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平成 24 年度国民健康保険税税率改定案 1 医療保険分 ( 基礎課税額 ) 現行 改定 増減 伸率 所得割額 4.30 % 4.63 % % 資産割額 % 9.80 % % 税率等 均等割額 17,100 円 18,000 円 900 円 5.3%

資料2-1(国保条例)

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平成 28 年 1 月 13 日 ( 水 ) 第 6 回立川市国民健康保険運営協議会 資料 3 平成 28 年度国民健康保険料率等の改定について ( 係数発出及び制度改正等に伴う変更後 )

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個人市民税 控除・税率等の変遷【市民税課】

(1)制度創設時の考え方

平成19年度税制改正.xls

国民健康保険税率等の諮問 について 国立市健康福祉部健康増進課国民健康保険係 国立市富士見台 : ( 代表 ) 内線

第6 北海道国民健康保険調整交付金

所得控除 雑損控除 医療費控除 社会保険料控除等 旧生命保険料控除 旧個人年金保険料控除 ( 実質損失額 - 総所得金額等の合計額 10%) 又は ( 災害関連支出の金額 -5 万円 ) のうち いずれか多い方の金額医療費の実質負担額 -(10 万円と総所得金額等の 5% のいずれか低い金額 ) 限

Microsoft Word - 個人住民税について(2018~2022)

1 審査会の結論 平成 28 年度市民税 県民税の賦課決定処分 に係る審査請求は棄却する べきであるとの審査庁の判断は妥当である 2 事案概要南区長 ( 以下 処分庁 という ) は 地方税法 ( 昭和 25 年法律第 226 号 以下 法 という ) 第 24 条及び第 294 条並びに横浜市市税

平成 31 年度国民健康保険税率等 及び多子世帯に対する国民健康保 険税の減免について ( 答申 ) 平成 31 年 1 月 31 日 武蔵村山市国民健康保険運営協議会

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平成20年度 国民健康保険料関係予想質問

所得控除 基礎控除 配偶者控除などの下記の表に記載されたものをいいます それぞれ一定の要件を満たしている場合は 課税所得金額を計算する際に それぞれの控除が受けられます 個人の県民税 個人の市町村民税 12

平成20年度 国民健康保険料関係予想質問

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平成19年度市民税のしおり

保険年金管理課資料編

Ⅱ. 赤字の解消計画 Ⅱ (1) 赤字解消のための基本方針 Ⅱ (2) 赤字解消のための具体的取組 国保は構造的な問題を抱えており 被保険者の保険料負担軽減のために法定外繰入金を繰入れているといった状況は 全国的な状況であることから 国は全国で約 3,400 億円の公費を拡充し 国保の財政基盤の強化

2 た金額の百分の三十に相当する金額によるものとする )の合算額がた金額の百分の三十に相当する金額によるものとする )の合算額が地方税法第三百十四条の二第二項に規定する金額にその世帯に属する地方税法第三百十四条の二第二項に規定する金額にその世帯に属する被保険者の数と特定同一世帯所属者の数の合計数に五

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Ⅱ. 赤字の解消計画 Ⅱ (1) 赤字解消のための基本方針 Ⅱ (2) 赤字解消のための具体的取組 平成 28 年度決算時点において 本市に解消すべき法定外繰入金及び赤字はない Ⅱ (3) 赤字解消の年次計画 ( 総括表国定義 ) 以下の法定外繰入にかかる項目は別紙の内訳を自動集計します 法定外繰入

春日井市国民健康保険運営協議会資料 1 国民健康保険事業の状況について 平成 29 年 7 月 27 日開催

1. 制度趣旨関連 問 1 なぜ 制度の見直しが必要なのですか? 国保制度は 年齢構成が高く医療費水準が高い 所得水準が低く保険料負担が重い 小規模な運営主体 ( 市町村 ) が多く財政が不安定になりやすい などといった構造的な課題を抱えています また 市町村ごとに運営されているため 被保険者の医療

保険料となったときには 大きく保険料が減少する世帯が生じる一方で 大きく保険料が増加する世帯が生じることから 大幅に増加する世帯に対して何らかの手だてをとることはできないかという意見があった 今回は この意見に対する対応と 介護分保険料の賦課割合について検討していくことが課題である それでは 事務局

をしていないもの と読み替えた場合に同号イに該当する所得割の納税義務者又は同項第 12 号中 妻と死別し 若しくは妻と離婚した後婚姻をしていない者又は妻の生死の明らかでない者で政令で定めるもの とあるのを 婚姻によらないで父となった男子であって 現に婚姻をしていないもの と読み替えた場合に同号に該当

第9号様式(第10条、第19条、第20条関係)

◎国保税税率改正検討経過

平成19年度分から

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Microsoft PowerPoint - 7.【資料3】国民健康保険料(税)の賦課(課税)限度額について

所得控除 基礎控除 配偶者控除などの下記の表に記載されたものをいいます それぞれ一定の要件を満たしている場合は 課税所得金額を計算する際に それぞれの控除が受けられます 個人の県民税 個人の市町村民税 12

住民税 所得税の税率国から地方への税源移譲に伴い 平成 19 年度から住民税所得割の税率が 10% に統一され 所得税の税率が 4 段階から 7 段階の累進税率に改正されています 住民税については平成 19 年度分 ( 平成 19 年 6 月納付分 ) 所得税については平成 19 年分 ( 平成 1

保険料は個人ごとに 後期高齢者医療制度では 被保険者一人ひとりに保険料を負担していただくことになります 新たに 75 歳になられた方 (65 歳以上 75 歳未満で一定以上の障害があり 認定を受けた方を含む ) は 以前に加入していた国民健康保険や被用者保険を脱退して この制度に移行することになりま

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第2回税制調査会 総2-2

目 次 Ⅰ 平成 24 年度神戸市国民健康保険事業について 1 被保険者数 世帯数 1 頁 2 保険料 1 頁 3 保険給付 3 頁 4 保険料収納 5 頁 5 保健事業 7 頁 6 特定健診と特定保健指導 8 頁 Ⅱ 平成 25 年度神戸市国民健康保険事業について 1 保険料賦課の状況 11 頁

☆表紙・目次 (国会議員説明会用:案なし)

Q1 市県民税 ( 住民税 ) とはどんな税金ですか? A1 その年の1 月 1 日現在 市内に住所がある個人に対し 前年中の所得 ( 給与 年金 営業 不動産 譲渡などの所得 ) に応じて課税されます また その年の1 月 1 日現在市内に住所がなくても 市内に事務所 事業所又は家屋敷があれば課税


市 県民税 ( 住民税 ) 市民税は 県民税と合わせて住民税と呼ばれ 住民のみなさんがそれぞれの税の負担能力に応じて分担し合うという性格をもつ税金で 個人が負担する個人市民税と 会社などが負担する法人市民税があります 市民税には 均等の額によって納めていただく均等割と 個人の所得に応じて納めていただ

2. 改正の趣旨 背景給与所得控除 公的年金等控除から基礎控除へ 10 万円シフトすることにより 配偶者控除等の所得控除について 控除対象となる配偶者や扶養親族の適用範囲に影響を及ぼさないようにするため 各種所得控除の基準となる配偶者や扶養親族の合計所得金額が調整される 具体的には 配偶者控除 配偶

国民健康保険特別会計 国民健康保険は 病気やケガにそなえて加入者が日ごろから所得等に応じて保険料を出し合い そ こから医療費を支出しようという相互扶助の制度です 加入者 ( 被保険者 ) 診察する 一部負担金を支払う 保険料を納める 保険証を交付する 負担金を交付する 国 都道府県 市町村 ( 一般


給与の所得金額の算出速算表 収入金額 給与所得の金額 0 ~ 650, ,000 ~ 1,618,999 収入金額 -650,000 1,619,000 ~ 1,619, ,000 1,620,000 ~ 1,621, ,000 1,622,000 ~ 1,6

Ⅱ. 赤字の解消計画 Ⅱ (1) 赤字解消のための基本方針 Ⅱ (2) 赤字解消のための具体的取組 保険料減免制度について 府の統一基準に一致させることで急激な保険料増加となる世帯が生じることから 段階的に低所得者減免制度を解消していく 保険料の減免制度については 平成 30 年度からは災害 収入減

国民健康保険加入者の皆さんへ 皆さんの保険税は国保をささえる大切な財源です 平成 30 年度 国民健康保険 ( 国保 ) は 病気やけがに備えて加入者の皆さんが 国民健康保険税 ( 国保税 ) を納め 医療費の支払いにあてる保険制度です 医療費の支払いは 病院などで支払う一部負担金のほか 国などから

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3 特別徴収義務者の指定及び特別徴収税額の決定手続 5. 給与所得に係る特別徴収義務者の指定等 ( 法 3の4) 市町村は 特別徴収の方法によって個人の住民税を徴収しようとする場合には 当該年度の初日においてその納税義務者に対して給与の支払いをする者のうち 所得税の源泉徴収義務がある者を 当該市町村

自分にあった健康保険を見つけよう! それぞれの健康保険の特徴を踏まえ 自分にあった健康保険を選ぶようにしましょう! 今までの収入 扶養家族の有無によって どの健康保険に加入するとメリットがあるか 参考にしてください 健康保険の被保険者資格を喪失 再就職しない 再就職する 就職先の健康保険に加入できな

MR通信H22年1月号

後期高齢者支援金等賦課額 ( 後期高齢者支援金等分 ) 所得割一般被保険者に係る後期高齢者支援金等賦課総額の 100 分の50に相当する額を基礎控除後の総所得金額等の総額で除して得た数 ( 小数点以下第 4 位未満の端数は 切り上げ ) 被保険者均等割 世帯別平等割 賦課限度額 一般被保険者に係る後

国民健康保険税納税通知書の見方について 1/9 1 ページ目 宛名 どなたの 何年度分の 保険税か確認できます 記載された年度の国民健康保険税についての通知です 国民健康保険税は 世帯主の方が納税義務者となります このため 世帯主が国民健康保険に加入していない場合においても 世帯の中に国民健康保険に

平成 29 年 4 月から 保険料の軽減率が変わります 後期高齢者医療保険料は 1 被保険者全員に納めていただく定額部分 ( 均等割 ) と 2 所得に応じて納めていただく部分 ( 所得割 ) があります 平成 29 年 4 月から 保険料が下のように変わります 1 均等割の額が変わる方 元被扶養者


13- 減免基準(改正版)

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平成 31 年度 ( 平成 30 年分 ) 所得控除 雑損控除 納税義務者又はその者と生計同一の配偶者 その他親族が有する資産について 災害 盗難 横領によ る住宅 家財 現金の損害一定額 控除計算 A B いずれか多い方の金額 A:( 損失額 - 保険金等による補てん額 )-( 総所得金額等の合計

1 審査会の結論 平成 29 年度市民税 県民税税額変更処分 に係る審査請求は棄却するべ きであるとの審査庁の判断は妥当である 2 事案概要緑区長 ( 以下 処分庁 という ) は 平成 29 年 6 月 1 日 審査請求人に対して 平成 29 年度市民税 県民税賦課決定処分 ( 以下 先行処分 と

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あっせん文(国民健康保険における限度額適用・標準負担額減額認定証 の申請に係る被保険者の負担軽減)

不在者財産管理人:

第6回税制調査会 総6-3

議案第49号-医療福祉費支給に関する条例の一部改正【確定】

1 給与所得控除額を算出する計算式は給与収入金額によって異なります 今回は給与収入金額 3,600,000 円以上 6,599,999 円以下の場合の式を用いています 2 調整控除額は合計課税所得金額 2,000,000 円超と 2,000,000 円以下で算出方法が異なります 今回は 2,000,


平成 29 年 11 月 1 日 ( 水 ) 第 3 回立川市国民健康保険運営協議会 資料 1 国民健康保険の保険料

事務連絡平成 23 年 6 月 1 日 都道府県民生主管部 ( 局 ) 国民健康保険主管課 ( 部 ) 都道府県総務主管部 ( 局 ) 市区町村主管課 御中 厚生労働省保険局国民健康保険課総務省自治税務局市町村税課 東日本大震災により被災した被保険者に係る国民健康保険料 ( 税 ) の減免に対する財

参考資料

障財源化分とする経過措置を講ずる (4) その他所要の措置を講ずる 2 消費税率の引上げ時期の変更に伴う措置 ( 国税 ) (1) 消費税の軽減税率制度の導入時期を平成 31 年 10 月 1 日とする (2) 適格請求書等保存方式が導入されるまでの間の措置について 次の措置を講ずる 1 売上げを税

3 ページ 4 ページ 5 ページ 5 6 ページ 7 ページ 8 ページ 8 ページ 9 ページ 10 ページ 2


給与所得控除 給与収入の金額控除額 162 万 5,000 円以下 65 万円 162 万 5,000 円超 180 万円以下収入金額 40% 180 万円超 360 万円以下収入金額 30% + 18 万円 360 万円超 660 万円以下収入金額 20% + 54 万円 660 万円超 1,00

緊急に措置すべき事項

のとする () 道府県は, 上記 (1) の規定により個人の市町村民税均等割を課することができないこととされる者に対 しては, 市町村民税均等割と併せて賦課徴収すべき個人の道府県民税均等割を課することができない 3 4 所得割の特例( 法付則 3の3) -10 点 - (1) 所得割の非課税道府県及

に限る ) は その追徴すべき不足税額 ( 当該減額更正前に賦課した税額から当該減額更正に基因して変更した税額を控除した金額 ( 還付金の額に相当する税額を含む ) に達するまでの部分に相当する税額に限る 以下この項において同じ ) については 次に掲げる期間 ( 令第 4 8 条の9の9 第 4

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[ 特別控除の一覧 ] 控除の内容 特定扶養親族控除 ( 税法上の扶養親族で満 16 才以上 23 才未満の扶養親族 ) 老人扶養親族 配偶者控除 ( 税法上の扶養親族で満 70 才以上の扶養親族 ) 控除額 1 人につき 250,000 1 人につき 100,000 障がい者控除寡婦 ( 夫 )

国保年金課主査小檜山智晶 < 議 事 > 議事に入る 出席委員は 14 名であり 過半数に達しているため ここに協議会が 成立していることを報告する 会議録署名委員については慣例により の指名推 薦としたい 各委員 異議なし 渡部暢子委員 山崎雄一郎委員を指名する それでは 諮問案件 会津若松市国民

公的年金からの特別徴収制度の見直しについて ( 平成 28 年 10 月以降適用 ) 公的年金からの特別徴収制度の見直しが行われ 平成 28 年 10 月以降に実施 される特別徴収より 下記のとおり制度が改正されました 1 特別徴収税額の算定方法の見直し 年間の公的年金からの特別徴収税額の平準化を図


に該当する者については 同項の規定にかかわらず受給資格者とする 3 病院等に入院等したことにより 本市の区域内に住所を変更したと認められる第 1 項各号に該当する者については 同項の規定にかかわらず受給資格者としない 4 第 1 項及び第 2 項の規定にかかわらず 次の各号のいずれかに該当する者は

(2) 保険料の算定に関する基本的な方針 1 保険料負担の水準保険料負担の水準については 計画の対象期間である3 年間を通じ おおむね財政の均衡を確保することが可能となるよう 保険料を算定します したがって 人口の高齢化が進展する中では 保険給付が増大することに伴い 保険料負担が増大することは 避け

国民健康保険料の減額・減免等

MR通信H22年1月号

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改正された事項 ( 平成 23 年 12 月 2 日公布 施行 ) 増税 減税 1. 復興増税 企業関係 法人税額の 10% を 3 年間上乗せ 法人税の臨時増税 復興特別法人税の創設 1 復興特別法人税の内容 a. 納税義務者は? 法人 ( 収益事業を行うなどの人格のない社団等及び法人課税信託の引

計算してみましょう あなたの個人住民税はいくらになりますか? 高知市に住む T さんの場合 ( サラリーマン ) 家 族 妻 ( パートタイム労働者 収入 120 万円 : 所得 =120 万円 -65 万円 =55 万円 ) 子 人大学生 中学生 収 入 万円 社会保険料 万円 新生命保険料 万円

20年度「応用課程・ビデオ問題」

給与所得控除 給与収入の金額 控 除 額 162 万 5,000 円以下 65 万円 162 万 5,000 円超 180 万円以下 収入金額 40% 180 万円超 360 万円以下 収入金額 30% + 18 万円 360 万円超 660 万円以下 収入金額 20% + 54 万円 660 万円

平成 28 年度市民税 県民税申告の手引き 申告書を提出しなければならない人平成 28 年 1 月 1 日現在 幸手市内に住所を有する人 (1 月 2 日以降に幸手市に転入した人は従前の住所地で申告を行ってください ) ただし 次に該当する人は この申告をする必要はありません 1 平成 27 年分の

( 参考 ) 平成 29 年度予算編成にあたっての財務大臣 厚生労働大臣の合意事項 ( 平成 29 年 12 月 19 日大臣折衝事項の別紙 ) < 医療制度改革 > 別紙 (1) 高額療養費制度の見直し 1 現役並み所得者 - 外来上限特例の上限額を 44,400 円から 57,600 円に引き上

1

納税義務者は世帯主です 国民健康保険税は世帯主に課税されます 世帯主自身が他の健康保険に加入していても 世帯内に国民健康保険加入者がいれば 納税義務者は世帯主になります ( 根拠法令 : 地方税法第 703 条の 4 上郡町国民健康保険税条例第 1 条 ) そのため 国民健康保険税に関する通知などは

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第 3 条条例第 3 条第 2 項第 2 号の所得割の額 ( 以下 所得割の額 という ) の算定は 次の各号に掲げる場合に応じ 当該各号に定める方法により行うものとする (1) 地方税法第 314 条の7 並びに附則第 5 条の4 第 6 項及び第 5 条の4の2 第 6 項の規定による控除をされ

「公的年金からの特別徴収《Q&A

Transcription:

資料 1 国民健康保険料の 算定方式等について

国民健康保険料の構成について 1 医療分保険料川崎市の国保加入者の医療費等に充てる ( 加入者全員が負担 ) 2 後期高齢者支援金等分保険料全国の後期高齢者医療制度の医療費等に充てる ( 加入者全員が負担 ) 3 介護分保険料全国の介護保険給付費に充てる ( 介護保険第 2 号被保険者 (40 歳 ~64 歳 ) が負担 ) 1

国民健康保険料の算定方法 医療分 後期高齢者支援金等分 介護分保険料ごとに算定します * 所得割額 ( 当該年度の市民税 県民税額に応じて算定 ) + * 被保険者均等割額 ( 国保加入者数に応じて算定 ) + * 世帯別平等割額 (1 世帯あたりの定額 ) = 国民健康保険料 ( 年間額 ) 2

保険料の計算具体例 (1) 医療分保険料 下線は 平成 23 年度の保険料率 夫 45 歳 妻 38 歳 子ども 2 人 市民税 県民税額 150,000 円 所得割 150,000 円 100/100 =150,000 円 均等割 15,464 円 4 人 = 61,856 円 平等割 (1 世帯あたり ) 20,054 円 国民健康保険料 (1+2+3) 375,490 円 ( 年間額 ) 1( 医療分保険料合計 231,910 円 ) 支援分保険料 所得割 150,000 円 36/100 = 54,000 円 均等割 4,929 円 4 人 = 19,716 円 平等割 (1 世帯あたり ) 6,392 円 2( 支援分保険料合計 80,100 円 ) 介護分保険料 (40 歳 ~64 歳 ) 所得割 150,000 円 35/100 = 52,500 円均等割 5,705 円 1 人 = 5,705 円平等割 (1 世帯あたり ) 5,279 円 3( 介護分保険料合計 63,480 円 ) (10 円未満切捨て ) 3

保険料の計算具体例 (2) 下線は 平成 23 年度の保険料率 夫婦とも 70 歳 2 人世帯 市民税 県民税額非課税 医療分保険料 所得割 なし 均等割 15,464 円 2 人 = 30,928 円 平等割 (1 世帯あたり ) 20,054 円 1( 医療分保険料合計 50,980 円 ) 支援分保険料 所得割 なし 均等割 4,929 円 2 人 = 9,858 円 平等割 (1 世帯あたり ) 6,392 円 国民健康保険料 (1+2+3) 67,230 円 ( 年間額 ) 2( 支援分保険料合計 16,250 円 ) 介護分保険料 (40 歳 ~64 歳 ) なし (65 歳以上は介護保険の保険者に支払う ) 3( 介護分保険料 0 円 ) (10 円未満切捨て ) 4

所得割額の算定方式の定め方 * 市町村は 政令で規定された複数の算定方式の中から いずれかの算定方式を用いて算定します * 政令で示された算定方式は 大きく分けて次の 2 つの方式に区分されます 1 税額方式 ( 税額を用いて算定 ) 2 所得方式 ( 所得を用いて算定 ) 川崎市 5

所得割額の算定方式 1 税額方式 税額方式は 主に大都市で採用しています ( 平成 23 年度 : 政令市では川崎 横浜 名古屋 広島など 7 市が採用 ) 非課税世帯には所得割額が賦課されません 課税世帯 ( 中間所得層 ) で所得割額を負担しています 税制改正の影響を大きく受けてしまう 税制改正の内容により 同じ所得であっても保険料が変更となる 例 : 老年者控除の廃止 ( 平成 18 年度 ) 税額方式を採用している市町村は 1,730 市町村中 14 市町のみ ( 平成 23 年 4 月 1 日現在 ) 政令改正により 平成 24 年度末で廃止される 6

所得割額の算定方式 2 所得方式 所得方式は 現在 99% 以上の市町村が採用 税制改正の影響を受けない 非課税であっても 一定の所得があれば所得割額が賦課されるため 幅広い階層に対して所得割額の賦課を行うことが可能 政令改正により 平成 25 年度から所得方式へ算定方式が全国統一される 7

現行の算定方法イメージ 保険料額 非課税世帯 現行 1 税方式による保険料額 ( 最高限度額 :77 万円 ) 所得割 平等割 均等割 現行 2 非課税世帯は 応益割保険料のみ 課税世帯 所得 扶養の人数等 所得控除に関わる要素を考慮しない場合のイメージ図 8

算定方式の変更イメージ 保険料額 所得割非課税世帯 変更後 2 所得方式では 非課税世帯にも所得割保険料が発生 ( 最高限度額 :77 万円 ) 変更後 1 所得方式による保険料額 均等割 平等割 変更後 3 賦課総額は変わらないため 所得割負担者の増により 保険料率は下がる 課税世帯 所得 扶養の人数等 所得控除に関わる要素を考慮しない場合のイメージ図 9

税方式 所得を用いた賦課方式への変更 所得方式 = 旧ただし書き所得方式 旧ただし書き所得とは 地方税法第 292 条第 4 項ただし書に規定されていた課税所得金額のこと 合計所得金額 - 基礎控除 (33 万円 ) = 旧ただし書き所得 国民健康保険法第 81 条 * 保険料の賦課に関する基準は政令で定める旨を規定 国民健康保険法施行令第 29 条の 7 第 2 項第 4 号 * 旧ただし書き所得 を 地方税法第 314 条の 2 第 1 項に定める合計所得金額から 基礎控除 (33 万円 ) のみを控除した金額と規定 10

住民税の所得控除について 住民税の算定には 次の所得控除が行われています ( 主な所得控除 ) 1 障害者控除 260,000 円 ( 特別障害者 30 万円 ) 2 寡婦控除 260,000 円 ( 特定寡婦 30 万円 ) 3 扶養控除 330,000 円 ( 別途基準あり ) 扶養者数 4 医療費控除 支払済医療費 -10 万円 ( 限度額 200 万円 ) 5 その他 配偶者 社会保険料 生命保険料 雑損控除等 ( 課題 ) 旧ただし書き所得方式では 税制上の優遇措置が国民健康保険料の算定に反映されません 多くの所得控除を受けていた方は 保険料の上昇が見込まれます 11

負担の緩和策の検討 保険料が上昇する世帯が生じます ( 理由 ) 算定根拠が 税額 から 所得 に変わるため 負担の緩和を目的とした 軽減措置 の検討 12

算定方式の変更による所得割保険料への影響 ( 例 医療分 )1 A さん 家族なし B さん 4 人家族 所得 400 万円 所得は B さんの 400 万円のみ 現行 市民税 県民税額 30 万円市民税 県民税額 20 万円現行所得割保険料 30 万円所得割保険料 20 万円 変更後 旧ただし書き所得 367 万円旧ただし書き所得 367 万円変更後所得割保険料 23.1 万円所得割保険料 23.1 万円 現行方式の場合 A さんと B さんは 所得は同じだが 控除内容により税額が異なるため 所得割保険料額も異なる 所得方式に変更した場合 A さんと B さんは 所得が同じなので所得割保険料額も同じ 13

算定方式の変更による所得割保険料への影響 ( 例 医療分 )2 C さん 2 人家族 所得は C さんの 90 万円のみ 現行 市民税 県民税額 所得割保険料 非課税 0 円 変更後 旧ただし書き所得 所得割保険料 57 万円 3.6 万円 現行方式の場合 C さんは 所得はあるが 課税の基準額より低く 非課税となるため 所得割保険料は発生しない 所得方式に変更した場合 旧ただし書き所得が 57 万円あるため 所得割保険料が発生する 14

賦課割合について 賦課割合とは 応能割保険料総額と応益割保険料総額の構成割合です 応能割 所得割 ( 所得に応じた負担 ) 応益割 均等割 ( 加入者 1 人あたりの負担 ) 平等割 (1 世帯あたりの負担 ) 15

賦課割合の現状と課題 国の標準賦課割合 50:50 川崎市の賦課割合 65:35 ( 所得割 65: 均等割 20+ 平等割 15) ( 特徴 ) 国の標準割合に比べて 所得のある方の負担が多く 非課税世帯等の低所得の方の負担が少ない ( 参考 ) 後期高齢者医療制度 61:39 ( 神奈川県平成 22 23 年度 ) 神奈川県の後期高齢者医療制度加入者の所得は 他県と比較して高い ( 国調査結果 ) 16

資料 2 川崎市国民健康保険運営協議会への諮問内容について ( 報告事項 ) 次のとおり 国民健康保険料の算定方式等の見直しについて 平成 23 年 11 月 25 日開催の第 214 回川崎市国民健康保険運営協議会に諮問する予定です 1 法令改正に伴う所得割額算定方式の変更 保険料の算定方式については 現行の 税額方式 が平成 24 年度をもって廃止となり 平成 25 年度から全国の 1,730 市町村中 1,716 市町村 ( 平成 23 年 4 月現在 ) が用いている 旧ただし書き所得方式 に変更となることが決定しています この見直しを平成 24 年度から行うことにより 中間所得層の負担感を早期に軽減することができます 2 軽減措置の実施 (1) 非課税世帯等への軽減措置 (1) の実施 算定方式の見直しに伴い 非課税世帯等に対して 平成 24 年度から平成 26 年度まで段階的に軽減措置を実施し 平成 27 年度以降は医療制度改正まで 定率による軽減措置を実施します (2) 障害者世帯 寡婦 ( 夫 ) 世帯への軽減措置 (2) の実施 所得控除における特別な人的控除を受ける世帯に対して 3 か年の時限で軽減措置を実施します 軽減措置 (1) 軽減措置 (2) 1 非課税世帯 2 旧ただし書き所得が課税標準額の 2 倍を超えている世帯 2 は 2 倍を超える所得部分について控除を実施 1 障害者控除 対象 内容 軽減期間 旧ただし書き所得を次の割合 で控除 24 年度 90% 25 年度 60% 26 年度 30% 27 年度 10% 27 年度以降継続 2 寡婦 ( 夫 ) 控除の適用を受けている世帯 13,000 円 ( 又は 15,000 円 ) を保険料から控除 控除額 26 万円又は 30 万円 10% 50% 平成 24 年度から次期医療制度改正まで 平成 24 年度から平成 26 年度までの 3 年間 3 医療分保険料賦課総額の算定方法の変更 現行の医療分保険料賦課総額の 50% を賦課する算定方法から 歳出総額から歳入総額を控除する 算定方法へと変更します 4 実施時期 平成 24 年度から 上記 1 から 3 を実施します

国民健康保険料算定方式等の見直しについて ( 案 ) 資料 3 1 法令改正に伴う所得割額算定方式の変更平成 24 年度から 現行の 税額方式 から 旧ただし書き所得方式 へ変更します 川崎市国民健康保険料の計算方法 現行 ( 税額方式 ) 川崎市国民健康保険条例第 14 条 一般被保険者に係る基礎賦課額 第 15 条 退職被保険者等に係る基礎賦課額 他 20 21 26 条 当該年度分として納付し 又は納付すべき市県民税額の合計額 所得割額被保険者均等割額世帯別平等割額 市民税 県民税額 所得割料率 + 国保加入者数 均等割料率 + 国保加入世帯数 平等割料率 = 保険料 ( 年間額 ) 税額方式の特徴 * 税制改正の影響を大きく受けてしまう * 非課税世帯には所得割が賦課されない 変更後 ( 旧ただし書き所得方式 ) ( 条例改正の要旨 ) 賦課期日の属する年の前年の所得に係る基礎控除後の総所得金額 ( 基礎控除後の総所得金額 ) 所得割額 旧ただし書き所得 所得割料率 + 被保険者均等割額 国保加入者数 均等割料率 + 世帯別平等割額 国保加入世帯数 平等割料率 = 保険料 ( 年間額 ) 旧ただし書き所得 とは 住民税の計算の基礎となる合計所得金額から 基礎控除 (33 万円 ) のみを差し引いた額 旧ただし書き所得方式の特徴 * 税制改正の影響を受けない * 非課税でも一定の所得があれば所得割を賦課 ( 幅広い階層に所得割額の賦課が可能 ) 変更を行う理由 (1) 法改正により 税額方式の廃止 が決定していること平成 25 年度から 旧ただし書き所得方式 に算定方法を全国統一とすることが決定しています ( 政令化 ) ( 参考 ) 税額方式を用いている市町村は 1,730 市町村中 14 市町のみ ( 平成 23 年 4 月 1 日現在 ) (2) 中間所得層に保険料負担が偏っていること税額方式を用いていることにより 課税世帯のみに負担が偏っていた所得割額を 一定の所得のある世帯に広く保険料負担を求め 中間所得層に係る所得割額の負担緩和を図ることができます ( 参考 ) 平成 23 年度当初賦課時点 : 非課税及び所得がない世帯約 46% 平成 24 年度当初賦課時点 : 所得割のある世帯約 60%( 推計 ) 1

条例で新たに規定 所得割額の算定の特例 2 (1) 非課税世帯等への軽減措置 (1) の実施算定方式の見直しに伴い 非課税世帯等に対して 平成 24 年度から平成 26 年度まで段階的に軽減措置を実施し 平成 27 年度以降は医療制度改正まで定率による軽減措置を実施します 所得と保険料の関係 77 万円(保険 料)旧ただし書き所得方式へ変更 = 中間所得層の負担を緩和課税所得 旧ただし書き所得方式 による保険料 現行 税額方式 による保険料 非課税世帯 ( 所得 ) ( ) 上図はイメージであり 所得が同じでも世帯構成 所得控除等の状況により保険料に差が生じます 軽減措置 保険料が上昇する世帯 非課税世帯 ( 非課税でも旧ただし書き所得が発生する世帯 ) 所得控除 ( 扶養控除 障害者控除 寡婦 ( 夫 ) 控除等 ) の適用を多く受けている世帯 (1) 非課税の被保険者 の場合 保険料算定の基礎となる所得 ( 旧ただし書き所得 ) から 次のとおり一定割合を控除して保険料を算定します 平成 24 年度 90% 平成 25 年度 60% 平成 26 年度 30% 平成 27 年度以降 10% (2) 保険料算定の基礎となる所得( 旧ただし書き所得 ) が 住民税の課税標準額 ( 住民税の税率に乗じる所得 ) の2 倍を超えている被保険者 の場合旧ただし書き所得から 住民税の課税標準額の2 倍を超える部分の一定割合を段階的に控除して保険料を算定します 住民税の課税標準額が0 円の場合は 保険料算定の基礎となる所得 ( 旧ただし書き所得 ) から 当該所得の一定割合を段階的に控除して保険料を算定します 平成 24 年度 90% 平成 25 年度 60% 平成 26 年度 30% 平成 27 年度以降 10% 2

条例で新たに規定 所得割額の算定の特例 2(2) 障害者世帯 寡婦 ( 夫 ) 世帯への軽減措置 (2) の実施障害者控除 寡婦 ( 夫 ) 控除の適用を受けている被保険者が属する世帯に対して 3 か年 軽減措置を実施します 保険料から控除 複数の被保険者がいる世帯のうち 当該世帯に係る 軽減措置 (1) に基づく判定後の所得割保険料 から 障害者控除又は寡婦 ( 夫 ) 控除の金額 (1 人 26 万円又は30 万円 ) 10%( 住民税の税率 ) に50% を乗じた値を控除します 障害者控除又は寡婦 ( 夫 ) 控除の適用を受けている被保険者 について 旧ただし書き所得が 26 万円 ( 特別障害者 特定の寡婦の対象者は 30 万円 ) 以上であること 軽減措置 (2) を行う理由 旧ただし書き所得方式 への変更による影響 ( 所得割額の上昇 ) が大きいため 障害者や寡婦 ( 夫 ) に該当する者は 税制面で特別な配慮 ( 障害者控除 寡婦 ( 夫 ) 控除 ) がなされている結果 現行の税額方式では所得割額が低く算定されているため 軽減措置 (1) のみの適用では 扶養控除の適用を受けている世帯 における保険料の上昇が抑制できないことから 軽減措置を行います 3

3 医療分保険料賦課総額算定方法の変更について ( 川崎市国民健康保険条例第 13 条 ) 現在の算出方法 ( 地方税法に規定する算定方法 ) 賦課対象経費の 50%( 賦課率を 50% で固定した上で賦課総額を決定 ) 賦課対象経費 : 歳出総額 ( 療養の給付等医療費 ) 50% 50% 賦課総額 国費 県費 調整交付金 市費等 保険料 変更後 ( 国民健康保険法施行令に規定する算定方法 ) 賦課対象経費に係る歳出総額 (A) から歳入総額 (B) を控除する方法に変更 ( (A) - (B) = (C) ) (A) 賦課対象経費 : 歳出総額 ( 療養の給付等医療費 ) (B) 歳入総額 (C) 賦課総額 ( 歳出総額 - 歳入総額 ) 国費 県費 保険料 市費等 ( 繰入金 ) 医療分賦課総額の算定方法の変更を行う理由 1 賦課総額の算定方法の統一を図るため支援分保険料 介護分保険料の賦課総額の算定については 既に 賦課対象経費に係る歳出総額から歳入総額を控除する方法 により行っていることから 医療分保険料においても同様の方法により算定することで 保険料賦課総額の算定方式の統一を図る 2 今後の国保広域化を見据えた算定方法の変更今後の医療制度改革 国保広域化を背景に 保険料の賦課総額の算定方法の標準化が見込まれるため 4