高年齢者雇用就業対策の体系 1 年齢にかかわりなく意欲と能力に応じて働くことができる 生涯現役社会 の実現に向けた高年齢者の就労促進 年齢にかかわりなく働くことができる企業の普及に向けた支援を充実するとともに 高齢期にさしかかった段階で 高齢期の生き方を見つめ直すことを奨励するなど 生涯現役社会の実

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取材時における留意事項 1 撮影は 参加者の個人が特定されることのないよう撮影願います ( 参加者の顔については撮影不可 声についても収録後消去もしくは編集すること ) 2 参加者のプライバシーに配慮願います 3 その他 (1) 撮影時のカメラ位置等については 職員の指示に従ってください (2) 参

第3節 重点的な取り組み

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市報2016年3月号-10

①公表資料本文【ワード軽量化版】11月8日手直し版【1025部長レク⑤後】平成30年61本文(元データあり・数値1004版)

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今回の改正によってこの規定が廃止され 労使協定の基準を設けることで対象者を選別することができなくなり 希望者全員を再雇用しなければならなくなりました ただし 今回の改正には 一定の期間の経過措置が設けられております つまり 平成 25 年 4 月 1 日以降であっても直ちに希望者全員を 歳まで再雇用

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問 2 次の文中のの部分を選択肢の中の適切な語句で埋め 完全な文章とせよ なお 本問は平成 28 年厚生労働白書を参照している A とは 地域の事情に応じて高齢者が 可能な限り 住み慣れた地域で B に応じ自立した日常生活を営むことができるよう 医療 介護 介護予防 C 及び自立した日常生活の支援が

Microsoft Word - コピー ~ (確定) 61発表資料(更新)_

23 歳までの育児のための短時間勤務制度の制度普及率について 2012 年度実績の 58.4% に対し 2013 年度は 57.7% と普及率は 0.7 ポイント低下し 目標の 65% を達成することができなかった 事業所規模別では 30 人以上規模では8 割を超える措置率となっているものの 5~2

(1) 政府の方針 (2) 近年の法改正の動向 (3) 国の高齢者雇用施策の概要 2 神奈川県の取組 (1) シニア ジョブ スタイル かながわ (2) 神奈川生涯現役促進協議会の取組 (3) 第 10 次神奈川県職業能力開発計画 (4) 経済団体への要請 (5) シルバーベンチャーの創出促進 (6

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平成 27 年度事業報告 公益社団法人愛媛県シルバー人材センター連合会 1. 概要平成 27 年度の国内経済については 積極的な経済政策と金融政策が打ち出され 緩やかな回復基調で推移した しかし 年度後半には 中国経済の減速や原油安による先行き不安等によって経済状況は停滞した シルバー人材センター事

図表 1 人口と高齢化率の推移と見通し ( 億人 ) 歳以上人口 推計 高齢化率 ( 右目盛 ) ~64 歳人口 ~14 歳人口 212 年推計 217 年推計

みずほインサイト 政策 2013 年 2 月 20 日 希望者全員を 65 歳まで雇用義務化高齢者が活躍できる職場の創設と人材育成が課題 政策調査部上席主任研究員堀江奈保子 年 4 月 1 日に高年齢者雇用安

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2. 繰上げ受給と繰下げ受給 65 歳から支給される老齢厚生年金と老齢基礎年金は 本人の選択により6~64 歳に受給を開始する 繰上げ受給 と 66 歳以降に受給を開始する 繰下げ受給 が可能である 繰上げ受給 を選択した場合には 繰上げ1カ月につき年金額が.5% 減額される 例えば 支給 開始年齢

高齢社会は危機かチャンスか

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平成28年版高齢社会白書(概要版)

東日本大震災への対応 政府一体となって ハローワークを中心に被災者の就労を強力に支援 特別相談窓口での相談 ハローワークに特別相談窓口を設置 出張相談の様子 ( 福島労働局 ) 仮設住宅等への出張相談 仮設住宅等の入所者を対象として ハローワークからの出張相談を実施 雇用保険受給者実人員の推移 就職

平成30年版高齢社会白書(概要版)(PDF版)

2 継続雇用 の状況 (1) 定年制 の採用状況 定年制を採用している と回答している企業は 95.9% である 主要事業内容別では 飲食店 宿泊業 (75.8%) で 正社員数別では 29 人以下 (86.0%) 高年齢者比率別では 71% 以上 ( 85.6%) で定年制の採用率がやや低い また

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中央労働災害防止協会発表

第 1 部 施策編 4

第 2 章高齢者を取り巻く現状 1 人口の推移 ( 文章は更新予定 ) 本市の総人口は 今後 ほぼ横ばいで推移する見込みです 高齢者数は 増加基調で推移し 2025 年には 41,621 人 高齢化率は 22.0% となる見込みです 特に 平成 27 年以降は 後期高齢者数が大幅に増加する見通しです

第28回介護福祉士国家試験 試験問題「社会の理解」

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(2) 高齢者の福祉 ア 要支援 要介護認定者数の推移 介護保険制度が始まった平成 12 年度と平成 24 年度と比較すると 65 歳以上の第 1 号被保険者のうち 要介護者又は要支援者と認定された人は 平成 12 年度末では約 247 万 1 千人であったのが 平成 24 年度末には約 545 万


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親と同居の未婚者の最近の状況(2016 年)

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長野県の少子化の現状と課題

このような団塊の世代が高齢期を迎えようとする中 高齢者も他の世代とともに地域を支えていくという考え方を基本として 団塊の世代を含む高齢者の活躍が期待されているところです 地域活動に関するアンケート ( 平成 20 年 3 月大阪市 ) によると 地域活動に 既に参加 または 今後参加したい と考えて

2 経口移行加算の充実 経口移行加算については 経管栄養により食事を摂取している入所者の摂食 嚥 下機能を踏まえた経口移行支援を充実させる 経口移行加算 (1 日につき ) 28 単位 (1 日につき ) 28 単位 算定要件等 ( 変更点のみ ) 経口移行計画に従い 医師の指示を受けた管理栄養士又

はじめに ~ 日本の人口の推計 ~ 日本の人口は近年横ばいであり 人口減少の局面を迎えています 2060 年には総人口が9,000 万人を割り込み 65 歳以上人口の割合 高齢化率 は 全人口の40% に近い水準になると推計されています それに伴い 生産年齢人口割合も約 50% まで下がると予想され

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- 調査結果の概要 - 1. 改正高年齢者雇用安定法への対応について a. 定年を迎えた人材の雇用確保措置として 再雇用制度 導入企業は9 割超 定年を迎えた人材の雇用確保措置としては 再雇用制度 と回答した企業が90.3% となっています それに対し 勤務延長制度 と回答した企業は2.0% となっ

親と同居の壮年未婚者 2014 年

平成26年度事業実施計画

Ⅱ 取組み強化のためのアンケート調査等の実施 (1) 建設技能労働者の賃金水準の実態調査国土交通省から依頼を受けて都道府県建設業協会 ( 被災 3 県及びその周辺の7 県を除く ) に対し調査を四半期ごとに実施 (2) 適切な賃金水準の確保等の取組み状況のアンケート調査国は 平成 25 年度公共工事

ダイバーシティ 年に向けた政策展開のポイント テレワークが当たり前になる社会 の実現に向け 多様な主体と連携した普及啓発や導入支援への取組を強化 地域での就労支援やマッチング強化により 女性や高齢者の就業を推進 働き方改革と併せて時差 Biz の定着に向けた取組を推進 強化した政策

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C 労働 (1) 総数 ( 単位人 ) 年齢 (5 歳階級 ) 総 総数主に仕事 C-1 労働力状態 (8 区分 ), 年齢 家事のほか仕事 通勤のかたわら仕事 休業者 98,762 59,160 56,303 45,585 8,703 1, ~19 歳 6,689 1,108 9

1 ハローワークとは 1

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少子高齢化班後期総括

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このジニ係数は 所得等の格差を示すときに用いられる指標であり 所得等が完全に平等に分配されている場合に比べて どれだけ分配が偏っているかを数値で示す ジニ係数は 0~1の値をとり 0 に近づくほど格差が小さく 1に近づくほど格差が大きいことを表す したがって 年間収入のジニ係数が上昇しているというこ

平成 31 年度予算案 の概要について 平成 30 年 12 月 人材開発統括官

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3.HWIS におけるサービスの拡充 HWISにおいては 平成 15 年度のサービス開始以降 主にハローワーク求人情報の提供を行っている 全国のハローワークで受理した求人情報のうち 求人者からインターネット公開希望があったものを HWIS に公開しているが 公開求人割合は年々増加しており 平成 27

雇用の現状_季刊版2014年夏号

愛知県労働協会中長期計画 ( 後期 ) 平成 29 年 3 月 第 1 中期計画 ( 後期 ) 策定の趣旨公益財団法人愛知県労働協会は これまで 勤労福祉会館等の管理運営事業のほか 労働関係情報の収集 提供等に関する事業 職業適性検査に関する事業などの県からの委託 補助事業及び労働教育事業などの自主

企業の人材確保支援 中小企業人材支援センターによる採用 定着支援や 障がい者の雇用促進 企業の成長を担うプロ人材の採用支援等により 大阪産業を支える中小企業の人材確保を支援する 大阪働き方改革支援センターの人材確保支援の機能を強化し 大阪人材確保推進会議と協働して製造 運輸 建設の 3 分野を中心に

11月は『職業能力開発促進月間

5. 退職一時金に係る就業規則のとりまとめ 退職一時金に係る就業規則の提供があった企業について 退職一時金制度の状況をとりまとめた なお 提供された就業規則を分析し 単純に集計したものであり 母集団に復元するなどの統計的な処理は行っていない 退職一時金の支給要件における勤続年数 退職一時金を支給する

第 Ⅰ 部本調査研究の背景と目的 第 1 節雇用確保措置の義務化と定着 1. 雇用確保措置の義務化 1990 年代後半になると 少子高齢化などを背景として 希望者全員が その意欲 能力に応じて65 歳まで働くことができる制度を普及することが 政策目標として掲げられた 高年齢者雇用安定法もこの動きを受

人口 世帯に関する項目 (1) 人口増加率 0.07% 指標の説明 人口増加率 とは ある期間の始めの時点の人口総数に対する 期間中の人口増加数 ( 自然増減 + 社会増減 ) の割合で 人口の変化量を総合的に表す指標として用いられる 指標の算出根拠 基礎データの資料 人口増加率 = 期間中の人口増

7 対 1 10 対 1 入院基本料の対応について 2(ⅲ) 7 対 1 10 対 1 入院基本料の課題 将来の入院医療ニーズは 人口構造の変化に伴う疾病構成の変化等により より高い医療資源の投入が必要となる医療ニーズは横ばいから減少 中程度の医療資源の投入が必要となる医療ニーズは増加から横ばいにな

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6 市町村と連携した就職促進セミナー ( 総括 コーディネート ) 就職活動の進め方 履歴書の書き方 面接対策 等をテーマにしたセミナーを市町村等実施地区の関係者と協力 連携して実施 ( 県内 15 地区 ) 7 新入社員向け職場定着促進セミナー ( 総括 コーディネート ) 概ね入社後 1 年の若

〔社団法人 小野市シルバー人材センターの設立にかかる事前協議資料〕

地域包括ケア構築に向けた実態調査の実施 ひとり暮らし高齢者 高齢者のみ世帯 の全てを訪問形式で調査 地域全体で生活支援等必要なサービス内容を検討 H24 年度 H24.7 月 ~ひとり暮らし実態調査 ( 訪問 ) 集計 解析 ( 名古屋大学 )1 H 福祉を考える集会 ( 住民 関係者

参考 平成 27 年 11 月 政府税制調査会 経済社会の構造変化を踏まえた税制のあり方に関する論点整理 において示された個人所得課税についての考え方 4 平成 28 年 11 月 14 日 政府税制調査会から 経済社会の構造変化を踏まえた税制のあり方に関する中間報告 が公表され 前記 1 の 配偶

平成 年 2 月 日総務省統計局 労働力調査 ( 詳細集計 ) 平成 24 年 10~12 月期平均 ( 速報 ) 結果の概要 1 Ⅰ 雇用者 ( 役員を除く ) 1 1 雇用形態 2 非正規の職員 従業員の内訳 Ⅱ 完全失業者 3 1 仕事につけない理由 2 失業期間 3 主な求職方法 4 前職の

緑の雇用 事業を開始するまでは 林業の新規就業者数は年平均約 2 千人程度でしたが 事業 を開始した以後は約 3 千 4 百人に増加し 平成 22 年度には 4,013 人となっています ( 図 ) 2

定していました 平成 25 年 4 月 1 日施行の 高年齢者等の雇用の安定等に関する法律の一部を改正する法律 では, 継続雇用制度の対象者を限定できる仕組みの廃止について規定されていますが, 平成 25 年 4 月 1 日の改正法施行の際, 既にこの基準に基づく制度を設けている会社の選定基準につい

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統計トピックスNo.96 登山・ハイキングの状況 -「山の日」にちなんで-

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事業活動の縮小に伴い雇用調整を行った事業主の方への給付金

平成27年国勢調査世帯構造等基本集計結果の概要

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中小企業子育て支援助成金 子育て支援を行う中小企業に対する支援の充実のため 育児休業取得者 短時間勤務制度の適用者が初めて出た中小企業事業主 ( 従業員 100 人以下 ) に助成金を支給する ( 平成 18 年度から 5 年間の特別措置 ) 支給要件 中小企業事業主 ( 従業員 100 人以下 )

14 日本 ( 社人研推計 ) 日本 ( 国連推計 ) 韓国中国イタリアドイツ英国フランススウェーデン 米国 図 1. 1 主要国の高齢化率の推移と将来推計 ( 国立社会保障 人口問題研究所 資料による ) 高齢者を支える

規定例 ( 育児 介護休業制度 ) 株式会社 と 労働組合は 育児 介護休業制度に関し 次 のとおり協定する ( 対象者 ) 育児休業の対象者は 生後満 歳に達しない子を養育するすべての従業員とする 2 介護休業の対象者は 介護を必要とする家族を持つすべての従業員とする 介護の対象となる家族の範囲は

07体制届留意事項(就労継続支援A型)

資料9

に該当する者に支給されるものに限る ) 移転費及び 3の求職活動支援費の支給対象とすることとされた ( 第 56 条の3 第 1 項第 2 号及び同条第 2 項関係 ) 3 高年齢被保険者 ( 教育訓練を開始した日が高年齢被保険者でなくなった日から1 年以内にある者を含む ) について 教育訓練給付

職場環境 回答者数 654 人員構成タイプ % タイプ % タイプ % タイプ % タイプ % % 質問 1_ 採用 回答 /654 中途採用 % 新卒採用 % タ

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Transcription:

資料 2 高齢者の活躍促進について 厚生労働省平成 25 年 11 月 11 日 1

高年齢者雇用就業対策の体系 1 年齢にかかわりなく意欲と能力に応じて働くことができる 生涯現役社会 の実現に向けた高年齢者の就労促進 年齢にかかわりなく働くことができる企業の普及に向けた支援を充実するとともに 高齢期にさしかかった段階で 高齢期の生き方を見つめ直すことを奨励するなど 生涯現役社会の実現に向けた社会的な機運の醸成を図る運動を実施する 地域別生涯現役社会実現モデル事業の実施 ( 平成 25 年度新規事業 ) ( 地域の中核的なモデル企業における取組を通じた地域の機運醸成や 事業主に対して生涯現役社会に向けた雇用管理に係る相談を実施 ) 高年齢者雇用安定助成金の支給 ( 平成 25 年度新規事業 ) ( 高年齢者の雇用環境の整備を行う事業主に対する助成 ) 高齢 障害 求職者雇用支援機構による事業主に対する相談 援助 2 高年齢者が地域で働ける場や社会を支える活動ができる場の拡大 シルバー人材センターの活用などにより 定年退職後などの高年齢者の多様な就業ニーズに応じた就業機会を確保する シルバー人材センター事業の推進 生涯現役社会実現環境整備事業の実施 ( 平成 25 年度新規事業 ) ( 高齢期の職業生活設計に係るセミナーの開催等を行い 高年齢者の生涯現役に向けた職業生活設計を支援 ) シニアワークプログラム事業の実施 ( 拡充 ) ( 事業主団体や公共職業安定機関等と連携して 技能講習 面接会 職場体験等を一体的に実施 ) 3 高年齢者などの再就職の援助 促進 高年齢者が安心して再就職支援を受けることができるよう 全国の主要なハローワークで職業生活の再設計に係る支援や担当者制による就労支援を実施するなど 再就職支援を充実 強化する 高年齢者就労総合支援事業の実施 ( 平成 25 年度新規事業 ) ( 全国の主要なハローワークに高年齢者雇用相談窓口を設置し 職業生活の再設計に向けた支援やナビゲーターによる担当者制の就労支援等を実施 ) 特定求職者雇用開発助成金等の各種助成金の支給 シニアワークプログラム事業の実施 再掲 4 高年齢者雇用確保措置の実施義務化 改正高年齢者雇用安定法の円滑な施行 ( 平成 25 年 4 月 1 日 ) 高齢 障害 求職者雇用支援機構による事業主に対する相談 援助 再掲 2

高年齢者に係る雇用制度の状況 ( 平成 25 年 6 月 1 日現在 ) 平成 25(2013) 年 6 月 1 日現在の企業 (31 人以上規模 ) における高年齢者の雇用状況は以下のとおりとなっている 1 高年齢者雇用確保措置の実施状況高年齢者雇用安定法に沿った高年齢者雇用確保措置を実施済みの企業は143,070 社中 132,067 社 92.3%( 前年差 0.5ポイント減 )( 大企業 95.6%(14,179 社 ) 中小企業 91.9%(117,888 社 )) 平成 25 年 4 月に制度改正があったため 本年と前年の数値は単純には比較できない 2 雇用確保措置の内容雇用確保措置実施済み企業のうち 定年の廃止や定年の引上げの措置を講じたところは少なく 81.2% が継続雇用制度を導入 3 定年到達者の動向 過去 1 年間の 60 歳定年到達者約 37 万人のうち 継続雇用を希望しなかった者の割合は 22.3% 定年後に継続雇用された者の割合は 76.5% 継続雇用を希望したが継続雇用されなかった者の割合は 1.2% 定年廃止 2.8% 雇用確保措置の内容 継続雇用制度 81.2% 継続雇用されなかった者 1.2% 定年到達者の動向 継続雇用を希望しない者 22.3% 定年の引上げ 16.0% 継続雇用者 76.5% 3

高年齢者雇用安定法の概要 目的 定年の引上げ 継続雇用制度の導入等による高年齢者の安定した雇用の確保の推進等の措置を総合的に講じ 高年齢者等の職業の安定を図ること 定年の引上げ等による安定した雇用確保の促進 60 歳未満の定年禁止事業主が定年を定める場合は その定年年齢は 60 歳以上としなければならない 65 歳までの雇用確保措置定年を 65 歳未満に定めている事業主は 以下のいずれかの措置 ( 高年齢者雇用確保措置 ) を講じなければならない 1 65 歳まで定年年齢を引き上げ 2 65 歳までの継続雇用制度を導入 3 定年制を廃止 高年齢者雇用確保措置の実施に係る指導を繰り返し行ったにもかかわらず何ら具体的な取組を行わない企業には勧告書の発出 勧告に従わない場合は企業名の公表を行う場合がある シルバー人材センター シルバー人材センターの指定都道府県知事は 定年退職者その他の高年齢者の希望に応じた就業で 臨時的かつ短期的なもの又はその他の軽易な業務に係るものの機会を確保し 組織的に提供する一般社団法人又は一般財団法人を指定 届出により 有料職業紹介事業 労働者派遣事業を行うことができる 4

高年齢者等の雇用の安定等に関する法律の一部を改正する法律 の概要 平成 24 年 8 月 29 日成立 少子高齢化が急速に進展し 若者 女性 高齢者 障害者など働くことができる人全ての就労促進を図り 社会を支える全員参加型社会の実現が求められている中 高齢者の就労促進の一環として 継続雇用制度の対象となる高年齢者につき事業主が定める基準に関する規定を削除し 高年齢者の雇用確保措置を充実させる等の所要の改正を行う 1. 継続雇用制度の対象者を限定できる仕組みの廃止 継続雇用制度の対象となる高年齢者につき事業主が労使協定により定める基準により限定できる仕組みを廃止し 定年後の雇用の希望者全員が継続雇用制度の対象になるようにする 2. 継続雇用制度の対象者を雇用する企業の範囲の拡大 継続雇用制度の対象となる高年齢者が雇用される企業の範囲をグループ企業まで拡大する仕組みを設ける 3. 義務違反の企業に対する公表規定の導入 高年齢者雇用確保措置義務に関する勧告に従わない企業名を公表する規定を設ける 4. 高年齢者雇用確保措置の実施及び運用に関する指針の策定 ( 衆議院での修正 ) 事業主が講ずべき高年齢者雇用確保措置の実施及び運用に関する指針の根拠を設ける 5. その他 厚生年金 ( 報酬比例部分 ) の受給開始年齢に到達した以降の者を対象に 基準を引き続き利用できる 12 年間の経過措置を設けるほか 所要の規定の整備を行う 施行期日 : 平成 25 年 4 月 1 日 5

事業概要 高年齢者雇用安定助成金の概要 平成 25 年度予算額 9,067,584 千円 高年齢者が意欲と能力がある限り年齢に関わりなくいきいきと働ける社会を構築していくために 1 高年齢者の雇用環境整備 2 高年齢者の円滑な労働移動を支援していくこととし 高年齢者の雇用の維持を図る 2 つの支援コースで構成 1 高年齢者の雇用の環境整備支援高年齢者活用促進コース 助成内容 新たな事業分野への進出等 ( 新たな事業分野への進出 職務の再設計等による職場又は職務の創出 ) 機械設備の導入等 ( 機械設備 作業方法 作業環境の導入又は改善 ) 雇用管理制度の構築 ( 短時間勤務制度 在宅勤務制度の導入 高年齢者に係る賃金 能力評価制度等の構築 専門職制度の導入 研修等能力開発プログラムの開発等 ) 定年の引上げ等 ( 定年の引上げ 定年の定めの廃止 希望者全員を対象とする継続雇用制度の導入 ) 助成額環境整備計画の実施に要した費用の額 (70 歳以上への定年の引上げ 定年の定めの廃止又は 65 歳以上への定年の引上げ及び希望者全員を 70 歳以上の年齢まで雇用する継続雇用制度の導入のいずれかを実施した場合は 当該措置の実施に 100 万円の費用を要したものとみなす ) の 1/2( 中小企業は 2/3) ( 但し 60 歳以上常用被保険者 1 人当たり 20 万円上限 ( 上限 500 万円 )) 2 高年齢者の労働移動に対する支援 高年齢者労働移動支援コース 助成内容定年退職予定者を民間職業紹介事業者の紹介により 失業を経ることなく雇い入れる事業主に対して 1 人当たり 70 万円を助成する 助成額対象者 1 人につき 70 万円 ( 短時間労働者の場合は 1 人につき 40 万円 ) 6

シルバー人材センター事業の概要 シルバー人材センター事業の内容 目的定年退職後等に 臨時的かつ短期的又は軽易な就業を希望する高年齢者に対して 地域の日常生活に密着した仕事を提供し もって高年齢者の就業機会の増大を図り 活力ある地域社会づくりに寄与する 仕組み (1) 会員概ね 60 歳以上の健康で就業意欲のある高年齢者 (2) 事業内容 家庭 事業所 官公庁から 地域社会に密着した臨時的かつ短期的な仕事等を有償で請け負い これを希望する会員に提供 会員は実績に応じて一定の報酬 ( 配分金 ) を受ける 現状 団体数 :1,267 団体会員数 :74 万人契約件数 :354 万件契約金額 :2,982 億円就業延人員 :6,895 万人 日 平成 25 年 3 月末日現在月平均就業日数 :9.3 日月平均配分金収入 :35,221 円 平成 24 年度実績 シルバー人材センターで取り扱う仕事の例 清掃 除草 自転車置き場管理 公園管理 宛て名書き 植木の剪定 障子 襖張り 観光案内 福祉 家事援助サービス等 地域のニーズに応えつつ 高齢者の活躍の場を創出 < シルバー人材センター (SC) 企画提案方式事業例 > 一時保育サービス ( 東京都調布市 SC) 女性会員による 1 歳 ~4 歳児を対象とした一時保育サービス 遊休農地の活用 ( 京都府綾部市 SC) 耕作放棄地を活用した山野草の栽培 高齢者サポート ( 島根県益田市 SC) ひとり暮らしの高齢者の安否確認 家事支援 ふれあいプラザ事業 ( ピノッキオ ) 調布市シルバー人材センター 7

高齢者の活躍推進 ( 生涯現役社会の実現に向けた環境整備 ) 26 年度要望額 :58 億円 日本再興戦略 において打ち出されている 若者 女性 高齢者等の活躍の機会を拡大する これにより すべての人材が能力を高め その能力を存分に発揮できる 全員参加の社会 を構築する との方針を実現するためには 生涯現役社会 の実現に向けた取組を進めることが必要 人生 100 年時代を見据え 働く意欲のある高齢者が培った能力や経験を生かし 生涯現役で活躍し続けられる社会環境を整えていくことが必要 しかし 地域で就労 社会参加を希望する高齢者は数多く存在しているものの 現状では高齢者の希望が満たされているといえない また 高齢化 核家族化によりこれまで家族で担ってきた子育て 介護等についても社会全体で支援していく必要性が高まっており そのような分野を中心として高齢者に社会の 支え手 としての活躍が期待 高齢者が生きがいを持って社会参加することで 自分自身の健康維持 介護予防につながることも期待 このため 日本再興戦略 に基づき 就労 社会参加に関わる関係機関相互の連携を強化しつつ 高齢者と地域社会のニーズを的確に把握し 有効にマッチングさせる仕組みを整備し 高齢者が健康で意欲を持ち続けながら生涯を送ることのできる 生涯現役社会 を実現を目指す 事業の概要 高齢者の就労 社会参加の推進 45 億円 ( 職業安定局 ) 生涯現役社会実現プラットフォーム事業 4 億円 全国 10 カ所にモデル的に プラットフォーム を設置し 高齢者の就労 社会参加支援機関の連携強化 情報共有や地域ニーズと高齢者のマッチング等を行う 生涯現役社会活躍応援事業 41 億円 各市町村単位を原則として設置されるシルバー人材センターにおいて 就業機会 職域の拡大 女性会員の拡大等に取り組む 世代を超えたボランティア活動の推進 2 億円 ( 社会 援護局 ) 全国 10 カ所でモデル的に 社会貢献推進コーディネーター ( 仮称 ) を配置し 企業への働きかけにより 退職前からボランティア活動への参加を促進するとともに 定年等により現役を引退した後も 地域社会で 居場所 と 出番 を与えられる仕組みを構築する 高齢者の社会参加の推進 11 億円 ( 老健局 ) 地域高齢者社会参加推進等モデル事業 全国 110 カ所の市町村で 地域の NPO 等民間団体と協働し 社会参加の場の開拓 セミナーの開催 生きがい活動希望者と地域の活動団体等とのマッチング等の取組をモデル的に実施 必要に応じて 社会参加推進コーディネーター を配置して実施 ( 事業内容 ) 生きがい活動の場の確保 新規開拓 マッチング 企業 CSR の醸成のための取組 生きがい活動セミナーの開催等 8

高年齢者就労総合支援事業の概要 事業概要 平成 25 年度予算額 871,895 千円 全国の主要なハローワークに高年齢者総合相談窓口を設置し 職業生活の再設計に向けた支援やナビゲーターによる担当者制の就労支援等を実施 高年齢求職者等 ハローワーク 高年齢者向け支援や就労支援に関する総合相談 高年齢者向け施策や就労施策等に関する総合的な情報提供 相談 就労 生活支援アト ハ イサ ーによる総合的な支援 個々のニース 等を踏まえた 生涯設計就労フ ラン の策定 キャリア コンサツティンク や関係機関への同行支援等のフ ランに基づく支援メニューの実施 ナヒ ケ ーターやシルハ ー人材センター等との連携による就労支援 就労後のフォローアップの実施 高年齢者総合相談窓口 よ綿る密就な労連支携援に 高年齢者向け施策や就労施策等実施窓口への誘導 関係窓口 機関との綿密な連携による就労支援 就職支援ナヒ ケ ーター 生涯設計就労フ ラン に基づく就労支援計画の策定 担当者制による職業相談 職業紹介及びキャリア コンサルティンク の実施 再就職に不安を抱える者等に対する再就職準備講習 体験講習の実施 個別求人開拓の実施等 ビ就ゲ職ー支タ援ーナ 高年齢者就労促進連絡会議 地方自治体等が行う高年齢者向け支援とハローワークが行う支援との連携方策や事業実施に当たっての総合的な調整等を行う 一般紹介窓口 就労支援メニュー及び支援計画の検討 作成 担当者制による職業相談 職業紹介 個別求人開拓の実施等 9 高齢期の生活基盤の安定確保 就労による自立

人材銀行事業の概要 事業概要 中小企業を中心とした経営管理 生産管理等についての専門的知識 技術を有する人材に対する需要への対応及び専門的知識 技術を有する人材の再就職の促進を図るため 人材銀行を設置し 主に 40 歳以上の管理的職業 専門的 技術的職業を希望する求職者と当該職業に対する専門的知識 技術を有する人材を必要とする求人とのマッチングを実施 設置箇所 全国 6 箇所 : 埼玉 東京 愛知 京都 大阪 福岡 取組内容 求人及び求職者に関する情報の公開 人材銀行内の情報検索端末にて求人情報及び求職者情報を公開 詳細な条件設定により 求職者が希望する求人の検索のみならず 求人者が希望する求職者の検索が可能 担当者制を活用したきめ細かな就職支援 求職者に対して 求人情報の提供 必要に応じて担当者制による職業相談 職業紹介 求職者の希望や能力を踏まえた求人の提案などきめ細かな就職支援を実施 求人充足支援 求人者に対して 求職者情報の提供 求人者の条件に合致する求職者の提案 求人者のリクエストに基づく求職者の紹介など求人充足支援を実施 事業実績 新規求職者数 24,439 人就職件数 6,477 件 ( 平成 24 年度 ) 10

( 参考 ) 高齢者雇用をめぐる現状 11

人口ピラミッドの変化 (1990~2060 年 ) 少子高齢化に伴い 高齢化率の上昇が見込まれる (2010 年 :23% 2060 年 :40%) 団塊の世代が 65 歳を迎え 労働市場からの本格的な引退過程に入り始めている 1990 年 ( 実績 ) 2010 年 ( 実績 ) 2025 年 2060 年 歳歳歳歳 100 総人口 1 億 2,361 万人 100 総人口 1 億 2,806 万人 100 総人口 1 億 2,066 万人 100 総人口 8,674 万人 90 80 70 75 歳 ~ 597( 5%) 65~74 歳 892( 7%) 90 80 70 75 歳 ~ 1,407(11%) 65~74 歳 1,517(12%) 団塊世代 (1947~49 年生まれ ) 90 80 70 75 歳 ~ 2,179(18%) 65~74 歳 1,479(12%) 90 80 70 75 歳 ~ 2,336(27%) 65~74 歳 1,128(13%) 60 60 60 60 50 50 50 50 40 20~64 歳 7,590(61%) 40 20~64 歳 7,497(59%) 40 20~64 歳 6,559(54%) 40 20~64 歳 4,105(47%) 30 20 10 30 20 10 0 0 0 0 0 50 100 150 200 250 0 50 100 150 200 250 0 50 100 150 200 250 0 50 100 150 200 250 万人万人万人万人 65 歳 ~ 人口 20~64 歳人口 ~19 歳 3,249(26%) 1 人 5.1 人 団塊ジュニア世代 (1971~74 年生まれ ) ~19 歳 2,287(18%) 1 人 2.6 人 ( 出所 ) 総務省 国勢調査 及び 人口推計 国立社会保障 人口問題研究所 日本の将来推計人口 ( 平成 24 年 1 月推計 ): 出生中位 死亡中位推計 ( 各年 10 月 1 日現在人口 ) 30 20 10 ~19 歳 1,849(15%) 1 人 1.8 人 30 20 10 ~19 歳 1,104(13%) 1 人 1.2 人 12

就業率の国際比較 高齢者の就業率は 諸外国と比較して高い水準にあり 特に 65 歳以上層ではかなり高い水準にある (%) 日本アメリカイギリスドイツフランスイタリアスウェーデン韓国 就業率 (2010) 男女計 男 女 55-59 歳 74.5 68.1 70.5 71.5 60.6 52.7 80.7 66.5 60-64 歳 57.1 51.2 43.6 41.0 17.9 20.4 61.2 53.7 65 歳以上 21.3 16.2 8.4 4.0 1.6 3.1 11.9 28.7 55-59 歳 88.0 72.3 76.0 78.1 64.1 65.6 82.8 80.9 60-64 歳 70.6 55.1 54.2 49.3 19.1 29.6 66.4 67.5 65 歳以上 28.3 20.5 11.0 5.7 2.3 5.6 16.5 39.5 55-59 歳 61.2 64.2 65.3 65.1 57.3 40.5 78.5 52.3 60-64 歳 44.2 47.5 33.5 33.0 16.8 11.9 56.1 40.4 65 歳以上 15.9 12.9 6.3 2.7 1.1 1.3 7.4 21.2 ( 資料出所 ): 就業率 : 労働政策研究 研修機構 データブック国際労働比較 (2012) 13

中高年齢者の年齢階級別 就業状態別割合の長期的推移 雇用者割合は 60 代前半までの大きな伸びに対し 60 代後半以降は小幅な伸びにとどまっている 中高年齢者の全年齢階級で 自営業主 家族従業者の割合が減少している 55~59 歳 1980 年 1990 年 2000 年 2010 年 2012 年 39.4 48.7 57.4 63.6 65.6 17.9 14.7 9.8 10.9 1.8 7.7 1.4 4.6 3.0 8.3 2.4 3.3 7.5 2.3 2.9 30.9 26.9 23.8 22.0 21.8 60~64 歳 1980 年 1990 年 2000 年 2010 年 2012 年 25.9 28.8 33.6 44.5 45.7 18.7 16.0 12.5 9.5 8.7 4.8 9.6 9.2 2.0 1.9 4.4 2.7 2.7 3.4 2.8 43.7 44.2 44.5 39.5 39.6 65~69 歳 1980 年 1990 年 2000 年 2010 年 2012 年 16.6 16.2 18.7 24.2 25.3 16.4 14.4 12.3 9.1 8.8 8.1 7.20.6 0.7 5.1 1.3 2.9 1.3 2.9 1.2 58.8 60.6 62.5 62.3 61.8 70 歳以上 1980 年 1990 年 2000 年 2010 年 2012 年 5.3 4.9 5.1 5.4 6.1 ( 資料出所 ) 総務省統計局 労働力調査 7.7 7.1 5.4 7.8 5.2 1.9 4.00.2 3.9 0.1 3.2 1.8 0.2 0.1 0.2 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 雇用者自営業主家族従業者完全失業者非労働力人口 84.5 87.0 86.8 82.5 83.2 14

就業についての引退及び引退時期 就業についての引退時期をみると 65 歳以上まで働きたい人の割合が男性で 6 割程度以上 女性で 4 割程度以上を占めている また 既に仕事を辞めている を除き 男女ともに すべての年齢階級で 年齢に関わりなくいつまでも働きたい の割合が最も高い 55~59 歳 0.9 13.6 28.5 8.8 38.1 (65 歳以上まで働きたい人の割合 ) 7.8 (75%) 男 60~64 歳 65~69 歳 0.3 5.7 0.4 2.2 6.0 26.2 22.7 14.3 28.2 32.8 34.4 15.6 0.5 0.4 (73%) (57%) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 60 歳未満まで 60~64 歳くらいまで 65~69 歳くらいまで 70 歳以上年齢に関わりなくいつまでも既に仕事を辞めている仕事についたことがない 55~59 歳 2.1 13.5 17.4 3.0 33.0 23.7 4.5 (53%) 女 60~64 歳 65~69 歳 3.5 0.1 1.3 3.6 14.8 11.8 6.2 23.7 26.0 46.4 39.1 6.5 7.4 (47%) (39%) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 60 歳未満まで 60~64 歳くらいまで 65~69 歳くらいまで 70 歳以上年齢に関わりなくいつまでも既に仕事を辞めている仕事についたことがない 資料出所 :( 独 ) 労働政策研究 研修機構 高年齢者の雇用 就業に関する調査 (2009) 15

高齢者の就業理由 ( 複数回答 ) 60~64 歳層では男女とも 生活の糧を得るため が最も多いが 65~69 歳層では 健康にいいから いきがい 社会参加のため が 生活の糧を得るため と同等かそれ以上となっている (%) 80 70 60 50 40 30 20 10 0 73.4 65.1 56 51.752.2 50.3 51.6 45.2 40 39.4 39.4 39.5 33.6 28.9 31.8 19.6 20.7 17.8 10.9 12.6 2.5 6.9 3.4 0 5.2 6.9 6.4 1.9 60~64 歳男性 65~69 歳 60~64 歳女性 65~69 歳 生活の糧を得るため健康にいいからいきがい 社会参加のため頼まれたから 時間に余裕があるからその他無回答 資料出所 : JILPT 高年齢者の継続雇用等 就業実態に関する調査 ( 平成 23 年 ) 注 1) 基本的に雇用者である者を対象にしたもの注 2) 60~64 歳は雇用者のみの回答 65~69 歳は自営業者を含む注 3) 本調査は 平成 23 年 7 月の就業等の状況について調査を行ったもの 16