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子宮頸部絨毛腺管状乳頭腺癌と上皮内腺癌の併発症例における細胞学的, 病理組織学的及び免疫組織化学的検討 山田清隆大塚証一後藤務河原崎由紀子岡本香織笠原正男田代和弘 1) 根本泰子 1) 市川義一 2) 稲田健一 3) 桐山諭和 静岡赤十字病院病理診断科部 1) 同産婦人科 2) 藤田保健衛生大学医学部第一病理学教室 3) 藤田保健衛生大学医学部病理診断科 要旨 :30 歳代女性の子宮頚管腺原発の絨毛腺管状乳頭腺癌に上皮内腺癌を併発した症例に対し, 細胞学的, 病理組織学的および免疫組織化学的検討に文献的検索を加え報告した. 細胞学的所見は絨毛腺管状乳頭腺癌では細胞集塊を軸に線維血管性間質が介在し, その辺縁では淡い胞体を有する細胞が結合性の強い柵状配列, 或いは不規則重積を示し, 核は小型類円形から楕円形, 一部に核の大小不同や核縁不整が観察され, 核クロマチンは粗顆粒状で核小体は目立たない. 一方, 上皮内腺癌では高円柱状細胞からなる柵状, 羽毛状, ロゼット様配列を呈していた. 核は類円形から卵円形で大小不同, 核縁不整を示し, 核小体は目立たず核クロマチンは顆粒状に増量している. 組織学的に絨毛腺管状乳頭腺癌は線維血管性間質を伴う絨毛状, 乳頭状構造を呈し, 小型の円柱上皮細胞が柵状に配列し, 核配列に不規則性が認められた. また上皮内腺癌では正常腺管に隣接し, 核重積, 核クロマチン増量を示し, 核配列の乱れが認められた. 免疫組織化学的検索ではp16が両者とも陽性を示した. Key words: 子宮頸部, 絨毛腺管状乳頭腺癌, 上皮内腺癌, 細胞診, 病理組織 Ⅰ. はじめに子宮頸部腫瘍は頸管上皮である扁平上皮由来の病変と腺上皮由来の病変とに大別される. 両者とも腫瘍性病変から浸潤に至る詳細な検討が現代生物学を背景になされている. 頸部腺癌は多彩な組織形態を呈する事が知られており, その中で頚管腺由来の上皮内腺癌及び微小浸潤癌に関しては, しばしば診断に苦慮する症例に遭遇する. 今回, 子宮頸部絨毛腺管状乳頭腺癌 (Villograndular papillary adenocarcinoma:vga) に上皮内腺癌 (Adenocarcinoma in situ:ais) を併発した症例について, それぞれの細胞学的及び免疫組織化学を含めた病理組織学的検討に若干の文献的考察を加え報告する. Ⅱ. 症例症例 :30 歳代女性 4 妊娠 4 分娩既往歴 : 特記事項なし現病歴 : 検診での子宮頚部擦過細胞診においてクロマチンの増量を示す腺細胞の集塊を指摘され, ClassⅢbと判定され精査目的で当院受診となる. コルポ診上, 子宮頚部にW2+M1, 一部に微小乳頭状病変の集簇が認められ同部より施行した擦過細胞診にて腺癌 (ClassⅤ), パンチ生検にて絨毛腺管状乳頭腺癌と診断された ( 図 1). 根治術式の決定および診断目的に子宮頚部円錐切除が施行され, その後準広汎子宮全摘出術, 両側付属器切除術, 骨盤内リンパ節郭清術を行った. 術後診断は pt1an0m0, 現在補助療法なしにて経過観察中で 6

Vol.34 No.1 2014 図1 コルポ所見 11時方向 丸印 に隆起性病変が認められる 図4 VGAの子宮頸部擦過細胞像 Pap染色 40 図2 VGAの子宮頸部擦過細胞像 Pap染色 4 図5 AISの子宮頸部擦過細胞像 Pap染色 左 40 右 40 図3 VGAの子宮頸部擦過細胞像 Pap染色 40 ある Ⅲ 結 図6 AISの子宮頸部擦過細胞像 Pap染色 左 40 右 40 果 則重積を示していた 核は比較的小型な類円形か 細胞診標本では2種類の集塊が観察された 一 ら楕円形で大小不同や核縁不整を示し 核小体は つは細い間質を中心に結合の強い棍棒状や乳頭状 目立たず 核クロマチンは粗顆粒状であった 図 の増生を示す集塊であり 細胞は柵状配列や不規 2 4 他一方は高円柱状細胞からなる柵状配列 7

Vol.34 No.1 2014 図7 VGAの生検組織像 HE染色 左 4 右 40 図10 VGAの円錐切除標本組織像 HE染色 左 40 右 40 図8 円錐切除標本の切り出し前肉眼像 上 と切出し後 割面像 下 丸印が病変部 図11 AISの円錐切除標本組織像 HE染色 左 4 右 40 生検による組織像では線維血管性間質を伴う絨 毛状 乳頭状の構造を呈し 比較的小型の円柱上 皮が柵状に配列し 組織学的にVGAと診断され た AISを示唆する所見は認められない 図7 円錐切除標本の肉眼所見では11時方向に限局性 の小隆起性病変が認められ 図8 その組織弱 拡像では頸管の内膜側 図左側 にVGA領域が 同部から膣側 図右側 にAIS領域が認められた 図9 VGA部分では生検と同様の組織像が存在 し 図10 AIS部分では正常腺管と隣接し 核 図9 円錐切除標本のVGAとAISの組織像 HE染色 1.25 重積 核クロマチン増量を示す異型腺管の集簇が や集塊辺縁にほつれを示す集塊で いわゆる羽毛 検索された 図11 状構造やロゼット様配列が見られた 核は類円形 免疫組織化学染色では p16がvga AISとも から卵円形で核の大小不同 核縁不整を示し 核 に陽性を示した 図12 その他の抗体を含めた 小体は目立たず核クロマチンは顆粒状に増量して 免疫組織化学染色結果は表に示した 表1 いた 図5 6 8

Vol.34 No.1 2014 表2 子宮頸部腺上皮および関連病変 る 採取細胞量は豊富であり核異型は軽度 中等 度 多くは粘液を伴わないとされている 図12 VGA AISにおけるp16とKi-67の免疫 組織化学染色結果 表1 本症例の細胞像は壊死 炎症細胞などが見られ ない背景内に細い間質を中心に結合の強い棍棒状 や乳頭状の増生を示す集塊が見られ 細胞は柵状 免疫組織化学染色結果のまとめ 配列や不規則重積を示し 核は比較的小型で類円 形 楕円形を呈し 一部では核の大小不同や核形 不整が見られ 核小体は目立たないが核クロマチ ンの増量が観察された Ⅳ 考 察 病理組織学的立場から三上7 は子宮頚部腺病変 今回我々が経験した子宮頚部絨毛腺管状乳頭腺 癌 VGA に上皮内腺癌 AIS を合併した一症 にまつわる諸問題として 1 上皮内腺癌と腺異 形成 2 微小浸潤癌 3 頚部腺癌の悪性度評価 例について VGAとAISそれぞれの細胞学的およ 4 頚部腺癌の組織分類と診断 絨毛腺管状腺癌 び免疫組織化学を含めた病理組織学的検討に若干 類内膜腺癌 中腎性腺癌 5 頚部腺癌と体部 の文献的検索を加え考察する 内膜腺癌の鑑別 6 悪性腺腫 最小偏倚腺癌 7 1 子宮頚部絨毛腺管状乳頭腺癌 VGA につい 腺癌と誤認されやすい良性病変等について論じて て いる その中でVGAの病理組織学的特徴は①繊 1 VGAは1989年 YoungとScully によりはじめ 細な線維血管性 あるいは広い間質性の芯を有す て報告されて以来2010年まで約60余例の報告がな る外向性乳頭状発育 ②線維性ないし線維腫様の されているが 比較的まれな子宮頚部腺癌であ 間質 ③高円柱状の腫瘍細胞 ④軽度から中等度 る しかし子宮頚部腺癌の頻度は近年増加傾向で の核異型 ⑤深部では分岐を示す管状構造 ⑥腫 あり 臨床的病理学的領域で種々の問題を惹起し 瘍と既存の頚部間質との境界が明瞭で 浸潤は軽 ている 度ないし欠如 ⑦絨毛腺管状腺癌の診断を支持し 2 子宮頸部腺上皮および関連病変は表2 の如く ない所見 高度の核異型 間質を伴わない微小乳 整理されており 組織分類上 VGAは粘液性腺 頭状発育 不規則な癒合腺管や充実性増殖 著し 癌の亜型として位置付けられている い組織破壊性間質浸潤 と報告している VGAの細胞診における特徴的所見として西村 本例も腫瘍間質は細い線維血管性間質が介在す 3 阿部4 香田5 Changら6 は背景 核形 核 る絨毛状 乳頭状構造が構築され それらの上皮 クロマチン 細胞集塊と配列 胞体等について 細胞に異型性や核分裂像は乏しく 核クロマチン 述べている VGAの細胞所見は細胞間結合性の に富む小型円形核を有する細胞の単層構造あるい 強い重積集塊を認め 複雑分岐した線維血管性間 は多層化が認められ 三上らの報告に一致した像 質を芯とする絨毛状 乳頭状の集塊として出現す であった 病期を示すTNM分類ではT1a1N0M0 9

で, 新 FIGO 臨床進行期分類ではⅠA1 期であった. 手島ら 8) はVGAが臨床病理学的に比較的若年者に好発し, わが国での平均年齢は41.2 歳と報告している. さらに三上 7) は,VGAが一般的に予後良好と言われているが, リンパ管侵襲およびリンパ節転移を伴う例や, 悪性度がより高く高度の浸潤性発育を示す成分, 乳頭状漿液性腺癌, 小細胞癌の成分を伴っている例があると報告している. 他方, 中島 9) は近年増加傾向である子宮頚部腺癌が扁平上皮癌と比較して予後が悪く, その前癌状態である可能性が高い子宮頚部腺異形成の診断 治療法については他病変の合併を含めて精密検査の実施と厳重な経過観察が重要である事を臨床的立場から論じている. VGAの臨床的問題点として本疾患は比較的若年者の好発ゆえに, 将来に関する諸問題が含蓄されている. 西村ら 3) は強く妊孕性温存を希望した症例について, 子宮頚部円錐切除により治癒した VGAの一例を報告している. 加来ら 10) は妊孕性の温存を強く望む者を対象とした保存的治療は, 十分なインフォームドコンセントの基に円錐切除術あるいはそれに準ずる生検による十分なサンプリングを行い, 純粋型で他の予後不良な組織成分を有さない症例に限定すべきと報告されている. Youngら 11) は筋層浸潤が3mm 以内と間質浸潤が軽度で, 脈管侵襲や切除断端の異常が認められず, 外来にて追跡可能な症例が重要であるとし, Jonesら 12) も浸潤のない症例は円錐切除のみで終了可能であると論じている. またJonesら 12) はVGA 患者の63% で経口避妊薬の使用歴があり, 通常の腺癌患者の23% と比較し高率であったとの報告をしている. 更にUrisinら 13) も経口避妊薬使用者の子宮頚部腺癌発生リスクは2.1 倍となると述べている. 過去 5 年間のVGAにまつわる主な症例として, 菊池ら 14) は絨毛腺管状粘液性腺癌と扁平上皮癌の共存症例を, 間崎ら 15) は妊娠初期に円錐切除術を行い正期産分娩に至った症例を, 本間ら 16) は保存的治療で経過観察をしている症例を, 石田ら 17) は高齢者での発症例を報告している. さら に清川ら 18) は絨毛腺管状乳頭腺癌および上皮内腺癌の病理学的特徴と問題点について論じている. 2. 上皮内腺癌 (AIS) について AISはWHO 分類 2003 年では 正常に配列する頚管腺が部分的にあるいは完全に細胞学的に悪性の上皮で裏打ちされた病変 と定義され, 発癌に対する多段階説を基盤として考えた場合,AISは浸潤癌の前段階として指示された病変とされている. 即ちAISと浸潤腺癌がしばしば共存し,HPV がともに検出されるなどがその根拠として挙げられている. 森谷 19) は子宮頸部腺癌の全体に占めるAISの割合は10% 程度で, 好発年齢は浸潤性腺癌に比べて10 15 年程度若く,30 40 歳代であり, 40 90% 以上の症例でハイリスクHPV( 主に16 型 18 型 ) の感染があるといわれている. 坂本 20) は子宮頚部細胞診ベセスダシステム運用の実際において上皮内腺癌の細胞所見は1 腫瘍細胞が単独で出現することはまれで, 細胞集塊として出現することが多い,2シート状配列, 重積配列, ロゼット様配列をとり蜂巣状の構造は通常みられない,3 細胞集塊の辺縁部から核や細胞質の紐状の突出がみられる ( 羽毛状変化 feathering),4n/c 比が高く, 粘液を有することは少ない,5 核は偏在し柵状配列や多層化, 密集や重積を認める,6 核はやや大型で, 長円形 卵形を示し, 軽度の大小不同が見られる,7 核クロマチンは粗顆粒状で均等分布し, 核小体は通常, 小型で不明瞭である,8 典型例では背景はきれいであり, 腫瘍や炎症による細胞破砕物などはみられない, とまとめている. 本症例では背景には壊死は見られず, 核は比較的小型であるが核クロマチンは増量し, 一部では核の大小不同や核縁不整を示す細胞からなる結合性の強い腺細胞集塊が大小多数採取されている. 核重積を示す細胞集塊が棍棒状や乳頭状の増生を示しており, 内膜に異常所見は認められないため頸管由来の腺癌 (classⅤ) と判定 報告した. 組織標本を参考に改めて再検索するとAISを考慮する所見もあるが, 細胞診標本においてAISを確 10

定する難しさを指摘しておきたい. 組織学的に異型上皮が既存の正常頸管腺上皮を置換する所見が認められ, 粘膜表層から深層に向かって異型上皮が進展し, 深部には正常頚管腺が残存している事がある. 本例もAISの主病変は粘膜表層領域を占め, 深層側には既存の頸管腺が残存している. 腺管上皮を形成する異型細胞は全周性ではなく, 部分的に核異型, 核分裂像, 及び p16 抗体陽性所見にheterogeneityがみられた. 異型細胞核の大小不同, 不整形, クロマチンの粗造化が見られ, 核小体の明瞭化, 核の重層化を示し, 極性の乱れが認めら, フロントの形成, 核分裂像の存在等は極めて重要な所見である. 坂本 21) はCIS(Carcinoma in situ) との合併例は少なくなく,AIS 単独症例の頻度と,AISとCIS が合併している症例の頻度はほぼ同程度と考えられている. AISに関して過去 5 年間には, 安座間ら 22) が異型腺細胞が契機となりAISと診断しえた症例を, 潮田ら 23) はAISが付属器まで進展を認めた症例を, 田中ら 24) はCIN(Carvical intraepithelial neoplasia) を合併した症例を, さらには高田ら 25) はAISが子宮頸部分葉状頸管腺過形成に合併した症例を報告している. 3. 免疫組織化学染色について HPVの感染を考慮し免疫組織化学染色にてp16 蛋白の発現性を検索した. 安田 26) はp16 蛋白はサイクリン依存性リン酸化酵素 (cyclin-dependent kinase:cdk) のインヒビターであり, 細胞周期をG1で停止させて細胞増殖を抑える機能を有し,p16の過剰発現はHPV のE6 E7 遺伝子産物による癌抑制遺伝子 RB 蛋白の不活化を示唆すると論じている.p16 発現は通常 high-grade 扁平上皮内病変や扁平上皮癌に高率で起こり, このことはhigh-risk HPV 感染との関連を強く示唆していると言われているが, 頸部腺異形成や腺癌でも例外なくp16 蛋白の発現が見られ, これら頸部腺癌に感染しているHPVもhigh- riskタイプであると報告されている. 粘液の形質に関して, 絨毛腺管状乳頭腺癌につ いては胃腺窩上皮と類似する糖蛋白の産生が考慮されるが, 上皮内腺癌については糖蛋白の産生は認められなかった. Ⅴ. 結語子宮頸部絨毛腺管状乳頭腺癌と上皮内腺癌の併発症例について, 細胞学的, 病理組織学的及び免疫組織化学的検討について報告した. 擦過細胞診では両癌とも配列, 核構造に差のある所見が得られ, 組織学的にも明らかな形態像の差が得られた. それらの結果は子宮頸部腺癌診断の多々なる示唆に寄与する事が考慮された. 免疫組織化学的に両者ともp16が陽性である事は病因論として興味ある結果であった. 参考文献 1)Young RH,Scully RE.Villograndular papillary adenocarcinoma of the uterine cervix, a clinicopathological analysis of 13 cases. Cancer 1989;63(9):1773-9. 2) 子宮頸癌取り扱い規約 3 版 ( 日本産科婦人科学会 日本病理学会 日本医学放射線学会 日本放射線腫瘍学会 ). 東京 : 金原出版 ;2012. P.49-50. 3) 西村正人, 弘井誠, 宮内幹雄ほか. 子宮頸部円錐切除術により治癒した絨毛腺管状乳頭腺癌の1 例. 日臨細胞会誌 2002;41(6):448-52. 4) 阿部和子, 木村伯子, 遠藤のり子ほか. 非浸潤性子宮頸部 Villoglandular papillary adenocarcinomaの2 例. 日臨細胞会誌 2001;40(2): 158-62. 5) 香田浩美. 則松良明. 尾関祐里ほか. 子宮頚部 Villograndular adenocarcinomaの1 症例. 日臨細胞会誌 1997;36(4):398-402. 6)Chang WC, Matisic JP, Zhou C, et al. Cytologic features of villoglandular adenocarcinoma of the uterine cervix:comparison with typical endocervical adenocarcinoma with a serous villoglandular component and papillary carcinoma.cancer 11

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Villoglandular Papillary Adenocarcinoma admixed with Adenocarcinoma in Situ of the Uterine Cervix, A Report of Case Kiyotaka Yamada,Shoichi Ohtsuka,Tsutomu Goto,Yukiko Kawaharasaki, Kaori Okamoto,Masao Kasahara,Kazuhiro Tashiro, Taiko Nemoto 1),Yoshikazu Ichikawa 1),Ken-ichi Inada 2),Yuka Kiriyama 3) Department, Diagnostic, Pathology, Red Cross Shizuoka Hospital 1)Department of Gynecology and Obstetrics, Shizuoka Red Cross Hospital 2)1st Department of Pathology, Fujita Health University School of Medicine 3)Department, Diagnostic, Pathology, Fujita Health University School of Medicine Abstract : Villoglandular papillary adenocarcinoma (VGA) of the uterine cervix is a relatively rare neoplasm, proposed by Young and Scully as a distinct histological entity of well differentiated adenocarcinoma of the cervix. It has characteristic cytological features contributory to diagnosis. We here present a case of VGA admixed with adenocarcinoma in situ (AIS) and literature review. Case : A thirty-year-old woman visited our hospital for detailed examination of AGC (Papanicolaou stain class IIIb) found in annual cervical cancer screening. Colposcopy revealed clusters of micropapillary lesions in transitional zone. Cervical brushing cytology of our hospital showed well differentiated adenocarcinoma. Cytologic Findings : The smear preparation of Papanicolaou stain contained two different types (Type A and B) of groups of glandular cells with distinct appearance. The background was free of necrosis or inflammatory cells. Type A was strongly adhered clubbed or papillary cell clusters with a thin stromal core. Nuclei were relatively small round to oval, exhibiting slight variation in size, irregularity of the edge, palisading, and overlapping. The chromatin was coarse granular. Nucleoli were not distinct. Type B were clusters of tall columnar cells with round to oval, irregularlysized and -edged hyperchromatic nuclei, showing palisading and dispersing at the periphery. Rosette-like structure and feathered appearance were also found. The chromatin was granular. Nucleoli were not conspicuous. Histological Findings : Punch biopsy revealed marked villous or papillary proliferation of atypical columnar cells with fine fibrovascular stroma, diagnosed as VGA. Conizated sample exhibited AIS as well as VGA, which surrounded VGA. Semiradical hysterectomy, bilateral adenectomy, and pelvic lymph nodes dissection were performed, but fortunately no residual or metastatic cancer cells were observed. Key words : Cervix, Villograndular papillary adenocarcinoma, Cytology, Hisitopathology 連絡先 : 山田清隆 ; 静岡赤十字病院病理診断科部 420-0853 静岡市葵区追手町 8-2 TEL(054)254-4311 13