スマートフォンセキュリティ シンポジウム 学生団体 Re:inc 事例紹介 一般社団法人日本スマートフォンセキュリティ協会学生団体 Re:inc
Agenda Smartphone 学生団体 Re:inc 概要活動の契機ワークショップアンケートから今後に向けて 2
Smartphone 学生団体 Re:inc 概要活動の契機ワークショップアンケートから今後に向けて 3
学生団体 Re:inc 概要 Smartphone 大学生を中心としたサイバー防犯ボランティア団体 4 大学 15 名 慶應義塾大学 中央大学 東京大学 明治大学 Re:inc = Rethink about the internet crime ネットいじめ に代表されるインターネットトラブルに巻き込まれる子どもたちを減少させ スマートフォンを はじめとした IT 機器との 共生 の在り方を 大学生の 場から 保護者や教員の方とともに考えること 4
学生団体 Re:inc 概要 ロゴ Smartphone i には 1internet 2intelligence 3interaction 4Re:inc 大学生 i( 生徒や親 ) 5
学生団体 Re:inc 概要 活動内容 Smartphone 学生 校生向け ワークショップ 5 校 ( 累計参加者 1000 人 ) メンバーのスキルアップ活動 ( 勉強会 ) ファシリテーション研修 サイバーセキュリティー勉強会等 その他 親子向けワークショップ PTA 向けディスカッション Facebook サイバーウェルネスプログラムパートナー団体 6
学生団体 Re:inc 概要 JSSEC との連携 Smartphone 7
Smartphone 学生団体 Re:inc 概要活動の契機ワークショップアンケートから今後に向けて 8
活動の契機 Smartphone 出会い系サイト及びコミュニティサイトに起因する事犯の被害児童数の推移 1800 出会い系サイト及びコミュニティサイトに起因する事犯の被害児童数の推移 1600 0 0 0 1400 0 429 36 352 1200 0 792 1000 1136 1239 800 1085 1040 600 941 982 1100 400 724 200 453 254 282 過去減少傾向にあったものの 218 159 152 0 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 近年再び増加傾向 出会い系サイトコミュニティサイト ID 交換掲示板 出典警察庁平成 27 年上半期の出会い系サイト及びコミュニティサイトに起因する事犯の現状と対策についてより 9
活動の契機 Smartphone スマホの急速な普及 コミュニケーションの多様化が進むなか 教える人がスマホやネットに慣れていない? 子どもたちのコミュニケーションやネットの利用方法がわからない?? 情報教育が追い付いていない状態 10
活動の契機 Smartphone 生徒インターネットを使いこなす基本的な能 はあるが インターネットトラブルに巻き込まれないための 衛能 に ける 大学生の意義 保護者インターネットトラブルに巻き込まれないための 衛能 はあるが インターネットを使いこなす基本的な能 に ける もしくはあまり使ったことがない 11
活動の契機 Smartphone 大学生が果たせる役割があるのでは?? 1 デジタルネイティブ (Digital Natives) 世代と して生徒と同じ 線に った活動ができるのでは? 2 歳の近い 大学生だからこそ 生徒が素直に受け入れてくれる環境を作れるのでは? 3 その中で 生徒 大人の仲介役になれるのでは? 12
活動の契機 Smartphone 2015 年 3 月から私たちは 大学生によるセキュリティワークショップ 活動を開始 ワークショップの参加した生徒からアンケートを取り 小中 生のインターネット利 状況や意識調査 分析を実施 Smartphone 2015 本レポートは活動内容だけでなく ワークショップで得られたデータ ( 生徒 1000 人 ) をまとめたものです!! 13
Smartphone 学生団体 Re:inc 概要 活動の契機 ワークショップ アンケートから 今後に向けて 14
ワークショップ 流れ Smartphone 先生との事前打ち合わせ 生徒向けアンケート ワークショップ 振り返り 学校や生徒の状況を踏まえ ワークショップのテーマを設定する シナリオを提示生徒をいくつかの班にわけワークショップや意見交換を実施 15
ワークショップ 流れ Smartphone 導入 グループ分け Re:inc の説明 近年の SNS 事情の紹介 ワーク 自己紹介 シナリオの説明 グループディスカッション ( ワーク 1 2) 発表 グループごとに発表 質疑応答 まとめ シナリオを提示し 生徒たち自身で なぜ? どうなる? どうする? を導き出す 16
大学生と一緒に考えよう! ネットのトラブル 学生団体 Re:inc
名前 ( あだ名 ) 趣味 スマホを持って 良かった事 スマホを 持ち始めた きっかけや時期
LINE いじめ
2016 年 3 月 10 日日本テレビ放送
Smartphone 1 年生の場合
Smartphone 2 年生の場合
ある日 インターネットで動画を見ていました このお笑いコンビ 俺的に全然おもしろくないなー
そうだ! 暇だしつまんないし コメント書き込んでみよ このお笑いまじつまんねえ これおもしろいとか言うやつ頭おかしいだろ wwww
クイズ! このコメントを書きこんだことで 嫌な思いをする人は誰? 1 お笑い芸人 2 このコメントを見た人 3 自分
正解は ぜんぶ!
ある日 A B C D E の 5 人がグループ LINE を していました
実は C はグループ LINE でずっと 既読無視をしていた
C はなぜ既読無視していたのか? 既読無視された人は どう感じたか?
ワークショップ 反響 Smartphone 92% が大学生によるWSを肯定的に評価 どちらともいえない 2% 全く良いと思わない 1% 77% がスマホの利 の仕方について考えるきっかけになったと回答 きっかけになっていない 1% 良いと思う 24% 大変良いと思う 73% どちらでもない 22% きっかけになった 77% 35
ワークショップ 反響 Smartphone 生徒 歳が近い分 親に言われるより納得できる ファシリテーターの方が 大学生だったので とても身近な視点で考えることができました 私たちも 中学校や小学校で同じようなことをやりたいと思った 大学生 大学生が学校で活動するというだけで関心を全面に出してくれる生徒がたくさんいて こちら側もとてもやりがいや活動に楽しさを感じる 大学生である私たち自身も 生徒のインターネットの利 の仕方や発想等を知ることができ 大変勉強になると実感しています 36
Smartphone 学生団体 Re:inc 概要 活動の契機 ワークショップ アンケートから 今後に向けて ワークショップ事前アンケートから作成 N=745 37
アンケート結果から Smartphone 5% が SNS で誹謗中傷をしたことがある 2 割が SNS で嫌な思いをしたことがある ある 5% ある 19% ない 95% 答えづらいと思える設問にも答えてくれる ない 81% 送り手と受け手の GAP を説明できる 38
アンケート結果から Smartphone 3 割の生徒が 識のない人と連絡をとったことがある そのうち 4 割の生徒は連絡後相手と会ったことがある ない 69% ある 31% ない 61% ある 39% 10 人に 1 人が ネットを通じて知り合った人と現実に会っていることに 39
アンケート結果から Smartphone 連絡後相手と会ったことがあるなかで 実際にあって良かったという印象がほとんどを占める いい人だった 友達の和が増えた 学校であう友達より楽しかった 興味が同じで話やすかった 良かった, 良いことかも知れませんが 99% ( コンサートチケットを ) 売買できた リスク認識を低くさせる要因に 40
Smartphone 学生団体 Re:inc 概要 活動の契機 ワークショップ アンケートから 今後に向けて 41
今後に向けて 課題 Smartphone 1 大学生と生徒との間にもジェネレーションギャップが存在 大学生でも知らない ネットトラブルの存在 生徒が持つ知識は 時に大学生でさえ追い付いていない 2 いつも 大学生が仲介できるわけではない 学生なので ワークショップを機に大人 生徒で会話を始めてほしい 3 本活動メンバーの更なる拡大 Re:inc だけでは限界も 世代交代に備える必要性 42
今後に向けて 取組み Smartphone 1 ワークショップを通じた 生徒たちの利 状況やトラブル / 悩みの把握 2 大人参加型ワークショップの拡充 親子向け / 先生 生徒協同型など 3 本活動の普及メンバーの拡大と次世代育成他団体との連携広報の強化など 43
Smartphone ご清聴ありがとうございました! 44