Microsoft PowerPoint - 事業実施方針+++

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かん水源涵養便益洪水防止便益事業対象区域 38,731,178 千円 T-1 Y 1 (f1-f2) α A U B= Σ + Σ T (1+i) = 1 =T (1+i) 360 U: 治水ダムの単位雨量流出量当たりの年間減価償却費 ( 円 / m3 /sec) 出典 : ダム年鑑 2016 f1

学識経験者による評価の反映客観性を確保するために 学識経験者から学術的な観点からの評価をいただき これを反映する 評価は 中立性を確保するために日本学術会議に依頼した 詳細は別紙 -2 のとおり : 現時点の検証の進め方であり 検証作業が進む中で変更することがあり得る - 2 -

Microsoft PowerPoint - 林野公共事業の費用便益分析プログラムマニュアルー基本編

整理番号 10 便益集計表 ( 森林整備事業 ) 事業名 : 森林居住環境整備事業 都道府県名 : 奈良県 地域 ( 地区 ) 名 : 上北山村地区 ( 単位 : 千円 ) 大区分 中区分 評価額 備考 木材生産等便益 森林整備経費縮減等便益 災害等軽減便益 木材生産等経費縮減便益木材利用増進便益木

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①事業評価書(事前評価)

試験中 試験中 試験中 12 月下旬 試験中 試験中 試験中 12 月下旬 試験中 試験中 試験中 1 月中旬 試験中 試験中 試験終了 12 月中旬 試験中 試験中 試験中 1 月上旬 試験中 試験中 試験中 1

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農山漁村地域整備交付金実施要領 平成 22 年 4 月 1 日 21 生畜第 2045 号 21 農振第 2454 号 21 林整計第 336 号 21 水港第 2724 号 ( 最終改正 ) 平成 30 年 3 月 30 日 29 生畜第 1501 号 29 農振第 2962 号 29 林整計第

平成 24 年度期中の評価実施地区一覧表 中部森林管理局 整理番号 都道府県 事業実施主体 事業名 事業実施地区名 総便益 B ( 千円 ) 総費用 C ( 千円 ) 分析結果 B/C 実施方針 1 富山富山森林管理署民有林直轄治山事業常願寺川じょうがんじがわ 41,617,999 11,895,0

整理番号 10 事後評価書 ( 完了後の評価 ) 都道府県名 愛知県 関係市町村 田原市他 事業名地区名 Ⅱ 点検項目 1. 費用対効果分析の算定基礎となった要因の変化 ( 広域水産物供給基盤整備事業 ) 事業主体 愛知県 Ⅰ 基本事項 1. 地区概要 漁港名 ( 種別 ) - 漁場名 アツミガイカ

平成31年度予算概算決定額 森林整備事業 治山事業 林野公共事業 (平成30年度1次補正予算額5,199百万円 182, ,049 百万円 平成30年度第2次補正予算額 32,528百万円) 臨時 特別の措置 として31年度概算決定額44,128百万円を別途措置 対策のポイント 林業の成

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かん水源涵養便益洪水防止便益事業効果区域 24,735,521 T-1 Y 1 (f1-f2) α A U B= Σ + Σ T (1+i) = 1 =T (1+i) 360 U: 治水ダムの単位雨量流出量当たりの年間減価償却費 ( 円 / m3 /sec) 出典 : ダム年鑑 2015 f1: 事

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事実関係の照会事項と厚生労働省の見解 ( 平成 21 年 3 月 17 日政策評価分科会資料 1( 各府省が実施した政策評価の点検結果 ) より抜粋 ) 評価についての主な疑問点 ( 総務省 ) 札幌市の給水人口が平成 32 年度以降減少していく一方で 一日当たり需要水量は平成 47 年度まで増加し

資料2 紙類の判断の基準等の設定に係る検討経緯について

参考資料 ( 美祢都市計画区域 ) 目次 1. 区域区分の二次検討 25 23

Microsoft PowerPoint - (公表用)資料-5_姫川水系直轄砂防事業

横浜市のマンション 耐震化補助制度について

3. 市街化調整区域における土地利用の調整に関し必要な事項 区域毎の面積 ( 単位 : m2 ) 区域名 市街化区域 市街化調整区域 合計 ( 別紙 ) 用途区分別面積は 市町村の農業振興地域整備計画で定められている用途区分別の面積を記入すること 土地利用調整区域毎に市街化区域と市街化調整区域それぞ

環境保全に関する協定書 ( 基準協定 ) 旭川市 ( 以下 甲 という ) と ( 以下 乙 という ) は, 乙が旭川市内で施工する事業 ( 以下 事業 という ) について, 次のとおり協定を締結する ( 法令等の厳守 ) 第 1 条 乙は, 事業実施に当り, 森林法, 北海道自然環境等保全条例

AM部会用資料(土木・建築構造物)

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Microsoft PowerPoint - 【事前配布】論点(都道府県).pptx

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道路建設事業の再評価項目調書 とのみ 事業名 一般国道 2 号 富海拡幅 事業 一般国道 事業 国土交通省 区分 主体 中国地方整備局 やまぐちしゆうなんへた 起終点自 : 山口県周南市戸田延長 3.6km 事業概要 やまぐちほうふとのみ 至 : 山口県防府市富海 おおさか きたきゅうしゅう 一般国

資料の目的 平成 30 年 3 月 7 日の合同部会において 費用対効果評価に関する検討を進めるにあたり 科学的な事項については 医療経済学等に関する有識者による検討を行い 中医協の議論に活用することとされた 本資料は 当該分野の有識者による検討を行い 科学的な観点から参考となる考え方やデータを提示

事後評価書 ( 完了後の評価 ) 整理番号 15 都道府県名 鹿児島県 関係市町村 長島町 事業名地区名 水産物供給基盤整備事業 ヘ 幣 クシ串 ( 広域漁港整備事業 ) 事業主体 鹿児島県 Ⅰ 基本事項 1. 地区概要 漁港名 ( 種別 ) 幣串漁港 ( 第 2 種 ) 漁場名 御所浦 陸揚金額

地方創生応援税制 ( 企業版ふるさと納税 ) の運用改善 ( 別紙 1) 平成 31 年度税制改正 企業版ふるさと納税の一層の活用促進を図るため 企業や地方公共団体からの意見等を踏まえ 徹底した運用改善を実施する 地方創生関係交付金と併用する地方公共団体へのインセンティブ付与 地方創生関係交付金の対


平成 25 年度農林水産省委託業務報告書 平成 25 年度 水資源循環の見える化 調査 検討事業 報告書 平成 26 年 3 月 みずほ情報総研株式会社

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目 次 1 林地台帳の公表 情報提供 1-1 公表 情報提供の範囲 1-2 公表の方法 1-3 情報提供の方法 2 林地台帳の修正 更新 2-1 修正申出の方法 2-2 情報の修正 更新手順 3 林地台帳管理システム 3-1 管理システムの機能 3-2 林地台帳情報と森林資源情報の連携 4. 運用マ

( 再評価 ) 資料 関東地方整備局事業評価監視委員会 ( 平成 22 年度第 2 回 ) 利根川総合水系環境整備事業 ( 渡良瀬遊水地 ) 国土交通省 平成 22 年 8 月 3 日 関東地方整備局

1. のれんを資産として認識し その後の期間にわたり償却するという要求事項を設けるべきであることに同意するか 同意する場合 次のどの理由で償却を支持するのか (a) 取得日時点で存在しているのれんは 時の経過に応じて消費され 自己創設のれんに置き換わる したがって のれんは 企業を取得するコストの一


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完了後評価書(窪津)【140303修正】.pdf

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本事業の意義 実効性 ( 見直しの必要性 ) 医療情報データベース基盤整備事業 ( 平成 23 年度 ~ 10 協力医療機関 ) 日本再興戦略 ( 平成 25 年 6 月 14 日 ) 医療 介護情報の電子化の促進 医薬品の副作用データベースシステムについて データ収集の拠点となる病院の拡充や地域連

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目 次 桂川本川 桂川 ( 上 ) 雑水川 七谷川 犬飼川 法貴谷川 千々川 東所川 園部川 天神川 陣田川

1 次期計画の策定の基本的考え方 県民会議は 県民参加による水源環境保全 再生のための新たな仕組みづくり として 設置され 現在まで 3 年にわたり 県民フォーラム等により県民参加を図りながら 各年度の点検を行い 県に報告してきたところである その中において 現行計画の各施策は 水源環境の保全 再生

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スライド 1

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里地里山の生物多様性の経済的価値の評価の詳細について 1. 調査対象本調査では 里地里山が維持される ことで 生物多様性が維持されることによる効果を調査対象とした 2. 適用した経済評価手法上記テーマの経済価値の評価に際しては 評価対象のシナリオを設定し 調査票を用いてシナリオに対する支払意思額を尋

トヨタの森づくり 地域・社会の基盤である森づくりに取り組む

別添フロー 地すべり 事業着手の前年度まで 全体計画と構造協議の流れ 事業着手年度以降 ( 整備計画や事業実施計画に位置付け ) 時間の経過 事前協議に必要な地質調査等の実施 詳細設計を実施するための 地すべりブロックの特定 対策工の概略設計 追加調査の実施 事前協議 事業の必要性 費用対効果 交付

乳酸菌と発酵 Kin's Vol.7

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政策評価・独立行政法人評価委員会政策評価分科会

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2. 各検討課題に関する論点 (1) 費用対効果評価の活用方法 費用対効果評価の活用方法について これまでの保険給付の考え方等の観点も含め どう考 えるか (2) 対象品目の選定基準 1 費用対効果評価の対象とする品目の範囲 選択基準 医療保険財政への影響度等の観点から 対象となる品目の要件をどう設

Microsoft Word - 資料3-1:里地里山の経済価値評価

手法 という ) を検討するものとする この場合において 唯一の手法を選択することが困難であるときは 複数の手法を選択できるものとする なお 本規程の対象とする PPP/PFI 手法は次に掲げるものとする イ民間事業者が公共施設等の運営等を担う手法ロ民間事業者が公共施設等の設計 建設又は製造及び運営

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7 制御不能な二次災害を発生させない 7-1) 市街地での大規模火災の発生 7-2) 海上 臨海部の広域複合災害の発生 7-3) 沿線 沿道の建物倒壊による直接的な被害及び交通麻痺 7-4) ため池 ダム 防災施設 天然ダム等の損壊 機能不全による二次災害の発生 7-5) 有害物質の大規模拡散 流出

第39回宇宙産業・科学技術基盤部会 

淀川水系流域委員会第 71 回委員会 (H20.1 審議参考資料 1-2 河川管理者提供資料

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大規模災害等に備えたバックアップや通信回線の考慮 庁舎内への保存等の構成について示すこと 1.5. 事業継続 事業者もしくは構成企業 製品製造元等の破綻等により サービスの継続が困難となった場合において それぞれのパターン毎に 具体的な対策を示すこと 事業者の破綻時には第三者へサービスの提供を引き継

防災情報のページ

表紙

2

病院等における耐震診断 耐震整備の補助事業 (1) 医療施設運営費等 ( 医療施設耐震化促進事業平成 30 年度予算 13,067 千円 ) 医療施設耐震化促進事業 ( 平成 18 年度 ~) 医療施設の耐震化を促進するため 救命救急センター 病院群輪番制病院 小児救急医療拠点病院等の救急医療等を担


( 参考 ) 受水事業所の負担軽減について 今回の料金改定の結果 受水事業所の実給水率 ( 基本使用水量に対する実使用水量の割合 ) が小さいほど値下げ率が高くなり 受水事業所の節水努力がより反映されることとなる 平 成 26 年度の平均実給水率は 58.3% であり 平均約 9.2% の値下げとな

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平成27年国勢調査の5つのポイントと12の新たな取り組み

普通財産の売却及び利活用の基本方針

山梨県世界遺産富士山景観評価等技術指針 ( 平成二十八年山梨県告示第九十九号 ) 山梨県世界遺産富士山景観評価等技術指針を次のとおり定める 平成二十八年三月二十四日 山梨県知事 後 藤 斎 山梨県世界遺産富士山景観評価等技術指針 ( 趣旨 ) 第一条 この技術指針は 山梨県世界遺産富士山の保全に係る

かん水源涵養便益洪水防止便益事業対象区域 4,629,123 千円 T-1 Y 1 (f1-f2) α A U B= Σ + Σ T (1+i) = 1 =T (1+i) 36 U: 治水ダムの単位雨量流出量当たりの年間減価償却費 ( 円 / m3 /sec) 出典 : ダム年鑑 216 f1: 事

森林環境税 ( 仮称 ) は国税とし 都市 地方を通じて 国民一人一人が等しく負担を分かち合って 国民皆で 温室効果ガス吸収源等としての重要な役割を担う森林を支える仕組みとして 個人住民税均等割の枠組みを活用し 市町村が個人住民税均等割と併せて賦課徴収を行う 森林環境税 ( 仮称 ) は 地方の固有

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0 事前準備 公共施設等の更新費用比較分析表作成フォーマット の作成に当たっては 地方公共団体の財政分析等に関する調査研究会報告書 公共施設及びインフラ資産の更新に係る費用を簡便に推計する方法に関する調査研究 における更新費用試算ソフト ( 以下 試算ソフト という ) を用います 試算ソフトは今回

ユニバーサルサービス ( 基礎的電気通信役務 ) 制度に係る修正合算番号単価及び修正番号単価の公表について 一般社団法人電気通信事業者協会 ( 会長 : 田中孝司 ) は 4 月 15 日開催の支援業務諮問委員会 ( 委員長 : 齊藤忠夫東大名誉教授 ) の答申を受けて 本日 ユニバーサルサービスに

1. 地域ケア会議の定義, 法的な位置づけ狛江市 ( 以下 市 ) では, 多様な生活課題を抱えている高齢者が, 地域で安心して自分らしく生活できる環境づくりを進めるため, 介護支援専門員 ( ケアマネジャー ) 等への個別支援や関係機関 団体等の連携体制の構築を通じて, 介護支援専門員等が包括的か

設 機能の見直しハード面の効率化財源確保1-3. 再配置パターン ( 手法 ) の考え方 再配置計画の検討に向けて 公共施設の再配置を う場合の基本的なパターン ( 手法 ) について整理し それらの効果についても確認していきます 施設の再配置にあたっては 厳しい財政状況の中 人口が減少傾向にあるこ

パワポテンプレ

(3) 中規模改修工事費 建設年代別にm2単価を設定する 大規模改修後及び改築後は 水準別にm2単価を設定し 冷房設備ありの場合は別途m2単価を設定して加算する 表 中規模改修工事費 大規模改修前 大規模改修後 改築後 中規模改修建設年代改築後改築後大規模改修後円 / m2従来改築一般施

県管理の河川区域内における支障木伐採利用に係る取扱要領 1 目的本事業は 県が管理する河川区域内の支障木に関し 住民との協働による河川管理の一環として 河川支障木の効率かつ計画的な伐採による適切な維持管理に向け 公募型による支障木の伐採利用を推進する取扱いを行い もって河川区域内の支障木撤去の促進と

サマリー

ームが 将来 Jリーグの上位で活躍した時の成長の可能性を見極めつつ 適切な規模を設定する また 諸室 各設備等についても 類似事例の利用状況を参考に適切な施設規模を算定し 過不足のない規模を算定する d. 施設配置計画の策定上記で検討された各施設について 計画地に合わせ 利便性や効率性 安全性 土地

Transcription:

平成 28 年度森林整備保全事業の費用対効果分析手法検討調査事業実施方針 森林整備保全事業の費用対効果分析手法検討調査事業第 1 回検討委員会 2016 年 8 月 4 日一般財団法人林業経済研究所 平成 28 年度森林整備保全事業の費用対効果分析手法検討調査事業実施フロー 1 事業評価手法の素案作成 漁場保全便益 海岸防災林関連 2 現行マニュアル便益項目のあり方検討 水源涵養便益 炭素固定便益 土砂流出防止 路網整備改良 その他 3 新たな費用対効果分析手法の提案 4 検討委員会開催 5 分析プログラム改修等 分析プログラム改修 過年度の調査の再整理文献調査等による問題点の整理過去の過年度の委過年度の調査の再整理文献調員会の運営査状況確認 便益が発生する事業の検証特定 CDM 調査を実施した便益の原単位の算定 今年度の確認事項の整理 マニュアル素案のドラフト (1 次試案 ) 作成 評価作業による点検 マニュアル素案のドラフト (2 次試案 ) 作成 マニュアル素案の提示 分野別アドバイザリーグループの構成 ウェブ会議室の構築 素案の検討 専門家 関係者の意見 ドラフト (2 次試案 ) 作成 評価マニュアル導入方法の提案 専門家の意見など問題点の整理 便益の種類 定量手法 プログラム分析にわけて 論点整理 便益の種類に関する検討 定量手法に関する検討 評価実績にレビュー 新たな費用対効果は分析手法の開発に向けた提案 委員会メンバー構成 ( アドバイサリーグループの構成 ) 第 1 回検討委員会 8 月上旬 第 2 回検討委員会 12 月中旬 第 3 回検討委員会 2 月中旬 プログラム作成 プログラム作成 6 月中旬 j プレ評価作業 改定作業 実施計画案の作成 告知実施準備 11 月中旬 1

1 事業評価手法の素案作成 従来貨幣換算できていなかった以下の便益項目について新たな評価手法の素案を作成する ( 資料 2 参照 ) 1-1 漁場保全便益 平成 27 年度までの検討結果を踏まえ 1 渓畔林の植林による隣接水域への保全効果 2 大規模な植林による周辺水域への保全効果 の算定式について検証し 具体的地域を特定した積算例等も含め 林野公共事業における事業評価の手法について ( 以下 評価マニュアル ) の改正素案等を作成 1-2 海岸防災林造成に係る新たな便益 平成 27 年度までの検討結果を踏まえ 1 景観保全 創出便益 2 文化保全便益の算定式について検証し 評価マニュアルの改正素案等を作成 1-1 漁場保全便益 27 年度までの検討結果 便益を 1 渓畔林の植林 2 流域の大規模な植林にわけて評価 1 渓畔林の植林 : 河畔の植林が河川への落下昆虫量増 魚類生産額増から市場価法で積算 2 流域の大規模な植林 :CVM 法 ( 仮想市場法 ) により 1 世帯当たり 1,505 円 全世帯 (5 千万世帯 ) で 750 億円の支払い意思確認 今年度の調査方針 算定式の前提となった因果関係等の確認 2 に関係する事業実施地域の面積及び単位面積当たり単価の設定 漁業関係者 学識経験者等の意見を聞いて検討 2

1-2 海岸防災林造成に係る新たな便益 27 年度までの検討結果 便益を 1 保健休養便益 2 景観保全 創出便益 3 文化保全便益に分けて整理 1 保健休養便益 : 既存のマニュアルに沿って評価 積算 ( 新な便益積算作業からは除く ) 2 景観保全 創出便益 : 新たな便益として ボランティア誘発便益に基づき 1 ヘクタール当たり 338 千円で積算 3 文化保全便益 : 新たな便益として CVM 法により一世帯当たり 942 円 全世帯 (5 千万世帯 ) で 471 億円の支払い意思確認 今年度の調査方針 算定式の前提となった因果関係等の確認 3 に関係する事業実施地域の面積及び単位面積当たり単価の設定 関係者等の意見を聞いて検討 2 評価マニュアルの便益項目のあり方検討評価マニュアルで整理されている各便益の便益設定のあり方 各便益の見直しの要否 新たに必要と考えられる便益等について以下の点の検討を行う ( 資料 3 参照 ) 2-1 水源涵養便益 水質浄化便益と 洪水防止便益 流域貯水便益の重複の有無 水質浄化便益の原単位算定基礎の妥当性について検証 近年の知見の蓄積の再評価を実施する 2-2 炭素固定便益 事業を実施しない場合の評価最終年の当該森林の見込蓄積量 (V1) が把握困難な場合は 事業を実施する場合の評価最終年の当該森林の見込蓄積量 (V2) の 2 分の 1 の生長量と仮定して算定することとなっているが 2 分の 1 について 森づくりの二酸化炭素吸収量の知事認定など他の知見 評価事例を分析 検証し算定方法を検討する 2-3 土砂流出防止便益 砂防ダム建設コスト ( 円 /m3) を算定因子としている現在の方法を 他の代替施設 ( 土留め工 法面緑化工など ) による算出方法で試算し 比較 検討する 2-4 路網整備 ( 改良 ) にかかる便益 耐用期間の延長だけでなく改良による便益向上の可能性を検討する 3

3 新たな費用対効果分析手法の提案 現在の評価手法は 平成 13 年の日本学術会議の答申を踏まえたものとなっており その後の新たな知見 分析手法 評価方法等の資料を検証し 新たな費用対効果分析手法の評価方法を提案する ( 資料 4 参照 ) 以下の三つの方向で検討する 3-1 これまでに実施された費用対効果算出結果の分析 保存されている費用対効果算出結果ファイルを基に 治山 森林整備 路網整備別の費用対便益比 便益別ウエイト等について集計し 便益項目のばらつき 事業種と選択便益の傾向等などを分析 分析結果を基に 便益評価方法の改善方向等について検討 3-2 現行便益項目の構成 それ以外の新たな便益項目に関する検討 各便益の大区分中区分の配置上の問題点を検討 新たな便益項目に関する近年の知見について学識経験者等からの情報 意見の収集 代替法による評価手法の評価結果等 便益評価手法に関する近年の知見についての情報収集 3-3 現行評価プログラムの見直しおよび改善の方向に関する検討 4 検討委員会 専門分野別アドバイザーの体制 検討委員会を 3 回開催 (8 月 12 月 2 月 ) 新たな手法分科会 ( 永田座長 ) を設置 3 新たな費用対効果分析手法の提案 について検討 以下の調査は専門分野別アドバイザーに意見をいただきながら検討 ( 資料 6 参照 ) 1 事業評価手法の素案作成 1-1 漁場保全便益 1-2 海岸防災林造成に係る新たな便益 2 評価マニュアルの便益項目のあり方検討 2-1 水源涵養便益 2-2 炭素固定便益 2-3 土砂流出防止便益 2-4 路網整備 ( 改良 ) にかかる便益 4

5 費用便益分析プログラムの改修 同マニュアル作成と説明会の開催 5-1 分析プログラムの作成 ( 資料 6 参照 ) 現状の分析プログラムに 最新の評価マニュアル及び本事業の検討結果等 ( 感度分析 デフレーター 土砂崩壊防止便益算定式の改定 記載事項の修正など ) を反映させ 算定結果が定められた様式で印刷されるよう改修 5-2 分析プログラムマニュアルの作成 ( 資料 6 参照 ) 上記のプログラムの使用方法を関係通達などの資料を含めて分かりやすく整理し マニュアルを作成する 不明な点について Q&A を作成しウェブ上で掲載する 5-3 説明会の開催 分析マニュアルに沿った分析プログラムの使用方法について 都道府県担当者などを対象説明会を開催 東京 11 月 21 日 ( 月曜日 ) TKP 東京駅日本橋カンファレンスセンターホール 5A 大阪 11 月 25 日 ( 金曜日 ) TKP 新大阪カンファレンスセンターホール 6A 5

平成 28 年度森林整備保全事業の費用対効果分析手法検討調査事業実施フロー 1 事業評価手法の素案作成 漁場保全便益 海岸防災林関連 2 現行マニュアル便益項目のあり方検討 水源涵養便益 炭素固定便益 土砂流出防止 路網整備改良 その他 3 新たな費用対効果分析手法の提案 4 検討委員会開催 5 分析プログラム改修等 分析プログラム改修 過年度の調査の再整理文献調査等による問題点の整理過去の過年度の委過年度の調査の再整理文献調員会の運営査状況確認 便益が発生する事業の検証特定 CDM 調査を実施した便益の原単位の算定 今年度の確認事項の整理 マニュアル素案のドラフト (1 次試案 ) 作成 評価作業による点検 マニュアル素案のドラフト (2 次試案 ) 作成 マニュアル素案の提示 分野別アドバイザリーグループの構成 ウェブ会議室の構築 素案の検討 専門家 関係者の意見 ドラフト (2 次試案 ) 作成 評価マニュアル導入方法の提案 専門家の意見など問題点の整理 便益の種類 定量手法 プログラム分析にわけて 論点整理 便益の種類に関する検討 定量手法に関する検討 評価実績にレビュー 新たな費用対効果は分析手法の開発に向けた提案 委員会メンバー構成 ( アドバイサリーグループの構成 ) 第 1 回検討委員会 8 月上旬 第 2 回検討委員会 12 月中旬 第 3 回検討委員会 2 月中旬 プログラム作成 プログラム作成 6 月中旬 j プレ評価作業 改定作業 実施計画案の作成 告知実施準備 11 月中旬