市民評価 ( 事業仕分け ) 論点シート整理番号 1-2-3 事業名在宅要介護高齢者口腔ケア推進事業担当課保 ) 介護保険課 予算額等 論 点 H21 予算 H22 予算 11,422 千円 H21 決算 7,573 千円 10,494 千円人件費 0.1 人工 前提 介護予防事業の中の任意事業 ( 家族介護支援事業 ) 寝たきりの高齢者の歯科診査 ( 治療を除く ) をケアマネジャー等からの勧めや家族からの申請により行う 21 年度 114 件 一件あたり 35,300 円の支出と 事業費及び事務費として 3,422 千円となっている その他 本市 ( 区 ) の申込用紙 チラシの印刷費が 126 千円 診査の結果 治療が必要とされた場合は 別途本人や家族が歯科医師の訪問治療を申し込む ( 医療保険扱い ) また 介護保険制度の中に 居宅療養管理指導 という 歯科医師等が寝たきりの方の自宅を訪問し 医学的管理や指導を行い 必要な情報をケアマネジャー等に提供する仕組みがある ただし 居宅療養管理指導は 治療 ( 医療保険扱い ) 後 定期的 継続的な指導が必要な場合に利用することとなる 在宅の寝たきり高齢者の方々を支える仕組み 口腔ケア事業利用の流れ 口腔ケア推進事業と居宅療養管理指導の比較 根拠法 1 件当たりの経費等は別紙 補足説明資料 参照 口腔ケア推進事業の歯科診査を受けた 114 件のうち 約 1 割の方が歯科の診療を勧める内容の指導を受けている ( 個別報告書より ) 論点 一般的に 在宅の寝たきり高齢者やそのお世話をする家族の近くにはかかりつけ医やケアマネジャーなどがいて 歯科診療を受けた方がよいかどうかのアドバイスをもらえる状況になっていること 口腔ケアの診査で受けられる相談や指導は治療や居宅療養管理指導でも受けられることから 本事業のあり方を検討すべきではないか
事業評価調書 基本情報 年度 2009 会計コード 35 介護保険会計 事業コード 25361 事業名 在宅要介護高齢者口腔ケア推進事業 評価担当 所属コード保健福祉局保健福祉部介護保険課 課 担当者名 石川 電話番号 211-2547 政策名 施策名 主高齢者の地域生活を支援する 在宅 施設サービスの基盤整備副 事業の性質 経常経費 [ 内部管理 内部管理以外 ] 臨時的経費 在宅で寝たきり状態のため歯科治療を受けられない高齢者に対して 年 1 回歯科医師が自宅を 訪問して 無料で歯科診査を実施する なお 診査の結果 治療が必要とされた場合 受診者の 希望に基づき引き続き治療する ( 医療保険対応 ) 事業内容 目的と内容 主たる受益者在宅で寝たきり等の高齢者と家族定期的な口腔状態の診査により早期の治療に結びつけることは 在宅寝たきり高齢者の療養管理上極めて重要である また 要介護認定を受けていない方への年 1 回の口腔 歯科健診としての役割も重要である 事業の必要性 実施期間実施形態 関連法令 単年度 単年度継続 複数年継続開始 直営 一部委託 全部委託 補助 助成 その他介護保険法 ( 地域支援事業 ) 1993 年度 終了 年度 他都市の状況 関係 HP 関連計画 環境保全事業 環境負荷事業 他の大都市においても 歯科医師会 ( 歯科医療機関 ) への補助または委託により 在宅寝たきり者に対する訪問診査 ( 診療 ) を実施している政令市がある 特になし 新まちづくり計画 対象 対象外 計画コード 政策目標 高齢者 障がい者へのぬくもりあふれる街 重点課題 高齢者の地域生活支援の充実 施策 介護 保健福祉サービスの充実による健やかな地域生活の支援 基本事業 その他関連計画 介護保険事業計画高齢者保健福祉計画 対象 対象外 目的 目標 対象 対象外 目標 目的 監視測定結果 監視測定結果 313
事業費 特定財源 事業費 (A) 国 道市債その他一般財源 人工人件費 (B) 計 (A+B) 19 年度決算 短縮コード :25361 ( 単位 : 千円 ) 20 年度決算 21 年度予算 21 年度決算 22 年度予算 10,237 9,539 11,422 7,573 10,494 6,218 5,794 6,853 4,543 6,296 0 0 0 0 0 4,019 3,745 4,569 3,030 4,198 0 0 0 0 0 0.2 0.2 0.1 0.1 0.1 1,600 1,600 790 790 770 11,837 11,139 12,212 8,363 11,264 社 ) 札幌歯科医師会への委託料 事業費の執行内容 名 1 2 3 4 5 名 名 名 名 受診者数高齢者が年々増加する中で 受診者数の増加が当該事業の今後の必要性を計るとなるため 18 年度実績 19 年度実績 20 年度実績 21 年度目標 21 年度実績 220 件 188 件 173 件 230 件 114 件 18 年度実績 19 年度実績 20 年度実績 21 年度目標 21 年度実績 18 年度実績 19 年度実績 20 年度実績 21 年度目標 21 年度実績 18 年度実績 19 年度実績 20 年度実績 21 年度目標 21 年度実績 18 年度実績 19 年度実績 20 年度実績 21 年度目標 21 年度実績 補足説明
検証短縮コード :25361 事業担当部局 区や地域包括支援センター等でチラシを市民に配布するとともにホームページ等で周知してい市民自治のる 観点からの評価 成果の視点での検証 在宅で寝たきり等のため歯科診療所に通院できない高齢者 ( 要介護認定者以外も対象 ) に対し 歯科医師による適切な口腔管理や咀嚼 嚥下指導 さらには医療保険で対応する治療に繋げることができている 本事業の利用により 咀嚼機能が向上し栄養状態の改善が図られる 経常的経費妥当性 必要性の検証 臨時的経費 コストや効率性の視点での検証 課題 治療は必要ないが 健診のみを希望する通院のできない在宅高齢者の費用が全額自己負担事となるとともに 受診のための家族介護負担が増加する の業影費響縮小 実施によるプラスの効果 事業を行わなかった場合のマイナスの影響 介護保険の居宅療養管理指導での在宅管理の制度もあるが 居宅療養管理指導は 要介護認定者の治療後に在宅での口腔管理や指導を行うことを目的としている このため 要介護認定者以外の方も対象とする本事業の実施により 通院できない高齢者の歯科健診が確保され 高齢者の心身面での向上や安心な在宅生活が期待できる 毎年 件数が減少しており 今後の事業展開が課題となっている 今後の方向 内容 歳出見通し 拡充 現状維持 縮小 休止 廃止 その他 区や地域包括支援センター 介護予防センター等を通じ 当該事業の周知を一層図る また 福祉関係職員や市民を対象とした研修会等を開催し 引続き市民への周知を図る必要がある 増加 増減なし 減少 予算なし その他 在宅高齢者は年々増加していると予測されるが 診査 ( 健診 ) のみで治療ができないことから近年の受診者の減少や 介護保険給付 ( 居宅療養管理指導 ) の普及により 今後も経費の減少が予想される 備考
居宅要介護高齢者 家族の支援ネットワーク 2010.5.25 介護保険課補足説明資料在宅要介護高齢者口腔ケア推進事業 ( 介護保険課 ) 介護保険制度の利用 ( ケアマネジャーによる介護サービス計画 ) 訪問介護デイサービスショートステイ 区保健福祉部 地域包括支援センター 居宅要介護高齢者 家族 ( 要介護 4 5 推計 7,800 人 ) 主治医 地 域 民生委員 町内会 まちづくり センター 福まち ボランティア
在宅の要介護高齢者補足説明資料 在宅要介護高齢者口腔ケア推進事業 ( 介護保険課 ) 在宅要介護高齢者口腔ケア推進事業 と 居宅療養管理指導 利用の流れ 申し込み内容 口腔ケア推進事業 申込 ( 健康診査 ) 区役所 入れ歯が合わない 飲み込みが悪い 歯の手入れがうまくできないなど 口腔ケア推進事業 無料 相談 指導 要治療 終了 歯が痛い 入れ歯が壊れた 歯がぐらぐらするなど 治 療 保険適用 終了 定期的な口腔管理 指導が必要 居宅療養管理指導 定期的指導 終了 在宅要介護高齢者口腔ケア推進事業 を利用しないで 健康診査 を受ける場合は 保険適用外となり全額自己負担
補足説明資料 在宅要介護高齢者口腔ケア推進事業 ( 介護保険課 ) 1 事業比較 事業等対象者内容 1 件当たり経費利用者負担件数その他 歯科医師が在宅寝たきり高齢者に対し 口腔管 114 件要介護認定者 年 1 回理 ( 治療の是非含む ) や無料 (21 年度 ) 以外も対象 35,300 円咀嚼 嚥下指導等を実施 ケアマネジャーと連携 在宅要介護高齢者口腔ケア推進事業 ( 介護保険法に基づく地域支援事業の任意事業 ) 居宅療養管理指導 ( 介護保険法による給付 ) 要介護認定者のみ 治療後に歯科医師又は歯科衛生士が居宅を訪問して医学的な管理や指導を実施 ケアマネジャーと連携 歯科医師は 1 回 5,000 円 ( 月 2 回まで ) 歯科衛生士は 1 回 3,500 円 ( 月 4 回まで ) 1 割不詳 札幌歯科医師会では 口腔ケアの普及啓発のため福祉関係職員への研修会等の実施や 独自のパンフ DVD を作成し関係機関に配布し周知を図っている 2 事業の必要性と相違寝たきり等により通院できない在宅高齢者について 口腔内の衛生管理や咀嚼 嚥下機能を維持 改善することは在宅生活を継続する上で非常に重要なことである 1 在宅要介護高齢者口腔ケア推進事業 ( 以下 本事業 という ) は 札幌歯科医師会に登録し在宅患者への治療や指導に精通した歯科医師による口腔管理や咀嚼 嚥下指導等を実施 通院できない在宅高齢者 ( 要介護認定者以外も対象 ) の歯科 口腔健診の役割を担っている 2 居宅療養管理指導は 歯科医師による治療後に 慢性的に口腔ケアを要する方への定期的な口腔管理 指導を目的に行っている