調査実施の背景 わが国は今 人口構造の変化に伴う労働力の減少を補うため 女性の活躍を推進し経済成長を目指しています しかし 出産後も働き続ける女性は未だ多くないばかりでなく 職場において指導的な立場に就く女性も少ない状況が続いています 女性の活躍を促進させるためには 継続就業のための両立支援策ととも

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調査実施の背景 わが国では今 女性活躍を推進し 誰もが仕事に対する意欲と能力を高めつつワークライフバランスのとれた働き方を実現するため 長時間労働を是正し 労働時間の上限規制や年次有給休暇の取得促進策など労働時間制度の改革が行なわれています 年次有給休暇の取得率 ( 付与日数に占める取得日数の割合

調査の概要 少子高齢化が進む中 わが国経済の持続的発展のために今 国をあげて女性の活躍推進の取組が行なわれています このまま女性正社員の継続就業が進むと 今後 男性同様 女性も長年勤めた会社で定年を迎える人が増えることが見込まれます 現状では 60 代前半の離職者のうち 定年 を理由として離職する男

調査実施の背景 第一生命経済研究所は 生活者の意識や行動の現状と変化をとらえるため 1995 年より 今後の生活に関するアンケート を実施し ライフデザイン白書 を出版してまいりました 第 8 回目となる ライフデザイン白書 2015 ( ) では 家族 地域 消費 就労 健康 介護 人生設計 とい

調査実施の背景 近年 ライフスタイルの多様化が著しく進んでいます 生涯未婚率が上昇し 単身世帯 一人親世帯も増加するなど 世帯構成が大きく変化しました また 25 歳から 39 歳の就業率が上昇し 共働き世帯も増加しました においては 管理職の積極的な登用が推進される一方で非正規社員の占める割合は高

調査実施の背景 2015 年 4 月から子ども 子育て支援新制度 以下 新制度 が施行され 保育事業の拡大が図られます そのため保育人材の確保が重要な課題となっており 保育士確保のための取組が強化されています しかし保育士のみでは必要量を満たせないことから 子育て分野で働くことに関心のある地域住民に

調査実施の背景 今日 様々な調査において 仕事上重要な能力の1つとして コミュニケーション能力 が上位にあげられています しかし 一言でコミュニケーション能力といっても 企業で求められるそれは多岐にわたり 具体的にどのような能力がどのような人で重要ととらえられ 各人においてそれぞれのコミュニケーショ

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三世代で暮らしている人の地域 親子関係 第一生命経済研究所ライフデザイン研究本部研究開発室的場康子 < 減り続ける > 戦後 高度経済成長を迎えた我が国においては 産業構造の変化により都市化 工業化が進む中で 多くの人が地方から都市に移動し核家族化が進んだ 低成長経済に移行した後

「学び直し」のための教育訓練給付制度の活用状況|第一生命経済研究所|的場康子

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Microsoft Word - notes①1210(的場).docx

アンケート調査の実施概要 1. 調査地域と対象全国の中学 3 年生までの子どもをもつ父親 母親およびその子どものうち小学 4 年生 ~ 中学 3 年生までの子 該当子が複数いる場合は最年長子のみ 2. サンプル数父親 母親 1,078 組子ども 567 名 3. 有効回収数 ( 率 ) 父親 927

調査の実施背景 介護保険制度が 2000 年に創設されてから 10 年余りが過ぎました 同制度は 家族介護をあてにせずに在宅介護ができる支援体制を整えることを目的として発足されたものですが 実際には 介護の担い手としての家族の負担 ( 経済的 身体的 精神的負担 ) は小さくありません 今後 ますま

調査の背景と目的 健康長寿社会の実現がわが国の重要課題となる中 企業が人々の健康づくりに取り組むことを促す動きが広がっています また 健康経営 という観点から 企業が従業員の健康づくりに取り組んだり それを推進したりする動きもあります こうした動きと並行して 従業員の健康づくりへの取り組み状況等に関

長く働き続けるための「学び直し」の実態と意識|第一生命経済研究所|的場康子

Microsoft Word 年1月(リリース).doc

調査の背景 埼玉県では平成 29 年度から不妊に関する総合的な支援施策として ウェルカムベイビープロジェクト を開始しました 当プロジェクトの一環として 若い世代からの妊娠 出産 不妊に関する正しい知識の普及啓発のため 願うときに こうのとり は来ますか? を作成し 県内高校 2 年生 3 年生全員

アンケート調査の実施概要 1. 調査地域と対象全国に居住する 30~60 代の既婚男女 2. サンプル数 800 名 3. サンプル抽出方法第一生命経済研究所生活調査モニター 4. 調査方法質問紙郵送調査法 5. 実施時期 2006 年 1 月 6. 有効回収数 ( 率 ) 769 名 (96.1%

調査の実施背景 近年の消費スタイルは 長引く不況下での節約志向の定着の中で 環境問題や節電が 心がけられたり 東日本大震災の復興支援を目的とした応援消費 支援消費が意識され るなど 単に 安くていいもの を基準としたコストパフォーマンスだけでは説明でき なくなってきています こうした動きの中で 消費

長く働き続けるための「学び直し」の実態と意識

Microsoft Word - news1207.doc

参考 男女の能力発揮とライフプランに対する意識に関する調査 について 1. 調査の目的これから結婚 子育てといったライフ イベントを経験する層及び現在経験している層として 若年 ~ 中年層を対象に それまでの就業状況や就業経験などが能力発揮やライフプランに関する意識に与える影響を把握するとともに 家

Microsoft Word - ○201701Report(的場)校正会議再修正版.docx

参考 1 男女の能力発揮とライフプランに対する意識に関する調査 について 1. 調査の目的これから結婚 子育てといったライフ イベントを経験する層及び現在経験している層として 若年 ~ 中年層を対象に それまでの就業状況や就業経験などが能力発揮やライフプランに関する意識に与える影響を把握するとともに

Microsoft Word - rp1504b(宮木).docx

調査の背景 わが国は今 女性の活躍推進を掲げ 結婚や出産をしても働き続けることを後押しする社会を目指しています しかしながら 出産後も働き続ける女性は未だ半数にとどまっているばかりでなく 職場において指導的な立場に就く女性も多くありません こうした中 北海道においても地域や職場 家庭などのさまざまな

アンケート調査の実施概要 1. 調査地域と対象全国の中学 3 年生までの子どもをもつ父親 母親およびその子どものうち小学 4 年生 ~ 中学 3 年生までの子 該当子が複数いる場合は最年長子のみ 2. サンプル数父親 母親 1,078 組子ども 567 名 3. 有効回収数 ( 率 ) 父親 927

アンケート調査の実施概要 1. 調査地域と対象全国に居住する 20 歳から 59 歳の会社員の男女 2. サンプル数 700 名 3. サンプル抽出方法第一生命経済研究所生活調査モニター 4. 調査方法質問紙郵送調査法 5. 実施時期 2007 年 2 月 6. 有効回収数 ( 率 ) 601 名

第5回「仕事・会社に対する満足度」調査  

調査実施の背景 少子高齢化が進む中 わが国は今 労働力を確保するため女性の活躍推進を目指しています 日本再興戦略 -JAPAN is BACK- ( 2013 年 6 月 14 日閣議決定 ) では 2020 年までに 25~44 歳までの女性就業率 73% という目標が掲げられました 総務省 労働

Microsoft Word - ○Report白書1804修正3(北村).docx

調査実施の背景 2015 年 1 月からの相続税における基礎控除の引き下げを前に 孫等への教育資金一括贈与の非課税制度に対する社会的反響が続いています 一般社団法人信託協会のとりまとめによれば この制度に基づく教育資金贈与信託の受託契約件数は取り扱い開始以降増加を続け 2014 年 9 月現在で 8

働き方の現状と今後の課題

Microsoft Word - H29 結果概要

スライド 1

Microsoft Word - rp1410a(的場).docx

男女共同参画に関する意識調査

アンケート調査の実施概要 1. 調査地域と対象全国に居住する 20 歳から 59 歳の会社員の男女 2. サンプル数 700 名 3. サンプル抽出方法第一生命経済研究所生活調査モニター 4. 調査方法質問紙郵送調査法 5. 実施時期 2007 年 2 月 6. 有効回収数 ( 率 ) 601 名

Microsoft Word - 修正Notes1304(的場).docx

中小企業のための「育休復帰支援プラン」策定マニュアル

第 1 章調査の実施概要 1. 調査の目的 子ども 子育て支援事業計画策定に向けて 仕事と家庭の両立支援 に関し 民間事業者に対する意識啓発を含め 具体的施策の検討に資することを目的に 市内の事業所を対象とするアンケート調査を実施しました 2. 調査の方法 千歳商工会議所の協力を得て 4 月 21

Microsoft Word - Notes1104(的場).doc

最初に あなたの働く目的は何ですか? という質問をしたところ 20~50 代のすべての年代において 生活 家族のため と答えた人が最も多かった その割合は 20 代が 63.6% 30 代が 74.0% 40 代が 83.8% 50 代が 82.5% だった また 全年代共通で 第 2 位が 自由に

2015年 「働き方や仕事と育児の両立」に関する意識(働き方と企業福祉に関する

派遣社員の評価に関する 派遣先担当者調査結果

男女共同参画に関する意識調査


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全国20~69歳の未婚男女の結婚・婚活に関する調査

調査結果 転職決定者に聞く入社の決め手 ( 男 別 ) 入社の決め手 を男 別でみた際 性は男性に比べると 勤務時間 休日休暇 育児環境 服装 オフィス環境 職場の上司 同僚 の項目で 10 ポイント以上 かった ( 図 1) 特に 勤務時間 休日休暇 の項目は 20 ポイント以上 かった ( 図

Microsoft Word - wt1608(北村).docx

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23 歳までの育児のための短時間勤務制度の制度普及率について 2012 年度実績の 58.4% に対し 2013 年度は 57.7% と普及率は 0.7 ポイント低下し 目標の 65% を達成することができなかった 事業所規模別では 30 人以上規模では8 割を超える措置率となっているものの 5~2

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第1回「若手社員の仕事・会社に対する満足度」調査   

従業員に占める女性の割合 7 割弱の企業が 40% 未満 と回答 一方 60% 以上 と回答した企業も 1 割以上 ある 66.8% 19.1% 14.1% 40% 未満 40~60% 未満 60% 以上 女性管理職比率 7 割の企業が 5% 未満 と回答 一方 30% 以上 と回答した企業も 1

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2016年11月_第7回ビジネスパーソン1000人調査(仕事と感謝編)

電通総研、「女性×働く」調査を実施

< 調査の概要 > 1. 調査対象 : 全国の 50~69 歳の男女のうち 下記 5. に該当する方 2. 調査方法 : インターネット調査 ( 株式会社マクロミルの登録モニター対象 ) 3. 調査時期 : 2018 年 2 月 9 日 ~2 月 14 日 4. 回収数 : 6,250 人 5. 回

職場環境 回答者数 654 人員構成タイプ % タイプ % タイプ % タイプ % タイプ % % 質問 1_ 採用 回答 /654 中途採用 % 新卒採用 % タ

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電通総研、「若者×働く」調査を実施

自主調査レポート

第 5 章管理職における男女部下育成の違い - 管理職へのアンケート調査及び若手男女社員へのアンケート調査より - 管理職へのインタビュー調査 ( 第 4 章 ) では 管理職は 仕事 目標の与え方について基本は男女同じだとしながらも 仕事に関わる外的環境 ( 深夜残業 業界特性 結婚 出産 ) 若

図表 1 人口と高齢化率の推移と見通し ( 億人 ) 歳以上人口 推計 高齢化率 ( 右目盛 ) ~64 歳人口 ~14 歳人口 212 年推計 217 年推計

第第第ライフスタイルに対する国民の意識と求められるすがた50 また 働いていないが 今後働きたい と回答した人の割合は 男性では 7.4% であるのに対し て 女性は19.1% である さらに 女性の中では 30 代の割合が高く ( 図表 2-1-2) その中でも 特に三大都市圏で高い割合となってい

1. 交際や結婚について 4 人に3 人は 恋人がいる または 恋人はいないが 欲しいと思っている と回答している 図表 1 恋人が欲しいと思わない理由は 自分の趣味に力を入れたい 恋愛が面倒 勉強や就職活動に力を入れたい の順に多い 図表 2 結婚について肯定的な考え方 ( 結婚はするべきだ 結婚

1. 職場愛着度 現在働いている勤務先にどの程度愛着を感じているかについて とても愛着がある を 10 点 どちらでもない を 5 点 まったく愛着がない を 0 点とすると 何点くらいになるか尋ねた 回答の分布は 5 点 ( どちらでもない ) と回答した人が 26.9% で最も多かった 次いで

関東地方の者が約半数を占める (45.3%) 続いて近畿地方 (17.4%) 中部地方 (15.0%) となっている 図表 2-5 地域構成 北海道 東北関東中部近畿中国四国九州 沖縄総数 (%) 100.0% 8.9% 45.3%

(Microsoft Word - Weekly\223\307\216\322\203A\203\223\203P\201[\203g\222\262\215\270\214\213\211\312\203\214\203|\201[\203g_No.1_Ver.3.0.doc)

Microsoft Word - Report (北村)最終版2.docx

Microsoft Word - rp1501c(北村).docx

25~34歳の結婚についての意識と実態

Microsoft Word 年6月リリース(HP用).doc

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小学生の英語学習に関する調査

自分がこだわりのある部分には 積極的にお金をかけたい (P.9) の学生では特に こだわり消費 への意識が高い 将来を見据える一方 必要と思うものには積極的に消費する姿勢あり 選ぶのが難しいモノを購入 契約するときに 情報を収集したり調べたりするのは面倒くさい (P.1) の学生でも半数近くが情報収

Microsoft Word - Report201705(的場)校正会議後修正版(seki修正).docx

調査結果詳細 1: 社会保険に関わる法改正の詳細を知っていた方は23% ( 図 1) 2016 年 10 に社会保険に関わる法律が改正されました 今回の法改正を知っているかについては 詳細を知っていた と回答した方は23% でした なんとなく知っていた (45%) 知らなかった (33%) が大半を

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結婚しない理由は 結婚したいが相手がいない 経済的に十分な生活ができるか不安なため 未婚のに結婚しない理由について聞いたところ 結婚したいが相手がいない (39.7%) で最も高く 経済的に十分な生活ができるか不安なため (2.4%) 自分ひとりの時間が取れなくなるため (22.%) うまく付き合え

第5回 「離婚したくなる亭主の仕事」調査

第2回「若手社員の仕事・会社に対する満足度」調査 

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平成25年度東京都男女雇用平等参画状況調査結果報告書(調査の概要とポイント)「女性の活躍促進への取組等 企業における男女雇用管理に関する調査」

リスモン調べ 第4回 離婚したくなる亭主の仕事

滋賀県内企業動向調査 2018 年 月期特別項目結果 2019 年 1 月 滋賀銀行のシンクタンクである しがぎん経済文化センター ( 大津市 取締役社長中川浩 ) は 滋賀県内企業動向調査 (2018 年 月期 ) のなかで 特別項目 : 働き方改革 ~ 年次有給休暇の取得

ソーシャルセクター組織実態調査 2017 特定非営利活動法人新公益連盟 2017 年 12 月 6 日 Copyright 2017 Japan Association of New Public All Rights Reserved,

調査結果 1. 働き方改革 と聞いてイメージすること 男女とも 有休取得 残業減 が 2 トップに 次いで 育児と仕事の両立 女性活躍 生産性向上 が上位に 働き方改革 と聞いてイメージすることを聞いたところ 全体では 有給休暇が取りやすくなる (37.6%) が最も多く 次いで 残業が減る (36

第 1 子出産前後の女性の継続就業率 及び出産 育児と女性の就業状況について 平成 30 年 11 月 内閣府男女共同参画局

報道関係各位 2012 年 1 月 25 日 株式会社ベネッセコーポレーション 代表取締役社長福島保 高校受験調査 ~ 高校 1 年生は自らの高校受験をどのように振り返っているのか ~ 高校受験を通じて やればできると自信がついた 71% 一方で もっと勉強しておけばよかった 65% 株式会社ベネッ

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平成25年4月26日

調査の実施背景 戦後 日本の平均寿命は飛躍的に延び 平成 年 7 月に厚生労働省が発表した 平成 年簡易生命表 によると 65 歳の平均余命は 男性は 8.86 歳 女性は.89 歳となっています 約 0 年あるセカンドライフをより有意義に 楽しく暮らすためには人生設計や事前の準備が必要なのではない

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Microsoft Word - 単純集計_センター職員.docx

5 教5-1 教員の勤務時間と意識表 5 1 ( 平均時間 経年比較 教員年齢別 ) 中学校教員 調査年 25 歳以下 26 ~ 30 歳 31 ~ 40 歳 41 ~ 50 歳 51 ~ 60 歳 7:22 7:25 7:31 7:30 7:33 7:16 7:15 7:23 7:27 7:25

2005 年ファイル交換ソフト利用実態調査結果の概要 2005 年 5 月 31 日 目次 調査方法...2 ファイル交換ソフトの利用者数の実態 ファイル交換ソフトの利用率とその変化 ファイル交換ソフトの利用者数とその変化...5 ファイル交換の実態 利用されてい

Transcription:

2015 年 10 月 14 日 働く女性の能力開発に対する意識 ~ 男女とも仕事にやりがいがあると思っている人のほうが職業能力向上に意欲的 ~ ライフデザイン白書 2015 年 調査より 第一生命保険株式会社 ( 社長渡邉光一郎 ) のシンクタンク 株式会社第一生命経済研究所 ( 社長矢島良司 ) では 全国の 18~69 歳の男女 7,256 人に対して 今後の生活に関するアンケート調査 を実施し その分析結果を元に ライフデザイン白書 2015 年 を発刊いたしました そのうち 本リリースでは 正社員 正職員の働く目的や職場環境評価 能力開発意識についての結果を紹介します 本リリースは 当研究所ホームページにも掲載しています URL http://group.dai-ichi-life.co.jp/cgi-bin/dlri/ldi/total.cgi?key1=n_year 働く目的 (P.2) 調査結果のポイント 働くのは当然だから の回答割合は 29 歳以下では女性 (42.2%) が男性 (37.4%) を上回る 現在勤めている職場に対する評価 (P.3) 男性同様女性も半数以上が 仕事の内容がおもしろい と回答 現在身につけている職業能力 (P.4) 英語などの語学力 以外 すべての項目で女性よりも男性のほうが身につけていると回答 今後新たに身につけたい能力 伸ばしたいと思う能力 (P.5) 管理職としてのマネジメント能力 を身につけたい男性は 25.6% 女性は 12.6% 職場評価と職業能力との関係 (P.6) 男女にかかわらず 仕事にやりがいがあると思っている人のほうが 職業能力向上に意欲的 < お問い合わせ先 > 第一生命経済研究所ライフデザイン研究本部研究開発室広報担当 ( 津田 新井 ) TEL.03-5221-4771 FAX.03-3212-4470 URL http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/index.html

調査実施の背景 わが国は今 人口構造の変化に伴う労働力の減少を補うため 女性の活躍を推進し経済成長を目指しています しかし 出産後も働き続ける女性は未だ多くないばかりでなく 職場において指導的な立場に就く女性も少ない状況が続いています 女性の活躍を促進させるためには 継続就業のための両立支援策とともに 女性が自らのキャリア形成を意識しながら意欲を持って働き続けることを促す取組も重要と思われます こうした背景から 本リリースでは 第一生命経済研究所が実施した 今後の生活に関するアンケート 調査から 正社員 正職員として働いている 2,325 人を分析対象として 女性の働く目的や職場環境評価 能力開発意識などについての結果を紹介します 本リリースで使用するデータは 当研究所が ライフデザイン白書 2015 年 を発行するにあたって実施した 今後の生活に関するアンケート 調査のデータです ライフデザイン白書 2015 年 については 最終頁にご案内があります また 調査結果の一部は以下でも紹介しております ニュースリリース ライフデザイン白書 2015 年 の概要 2015 年 7 月 http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/pdf/ldi/2015/news1507.pdf 今後の生活に関するアンケート の概要 調査対象調査実施期間抽出方法調査方法有効回答数調査機関 全国の満 18~69 歳の男女個人 2015 年 1 月 29 日 ~30 日調査機関の登録モニター約 118 万人から国勢調査に準拠して地域 (10 エリア ) 性 年代 未既婚別にサンプルを割付インターネット調査 7,256 サンプル株式会社マクロミル 分析対象者の主な属性 人 % 正社員 正職員 2,325 100.0 性別 男性 1,742 74.9 女性 583 25.1 29 歳以下 409 17.6 30 代 726 31.2 年代 40 代 597 25.7 50 代 479 20.6 60 代 114 4.9 1

2 人数 ( 人 ) 生計を維持するため将来に備えて貯蓄をするため自分の自由になるお金をえるため働くのは当然だから家計を補助するため仕事を通じて達成感をえたいからいろいろな人や社会とのつながりをもちたいから社会のために貢献したいから自分の能力や可能性をためしたいと思うから時間を有効に使いたいから 2,325 89.2 48.5 38.6 37.3 28.5 16.4 15.5 12.0 12.0 7.5 1,742 91.2 45.0 33.2 38.4 25.9 15.0 12.8 12.1 11.6 5.9 583 83.1 59.1 54.8 34.2 36.3 20.4 23.8 11.7 13.1 12.5 29 歳以下 256 84.2 58.5 49.7 37.4 27.9 15.8 12.8 9.8 14.8 7.2 30 代 543 90.6 46.6 32.6 40.6 30.4 14.2 11.4 11.1 9.9 4.4 40 代 467 93.6 41.5 31.1 38.7 24.8 14.6 12.4 12.8 12.2 4.8 50 代 385 94.4 40.8 28.6 37.1 21.4 16.0 14.3 14.8 10.3 6.2 60 代 91 88.9 32.5 20.9 31.5 18.0 16.0 16.1 8.5 14.3 14.9 29 歳以下 153 74.0 64.2 64.9 42.2 33.9 20.2 26.6 14.5 13.5 12.9 30 代 183 88.4 60.6 56.8 34.1 38.2 24.1 25.5 11.5 13.4 12.9 40 代 130 88.7 54.3 49.6 33.4 33.3 17.9 20.0 12.0 13.6 9.8 50 代 94 88.2 55.4 43.5 23.8 41.1 17.4 19.8 6.2 12.1 16.4 60 代 23 48.8 55.2 46.7 29.0 35.8 19.3 30.3 14.3 9.4 7.3 男性女性全体男性女性働く目的 働くのは当然だから の回答割合は 29 歳以下では女性 (42.2%) が男性 (37.4%) を上回る図表 1 働く目的 ( 全体 性別 性 年代別 )< 複数回答 > 図表 1 は 働く目的をたずねた結果を性別 性 年代別にみたものです 性別にみると 多くの項目で男性よりも女性のほうが回答割合が高いです 将来に備えて貯蓄をするため 自分の自由になるお金をえるため 家計を補助するため など 生活のためというよりは補助的な意識で働くことを示す項目に女性の回答割合が高いですが それらばかりでなく 仕事を通じて達成感をえたいから や 自分の能力や可能性をためしたいと思うから など 仕事にやりがいを見出すことを求める項目も女性のほうが高いことがわかります また 働くのは当然だから のように 性別では男性のほうが上回っている項目でも 年代別にみると 29 歳以下では女性のほうが高くなっています 働く目的は その後のキャリア意識と関連すると思われます 女性の中でも 特に若い女性で 社会的意義のある仕事をしたいと思っている人が多いことをみても 職業生活の始期は女性も男性と同等か それ以上に意欲を持って働こうと思っていることがわかります ( 単位 :%)

現在勤めている職場に対する評価 男性同様女性も半数以上が 仕事の内容がおもしろい と回答 図表 2 現在勤めている職場に対する評価 ( 全体 性別 ) 0 10 20 30 40 50 60 70 80 (%) 雇用が安定している 職場の人間関係が良い 仕事と家庭の両立がしやすい 福利厚生が充実している 能力がいかせる 仕事の内容がおもしろい 信頼できる上司がいる 給料がよい 自己啓発や研修 勉強会などの能力開発がしやすい 労働時間を柔軟に決められる 35.7 35.8 35.5 35.5 36.1 33.8 33.1 33.3 32.2 68.3 69.1 65.9 63.5 62.4 67.0 57.8 56.1 62.8 54.5 54.4 54.9 54.1 54.6 52.6 52.9 52.9 52.8 51.6 51.6 51.7 全体 (n=2,325) 男性 (n=1,742) 女性 (n=583) 注 : 選択肢は あてはまる まああてはまる あまりあてはまらない あてはまらない であり このうち図表の数値は あてはま る と まああてはまる の合計 図表 2は 現在勤めている職場についてどのように評価しているかを性別にみたものです 回答割合の差が 10 ポイント以上開いている項目はなく 男女で回答傾向に大きな違いはみられません 能力がいかせる 仕事の内容がおもしろい といった 仕事のやりがいを示す項目への回答割合をみても 男性と同様に女性も半数以上があてはまる ( あてはまる と まああてはまる の合計 ) としています このように 正社員 正職員として働く女性の 働く目的や職場評価から推察される仕事に対する意欲は男性とあまり変わらないことがうかがえます 3

4 人数 ( 人 ) 専門分野における知識 技術 技能社内の人脈 ネットワーク I T の情報 通信に関する専門知識 技術社外の人脈 ネットワーク管理職としてのマネジメント能力法律 経済 経営学などビジネス全般における基礎知識渉外 折衝能力などの営業力英語などの語学力経営に関するノウハウその他特にない 2,325 57.3 17.9 12.1 11.8 11.4 11.4 9.4 8.0 5.0 0.1 28.6 1,742 59.2 18.4 14.5 12.6 13.5 13.0 11.3 7.5 6.0 0.1 25.9 583 51.6 16.3 5.2 9.5 5.3 6.4 3.7 9.5 2.1 0.1 36.5 29 歳以下 256 58.3 17.7 9.5 7.5 5.4 11.3 6.1 8.1 4.8 0.7 24.0 30 代 543 64.1 21.0 15.6 13.4 10.9 12.6 10.4 9.0 7.8 0.0 21.6 40 代 467 59.6 18.2 16.2 13.1 13.1 10.3 12.3 4.9 3.6 0.0 25.8 50 代 385 54.4 15.5 14.6 12.1 20.9 17.8 12.5 8.3 6.0 0.0 32.1 60 代 91 51.8 17.8 12.0 22.8 22.1 14.3 21.3 5.8 10.8 0.0 31.2 29 歳以下 153 53.2 23.8 7.1 16.6 3.5 6.8 4.9 9.1 1.2 0.0 30.8 30 代 183 54.9 15.4 3.2 7.1 4.6 4.9 5.0 7.7 1.0 0.0 32.7 40 代 130 48.1 12.0 4.9 6.9 5.5 10.1 2.5 13.7 2.8 0.6 42.9 50 代 94 48.1 10.3 6.3 6.5 9.5 4.8 2.0 10.3 5.3 0.0 43.4 60 代 23 50.0 23.6 5.7 8.6 5.7 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 41.4 全体男性女性男性女性現在身につけている職業能力 英語などの語学力 以外 すべての項目で女性よりも男性のほうが身につけていると回答図表 3 現在身につけている職業能力 ( 全体 性別 性 年代別 )< 複数回答 > 図表 3 は 現在身につけていると自覚している職業能力についてたずねた結果を性別 性 年代別に示したものです 性別にみると 英語などの語学力 特にない を除くすべての項目において 女性よりも男性の回答割合が上回っています 図表 2 で示したように女性も男性同様 意欲を持って働いている人が多いものの 仕事上必要な能力を身につけていると認識している人は男性のほうが多いようです ただし 29 歳以下について性別にみると 社内の人脈 ネットワーク 社外の人脈 ネットワーク 英語などの語学力 の回答割合は女性のほうが男性より高いです 語学力は僅差ですが 人脈づくりについては 6 ポイント以上の差があります 30 代以降は逆転する傾向にあるものの 20 代の入職期にあっては 女性のほうが人脈づくりに積極的であるようです ( 単位 :%)

5 今後新たに身につけたい能力 伸ばしたいと思う能力 管理職としてのマネジメント能力 を身につけたい男性は 25.6% 女性は 12.6% 図表 4 今後新たに身につけたい能力 伸ばしたいと思う能力 ( 全体 性別 性 年代別 )< 複数回答 > 図表 4 は 今後新たに身につけたい あるいは伸ばしたいと思う職業能力を複数回答でたずねた結果を性別 性 年代別に示したものです 性別にみると 専門分野における知識 技術 技能 英語などの語学力 特にない を除くすべての項目において 女性よりも男性の回答割合が上回っています 年代別にみても 29 歳以下では 特にない を除くすべての項目で 女性よりも男性のほうが高いです 特に 管理職としてのマネジメント能力 の 29 歳以下の回答割合が男女で 20 ポイント以上差があり 40 代まで男女差が大きく開いています わが国は今 女性の活躍推進のために女性管理職を増やすことを目指していますが 管理職として必要なマネジメント能力を身につけたいとする女性は男性に比べて少ないようです 女性の活躍推進を目指すにあたり 女性がこうしたキャリア形成に関する意識を変えていくことも必要と思われます 人数 ( 人 ) 専門分野における知識 技術 技能社内の人脈 ネットワーク I T の情報 通信に関する専門知識 技術社外の人脈 ネットワーク管理職としてのマネジメント能力法律 経済 経営学などビジネス全般における基礎知識渉外 折衝能力などの営業力英語などの語学力経営に関するノウハウその他特にない 2,325 34.6 15.9 17.7 23.2 22.3 22.1 12.6 29.0 17.4 0.1 27.8 1,742 34.0 16.1 18.7 24.3 25.6 22.8 13.8 28.3 19.4 0.2 27.4 583 36.3 15.1 14.6 19.8 12.6 20.0 8.7 31.4 11.4 0.0 28.8 29 歳以下 256 52.0 28.2 27.6 32.8 37.9 35.4 19.1 39.6 30.2 0.0 14.5 30 代 543 41.4 20.7 20.8 27.1 29.8 26.2 16.0 30.1 23.9 0.0 20.5 40 代 467 31.4 13.6 16.6 23.5 27.6 22.1 15.3 26.8 17.6 0.5 26.1 50 代 385 19.4 7.3 14.3 19.0 14.1 13.3 7.0 22.4 11.0 0.3 41.0 60 代 91 14.2 5.7 10.8 10.3 4.1 11.0 7.6 18.2 6.4 0.0 53.6 29 歳以下 153 43.1 22.1 18.1 27.5 17.5 30.4 13.7 39.4 17.8 0.0 16.1 30 代 183 47.1 17.2 12.3 19.2 11.4 18.6 6.1 30.0 9.7 0.0 25.2 40 代 130 29.4 10.6 12.5 16.1 12.5 16.0 10.0 32.5 9.2 0.0 33.8 50 代 94 19.7 7.0 14.3 14.8 9.1 14.3 5.0 23.3 7.3 0.0 41.9 60 代 23 12.3 10.5 22.3 15.5 4.8 7.2 4.8 15.5 10.5 0.0 60.5 全体男性女性男性女性 ( 単位 :%)

職場評価と職業能力との関係 男女にかかわらず 仕事にやりがいがあると思っている人のほうが 職業能力向上に意欲的 図表 5 職場評価別にみた現在身につけている職業能力及び今後新たに身につけたい職業能力 ( 性別 ) < 複数回答 > ( 単位 :%) 能力がいかせる 男仕事の内容性がおもしろい 能力開発がしやすい (*) 能力がいかせる 女仕事の内容性がおもしろい 能力開発がしやすい (*) 専門分野における知識 技術 技能 現在身につけている職業能力 管理職としてのマネジメント能力 社外の人脈 ネットワーク 特にない 今後新たに身につけたい職業能力 専門分野における知識 技術 技能 管理職としてのマネジメント能力 社外の人脈 ネットワーク 特にない あてはまる 71.6 17.7 15.2 14.5 36.5 30.0 28.1 20.0 あてはまらない 44.4 8.4 9.5 39.6 31.0 20.3 19.7 36.3 あてはまる 67.4 16.9 15.7 17.4 35.3 29.4 27.9 21.2 あてはまらない 50.0 9.6 9.2 35.4 32.5 21.3 20.2 34.3 あてはまる 69.5 17.8 17.3 16.0 34.8 30.7 28.0 18.0 あてはまらない 53.4 11.0 10.0 31.5 33.5 22.7 22.2 32.7 あてはまる 64.1 7.6 11.2 24.7 40.9 17.8 25.4 22.7 あてはまらない 37.8 2.8 7.6 49.6 31.2 6.8 13.7 35.6 あてはまる 62.5 7.3 11.1 27.2 38.5 15.4 23.6 26.5 あてはまらない 39.4 3.2 7.7 46.9 33.8 9.5 15.6 31.4 あてはまる 66.9 8.3 14.3 19.3 39.7 14.2 24.6 18.3 あてはまらない 43.9 3.8 7.0 45.3 34.5 11.8 17.4 34.1 注 1:* 印の 能力開発がしやすい は 自己啓発や研修 勉強会などの能力開発がしやすい 注 2: 職場評価に関する項目への回答の選択肢は あてはまる まああてはまる あまりあてはまらない あてはまらない である 表中の あてはまる の数値は あてはまる と まああてはまる の合計であり あてはまらない の数値は あまりあてはまらな い と あてはまらない の合計である 図表 2の職場評価に関する項目のうち 仕事のやりがいを示す 能力がいかせる 仕事の内容がおもしろい 自己啓発や研修 勉強会などの能力開発がしやすい といった項目への回答状況別に 現在身につけている職業能力及び今後新たに身につけたい職業能力いずれにも上位 5 位内に入った 専門分野における知識 技術 技能 管理職としてのマネジメント能力 社外の人脈 ネットワーク と 特にない の回答割合を性別にみたものが図表 5です 全体的に 自らの職場について 能力がいかせる などにあてはまるとしている人のほうが あてはまらないとしている人よりも 現在身につけている職業能力 今後新たに身につけたい職業能力いずれの項目 ( 特にない を除く ) の回答割合も高いです その傾向は男女とも同様であり 男女にかかわらず仕事にやりがいがあると思っている人のほうが 職業能力向上のために意欲的であることがわかります 6

研究員のコメント 以上 働く目的や能力開発の意識等をみてきましたが 働く意欲のある女性は決して少なくはないことが明らかとなりました 女性も男性同様に多くが生計維持のために働くとしていますが 仕事を通じて達成感を得たいと思っている人は男性よりも女性のほうがむしろ多いです しかし 職業能力を積極的に身につけている ないしは身につけようとしている女性は男性に比べて少ないようです 両立支援策の普及によって継続就業率が高まり 職場に定着する女性が徐々に増えていますが 能力開発に対する積極性が薄いことは 女性の昇進意識が消極的であることとも関連しているように思われます おりしも 女性の職業生活における活躍の推進に関する法律 ( 女性活躍推進法 ) が 2015 年 8 月 28 日に成立しました 同法は 従業員 301 人以上の企業や国 地方公共団体に対し 採用した労働者に占める女性労働者の割合 男女の継続勤務年数の差異 労働時間の状況 管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合 などの数値目標を設定し その目標達成のための取組内容などを盛り込んだ 行動計画 を作成して外部に公表することを義務づけています 法的枠組みを構築することで 女性管理職割合など活躍度合いの 見える化 を行い 多くの女性が活躍できる社会の早期実現を目指そうとしています 現状 女性管理職割合が指標の一つとなっていますが 昇進意欲のある女性は多くないことから それを短期間で増やすことは難しいと思われます 女性管理職割合を高めるためには まずは 両立支援策の普及により職場に定着する女性を増やすことが必要です その上で 女性自身も積極的にキャリア形成意識を持って働くことが必要であるとともに 企業がモチベーションを維持できるような仕事内容や能力開発の機会を提供することによって 多くの女性が意欲を持って働けるような職場環境を整えることにも力を入れるべきです このようにして 男性とともに女性も自らの能力を発揮できるようになることで 女性の活躍推進の真の目的である 経済成長に必要な人的資源の強化につながると思われます ( 研究開発室上席主任研究員的場康子 ) 7

書籍のご案内 編 : 第一生命経済研究所 ライフデザイン白書 2015 2015 年 7 月に ライフデザイン白書 2015 ( 編 : 第一生命経済研究所 発行 : ぎょうせい ) を発刊しました 本書は 第一生命経済研究所が独自に実施している全国規模のアンケート調査をもとに 生活者の視点で生涯設計を考え 人々の生活実態や生活意識を時系列で分析したものです 今回の白書も 図表を多く取り入れ よりわかりやすく見やすい内容にしています 高校や大学における社会科 家庭科 ライフデザイン学科の学習教材であると共に 記事などの裏づけ資料としてもご活用できる一書となっています 皆さまの生活に役立つ内容が盛り込まれていますので ご一読いただければ幸いです 8