江東区

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世田谷区

第 3 号様式 ( 第 3 条関係 ) 不燃化推進特定整備地区整備プログラム 品川区 豊町 丁目 二葉 3 4 丁目及び西大井 6 丁目地区 平成 25 年 11 月第 1 回変更認定平成 27 年 10 月第 2 回変更認定平成 29 年 3 月 品川区

1 整備目標 方針 地名 位置 地の現況 課題 羽田二 三 六丁目地 ( 大田 ) 東京都大田羽田二丁目 三丁目 六丁目 現状 独立住宅を中心に 集合住宅や併用住宅も含めた住居系の土地利用がほとんどを占めている 幅員 4m 未満の道路が大半を占めており 幅員 2.7m 未満の道路も多くなっている ま

不燃化推進特定整備地区整備プログラム/北区/志茂地区

葛飾区

1 整備目標 方針 地区名大井五 七丁目 西大井二 三 四丁目地区位置東京都品川区大井五 七丁目 西大井二 三 四丁目の全域地区の現況 課題 現状 当地区は 品川区の南に位置しており 北側に滝王子通り 東側に補助 28 号線 ( 池上通り ) 西側にJR 東海道新幹線及びJR 横須賀線 南側に大田区

板橋区

渋谷区

墨田区

豊島区

不燃化推進特定整備地区整備プログラム【渋谷区】(本町二~六丁目地区)

足立区

豊島区

「木密地域不燃化10年プロジェクト」不燃化特区制度先行実施地区整備プログラム【墨田区】京島周辺地区

1 整備目標 方針 地区名 大森中地区 ( 西糀谷 東蒲田 大森中 ) 西糀谷一丁目 西糀谷四丁目 北糀谷二丁目 東蒲田二丁目の全域位置大森中二丁目 大森中三丁目 西糀谷二丁目 西糀谷三丁目 東蒲田一丁目 南蒲田一丁目の各一部地区の現況 課題 現況 当地区の幹線道路沿いは商業 業務施設及び中高層の集

足立区 足立区中南部一帯地区

北区

スライド 1

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第18期火災予防審議会地震対策部会

別記様式第4

事例: 大牟田市老朽危険家屋等除却促進事業 中心市街地老朽建築物除却促進事業 事業の目的 市民の安心 安全の確保と住環境の改善及び良好な景観の促進を図ることを目的とする 周辺住環境等を悪化させ放置されている木造若しくは軽量鉄骨造の建築物又事業の概要 はその部分で 大牟田市が定める判定基準を満たしたも

都市防火研究と災害調査

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2 計画 ( 素案 ) からの主な変更点 1 はじめに頁主な変更点 1 これまでの経緯に 不燃化特区補助制度の指定 地区計画と都市防災不燃化促進事業の導入についての記載を追加 また 大和町中央通り沿道地区は 平成 26 年に不燃化特区補助制度 ( 平成 32 年度まで ) の対象区域に指定されるとと

表1-表4-2

都市計画変更素案に関する説明会 建築規制の変更に関する説明会 特定整備路線補助 29 号線 井 東 込区間 (JR 横須賀線 区界 ) 沿道 日時 : 平成 29 年 8 3 ( ) 場所 : 品川区 伊藤 学校 前方右側に手話通訳者を配置しております 必要な方はお近くの席にお移り願います 1 本日

防災まちづくりの具体的な方向性を示す 方針 は 防災まちづくりに関するキーワードごとに 以下の12 項目にまとめました 防災まちづくりの方針 防災( 安全 安心 ) 地域コミュニティ ひと 1 多様な世代の交流や地域活動への参加が 防災 減災活動を支えるまち ( 自助 共助の話し合いが活発に行われて

建物の建築の基準についての 都市計画変更 案に関する説明会 大田区東馬込二丁目 ( 補助 29 号線沿道地区 ) 高度地区の変更 防火地域の変更 用途地域の変更 日時 : 平成 30 年 11 月 19 日 ( 月 ) 場所 : 大田区立馬込小学校 大田区 1 本日の説明項目 1 本説明会の主旨 2

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スライド 1

(3) 東京都が掲げている目標を確実に達成するには 延焼遮断帯の形成やその主要な要素である特定整備路線の整備 老朽木造建築物の除去等の施策をより強制力をもって展開することが必要であり 一定の私権の制限もやむを得ないと考える その際 移転や住替えを余儀なくされる住民へ移転先をしっかりと確保するなど き

(100817)

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計画的な再開発が必要な市街地 特に一体的かつ総合的に再開発を促進すべき地区 市町名 名称 再開発の目標 土地の合理的かつ健全な高度利用及び都市機能の更新に関する方針 特に整備課題の集中がみられる地域 ( 課題地域 ) 地区名 西宮市 C-4 浜脇 ( 約 175ha) 居住環境の向上 良好な都市景観

(2) 路地街区 ア路地街区の内部で 防火性の向上と居住環境の改善を図るため 地区施設等に沿った建築物の高さの最高限度及び壁面の位置の制限を定めることにより 道路斜線制限を緩和し 3 階建て耐火建築物の連続した街並みを形成する イ行き止まりの路地空間では 安全性の確保のため 2 方向の避難を目的とし

本町二・四・五・六丁目地区の地区計画に関する意見交換会

Microsoft PowerPoint - プレゼン資料_公表用修正版

Microsoft Word - 法第43条第2項第2号許可基準

その他の法令等 消防法京都市火災予防条例道路法廃棄物の処理及び清掃に関する法律 対象 状況屋外における火災予防上危険なもの ( 火災の危険が迫っている場合のみに限定 ) 空き家, 空き地で火災予防上危険なもの認定区域内に生じている道路の交通に支障を及ぼすおそれのある行為自己所有地でごみ ( 一般廃棄

Taro-03_H3009_ただし書同意基準

地区区分とまちづくり方針 D

~ 災害に強く 安全で安心して住み続けられるまちの実現に向けて ~ 荒川二 四 七丁目地区地区計画 ( 平成 30 年 4 月 1 日変更 ) 道路 公園などの地区施設や地区にふさわしい建築物の用途 形態などを定めることにより 地区の特性に合わせたきめ細やかなまちづくりを実現するための都市計画制度で

国土技術政策総合研究所 研究資料

1 目的 建築基準法第 68 条の 5 の 5 第 1 項及び第 2 項に基づく認定に関する基準 ( 月島地区 ) 平成 26 年 6 月 9 日 26 中都建第 115 号 建築基準法 ( 昭和 25 年法律第 201 号 以下 法 という ) 第 68 条の 5 の 5 第 1 項 及び第 2

一団地認定の職権取消し手続きの明確化について < 参考 > 建築基準法第 86 条 ( 一団地認定 ) の実績件数 2,200 ( 件 ) 年度別 ( 住宅系のみ ) S29 年度 ~H26 年度 実績件数合計 16,250 件 用途 合計 ( 件 ) 全体 17,764 住宅系用途 16,250

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ば避難できる確率が 97% 以上となることから 地区内閉塞度が 3 以上と判定した地区を 閉塞危険性が高い地区とした ( 以下 延焼危険性及び閉塞危険性を合わせて 延焼危 険性等 という ) これらにより 各市区町は 23 年度末までに最低限の安全性が確 保できる見込みがない重点密集市街地のうち延焼

江戸川五丁目付近地区 地区計画(素案)説明会

改正包括同意基準参考図

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HT.dsz

北部大阪都市計画彩都地区計画 ( 案 ) 北部大阪都市計画彩都地区計画を 次のとおり変更する 1. 地区計画の方針 名称彩都地区計画 位 置 茨木市大字粟生岩阪 大字宿久庄 大字清水 大字佐保 大字泉原 大字千提寺 大字大岩 大字福井 大字大門寺 大字生保 大字安威 山手台一丁目 山手台三丁目 山手

西原町 2~4 丁目地区 区域図 西原町 2~4 丁目地区 低密度住宅ゾーン 中密度住宅ゾーン 戸建ての低層住宅地を主体に落ち着いた雰囲気を持った良好な居住環境の形成を誘導します また 都市農地の保全に努め 農地と共存した良好な居住環境の形成を誘導します 低層住宅と中高層住宅が調和した良好な居住環境

また, 区域外の道路部分については, 区域内の道路の整備後に, 交通量等の利用状況をみて, 検討していきます 4 常磐自動車道の側道沿いの一方通行の道路について, 一方通行の制限を解除できないのか また, この道路の交通量についても調査を実施した上で, 区域外の道路の整備をしなければならないのではな

最高限度1 制限の緩和 (1) この規定の適用による隣地との関係等による緩和に関する措置は 次の各号に定めるところによる ただし イの規定については 北側の前面道路又は隣地との関係についての建築物の各部分の高さの最高限度 ( 以下 斜線型高さ制限 という ) が定められている場合において その高さを

東京都市計画第一種市街地再開発事業前八重洲一丁目東地区第一種市街地再開発事業位置図 東京停車場線 W W 江戸橋 JCT 日本橋茅場町 都 道 一石橋 5.0 特別区道中日第 号線 江戸橋 15.

Microsoft Word - ●決定⑤地区計画-2.docx

三鷹市耐震改修促進計画(改定素案)

大谷周辺地区 及び 役場周辺地区 地区計画について 木原市街地 国道 125 号バイパス 役場周辺地区 (43.7ha) 美駒市街地 大谷周辺地区 (11.8ha) 地区計画の概要 地区計画とは住民の身近な生活空間である地区や街区を対象とする都市計画で, 道路や公園などの公共施設の配置や, 建築物の

病院等における耐震診断 耐震整備の補助事業 (1) 医療施設運営費等 ( 医療施設耐震化促進事業平成 30 年度予算 13,067 千円 ) 医療施設耐震化促進事業 ( 平成 18 年度 ~) 医療施設の耐震化を促進するため 救命救急センター 病院群輪番制病院 小児救急医療拠点病院等の救急医療等を担

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スライド 1

区域の整備 開発及び保全の方針地区整備計画 久世荒内 寺田塚本地区地区計画 名称久世荒内 寺田塚本地区地区計画 位置城陽市久世荒内 寺田塚本及び平川広田 面積約 22.1ha 建 築 物 等 に 関 す る 事 項 地区計画の目標 土地利用の方針 地区施設の整備方針 建築物等の整備方針 地区の区分

第1章

別紙 40 東京都市計画高度地区の変更 都市計画高度地区を次のように変更する 面積欄の ( ) 内は変更前を示す 種類面積建築物の高さの最高限度又は最低限度備考 第 1 種 約 ha 建築物の各部分の高さ ( 地盤面からの高さによる 以下同じ ) は 当該部分から前面道路の反対側の境界線 高度地区

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215 参考資料

目次 方針策定の背景 1-1. 用途地域指定の基本的な考え方 1-2. 住居系 [ 第一種低層住居専用地域 ] [ 第二種低層住居専用地域 ] [ 第一種中高層住居専用地域 ] [ 第二種中高層住居専用地域 ] [ 第一種住居地域 ] [ 第二種住居地域 ] [ 準住居地域 ] [ 田園住居地域 ]

地区計画の目標 安全な避難経路の確保と地域にふさわしい合理的な土地利用と建替えの誘導を図り 良好な街並みの形成と住 商 工が調和する安全で魅力ある複合市街地の形成を目指します 5 つの地区区分と 6 つの建替えルール ( 地区整備計画 ) 地区の特徴や都市計画に基づき 区域内を5 地区に区分していま

序章 計画改定の背景 足立区では 昭和 57 年 3 月に 大地震による火災から区民の生命と財産を守る た め 足立区防災まちづくり基本計画 を策定し この計画に基づき各種事業を展開し てきました その後 平成 7 年 1 月 17 日に発生した阪神 淡路大震災では 密集市街地に被害が 集中し 改め

地 区 区 分 と ま ち づ くり 方 針 都市計画に基づいて 次のように地区を8つに区分し それぞれの地域特性に合ったまちの 将来像やまちづくりの方針を定めています 複合住宅地区 A 1 4 複合住宅地区 B 広域避難場所周辺として 地区 内建築物の不燃化を促進し 住 宅 工業の調和した良好な中

( 対象区域 ) 第 5 地区計画の対象区域は 工業団地 ( 国母工業団地 南部工業団地 機械金属工業団地 ファッション工業団地 ( アリア ディ フィレンツェ ) をいう 以下同じ ) の区域内及び隣接地又は近接地 ( おおむね工業団地から500メートル以内 ) とする ( 区域の設定 ) 第 6

ア土地利用の現況 土地利用の現況 (P3 に土地利用現況図を示す ) 当地区の区域面積は約 28.6ha で 土地利用の状況は 宅地面積の合計が 19.88ha(69.5%) 道路 公園 河川の公共系用地 ( 墓地含む ) 面積の合計が 8.72ha(30.5%) となっている 宅地の土地利用面積の

御意見募集中 平成 25 年 10 月 7 日 ( 月 )~11 月 7 日 ( 木 ) パブコメくん 歴史都市京都の町並みを継承しつつ, 細街路の安全を確保し, 建替え等を可能とする新たな制度について, 御意見を募集します ~ 細街路対策推進のための新たな制度の創設 ~ 建物の建替え等を行うために

PowerPoint プレゼンテーション

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2

大規模住宅団地の現状と活性化・再生の進め方

地区区分とまちづくり方針 都市計画に基づいて 次のように地区を 4 つに区分し それぞれの地域特性にあったまちの将来像 やまちづくりの方針を定めています (* ~ 及び は路線名称を示す ) N

区域の整備 開発及び保全に関する方針 江戸川一丁目地区地区計画 計画書 計画決定 H 江戸川区告示第 433 号 計画変更 H 江戸川区告示第 27 号 計画変更 H 江戸川区告示第 482 号 名称江戸川一丁目地区地区計画 位置 江戸川区江戸川一丁目 江戸

第 7 章鹿児島県と連携した耐震改修促進法による指導及び助言等 国の基本方針では 所管行政庁はすべての特定建築物の所有者に対して法に基づく指導 助言を実施するよう努めるとともに 指導に従わない者に対しては必要な指示を行い その指示に従わなかったときは 公表すべきであるとしている なお 指示 公表や建

第 Ⅱ ゾーンの地区計画にはこんな特徴があります 建築基準法のみによる一般的な建替えの場合 斜線制限により または 1.5 容積率の制限により 利用できない容積率 道路広い道路狭い道路 街並み誘導型地区計画による建替えのルール 容積率の最高限度が緩和されます 定住性の高い住宅等を設ける

指定標準 適用区域 建ぺい率 容積率 建築物の高さの最高限度 m 用途地域の変更に あたり導入を検討 すべき事項 ( 注 2) 1. 環境良好な一般的な低層住宅地として将来ともその環境を保護すべき区域 2. 農地等が多く 道路等の都市基盤が未整備な区域及び良好な樹林地等の保全を図る区域 3. 地区計

国土技術政策総合研究所 研究資料

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社会資本総合整備計画 ( 地域住宅支援 ) 計画の名称 計画の期間 計画の目標 2 群馬県地域住宅等整備計画 ( 地域住宅計画群馬地域 (3 期 ))( 防災 安全 ) 平成 27 年度 ~ 平成 31 年度 (5 年間 ) 地震発生時の被害の軽減を図るため住宅 建築物及び宅地の耐震化等を推進し 安

建築基準法第 43 条第 2 項第 2 号の規定による許可の基準 ( 包括同意基準 ) 平成 30 年 9 月 28 日 加古川市都市計画部建築指導課


三ケ島工業団地周辺地区 第一回勉強会

(Microsoft Word - \201\2403-1\223y\222n\227\230\227p\201i\215\317\201j.doc)

3. 市街化調整区域における土地利用の調整に関し必要な事項 区域毎の面積 ( 単位 : m2 ) 区域名 市街化区域 市街化調整区域 合計 ( 別紙 ) 用途区分別面積は 市町村の農業振興地域整備計画で定められている用途区分別の面積を記入すること 土地利用調整区域毎に市街化区域と市街化調整区域それぞ

計画書

スライド 1

練馬区まちづくり条例運用報告書

目次 ( )

柏駅西口北地区まちづくり

生産緑地制度の概要 市街化区域内の農地で 良好な生活環境の確保に相当の効用があり 公共施設等の敷地に供する用地として適している 500 m2以上 *1 の農地を都市計画に定め 建築行為や宅地の造成を許可制により規制し 都市農地の計画的な保全を図る 市街化区域農地は宅地並み課税がされるのに対し 生産緑

Microsoft PowerPoint - プレゼン資料

和泉市の宅地開発における制度

Transcription:

不燃化推進特定整備地整備プログラム 江東 北砂三 四 五丁目地 平成 26 年 2 月第 1 回変更認定平成 29 年 3 月 江東

1 整備目標 方針 地名 位置 地の現況 課題 北砂三 四 五丁目地 東京都江東北砂二丁目 三丁目の一部 四丁目 五丁目 六丁目 七丁目の一部 及び南砂一丁目 五丁目の一部 (1) 現況 本地は 江東の城東地域にあって明治通り 清洲橋通り 丸八通り及び都市計画道路補助 117 号線に囲まれて 避難場所となっている北砂団地を除いた域である 本地の平成 25 年 10 月の世帯数は 6,252 世帯 人口は 13,695 人 うち 65 歳以上高齢者数は 3,159 人 (23.1%) である 本地内に存在する約 3,083 棟の建築物 ( 平成 23 年 ) のうち 防火造及び木造の建築物が約 2,121 棟 ( 約 68.7%) を占めて住宅密集市街地を形成している 地中央の東西方向に砂町銀座通り商店街が立地している 幅員 4m 未満の狭あい道路が多く存在しており また都市計画公園も 1 箇所のみと少ない (2) 課題 地内は 狭あい道路が多く 木造住宅等が密集して震災時に延焼拡大するおそれが高く 北砂三丁目 四丁目は火災危険度 総合危険度ともランク 5 である 地内には行き止まり道路や未接道敷地が散在しており その解消が必要である 老朽住宅等に居住する高齢者世帯や単身者世帯の多くは 建替え意欲の低下や資金的困難性を抱えている 借地及び借家も存在しており 建替えに際して権利関係を調整する必要がある 町丁目 北砂三丁目の一部 北砂五丁目の一部 北砂二 六 七丁目の一部 南砂一 五丁目の一部 ( 道路用地 ) 面積 (ha) 面積 (ha) 約 15.8 北砂四丁目約 20.7 約 10.6 約 1.5 計約 48.6 倒壊 約 48.6ha 地域危険度 ( 第 7 回 ) 5 5 5 5 5 3 火災 4 総合 5 4 これまでの防災都市づくりの主な取組 新たな取組 1 北砂地防災生活圏促進事業 ( 平成 7 年度 ~ 平成 16 年度 ) 東京都の補助を受けて建物の不燃化促進 細街路の拡幅整備 地防災道路の整備等を実施 2 耐火建築物促進助成事業 ( 平成 17 年度 ~ 平成 21 年度 ) 耐火 準耐火建築物の新築に対する助成を実施 3 北砂地防災まちづくり協議会等の活動 ( 平成 10 年度 ~ 平成 16 年度 ) 北砂地防災生活圏促進事業に合わせて 防災まちづくり協議会等の開催 防災まちづくりニュースの発行 配布 防災まちづくりマップの作成 配布を実施 本地の不燃化を促進し燃え広がらないまちづくりを目指して下記の新たな取組を予定 1 全戸訪問や現地相談ステーションの設置による積極的な不燃化建替えの働きかけ 2 老朽建築物の除却や不燃化建替えに対する助成 3 老朽空き家対策として除却勧告等を行う新たな条例の制定 4 密集事業と合わせて共同化の促進 小規模公園等の整備 行き止まり道路 未接道敷地の解消 整備目標 方針 (1) 整備目標 1 建築物の不燃化促進により燃えない 燃え広がらないまちづくりを目指す 2 平成 32 年に不燃領域率 70% 以上の達成を目指す 3 安全な避難が可能なように行き止まり道路の解消に努めるとともに住環境の改善を目指す (2) 整備方針 1 東京都の不燃化推進特定整備地制度を活用して地全域の不燃化を促進する そのために 積極的な働きかけ ( 全戸訪問 専門家派遣 現地相談ステーションの設置 ) 木造及び防火造の建築物の不燃化建替えや老朽建築物の除却を促進するための助成 老朽空き家の除却を勧告できる条例の制定等を行う 2 密集事業と合わせて 避難経路となる行き止まり道路の解消 小規模公園の整備を進める 3 未接道敷地や狭小敷地のため建替えが困難なエリアについては やわらかな画整理手法や共同化等について検討する 現況 不燃領域率約 53.3% 最終 70% 積極的な働きかけによる不燃化建替えの加速化 老朽建築物の除却促進 小公園の整備 行き止まり道路 未接道敷地の解消等 備考 1

2 地内での取組 事業番号 事業項目 事業概要 事業手法 ( : 東京都不燃化推進特定整備地制度要綱第 14 条第 1 項に定める支援策 ) 事業主体 事業規模 事業の進捗状況 備考 コア事業 A-1 積極的働きかけ 木造や防火造の建築物を対象に全戸訪問して住民のニーズ把握 専門家 ( 弁護士 税理士 土地 建物に詳しい専門家等 ) 派遣で権利関係等を調整しトラブルを解決 現地相談ステーション ( 相談窓口 ) の設置 これらを通じ 地住民との協議を深め まちづくり協議会を設置 不燃建替え 未接道や狭小敷地の解消 防災公園等の整備につなげる 全戸訪問型派遣 士業派遣 現地相談ステーション管理 運営支援 まちづくりコンサルタント派遣 B-1 不燃化建替えの促進 全戸訪問により把握した老朽住宅所有者に対する個別勧奨 地内の木造や防火造の建築物の不燃化建替えの助成 地内における固定資産税及び都市計画税の減免による不燃建替えへの誘導 補助事業 住宅市街地総合整備事業 共同建替え助成の要件緩和 戸建建替の設計費 除却費支援 固定資産税 都市計画税の減免 住替え助成支援 B-2 老朽建築物の除却促進 地内の老朽建築物の除却助成 除却後空地になった敷地に対する適正管理証明書の発行 固定資産税及び都市計画税の減免による除却の促進 補助事業 住宅市街地総合整備事業 老朽建築物除却費支援 老朽建物除却後の土地管理用仮設費助成 固定資産税 都市計画税の減免 住替え助成支援 コア事業以外の事業 B-3 B-4 共同化促進 小規模公園の整備 狭小及び無接道敷地の居住者に対する勧奨 共同化のための補助制度の検討創設 不燃領域率に資する 100 m2以上の公園を 2 か所程度整備 ポケットパーク等の小規模公園 広場の整備 公共用地等の公園整備 共同化コーディネーター派遣 共同建替え助成の要件緩和 補助事業 住宅市街地総合整備事業 補助事業 東京都木造住宅密集地域整備事業 まちづくりコンサルタント派遣 用地折衝等専門家派遣 老朽建築物除却費支援 公園面積取得助成の面積要件緩和 公共施設転換用地取得支援 B-5 行き止まり道路 未接道敷地の解消 まちづくり協議会との協働による整備個所の選定 土地公社等を活用した拡幅用地の先行取得 現在実施している細街路拡幅整備事業の活用による道路敷地の寄付及び無償使用による道路用地の確保 補助事業 住宅市街地総合整備事業 補助事業 東京都木造住宅密集地域整備事業 まちづくりコンサルタント派遣 用地折衝等専門家派遣 未接道敷地の先行取得支援 老朽建築物除却費支援 公共施設転換用地取得支援

事業番号 規制誘導の手法 規制誘導の目的 規制誘導の内容 決定権者 規制誘導の範囲等 規制誘導の実施有無 進捗状況 備考 C-1 新防火規制 防災性の向上 指定する域内を東京都安全条例に基づく 新たな防火規制 の域に指定 都 平成 26 年 10 月指定済 規制誘導策 C-2 老朽建築物対策に係る条例の制定 老朽建築物に対する除却勧告等の指導 老朽建築物に対する報告の義務と除却勧告老朽建築物等の適正管理に関する条例の制定 平成 26 年 7 月指定済 補助事業 住宅市街地総合整備事業まちづくり方針の策 C-3 地域特性を考慮した地計画の作成まちづくりコンサルタント派遣定現地相談ステーション管理 運営支援 新規導入

3 域図江東北砂三 四 五丁目地 都市計画道路補 117 道路中心線境界 道路中心線境界 都市計画道路補 117 筆界 道路端 明治通り 丸八通り 清洲橋通り 道路中心線境界

4 整備方針図江東北砂三 四 五丁目地 コア事業における取組み A-1 積極的働きかけ 全戸訪問 専門家派遣 現地相談ステーション 都市計画道路補 117 地全域におけるコア事業以外の取組み B-1 不燃化建替えの促進 B-2 老朽建築物の除却促進 B-3 共同化促進 B-4 小規模公園の整備 B-5 行き止まり道路 未接道敷地の解消 地全域における規制誘導策 C-1 新防火規制 C-2 老朽建築物対策に係る条例の制定 C-3 まちづくり方針の策定 凡 例 不燃化推進特定整備地 避難場所 ( 大島 北砂団地一帯 ) 明治通り 丸八通り 公共施設整備検討エリア 清洲橋通り

5 整備スケジュール 事業内容 平成 26 年度平成 27 年度平成 28 年度平成 29 年度平成 30 年度平成 31 年度 平成 32 年度 全戸訪問 コア事業 A-1 積極的働きかけ 専門家派遣準備 実施 現地相談ステーション開設準備 運営 各種要綱等整備 B-1 不燃化建替えの促進 不燃化建替え助成 固定資産税及び都市計画税の減免 ( 都 ) B-2 老朽建築物の除却促進 老朽建築物の除却助成 コア事業以外の事業 B-3 共同化促進 個別事業事業化検討 事業実施計画 相談対応 無接道敷地等居住者への個別勧奨 共同化コーディネーター派遣 補助事業実 B-4 小規模公園の整備 個別事業事業化検討 事業実施計画 候補地の選定 用地補償コンサルタント派遣 買収及び整備工事 B-5 行き止まり道路 未接道敷地の解消 個別事業事業化検討 事業実施計画 候補地の選定 用地補償コンサルタント派遣 買収 整備工事の実施 規制誘導策 C-1 新防火規制 C-2 老朽建築物対策に係る条例の制定 C-3 まちづくり方針の策定 まちづくり方針の作成 地計画等の策定 その他 まちづくり協議会による防災まちづくりのための協働 地元協議 準備 まちづくり懇談会の開催 まちづくり協議会との協働