(2) 計画学習課題 学習内容 時間 連立方程式とその解 二元一次方程式とその解の意味 2 連立方程式とその解の意味 ( 本時 1/2) 連立方程式の解き方 文字の消去の意味 加減法による連立方程式の解き方 5 代入法による連立方程式の解き方 連立方程式の利用 問題を解決するために 2つの文字を使っ

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の 問を提示して定着度を確認していく 1 分けて計算するやり方 70 = =216 2 =6 2 筆算で計算する方法 題材の指導計画 ( 全 10 時間扱い ) ⑴ ⑵ ⑶ 何十 何百 1 位数の計算 1 時間 2 位数 1 位数

4 単元構想図 ( 全 14 時間 ) 生徒の意識の流れ 表を使って解く 縦 (m) 0 8 横 (m) x= 右辺の形に式を変形して 二次方程式を解こう1 ax = b (x + m) = nは平方根の考えで解くことができる x= 右辺の形に式を変形して 二次方程式を解こう2 x +

(3) 指導観本時は 連立方程式の文章題を扱う最初の時間である 方程式の文章題は 個数と代金に関する問題 速さ 時間 道のりに関する問題 割合に関する問題 を扱う これらを解くときには図や表 線分図などを書くことが有効であることを生徒達は昨年度一次方程式の時にも経験している 一元一次方程式を利用する

数学科学習指導案 1 次方程式 ( 中学校第 1 学年 ) 神奈川県立総合教育センター < 中学校 高等学校 > 数学 理科授業づくりガイドブック 平成 22 年 3 月 問題つくりを題材として取り上げ 身近な生活の中にある数量関係を見いだし それを基に文章題を作らせる指導によって 自ら具体的な事象

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第 4 学年算数科学習指導案 平成 23 年 10 月 17 日 ( 月 ) 授業者川口雄 1 単元名 面積 2 児童の実態中条小学校の4 年生 (36 名 ) では算数において習熟度別学習を行っている 今回授業を行うのは算数が得意な どんどんコース の26 名である 課題に対して意欲的に取り組むこ

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第 3 学年算数科学習指導案 日時対象学校名授業者会場 平成 27 年 7 月 8 日 ( 水 )5 校時 13:40~14:25 第 3 学年均等割クラス 19 名町田市立町田第六小学校 2 階 3 年 1 組教室 1 単元名 かけ算の筆算 ( 学校図書 みんなと学ぶ小学校算数 3 年上 ) 2

第 3 学年 2 組算数科学習指導案 1 単元名たし算とひき算の筆算 指導者永田佳江 2 単元について (1) 単元観 該当する学習指導要領の内容 A 数と計算 A(2) 加法, 減法 (2) 加法及び減法の計算が確実にできるようにし, それらを適切に用いる能力を伸ばす 本単元で扱う たし算とひき算

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

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国語科学習指導案様式(案)

(2) -2,4,1 3 y=-x-2 をかいた ( 人 ) 4 (1) y=2x-9,y=2x,y=3x+3 (2) y=x+11 (3) 指導観校内の研究テーマが 考える力を引き出す授業のあり方 ということで, 数学科では考える力とは何かを分析し,11 項目に整理した 1 帰納的に考える力 2

5 児童の実態と主題に迫るための手だて (1) 児童の実態本学級の児童は明るく 男女の仲もよい いろいろな場面で声を掛け合ったり 仕事を手伝ったりできる児童も多い 話し合い活動では 友達の意見のいいところを取り上げて考えをまとめることができたり 人の意見を聞いて自分の考えを変えることができたりする児

(3) 計画 学習課題学習内容時間 変わり方のようすをわかりやすく表すにはどうしたらよいか考えよう変わり方が大きいか小さいかを調べるにはグラフのどこに目をつけるとよいのだろう 2つの折れ線グラフからどんなことが分かるだろう折れ線グラフをかこう 変わり方を分かりやすく表す工夫 折れ線グラフの縦軸と横軸

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Microsoft Word - aAL00058(Kawakatu_Sonobe)

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< 算数科 > 金種の弁別をし, 硬貨や紙幣の名称を知る 単一硬貨を使っての合計金額を数える 硬貨が各種混じった中で, 合計金額を数える おつりを伴う正しいお金の出し方を知る 複数の品物の合計金額を概算で見積もることができる 定価, 売値, 割引の意味を知るとともに, 割引後の値段を求める 必要感目

○学部 ○○科 学習指導案

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数学○ 学習指導案

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★数学学習指導案最終(知的障害)

H26関ブロ美術プレ大会学習指導案(完成版)

算数科学習指導案 指導者伊達詩恵 1 日時平成 24 年 5 月 21 日 ( 月 ) 5 校時 2 学年第 6 学年 1 組 22 名 3 場所 6 年 1 組教室 4 単元名文字と式 5 単元について 単元観 本単元は, 数量の関係を表す式についての理解を深め, 式に表したり, 式を読み取ったり

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内容 児童 経験したことや調べたことから選んで話す 内容 ( 考え ) を分かりやすく話す はっきりした発音で声の大きさを考えて話す 丁寧な言葉を使って話す 相手の顔を見ながら話す 大事なこと

5. 単元指導目標単元の目標 ( 子どもに事前に知らせる ) 小数 整数の意味を考えよう 小数 整数の計算の仕方を見つけ 計算できるようになろう 子どもに事前に知らせる どうまとめるのか 何を ( どこを ) どうするのか ( 作業 教える 考えさせる ) 何についてまとめるのか 1. 小数 整数の

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本時の展開

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4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

2、協同的探究学習について

1 単元名 分数 ( 全 10 時間 ) 教材名 分数をくわしく調べよう ( 東京書籍 4 年下 ) 第 4 学年算数科学習指導案平成 26 年 11 月 26 日 ( 水 ) 5 校時 4 年 1 組 ( 男子 13 名 女子 10 名計 23 名 ) 指導者上田稚子 ( 学習指導要領 ) A 数

能を習得したり活用したりすることの必要性について確認する グラフをかく力やグラフを読み取る力を身に付けさせるとともに, 一次関数を学ぶことに対する意欲を高めたい 小単元全体を通して主体的に学ぶ意欲を高め, 自分の考えを説明したいという気持ちにさせた上で, 目的や方法等を明確にした意図のあるペアやグル

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英語科学習指導案 京都教育大学附属桃山中学校 指導者 : 津田優子 1. 指導日時平成 30 年 2 月 2 日 ( 金 ) 公開授業 Ⅱ(10:45~11:35) 2. 指導学級 ( 場所 ) 第 2 学年 3 組 ( 男子 20 名女子 17 名計 37 名 ) 3. 場所京都教育大学附属桃山中

学年 :2 年単元名 :2. たし算のひっ算 -たし算のしかたを考えよう 1. 単元目標 :( 全 10 時間 ) 2 位数の加法の筆算の仕方について理解し 確実にできるようにするとともに それを用いる能力を伸ばし 加法についての理解を深める 考 表 動作化や図にかいて演算決定しようとする 既習事項

Taro-第1学年 算数科学習指導案

平成 21 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 21 年 10 月 2 日 ( 金 ) 教務部 平成 21 年 4 月 21 日 ( 火 )AM8:50~11:50 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (95 名 ) 教科に関す

第○学年 ○○科指導計画

第 4 学年算数科指導案 平成 28 年 11 月 2 日 ( 水 ) 第 5 校時場所 4 年 2 組男子 22 名女子 10 名指導者垣見遥 ともなって変わる量 思考力 判断力 表現力の育成 ~ 児童の考えを引きだす算数的活動の工夫 ~ 1 単元名 ともなって変わる量 2 単元の目標 ともなって

3 目標チームの目標や自己の能力に適した練習を見付けて取り組み, 個人的技能や集団的技能を生かしながら, 相手チームに応じた作戦を立てて, 練習やゲームに取り組むことができるようにする 個人的技能や集団的技能の向上を目指して, 仲間と協力して学習することができる また勝敗に対して公正な態度をとること

中学校第 3 学年社会科 ( 公民的分野 ) 単元名 よりよい社会をめざして 1 本単元で人権教育を進めるにあたって 本単元は 持続可能な社会を形成するという観点から 私たちがよりよい社会を築いていくために解決すべき課題を設けて探究し 自分の考えをまとめさせ これらの課題を考え続けていく態度を育てる

4 研究との関わり (1) 確かな学びを生み出すノート作り研究内容 2-2 正しい手順で正確に計算させるために, 問題間に余白をとらせ, 筆算には補助数字を書かせる 本単元では, 既習の 2 位数の加減筆算の仕組みを用いて, 繰り上がりと繰り下がりが 2 回ある場合の加減の筆算の仕方を身に付けること

第 ○ 学 年 ○ ○ 科 学 習 指 導 案

トコラージュ というメディアの形態を提案する 本単元では 説明文の 構成メモ をフォトコラージュの形でまとめる このことにより 資料を活用して説明文を書くことが容易になる フォトコラージュとは次に示すように 2 枚以上の写真と それに対する説明文を対応させた情報伝達の形式である 本学級では 社会科の

解答類型

1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

いきたいと考える 第二に ビデオに撮ったインタビューの様子を繰り返し見て振り返ることで パターンに沿った質問だけでなく 自分なりの質問を考える活動に発展させていきたい そのために ビデオ視聴による振り返りを3 回行う また 自己評価だけでなく 他者評価により互いの良さを確認することで 話すことへの自

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<小学校 生活科>

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項目評価規準評価方法状況 C の生徒への対応 関心意欲態度 1 自の考えを持ち 積極的に交流 討論している 2 自らの言葉で 中学生にかりやすく紹介文を書こうとしている 交流 討論で得た仲間の意見を取り入れて 自らの考えを深めるよう促す 参考例を示したり 書き出しを例示したりして 参考にするように指

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

2 児童観復習プリントから 乗法の交換法則 4 7=7 乗法の結合法則 = 加減混合の式や乗除混合の式の計算はできていると考えられる しかし 分配法則 6 10=6 9+ や 7 8=7 9 はできない児童が数名いて 定着していないことが分かる また 計算の仕方は理解してい

中学校第 3 学年数学科学習指導案 日 時 平成 25 年 月 日 ( ) 第 校時 対 象 第 3 学年 学校名 立 中学校 1 単元名 式の計算第 1 章式の計算 2 単元の目標文字を用いた簡単な多項式について 式の展開や因数分解ができるようにするとともに 目的に応じて式を変形したりその意味を読

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第 6 学年算数科学習指導案 日時平成 25 年 月 日 ( ) 校時対象第 6 学年 組 名学校名 立 小学校授業者 1 単元名 速さ ( 学校図書 6 年上 ) 2 単元の目標速さについて理解し 求めることができるようにする 3 単元の評価規準 単元の評価規準 ア算数への関心 意欲 態度 速さを

第 2 学年 理科学習指導案 平成 29 年 1 月 1 7 日 ( 火 ) 場所理科室 1 単元名電流とその利用 イ電流と磁界 ( イ ) 磁界中の電流が受ける力 2 単元について ( 1 ) 生徒観略 ( 2 ) 単元観生徒は 小学校第 3 学年で 磁石の性質 第 4 学年で 電気の働き 第 5

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平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

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あったらいいな ! こんなあそび場 (わたしの町大好き)

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2 単元名分数 3 単元の目標及び評価規準 (1) 目標 分数の意味とその表し方について理解するとともに 端数部分の大きさや等分してできる部分の大きさなどを表すときに分数を用いることができる (2) 評価規準 分数を用いると 整数で表せない端数部分の大きさや等分してできる大きさなどを表すことが でき

< 児童の実態 > 男子 23 名, 女子 12 名, 計 35 名の学級である 男女の仲がよく, 休み時間など活発に遊んでいる様子が見られる いろいろなことに興味を持ち, 集中して努力することができる 最上級生として, 学校の中での活躍も見られるようになっている 学習に対する意欲は高くなってきてい

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平成23年度東京都教育研究員  地区発表公開授業

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算数科学習指導案 1 日時平成 24 年 10 月 25 日 ( 木 ) 5 校時 2 学年第 6 学年 8 名 3 単元名比例と反比例 ( 啓林館 ) 4 単元について 本単元は 三原市立和木小学校 指導者荒木美花 本単元のねらいは, 伴って変わる 2 つの数量の中から比例関係や反比例関係にあるも

いろいろな衣装を知ろう

6 指導計画 (7 時間扱い ) (1) 単元の 1: 字手紙 のねらいの確認と受取人決定指導計画 2: 手紙の基本知識の確認と書くことの内容の整理 3: 時候の挨拶作成 ひと文字練習と下書き 4: ひと文字練習と下書き 5: 相互評価 推敲 ( 本時 ) 6: 推敲および清書 7: 清書と宛名書き

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第 3 学年 学級活動学習指導案 平成 18 年 6 月 30 日 ( 金曜日 ) 第 5 時限指導者二階堂聡 1 題 材 夏休みに向けて1 学期の学習を振り返ろう 2 題材について 生徒にとって, 夏休みの過ごし方はそれぞれである 部活動に熱中する生徒, 夏期 講習に参加し, 学力向上に努める生徒

3 時限目日本にあるブラジル生まれの食べ物を知る 4 時限目なぜピラルクがへっているのかを考えて, 自分たちに何ができるのか考える 一部が隠れた写真を使い, 日本にあるブラジルのものを考える活動を行う 感想を交流する ピラルクがへっているのかを考えて, 自分たちに何ができるのか考える活動を行う 感想

Transcription:

第 2 学年 2 組 数学科学習指導案 平成 18 年 5 月 25 日 ( 木 ) 第 5 時限 2 年 2 組教室 1 単元連立方程式 (13 時間完了 ) (1) 構想第 1 学年では 一元一次方程式を学習した 方程式の意味 方程式の解の意味 等式の性質を使い方程式の解き方を学んだ 形式的操作で方程式を解き 1つの未知数の値を求めることができるようになった また 方程式を利用して問題を解決する学習もした 身近な問題で求めたい値を x とおき 方程式をたてることで 簡単に式で表せることを学んだ そして 第 2 学年では第 1 学年のときより次数の高い文字式の計算をし さらに等式の性質を使い等式の変形を学んだ 本単元では未知数が 2つに増えた場合を学ぶ 二元一次方程式では 解がひとつに定まらずに いくつも出てくるのに対して 二元一次方程式を組み合わせて連立方程式にし 共通の解が連立方程式の解であると理解する また 代入法や加減法を用いて 2つの未知数のうち 1つの未知数を消去することで 既習の一元一次方程式に帰着させて 連立方程式を解くことにつながることを理解する 文章題の立式では 文字を 1つで立式する一元一次方程式とは違い 未知数 2つを文字におき 連立方程式で問題を解くほうが 2つの未知数の関係がわかりやすく 2つの等式に表すことが容易になり 簡単に式をたてられると感じることができる 生徒については 現在 2 年生は少人数指導を 生徒本人の希望による習熟度別で行っている 本時の授業のクラスは数学を比較的得意としている生徒のクラスである 方程式には 1 年生のころから関わってきているので 比較的理解はある しかし 中には等式の性質を間違って理解していたり 1つ 1つの性質はわかっているが 2つの性質が混ざってくると 対応ができなくなったりして つまずくこともある 多くの生徒は計算練習をこなしてきただけ解くことができるようになってきている しかし 形式的に解き方を暗記してしまって解けるようになることで満足している それでも 数学は嫌だ やっても意味がないという気持ちを持っている まだ 問題を解いていく過程の中で解いていく喜びを感じられないでいる 解き方を自分の力で考えていくよさを身につけさせたい そこで本単元では 連立方程式の導入で佐々立 ( さっさだて )( コインを2 枚のグループと1 枚のグループに分けて 分けるときに掛け声をかける その掛け声の回数で何枚ずつに分かれたのか当てることができる ) をゲーム感覚で行い 関心を持たせたい ゲームの中から ゲームの秘密を自分で考えられるようにしていく 形式的に連立方程式を学んでいくのでなく 自分の中で連立方程式にしていくといいんだという気付きから 連立方程式を学んでいければいいと思う このゲームがこれから学ぶ連立方程式につながってくるということを感じさせたい そして 二元一次方程式の解の意味 連立方程式にすると解が 1つに定まるというところまで話を進めていきたい 文字を2つにすることで等式を立てることができ その方程式を解くと求められるということを知らせていきたい

(2) 計画学習課題 学習内容 時間 連立方程式とその解 二元一次方程式とその解の意味 2 連立方程式とその解の意味 ( 本時 1/2) 連立方程式の解き方 文字の消去の意味 加減法による連立方程式の解き方 5 代入法による連立方程式の解き方 連立方程式の利用 問題を解決するために 2つの文字を使って連立方程式をつくること 4 連立方程式を使って問題を解決すること 問題 問題演習 2 2 本時の指導 (1) 目標 1 佐々立に興味を持ち その中の簡単な関係に気付き その関係を利用して問題を解決しようとする ( 関心 意欲 態度 ) 2 佐々立を通して 二元一次方程式や連立方程式の解の意味を理解する ( 知識 理解 ) (2) 生徒の実態第 2 学年は4 月より少人数指導を行っている この学年は昨年度一斉授業を行っていたので 少人数になることで発言 質問など授業へ参加しているという気持ちを持て 今年度からの少人数学習にも意欲的に参加することができている 本学級は男子 14 名 女子 12 名の計 26 名で構成されている 2 年生になって学校にも慣れ 学校の中心学年として部活動 学習にと多忙な生活を送っている そのような中でも 1 時間の授業を集中して受けることができ 家庭学習も根気よく行っている 学習の大切さも 1 年間を通してかなり考えられるようになってきた 数学の授業において 男子は幼さが残っており明るい反面 自分勝手な発言で授業を止めてしまう悪い面も見られる 女子は周りの目を気にしながらも 少人数になったということもあり 活発な発言もするようになった 男女共に授業時においての積極的な姿勢が見られるようになった そこで 活発な発言ができるようになってきているということもあるので 自分の意見をより他の人にも知ってもらうことで自分の考えを認めてもらえる 他の人の意見を聞き それについて考えるということを増やしていきたいと思う 初めから学級単位で意見は発表しにくいので 小グループでお互いの意見を確認して自信を持ってクラスでの発表ができるようにしたい 計算に関しては 形式的に計算することは比較的できている 型どおりに解くということが多いので 応用力にかける部分もある 問題を解くための計算過程の意味を考えながら解いていくことを等式の変形を通してわかるようにさせたい (3) 準備 1 生徒 2 教師 教科書 ノート 数学の友 ワークシート マグネット 20 個 コイン生徒用

(4) 展開 段階 時間 学習内容 学習活動 学習形成 指向 (8) 教師のゲーム説明と実演 1 ゲームを理解する ( 実演 ) 黒板のマグネットで生徒に作業を行 20 枚のコインがあります このコインを 1 枚と 2 枚のグループにわけます 分けるときにはと声を出します その情報で 1 枚のコインのグループと 2 枚のコインのグループがいくつかあてましょう 指名された生徒が声を出しな わせ 目隠しをして教師の実演 ( 指示 ) 生徒に声をそろえて出すようにさせる がらコインを分ける 課題 (2) 本時の学習課題 佐々立の謎を解こう! ( 提示 ) 学習課題の提示 ( 説明 ) このゲームが佐々立だということを知らせる 究明 (35) 課題を解くという声でなぜグループのコインの数がわかるのか ゲームを分析す 2 班での作業でコイン数がわる かる理由を考える 20-(の回数) が B のコインの数 (の回数)-B のコインの数が A のコインの数 ゲームの仕組み 3 班で導き出した方法を発表を考える する 班ごとに発表し 確かめてみる 実際に生徒が目隠しをして ( 配布 ) ゲームを意欲的に取り組ませるために班ごとで作業ができるようにコインを与える ( 配慮 ) 自力解決できるように時間を与える ( 助言 ) 困っている班に声をかけながら考え方の助言を与え 机間指導する ( 称賛 ) それぞれの考え方を認める ( 助言 ) 考える中でが大切だと伝える ( 記録 ) ワークシートに考えをまとめる ( 発表 ) 様々な考えが出てくるように指名する生徒を決めてお

試してみる の声が 13 回のときの 1 枚のグループの数を x 組 2 枚のグループの数を y 組とすると x と y の 関係を文字に表して考えてみよう く ( 示唆 ) 意欲を持続させるために なぜなのかという話は最後に話すということにしておく 式に表す 4 x y の関係を式に表す ( 声の数 ) x y 13 1 ( コインの数 ) x 2y 20 2 ( 解説 ) 表に表す 5 それぞれを表に表す 1の二元一次方程式の解 ( 確認 ) 文字にして表すと x 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 関係がわかりやす 10 11 12 13 y 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 くなることを確認 3 2 1 0 2の二元一次方程式の解 する x 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 y 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 表に表すことで解がたくさんあ ることを知る ( 補説 ) どの解も正しいこ とを確かめさせる 整理 (5) 本時の学習をま とめる 6 二元一次方程式 連立方程式と解の意味をまとめる 二元一次方程式の解は 1 つではない 連立方程式にすると解が 1 つに定まる ( 確認 ) 数友を使って 2 つの組み合わせで解になるということを確認する ( 確認 )2つの方程式に共通する解が連立方程式の解であることを確認する (5) 評価 1 佐々立に興味を持って 班の中で協力して追求することができたか ( 活動 2,3の様子から ) 2 二元一次方程式や連立方程式と解の意味を理解できたか ( 活動 4,5,6 の様子から )

名前 ルール 20 枚のコインがあります このコインを 1 枚と 2 枚のグループにわけ ます わけるときにはと声を出します その情報で 1 枚のコイ ンのグループと 2 枚のコインのグループがいくつかあてましょう 1 なぜコインの数がわかるのか考えてみよう 2 の声が 13 回のときの 1 枚のグループの組数を x 組 2 枚のグループの組数を y 組としたとき x と y の関係の式を文字で表して考えてみよう 感想