在宅要介護高齢者口腔ケア推進事業

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計画の今後の方向性

しぶや高齢者のしおり

【最終版】医療経営学会議配付資料 pptx

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問 2 次の文中のの部分を選択肢の中の適切な語句で埋め 完全な文章とせよ なお 本問は平成 28 年厚生労働白書を参照している A とは 地域の事情に応じて高齢者が 可能な限り 住み慣れた地域で B に応じ自立した日常生活を営むことができるよう 医療 介護 介護予防 C 及び自立した日常生活の支援が

11 平成 21 年度介護予防事業実施状況について 平成 22 年 7 月 大阪市健康福祉局健康づくり担当

地域包括ケア構築に向けた実態調査の実施 ひとり暮らし高齢者 高齢者のみ世帯 の全てを訪問形式で調査 地域全体で生活支援等必要なサービス内容を検討 H24 年度 H24.7 月 ~ひとり暮らし実態調査 ( 訪問 ) 集計 解析 ( 名古屋大学 )1 H 福祉を考える集会 ( 住民 関係者

第28回介護福祉士国家試験 試験問題「社会の理解」

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Ⅱ 各論第 2 章 各 論 第 2 章 介護と医療 関係機関の連携 第 1 節 介護と医療 関係機関の連携 1 連携のための関係機関のネットワークづくり 現状 課題 平成 19 年度に内閣府が公表した 高齢者の健康に関する意識調査 によると 多くの高齢者が要介護状態になっても 可能な限り住み慣れた地

区分

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第2期データヘルス計画について

3 歯科医療 ( 救護 ) 対策 管内の歯科医療機関の所在地等のリスト整理 緊急連絡網整備 管内の災害拠点病院 救護病院等の緊急時連絡先の確認 歯科関連医薬品の整備 ( 含そう剤等 ) 自治会 住民への情報伝達方法の確認 病院及び歯科診療所での災害準備の周知広報 - 2 -

, 地域包括支援センターの組織と人材 2. 1 福祉専門職の歴史と特性

介護保険制度改正の全体図 2 総合事業のあり方の検討における基本的な考え方本市における総合事業のあり方を検討するに当たりましては 現在 予防給付として介護保険サービスを受けている対象者の状況や 本市におけるボランティア NPO 等の社会資源の状況などを踏まえるとともに 以下の事項に留意しながら検討を

高齢者を取り巻く状況 将来人口 本市の総人口は 今後も減少傾向で推移し 平成32年 2020年 には41,191人程度にまで減少し 高齢 者人口については 平成31年 2019年 をピークに減少に転じ 平成32年 2020年 には15,554人程度 になるものと見込まれます 人 第6期 第7期 第8

千葉県 地域包括ケアシステム構築に向けた取組事例 1 市区町村名 銚子市 2 人口 ( 1) 68,930 人平成 25 年 4 月 1 日現在 ( ) 3 高齢化率 ( 1) 65 歳以上人口 20,936 人 ( 高齢化率 30.37%) ( ) (65 歳以上 75 歳以上それぞれについて記載

地域包括ケアシステムの構築について 団塊の世代が 75 歳以上となる 2025 年を目途に 重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう 医療 介護 予防 住まい 生活支援が包括的に確保される体制 ( 地域包括ケアシステム ) の構築を実現 今後

2 基本理念と基本目標 本市のまちづくりの指針である 第 2 次柳井市総合計画 は 平成 29 年 3 月に策定 されました この総合計画では すべての市民が健康で安心して暮らせる 人にやさ しいまちづくり を健康 福祉分野の基本目標に掲げ その実現を目指しています これは 高齢者も含めた全ての市民

歯科中間報告(案)概要


甲府市_CID

第 2 章計画の推進及び進行管理 1 計画の推進 県 市町村及び県民が 関係機関等と相互に連携を図りながら 県民の歯 口腔の健康づくりを推進します 県における推進 (1) 全県的な推進 県全域の課題を踏まえた基本的施策や方向性を示すとともに 取組の成果について継続的な評価を行い 県民の生涯を通じた歯

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目 次

17★ 訪問看護計画書及び訪問看護報告書等の取扱いについて(平成十二年三月三十日 老企 厚生労働省老人保健福祉局企画課長通知)

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一次評価 担当課による自己評価 必要性 効率性 有効性 市民や社会のニーズを的確に捉えた事業か 民間事業者や市民が自ら実施することのできない事業か 目的 目標の達成手段として適切で 優先度の高い事業か 受益者との負担関係やは妥当な水準か 他の手段や方法とのコスト比較は十分行われているか コスト削減や

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■● 糖尿病

訪問リハビリテーションに関する調査の概要

体制届の主な項目と添付書類 居宅サービス 別途 資料の提出をお願いすることがあります サービスの種類 体制届の主な項目 別紙 添付書類 その他の添付書類 備考 施設等の区分 ( 通院等乗降介助 ) - 道路運送法の許可証 - 日中の身体介護 20 分未満体制 別紙 15 定期巡回 随時対応サービスに

2 社会保障 2.1 社会保障 2.2 医療保険 2.3 年金保険 2.4 介護保険 2.5 労災保険 2.6 雇用保険 介護保険は社会保険を構成する 1 つです 介護保険制度の仕組みや給付について説明していきます 介護保険制度 介護保険制度は 高齢者の介護を社会全体で支えるための制度

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議題 2 1. 介護保険特別会計 (1) 歳出 事業名 活動実績事業名 平成 29 年度地域包括支援センター関係 科目 前年度当初予算 本年度当初予算 予算の状況 比較 資料 4 支出の内訳 内は昨年度との変更点 介護予防 生活支援サービス事業費 訪問型サービス : 要支援者 事業対象者に対する訪問

指標名単位 4 年度 5 年度 6 年度 7 年度 8 年度 9 年度 事業の活活動量動 指実標績の数値化 計画 実績 記述欄 数値化できない場合八代市と北海市との友好関係を深めるため受入れを行うものであり 数値化することは困難である 指標名指標設定の考え方単位 4 年度 5 年度 6 年度 7 年

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利用者満足の向上センターのチラシの配布など センターのPRのために具体的な取り組みを行っている 苦情対応体制を整備している 特記事項 名刺 サービス情報誌 広報での PR イベントでのパネル設置など実施 相談の際のプライバシーの確保を図っている 公平性 中立性の確保 業務改善への取り組み 相談室の整

第1回 障害者グループホームと医療との連携体制構築のための検討会

キーワード 住民参加の介護予防 シルバーリハビリ体操指導士 シルバーリハビリ体操 フリフリグッパー体操 住民主体の介護予防事業及び認知症対策の推進 茨城県利根町 この事例の特徴 茨城県立健康プラザが 地域支援事業開始前より介護予防を推進するために開催してきたシルバーリハビリ体操指導士養成講習会を修了

平成 31 年度 地域ケア会議開催計画 魚津市地域包括支援センター 平成 31 年 4 月

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2. 経口移行 ( 経口維持 ) 加算 経口移行 ( 経口維持 ) 計画に相当する内容を各サービスにおけるサービス計画の中に記載する場合は その記載をもって経口移行 ( 経口維持 ) 計画の作成に代えることができる 従来どおり経口移行 ( 経口維持 ) 計画を別に作成してよい 口腔機能向上加算 口腔

2 経口移行加算の充実 経口移行加算については 経管栄養により食事を摂取している入所者の摂食 嚥 下機能を踏まえた経口移行支援を充実させる 経口移行加算 (1 日につき ) 28 単位 (1 日につき ) 28 単位 算定要件等 ( 変更点のみ ) 経口移行計画に従い 医師の指示を受けた管理栄養士又

事業番号 3-1 事業概要説明書 1 事務事業名 ひとり暮らし高齢者の安否確認 関連事業 1 在宅高齢者緊急通報サービス事業 担当部局福祉保健部担当所属長寿福祉課担当班 係 事業開始年度昭和 63 年度根拠法令等 実施方法 直接実施 高齢者福祉サービス担当班 大分市在宅老人コミュニケーションシステム

目的 予算の状況 資金の流れ 活動実績 成果実績 事業所管部局による点検 評価項目評価に関する説明 広く国民のニーズがあり 優先度が高い事業であるか 国が実施すべき事業であるか 地方自治体 民間等に委ねるべき事業となっていないか 不用率が大きい場合は その理由を把握しているか 支出先の選定は妥当か

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障害児・発達障害支援_

平成 28 年 2 月以降に認定更新等により要支援認定を受けた方が介護予防訪問介護 介護予防通所介護を利用される場合 これまでの予防給付サービスから総合事業のサービスに変わります 要支援者の認定有効期間は現在最長 12か月ですので 大川市は平成 28 年 2 月から1 年かけて移行します 更新の場合

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介護福祉施設サービス

報告事項     平成14年度市町村の決算概要について

リハビリテーションを受けること 以下 リハビリ 理想 病院でも自宅でも 自分が納得できる 期間や時間のリハビリを受けたい 現実: 現実: リ ビリが受けられる期間や時間は制度で リハビリが受けられる期間や時間は制度で 決 決められています いつ どこで どのように いつ どこで どのように リハビリ

01 表紙 雛形(都道府県、市町村、関係団体)介護保険計画課

高齢化率が上昇する中 認定看護師は患者への直接的な看護だけでなく看護職への指導 看護体制づくりなどのさまざまな場面におけるキーパーソンとして 今後もさらなる活躍が期待されます 高齢者の生活を支える主な分野と所属状況は 以下の通りです 脳卒中リハビリテーション看護認定看護師 脳卒中発症直後から 患者の

[ 2 / ] 平成 26 年 0 月 05 日 19 時 08 分 2 秒作成 ( 連絡先 ) 事務事業名 イマリンビーチ管理運営事業 事 業 群 0 観光客受け入れ体制の整備 事 業 イマリンビーチ管理運営事業 事業の計画 2 年度計画目標年度 計画

地域支援事業交付金の算定方法について

事業の活活動量動 指実標績の数値化 指標名単位 4 年度 5 年度 6 年度 甲子園出場に伴う宿泊や移動等経費軽減率 % 7 年度 8 年度 9 年度 指標名指標設定の考え方単位 4 年度 5 年度 6 年度 7 年度 8 年度 9 年度 もたらそうと成す

【政策 】

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平成17年度社会福祉法人多花楽会事業計画(案)

○○○の課題と検討

1. 地域ケア会議の定義, 法的な位置づけ狛江市 ( 以下 市 ) では, 多様な生活課題を抱えている高齢者が, 地域で安心して自分らしく生活できる環境づくりを進めるため, 介護支援専門員 ( ケアマネジャー ) 等への個別支援や関係機関 団体等の連携体制の構築を通じて, 介護支援専門員等が包括的か

平成13年度税制改正(租税特別措置)要望事項(新設・拡充・延長)

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⑤資料2(町村部)

(頭紙)公布通知

栃木県高齢者居住安定確保計画 ( 二期計画 ) 概要版 1 計画の目的と背景 高齢化が急速に進行する中 平成 24 年 3 月に県土整備部と保健福祉部が連携のもと高齢者の居住の安定確保に関する法律に基づく 栃木県高齢者居住安定確保計画 ( 以下 現計画 という ) を策定し 高齢者が安心して快適に暮


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1 基本健康診査基本健康診査は 青年期 壮年期から受診者自身が自分の健康に関心を持ち 健康づくりに取り組むきっかけとなることを目的に実施しています 心臓病や脳卒中等の生活習慣病を予防するために糖尿病 高血圧 高脂血症 高尿酸血症 内臓脂肪症候群などの基礎疾患の早期発見 生活習慣改善指導 受診指導を実

3 高齢者 介護保険を取り巻く現状 1 人口 高齢化率本市は高齢化率が 45% を超えており 本計画の最終年度である 2020( 平成 32) 年度には 高齢化率 48.0% 2025( 平成 37) 年度には高齢化率 49.7% まで増加することが推計されます また 2018( 平成 30) 年以

Ⅱ. 赤字の解消計画 Ⅱ (1) 赤字解消のための基本方針 Ⅱ (2) 赤字解消のための具体的取組 国保は構造的な問題を抱えており 被保険者の保険料負担軽減のために法定外繰入金を繰入れているといった状況は 全国的な状況であることから 国は全国で約 3,400 億円の公費を拡充し 国保の財政基盤の強化

58サタケ歯科クリニック

医療機能分化連携推進事業 1 対象事業者 病床を有する医療機関 2 支援対象 既存病床を回復期病床に転換する際に必要となる施設 設備整備費 設備整備 H27~ 継続対象リハビリを行うための治療機器や訓練機器等の導入経費 物理療法を実施するための 超音波治療器や温浴療法用装置の導入事業例 運動療法を実

事務事業調書平成 27 年度 事業 No 647 課 総務課 係 施設係 起案者 石原久仁夫 決裁者早川雅己 事務事業名 小学校施設耐震補強事業 事業種別 施設整備 1 事業概要 総合計画体系 根拠法令 法定受託事務 公約 議会答弁 陳情 市民要望実施方法実施期間 求める成果 ( 目的 ) 4 個性

第 2 章高齢者を取り巻く現状 1 人口の推移 ( 文章は更新予定 ) 本市の総人口は 今後 ほぼ横ばいで推移する見込みです 高齢者数は 増加基調で推移し 2025 年には 41,621 人 高齢化率は 22.0% となる見込みです 特に 平成 27 年以降は 後期高齢者数が大幅に増加する見通しです

事業内容

サービスガイド(カラー表紙,目次)2018.8月

別紙2

私たちの人生 病気やケガのリスクと 経済的影響は? 50 ( 千人 ) 1, 通院入院 ( 歳 )

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4-(1)-ウ①

10 生活保護の医療扶助について 生活保護制度では 困窮のため最低限度の生活を維持することのできない者に対して 医療扶助として医療を提供 医療扶助の対象者 生活保護受給者は 国民健康保険の被保険者から除外されているため ほとんどの生活保護受給者の医療費はその全額全額を医療扶助で負担医療扶助で負担 た

まちの新しい介護保険について 1. 制度のしくみについて 東温市 ( 保険者 ) 制度を運営し 介護サービスを整備します 要介護認定を行います 保険料を徴収し 保険証を交付します 東温市地域包括支援センター ( 東温市社会福祉協議会内 ) ~ 高齢者への総合的な支援 ( 包括的支援事業 )~ 介護予

居宅介護支援事業者向け説明会

調書のの見方 新規 新規事業の実施 現行どおり 事業をする 充実 事業の充実 強化を図る 改善 事業の見直し 改善を図る 縮小 事業規模を縮小する 廃止 事業を廃止する 2

Microsoft Word - 明るい長寿社会づくり事業補助金交付要綱(最新版230401~)

Microsoft PowerPoint - 9-2桜川市(2)

平成 26 年度 決算説明書 / 事務事業評価シート 課名 農業委員会事務局 予算 款項目決算書目名事業名称 頁農業委員会費 農業委員会事業 1. 概要 目的 担い手の確保 育成と優良農地の確保 有効利用に向けた取り組み 対象 市民 事業概要 農業委員会事業 農地法第 3 条許可

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Microsoft PowerPoint - (参考資料1)介護保険サービスに関する消費税の取扱い等について

資料1-1 HTLV-1母子感染対策事業における妊婦健康診査とフォローアップ等の状況について

通所リハビリテーションとは 介護保険で認定を受けられた要支援 要介護の方を対象に機能訓練 歩行訓練や日常生活訓練 脳への刺激で認知症予防などを目的に リハビリテーション ( 以下 リハビリ ) を行う通いのサービスです 通所リハビリテーション ( 以下 通所リハビリ ) は 利用者様が可能な限り自宅

Transcription:

市民評価 ( 事業仕分け ) 論点シート整理番号 1-2-3 事業名在宅要介護高齢者口腔ケア推進事業担当課保 ) 介護保険課 予算額等 論 点 H21 予算 H22 予算 11,422 千円 H21 決算 7,573 千円 10,494 千円人件費 0.1 人工 前提 介護予防事業の中の任意事業 ( 家族介護支援事業 ) 寝たきりの高齢者の歯科診査 ( 治療を除く ) をケアマネジャー等からの勧めや家族からの申請により行う 21 年度 114 件 一件あたり 35,300 円の支出と 事業費及び事務費として 3,422 千円となっている その他 本市 ( 区 ) の申込用紙 チラシの印刷費が 126 千円 診査の結果 治療が必要とされた場合は 別途本人や家族が歯科医師の訪問治療を申し込む ( 医療保険扱い ) また 介護保険制度の中に 居宅療養管理指導 という 歯科医師等が寝たきりの方の自宅を訪問し 医学的管理や指導を行い 必要な情報をケアマネジャー等に提供する仕組みがある ただし 居宅療養管理指導は 治療 ( 医療保険扱い ) 後 定期的 継続的な指導が必要な場合に利用することとなる 在宅の寝たきり高齢者の方々を支える仕組み 口腔ケア事業利用の流れ 口腔ケア推進事業と居宅療養管理指導の比較 根拠法 1 件当たりの経費等は別紙 補足説明資料 参照 口腔ケア推進事業の歯科診査を受けた 114 件のうち 約 1 割の方が歯科の診療を勧める内容の指導を受けている ( 個別報告書より ) 論点 一般的に 在宅の寝たきり高齢者やそのお世話をする家族の近くにはかかりつけ医やケアマネジャーなどがいて 歯科診療を受けた方がよいかどうかのアドバイスをもらえる状況になっていること 口腔ケアの診査で受けられる相談や指導は治療や居宅療養管理指導でも受けられることから 本事業のあり方を検討すべきではないか

事業評価調書 基本情報 年度 2009 会計コード 35 介護保険会計 事業コード 25361 事業名 在宅要介護高齢者口腔ケア推進事業 評価担当 所属コード保健福祉局保健福祉部介護保険課 課 担当者名 石川 電話番号 211-2547 政策名 施策名 主高齢者の地域生活を支援する 在宅 施設サービスの基盤整備副 事業の性質 経常経費 [ 内部管理 内部管理以外 ] 臨時的経費 在宅で寝たきり状態のため歯科治療を受けられない高齢者に対して 年 1 回歯科医師が自宅を 訪問して 無料で歯科診査を実施する なお 診査の結果 治療が必要とされた場合 受診者の 希望に基づき引き続き治療する ( 医療保険対応 ) 事業内容 目的と内容 主たる受益者在宅で寝たきり等の高齢者と家族定期的な口腔状態の診査により早期の治療に結びつけることは 在宅寝たきり高齢者の療養管理上極めて重要である また 要介護認定を受けていない方への年 1 回の口腔 歯科健診としての役割も重要である 事業の必要性 実施期間実施形態 関連法令 単年度 単年度継続 複数年継続開始 直営 一部委託 全部委託 補助 助成 その他介護保険法 ( 地域支援事業 ) 1993 年度 終了 年度 他都市の状況 関係 HP 関連計画 環境保全事業 環境負荷事業 他の大都市においても 歯科医師会 ( 歯科医療機関 ) への補助または委託により 在宅寝たきり者に対する訪問診査 ( 診療 ) を実施している政令市がある 特になし 新まちづくり計画 対象 対象外 計画コード 政策目標 高齢者 障がい者へのぬくもりあふれる街 重点課題 高齢者の地域生活支援の充実 施策 介護 保健福祉サービスの充実による健やかな地域生活の支援 基本事業 その他関連計画 介護保険事業計画高齢者保健福祉計画 対象 対象外 目的 目標 対象 対象外 目標 目的 監視測定結果 監視測定結果 313

事業費 特定財源 事業費 (A) 国 道市債その他一般財源 人工人件費 (B) 計 (A+B) 19 年度決算 短縮コード :25361 ( 単位 : 千円 ) 20 年度決算 21 年度予算 21 年度決算 22 年度予算 10,237 9,539 11,422 7,573 10,494 6,218 5,794 6,853 4,543 6,296 0 0 0 0 0 4,019 3,745 4,569 3,030 4,198 0 0 0 0 0 0.2 0.2 0.1 0.1 0.1 1,600 1,600 790 790 770 11,837 11,139 12,212 8,363 11,264 社 ) 札幌歯科医師会への委託料 事業費の執行内容 名 1 2 3 4 5 名 名 名 名 受診者数高齢者が年々増加する中で 受診者数の増加が当該事業の今後の必要性を計るとなるため 18 年度実績 19 年度実績 20 年度実績 21 年度目標 21 年度実績 220 件 188 件 173 件 230 件 114 件 18 年度実績 19 年度実績 20 年度実績 21 年度目標 21 年度実績 18 年度実績 19 年度実績 20 年度実績 21 年度目標 21 年度実績 18 年度実績 19 年度実績 20 年度実績 21 年度目標 21 年度実績 18 年度実績 19 年度実績 20 年度実績 21 年度目標 21 年度実績 補足説明

検証短縮コード :25361 事業担当部局 区や地域包括支援センター等でチラシを市民に配布するとともにホームページ等で周知してい市民自治のる 観点からの評価 成果の視点での検証 在宅で寝たきり等のため歯科診療所に通院できない高齢者 ( 要介護認定者以外も対象 ) に対し 歯科医師による適切な口腔管理や咀嚼 嚥下指導 さらには医療保険で対応する治療に繋げることができている 本事業の利用により 咀嚼機能が向上し栄養状態の改善が図られる 経常的経費妥当性 必要性の検証 臨時的経費 コストや効率性の視点での検証 課題 治療は必要ないが 健診のみを希望する通院のできない在宅高齢者の費用が全額自己負担事となるとともに 受診のための家族介護負担が増加する の業影費響縮小 実施によるプラスの効果 事業を行わなかった場合のマイナスの影響 介護保険の居宅療養管理指導での在宅管理の制度もあるが 居宅療養管理指導は 要介護認定者の治療後に在宅での口腔管理や指導を行うことを目的としている このため 要介護認定者以外の方も対象とする本事業の実施により 通院できない高齢者の歯科健診が確保され 高齢者の心身面での向上や安心な在宅生活が期待できる 毎年 件数が減少しており 今後の事業展開が課題となっている 今後の方向 内容 歳出見通し 拡充 現状維持 縮小 休止 廃止 その他 区や地域包括支援センター 介護予防センター等を通じ 当該事業の周知を一層図る また 福祉関係職員や市民を対象とした研修会等を開催し 引続き市民への周知を図る必要がある 増加 増減なし 減少 予算なし その他 在宅高齢者は年々増加していると予測されるが 診査 ( 健診 ) のみで治療ができないことから近年の受診者の減少や 介護保険給付 ( 居宅療養管理指導 ) の普及により 今後も経費の減少が予想される 備考

居宅要介護高齢者 家族の支援ネットワーク 2010.5.25 介護保険課補足説明資料在宅要介護高齢者口腔ケア推進事業 ( 介護保険課 ) 介護保険制度の利用 ( ケアマネジャーによる介護サービス計画 ) 訪問介護デイサービスショートステイ 区保健福祉部 地域包括支援センター 居宅要介護高齢者 家族 ( 要介護 4 5 推計 7,800 人 ) 主治医 地 域 民生委員 町内会 まちづくり センター 福まち ボランティア

在宅の要介護高齢者補足説明資料 在宅要介護高齢者口腔ケア推進事業 ( 介護保険課 ) 在宅要介護高齢者口腔ケア推進事業 と 居宅療養管理指導 利用の流れ 申し込み内容 口腔ケア推進事業 申込 ( 健康診査 ) 区役所 入れ歯が合わない 飲み込みが悪い 歯の手入れがうまくできないなど 口腔ケア推進事業 無料 相談 指導 要治療 終了 歯が痛い 入れ歯が壊れた 歯がぐらぐらするなど 治 療 保険適用 終了 定期的な口腔管理 指導が必要 居宅療養管理指導 定期的指導 終了 在宅要介護高齢者口腔ケア推進事業 を利用しないで 健康診査 を受ける場合は 保険適用外となり全額自己負担

補足説明資料 在宅要介護高齢者口腔ケア推進事業 ( 介護保険課 ) 1 事業比較 事業等対象者内容 1 件当たり経費利用者負担件数その他 歯科医師が在宅寝たきり高齢者に対し 口腔管 114 件要介護認定者 年 1 回理 ( 治療の是非含む ) や無料 (21 年度 ) 以外も対象 35,300 円咀嚼 嚥下指導等を実施 ケアマネジャーと連携 在宅要介護高齢者口腔ケア推進事業 ( 介護保険法に基づく地域支援事業の任意事業 ) 居宅療養管理指導 ( 介護保険法による給付 ) 要介護認定者のみ 治療後に歯科医師又は歯科衛生士が居宅を訪問して医学的な管理や指導を実施 ケアマネジャーと連携 歯科医師は 1 回 5,000 円 ( 月 2 回まで ) 歯科衛生士は 1 回 3,500 円 ( 月 4 回まで ) 1 割不詳 札幌歯科医師会では 口腔ケアの普及啓発のため福祉関係職員への研修会等の実施や 独自のパンフ DVD を作成し関係機関に配布し周知を図っている 2 事業の必要性と相違寝たきり等により通院できない在宅高齢者について 口腔内の衛生管理や咀嚼 嚥下機能を維持 改善することは在宅生活を継続する上で非常に重要なことである 1 在宅要介護高齢者口腔ケア推進事業 ( 以下 本事業 という ) は 札幌歯科医師会に登録し在宅患者への治療や指導に精通した歯科医師による口腔管理や咀嚼 嚥下指導等を実施 通院できない在宅高齢者 ( 要介護認定者以外も対象 ) の歯科 口腔健診の役割を担っている 2 居宅療養管理指導は 歯科医師による治療後に 慢性的に口腔ケアを要する方への定期的な口腔管理 指導を目的に行っている