学習指導要領

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教科 : 地理歴史科目 : 世界史 A 別紙 1 (1) 世界史へのいざない 学習指導要領ア自然環境と歴史歴史の舞台としての自然環境について 河川 海洋 草原 オアシス 森林などから適切な事例を取り上げ 地図や写真などを読み取る活動を通して 自然環境と人類の活動が相互に作用し合っていることに気付かせ

指導内容科目世界史 A の具体的な指導目標評価の観点 方法 ユーラシアの諸文明 西アジア 西アジアにおける古代オリエント文明とイラン人の活動 アラブ人とイスラーム帝国の形成過程や文明の特質を理解する 5 ユーラシアの諸文明 ヨーロッパ 古代ギリシア ローマ文明 キリスト教を基盤とした東西ヨーロッパ世

学習指導要領

学習指導要領

学習指導要領

「改訂版 世界史A(世A019)」教科書シラバス案

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平成 30 年度年間授業計画 教科 : 地理歴史科目 : 世界史 A 校内科目名 : 世界史 A 対象年次 :1 2 単位 使用教科書 教材 教科書 現代の世界史 改訂版( 山川出版社 ) 補助教材 ニューステージ世界史詳覧 ( 浜島書店 ) 1 学期 2 学期 指導内容指導目標評価の観点 方法 <

年間授業計画09.xls

平成 0 年度 (018 年度 ) 教科年間授業計画表 教科 地歴 科 日本史 A 目 年 1 本城 今井 日本史 A 現代からの歴史 ( 東京書籍 ) 図説日本史通覧 ( 帝国書院 ) 中校までの歴史習の上に 世界的視野に立った歴史認識を形成する 現代社会を形成してきた人間の営みとして歴史を正しく

年間授業画 地理 歴史 2 年必修世界史 A( 理系 ) 数 2 2 年 56 組 書 教材世界史 A( 実教出版 ) プロムナード世界史 ( 浜島書店 ) 1 近代ヨーロッパの成立以後の近現代史を全世界的観点から体系的に理解させる 今日的な諸課題の解決の一助として歴史的理解 意識を習得させる 2

世B 311 新選世界史B

学習指導要領

地理歴史

序章近代世界の成立とグローバリゼーションの諸段階 世界 商品交換 全地球 結合 500 年ほど前に始まった 近代化 それ以前の広大な地域の商品交換ネットワークは? モンゴル帝国の 世界 商品の生産は? Ⅰ グローバリゼーション とは グローバリゼーションと近代 グローバリゼーション 最近( 現代 )

高等学校学習指導要領比較対照表【地理歴史】

代々木ゼミナール 2018|高校生コース|高1生~高3生

平成 30 年度 教科 学科 使用教科書 1 学習の到達目標 No.4 地歴科目地理 A 単位数 2 学年 3 高等学校新地理 A 46 帝国地 A 303 発行者の番号 略称教科書の番号新詳高等地図 46 帝国地図 302 以下のことについて 年間を通して学ぶ 単元名項目学習のねらいと学習活動 (

205 年度年間授業計画社会 世界史 B( 理型 ) 学年 2 年 東京書籍 新選世界史 B 単位数 4 単位 帝国書院 明解世界史図説エスカリエ 学習目標学習方法 世界の歴史の大きな枠組みと流れを踏まえ ヨーロッパとアジアの近現代を中心に 日本の歴史や現代の諸課題と関連付けながら理解し 歴史の発展

(2)関係機関との連携・協力

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学習指導要領

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科目名

第 2 問問題のねらい青年期と自己の形成の課題について, アイデンティティや防衛機制に関する概念や理論等を活用して, 進路決定や日常生活の葛藤について考察する力を問うとともに, 日本及び世界の宗教や文化をとらえる上で大切な知識や考え方についての理解を問う ( 夏休みの課題として複数のテーマについて調

4. 学習計画及び評価の観点 学期 月 学習項目 学習内容 時間 評価の観点 4 授業開き オリエンテーション 7 沖縄の地理的特徴 沖縄の自然と地理的 沖縄県の位置と面積 特徴 地形と気候 村落と都市と人口 前 沖縄の経済と産業 民俗と文化 先史時 期 5 地形と気候 村落と都市と人口 代の沖縄に

学習指導要領

5, 学習方法 1 授業における学習方法 a 予習として 授業を行う単元の範囲を読んでおくことが望ましい b 授業においては 教師の話を聞くだけではなく 疑問点や理解が難しい点がある場合には積極的 に発言することでより強い印象を得られ より深い理解につながる c ノートなどは 授業毎にきちんとまとめ

第 5 回大航海時代 (3) ヨーロッパの世界進出とその意義について考察します 今回は スペインが 新大陸 貿易を開始し ヨーロッパに 価格革命 が起こる様子を見ていきます 第 6 週 : 第 6 回大航海時代 (4) ヨーロッパの世界進出とその意義について考察します 今回は スペイン帝国の衰退の原

教科 科目 単位数指導学年 教科書名 副教材名等 地歴 日本史 B 2 2 高校日本史 B ( 実教出版 ) 今日の日本社会の基礎である原始 古代から中世にかけての歴史的変遷 を 国家の成立 発展 社会体制の変化に注目させながら学習する 政治 経済 社会 文化の各方面の発展過程の歴史認識を養う 歴史

学習指導要領

5, 学習方法 1 授業における学習方法 a 予習として 授業を行う単元の範囲を読んでおくことが望ましい b 授業においては 教師の話を聞くだけではなく 疑問点や理解が難しい点がある場合には積極的に発言することでより強い印象を得られ より深い理解につながる cノートなどは 授業毎にきちんとまとめ 説

( 続紙 1 ) 京都大学 博士 ( 地域研究 ) 氏名 佐藤麻理絵 現代中東における難民問題とイスラーム的 NGO 論文題目 - 難民ホスト国ヨルダンの研究 - ( 論文内容の要旨 ) 本論文は 中東地域研究における重要な研究課題である難民問題について 難民研究 持続型生存基盤論 臨地研究などを総

第 2 問 歴史上, 政治権力にとって宗教をどう扱うかは統治における重要な問題であり, 世界各地の政治権力は宗教に対してさまざまな政策を実施してきた 世界各地の政治権力の宗教政策に関する以下の設問に答えなさい 解答は, 解答欄 ( ロ ) を用い, 設問ごとに行を改め, 冒頭に⑴~⑶の番号を付して記

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5 指導内容科目 の具体的な指導目標評価の観点 方法 ヨーロッパ世界の変容 近世ヨーロッパ世界の形成ヨーロッパ世界の拡大 十字軍遠征など ヨーロッパ世界の拡大後の変化について正しく理解する アジアの繁栄とヨーロッパの拡大を背景に 諸地域世界の結合が一層進展したこととともに ヨーロッパ諸国が主権国家体

期末考査 テストのまとめ自分の現状の学力について確認させる定期テスト素点 欧米の列強の侵略 支配を受けたアジアの各地域の当時の状況を理解させる この時の欧米の支配が近代を通して続いたことを把握させる 自由主義 ナショナリズムの進展西ヨーロッパとアメリカの自由主義 ナショナリズムの高まり 科学技術の発

1 平均正答率1 平均正答率1 平均正答率1 平均正答率 小学校 6 年生 1252 人 ( 小学校第 5 学年内容 ) 8 6 全国 弘前市 コメント 話すこと 聞くこと の中の 意図 立場を明確にし


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前 7 (3) アジア諸国とヨーロッパの進出 ヨーロッパ各国がアジアに進出し 植民地を形 世界市場の形成 成したことを理解する また西欧列強のアジア進 イギリスのインド支配 出によって東アジア世界 日本 沖縄の社会も変 東南アジアとヨーロッパ 容したことを理解する 清の動揺 明治維新と東アジア (4

おける戦争の様式の変化とその背景を理解させることを目的として出題した 4 問の小問のうち 問 1 問 4の正答率は6 割前後であったが 問 2 問 3は4 割台前半にとどまった しかし それは 問 2は正誤組合せ 問 3は地図問題という 比較的難易度が高いとされる出題形式だったためと思われ 問題の識

学 1 年 教科書 使科年類 : Ⅱ 帝国書院明解世界史 A 用目世界史 A 単教 副教材 名位単位 2 材明解世界史 Aノート新課程用数 学習目標 近現代中心の A 科目を履修し 現代日本に生きる私たちに関係する文明の歩みを明らかにし ま た 世界史の流れの中で日本史をとらえ直します 次年度に学習

平成 年度授業改善 ( 中学校社会 ) 第 2 学年社会科 ( 歴史的分野 ) 学習指導案 1 単元名 近代国家の歩みと国際社会 - 新しい価値観のもとで - ( 帝国書院 ) 2 単元について 本単元は, 学習指導要領の内容 (1) ウ及び (5) イを受け, 開国とその影響, 富国強

アメリカ合衆国の生活 文化 アメリカ合衆国とその周辺の自然環境にはどのような特徴があるのか 地形や気候の東西について注目し理解する アメリカの歴史と社会に対する関心と課題意識を高めて それを意欲的に追求し捉えようとする オーストラリア生活 文化 期末考査 オーストラリアとアジア太平洋との結びつきが強

5 明治初期の諸改革 明治新政府が中央集権化を図るとともに 富国強兵 殖産興業政策の下で 廃藩置県 封建的身分制度の廃止 学制や徴兵令 地租改正などの諸改革を実施したことを知る 欧米文化が導入され 人々の生活が変化していったことを知る 明治初期の外交 清国と日清修好条規 朝鮮とは日朝修好条規が結ばれ

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スライド 1

重工業から農林漁業まで 幅広い産業を支えた動力機関発達の歩みを物語る近代化産業遺産群 *

現代資本主義論

日B 314 高校日本史 改訂版

学習シラバス 教科科目履修学年コース履修区分単位数英語 人文 : 選択地理歴史世界史 A 2 全 2 医看 理数 : 必修使用教科書明解世界史 A( 帝国書院 ) 副教材等 学習目標 混迷の度を深める国際社会において 日本の今後を託す青年に正しい世界観を提示し 進むべき道を積極的に模索し考えさせる姿

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生徒手帳発注内訳について

FdData中間期末社会地理

Microsoft Word - 【完成版】指導案(貝谷)修正0224(差し替え)

5 第 2 章近代国家の形成と発展 1 立憲政治をめざして 4 王政復古と急進的改革 明治新政府の制度改革や富国強兵 殖産興業政策に着目して, 明治初期の国 家的統一過程を考察させる 文明開化による欧米文化の導入と, 国民の反応を理解させる 5 新たな対外関係の樹立と内乱の終結 明治初期の対外政策に

302 A contents Exploring World History 14 Ⅰ 部 ユーラシアの諸文明と交流

3 生徒の実態について ( 名 ) () 学級集団の実態本学級は, 全体的によく話を聞き, 真剣に学習に取り組む生徒が多い 積極的に発言をする生徒は多くないが, 授業中に感じた疑問のつぶやきなどが, クラス全体に広がり, 全体で課題を共有することができる 多くの生徒は盛り上がる場面と集中する場面のメ

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前に準備しておく ただし 膨大な資料をすべて読み解くことは不可能なため あらかじめ指導者側 ( 社会科担当 司書教諭 学校司書 ) で各学習課題に応じた複数の資料を選んでおく 資料を分析 選択する段階においては 学習課題をもっとも適切に解決できるもの また 事後の発表会を踏まえ もっとも効果的に相手

政経 311 政治・経済

第 2 学年 1 組 社会科学習指導案 平成 1 7 年 6 月 8 日 ( 水曜日 ) 第 5 時限 1 3 : 2 0 ~ 於 : 2 年 1 組教室 名南中学校森健二 1 単元近世から近代へ 2 単元について ( 1) 単元の意義 本単元 近世から近代へ で取り上げる江戸時代末期は, およそ

冬季 A 期補習講座 2 ~ 比較地誌を極めよう ~ 第 1 問ニュージーランドとフィリピンに関する次の文章を読み, 下の問い ( 問 1~ 問 5) に答えよ ニュージーランドとフィリピンは, 環太平洋に位置する島嶼国という共通点をもつが, a 気 候には違いがある 国土面積もほぼ同じであるが,

年間授業計画(平成  年度)

02○年間授業計画16地歴

社会系(地理歴史)カリキュラム デザイン論発表

効であると考えた また, 環境問題は, 日本を含めた世界全体の課題であり, 持 続可能な開発の大切さについて考えさせる上でも有意義な単元である 研究テーマとの関連 : 教材選択の条件 現在, 日本を含め世界的にも地球温暖化を抑えるなど環境保護の意識が高まっている中で, ブラジルにおける熱帯林が減少し

Economic Trends    マクロ経済分析レポート

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(3) 文中の下線部 G について 第二次世界大戦後の 1945 年 10 月 GHQ 最高司令官マッカーサー が当時の内閣総理大臣幣原喜重郎に示した 五大改革指令 がめざした 5 つのことを それぞ れ簡潔に答えよ (4) 文中の下線部 H について 米ソ両陣営の対立のことを漢字 2 文字で何とい

(2) 系統観 小学校社会科 ( 第 6 学年 ) 世界の中の日本の役割について, 我が国と経済や文化などでの面でつながりが深い国の人々の様子などを調査し, 外国の人々と共に生きていくためには異なる文化や習慣を理解し合うことが大切であることを考える 中学校社会科 ( 第 1 学年地理的分野 ) 世界


教科 : 国語科目 : 現代文 B 作成様式 学習指導要領 ア文章を読んで 構成 展開 要旨などを的確にと らえ その論理性を評価すること 小松川高校学力スタンダード 論説や評論において 補足や反証などの関係や段落の構成を的確にとらえ それぞれの働きや関係によってどのように論が展開されているか説明す

2007年12月10日 初稿

目次 1. 調査概要 Page 2 2. 回答者属性 Page 3 3. 問 1. 地球儀を俯瞰する外交 Page 4 4. 問 2. 日本の国連安保理非常任理事国としての取組 Page 5 5. 問 3. 東アジアの安全保障政策 Page 6 6. 問 4. 女性参画推進における国際的取組 WAW

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中学校第 3 学年社会科 ( 公民的分野 ) 単元名 よりよい社会をめざして 1 本単元で人権教育を進めるにあたって 本単元は 持続可能な社会を形成するという観点から 私たちがよりよい社会を築いていくために解決すべき課題を設けて探究し 自分の考えをまとめさせ これらの課題を考え続けていく態度を育てる

★EU集計表タイプ公表資料

以上, 歴史的事象の知識 理解 の段階を基礎とした (1)~(3) の力を踏まえて, 本研究では, 授業ワークシートの工夫や効果的な資料の提示, 個 から グループ を意識した話し合い活動の工夫を通して, 生徒の 歴史的思考力 の育成を目指す世界史授業のあり方について考えた 図 1. 歴史的思考力

教科 : 公 民 科目 : 現代社会 学習指導要領 スタンダード 基礎 スタンダード 応用 スタンダード 発展 イ 現代の民主政治と政治参加の意義 社会契約説の基本的な考え方を理解し 民主政治 ホッブズ ロック ルソーのそれぞれの考え方の 社会契約説の内容を 絶対王政や市民革命と関連 基本的人権の保

図表 02 の 01 の 1 世界人口 地域別 年 図表 2-1-1A 世界人口 地域別 年 ( 実数 1000 人 ) 地域 国 世界全体 2,532,229 3,038,413 3,69

教科

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PowerPoint プレゼンテーション

中学校第 2 学年社会科学習指導案 日時 : 平成 29 年 月 日 ( ) 第 校時対象 : 第 2 学年 組 名学校 : 中学校授業者 : 1 単元名 欧米の進出と日本の開国 2 単元の目標 欧米諸国の近代化やアジア諸国への進出について関心をもち それらが日本に与えた影響や開国に至る過程について

海洋教育プログラム 中学校学習指導案例 [1]-1 中学校地理的分野学習指導案 小単元 : 世界と日本の結び付き ( 配当 2 時間 ) グローバル化が進む世界 (1/2) 評価規準の例 * は学習指導要領との関連 指導目標社会的事象への関心 意欲 態度 * 世界的視野から日本と世界との交通 通信網

東京都立小平西高等校平成 29 年度年間授業計画 単元教材内容留意点教科 科目エーゲ ギリシア ヘレニズム文明地理歴史世界史 B ローマ文明とキリスト教西ヨーロッパ世界の成立とビザンツ帝国一十字軍と封建社会の衰退王権の伸長と中央集権国家 基礎的知識の定着を図る 高度で専門的な内容も与え 習への関心を

グローバル化の概念 1 情報技術と社会のグローバル化 グローバル化の現状と 経済のグローバル化 新潟国際情報大学 1

【学習指導要領改訂】 高等学校の新教科・科目構成(案)|旺文社教育情報センター

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第 6 学年社会科指導案 日時平成 24 年 10 月 17 日 ( 木 ) 児童男子 13 名女子 10 名計 23 名 指導者河野美恵 1 単元名平和で豊かな暮らしを目ざして 2 単元を展開するにあたって (1) 単元について本単元は, 新学習指導要領第 6 学年の内容 (1) のケ 日華事変,

「諸外国の大学教授職の資格制度に関する実態調査」1

社会38 地理教科名社会科科目名歴史対象学年中学 1 年コース 選択 新しい社会地理 ( 東京書籍 ) 教科書 中学校社会科地図 ( 帝国書院 ) 単位数 3 時間 / 週 ( 出版社 ) 新中学校歴史日本の歴史と世界 ( 清水書院 ) ワーク 新しい社会基礎 基本徹底ワーク地理世界編 ( 東京書籍

【】中学社会歴史:フランス革命・独立戦争

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Transcription:

(1) 世界史へのいざない ア自然環境と歴史歴史の舞台としての自然環境について 河川 海洋 草原 オアシス 森林などから適切な事例を取り上げ 地図や写真などを読み取る活動を通して 自然環境と人類の活動が相互に作用し合っていることに気付かせる 都立北園高校学力スタンダード [ 大河流域の生活と歴史 ] 大河流域に形成された古代文明が, 自然環境と深くかかわることによってその地域特有の生活 文化に発展したことを理解する [ 海洋の生活と歴史 ] 漁撈や交通 交易の場としての海洋と深くかかわることによってその地域特有の生活 文化に発展したことを理解する [ 草原の生活と歴史 ] 内陸アジア北部にひろがる大草原の自然環境の特色と遊牧民とのかかわり, その地域特有の生活 文化の形成について理解する [ オアシスの生活と歴史 ] 内陸アジア南部などの砂漠に点在するオアシスの自然環境の特色と人類の生活や活動とのかかわりが, その地域特有の生活 文化に発展したことを理解する [ 森林の生活と歴史 ] 多様な気候帯に応じて生活に必要な様々な森林資源を手に入れ, その地域特有の生活 文化が形成されたことを理解する [ 日本と世界の人々との交流 ] 日本列島を訪れたり, 日本列島から海外に渡ったりした使節や僧侶, 商人などが渡航に至るまでのいきさつやその時代の様子を大観し, 世界との関係や交流の事跡を理解する イ日本列島の中の世界の歴史日本列島の中に見られる世界との関係や交流について 人 もの 技術 文化 宗教 生活などから適切な事例を取り上げ 年表や地図などに表す活動を通して 日本の歴史が世界の歴史とつながっていることに気付かせる [ 外来の道具や技術の伝播 ] 外来の道具や栽培植物, 技術, 日本列島内の各地や身近な地域に残されている遺跡や遺物に触れ, 文明を支えたものや技術など, 現在まで受け継がれた文化について理解する [ 日本の文化や生活 ] 日本列島各地に残る祭礼や伝説, 年中行事, 歳時記, 文字, 暦などについて, 歴史的な背景や由来を理解する

都立北園高校学力スタンダード [ 日本に伝来した外来の宗教 ] 仏教やキリスト教など外来の宗教と日本古来の思想との関係について理解する (2) 世界の一体化と日本 アユーラシアの諸文明自然環境 生活 宗教などに着目させながら 東アジア 南アジア 西アジア ヨーロッパに形成された諸文明の特質とユーラシアの海 陸における交流を概観させる [ 東アジアの文明 ] 東アジアの農耕地帯に成立した中華文明と内陸アジアの乾燥地帯に台頭した遊牧国家の動向を中心に, 日本を含む東アジアの形成過程や文明の特質を理解する [ 南アジアの文明 ] 古代インド文明を中心に, 南アジア独自の宗教と社会制度を基盤とする文明の形成過程や特質を理解する [ 西アジアの文明 ] 西アジアにおける古代オリエント文明とイラン人の活動, アラブ人とイスラーム帝国の形成過程や特質を理解する [ ヨーロッパの文明 ] 古代ギリシア ローマ文明, キリスト教を基盤とした東西ヨーロッパ世界の形成過程や文明の特質を理解する [ 諸地域世界の交流 ] 8 世紀以降のユーラシアの海 陸のネットワークについて, 諸地域世界の交流が活発化し, 諸地域世界の再編されたことを理解する [ 世界の一体化とヨーロッパ ] ヨーロッパでのルネサンスや宗教改革などの動きとともに, ヨーロッパによる海外進出について触れ, アジア交流圏への参入や, ラテンアメリカの征服 植民地化について理解する イ結び付く世界と近世の日本大航海時代のヨーロッパとアフリカ アメリカ アジアの接触と交流 アジアの諸帝国とヨーロッパの主権国家体制 大西洋世界の展開とアフリカ アメリカ社会の変容を扱い 16 世紀から 18 世紀までの世界の一体化の動きと近世の日本 [ アジアの諸帝国 ] 16 世紀から 18 世紀までのアジアの諸地域の安定した支配と経済的繁栄について理解する やがてアジア諸帝国の支配体制がゆるみ, ヨーロッパ諸国の進出にともない変容したことを理解する

の対応を把握させる 都立北園高校学力スタンダード [ ヨーロッパの主権国家体制 ] ヨーロッパの主権国家体制の特質と形成過程を理解する [ 大西洋三角貿易とアフリカ アメリカ社会の変容 ] 大西洋三角貿易による世界の一体化の進展とそれに伴うアフリカ アメリカ社会の変容を理解する [ 世界の一体化の動きと近世の日本 ] 16 世紀から 18 世紀までの世界の一体化の動きと近世の日本について, 近隣諸国との関係を踏まえて理解する ウヨーロッパ アメリカの工業化と国民形成産業革命と資本主義の確立 フランス革命とアメリカ諸国の独立 自由主義と国民主義の進展を扱い ヨーロッパ アメリカにおける工業化と国民形成を理解させる [ 産業革命と資本主義の確立 ] 産業革命と資本主義の確立について, 世界史的な視野でとらえさせ, 経済や社会の変化を理解する 資本家 労働者が形成され, 労働や社会生活の在り方が変化し, 労働運動や社会主義思想が成立したことを理解する [ フランス革命とアメリカ諸国の独立 ] アメリカ合衆国の独立とフランス革命, ラテンアメリカ諸国の独立を通して, 大西洋世界で起こった一連の政治的変動を理解する [ 自由主義 国民主義の進展 ] ウィーン体制下で自由主義 国民主義が高まりをみせ,19 世紀後半にはイタリア ドイツなどで国民国家が形成されたことを理解する [ アメリカ合衆国の発展 ] アメリカ合衆国の西部への領土拡張と移民の流入, 先住民やアフリカ系の人々に対する抑圧がこの国の国民形成に独自の性格を与えるとともに, 南北戦争後の産業資本家が主導した工業化の進展について理解する エアジア諸国の変貌と近代の日本ヨーロッパの進出期におけるアジア諸国の状況 植民地化や従属化の過程での抵抗と挫折 伝統文化の変容 その中での日本の動向を扱い 19 世紀の世界の一体化と日本の近代化を理解させ [ アジア諸国の変貌 ] 18 世紀後半から 19 世紀までのアジア諸国の支配体制の動揺と, ヨーロッパ諸国の進出により伝統的な国家体制や貿易構造の変化が引き起こされたことを理解する

る 都立北園高校学力スタンダード 18 世紀後半から 19 世紀までのアジアの諸帝国の動揺と伝統文化の変容などに触れ, それに対する社会変革へのアジアの主体的な動きについて理解する [ 日本の開国と近代化 ] 日本の近代化の過程について, 他のアジア諸国との関係など, 世界の歴史の中での日本の位置付けを理解する (3) 地球社会と日本 ア急変する人類社会科学技術の発達 企業や国家の巨大化 公教育の普及と国民統合 国際的な移民の増加 マスメディアの発達 社会の大衆化と政治や文化の変容などを理解させ 19 世紀後期から 20 世紀前半までの社会の変化について 人類史的視野から考察させる [ 第二次産業革命 ] 第二次産業革命による交通 通信 マスメディアの発達とそれに伴う産業構造の変化, 企業や国家の巨大化, 国家の役割増大による国民統合の進展を理解する [ 国際的な移民の増加 ] ヨーロッパから南北アメリカやオセアニアへの大規模な移住, 中国や南アジアから大量の移民労働者の供給について理解する [ 大衆社会の出現 ] 大量生産 大量消費社会の登場による社会の大衆化の過程で変容した政治や文化について理解する イ世界戦争と平和帝国主義諸国の抗争とアジア アフリカの対応 二つの世界大戦の原因と総力戦としての性格 それらが世界と日本に及ぼした影響を理解させ 19 世紀後期から 20 世紀前半までの世界の動向と平和の意義について考察させる [ 帝国主義 ] 欧米の帝国主義諸国が植民地獲得や勢力圏拡大の抗争を繰り広げ, 一方で日本を含むアジア アフリカ諸国ではナショナリズムが高揚していく意義を理解する [ 第一次世界大戦とロシア革命 ] 第一次世界大戦の原因や戦時下の総力戦体制の性格, 戦争がもたらした世界の変化について理解する 大戦中にロシアではじまった社会主義革命が起こったことを理解する 第一次世界大戦が日本の政治や経済などに与えた影響について理解する [ 第一次世界大戦後の国際秩序 ]

都立北園高校学力スタンダード 国際連盟やヴェルサイユ体制 ワシントン体制の理念に着目し, 第一次世界大戦後の国際社会の枠組みが大きく変化したことを理解する アジア諸地域の民族運動の動向について理解する [ 世界恐慌とファシズムの台頭 ] 世界恐慌とその対応が, ドイツのナチズムなどファシズムの台頭や新たな国際対立を生み出したことを理解する 東アジアにおける国際情勢と日本の動向について理解する [ 第二次世界大戦 ] 第二次世界大戦については, 戦争被害の甚大さや複合的な性格, 戦後の国際連合の設立や国際政治に与えた影響を理解する ウ三つの世界と日本の動向第二次世界大戦後の米ソ両陣営の対立と日本の動向 アジア アフリカの民族運動と植民地支配からの独立を理解させ 核兵器問題やアジア アフリカ諸国が抱える問題などについて考察させる [ 冷戦のはじまり ] 米ソ両陣営の対立による冷戦の構図と, 両陣営の核兵器や人工衛星の開発による緊張関係の激化について理解する [ 第三世界の台頭 ] アジア アフリカの植民地が解放され, 第三世界として国際社会において発言権を強めたことを理解する [1960 年代の世界 ] ヴェトナム戦争, 中ソ対立による米ソ両国の指導力低下に伴い, 多極化が進んだことを理解させる 先進国の間に南北問題が顕在化してきたことを理解させる エ地球社会への歩みと課題 [ 市場経済のグローバル化 ] 1970 年代以降の市場経済のグローバル化 冷 1970 年代のドル危機と 石油危機を打開するため戦の終結 地域統合の進展 知識基盤社会への移に 先進諸国は産業構造を転換し 新興工業地域行 地域紛争の頻発 環境や資源 エネルギーをでは欧米や日本などから技術や資本を導入して工めぐる問題などを理解させ 地球社会への歩みと業化を進めるなど 市場経済のグローバル化が進地球規模で深刻化する課題について考察させる 展したことを理解する [ 冷戦の終結と社会主義体制の崩壊 ] 冷戦の終結や社会主義体制の相次ぐ崩壊により,

都立北園高校学力スタンダード東欧諸国やソヴィエト連邦が政治的に自由化し, 市場経済へ移行する過程を理解する [ 地域統合の動き ] ヨーロッパにおける地域の経済的統合から,EU による国民国家の枠を越えた政治的統合への発展への過程を理解する [ 地域紛争の頻発 ] パレスチナ紛争など世界各地で頻発している地域紛争の歴史的背景を理解する [ 地球社会の歩みと課題 ] 知識基盤社会への移行に伴う生活の向上と, 環境や資源 エネルギーをめぐる問題など今日的課題について理解する オ持続可能な社会への展望現代世界の特質や課題に関する適切な主題を設定させ 歴史的観点から資料を活用して探究し その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して 世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について展望させる