OA スキルアップ Excel2013 ピボットテーブル基礎 1 / 8 Excel2013 ピボットテーブル基礎 1. ピボットテーブルの作成 1-1 ピボットテーブルとは ピボットテーブルは 大量のデータを集計分析するツールとして業務に欠かせない Excel の重要な機能の 1 つです データベース形式の表データをもとに 様々な角度からクロス集計表を作成することができます また その集計結果をもとにグラフを作成してデータ傾向を視覚化することもできます 1-2 ピボットテーブルの作成 白紙のピボットテーブルを挿入し フィールドを配置します [ 売上管理 ] という名前がつけられたテーブルを元に作成します 操作ピボットテーブルを作成します 1 テーブル内の任意のセルをクリックします 2[ 挿入 ] タブの [ テーブル ] グループの [ ピボットテーブルの挿入 ] ボタンをクリックします テーブル / 範囲 に 売上管理 というテーブル名が表示されます テーブルに変換しない表で作成した場合 そのセル範囲 ( 売上管理!$A$1:$H$3120) が表示されます
OA スキルアップ Excel2013 ピボットテーブル基礎 2 / 8 新規ワークシートが挿入され白紙のピボットテーブルが表示されます リボンには [ ピボットテーブルツール ] [ オプション ] タブと [ デザイン ] タブが表示され [ ピボットテーブルのフィールドリスト ] 作業ウィンドウが表示されます ピボットテーブルのフィールドの配置 ピボットテーブルのフィールドを配置するには [ ピボットテーブルのフィールドリスト ] 作業ウィンドウの [ フィールドリスト ] から該当のフィールドを [ エリアセクション ] にドラッグします 値 エリアには集計するフィールドを指定します [ エリアセクション ] に配置したフィールドはピボットテーブルの 行ラベル フィールド 列ラベル フィールド 値 フィールド レポートフィルター フィールドとして表示されます レポートフィルター フィールド アイテムフィールドの各項目 列ラベル フィールド フィールドリスト作成元の表のフィールド名 値 フィールド集計するフィールドを指定 行ラベル フィールド エリアセクション : 集計に使用するフィールドを配置する場所 操作売上日ごとの支店別売上金額を表す集計表を作成します 1[ 行ラベル ] エリアに [ 売上日 ] フィールドをドラッグします 2[ 列ラベル ] エリアに [ 支店名 ] フィールドをドラッグします 3[ 値 ] エリアに [ 売上金額 ] フィールドをドラッグします
OA スキルアップ Excel2013 ピボットテーブル基礎 3 / 8 売上日ごとの支店別売上表が作成されました POINT! 値エリアの集計方法は データの種類により異なります 数値データは合計 文字列や日付データは データの個数が自動的に指定されます 集計の種類は後から 変更できます STEP UP! フィールドの解除 エリアセクションからフィールドを解除するには エリアセクション外にドラッグします ピボットテーブルのレイアウトを一旦白紙に戻す場合は [ ピボットテーブルツール ][ 分析 ] タブの [ アクション ] グループの [ クリア ] ボタンから [ すべてクリア ] を選択します 1-3 おすすめピボットテーブル機能の利用 おすすめピボットテーブル 機能は 作成元のデータベースから作成できるピボットテーブルの候補を自動表示してくれる機能です 候補の一覧から選択するだけで簡単にピボットテーブルを作成できます 操作おすすめピボットテーブル機能を利用しピボットテーブルを作成します 1 テーブル内の任意のセルをクリックします 2[ 挿入 ] タブの [ テーブル ] グループの [ おすすめピボットテーブル ] ボタンをクリックします 3 任意の項目を選択します [OK] ボタンをクリックします 指定したレイアウトで ピボットテーブルが新しいシートに作成されます
OA スキルアップ Excel2013 ピボットテーブル基礎 4 / 8 2. ピボットテーブルの編集 1( グループ化 ) 2-1 フィールドのグループ化 行や列のフィールドを特定のグループ単位で まとめることを グループ化 といいます 例えば 日付データを月単位 四半期単位 年単位などでグループ化したり 年齢データを年代ごとにグループ化して集計することができます 操作 売上日 フィールドを月単位でグループ化します Sheet1 のピボットテーブルで操作を行います 1 売上日 フィールドの任意のセルを選択します 2[ ピボットテーブル ] ツール [ 分析 ] タブの [ グループ ] グループの [ グループの選択 ] ボタンをクリックします 3 表示された [ グループ化 ] ダイアログボックスの [ 単位 ] で 月 が選択されているのを確認し [OK] ボタンをクリックします 売上日 が月単位でグループ化され月別支店別売上表を作成できました STEP UP! この他のグループ化の単位 週単位でグループ化するには [ 単位 ] で 日 をクリックし 月 を解除します [ 日数 ] のボックスでグループ化する日数 7 を指定します この他に [ 単位 ] では 四半期 年 などを指定できます POINT! グループ化を解除するには [ ピボットテーブル ] ツール [ 分析 ] タブの [ グループ ] グループの [ グループ解除 ] ボタンをクリックします
OA スキルアップ Excel2013 ピボットテーブル基礎 5 / 8 参考操作 : ここでは アンケート集計用の別のピボットテーブルで操作を解説します 操作 住所 をエリアごとにグループ化します グループ化では 文字データを任意のグループにまとめることができます ここでは 年代別 住所 ( 区単位 ) で集計された集計表を元に 列ラベルの住所をエリアごとにク ループ化します 列ラベルの 住所 フィールドのグループ化したいアイテムを選択します 1 B4~C4 セルをドラッグして選択します 2[ ピボットテーブル ] ツール [ 分析 ] タブの [ グループ ] グループの [ グループの選択 ] ボタンをクリックします グループ 1 が表示され階層化された集計表となります 3 エリア A と入力します 4 同様に残りの D4~E4 セルを エリア B にグループ化します [ ピボットテーブルのフィールドリスト ] 作業ウィンドウには 住所 2 というフィールドが追加されます STEP UP! 年齢データを年代ごとにグループ化する 10 歳から 10 歳間隔でグループ化する場合 先頭の値を 10 して [ 単位 ] に 10 を指定します
OA スキルアップ Excel2013 ピボットテーブル基礎 6 / 8 3. ピボットテーブルの編集 2( 書式設定 データ更新 ) 3-1 ピボットテーブルの書式設定ピボットテーブルの書式変更し わかりやすい集計表に変更します 操作値エリアの数値に 3 桁の桁区切りを設定します 1 売上金額 フィールドの任意のセルを選択します 2[ ピボットテーブル ] ツール [ 分析 ] タブの [ グループ ] グループの [ グループの選択 ] ボタンをクリックします 3[ ピボットテーブル ] ツール [ 分析 ] タブの [ アクティブなフィールド ] の [ フィールドの設定 ] ボタンをクリックします さらに表示された [ 値フィールドの設定 ] ダイアログボックスの [ 表示形式 ] ボタンをクリックします [ セルの書式設定 ] ダイアログボックスが表示されます 4[ 分類 ] で [ 数値 ] を選択します [ 桁区切りを使用する ] を選択し を表示し [OK] ボタンをクリックします
OA スキルアップ Excel2013 ピボットテーブル基礎 7 / 8 5[ 値フィールドの設定 ] ダイアログボックスでも [OK] ボタンをクリックします 売上金額 に 3 桁の桁区切りが設定されます 操作ピボットテーブルスタイルを変更します 作成されたピボットテーブルには規定の ピボットテーブルスタイル 16( 淡色 ) が設定されています 任意のスタイルに変更できます 1 ピボットテーブル内の任意のセル ( B5 セル ) を選択します 2[ ピボットテーブルツール ][ デザイン ] タブの [ ピボットテーブルスタイル ] の [ その他 ] ボタンをクリックします 3 任意のスタイルを選択します ここでは ( ピボットスタイル ( 中間 )2) を選択します ピボットテーブルスタイルが変更されました
OA スキルアップ Excel2013 ピボットテーブル基礎 8 / 8 3-2 ピボットテーブルのデータ更新作成元のテーブルデータを変更 追加した場合 自動的にはピボットテーブルに反映されません ピボットテーブル側でデータの更新を実行する必要があります 操作集計元のテーブルデータを変更します 1 集計元の [ 売上管理 ] シートに切り替えます 24/1 の札幌支店の F3 セルのデータを 1 から 100 に変更します 売上金額も変更されます 3 ピボットテーブルのシートに切り替えます B5 にマウスポインターを合わせるとデータの更新を実行する前の値が表示されます ピボットテーブル側でデータの更新を実行して元テーブルの変更を反映させます 4[ ピボットテーブルツール ][ 分析 ] タブの [ データ ] グループの [ 更新 ] ボタンをクリックし [ 更新 ] をクリックします 元データの変更がピボッテーブルに反映されました