Agenda Smartphone 学生団体 Re:inc 概要活動の契機ワークショップアンケートから今後に向けて 2

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< このアンケートの中の言葉の意味 > 情報通信機器 携帯電話やスマートフォン パソコンなど他の人とメッセージのやりとりができるような機 器 インターネット世界中の情報通信機器をつなげてメッセージのやりとりができるようにした仕組み 例えば インターネットを利用して 次のようなことができます 友だちと

平成 26 年 11 月 コミュニティサイトに起因する 児童被害の事犯に係る調査結果 ( 平成 26 年上半期 ) 警察庁生活安全局情報技術犯罪対策課

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【広報資料】【H27上】コミュニティサイト等に起因する事犯の状況


問 3 全員の方にお伺いします 日頃 サイバー犯罪 ( インターネットを利用した犯罪等 ) の被害に遭いそうで 不安に感じることがありますか この中から1つだけお答えください よくある % たまにある % ほとんどない % 全くない 全

広報資料平成 25 年 11 月 14 日警察庁 コミュニティサイトに起因する児童被害の事犯に係る調査結果について ( 平成 25 年上半期 ) 1 調査の趣旨近時 出会い系サイトに起因して犯罪被害に遭った児童数は減少傾向にあるが 他方 コミュニティサイトに起因して犯罪被害に遭った児童数は 平成 2

生徒用プリント ( 裏 ) なぜ 2 人はケンカになってしまったのだろう? ( 詳細編 ) ユウコは アツコが学校を休んだので心配している 具合の確認と明日一緒に登校しようという誘いであった そのため ユウコはアツコからの いいよ を 明日は登校できるものと判断した 一方 アツコはユウコに対して 心

生徒用プリント ( 裏 ) 入力した内容はすべて記録されている!! 印 : 授業で学んだこと 管理者のパソコンには どのパソコンから いつ どのような書き込みがされたか記録されています 占いだけではなく メールや掲示板の内容も同じように記録されています もし 悪意のある管理者から個人情報が洩れたらど

領域別正答率 Zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz んんんんんんんんんんんんん 小学校 中学校ともに 国語 A B 算数( 数学 )A B のほとんどの領域において 奈良県 全国を上回っています 小学校国語 書く B において 奈良県 全国を大きく上回っています しかし 質問紙調査では 自分

PP

市中学校の状況及び体力向上策 ( 学校数 : 校 生徒数 :13,836 名 ) を とした時の数値 (T 得点 ) をレーダーチャートで表示 [ ] [ ] ハンドボール ハンドボール投げ投げ H29 市中学校 H29 m 走 m 走 表中の 網掛け 数値は 平均と同等または上回っているもの 付き

7 調査結果の概要 (1) 子どもの携帯電話所持率とフィルタリングの活用状況 ア子どもの携帯電話所持率 子ども専用の携帯電話所持率は 平成 19 年の本市調査 ( 以下 前回調査 ) から 2 年が経過していますが ほぼ横ばいの結果です では 男子 33.6 女子 46.4 計 4.1 が所有してい

Ⅲ 調査対象および回答数 調査対象 学校数 有効回答数児童生徒保護者 (4~6 年 ) 12 校 1, 校 1, 校 1,621 1,238 合計 41 校 3,917 ( 有効回答率 96.3%) 3,098 ( 有効回答率 77.7%) Ⅳ 調査の実施時期

表紙(A4)

<4D F736F F D208E7182C782E082CC90B68A888EC091D492B28DB870302D70362E646F63>

2013年1月25日

6. 調査結果及び考察 (1) 児童生徒のスマホ等の所持実態 1 スマホ等の所持実態 54.3% 49.8% 41.9% 32.9% % 78.7% 73.4% 71.1% 76.9% 68.3% 61.4% 26.7% 29.9% 22.1% % 中 3 中 2 中 1

調査の結果 問 1 あなたの性別は 調査に回答していただいた生徒の性別は 男 が問 % 女 が 49.5% です 男 女 問 2 あなたは, 生まれてからずっと鈴鹿市に住んでいますか 生まれたときから鈴鹿市に ずっと住ん

家庭等における青少年の携帯電話・スマートフォン等の利用に関する調査結果報告書(概要版)

(1) 体育・保健体育の授業を改善するために

3-2 学びの機会 グループワークやプレゼンテーション ディスカッションを取り入れた授業が 8 年間で大きく増加 この8 年間で グループワークなどの協同作業をする授業 ( よく+ある程度あった ) と回答した比率は18.1ポイント プレゼンテーションの機会を取り入れた授業 ( 同 ) は 16.0

2 お子さんに携帯電話 スマートフォン等 ( 以下, 携帯 スマホ ) を持たせていますか 1 子ども専用の携帯 スマホを持たせている 2 子ども専用の携帯 スマホは持たせていないが 家族の携帯電話は自由に使える 3 携帯 スマホは持たせていない 小学校 選択肢持たせている家族で共用持たせていない

インターネットについてのアンケート 1 学期の PTA 講演会でも 不審者やネット犯罪から子どもを守るために と題して講演会を行いましたが 下條小学校の子どもたち 保護者のみなさんが インターネットとどのように関わっているのか 高学年の児童 保護者を対象にアンケートを行いました 全県的な調査と比較し

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平成20年度携帯電話の利用についての実態把握町について【概要】

平成 年度佐賀県教育センタープロジェクト研究小 中学校校内研究の在り方研究委員会 2 研究の実際 (4) 校内研究の推進 充実のための方策の実施 実践 3 教科の枠を越えた協議を目指した授業研究会 C 中学校における実践 C 中学校は 昨年度までの付箋を用いた協議の場においては 意見を出

2 教科に関する調査の結果 ( 各教科での % ) (1) 小学校 国語 4 年生 5 年生 6 年生 狭山市埼玉県狭山市埼玉県狭山市埼玉県 平領均域正等答別率 話すこと 聞くこと 書くこと

スライド 1

かたがみ79PDF用

学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

活動状況調査

携帯電話 スマートフォンの利用状況 学年別 自分専用借りてその他利用していない不明 4 年生 年生 5 年生 年生 6 年生

小学生の英語学習に関する調査

14山崎・原.indd

========== 目次 ========== 1. 調査趣旨 P1 2. 調査概要 P1 3. 調査結果概要 P2 4. 調査結果詳細 P3 5. 調査結果の補足 P16 6. 効果的な取組についてのまとめ P17 ( 参考 ) 1 神奈川県 横浜市 川崎市 相模原市 子どもたちのインターネット

平成26年度調査研究活動報告書

11 ネットとの付き合い方 (~ 小学校高学年 ~) ワークシート 2 ワーク 2 次の事例からこの後に起こるトラブルを考えてみましょう 事例 1 小学校 5 年生の B くんは 無料オンラインゲームで遊んでいました アイテム購入 は有料と知らずにどんどんアイテムを購入しました 事例 2 小学校 6

( 平成 29 年度公民館等活性化モデル事業 ) 館名 事業名 趣旨 特徴 尾道市向東公民館 防災フェア in 向東! ~ 地域を繋ぐ環 輪 和 話 ~ 〇公民館を核とした地域の防災力の向上〇各種団体 小中学校が繋がり, 安心 安全に暮らせるまちの基盤づくり〇子供たち及び地域住民の公民館への信頼感醸

子供・若者の意識に関する調査(平成28年度)

< 印象 評価 > 新聞は 知的である 民放テレビは 親しみやすい 〇各メディアの印象 評価 ( 上位 5 項目 / 複数回答 n=3,845) 新聞 雑誌 社会に対する影響力がある 44.3 イメージがわかない 評価できない 25.1 知的である 42.2 楽しい 23.4 安心できる 35.0

◎公表用資料

性別 女性 48% 男性 52% 男性 女性 年齢 29 歳 5% 30 歳以上 16% 20 歳未満 21 歳 1% 1% 22 歳 7% 23 歳 10% 20 歳未満 21 歳 22 歳 23 歳 28 歳 8% 24 歳 14% 24 歳 25 歳 26 歳 27 歳 27 歳 12% 26

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解説 1-1 SNS での不用意な発言によりトラブルになった事例 軽い気持ちで書き込んだ言葉でも 相手をひどく傷つけてしまうことがあります 友達限定だからと安心して軽い気持ちで書き込んだ悪口が 思わぬ形で広がりトラブルにつながることがあります 平成 23 年 12 月現在 国内ネットユーザー 9,5

勉強のときも デバイス片手に が普通に 5. の 4 割が 勉強中にもメールやチャット 友だちへの質問に使う割合も 5 割近くいる メールやチャット (LINE など ) を書きながら ( 返事を出す場合も含む ) 勉強することがある比率は で 24.3% で 37.5% 一定の割合の中高生が 勉強

Q1. 電子メールと LINE や comm などのコミュニケーションアプリを使い分けていますか ( 単数回答 ) N=500 はい( 電子メールとコミュニケーションアプリを使い分けている ) を選んだ理由 上司には電子メールを今まで通り使っています (30 歳女性 ) アドレスや電話番号など個人情

『いい夫婦の日』夫婦に関するアンケート調査 【プレゼント編】調査報告書

最初に 女の子は皆子供のとき 恋愛に興味を持っている 私もいつも恋愛と関係あるアニメを見たり マンガや小説を読んだりしていた そしてその中の一つは日本のアニメやマンガだった 何年間もアニメやマンガを見て 日本人の恋愛について影響を与えられて 様々なイメージができた それに加え インターネットでも色々

W N コンパス情報リテラシー啓発のための羅針盤 S E 参考スライド集 第 1.1 版 (2019 年 4 月 26 日発行 ) 株式会社ラックサイバー グリッド ジャパン編

5_【資料2】平成30年度津波防災教育実施業務の実施内容について

2/5 1. 恋のきっかけ SNS 女性の 4 人に 1 人が SNS がきっかけで 異性に好意を持った 経験アリ はじめに 恋愛におけるコミュニケーションにおいて SNS を活用することは有効だと思いますか? と聞いたところ SNS ユーザーの 20~30 代未婚女性のうち 56% と半数以上が

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国語の授業で目的に応じて資料を読み, 自分の考えを 話したり, 書いたりしている

生徒用プリント ( 裏 ) 入力した内容はすべて記録されている!! 占いサイトの場合 印 : 授業で学んだこと 管理者のパソコンには どのパソコンから いつ どのような書き込みがされたか記録されています 占いだけではなく 懸賞サイトやメール 掲示板の内容も同じように記録されています もし 悪意のある

小 中 高校生のケータイ インターネット等の利用に係る実態調査について 1 目 的スマートフォンなど新しい情報機器の普及やコミュニティサイトの急速な利用拡大等に より 子どもたちの犯罪につながる行為や基本的生活習慣の乱れが憂慮されていることか ら ケータイ インターネットに係る子どもたちの実態調査を

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1 青少年がインターネットを安全に安心して活用するためのリテラシー指標 -ILAS(Internet Literacy Assessment indicator for Students)- スマ一トフォンが急速に普及し インタ一ネットがますます青少年にとって身近になる中 青少年がインターネットを安

調査結果概要

表紙・はじめに・目次・第1章

小学校の結果は 国語 B 算数 A で全国平均正答率を上回っており 改善傾向が見られる しかし 国語 A 算数 B では依然として全国平均正答率を下回っており 課題が残る 中学校の結果は 国語 B 以外の教科で全国平均正答率を上回った ア平成 26 年度全国学力 学習状況調査における宇部市の平均正答

性別 女性 48% 男性 52% 男性 女性 年齢 29 歳 5% 30 歳以上 16% 20 歳未満 21 歳 1% 1% 22 歳 7% 23 歳 10% 20 歳未満 21 歳 22 歳 23 歳 24 歳 28 歳 8% 24 歳 14% 25 歳 26 歳 27 歳 27 歳 12% 26

5 教5-1 教員の勤務時間と意識表 5 1 ( 平均時間 経年比較 教員年齢別 ) 中学校教員 調査年 25 歳以下 26 ~ 30 歳 31 ~ 40 歳 41 ~ 50 歳 51 ~ 60 歳 7:22 7:25 7:31 7:30 7:33 7:16 7:15 7:23 7:27 7:25

調査結果 子どものスマホ利用の実態 子どものファーストスマホ半数以上が Android を利用 2 割弱が 中古スマホ を利用 子どものファーストスマホ選択基準 自分と同じキャリア 端末代金が安い 月額利用料金が安い 小学 3 年生 ~ 中学 3 年生のスマートフォン ( 以下スマホ ) を保有して

< 図 Ⅳ-16-2> 性別 年齢別 / 家族構成別 / 居住地域別 現在, 参加している今は参加していないが, 今後ぜひ参加したい今は参加していないが, 今後機会があれば参加したい参加したいとは思わない参加できないわからない無回答 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80

<4D F736F F F696E74202D E815B836C AE89E6947A904D B C98AD682B782E9837D815B F B835E2E707074>

2 教科に関する調査の結果 (1) 平均正答率 % 小学校 中学校 4 年生 5 年生 6 年生 1 年生 2 年生 3 年生 国語算数 数学英語 狭山市 埼玉県 狭山市 61.4

総合的な探究の時間 は 何を 何のために学ぶ学習なのか? 総合的な探究の時間 は与えられたテーマから みなさんが自分で 課題 を見つけて調べる学習です 総合的な探究の時間 ( 総合的な学習の時間 ) には教科書がありません だから 自分で調べるべき課題を設定し 自分の力で探究学習 ( 調べ学習 )

概要と特徴 リクルーター養成ゼミ の成果として ゼミの中で学んだことを活かした自社メッセージを 県内学生に発表する 企業の魅力発表会 を開催した この発表会の最大の目的は 非利用者アンケート を収集できる点にある 求人企業からのメッセージを聞いても 興味 関心が高まらず 応募に至らない生徒 学生たち

PowerPoint プレゼンテーション

必要性 学習指導要領の改訂により総則において情報モラルを身に付けるよう指導することを明示 背 景 ひぼう インターネット上での誹謗中傷やいじめ, 犯罪や違法 有害情報などの問題が発生している現状 情報社会に積極的に参画する態度を育てることは今後ますます重要 目 情報モラル教育とは 標 情報手段をいか

裁判員制度 についてのアンケート < 調査概要 > 調査方法 : インサーチモニターを対象としたインターネット調査 分析対象者 : 札幌市内在住の20 歳以上男女 調査実施期間 : 2009 年 11 月 10 日 ( 火 )~11 月 11 日 ( 水 ) 有効回答者数 : N=450 全体 45

別紙 (1) スマホ家庭のルールづくり運動 生徒 保護者の皆さんへ 1 課題と目的スマートフォンやパソコンを使い,LINE や Twitter などの SNS 上での情報のやりとりが, 高校生においても頻繁に行われている状況があります これらのツールは非常に便利なものである一方, 不特定多数の者との

参考 調査員調査の対象者へのアンケート ( 平成 21 年 4 月実施 ) の概要 1 目的総務省統計局が調査対象者から直接 調査員調査の実施状況を把握し 平成 20 年度の委託業務の中で調査員調査の検証を行うとともに 今後の民間調査機関への指導についての参考資料を得る また 本アンケートでは 回答

目次 はじめに 1 Ⅰ. 調査の概要 1 Ⅱ. アンケート調査結果 ( 速報 ) 2 Ⅲ. 基礎集計 8 資料 アンケート調査票 11 アンケート依頼 15

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世論調査報告書

1 家庭生活について 朝食及び就寝時刻 早寝早起き朝ごはん の生活リズムが向上している ( 対象 : 青少年 ) 朝食を食べている 0% 20% 40% 60% 80% 100% 1.2 今回 (H27) 経年 1.7 前回 (H22)

生徒用プリント ( 裏 ) メールで意図は伝わるか??? 90% が伝わると考えているが 実際は 50% 月刊誌 人格 社会心理学会ジャーナル に発表された研究によると 電子メールのメッセージの意味合いを正しく捉えている可能性は 50% しかないという結果が出ている この研究では 人は受信する電子メ

調査 Ⅰ 学校における保護者啓発 その他資料の活用について 以下 さいたま市を除く 5 これまでに青少年課作成の情報モラル啓発 DVD そのつながり大丈夫? を活用しましたか (1つ回答) 1 活用したことがある 今後 活用する予定がある

「いい夫婦の日」アンケート結果 2015【プレゼント編】

3-1. 新学習指導要領実施後の変化 新学習指導要領の実施により で言語活動が増加 新学習指導要領の実施によるでの教育活動の変化についてたずねた 新学習指導要領で提唱されている活動の中でも 増えた ( かなり増えた + 少し増えた ) との回答が最も多かったのは 言語活動 の 64.8% であった

LINE を利用したいじめ防止対策事業 ~ いじめから子どもを守るために ~ いじめ対策推進室 大津市の概要 面積人口 km 2 342,847 人 世帯数 147,833 世帯 大津市 福井県 京都府 琵琶湖 滋賀県 岐阜県 三重県 ( 平成 30 年 10 月 1 日現在 ) 2

調査概要 1. 調査項目 (1) スマートフォンの使用について (2)SNSの利用について (3) 消費者行動 意識 (4) 消費者教育 啓発について 2. 調査対象全国の満 15から25 歳までの男女 3,000 人 国勢調査 (2015 年 ) における性別 年齢 地域の比率を基に LINE R

0308 成果発表会用資料(リチャージ)

令和元年度第 1 回いじめ問題対策調査会 令和元年 5 月 23 日 ( 木 ) 調査会の開催確認 〇会長挨拶 事務局自己紹介 会長より いじめ問題の解決に向けて 皆さんと活発な意見交換ができたらと思う では指導室より 報告願う 事務局取組報告 平成 30 年度におけるいじめの大和市独自調査について

 

通信機器を最初に買い与えたのはいつですか 小学 以下小学 4 年生小学 5 年生 小学 年生中学 中学 中学 LINE SNS の浸透が明らかに ( 大きめの文字で ) 通信

単元構造図の簡素化とその活用 ~ 九州体育 保健体育ネットワーク研究会 2016 ファイナル in 福岡 ~ 佐賀県伊万里市立伊万里中学校教頭福井宏和 1 はじめに伊万里市立伊万里中学校は, 平成 20 年度から平成 22 年度までの3 年間, 文部科学省 国立教育政策研究所 学力の把握に関する研究

青少年のネット利用実態把握を目的とした調査 LINE 株式会社は 青少年のネットワーク利用の啓発活動の更なる強化およびネット利用上の問題防止に向けた研究のため 青少年のネット利用実態の把握を目的とした調査を実施しています 本年 6 月から9 月にかけて神奈川県教育委員会および東京都教育委員会のご協力

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1.はじめに

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平成 28 年度 県民 Webアンケート 第 6 回自主防災の取り組みについて 実施期間 2016/9/15~2016/9/21 アンケート会員数 224 人回収数 191 件 ( 回収率 85.3%) 近年 全国各地で自然災害が多発しており 奈良県でもいつ大きな災害に見舞われるかわかりません 災害

平成 25 年度学力定着状況確認問題の結果について 概要版 山口県教育庁義務教育課 平成 2 6 年 1 月 1 実施概要 (1) 目 的 児童生徒の客観的な学力状況の経年的な把握と分析を通して 課題解決に向けた 指導の工夫改善等の取組の充実を図る全県的な検証改善サイクルを確立し 県内す べての児童

<4D F736F F D A834182CC49548FEE95F1925B969682C98AD682B782E B836792B28DB88C8B89CA F E646F63>

調査 Ⅰ 学校における保護者啓発 その他資料の活用について 5 これまでに青少年課作成の情報モラル啓発 DVD そのつながり大丈夫? を活用しましたか (1つ回答) 1 活用したことがある 今後 活用する予定がある 活用していない 25 1

PIO-NET 情報の収集と活用 2

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Transcription:

スマートフォンセキュリティ シンポジウム 学生団体 Re:inc 事例紹介 一般社団法人日本スマートフォンセキュリティ協会学生団体 Re:inc

Agenda Smartphone 学生団体 Re:inc 概要活動の契機ワークショップアンケートから今後に向けて 2

Smartphone 学生団体 Re:inc 概要活動の契機ワークショップアンケートから今後に向けて 3

学生団体 Re:inc 概要 Smartphone 大学生を中心としたサイバー防犯ボランティア団体 4 大学 15 名 慶應義塾大学 中央大学 東京大学 明治大学 Re:inc = Rethink about the internet crime ネットいじめ に代表されるインターネットトラブルに巻き込まれる子どもたちを減少させ スマートフォンを はじめとした IT 機器との 共生 の在り方を 大学生の 場から 保護者や教員の方とともに考えること 4

学生団体 Re:inc 概要 ロゴ Smartphone i には 1internet 2intelligence 3interaction 4Re:inc 大学生 i( 生徒や親 ) 5

学生団体 Re:inc 概要 活動内容 Smartphone 学生 校生向け ワークショップ 5 校 ( 累計参加者 1000 人 ) メンバーのスキルアップ活動 ( 勉強会 ) ファシリテーション研修 サイバーセキュリティー勉強会等 その他 親子向けワークショップ PTA 向けディスカッション Facebook サイバーウェルネスプログラムパートナー団体 6

学生団体 Re:inc 概要 JSSEC との連携 Smartphone 7

Smartphone 学生団体 Re:inc 概要活動の契機ワークショップアンケートから今後に向けて 8

活動の契機 Smartphone 出会い系サイト及びコミュニティサイトに起因する事犯の被害児童数の推移 1800 出会い系サイト及びコミュニティサイトに起因する事犯の被害児童数の推移 1600 0 0 0 1400 0 429 36 352 1200 0 792 1000 1136 1239 800 1085 1040 600 941 982 1100 400 724 200 453 254 282 過去減少傾向にあったものの 218 159 152 0 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 近年再び増加傾向 出会い系サイトコミュニティサイト ID 交換掲示板 出典警察庁平成 27 年上半期の出会い系サイト及びコミュニティサイトに起因する事犯の現状と対策についてより 9

活動の契機 Smartphone スマホの急速な普及 コミュニケーションの多様化が進むなか 教える人がスマホやネットに慣れていない? 子どもたちのコミュニケーションやネットの利用方法がわからない?? 情報教育が追い付いていない状態 10

活動の契機 Smartphone 生徒インターネットを使いこなす基本的な能 はあるが インターネットトラブルに巻き込まれないための 衛能 に ける 大学生の意義 保護者インターネットトラブルに巻き込まれないための 衛能 はあるが インターネットを使いこなす基本的な能 に ける もしくはあまり使ったことがない 11

活動の契機 Smartphone 大学生が果たせる役割があるのでは?? 1 デジタルネイティブ (Digital Natives) 世代と して生徒と同じ 線に った活動ができるのでは? 2 歳の近い 大学生だからこそ 生徒が素直に受け入れてくれる環境を作れるのでは? 3 その中で 生徒 大人の仲介役になれるのでは? 12

活動の契機 Smartphone 2015 年 3 月から私たちは 大学生によるセキュリティワークショップ 活動を開始 ワークショップの参加した生徒からアンケートを取り 小中 生のインターネット利 状況や意識調査 分析を実施 Smartphone 2015 本レポートは活動内容だけでなく ワークショップで得られたデータ ( 生徒 1000 人 ) をまとめたものです!! 13

Smartphone 学生団体 Re:inc 概要 活動の契機 ワークショップ アンケートから 今後に向けて 14

ワークショップ 流れ Smartphone 先生との事前打ち合わせ 生徒向けアンケート ワークショップ 振り返り 学校や生徒の状況を踏まえ ワークショップのテーマを設定する シナリオを提示生徒をいくつかの班にわけワークショップや意見交換を実施 15

ワークショップ 流れ Smartphone 導入 グループ分け Re:inc の説明 近年の SNS 事情の紹介 ワーク 自己紹介 シナリオの説明 グループディスカッション ( ワーク 1 2) 発表 グループごとに発表 質疑応答 まとめ シナリオを提示し 生徒たち自身で なぜ? どうなる? どうする? を導き出す 16

大学生と一緒に考えよう! ネットのトラブル 学生団体 Re:inc

名前 ( あだ名 ) 趣味 スマホを持って 良かった事 スマホを 持ち始めた きっかけや時期

LINE いじめ

2016 年 3 月 10 日日本テレビ放送

Smartphone 1 年生の場合

Smartphone 2 年生の場合

ある日 インターネットで動画を見ていました このお笑いコンビ 俺的に全然おもしろくないなー

そうだ! 暇だしつまんないし コメント書き込んでみよ このお笑いまじつまんねえ これおもしろいとか言うやつ頭おかしいだろ wwww

クイズ! このコメントを書きこんだことで 嫌な思いをする人は誰? 1 お笑い芸人 2 このコメントを見た人 3 自分

正解は ぜんぶ!

ある日 A B C D E の 5 人がグループ LINE を していました

実は C はグループ LINE でずっと 既読無視をしていた

C はなぜ既読無視していたのか? 既読無視された人は どう感じたか?

ワークショップ 反響 Smartphone 92% が大学生によるWSを肯定的に評価 どちらともいえない 2% 全く良いと思わない 1% 77% がスマホの利 の仕方について考えるきっかけになったと回答 きっかけになっていない 1% 良いと思う 24% 大変良いと思う 73% どちらでもない 22% きっかけになった 77% 35

ワークショップ 反響 Smartphone 生徒 歳が近い分 親に言われるより納得できる ファシリテーターの方が 大学生だったので とても身近な視点で考えることができました 私たちも 中学校や小学校で同じようなことをやりたいと思った 大学生 大学生が学校で活動するというだけで関心を全面に出してくれる生徒がたくさんいて こちら側もとてもやりがいや活動に楽しさを感じる 大学生である私たち自身も 生徒のインターネットの利 の仕方や発想等を知ることができ 大変勉強になると実感しています 36

Smartphone 学生団体 Re:inc 概要 活動の契機 ワークショップ アンケートから 今後に向けて ワークショップ事前アンケートから作成 N=745 37

アンケート結果から Smartphone 5% が SNS で誹謗中傷をしたことがある 2 割が SNS で嫌な思いをしたことがある ある 5% ある 19% ない 95% 答えづらいと思える設問にも答えてくれる ない 81% 送り手と受け手の GAP を説明できる 38

アンケート結果から Smartphone 3 割の生徒が 識のない人と連絡をとったことがある そのうち 4 割の生徒は連絡後相手と会ったことがある ない 69% ある 31% ない 61% ある 39% 10 人に 1 人が ネットを通じて知り合った人と現実に会っていることに 39

アンケート結果から Smartphone 連絡後相手と会ったことがあるなかで 実際にあって良かったという印象がほとんどを占める いい人だった 友達の和が増えた 学校であう友達より楽しかった 興味が同じで話やすかった 良かった, 良いことかも知れませんが 99% ( コンサートチケットを ) 売買できた リスク認識を低くさせる要因に 40

Smartphone 学生団体 Re:inc 概要 活動の契機 ワークショップ アンケートから 今後に向けて 41

今後に向けて 課題 Smartphone 1 大学生と生徒との間にもジェネレーションギャップが存在 大学生でも知らない ネットトラブルの存在 生徒が持つ知識は 時に大学生でさえ追い付いていない 2 いつも 大学生が仲介できるわけではない 学生なので ワークショップを機に大人 生徒で会話を始めてほしい 3 本活動メンバーの更なる拡大 Re:inc だけでは限界も 世代交代に備える必要性 42

今後に向けて 取組み Smartphone 1 ワークショップを通じた 生徒たちの利 状況やトラブル / 悩みの把握 2 大人参加型ワークショップの拡充 親子向け / 先生 生徒協同型など 3 本活動の普及メンバーの拡大と次世代育成他団体との連携広報の強化など 43

Smartphone ご清聴ありがとうございました! 44