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小学校 第○学年 学級活動(給食)指導案

4. 題材の評価規準 題材の評価規準 については, B 日常の食事と調理の基礎 (2),(3), D 身近な消費生活 と環境 (1) の 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 を参考に設定して いる 家庭生活への関心 意欲 態度 お弁当作りに関心をもち, おか 生活を創意工夫する能力

平成 29 年度広島県立庄原特別支援学校食に関する年間指導計画小学部重複障害学級 遊びの指導 生活単元学習 給食の食材や献立について知る 正しい手洗いを身に付ける 協力して配膳ができる 給食の食材や献立について知る バランスよく, 何でも食べる 必要な水分を上手に摂取する 食後の片付けができる しっ

Ⅵ ライフステージごとの取り組み 1 妊娠期 2 乳幼児期 (0~5 歳 ) 3 学童期 (6~12 歳 ) 4 思春期 (13~19 歳 ) 5 成年期 (20~39 歳 ) 6 壮年期 (40~64 歳 ) 7 高年期 (65 歳以上 ) ライフステージごとの取り組み ( 図 )

識及び技能を活用して総合的に学習できるような教材である 家庭の食事や給食について振り返ってバランスよく食品を組み合わせて食事をとる大切さを理解させたり, 体に必要な栄養素の種類と働きを知り 1 食分の献立を考えさせたりする 栄養バランスを考えた 1 食分の献立を計画することは, 小学校での 2 年間

平成15年度 家庭科 年間指導・評価計画

平成 30 年度広島県立庄原特別支援学校食に関する年間指導計画小学部重複障害学級 食べ物と健康との関わりについて知ろう 給食について知ろう 学習 遊びの指 導 生活単元 給食の食材や献立について知る 正しい手洗いを身に付ける 協力して配膳ができる 食後の片付けができる しっかりかむ習慣を身に付け,

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gh 第 6 学年 3 組家庭科学習指導案 単元名 : わたしは料理家 ~ おすすめ給食献立を考えよう ~ 朝食から健康な 1 日の生活を 男子 15 名 女子 14 名計 29 名 指導者 T1 宮地仁美 ( 学級担任 ) T2 須山明香 ( 栄養教諭 ) 題材について 小学校学習指導要領家庭科第

上に食に関する指導の充実が求められている 食環境の乱れが社会的課題とっている今日 中学生が食生活の自立を目指した学習をすることは大切なことであるので 本時は 自分や家族の食生活の中で見付けた問題点の改善に自主的に取り組むことができるように 指導を進めることにした 指導に当たっては これまでの学習を踏

日本スポーツ栄養研究誌 vol 目次 総説 原著 11 短報 19 実践報告 資料 45 抄録

2214kcal 410g 9.7g 1 Point Advice

1 発達とそのメカニズム 7/21 幼児教育 保育に関する理解を深め 適切 (1) 幼児教育 保育の意義 2 幼児教育 保育の役割と機能及び現状と課題 8/21 12/15 2/13 3 幼児教育 保育と児童福祉の関係性 12/19 な環境を構成し 個々 1 幼児期にふさわしい生活 7/21 12/

平成 28 年度 第 1 回境港市学校給食センター運営委員会 1 日時 : 平成 28 年 10 月 27 日 ( 木曜日 )10:00~ 2 場所 : 境港市学校給食センター研修室 3 内容 (1) 報告事項 1 平成 28 年度学校給食の実績について 2 学校給食センターの取組について 3 アイ

第 3 4 学年 ( 複式学級 ) 学級活動指導案 平成 26 年 6 月 11 日 ( 水 ) 第 5 校時指導者教諭 ( 学級担任 ) 養護教諭 1 題材 バランスよく食べよう ( 第 3 学年及び第 4 学年 (2) 日常の生活や学習への適応及び健康安全キ食育の観点を踏まえた学校給食と望ましい

活実態と関連を図りながら重点的に指導していきたい また, 栄養教諭による給食献立の栄養バランスや食事によるエネルギー量を基盤として, グループごとに話合い活動を取り入れるなどの指導の工夫を行いたい また, 授業の導入にアイスブレイクや, カード式発想法を取り入れることにより, 生徒が本気で語ることが

平成 29 年度児童発達支援センターバンビ事業計画 1. 基本方針 児童発達支援センターバンビは相模原市南区の発達障害児の療育を遂行するため 以下の基本理 念 療育基本指針に則りサービスを提供する 1) 基本理念 1 児童一人ひとりに対する丁寧な 根拠 ある療育相模原療育園の医療スタッフとの連携によ

2 学校は 防災や防犯についての体制作りや情報収集を適切に行っている 十分 おおむね十分 やや十分 不十分 分からない 不明 計 学校は 防災や防犯についての体制作りや情報収

Ⅳ 第 2 次計画の目標 : 第 2 次計画で新たに設定した項目 府民主体 府民と行政と団体 行政と団体 1 内 容 新 規 栄養バランス等に配慮した食生活を送っている府民の割合 2 朝食欠食率 第 1 次計画策定時 35 現状値 第 2 次計画目標 第 2 次基本計画目標 24% 15% 60%

市中学校の状況及び体力向上策 ( 学校数 : 校 生徒数 :13,836 名 ) を とした時の数値 (T 得点 ) をレーダーチャートで表示 [ ] [ ] ハンドボール ハンドボール投げ投げ H29 市中学校 H29 m 走 m 走 表中の 網掛け 数値は 平均と同等または上回っているもの 付き

学校評価保護者アンケート集計結果 2 学校は 防災や防犯についての体制作りや情報収集を適切に行っている 十分 おおむね十分 やや十分 不十分 分からない 不明

Microsoft Word - ☆5章1栄養.doc

( ) 単元計画 ( 全 6 時間 ) 段階 主な学習活動と内容 指導上の留意点 配時 私たちが食べているものは, どこからきて 既習を想起できるように, 農業や いるか考える 水産業の学習内容を掲示しておく 給食の献立から調べた食料自給率から, 給食の献立から調べた食料自給率本つ気づいたことや疑問

Ⅲ 目指すべき姿 特別支援教育推進の基本方針を受けて 小中学校 高等学校 特別支援学校などそれぞれの場面で 具体的な取組において目指すべき姿のイメージを示します 1 小中学校普通学級 1 小中学校普通学級の目指すべき姿 支援体制 多様な学びの場 特別支援教室の有効活用 1チームによる支援校内委員会を

児童発達支援又は放課後等デイサービス事業に係る自己評価結果公表用(あかしゆらんこクラブ)

第 5 学年 組家庭科学習指導案 指導者 1 題材名 食べて元気! ご飯とみそ汁 2 題材設定の理由〇児童観本学級の児童は ゆでる 炒める という加熱調理において調理の基礎的 基本的な技能を身に付けている また 5 月の自然教室においては 事前に食品を3つのグループに分ける学習を実施し その後 栄養

日常的な食事に関する調査アンケート回答集計結果 ( 学生 ) 回収率 平成 30 年 12 月 1 日現在 134 人 問 1 性別 1 2 男性女性合計 % 97.0% 100.0% 3.0% 男性 女性 97.0% 問 4 居住状況 家族と同居一人暮らし

13 Ⅱ-1-(2)-2 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している Ⅱ-2 福祉人材の確保 育成 Ⅱ-2-(1) 福祉人材の確保 育成計画 人事管理の体制が整備されている 14 Ⅱ-2-(1)-1 必要な福祉人材の確保 定着等に関する具体的な計画が確立し 取組が実施されている 15


技術 家庭科学習指導案 安芸高田市立向原中学校指導者久保田美恵 1 日時平成 26 年 11 月 10 日 ( 月 ) 第 5 校時 (14:15~15:05) 2 場所 2 年教室 3 学年 学級第 2 学年男子 11 名女子 11 名計 22 名 4 題材名 食品の選択 小題材名 加工食品の選び

単元の目標 カレーライスを作ることに興味 関心をもち, 進んで活動する カレーライスの作り方を調べ, 作り方, 材料, 用具を発表することができる カレーライス作りの活動を通して, 食材を知ったり, 道具を使う仕事にふれたりして, 生活経験を豊かにする 人との関わりを通してコミュニケーション能力を身

私の食生活アセスメント


平成 26 年度努力点 1 研究主題 作って食べて食への思いを高める常安の子 - 広げよう! 食育の輪 - 2 研究主題設定の理由本校では 平成 24~25 年度の2 年間に渡り できたよ自分で というテーマの基 やてみたい できるようになりたい 分かるようになりたい と 自分の意思で意欲的に学ぶ子

環境 体制整備 4 チェック項目意見 事業所評価 生活空間は 清潔で 心地よく過ごせる環境になっているか また 子ども達の活動に合わせた空間となっているか クーラーの設定温度がもう少し下がればなおよいと思いました 蒸し暑く感じました お迎え時に見学させて頂きますが とても清潔だと思

いて考え, 判断し, 実践している 解している 6 食育の視点 自の食生活を見つめ直し, よりよい食習慣を形成しようと努力すること ( 心身の健康 ) 食品の品質の良否を見け, 食品に含まれる栄養素やその働きを考え, 適切な選択をすること ( 食品を選択する能力 ) 7 学習計画 時 おやつの取り方

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第3章 学校給食での対応

第 4 章 地域における食育の推進 1 栄養バランスに優れた 日本型食生活 の実践 ごはんを中心に 魚 肉 牛乳 乳製品 野菜 海藻 豆類 果物 茶など多様な副食などを組み合わせて食べる 日本型食生活 は 健康的で栄養バランスにも優れている 農林水産省では 日本型食生活 の実践等を促進するため 消費

教育調査 ( 教職員用 ) 1 教育計画の作成にあたって 教職員でよく話し合っていますか 度数 相対度数 (%) 累積度数累積相対度数 (%) はい どちらかといえばはい どちらかといえばいいえ いいえ 0

国語 A では, 領域別, 観点別, 問題形式別に見て, どの区分においても全国平均を上回り, 高い正答率でした しかし, 設問別でみると全国および新潟県平均正答率を下回った設問が, 15 問中 1 問, 新潟県の平均正答率を下回った設問は,15 問中 1 問ありました 設問の概要関屋小新潟県全国

hyoushi

3 第 3 学年及び第 4 学年の評価規準 集団活動や生活への関心 意欲態度 集団の一員としての思考 判断 実践 学級の生活上の問題に関心 楽しい学級をつくるために を持ち 他の児童と協力して意 話し合い 自己の役割や集団と 欲的に集団活動に取り組もう してよりよい方法について考 としている え 判

県立学校職員 ( 趣旨 ) 第 1 条この要綱は 地方公務員法 ( 昭和 25 年法律第 261 号 ) 第 15 条の2 第 1 項第 5 号の規定に基づき 山形県教育委員会における職員 ( 学校教育法 ( 昭和 22 年法律第 26 号 ) 第 7 条に規定する校長及び教員等 ) の標準職務遂行

小学校の結果は 国語 B 算数 A で全国平均正答率を上回っており 改善傾向が見られる しかし 国語 A 算数 B では依然として全国平均正答率を下回っており 課題が残る 中学校の結果は 国語 B 以外の教科で全国平均正答率を上回った ア平成 26 年度全国学力 学習状況調査における宇部市の平均正答

別添 事業者向け放課後等デイサービス自己評価表 及び 保護者等向け放課後等デイサービス評価表 について 放課後等デイサービスガイドライン ( 以下 ガイドライン ) は 放課後等デイサービス事業所における自己評価に活用されることを想定して作成されたものですが 各事業所で簡易に自己評価を行うことができ

(Microsoft Word - \225\266\217\221 8)

食育に関するアンケート

PowerPoint プレゼンテーション

②肥満 やせの状況 3 歳児における肥満児の割合は減少していました 成人男性の肥満は横ばいで 代女性の肥満は増加傾向がみられました 一方 20 代女性のやせは倍増しており 肥満だけでなく 子どもを産み育てる世代への支援が必要となります 20代 60代の肥満 BMI 25以上 の割合 肥満

刈谷市食育推進計画

有り ) については, おもに食べる主食 は, パンが5 人, ごはんが3 人, コーンフレークが1 人, おもに食べる主菜 は, 肉, ハム, などが4 人, 豆腐, 納豆などが1 人, 食べないが3 人, おもに食べる副菜 は, みそ汁が4 人, 炒め物が2 人, サラダが1 人, 食べないが2

2 夜食 毎日夜食をとっている者は では 22.5%( 平成 23 年 23.9%) であり で % と割合が高い では 18.3%( 平成 23 年 25.2%) であり 40 歳代で割合が高い 図 夜食の喫食状況 (15 歳以上 性別 年齢階級別 )

2 お好み焼は約半数が 家庭で作る派 お店派 は約 4 割 1 年以内に食べたことのあるお好み焼 についての問い ( 複数選択 ) において 家庭で作る関西お好み焼 を選んだ人が約半数の 55.5% 次いで多かったのが お好み焼店などの外食店で食べるお好み焼( 持ち帰り含む ) ( 以下 お店 )

1 栄養成分表示を活用してみませんか? 媒体の内容 1 ページ 導入 ねらい : 栄養成分表示 とは 食品に含まれているエネルギー及びたんぱく質 脂質 炭水化物 食塩相当量などを表示したものであることを理解する 栄養成分表示を見たことがありますか? と問いかけ 普段から栄養成分表示を見ているか 見て

体験! シューカツ面接官 高校生と保護者を対象としたある調査では 子どもへの進路選択のアドバイスが難しい と感じる保護者は約 7 割ありました 理由は 社会がどのようになっていくか予想がつかない からだといいます しかし どのように社会環境が変わろうとも 親から子への普遍的なアドバイスもあると思いま

給食の時間における食に関する指導事例 ( 小学校第 6 学年 ) 1 主題戦争中の食事を体験しよう 2 関連教科等 単元名社会科 長く続いた戦争と人々のくらし 3 献立名麦ごはん めざし みそ汁 たくわん 4 ねらい戦争中の食糧不足の食事を通して 食糧不足の時代と今の時代の食生活の違いが分かる <

< 先生方へ > 長崎県学力向上推進協議会では 子どもに確かな学力をつけていくためには 何 が大切か また 学力の向上を阻害している要因は何かなどについて 検討を重ね ています その中から次のようなことが指摘されました 1 家庭で毎日決まった時間に学習をする習慣をつけることが大切である 2 食事や睡

ウ食事で摂る食材の種類別頻度野菜 きのこ 海藻 牛乳 乳製品 果物を摂る回数が大きく異なる 例えば 野菜を一週間に 14 回以上 (1 日に2 回以上 ) 摂る人の割合が 20 代で 32% 30 代で 31% 40 代で 38% であるのに対して 65 歳以上 75 歳未満では 60% 75 歳以

事例9

第2章 調査結果の概要 3 食生活

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調査概要 (1) 調査実施方法 : 各施設内でアンケート調査を配布し 対象者の自記式による記入後に回収 (2) 調査時期 : 2017 年 1 月 ~3 月 (3) 調査対象者 : 特養 ( 南さいわい ):83 人 特養 ( こむかい ):14 人計 97 人 (4) 回収数 : 特養 :42 人

(2) 学校給食用物資の取扱予定数量 分類 平成 29 年度 平成 28 年度 増減 基本物資 ( 主食 ) 取扱数量 パン 17,476,000 食 17,861,000 食 385,000 食 米飯 82,894,000 食 82,695,000 食 199,000 食 めん類 9,900,00

2008/3/4 調査票タイトル : ( 親に聞く ) 子どものダイエットについてのアンケート 調査手法 : インターネットリサーチ ( ネットマイル会員による回答 ) 調査票種別 : Easyリサーチ 実施期間 : 2008/2/22 14:28 ~ 2008/2/22 21:41 回答モニタ数

P013-2‘Í

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2. 栄養管理計画のすすめ方 給食施設における栄養管理計画は, 提供する食事を中心とした計画と, 対象者を中心とした計画があります 計画を進める際は, それぞれの施設の種類や目的に応じて,PDCA サイクルに基づき行うことが重要です 1. 食事を提供する対象者の特性の把握 ( 個人のアセスメントと栄

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学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

Taro-自立活動とは

事業者名称 ( 事業者番号 ): 地域密着型特別養護老人ホームきいと ( ) 提供サービス名 : 地域密着型介護老人福祉施設 TEL 評価年月日 :H30 年 3 月 7 日 評価結果整理表 共通項目 Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織 1 理念 基本方針

プリント

3 調査結果 1 平成 30 年度大分県学力定着状況調査 学年 小学校 5 年生 教科 国語 算数 理科 項目 知識 活用 知識 活用 知識 活用 大分県平均正答率 大分県偏差値

第 3 章 保護者との関わり 子育て支援 に来園する親子の平均組数は 国公立で 14.1 組 私立で 19.2 組だった ( 図 表 3-3-1) では どのようなことを親子は体験しているのだろうか 実施内容について複数回答で聞いたところ 私立幼稚園と国公立幼稚園で違いがみられた (

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小学校国語について

幼稚園 保育所ができること 一緒にやりましょう! 幼稚園 保育所は 子ども同士がふれあう以外に 保護者同士が交流できる場でもあります ここでは 各幼稚園 保育所が保護者と連携するとともに 保護者同士のふれあい つながりづくりに向けた取組みを記載しています 1 ( 幼稚園 保育所 ) 幼稚園 保育所と

教科 : 家庭科目 : ファッション造形基礎対象 : 第 3 学年選択者単位数 : 教科担当者 : 青栁里菜印使用教科書 : ファッション造形基礎 ( 実教出版 ) 月 指導内容科目ファッション造形基礎予定指導内容科目ファッション造形基礎予定評価の観点方法評価の観点方法 年間授業計画 の具体的な指導

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領域別正答率 Zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz んんんんんんんんんんんんん 小学校 中学校ともに 国語 A B 算数( 数学 )A B のほとんどの領域において 奈良県 全国を上回っています 小学校国語 書く B において 奈良県 全国を大きく上回っています しかし 質問紙調査では 自分

H30全国HP

Microsoft Word - H3101houkoku.docx

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講演内容 とてもよかった よかった ふつう そうでもなかった 合計 人数 未記入 2 名 割合 57.6% 41.2% 1.2% 0.0% 講演内容について < 食品ロスの現状 > 食品ロスの多さにおどろいた ロスをなくしていくためにはどうしたらよいか 考えるきっかけとなっ

2. 今年度の実践から 1 CS 給食試食会や保護者参加の授業での実践日常学級担任が感じていることや, 生活や食事の調査結果から, 当日の参加者や学年の課題をとりあげ資料を作成した 6 月 1 年保護者給食試食会排便や朝食内容の問題点 朝型の生活リズムの必要性 6 月 CS 給食試食会休日における牛

平成18年度標準調査票

第2次帯広市食育推進計画(名古屋市パクリ)

子葉と本葉に注目すると植物の成長の変化を見ることができるという見方や, 植物は 葉 茎 根 からできていて, それらからできているものが植物であるという見方ができるようにしていく また, 学んだことを生かして科学的なものの見方を育てるために, 生活の中で口にしている野菜も取り上げて観察する活動を取り

3 時限目日本にあるブラジル生まれの食べ物を知る 4 時限目なぜピラルクがへっているのかを考えて, 自分たちに何ができるのか考える 一部が隠れた写真を使い, 日本にあるブラジルのものを考える活動を行う 感想を交流する ピラルクがへっているのかを考えて, 自分たちに何ができるのか考える活動を行う 感想

民営化に関する保護者アンケートの実施について 1 目的平成 24 年 4 月 1 日に民営化を予定している本宮保育園で, 平成 23 年 4 月 1 日から移管先法人から保育士の派遣を受けて, 円滑に移管するための引継保育を開始した 引継保育開始から 4 か月を経過したことから, 保護者から引継保育

平成 30 年度全国学力 学習状況調査の結果について ( 速報 ) 1. 調査の概要 実施日平成 30 年 4 月 17 日 ( 火 ) 調査内容 1 教科に関する調査 ( 国語 A 国語 B 算数 数学 A 算数 数学 B 理科 (3 年に 1 回 )) A 問題 : 主として知識に関する問題 B

実践内容 (1) 視点 1 教育活動全体で推進できるよう 指導体制を整備し 食に関する指導の充実 を図る 1 食育全体計画の整備既存の食育全体計画を見直し 教科 学級活動における食に関する指導の時間を確保するとともに 栄養教諭とのティーム ティーティング ( 以下 TT) についても明記した また

あったらいいな ! こんなあそび場 (わたしの町大好き)

(3) 生活習慣を改善するために

(1) 家庭的保育事業 項目 国基準 区分 保育業者 家庭的保育者 市町村長が行う研修を修了した保育士 保育士と同等以上の知識及び経験を有すると市町村長が認める者 家庭的保育補助者 市町村長が行う研修を修了した者 数 0~2 歳児 3:1( 家庭的保育補助者を置く場合 5:2) 保育を行う専用居室

平成24年度高齢者の健康に関する意識調査結果 食生活に関する事項

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係を決めよう (1) 班の意見をまとめて発表する班長 (2) 金額を計算し マネープランシートに記入する記録 計算係 (3) 思い出ポイントを管理する思い出係 (4) カードをひくカード係 5 人の班はカード係を 2 人にしましょう 1

Transcription:

事例 4 お弁当コンクール の実施による自立支援( 児童養護施設 ) 1. 施設の概要 施設種別 児童養護施設 入所児数 52 名 2. 取組の特徴高校生になった子どもたちが 生活時間の変化や環境の変化に少しでも早く適応し 学校生活が円滑に送れるように 春休みを利用して学校までの通学指導や通学時間に合わせた起床など生活時間のイメージつくりを行う その一環としとて高校生になるとお弁当を持っての通学となることから お弁当コンクール としてお弁当作りを行い 食生活の自立に向けた支援を行う また中学生についても 部活動等でお弁当を持っていく機会も増えることから実施した 3. 取組の概要 目的 高校生が自分に必要な食事量を知り お弁当に適した料理方法と衛生面に配慮したお弁当作りができるよう支援する 対象者 中学生 高校生 ( 平成 20 年 3 月の参加人数 : 高校生 :3 年 2 名 2 年 4 名 1 年 4 名中学生 :12 名計 22 名 ) 担当者 栄養士( 管理栄養士 ) 連携協力者 子どもの担当保育士 児童指導員 調理員 方法 管理栄養士 調理員等による個別指導 4. 実施内容 実施体制 お弁当の材料と日程は 本人 担当者 栄養士の3 者で話し合って決める 衛生管理には十分に注意し やけどや怪我に気をつけホームの台所で行う 調理方法などは調理員にアドバイスをしてもらう お弁当箱は各自の物を使用し冷凍食品の利用は2 品までとする 出来上がったお弁当はデジタルカメラで写真を撮り 職員と試食をする 5. 評価及び課題 お弁当を作る事により食材に対する知識や調理にかかる時間も含めた調理技術などの確認ができた また 作ったお弁当の味付けや詰め方などについて担当職員と話す機会ができ 日常では見られない子どもの一面を見ることができた 管理栄養士はお弁当の写真をもとに 食事のバランスや食品衛生について個別に話をする時間を設けることができた そのような機会を通じて 子どもからの お弁当の詰め方が難しかった 量が思ったより入らない など 調理体験で得られた具体的な質問に対して 助言をすることができた 入所する子どもがこれまでの生活の中で体得した食に関する知識や調理技術などの確認をすることが可能となり 個別の支援に結びつけることができた 入所する子どもの食生活の自立支援を計画的に実施するために 年間計画をもとに年齢に相応した個別支援計画をたてる 食事の手伝い等で調理の体験不足を補う 食材などの情報の提供の方法や後片付け等 具体的な内容を取り入れることが考えられる 今後 お弁当コンクール 以外にも 入所する子どもの食生活の全体を確認する機会を積極的に設け 入所する子どものみならず 職員自身も食に対して興味関心を持ち 共通認識が持てるよう 栄養士は継続的な働きかけを行う必要がある 63

事例 5 農業クラブ による食農教育と栄養士の関わり ( 児童養護施設 ) 1. 施設の概要 施設種別 児童養護施設 入所児数 52 名 2. 取組の特徴数年来ボランティアと入所する子どもで構成した 農業クラブ のメンバーが協働で じゃが芋つくりを行っている 今年度は 平成 21 年度食農教育等推進協働委託事業 ( 群馬県 ) を受けて 夏野菜の栽培を通じた食農教育を発展させた 具体的には 自分たちで育てた野菜の成長過程を観察するとともに 栽培の経験から野菜の旬を知り 食材として日常の食事にとり入れた このような取組は 自主的に何かをする習慣が身につきにくく 就労意欲がわかないといった課題の解決につながることが期待される 3. 取組の概要 目的 野菜の栽培を通し 入所する子どもの自主性と就労意欲を育む また 栽培した野菜を使って料理をし 年齢にあった調理技術を習得するため支援する 対象者 入所する子ども 担当者 児童指導員 栄養士( 管理栄養士 ) 連携協力者 園長 児童指導員 保育士 給食担当者 ボランティア 方法 入所する子どもを対象に 農業クラブ のメンバーを募り 栽培する野菜毎に班分けをし それぞれが責任を持って野菜を育て収穫した 収穫した野菜は 給食材料としての利用や調理体験の材料としても使われた 作業内容により個別 縦割り 年齢別などで対応を行った 4. 実施内容 群馬県が募集した 平成 21 年度食農教育等推進協働委託事業 に申請することを前提に計画し 要望が受理された 1 農業クラブメンバー募集 野菜別班分け 班長の選出 入所する子ども( 幼稚園生を除く ) を対象に農業クラブを立ち上げメンバーを募った 栽培する野菜や担当する野菜などは 職員の助言をもとに自分たちで決めるなど 個々の自主性と責任感が持てる支援をした 2 野菜の苗と野菜のクイズ 子どもが栽培を希望した野菜の苗を準備し どの野菜かを考えた クイズ形式にすることで苗の特徴などを興味深く観察し 学校などでの栽培経験なども思い出しながら 成長した野菜の姿を想像し楽しむことができた 3 野菜の栽培 収穫 水やり 除草などの作業は基本的には自主性にまかせた 担当する野菜を決めたことで水やり等を責任を持って行おうする様子も窺え 野菜の成長や畑の様子などを観察することができた 日々の水やりや除草作業は 農業クラブのメンバー以外に職員 ボランティアなどに協力してもらった じゃが芋やさつま芋など収穫に時間のかかる作物の収穫は 園全体の行事として取り組んだ 4 流しそうめん バーベキューなど行事食の材料として利用 園の行事として毎年行っている流しそうめんやバーベキューに 収穫したきゅうりやミニトマト なすなどの野菜を食材として利用した 64

5 調理体験 収穫した野菜を利用し 年齢に応じた調理体験を実施した 食材の特徴や栄養の話も織り込み家庭的な雰囲気の中で経験することができた 6. 評価方法 農業クラブのメンバーを募った結果 高等養護学校に通う高校生や特別支援学級に在籍する中学生などの希望があったことは 就労支援にも繋がりよかったと思う 事前に 野菜の苗あてクイズ を行い 野菜の苗や収穫できる野菜についての関心度を確認ができた 学校で栽培経験のあるミニトマトの苗の正解率は高く 蔓の有る無しや茎の色など特徴をつかんで観察 回答していた 日々の水やりでは 野菜の成長の観察とともに 畑の様子にも興味を持ち 雑草の伸びや生息する虫など観察することができた 収穫体験では 幼児も参加でき 収穫したその場でミニトマトやきゅうりを頬張り 普段は野菜嫌いな子どもたちも畑では美味しそうに食べていた また 年齢が高くなると 野菜の日々の成長速度や収穫の時期などにも興味を示し 野菜の旬について実体験の中から話をすることができた 収穫した野菜を使っての調理体験では 年齢に合った経験と子どもがイメージする家庭的な雰囲気を取り入れた 調理中 一緒に食べる人への配慮や喜ぶ姿をイメージした会話もはずんでいた 自分たちが育てた野菜を使って調理し皆に振る舞うことで 美味しかった よくできたね などの声をかけられ喜ぶ姿がみられた 今回の 平成 21 年度食農教育等推進協働委託事業 の委託を受け 長年続けてきた食農教育を計画的に実施することができ 児童の自主性 就労への関わり 食教育など多方面での支援へと展開する契機となった 7. 今後の課題 食農体験を通して子ども達は 興味を示したことが自主的に体験できたことで意欲的に取り組むことができ 褒められることでプラスの経験を積み重ねることができた 自分が育てた野菜が料理として食卓に上がるまでの一連の工程を経験することで達成感を味わうことができた 今年度の取組は 子どもの自主性に任せての参加だったので 良い結果が見られたが 参加しなかった児童に対する支援を検討していく必要がある 今後 入所する子どもの食生活の自立支援をより積極的に実践するには 職員一人一人がその専門性を活かし多職種協働の関わりが必要であり その中での栄養士の役割を考えていきたい 65

事例 6 高校生のための食生活自立支援プログラム ( 児童養護施設 ) 1. 施設の概要 施設種別 児童養護施設 入所児数 52 名 2. 取組に至った経緯高校を卒業し施設を退所した卒園生が 生活用品はすべて準備してもらい自炊の道具は揃っているが 生活の中で食事をいつ作ってよいかわからない ただ社会に送り出されても何をして良いかわからない など 施設での集団の生活から すべてを自分でやらなければならない生活環境の変化を受け入れられなかった事を話してくれたのがきっかけとなり 自立後の生活を視野に入れた食生活のより具体的な自立支援を計画的に行うことが必要と考えた 2. 取組の特徴高校生になると自立に向けての支援に際して 退所後の生活をイメージできるような方法が必要である そこで自分自身の食生活を振り返り心身共に健康な生活を営むためのスキルを習得することを目的として 取組を開始した 3. 取組の概要 目的 高校生が1 日に必要な食事量を知り 献立作成ならびに食事作りを体験する事で社会に巣立つ際に自立した生活が営めるように支援する 対象者 高校生 ( 高校 3 年生 :1 名高校 2 年生 :3 名高校 1 年生 :1 名 ) 担当者 栄養士( 管理栄養士 ) 連携協力者 児童の担当者 児童指導員 調理員 方法 管理栄養士による個別対応 日本栄養士会全国福祉栄養士協議会が作成した 高校生のための 自立支援に向けた食育プログラム ( 試作版 ) 1) の実施 4. 実施内容 1 事前調査 : 献立作成(1 日分 ) - 食事調査 :3 日間の食事内容の写真 - 自立して一人で生活を始めた時に どんな食事をしたいのか なにを食べたいのか を知るために なに食べたいシート に朝 昼 夕の1 日分の食事を記入する 記入時に 食べたい物の料理名がわからないなどの訴えがあったので 普段食べている食事をヒントに考えるようアドバイスをした 日頃食べている食事内容を知るため 3 日間の食事を写真に撮ることを依頼し それをもとにして食事をぬりえシートに記録した 21 回目 : 自分の食事を考えよう - 自分の1 日に必要な食事量を知る- 食事バランスについて 食事バランスガイドを使った らくらくサポートマニュアル 2) ( 以下 らくらくサポートマニュアル と略す ) を活用して説明をした 身体状況 日常の身体活動状況によるアセスメント結果から各自に必要なエネルギー量を把握して 適正チャート ( 必要なエネルギー量に適合した料理区分のコマ数 ) を使い 該当する ぬりえシート を選択した 事前の取組で撮った 3 日間の食事の写真をもとに ぬりえシートに記録した 朝食をほとんど食べずに登校していた子どももいたが 写真に撮った日は朝食を食べ お弁当を作って登校するなどの変化がみられた 今後継続して行くための方法を話し合い: 朝食は前日に献立の確認し 準備できるものはしておく お弁当については 同じホームの高校生が当番制で作るなど 互いに話し合うことを勧めた 32 回目 1 日の食事をチェックしてみようⅠ - 何をどれだけ食べたらよいかを知る- 前日に食べた食事と自分の適量との過不足を確認する その結果 日常生活の中で 朝夕のみでも 66

施設の食事をとっていれば 食事のバランスはある程度とれると考えられるが 朝食をとらないと不足が生じやすいことを伝えた また 具体的な例を示し 朝食の欠食を減らせるよう促した 43 回目 1 日の食事をチェックしてみようⅡ - 実際の食事量が適切かを知る- 前日に食べた食事の写真をもとに ぬりえシート に記録する 朝食の欠食もなく 牛乳 乳製品 果物の料理区分も塗れていたので 食事バランスの必要性を理解できているようであった 今回の食事支援が本児にとっては自分の食事を振り返る機会になり 自分の食事を改善しようとする様子が窺えた 54 回目 1 日の献立を立ててみよう - 実際に立てた献立が適切かを知る- 自立後 どのような食事をしたら良いか これまでの支援を踏まえ1 日分の献立をたてる 料理名や材料 料理方法などを確認しながらの献立作成となった 主食にパンや麺 ご飯を選び献立に変化をつけるなどの工夫が見られた 実際に調理をすることを想定し 調理器具や調味料等の確認を行った 食材の値段のイメージをもたせるために 新聞の折込みチラシを使って事前学習させたが 日頃買い物に行かないので限界があった 65 回目 自分で料理して食べよう - 実際に自分で食事を作り食べる- 入所児童は 食料品の買い物の経験が少なく スーパーに並べてある商品の配置が予想できなかったので 商品の配置や店内の案内表示の見方と 値段をよく見て選ぶことを伝えた また 商品を選ぶ際に生鮮食品を先に選んでいたので 冷蔵庫に入って売られている食品は 後から選ぶと鮮度が落ちないことを伝えた 自分の立てた献立を実施するための材料の購入は 真剣に材料を選び 値段や消費期限等もしっかり確認することができた 料理をする際の留意点として 予め献立作成の時に 料理の手順について細かく話し合っておいたので 食材の切り方などを途中個々に指導する必要はあったが その他は問題なく後片付けまでできた ホームの台所を使っての調理実習だったので他の子どもも興味をもち 低年齢児の食に対する意識付けにもなった 7 指導終了時 食事バランスガイドクイズ - 理解度の確認 - 5. 評価及び課題 自分の食事について事前にデジタルカメラを用いて写真に撮ることにより 喫食状況や食事量を知ることができた 指導により欠食や食事バランスなど気をつけるようになった 施設退所後は 慣れない生活環境に加え 社会人として暮らしていかなければならないことから 退所までの高校生活の3 年間を自立への準備期間として考え高校生を対象に実施したことは プログラム終了後も継続的な支援につながった 今後 入所する子どもに関わる職員一人一人が共通の認識をもち 栄養士を中心として 心身共に健康な日常生活を営むための食生活の自立を支援する計画を 入所児童の状況に合わせて立案し 実践することが大切である ( 参考文献 ) 1) 社団法人日本栄養士会全国福祉栄養士協議会高校生のための 食生活自立支援に向けた食育プログラム ( 試作版 );2009 2) 社団法人日本栄養士会全国福祉栄養士協議会監修 食事バランスガイド を使ったらくらく食生活サポートマニュアル 社団法人日本栄養士会 ;2007 67