl(5.8.7) PHP(5.2.9) 利用可能データベース:MySQL5 SSL: 独自 SSL ( グローバルサインクイック認証 SSL) CMS プラットフォーム :WordPress 2 移行先のサーバー環境アサーバー情報レンタルウェブサーバーとし 容量は 当該 CMSが問題なく作動するよう余裕を持った容量を確保すること また ホームページのアクセス応答速度を良好に維持できるように 集中的なアクセスにも耐えられる構成とすること なお 移行後のサーバーでは メールは使用しない予定である イ稼働時間及び稼動日程 24 時間 365 日運用が可能なシステム構成 社内体制を整えること やむを得ない理由により 稼動を停止する場合は 事前に協議すること ウサーバー環境 システム変更等ウェブサーバーに専用レンタルサーバーを利用するため 環境 設定変更が伴う場合は レンタルサーバーサービス提供業者と十分協議 調整し 実施すること エリニューアル作業期間中のテスト環境公開前まではテスト環境を準備して デザインの調整 確認 CMSの仕様環境整備を行うこと オ大規模災害等の緊急時に 継続して又は迅速にサービスを提供できること カデータのバックアップを定期的に行い復旧可能な状態とすること キ十分なセキュリティ対策を講じ SSL 暗号化通信又はに対応させること クリニューアル後のドメイン名は http://www.omachi-hospital.jp/ から変更しないこと (2) 既存コンテンツの移行作業について 1 概要既存コンテンツをCMSに取り込む移行作業において当院では以下のことを重要視する テーブル構造で作成されたコンテンツの文書構造を適正化できること 移行にかかる職員の負担を軽減できること 2
2 移行対象コンテンツ当院では現在約 300ページあるうち コンテンツ移行の必要があるページは約 130ページと想定している 必要なページの選定は当院と受託者の協議により行い そのうえで上記の内容を満たした移行を行うこと (3) アクセンシビリティ 1 高齢者 障害者等 (JIS X 8341-3:2010) を配慮した誰もが利用しやすい機能を備えていること 2 医療機関ホームページガイドラインを参考に作成すること (4) ユーザビリティの向上 1 閲覧者の視点に立ったホームページにすること 2 全体としてできるだけ階層が浅く ( 最大 4 階層程度 ) 閲覧者が目的のページにたどり着きやすい作りにすること 3 閲覧者が無駄にスクロールする必要がない作りにすること 4 グローバルナビゲーション及びパンくずリスト機能を設け 閲覧者の主要コンテンツへのアクセスを容易にすること 5 各種申込フォームなどで SSL 暗号化通信に対応させること 6 閲覧者が情報検索を簡単にするため キーワード検索機能を設けること (5) ページデザイン及び作成 1 トップページについて 可能な限り2 点以上のデザイン案を提示すること 2 パソコン用及びスマートフォン タブレット端末用のページデザイン案を作成すること 3 外国語への対応ホームページ内トップページ及び当院が指定するページ (10ページ程度) に対して 英語への言語切り替えができる機能を設けること また 自動翻訳を用いることにより 構築時の翻訳費用を必要とせず サイト公開後 職員によるページ作成時にも翻訳作業が発生しないようにすること 4 スマートフォンやタブレット端末等への対応パソコンやスマートフォン タブレット端末等のデバイス ( 情報端末 ) ごとに初めから更新作業を行う必要がないよう 管理画面から容易にデバイス別に適正化されたページを作成できる仕組みとすること (6) コンテンツ マネジメント システム (CMS) の導入 1 コンテンツ更新に係る作業効率の向上 省力化を図ることができるシステムとする 2 現在公開されているホームページのコンテンツを構成するデータを 新たに導入するCMS へ移行及び作動設定すること また リンク切れ等の不要なページを除外し 必要なページのみを移行すること 3 WORDやEXCELを扱う感覚で職員が編集しやすい環境であること 4 Google Maps 等を利用した地図情報が掲載できること 3
5 導入 稼動後も保守費用の範囲内で最新の機能をバージョンアップ提供できるシステムとする 6 新たに作成 更新したページについて 公開する日時及び削除する日時が指定でき自動処理されること 7 指定のコンテンツを イベントカレンダーにも表示できる機能を設けること 8 管理しているページの作成日や最新の更新日などの一覧をデータ等で出力ができるなど ページの更新漏れを防ぐための機能を設けること 9 ユーザー数や登録ページ数でライセンス料金が発生しないこと 10 CMS 導入後 メンテナンス等の運用経費が低く抑えられるシステムとすること 11 管理者等のパスワードを ユーザーが定期的に変更することができること 12 管理するすべてのホームページのコンテンツについて ページごとにアクセス件数を検索 分析できるアクセス解析機能を設けるとともに データの抽出が可能なこと 13 以下のCMS 運用が可能なこと 編集者 (10 名程度 ) コンテンツの簡易な内容更新等を行う 管理者 ( サイト内に3 名程度 ) サイトの総合的な管理を行う 管理者は コンテンツの内容更新 新規作成ページの作成等を行う (7) ホームページの運営管理方法 1 レンタルサーバー ドメイン CMSの維持管理は受託者が行う 2 ホームページリニューアル後の更新について更新については 原則 当院職員が行うものとするが 受託者は 更新作業への協力 ( 相談の受付 更新に係る提案等 ) を行い 場合によりページの新規作成を行うものとする 7 導入支援 (1) コンサルティング 1 運用及び改善に対するコンサルティングホームページのリニューアルにあたり 新しいホームページの設計やサイト検索適正化対策 マルチデバイス ( パソコン スマートフォン タブレット端末等 ) 対応 ソーシャルメディア等との連携 ウェブアクセシビリティ対応等新たな戦略についてのコンサルティング業務を行うこと 2 ホームページのデザインや階層構造等の見直しとともにCMSを導入することによる閲覧者の利便性の向上と管理者の作業効率の向上を図るためのコンサルティング業務を行うこと 3 ホームページ公開及びCMSが稼働するサーバーについての適正な仕様や運用方法についてのコンサルティング業務を行うこと 8 研修 (1) 操作マニュアル 初期導入時における操作マニュアルは 電子媒体と冊子の両方で提供すること 4
(2) 研修会職員への研修として 実機操作による研修会を実施すること 1 対象者および時間 対象者数:15 名程度 時間:2 時間程度 2 研修場所および機器 会場: 当院が指定した場所で行うこと 当院で準備する機器類: プロジェクト スクリーン PCおよびネットワーク環境 3 研修回数 研修は システム全般について十分な研修機会を提供できるだけの回数を実施すること また 1 回の研修で完了しない場合は 複数回に分けるなどの対応について協議のうえ当院の指示に従うこと 次年度以降の研修について年 1 回程度 当院の指示により受託者が実施すること なお 実施にあたっては 最新の状態が保たれている研修資料を提供することとし 実施に係る経費は 月額保守料に含めることとする 9 セキュリティ対策 (1) システムセキュリティ適切なパッチの適用及びバージョンアップ等によりシステムのセキュリティを確保するとともに ウィルス等の悪意ある脅威について 被害を未然に防ぎ その拡大を防止するために必要な措置を講じること (2) ネットワークセキュリティ外部からの不正アクセス行為 不正アタック行為及びコンピュータウィルス脅威等に対して適切な対策を講じること (3) 個人情報保護個人情報を扱うコンテンツについては 個人情報の漏えい 改ざん等の防止について明確な対策を実施すること (4) その他セキュリティ対策について 仕様書に記載がなく必要と考えられるソフトや考え方について提案すること 10 障害時の対応電話 Fax およびE-mailでの問い合わせに対応すること 障害対応は 電話による1 時間以内の連絡対応が可能な体制とすること また 障害対応報告書を作業終了後速やかに提出するとともに 今後の対応策についてもあわせて提出すること 11 運用 CMS の操作方法について 電話 E-mail Fax での問い合わせに対応すること 本業務に係る 費用の範囲内でのシステムの機能強化情報について 情報提供および適応対応を行うこと 12 その他本仕様書に定めのない事項については 協議のうえ決定する 5