Microsoft PowerPoint 様式A【青森港複合一貫】

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目次 1. 事業概要 (1) 新潟港の概要 1 (2) 事業の目的 2 (3) 整備内容 3 2. 事業の効果の発現状況 (1) 便益の抽出 4 (2) 便益計測の考え方 5 (3) その他の効果 8 (4) 費用便益分析結果 9 3. 社会経済情勢の変化 事後評価結果 対応

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資料 2-2(1) 小樽港本港地区 臨港道路整備事業 再評価原案準備書説明資料 平成 21 年度北海道開発局

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目 次 1. 事業の概要 1) 事業の目的 P 1 2) 概要及び進捗状況 P 2 2. 事業の効果 1) 効果項目の抽出と便益の計測 P 3 2) 便益として計測する効果 1 陸上輸送コスト削減便益 P 4 2 滞船コスト削減便益 P 5 3) その他の効果 1 排出ガス発生の抑制 P 6 2 沿

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数値目標 事業開始前 ( 現時点 ) 平成 28 年度 (1 年目 ) 平成 29 年度 (2 年目 ) 平成 30 年度 (3 年目 ) 港湾取扱貨物量 556 万トン 4 万トン 0 万トン 20 万トン 観光入込客数 2,899.4 万人回 -9.5 万人回 1.9 万人回 1.9 万人回 7

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目 次 1. 和歌山下津港の概要 1 2. 対象事業の概要 2 3. 事業の必要性 3 4. 今後の事業進捗の見込み コスト縮減や代替案立案等の可能性 対応方針 ( 原案 ) 13

( 再評価 ) 資料 2-2(1) はこだてこうべんてんちく函館港弁天地区船だまり整備事業 ( 改良 ) 再評価原案準備書説明資料 平成 28 年度平成 28 年度北海道開発局

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No.14-1 近畿地方整備局事業評価監視委員会平成 25 年度第 2 回 ほっこう わかやましもつ和歌山下津港 北港地区航路 泊地整備事業 事後評価 平成 25 年 10 月近畿地方整備局

目 次 1. 事業の目的 概要 1 2. 事業目的の達成状況 5 3. 今後の事業へ活かすレッスン 8 4. まとめ 9

日本海側拠点港の対象 < 対象港湾 > 日本海側に存在する国際拠点港湾及び重要港湾 26 港 < 対象機能 > 1. 輸送モード 国際海上コンテナ 国際フェリー 国際 RORO 船 外航クルーズ( 定点クルーズ 背後観光地クルーズ ) 国際定期旅客 2. 貨物 原木 その他の貨物 資料 : 国土交通

で 四国南西部の 防災拠点港 に位置づけられており 災害時の復旧活動や復興活動において 海上輸送による十分な機能が発揮できるよう求められている 大島漁港においても 離島における基地港としての施設整備が必要不可欠である このような背景から地域再生計画においては 八幡浜港と大島漁港を安全 安心な港に整備

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竹富南航路整備事業 再評価資料 平成 26 年 12 月 10 日 沖縄総合事務局開発建設部

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議案内容:新潟港港湾計画の改訂について

完了後評価書(窪津)【140303修正】.pdf

残存耐力有無の閾値となる変形率に対象施設の桟橋高さを乗じることにより, 残留水平 変位に関する残存耐力評価指標を予め算出する. 算出した残存耐力評価指標と被災後の外 観調査で得られる施設天端の残留水平変位と比較することにより, 速やかに鋼部材の応力 状態の概要を把握することができる. dir = 残

平成 26 年度公共事業事後評価調書 1. 事業説明シート (1) ( 区分 ) 国補 県単 事業名道路事業 [ 国道橋りょう改築事業 ( 国補 )] 事業箇所南巨摩郡身延町波高島 ~ 下山地区名国道 300 号 ( 波高島バイパス ) 事業主体山梨県 (1) 事業着手年度 H12 年度 (2) 事

2. 東日本大震災による東日本の港湾物流への影響東日本大震災の被災地では港湾施設や飼料等の保管場所が被災し 物流網の停滞したことから 品不足が顕著となった 東北 6 県では畜産業のために月間約 35 万トンの配合飼料が必要だが 釜石港 ( 岩手県 ) や石巻港 ( 宮城県 ) 等が被災してトウモロコ

政府による緊急物資等の輸送実績 震災後 トラック 鉄道 海運 航空の各モードにより 緊急物資等の輸送を実施 食料品 トラック 鉄道 海運 航空 累計 累計 累計 累計 1,897.7 万食 コ 118 個 飲料水 万本 コ 114 個 毛布 45.8 万枚 コ 33 個 燃料油 177,

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目次 1. 事業の概要 1 (1) 事業の目的 1 (2) 事業の経緯 6 (3) 事業の概要 7 2. 投資額及び整備期間 8 (1) 投資額 ( 事業費 ) 8 (2) コスト縮減結果 9 (4) 整備期間 9 3. 事業の必要性等 10 (1) 本整備事業による効果 10 (2) 定量的な効果

目 次 1. 事業の概要 1 2. 事業の進捗状況 事業の評価 事業の見込み等 関連自治体等の意見 今後の対応方針 ( 原案 ) 23


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H28秋_24地方税財源

トマトの輸入 2011 年門司税関は数量 価額とも全国シェア第 1 位 平成 24 年 6 月 20 日 門司税関 はじめに FAO( 国連食糧農業機関 ) の統計データによると 世界のトマト生産量 (2010 年 ) は 約 146 百万トンで 野菜の生産量の中では常にトップクラスを維持しています

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Ⅱ 北海道を取り巻く潮 3 グローバル化の進展流 ビジョン策定後の世界的な景気の後退 アジア地域の経済発展に伴う輸出量の増加など 社会情勢の変化に伴う影響について記載を追加 修正 4 地球温暖化問題の深刻化 道民一人あたりの二酸化炭素排出量の全国比を時点修正 5 国 地方の厳しい財政状況 長期債務残

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資料 4 H24 北陸地域国際物流戦略チーム幹事会 日本海側拠点港における取り組み状況 金沢港 七尾港 平成 25 年 3 月 8 日 石川県

(3) 事業を巡る社会経済情勢等の変化 伯方港木浦地区に係留する小型船の隻数について 漁船の数は若干減少しているものの 小型船係留施設の充足率は低水準で変わらず 係留施設が不足している状況に変わりはない 4. 事業の進捗状況及び進捗の見込み ( うち用地費 ) 23 末投資事業費 (1) 事業の進捗

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道路建設事業の再評価項目調書 とのみ 事業名 一般国道 2 号 富海拡幅 事業 一般国道 事業 国土交通省 区分 主体 中国地方整備局 やまぐちしゆうなんへた 起終点自 : 山口県周南市戸田延長 3.6km 事業概要 やまぐちほうふとのみ 至 : 山口県防府市富海 おおさか きたきゅうしゅう 一般国

2. 新港区の複合一貫輸送ターミナル改良事業の概要 新港区では 主要な課題として次の (1)~(3) の 3 点が挙げられる (1) 既存の矢板式岸壁が供用開始から 40 年以上経過しており 施設の老朽化が進み倒壊の危険性がある (2) 貨物の増大や貨物輸送形態の変化に伴いシャーシやトラック等による

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NITAS の基本機能 1. 経路探索条件の設定 (1) 交通モードの設定 交通モードの設定 とは どのような交通手段のネットワークを用いて経路探索を行うかを設定するものです NITASの交通モードは 大きく 人流 ( 旅客移動 ) 物流( 貨物移動 ) に分かれ それぞれのネットワークを用いた経路

Taro-【資料-5】①中表紙

横浜市記者発表資料 平成 29 年 1 月 31 日港湾局客船事業推進課 官民連携による国際クルーズ拠点 を形成する港湾として 横浜港が選定されました 国土交通省は 民間による投資と公共による受入環境の整備を組み合わせてクルーズ拠点整備の促進を図る 官民連携による国際クルーズ拠点形成 の仕組みの創設

改訂履歴 改訂年月 改訂ページ 改訂内容 H 新規策定

目 次 1. 事業の概要 1 2. 事業の進捗状況 7 3. 事業の評価 事業の見込み等 関連自治体等の意見 今後の対応方針 ( 原案 ) 15

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ii 8. 河川法と漁港法との調整に関する協定 ( 抄 ) 運輸省港湾局と農林省水産庁生産部とに関連ある港湾災害復旧事業の処理について 76 第 2 漁港関係災害関連事業 Ⅰ 補助金交付要綱 1. 漁港関係災害関連事業等補助金交付要綱 77 Ⅱ 災害関連漁業集落環境施設復旧事業 1. 災

資料 3-1 国際コンテナ戦略港湾政策について 平成 30 年 11 月 6 日関税 外国為替等審議会関税分科会国土交通省港湾局

ぶり ( 冷凍したフィレ ) の輸出 2011 年は 数量 価額ともに過去最高 平成 24 年 11 月 21 日 門司税関 はじめに ぶり は 刺身 寿司 照り焼きなど日本の食卓には欠かせない食材の一つですが 近年 その ぶり ( 冷凍したフィレ ) の輸出が増加しています 2011 年全国税関別

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Taro-資料 1.jtd

2-2 需要予測モデルの全体構造交通需要予測の方法としては,1950 年代より四段階推定法が開発され, 広く実務的に適用されてきた 四段階推定法とは, 以下の4つの手順によって交通需要を予測する方法である 四段階推定法将来人口を出発点に, 1 発生集中交通量 ( 交通が, どこで発生し, どこへ集中

茨城港 ( 日立港区 ) の全景 ひ たち 日立港区 茨城港日立港区 茨城県 水戸 常陸那珂港区 大洗港区 計画変更箇所 がいこう 外港地区 第 5 ふ頭地区 ひたちなか 常陸那珂港区 第 3 ふ頭地区 久慈漁港 第 1 ふ頭地区 第 2 ふ頭地区 久慈川 第 4 ふ頭地区 JR 常磐線 H26.3

別紙 Ⅰ 対象事業の概要環境影響評価法 ( 平成 9 年法律第 81 号 以下 法 という ) 第 15 条に基づき 事業者である国土交通省関東地方整備局及び横浜市から 平成 30 年 6 月 22 日に送付のあった環境影響評価準備書 ( 以下 準備書 という ) の概要は次のとおりである 1 事業

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大規模震災発生に備えたサプライチェーンの構築を目指して 別紙 -3 浅見尚史 2 齋藤輝彦 1 舟川幸治 1 1 渡邉理之 1 港湾空港部港湾物流企画室 ( 新潟市中央区美咲町 1-1-1). 2 国土交通省港湾局技術企画課 ( 千代田区霞が関 2-1-3) 東日

プレゼンテーションタイトル

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指定統計Ⅱ 年報用XLSファイル

目 次 1 はじめに 1 2 経営理念 1 3 基本方針 2 4 経営目標 3 5 経営環境の認識 4 6 中期的重要施策と推進策 5 2

を誘発すると共に 家屋等の災害廃棄物とともに港内外水域に漂流 沈没することとなり 航路や泊地等の水域施設が使用不可能な状況となった また 押し波 引き波により 航路や泊地等の水域施設において 洗掘あるいは埋没が発生し 洗掘された箇所では 防波堤の転倒等が誘発され 埋没した箇所では 計画水深の確保のた

トラックドライバー不足が東北地域の物流に及ぼす影響の検討 資料(案)

目 次 1 はじめに (1) 策定の趣旨 1 (2) 計画の位置づけ 2 2 計画の範囲 (1) 対象施設 3 (2) 計画期間 3 3 施設等の現状及び今後の見通し (1) 四日市港の現状 4 (2) 施設の現状 6 (3) 維持管理 修繕 更新等に係る中期的な経費の見込み 7 4 施設の総合的か

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調査の目的 概要 1. 調査の目的 南海トラフ巨大地震の発生時にも円滑に支援物資輸送を行うため 中国 四国 九州地域における広域連携を通じ 鉄道 海運 ( 船舶 ) トラックなど多様な輸送モードの活用による支援物資物流システムの構築を目的として行ったもの 国 ( 中国 四国 九州の各運輸局 ) が主

<ハード対策の実態 > また ハード対策についてみると 防災設備として必要性が高いとされている非常用電源 電話不通時の代替通信機能 燃料備蓄が整備されている 道の駅 は 宮城など3 県内 57 駅のうち それぞれ45.6%(26 駅 ) 22.8%(13 駅 ) 17.5%(10 駅 ) といずれも

外航コンテナの国内フィーダ輸送実績(20年度報告)

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那覇港浦添ふ頭地区 臨港道路整備事業 再評価資料 平成 25 年 12 月 4 日 沖縄総合事務局開発建設部

平成 28 年度補正予算和歌山県における事業計画総括表 ( 単位 : 千円 ) 事業区分 負担基本額 地方負担額 河川関係 1,382, ,040 道路関係 3,651, ,314 公園関係 - - 港湾関係 ( 港湾海岸事業を含む ) 445, ,550 空港関

整理番号 10 事後評価書 ( 完了後の評価 ) 都道府県名 愛知県 関係市町村 田原市他 事業名地区名 Ⅱ 点検項目 1. 費用対効果分析の算定基礎となった要因の変化 ( 広域水産物供給基盤整備事業 ) 事業主体 愛知県 Ⅰ 基本事項 1. 地区概要 漁港名 ( 種別 ) - 漁場名 アツミガイカ

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1. 地域間の交流が活発化 東北新幹線の全線開業により 開業前後の公共交通機関の流動量は 首都圏 宮城県 岩手県と青森県との間で約 1.1~1.3 倍に増加しています 平成 28 年 3 月には北海道新幹線も開業するため 青函圏を含めた地域間の交流の活発化も期待されています 200 宮城 青森 (

Ⅱ. 貴社の平成 22 年度 1 年間の東北地域内を発着地とする食料品等の輸送状況をお伺いします 東北地域内に立地する貴社の施設等 ( 貴社保有施設のほか 貴社が事業活動を行っている卸売市場や 貴社が賃 借 運営委託している倉庫 物流センター等を含みます ) を発着地とする食料品等 ( 食料品のほか

平成 27 年共同研究の成果について ポイント 以下 1~3 については 平成 27 年 7 月 ~11 月の動向です 1 北極海航路を横断した船舶の航行数 北極海航路( ロシア側 ) を横断した船舶は24 航行 ( 前年は31 航行 ) 前年の航行数はノルウェーの研究機関 CHNLの分析結果 2

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事例2_自動車用材料

心に供給量が減少した. 我が国における製油所は図 -1 のように太平洋側を中心に配置され, 今回の震災による製油所の稼働停止により, 全国の精製能力 (4,516 千 BD) の約 30% にあたる 1,398 千 BD の生産能力が一時的に失われた 2). 単位 : バレル / 日 帝石ト ( 頸

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改定年月 改定履歴改定内容 H 新規策定 H 一部修正 H 一部修正 H 一部修正

(3) 技術開発項目 長周期波の解明と対策 沿岸 漁場の高度利用 ライフサイクルコストに基づく施設整備と診断技術 自然災害( 流氷 地震 津波など ) に強いみなとづくり 等 30 項目 技術開発項目として 30 項目の中から 今後 特に重点的 積極的に取り組んでいく必要のある技術開発項目として 1

事業の効果や必要性を評価するための指標 政策目標 2. 暮らし安全で安心できるくらしの確保 3. 安全安全な生活環境の確保 指標 ( 対象となる指標のみ記載 効果が確認されるものは を に変更 ) 日沿道 ( 酒田みなと ~ 遊佐 ) 三次医療施設へのアクセス向上が見込まれる遊佐町 ( 吹浦 ) 日

東 日 本 大 震 災 地 震 発 生 2011 年 3 月 11 日 14 時 46 分 18 秒 マグニチュード 9.0 震 源 牝 鹿 半 島 東 南 東 130km 深 さ20km 津 波 最 大 38.9m( 宮 古 市 重 茂 半 島 ) 2

Transcription:

平成 24 年度事業評価監視委員会 ( 第 6 回資料 ) 資料 11-1 港湾事業 事後評価 青森港沖館地区複合一貫輸送ターミナル ( 耐震 ) 改良事業 平成 24 年 1 月 29 日国土交通省東北地方整備局

目的事業名 青森港沖館地区複合一貫輸送ターミナル ( 耐震 ) 改良事業 事業種別 複合一貫輸送事業完了後 5 位置図 ターミナル事年経過業本州 北海道間の物流の大動脈である青函フェリーにおいて 大規模地震時も一定の物流機能を確保し 輸送コストの縮減を図る 青森港 事業の概要 港名青森港港格重要港湾 対象施設 事業期間 沖館地区岸壁 (-7.5m)( 改良 )( 耐震 ) 沖館地区泊地 (-7.5m) 沖館地区岸壁 (-7.5m)( 改良 )( 耐震 ) 平成 15~19 年度沖館地区泊地 (-7.5m) 平成 19 年度 評価基準年 新規採択時評価 事後評価 (H14 年度 ) (H24 年度 ) 参考 平成 14 年平成 24 年平成 14 年 B/C 4.4 2.2 2.2 総事業費 39.5 39.3 泊地 (-7.5m) S=20 20,000m2000m2 総費用 ( 億円 ) 総便益 ( 億円 ) 供用年 32.7 52.7 35.6 岸壁 (-7.5m) ( 改良 )( 耐震 ) 142.5 114.9 77.6 平成 20 年度 便益対象 フェリー 1,276 万トン / 年旅客 283,383 人 / 年乗用車 106,780 台 / 年 フェリー取扱貨物 1,443 万トン / 年 1

1. 青森港の沿革 1624 年 ( 寛永元年 ) 津軽二代藩主信牧 ( のぶひら ) 公により開港し青森と命名 1871 年 ( 明治 4 年 ) 廃藩置県により青森市に県庁が設けられ 県の財政 経済の中心地となるとともに北海道開発の要所となる 1908 年 ( 明治 41 年 ) 青函連絡船が運航開始 旅客のみ 1915 年 ( 大正 4 年 ) 内務省は 10 カ年での第一期計画として本港地区修築に着工 1924 年 ( 大正 13 年 ) 日本で初めて車載客船 翔鳳丸 ( しょうほうまる ) が運行開始 1925 年 ( 大正 14 年 ) 可動橋による貨車航送開始 1968 年 ( 昭和 43 年 ) 民間のフェリー株式会社によりフェリーが運行開始専用基地として沖館地区係留施設が整備開始 1988 年 ( 昭和 63) 青函トンネルの開通に伴い青函連絡船は廃止 津軽海峡フェリー青森ターミナル 翔鳳丸 ( しょうほうまる ) 日本初の車載客船 可動橋による貨車航走 2

2. 事業の概要 泊地 (-7.5m) S=20,000m2 岸壁 (-7.5m)( 改良 )( 耐震 ) L=185m 3

2 3. 整備内容 青森港へ最大の被害を及ぼすと想定される内陸型地震においても大きく変位せず 直ちに利用できる施設へと強化と強化 整備前 通常岸壁 L1 地震動対応 整備後 耐震岸壁 L2 地震動対応 L1 地震動 : 比較的頻繁に発生している中規模地震で その構造物の耐用年数中に 1 度以上は受ける可能性が高い地震動 H.W.L +0.80 L.W.L +0.00 +3.50 +3.60 +0.70 +2.15 +0.50 斜杭 15 711.2φ 12.7t 3,000L 711.2φ 9.5t 28,000L 全長 31,000L 整備後 28 年経過老朽化施設 L2 地震動 : 過去 将来にわたってその構造物が受けると想定される最大の地震動 地震名 基盤最大加速度 (gal) 1 想定太平洋側海溝型地震 143.7 2 想定日本海側海溝型地震 126.2 3 想定内陸型地震 379.8 4 海洋型活断層 258.5 5 ( 安政 ) 八戸沖地震 (1856) 127.4 6 ( 明治 ) 三陸沖地震 144.9 7 八戸沖地震 197.9 8 十勝沖地震 106.1 9 日本海中部地震 2 129.2 10 浪岡撓曲 210.5 11 太平断層 165.5 12 津軽山地西緑断層帯 350.5 9 2 [ 標準断面図 ] [ 標準断面図 ] 桟橋法線 1.00 5.00 2.40 15 0' 10.00 0.5% 0.5% 15 0' +2.00 +3.525 5.60 5.00 1.00 +3.50 +2.30 3.00 1.20 3.00 +3.00 +2.50 +1.50 +1.00 2.00 鋼管杭 φ800x16tx40,500l STK-50, c.t.c 2.004m 1 杭径を大きくし側方変位を軽減 2 背後を締め固め液状化防止 防衝材 800H 相当 H.W.L. +0.80 L.W.L. ±0.00 塗覆装 ( 重防食 ) 3.50 3.00 1.70 +2.80 0.60 1.20 1.20 +3.70 +2.30 +1.50 +0.50-1.00 新設岸壁法線 既設岸壁法線 20.00 5.25 1/100 5.25 +2.50 +3.00 3 10 12 11 既設護岸法線 3.00 2.500.50 渡版 +3.00 +1.00 裏込石 50kg / 個程度 4 +2.00-4.00 グラベルドレーン工法 5 7 1 8 6 設計地盤 -6.00 計画水深 DL-7.50 15.00 1.2m 2.0(1.2)m 無改良 SAVEコンポーザー工法 SAVE コンポーザー工法 海側 直杭 711.2φ 9.5t 30,000L -11.50 陸側 海側 新設鋼管杭 φ1,100x15tx27,500l (SKK490) -10.55 シルト質土 C=46.5kN/m 砂質土 N=4 5.00 1.80 4.84 1.7m 1.7m 1.7m 1.7m 陸側 地盤改良範囲 35.00 2 40.00 28.36-10.00-17.60-21.20 砂質土 N=10 既設護岸鋼管矢板 φ600x16tx29,000l (STK41) 鋼管矢板 φ600x16tx29,000l STK-41 腐食土 C=74kN/m -24.26 既設鋼管杭 ( 残置 ) 既設護岸鋼管杭 φ800x16tx40,500l (STK50),c.t.c.2.004m -26.20-26.50-27.00-27.00-26.50 新設鋼管杭 φ1,100x11tx16,500l (SKK490) -33.90 砂質土 N=25 1 新設杭打設 新設鋼管杭 φ1,100x11tx42,500l100 11t (SKK490) 旧施設 沖館地区岸壁 (-6.0m) -35.50 シルト質土 -35.50 C=175kN/m -36.40 砂質土 N=20-38.70 整備施設 沖館地区岸壁(-7.5m)( 改良 )( 耐震 ) -40.50-40.50 砂質土 N=50 4

4. 事業の必要性に関する視点 青函フェリーの航路は 本州と北海道間のフェリー貨物量のリ 1/4 を占め 生鮮野菜 乳製品や水産品 宅配貨物などの時間指向性の高い貨物が中心の最重要航路となっている ( 図 -1.2.3) 今般の震災においては 他港のフェリーの代替機能も果たしていることから 震災時に一定の物流機能を確保する必要がある ( 図 -4) 平成 23 年青森港湾事務所調べ 本州と北海道間のフェリー貨物の1/4は青函航路秋田港 2.3% 仙台塩釜港 7.9% 大間港 0.4% 八戸港 17.4% 大洗港 17.5% 青森港 27.6% 新潟港 8.1% 敦賀港 99% 9.9% 名古屋港 2.4% 舞鶴港 65% 6.5% 時間指向性の高い貨物が中心の最重要航路 水産品 8% 製造食品 18% その他畜産品 5% 野菜 果物 10% 特殊品 2% 金属機械品 6% 軽工業品 2% 雑工業品 5% 宅急便 32% その他 11% 図 -1 本州 - 北海道間のフェリー輸送貨物量の港別構成及び品目構成 ( 平成 22 年港湾統計年報 ) 本州と北海道間のフェリー航路全便数の半分以上が青函航路となっている 青森 ~ 函館 112 便 / 週 新潟 ~ 秋田 ~ 苫小牧 5 便 / 週新潟 ~ 小樽 7 便 / 週 青森 函館のフェリー便数 ( 週 ) 本州 北海道のフェリー便数 ( 週 ) 函館 青森八戸秋田 小樽苫小牧 大間 112 便 198 便 大間 ~ 函館 14 便 / 週 八戸 ~ 苫小牧 28 便 / 週 仙台敦賀 ~ 新潟 ~ 秋田 ~ 苫小牧 2 便 / 週塩釜新潟舞鶴 ~ 小樽 7 便 / 週仙台塩釜 ~ 苫小牧 3 便 / 週 舞鶴 敦賀 名古屋 大洗 大洗 ~ 苫小牧 12 便 / 週 名古屋 ~ 仙台塩釜 ~ 苫小牧 図 -3 本州 ~ 北海道間のフェリー航路 (RORO 含まず ) 3 便 / 週 時間指向性の高い貨物図 -2 青函フェリー品目別構成 震災後約半年間は主に八戸港利用のフェリー貨物が青函航路を利用 3.11 以降急増した青函航路の貨物 3,500 3,000 2,500 2,000 1,500 1,000 500 0 図 -4 青函フェリー利用の貨物量 H22 H23 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 5

5. 事業の必要性に関する視点 フェリーターミナルは広い用地が確保されているため輸送基地としては極めて有効 東日本大震災直後は 青函フェリーを利用するなど北海道から自衛隊等の救援車両 重機が人員と共に大量に本州入りしている 苫小牧港フェリーへの乗船を待つ救援車両 青森港救援車両の上陸 運休を余儀なくされたフェリー RORO 船も臨時便として活用 船社名 船名 出発港 到着港 出港日 人員 車両 SFさっぽろ 苫小牧 青森 3 月 13 日 382 143 SFふらの 苫小牧 青森 3 月 13 日 382 141 SFしれとこ 苫小牧 青森 3 月 14 日 152 56 SF だいせつ 苫小牧 青森 3 月 14 日 120 49 商船三井 F SFさっぽろ苫小牧青森 3 月 15 日 361 151 SFふらの苫小牧青森 3 月 15 日 558 152 SFさっぽろ 苫小牧 青森 3 月 17 日 337 110 SFふらの 苫小牧 青森 3 月 17 日 393 123 SFさっぽろ 苫小牧 青森 3 月 22 日 551 156 SFふらの 苫小牧 青森 3 月 22 日 453 174 大平洋 F きたかみ苫小牧青森 3 月 14 日 756 214 きそ苫小牧青森 3 月 14 日 532 161 12 便 4,977 人 1,630 台 6 北海道開発局調べ 緊急車両 (3/14~3/19) 救援重機 (3/20) 6

6. 新規評価時との主な相違点 1. 耐震輸送便益の計算方法 1 年間青森 函館間のフェリー貨物量 1バース 日あたり就航可能便数日あたり就航便数 21 バース 1 日あたり就航可能便数による便益対象貨物量 便益対象エリア割合 3 年間輸送便益 地震発生確率 4 単年度 ( 地震 1 回あたり ) 耐震輸送便益 結果 前回評価 (H14 年 ) 今回評価 (H24 年 ) 1 青森 函館間のフェリー貨物量 ( 万トン ) 1,996 2,309 1 バース 1 日あたり就航可能便数 / 就航便数 船社ヒアリングに基づく 21 バース 1 日あたり就航可能便数による便益対象貨物 ( 万トン ) うち函館周辺の便益対象貨物 ( 万トン ) 函館周辺エリア 36% 25% 11 21 10 16 1,046 1,443 減少 377 361 3 年間輸送便益 ( 億円 ) 698 546 4 単年度耐震輸送便益 ( 億円 ) 8 6 H24 数値 2. 変更点 1. フェリーの船型大型化に伴い便数が変更 2.OD 調査により青函航路の函館周辺エリアの貨物割合が減少 (36% 25%) Without 時 函館地域 With 時 函館地域 輸送コスト例 ) 函館市 八戸港 青森市 137,891 円 / 台 トラック 1 台あたり 9.6 万円以上の輸送費が削減 輸送時間も削減 輸送コスト例 ) 函館市 青森港 青森市 41,639 円 / 台 港湾投資のガイドラインに基づく陸上輸送費において便益が発生するエリア 7

7. 地震発生確率を考慮した耐震輸送便益の算定方法 便益対象となる地震規模 L2 相当の地震動において機能維持される物流便益発生確率の対象としては L1 以上 L2 までの規模 - 解説 - 1 年目にL1 以上 L2までの地震が発生する場合 1 75 1 500 地震発生確率の式 1 年目 2 年目 2 年目に L1 以上 L2 までの地震が発生する場合 1 年間 L1 以上の地震が発生しない 2 年目に地震発生 74 1 1 75 500 75 1 年目 2 年目 t 年目に L1 以上 L2 までの地震が発生する場合 t-1 年間 L1 以上の地震が発生しない t 年目に地震発生 74 75 t 1 1 75 1 500 港湾投資の評価に関する解説書 ( 抜粋 ) t-1 年目 1 年目 2 年目 t 年目 青森港 L2 地震動 想定内陸型地震 年度 耐震輸送便益 地震発生 [ 億円 / 年 ] 確率 年間便益 [ 億円 / 年 ] 地震発生確率 耐震便益 [ 億円 / 年 ] 社会的割引率適用後 H24 1 1 年間輸送便益 75 500 545.79 0.01133 6.2 6.2 H25 74 1 1 年間輸送便益 75 75 500 545.79 0.01118 6.1 5.9 545.79 0.01103 6.0 5.6 74 t 1 T 年年間輸送便益 74 1 1 - - 75 75 500 H69 45 年間輸送便益 74 1 1 75 75 500 545.79 0.00619 3.4 0.6 計 Σ 109.9 8 青森県地震 津波被害想定調査より 施設被害回避便益を加算 114.9

8. 費用対効果分析の算定基礎となった要因の変化 費用 国有港湾施設維持管理計画書 に基づく 施設点検費用 維持管理費用を計上 便益 フェリー貨物 青函フェリーの貨物量は着実に増加しているものの 平成 23 年度 OD 調査において函館周辺の発着割合が減少した結果 便益対象 エリアのフェリー貨物量が減少 (H14 推計 377 万トン / 年 H24 推計 361 万トン ) 旅客 乗用車 便益計上なし 旅客 (H14 推計 283,383 人 / 人 H22 実績 163,050 人 / 年 ) 乗用車 (H14 推計 106,780 台 / 年 H22 実績 70,271 台 / 年 ) 1バース 1 日便数への換算値 9. 事業を巡る社会経済情勢等の変化 平成 20 年 4 月 青森港複合一貫輸送ターミナル ( 耐震 ) 供用開始 平成 20 年 11 月 青森 - 室蘭航路廃止 平成 22 年 7 月 えさん:1,998t にかわり ブルードルフィン :7,003t が就航 ( 船舶の大型化 ) 平成 23 年 3 月 東日本大震災発生 青森港は基幹航路の代替機能と緊急車両 物資等の輸送拠点として貢献 10. 利用者の意見 港湾利用者からの意見 耐震強化岸壁が整備されたことにより 大規模災害時でも一定の輸送サービスが提供できると安心している 東日本大震災時に相応の揺れがあったが 被害もなく 津波警報解除後 速やかに点検を終え物資輸送が再開できた 地元自治体からの意見 耐震強化岸壁が整備されたことにより 海上交通の利用を考慮した広域的な地域防災計画の立案が可能となるとともに 大規模災害時においても一定の物流が確保されることにより 地域経済の安定化に繋がると考えられる 対応方針 事業当初の目的に対し 供用後のフェリー取扱貨物量に基づく分析により事業の有効性は十分見込まれることから 今後の事後評価及び改善処置の必要性はないと考える 9

資料 11-2 港湾事業事後評価 青森港沖館地区 複合一貫輸送ターミナル ( 耐震 ) 改良事業 平成 25 年 1 月 29 日 国土交通省東北地方整備局

費用便益分析の結果 様式 -2 港名地区名施設名延長事業期間 青森港 沖館地区 岸壁 (-7.5m)( 改良 )( 耐震 ) 泊地 (-7.5m) L=185m A=20,000m 2 H15 年度 ~H19 年度 H19 年度 ~H19 年度 事業費 事業主体 39 億円東北地方整備局 1 費用 基準年 全体事業費 基準年における現在価値 (C) 平成 24 年度 39 億円 53 億円 2 便益 輸送コスト削減便益 ( 一般貨物 ) 施設被害回避便益合計 基準年 供用年 単年度便益 (H24 年度 ) 基準年における現在価値 (B) 平成 24 年度 平成 20 年度 6.2 億円 0.3 億円 6.5 億円 109.9 億円 5.0 億円 114.9 億円 大規模地震時における地域経済の安定化 定性的効果

3 結果 費用便益比 ( 事業全体 ) 2.2 経済的純現在価値 ( 事業全体 ) 62.2 億円 経済的内部収益率 ( 事業全体 ) 8.7% 注 ) 費用及び便益の合計は 表示桁数の関係で計算値と一致しないことがある 4 感度分析 ( 事業全体を対象 ) 変動要因基準値変動ケース 貨物量フェリー貨物 :2,309 万トン ±10% 費用便益比 (B/C) 2.0~2.4 事業費 事業期間

青森港の概要 1. 青森港の沿革 1) 港湾の生成と発展過程 2) 青森港の役割 港湾物流機能 本州と北海道間の貨物及び旅客輸送を支える物流 人流拠点 背後地域の産業活動を支える国際 国内物流拠点 交流レクリエーション機能 大型旅客埠頭を有する国際 国内交流拠点 地域住民や観光客に賑わいと安らぎを提供する親水アメニティ空間 防災拠点機能 大規模地震時における本州- 北海道間等の物流機能の維持と緊急物資輸送を確保する防災拠点 様式 -31 青森港は 370 年前の 1624 年 津軽二代藩主信牧 ( のぶひら ) 公により開港し青森と命名したのが始まりとされている 明治 4 年の廃藩置県により県庁が設けられて以降は県の財政 経済の中心地となり 東北本線及び奥羽本線の発着地点として北海道開発の促進とともに交通の要所として重要拠点となっている 大正 4 年内務省は 10 カ年での第一期計画として本港地区修築に着工 内貿貨物の取扱が急激に増加したことから 当時の交通史上初となる貨物車航送が開始され輸送力の増強が図られている 昭和 26 年に重要港湾の指定を受け 昭和 32 年に大豆輸入港 昭和 33 年には木材輸入港及び植物検疫港へと指定されいる 高速道路開通に始まる本格的な自動車時代の到来 ( モータリゼーション進展 ) を受け 昭和 43 年には東日本フェリー株式会社によるフェリーが就航 専用基地として沖館地区への係留施設整備が順次進められている 昭和 63 年 3 月 世紀の青函トンネルが開通したその日 就航以来 80 年の青函連絡船は廃止となったものの 本港地区には 30000GT 級の大型旅客船対応岸壁が整備され さらに青森港の東西を結ぶ臨港道路 ( 青森ベイブリッジ ) も供用し 豊かで潤いある港湾空間の形成が図られている また一方で 沖館地区においては船舶の大型化にも対応した物流機能の強化が進められている 3) 整備の経緯 昭和 26 年度 重要港湾に指定 昭和 33 年度 輸入木材及び検疫港に指定 昭和 49 年度 沖館地区フェリー埠頭供用開始 平成 13 年度 港湾計画改訂 ( フェリー埠頭岸壁 (-7.5m)( 改良 )( 耐震 ) 計画 ) 平成 15 年度 フェリー埠頭岸壁 (-7.5m)( 改良 )( 耐震 ) 事業着手 平成 19 年度 フェリー埠頭 (-7.5m)( 改良 )( 耐震 ) 完成 平成 19 年度 フェリー埠頭泊地 (-7.5m) 着手 同年完成 平成 20 年度 フェリー埠頭岸壁 (-7.5m)( 改良 )( 耐震 ) 供用開始

2. 青森港港湾取扱貨物 青森港の平成 23 年の取扱貨物量は 3,339 万 t で 外貿が 54 万 t 内貿が 3,285 万 t となっており 品目別ではフェリー貨物が約 9 割を占めている また 今般事業評価対象の沖館地区 油川地区は青森港の約 8 割を占めている 取扱貨物量の推移 ( フェリー含む ) 取扱貨物量の推移 ( フェリー除く ) 289 万トン (H23 年青森港港湾統計 ) 3. 観光動向青森港新中央埠頭には 毎年 10 隻前後の旅客船が寄港しており 国際 国内の交流拠点となっている

便益計測の対象とする需要 1. 便益を計測するための需要の設定 1) 青森港における取扱貨物の動向 様式 -32 青森港の全体貨物量は約 2,600 万トン前後で推移しており その約 90% がフェリー貨物 約 10% が石油製品 セメント等のバルク貨物となっている フェリー貨物は 平成 13 年以降徐々に増加してきたものの 平成 20 21 年は原油価格の高騰 高速船フェリーの運航中止 ( 東日本フェリー 撤退 ) などの影響を受け若干減少した 平成 23 年の東日本大震災後には 苫小牧 ~ 八戸港間フェリー航路の代替港の役割を果たし 前年同時期に比べ126% の取扱量となっている 青森港取扱貨物量の推移バルク貨物フェリー貨物万トン 4,000 3,500 289 3,050 3,000 374 2,177 363 340 2,099 2,153 337 2,206 320 315 2,341 2,313 309 291 2,450 2,455 273 2,391 250 2,343 277 2,420 2,500 2,000 1,500 1,000 500 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 0 2) 沖館地区におけるフェリー貨物の設定沖館地区公共岸壁で取り扱われている貨物について 実績取扱貨物量に基づいて今後の取扱量を設定 青函航路の貨物車両を対象とする ( バス 乗用車は対象外 ) 平成 21 年以降は 青蘭航路廃止によるシフト増や 長距離航路利用から短中距離へのシフト 新造船による船腹量の増加等により増加している 平成 23 年は 東日本大震災による他航路の運航休止の影響もあって 前年同時期比 1.3 倍程度もの大幅な増加となっている ( 異常値として除外 ) 平成 22 年度のフェリー貨物量実績をもとに 今後の取扱貨物量を2,309 万トンとする 将来貨物量 = 2,309 万トン (H22 実績 ) 青函航路フェリー貨物需要の推計結果 ( 万トン ) H17 年 H18 年 H19 年 H20 年 H21 年 H22 年 H23 年 H69 年 青函航路フェリー貨物 1,996 2,076 2,063 2,029 2,226 2,309 2,927 2,309

3,000 青森港沖館地区フェリー貨物 2,977 万トン 2,800 2,600 万トン 2,400 2,309 万トン 2,309 万トン 2,200 2,000 1,800 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H69 年次 2. 事業を実施しない場合 (without) と事業を実施する場合 (with) 全体事業 事業全体 :without 事業全体 :with 沖館地区泊地 ( 7.5m) A=0m 2 沖館地区泊地 ( 7.5m) A=20,000m 2 沖館地区岸壁 ( 7.5m)( 改良 )( 耐震 ) L=0m 沖館地区岸壁 ( 7.5m)( 改良 )( 耐震 ) L=185m フェリー埠頭 事業全体 :without 大規模地震時にフェリー埠頭は利用不可 フェリー貨物 :0 万トン フェリー埠頭 事業全体 :with 大規模地震時に当該岸壁は使用可能 フェリー貨物:1,450 1,443 万トン ( フェリー貨物の将来貨物量の62.5%)

プロジェクト実施による便益の計測様式 -33 1. フェリー貨物輸送コストの削減効果 1) 基本的な考え方耐震強化岸壁の整備によって大規模地震時においても一定の物流機能が確保されるため 事業実施により縮減される輸送コストを便益として計測する 代替ルートの設定においては 利用者アンケートをもとに八戸 ~ 苫小牧航路とした 貨物量は 八戸港利用 (Without) により輸送コストが増大する函館周辺の消費 生産貨物 ( 全体の約 25%) を対象とする なお 整理にあたっては 平成 23 年度に実施したフェリー貨物 OD 調査で得られた貨物の流動割合を用いて整理する 北海道側 単位 : トン 函館 札幌他 移出 移入移出移入 本州側 青森 秋田 関東他 901,858 936,420 908,322 995,253 16,162 34,319 135,762 289,261 1,267,124 2,583,736 8,520,767 6,501,016 合計 5,739,619 17,350,381 対象便益対象便益対象外 注 ) 地域間シェアに基づく貨物量の合計であるため 全体貨物量 23,090,000 トンとは一致しない場合もある 苫小牧港 函館 函館港 青森港青森 I.C 青森 八戸港 With 時の輸送ルート 安代 JCT Without 時の輸送ルート 秋田 2) 便益の計測 関東他 輸送ルートの一例 ( 函館 本州 ) without with 備考 年間貨物量 ( 千トン / 年 ) 23,090 実績貨物量 (H22) 地震時の取扱量 ( 千トン / 年 ) 14,431 14,431 地震時の当該岸壁での取扱量 便益対象貨物量 ( 千トン / 年 ) 3,608 3,608 函館近郊対象 (25%) 分 年間輸送費用 ( 千円 / 千トン 年 ) 43,856 29,360 代替航路 : 八戸 ~ 苫小牧 年間時間費用 ( 千円 / 千トン 年 ) 1,332 700 代替航路 : 八戸 ~ 苫小牧 年間輸送費用 ( 億円 / 年 ) 1,630 1,084 輸送費用削減便益 ( 億円 / 年 ) 545.8 地震時輸送費用削減便益 ( 億円 / 年 ) 6.2 地震発生確率等考慮後

2. 耐震化による施設被害回避便益 1) 基本的な考え方 耐震強化岸壁の整備により 震災時における損壊を免れることができ 復旧のための追加的な費用を回避できる この追加的な復旧費用を便益として計上する 2) 便益の計測 復旧費用 = 整備費用 - 耐震化費用 =24.6 億円地震発生確率等を考慮し 0.3 億円 / 年

費用便益分析の実施 様式 -34 計算条件 1 基準年 :2012 年度 2 社会的割引率 :4.0% 3 便益の計測期間 : 経過年数 ( 平成 20 年度 ~ 平成 23 年度 ) を除いた46 年間とする 費用便益分析に用いる便益等 便益 便益算定結果 費用便益分析に用いる便益等 ( 割引前 ) ( 全体事業費 ) 便益項目 ( 割引前 ) 内容 ( 単位 : 百万円 ) 21,372 963 費用総費用 ( 総事業費 ) 4,294 便益 岸壁耐震化効果 費用便益分析に用いる便益等 ( 割引後 ) ( 全体事業費 ) 便益項目 ( 割引前 ) 内容 ( 単位 : 百万円 ) 岸壁耐震化効果 輸送費用削減便益 ( 一般貨物 ) 施設被害回避便益 輸送費用削減便益 ( 一般貨物 ) 施設被害回避便益 10,991 495 費用総費用 ( 総事業費 ) 5,266 定性的に把握する効果 1 災害時におけるリダンダンシーの確保 年度別事業費実績 ( 単位 : 百万円 ) 中心的施設 事業区分直轄 地区名 沖館 沖館 施設名 岸壁 (-7.5m) ( 改良 )( 耐震 ) 泊地 (-7.5m) 全体事業 数量 事業費 185m 3,866 20,000m2 66 年度別事業費 H15 H16 H17 H18 H19 110 561 1,346 1,473 376 H19 66 備考 合計 3,932 H15 H16 H17 H18 H19 110 561 1,346 1,473 442 需要予測 陸上及び海上輸送コストの削減 ( 平成 ( 平成 2822 年予測年実績取扱貨物量 :2,320 :2,309 万トン / 年 ) ) フェリーフェリー貨物

( 青森港沖館地区 ) 複合一貫輸送ターミナル ( 耐震 ) 改良事業 ( 青森港沖館地区 ) 複合一貫輸送ターミナル ( 耐震 ) 改良事業 費用便益分析シート ( 割引前 ) 費用便益分析シート ( 割引後 ) 輸送費用削減便益 ( 一般貨物 ) EIRR= 8.68% 62.2 億円 B/C= 2.18 輸送費用削減便益 ( 一般貨物 ) 施設供 初期投資 運営 維持 総費用 施設被害 総便益 純便益 施設供 社会的 初期投資 運営 維持 総費用 施設被害 総便益 純便益 用期間 更新投資 コスト (C) 回避便益 (B) (B-C) 年度 用期間 割引率 更新投資 コスト (C) 回避便益 (B) (B-C) 1992 0.0 0.0 0.0 0.0 1992 2.19 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 1993 0.0 0.0 0.0 0.0 1993 2.11 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 1994 0.0 0.0 0.0 0.0 1994 2.03 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 1995 0.0 0.0 0.0 0.0 1995 1.95 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 1996 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 1996 1.87 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 1997 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 1997 1.80 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 1998 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 1998 1.73 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 1999 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 1999 1.67 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 2000 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 2000 1.60 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 2001 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 2001 1.54 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 2002 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 2002 1.48 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 2003 1.1 0.0 1.1 0.0-1.1 2003 1.42 1.6 0.0 1.6 0.0 0.0 0.0-1.6 2004 5.7 0.0 5.7 0.0-5.7 2004 1.37 7.8 0.0 7.8 0.0 0.0 0.0-7.8 2005 13.6 0.0 13.6 0.0-13.6 2005 1.32 17.9 0.0 17.9 0.0 0.0 0.0-17.9 2006 14.6 0.0 14.6 0.0-14.6 2006 1.27 18.5 0.0 18.5 0.0 0.0 0.0-18.5 2007 4.3 0.0 4.3 0.0-4.3 2007 1.22 5.2 0.0 5.2 0.0 0.0 0.0-5.2 2008 1 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 2008 1 1.17 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 2009 2 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 2009 2 1.12 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 2010 3 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 2010 3 1.08 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0-0.0 2011 4 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 2011 4 1.04 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0-0.0 2012 5 0.0 0.0 0.0 6.2 0.3 6.5 6.5 2012 5 1.00 0.0 0.0 0.0 6.2 0.3 6.5 6.5 2013 6 0.0 0.4 0.4 6.1 0.3 6.4 6.0 2013 6 0.96 0.0 0.4 0.4 5.9 0.3 6.1 5.8 2014 7 0.0 0.0 0.0 6.0 0.3 6.3 6.3 2014 7 0.92 0.0 0.0 0.0 5.6 0.3 5.8 5.8 2015 8 0.0 0.0 0.0 5.9 0.3 6.2 6.2 2015 8 0.89 0.0 0.0 0.0 5.3 0.2 5.5 5.5 2016 9 0.0 0.0 0.0 5.9 0.3 6.1 6.1 2016 9 0.85 0.0 0.0 0.0 5.0 0.2 5.2 5.2 2017 10 0.0 0.0 0.0 5.8 0.3 6.0 6.0 2017 10 0.82 0.0 0.0 0.0 4.8 0.2 5.0 5.0 2018 11 0.0 0.0 0.0 5.7 0.3 6.0 6.0 2018 11 0.79 0.0 0.0 0.0 4.5 0.2 4.7 4.7 2019 12 0.0 0.0 0.0 5.6 0.3 5.9 5.9 2019 12 0.76 0.0 0.0 0.0 4.3 0.2 4.5 4.5 2020 13 0.0 0.0 0.0 5.6 0.3 5.8 5.8 2020 13 0.73 0.0 0.0 0.0 4.1 0.2 4.2 4.2 2021 14 0.0 0.0 0.0 5.5 0.2 5.7 5.7 2021 14 0.70 0.0 0.0 0.0 3.9 0.2 4.0 4.0 2022 15 0.0 0.0 0.0 5.4 0.2 5.7 5.6 2022 15 0.68 0.0 0.0 0.0 3.7 0.2 3.8 3.8 2023 16 0.0 0.0 0.0 5.3 0.2 5.6 5.6 2023 16 0.65 0.0 0.0 0.0 3.5 0.2 3.6 3.6 2024 17 0.0 0.0 0.0 5.3 0.2 5.5 5.5 2024 17 0.62 0.0 0.0 3.3 0.1 3.4 3.4 2025 18 0.0 0.0 0.0 5.2 0.2 5.4 5.4 2025 18 0.60 0.0 0.0 0.0 3.1 0.1 3.3 3.3 2026 19 0.0 0.0 0.0 5.1 0.2 5.4 5.4 2026 19 0.58 0.0 0.0 0.0 3.0 0.1 3.1 3.1 2027 20 0.0 0.5 0.5 5.1 0.2 5.3 4.8 2027 20 0.56 0.0 0.3 0.3 2.8 0.1 2.9 2.7 2028 21 0.0 0.3 0.3 5.0 0.2 5.2 4.9 2028 21 0.53 0.0 0.2 0.2 2.7 0.1 2.8 2.6 2029 22 0.0 0.0 0.0 4.9 0.2 5.1 5.1 2029 22 0.51 0.0 0.0 0.0 2.5 0.1 2.6 2.6 2030 23 0.0 0.0 0.0 4.9 0.2 5.1 5.1 2030 23 0.49 0.0 0.0 0.0 2.4 0.1 2.5 2.5 2031 24 0.0 0.0 0.0 4.8 0.2 5.0 5.0 2031 24 0.47 0.0 0.0 0.0 2.3 0.1 2.4 2.4 2032 25 0.0 0.0 0.0 4.7 0.2 4.9 4.9 2032 25 0.46 0.0 0.0 0.0 2.2 0.1 2.3 2.3 2033 26 0.0 0.4 0.4 4.7 0.2 4.9 4.5 2033 26 0.44 0.0 0.2 0.2 2.0 0.1 2.1 2.0 2034 27 0.0 0.0 0.0 4.6 0.2 4.8 4.8 2034 27 0.42 0.0 0.0 0.0 1.9 0.1 2.0 2.0 2035 28 0.0 0.0 0.0 4.5 0.2 4.7 4.7 2035 28 0.41 0.0 0.0 0.0 1.8 0.1 1.9 1.9 2036 29 0.0 0.0 0.0 4.5 0.2 4.7 4.7 2036 29 0.39 0.0 0.0 0.0 1.7 0.1 1.8 1.8 2037 30 0.0 0.8 0.8 4.4 0.2 4.6 3.9 2037 30 0.38 0.0 0.3 0.3 1.7 0.1 1.7 1.4 2038 31 0.0 0.0 0.0 4.4 0.2 4.6 4.6 2038 31 0.36 0.0 0.0 0.0 1.6 0.1 1.6 1.6 2039 32 0.0 0.0 0.0 4.3 0.2 4.5 4.5 2039 32 0.35 0.0 0.0 0.0 1.5 0.1 1.6 1.6 2040 33 0.0 0.0 0.0 4.2 0.2 4.4 4.4 2040 33 0.33 0.0 0.0 0.0 1.4 0.1 1.5 1.5 2041 34 0.0 0.0 0.0 4.2 0.2 4.4 4.4 2041 34 0.32 0.0 0.0 0.0 1.3 0.1 1.4 1.4 2042 35 0.0 0.0 0.0 4.1 0.2 4.3 4.3 2042 35 0.31 0.0 0.0 0.0 1.3 0.1 1.3 1.3 2043 36 0.0 0.0 0.0 4.1 0.2 4.3 4.3 2043 36 0.30 0.0 0.0 0.0 1.2 0.1 1.3 1.3 2044 37 0.0 0.0 0.0 4.0 0.2 4.2 4.2 2044 37 0.29 0.0 0.0 0.0 1.1 0.1 1.2 1.2 2045 38 0.0 0.0 0.0 4.0 0.2 4.2 4.2 2045 38 0.27 0.0 0.0 0.0 1.1 0.0 1.1 1.1 2046 39 0.0 0.0 0.0 3.9 0.2 4.1 4.1 2046 39 0.26 0.0 0.0 0.0 1.0 0.0 1.1 1.1 2047 40 0.0 0.5 0.5 3.9 0.2 4.0 3.6 2047 40 0.25 0.0 0.1 0.1 1.0 0.0 1.0 0.9 2048 41 0.0 0.3 0.3 3.8 0.2 4.0 3.7 2048 41 0.24 0.0 0.1 0.1 0.9 0.0 1.0 0.9 2049 42 0.0 0.0 0.0 3.8 0.2 3.9 3.9 2049 42 0.23 0.0 0.0 0.0 0.9 0.0 0.9 0.9 2050 43 0.0 0.0 0.0 3.7 0.2 3.9 3.9 2050 43 0.23 0.0 0.0 0.0 0.8 0.0 0.9 0.9 2051 44 0.0 0.0 0.0 3.7 0.2 3.8 3.8 2051 44 0.22 0.0 0.0 0.0 0.8 0.0 0.8 0.8 2052 45 0.0 0.0 0.0 3.6 0.2 3.8 3.8 2052 45 0.21 0.0 0.0 0.0 0.8 0.0 0.8 0.8 2053 46 0.0 0.4 0.4 3.6 0.2 3.7 3.3 2053 46 0.20 0.0 0.1 0.1 0.7 0.0 0.7 0.7 2054 47 0.0 0.0 0.0 3.5 0.2 3.7 3.7 2054 47 0.19 0.0 0.0 0.0 0.7 0.0 0.7 0.7 2055 48 0.0 0.0 0.0 3.5 0.2 3.6 3.6 2055 48 0.19 0.0 0.0 0.0 0.6 0.0 0.7 0.7 2056 49 0.0 0.0 0.0 3.4 0.2 3.6 3.6 2056 49 0.18 0.0 0.0 0.0 0.6 0.0 0.6 0.6 2057 50 0.0 0.0 0.0 3.4 0.2 3.5 3.5 2057 50 0.17 0.0 0.0 0.0 0.6 0.0 0.6 0.6 年度 合計 割引前 割引後 39.4 3.6 42.9 213.7 9.6 223.4 180.4 合計 51.1 1.6 52.7 109.9 5.0 114.9 62.2