Microsoft Word - B 同意説明文書 杏林EBV 三橋先生に提出用.docx

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する 研究実施施設の環境 ( プライバシーの保護状態 ) について記載する < 実施方法 > どのような手順で研究を実施するのかを具体的に記載する アンケート等を用いる場合は 事前にそれらに要する時間を測定し 調査による患者への負担の度合いがわかるように記載する 調査手順で担当が複数名いる場合には

群馬大学人を対象とする医学系研究倫理審査委員会 _ 情報公開 通知文書 人を対象とする医学系研究についての 情報公開文書 研究課題名 : がんサバイバーの出産の実際調査 はじめに近年 がん治療の進歩によりがん治療後に長期間生存できる いわゆる若年のがんサバイバーが増加しています これらのがんサバイバ

1. はじめに ステージティーエスワンこの文書は Stage Ⅲ 治癒切除胃癌症例における TS-1 術後補助化学療法の予後 予測因子および副作用発現の危険因子についての探索的研究 (JACCRO GC-07AR) という臨床研究について説明したものです この文書と私の説明のな かで わかりにくいと

ただし 対象となることを希望されないご連絡が 2016 年 5 月 31 日以降にな った場合には 研究に使用される可能性があることをご了承ください 研究期間 研究を行う期間は医学部長承認日より 2019 年 3 月 31 日までです 研究に用いる試料 情報の項目群馬大学医学部附属病院産科婦人科で行

同意説明文書(見本)

6. 研究が終わった後 血液を他の研究に使わせてください 詳しくは ページへ 病には未解決の部分がまだ多く残っています 今後のさらなる研究のため ご協力をお願いいたします ( 必要に応じて ) バンク事業へのご協力をお願いします 遺伝子を扱う研究を推進するため 多くの人の遺伝子の情報を集めて研究に使

血液 尿を用いたライソゾーム病のスクリーニング検査法の検討 に関する説明書 一般財団法人脳神経疾患研究所先端医療研究センター 所属長衞藤義勝 この説明書は 血液 尿を用いたライソゾーム病のスクリーニング検査法の検討 の内容について説明したものです この研究についてご理解 ご賛同いただける場合は, 被

料 情報の提供に関する記録 を作成する方法 ( 作成する時期 記録の媒体 作成する研究者等の氏名 別に作成する書類による代用の有無等 ) 及び保管する方法 ( 場所 第 12 の1⑴の解説 5に規定する提供元の機関における義務 8 個人情報等の取扱い ( 匿名化する場合にはその方法等を含む ) 9

9 中止基準 ( 研究対象者の中止 研究全体の中止について ) 10 研究対象者への研究実施後の医療提供に関する対応 通常の診療を超える医療行為 を伴う研究を実施した場合 研究実施後において 研究対象者が研究の結果より得られた利用可能な最善の予防 診断及び治療が受けられるように努めること 11 研究

6. 研究対象者として選定された理由 当科を受診された各種慢性肝疾患の方が研究対象者に含まれます 7. 研究対象者に生じる利益 負担および予想されるリスクノベルジン錠の国内臨床試験に置ける安全性評価対象例 74 例中 23 例 (31.1%) に副作用が認められ 主な自覚症状では悪心 4 例 (5.

臨床研究許可申請書の提出に際しての留意事項

臨床研究に参加される研究対象者の方へ 皮膚症状を呈する膠原病における炎症性サイトカインの病態への関与について に関する研究の説明 これは臨床研究への参加についての説明文書です 本臨床研究についてわかりやすく説明しますので 内容を十分ご理解されたうえで 参加するかどうか患者さんご自身の意思でお決め下さ

(目的)

目次 1. はじめに ( 臨床研究とは ) 今回の研究について 目的 方法 対象となる患者さん 研究方法 スケジュール 研究参加期間 研究参加予定人数.

2. 研究の目的及び意義について目的 : 手根管症候群の臨床的な重症度と腱鞘滑膜に発現する炎症性のサイトカインやAGEsの関連を検討する事です 意義 : 手根管症候群の重症度と周囲組織の炎症の相関が明らかになれば 抗炎症作用を持つ薬剤が手根管症候群の治療に有用となる理由がより明らかとなると考えられま

臨床研究の概要および研究計画

Microsoft Word - JONIE-TR 患者説明書.docx

研究課題名 臨床研究実施計画書 研究責任者 : 独立行政法人地域医療推進機構群馬中央病院 群馬県前橋市紅雲町 1 丁目 7 番 13 号 Tel: ( 内線 )Fax: 臨床研究期間 : 年月 ~ 年月 作成日 : 年月日 ( 第 版

後天性血友病アンケート(Homepage用)

4. 結果はお返ししない予定です [ 結果を開示しない場合 ] 今すぐに診療に役立てることができないため結果をお返ししない予定です ご理解く ださいますようお願いいたします 詳しくは ページへ ( 必要に応じて )5. 親権者の承諾のもと 未成年者の参加をお願いしています 詳しくは ページへ 6.

診療情報を利用した臨床研究について 虎の門病院肝臓内科では 以下の臨床研究を実施しております この研究は 通常の診療で得られた記録をまとめるものです この案内をお読みになり ご自身がこの研究の対象者にあたると思われる方の中で ご質問がある場合 またはこの研究に 自分の診療情報を使ってほしくない とお

再発小児 B 前駆細胞性急性リンパ性白血病におけるキメラ遺伝子の探索 ( この研究は 小児白血病リンパ腫研究グループ (JPLSG)ALL-B12 治療研究の付随研究として行われます ) 研究機関名及び研究責任者氏名 この研究が行われる研究機関と研究責任者は次に示す通りです 研究代表者眞田昌国立病院

B型肝炎ウイルスのキャリアで免疫抑制・化学療法を受ける患者さんへ

はじめに この冊子は 社会医療法人孝仁会北海道大野記念病院において行われているかいちょうろうへいさそう 回腸瘻閉鎖創の手術部位感染に対する予防的局所陰圧閉鎖療法の有効性評価 という臨床研究について説明したものです 担当医師からこの研究についての説明をお聞きになり 研究の内容を十分にご理解いただいた上

1. この臨床研究は患者さんの治療のためではなく 新たな診断の確立のために行われます 尿路感染症の重症度を診断する際には CRP やプロカルシトニンなどの炎症マーカーが使用されておりますが これらのマーカーは 炎症が起きてから血中に出てくるまで時間がかかったり 炎症が良くなっても血液中からなかなか消

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手順書03

埼玉医科大学倫理委員会

検査項目情報 EBウイルスVCA 抗体 IgM [EIA] Epstein-Barr virus. viral capsid antigen, viral antibody IgM 連絡先 : 3764 基本情報 ( 標準コード (JLAC10) ) 基本情報 ( 診療報酬 ) 標準コード (JLA

の主要な治療薬として日本ならびに世界で広く使用されている MTX の使用により 関節リウマチの臨床症状の改善 関節破壊進行抑制 QOL 改善のみならず 生命予後の改善や心血管合併症リスクが軽減されることが示されており 現在の関節リウマチ治療においては必要不可欠な薬剤である 1990 年前後から MT

患者さんへの説明書

臨床研究実施計画書

別紙

1. 研究の名称 : 芽球性形質細胞様樹状細胞腫瘍の分子病理学的研究 2. 研究組織 : 研究責任者 : 埼玉医科大学総合医療センター病理部 准教授 百瀬修二 研究実施者 : 埼玉医科大学総合医療センター病理部 教授 田丸淳一 埼玉医科大学総合医療センター血液内科 助教 田中佑加 基盤施設研究責任者

横須賀市医師会事務局小田切行 FAX 中学生に対するピロリ菌検診と除菌治療に関する調査研究 申込書 申込み生徒 フリガナ氏名 E 生年月日年月日 中学校 2 年組 保護者氏名 住所 連絡先 TEL この調査研究に参加を希望しますので 同意書を送付ください 申込書を FAX

目 次 1. はじめに 2. 臨床研究とは 3. 研究の目的 意義 4. 研究の対象と方法 5. 研究への自由意志参加 同意取消しの自由 6. 研究責任者 組織 7. 研究の場所 期間 8. 研究試料と情報の取り扱い 9. 研究結果の扱い 10. 研究資金源 11. 利益相反 12. 研究参加者の負

平成29年度 第1回 臨床研究に関する研修会

目次 1. はじめに 1 2. 研究課題の倫理審査について 2 3. プライバシーの保護について 2 4. 提供試料の解析 / 分析等について 3 5. 研究課題と成果等の公表について 3 6. 追加の採血について 3 7. 過去の研究に提供した試料等の保管について 4 8. 試料 診療情報の提供先

別紙様式第1

疫学研究の病院HPによる情報公開 様式の作成について

臨床研究に関する研修会1

にそえない場合がございますがご了承ください 連絡先所属 職名 : 医学部附属病院患者支援センター助教氏名 : 中島康代連絡先 : 実施医療機関の研究責任者所属 職名 : 高崎総合医療センター 消化器内科氏名 : 長沼篤連絡先 : 群馬県高崎市高松町 36 T

説明文書作成上の留意点

同意説明書ひな型

研究計画書 1. 研究の名称 便中ヒトヘモグロビン分析装置 HM-JACKarc マイナーチェンジ機の性能評価 2. 研究組織について 研究責任者 : 研究実施者 : 奈良豊 ( 埼玉医科大学総合医療センター中央検査部臨床検査技師係長 ) 島田崇史 ( 埼玉医科大学総合医療センター中央検査部臨床検査

<4D F736F F D F82A482C C B835E B83588CA48B C668DDA95B68F912E646F6378>

群馬大学 人を対象とする医学系研究倫理審査委員会 _ 情報公開 通知文書 人を対象とする医学系研究についての 情報公開文書 研究課題名 : COPD を有する手術実施患者の術前評価と手術後に発症した呼吸器合併症の状況からの後方視的な検討 はじめに COPD は Chronic Obstructive

Microsoft Word - HP用 同意書・説明書 130121

10038 W36-1 ワークショップ 36 関節リウマチの病因 病態 2 4 月 27 日 ( 金 ) 15:10-16:10 1 第 5 会場ホール棟 5 階 ホール B5(2) P2-203 ポスタービューイング 2 多発性筋炎 皮膚筋炎 2 4 月 27 日 ( 金 ) 12:4

検査項目情報 6475 ヒト TARC 一次サンプル採取マニュアル 5. 免疫学的検査 >> 5J. サイトカイン >> 5J228. ヒトTARC Department of Clinical Laboratory, Kyoto University Hospital Ver.6 thymus a

説明書

説明文書

しかしながら ERCP 関連手技は 通常観察の上部消化管内視鏡 ( いわゆる胃カメラ ) と異なり 長時間の治療時間を伴う場合も多く 処置中の苦痛度を増強させる要因となりえます そこで 通常 ERCP 関連手技を行う際には 鎮静麻酔薬によって眠った状態になっていただき 処置中の苦痛度を軽減しておりま

平成28年度 第1回 臨床研究に関する研修会

東邦大学学術リポジトリ タイトル別タイトル作成者 ( 著者 ) 公開者 Epstein Barr virus infection and var 1 in synovial tissues of rheumatoid 関節リウマチ滑膜組織における Epstein Barr ウイルス感染症と Epst

標準業務手順 目次

針刺し切創発生時の対応

岸和田徳洲会病院 当院では以下の研究に協力し情報を提供しております この研究は 国が定めた指針に基づき 対象となる患者さまのお一人ずつから直接同意を得るかわりに 研究の目的を含む研究の実施についての情報を公開しています 研究結果は学会等で発表されることがありますが その際も個人を特定する情報は公表し

2)HBV の予防 (1)HBV ワクチンプログラム HBV のワクチンの接種歴がなく抗体価が低い職員は アレルギー等の接種するうえでの問題がない場合は HB ワクチンを接種することが推奨される HB ワクチンは 1 クールで 3 回 ( 初回 1 か月後 6 か月後 ) 接種する必要があり 病院の

臨床試験の実施計画書作成の手引き

課題名

平成 28 年 4 月版 別紙様式 3 研究に係る利益相反状況申告書 Q&A Q1. 学内研究分担者等の氏名 Q1-1 Q1-2 Q1-3 Q1-4 質問学外の研究分担者名を記載しなくてもよいのですか? 学内研究分担者等 というのは どのような人をいうのですか? モニタリング 監査とはどのようなもの

倫理委員会審査手順書

2. PleSSision( プレシジョン ) 検査の内容について 網羅的ながん遺伝子解析とは? 月 木新患外来診療中 現在 がん は発症臓器 ( たとえば肺 肝臓など ) 及び組織型( たとえば腺がん 扁平上皮がんなど ) に基づいて分類され 治療法の選択が行われています しかし 近年の研究により

2015 年 11 月 5 日 乳酸菌発酵果汁飲料の継続摂取がアトピー性皮膚炎症状を改善 株式会社ヤクルト本社 ( 社長根岸孝成 ) では アトピー性皮膚炎患者を対象に 乳酸菌 ラクトバチルスプランタルム YIT 0132 ( 以下 乳酸菌 LP0132) を含む発酵果汁飲料 ( 以下 乳酸菌発酵果

1 8 ぜ 表2 入院時検査成績 2 諺齢 APTT ALP 1471U I Fib 274 LDH 2971U 1 AT3 FDP alb 4 2 BUN 16 Cr K4 O Cl g dl O DLST 許 皇磯 二 図1 入院時胸骨骨髄像 低形成で 異常細胞は認め

肝臓の細胞が壊れるる感染があります 肝B 型慢性肝疾患とは? B 型慢性肝疾患は B 型肝炎ウイルスの感染が原因で起こる肝臓の病気です B 型肝炎ウイルスに感染すると ウイルスは肝臓の細胞で増殖します 増殖したウイルスを排除しようと体の免疫機能が働きますが ウイルスだけを狙うことができず 感染した肝

学位論文の内容の要旨 論文提出者氏名 佐藤雄哉 論文審査担当者 主査田中真二 副査三宅智 明石巧 論文題目 Relationship between expression of IGFBP7 and clinicopathological variables in gastric cancer (

研究報告書レイアウト例(当該年度が最終年度ではない研究班の場合)

患者さんへ

疫 学 研 究 許 可 申 請 書

岩手医科大学医学部及び附属病院における人を対象とする医学系研究に係るモニタリング及び監査の実施に関する標準業務手順書 岩手医科大学医学部及び附属病院における 人を対象とする医学系研究に係る モニタリング及び監査の実施に関する標準業務手順書 岩手医科大学 第 1.0 版平成 29 年 10 月 1 日

検体採取 患者の検査前準備 検体採取のタイミング 記号 添加物 ( キャップ色等 ) 採取材料 採取量 測定材料 F 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( 青 細 ) 血液 3 ml 血清 H 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( ピンク ) 血液 6 ml 血清 I 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( 茶色 )

実験計画書

新しいインフルエンザワクチンの開発研究 (POC 研究 ) 日時 :11 月 23 日 ( 金 ) 9:00~16:00 参加登録後 後日時間を指定させていただきます 場所 : 三重病院小児科外来研究目的 : 注射ではなく 飲み薬の新しいインフルエンザワクチンを開発しています 新しいワクチンの効果を

診療科 血液内科 ( 専門医取得コース ) 到達目標 血液悪性腫瘍 出血性疾患 凝固異常症の診断から治療管理を含めた血液疾患一般臨床を豊富に経験し 血液専門医取得を目指す 研修日数 週 4 日 6 ヶ月 ~12 ヶ月 期間定員対象評価実技診療知識 1 年若干名専門医取得前の医師業務内容やサマリの確認

1. ストーマ外来 の問い合わせ窓口 1 ストーマ外来が設定されている ( はい / ) 上記外来の名称 対象となるストーマの種類 7 ストーマ外来の説明が掲載されているページのと は 手入力せずにホームページからコピーしてください 他施設でがんの診療を受けている または 診療を受けていた患者さんを

1. 医薬品リスク管理計画を策定の上 適切に実施すること 2. 国内での治験症例が極めて限られていることから 製造販売後 一定数の症例に係るデータが集積されるまでの間は 全 症例を対象に使用成績調査を実施することにより 本剤使用患者の背景情報を把握するとともに 本剤の安全性及び有効性に関するデータを

Microsoft Word _ソリリス点滴静注300mg 同意説明文書 aHUS-ICF-1712.docx

3. 安全性本治験において治験薬が投与された 48 例中 1 例 (14 件 ) に有害事象が認められた いずれの有害事象も治験薬との関連性は あり と判定されたが いずれも軽度 で処置の必要はなく 追跡検査で回復を確認した また 死亡 その他の重篤な有害事象が認められなか ったことから 安全性に問

Microsoft Word 【医学系指針】ガイダンス(溶け込み)

2009年8月17日

(個人情報は他人には決して漏らしません)

症例報告書の記入における注意点 1 必須ではない項目 データ 斜線を引くこと 未取得 / 未測定の項目 2 血圧平均値 小数点以下は切り捨てとする 3 治験薬服薬状況 前回来院 今回来院までの服薬状況を記載する服薬無しの場合は 1 日投与量を 0 錠 とし 0 錠となった日付を特定すること < 演習


公募情報 平成 28 年度日本医療研究開発機構 (AMED) 成育疾患克服等総合研究事業 ( 平成 28 年度 ) 公募について 平成 27 年 12 月 1 日 信濃町地区研究者各位 信濃町キャンパス学術研究支援課 公募情報 平成 28 年度日本医療研究開発機構 (AMED) 成育疾患克服等総合研

ゲノム遺伝子解析研究説明同意文書

北里大学病院モニタリング 監査 調査の受け入れ標準業務手順 ( 製造販売後臨床試験 ) 第 1 条 ( 目的 ) 本手順書は 北里大学病院において製造販売後臨床試験 ( 以下 試験とする ) 依頼者 ( 試験依頼者が業務を委託した者を含む 以下同じ ) が実施する直接閲覧を伴うモニタリング ( 以下

学位論文の内容の要旨 論文提出者氏名 小川憲人 論文審査担当者 主査田中真二 副査北川昌伸 渡邉守 論文題目 Clinical significance of platelet derived growth factor -C and -D in gastric cancer ( 論文内容の要旨 )

医師主導治験取扱要覧

<4D F736F F D A835E838A F8B7982D18AC48DB85F20534F A68CEB8E9A E9A8F4390B38DCF2

Microsoft Word - 5. 説明文書_脳内出血_ docx

審査結果 平成 23 年 4 月 11 日 [ 販 売 名 ] ミオ MIBG-I123 注射液 [ 一 般 名 ] 3-ヨードベンジルグアニジン ( 123 I) 注射液 [ 申請者名 ] 富士フイルム RI ファーマ株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 22 年 11 月 11 日 [ 審査結果

(3) 倫理学 法律学の専門家等 本法人に所属しない人文 社会科学の有識者若干名 (4) 一般の立場から意見を述べることができる者若干名 (5) 分子生物学 細胞生物学 遺伝学 臨床薬理学 病理学等の専門家若しくは遺伝子治療等臨床研究の対象となる疾患に係る臨床医として 日本医科大学長が推薦した者若干

委員会記載 資料番号

はじめに この 成人 T 細胞白血病リンパ腫 (ATLL) の治療日記 は を服用される患者さんが 服用状況 体調の変化 検査結果の経過などを記録するための冊子です は 催奇形性があり サリドマイドの同類薬です は 胎児 ( お腹の赤ちゃん ) に障害を起こす可能性があります 生まれてくる赤ちゃんに

糖尿病経口薬 QOL 研究会研究 1 症例報告書 新規 2 型糖尿病患者に対する経口糖尿病薬クラス別の治療効果と QOL の相関についての臨床試験 施設名医師氏名割付群記入年月日 症例登録番号 / 被験者識別コード / 1/12

治療を受けられる患者様へのご説明 自家樹状細胞がんワクチン複合療法 ( ハイパー DC 療法 ) について 仙台画像検診クリニック 宮城県仙台市青葉区五橋 TEL: この説明文書は 自家樹状細胞がんワクチン複合療法 ( ハイパー DC 療法 ) ( 以下 ハイパ

別紙様式第1

Transcription:

前向き観察研究 本邦の炎症性腸疾患患者における EB ウイルス感染状況に関する多施設共同研究 同意説明文書 患者さんへ 自主臨床研究 本邦の炎症性腸疾患患者における EB ウイルス感染状況に関する多施設共同研究 についての説明文書 同意書

2018 年 04 月 04 日第 1 版作成 札幌医科大学附属病院 1. はじめに臨床研究により新しい治療法を確立することは大学病院の使命であり 患者さんのご協力により成し遂げることができるものです 今回参加をお願いする臨床研究は 自主臨床研究 と呼ばれるもので 実際の診療に携わる医師が医学的な必要性 重要性を検討した上で 立案 計画して行うものです 製薬会社などが行う新薬の安全性 有効性を得るための臨床試験 いわゆる 治験 ではありません この臨床研究については 当院の臨床研究審査委員会の審議に基づく病院長の許可を得ています 臨床研究に参加されるかどうかはあなたの自由意志で決めて下さい 参加されなくてもあなたが不利益を被ることはありません 2. この臨床研究の目的 (1) 臨床研究の目的と意義 炎症性腸疾患は若年層で発症し 我が国でも年々患者は増加しており 今後もさらに増加 することが予想されています 中等症以上の炎症性腸疾患の治療としてステロイド タクロ リムス アザチオプリン 抗 TNFα 抗体などの種々の免疫抑制性の薬剤が使用されていま す Epstein-Barr virus( えぷすたいんばーるういるす 以下 EB ウイルス ) 感染は わが国では大多数が小児期に初めて感染し 症状なく経過するのがほとんどですが それ以 降に感染することもあります 近年 先進国では衛生状況の改善に伴いサイトメガロウイル スや EB ウイルスの若年者における未感染者割合が増加してきていることが報告されてい ます EB ウイルスは Burkitt( ばーきっと ) リンパ腫や上顎がんなどの悪性腫瘍に加え 免疫不全状態注 1 や臓器移植後に発生するリンパ増殖性疾患にも関与しています 一方 関 注 2 節リウマチ患者などでは免疫調節薬や生物化学的製剤投与中にリンパ増殖性疾患が発症 することが以前より知られており その一部では EB ウイルスとの関連性が指摘されていま す また炎症性腸疾患患者では EB ウイルス未感染者においてチオプリン製剤注 3 を併用した 場合にリンパ増殖性疾患のリスクが増加するという報告があります 小児炎症性腸疾患患者 も増加してきており 小児期から免疫抑制治療を行わなければならないケースも増えてきて いますが 小児から成人にかけての炎症性腸疾患患者における EB ウイルス既感染率注 4 は明 2

らかになっていません 本研究は 小児を含めた炎症性腸疾患患者の EB ウイルス既感染状況 そして炎症性腸疾患治療薬 とくにチオプリン製剤や生物学的製剤の使用状況と照らし合わし 本邦の実態を明らかにすることを目的にしています 本研究により年齢別の EB ウイルス感染者の割合が明らかになるとともに これらの患者を追跡することで未感染患者がその後いつ初感染したのか そのときの臨床症状や治療内容との照合も可能となると考えています (2) 他機関への試料 情報の資料提供本研究は多施設での共同研究となります そのため匿名化されたとはいえ 患者さんのデータおよび試料 ( 血液 ) が複数の施設 ( 札幌医科大学 杏林大学 国立成育医療研究センター ) で共有されます 研究で使わせて頂く試料 ( 血液 ) については 検討後速やかに廃棄します 注 1) 細菌やウイルス 腫瘍細胞に対する免疫系の細胞の防御能力が低下した状態 2) 生物が合成する物質 ( タンパク質 ) を応用して作られた治療薬で特定の標的に対して作用する 程度の差はあるが免疫能力を低下させる副作用がある 3) 免疫調節薬の一種 4) 過去にある特定の感染症にり患した患者さんの割合 その感染症に対する抗体を測定することで過去のり患の有無を調べることができる 3. この臨床研究の方法今回のこの観察研究の対象となるには 札幌医科大学附属病院消化器内科に通院 入院している 20 歳以上の炎症性腸疾患の患者さんで 下記の血液中の項目を測るための血液量を増やして採血に協力していただける方です 1 横断的観察研究 : 炎症性腸疾患患者さん ⅰ) 臨床所見 ( 年齢 性別 診断名 病型 発症日 罹患期間 臨床病期 病型 臨床的重症度 治療内容 投薬内容 投薬期間 転帰 ) ⅱ) 血液検査所見 ( 白血球 白血球分画 赤血球 ヘモグロビン 血小板 グルコース 3

Na K Cl Ca クレアチニン BUN 尿酸 アルブミン ALP ALT AST LDH 総ビリルビン 直接ビリルビン 総蛋白 CRP ESR) ⅲ)EB ウイルス抗体検査 ( 抗 VCA-IgM 抗体 抗 VCA-IgG 抗体 抗 EBNA 抗体 ) CMV 抗体検査 (CMV IgG 抗体 ) 2 前向き観察研究 : 上記の横断的観察研究にご協力いただいた方のうち EB ウイルスに未感染の方 ⅰ)EB ウイルス抗体検査 ( 抗 VCA-IgM 抗体 抗 VCA-IgG 抗体 抗 EBNA 抗体 ) を約 1 年毎に 計 5 年間行う ⅱ)EB ウイルス感染が疑われた場合は EB ウイルス定量解析等も行う 4. 予定参加期間 横断的観察研究 : 同意を頂き一度採血を行い終了です 前向き観察研究 : 同意を頂き採血を行ってから 5 年間です 5. 臨床研究全体の予定研究期間 病院長承認後 平成 37 年 3 月 31 日 6. 症例数 横断的観察研究 :100 症例 ( 全体 500 症例 ) 前向き観察研究 :10 症例 ( 全体 80 症例 ) 7. 臨床研究への参加についてこの説明書をお読みになり担当医の説明を聞かれて この研究に参加することに同意される場合は 別紙の同意書に署名をしてください 参加に同意されなくても その後の治療に一切不利益は生じません あくまでも この研究に参加されるか否かはあなたの自由です また あなたがこの研究に参加する同意を表明した後でも いつでもその同意を撤回できま 4

す 参加しない場合や同意を取り消した場合でも 患者さんに最も適した治療を行い 治療上の不利な扱いを受けたり 不利益を被ったりすることはありません あなたに関わる研究結果は破棄され 診療記録なども それ以降は 研究目的に用いられることはありません ただし あなたが研究参加を取りやめたいと思った時点で 既に 研究結果が論文などに公表されている場合や 研究データの解析が終了している場合には 研究結果等からあなたに関するデータを取り除くことが出来ず 研究参加を取りやめることが出来なくなります 8. 研究対象者に係る研究結果 ( 偶発的所見を含む ) の取扱いについて本試験では被験者の健康 子孫に受け継がれ得る遺伝的特徴は扱いません ご提供頂いた血液を用いて行った研究の結果を直接お知らせすることはありませんが 患者さん個人の検査結果に関しては後日報告させていただきます 9. 試料 情報の保管及び廃棄の方法について本研究は多施設での共同研究となります そのため匿名化されたとはいえ 患者さんのデータおよび試料 ( 血液 ) が複数の施設 ( 札幌医科大学 杏林 国立成育医療研究センター ) へ送られ解析をされます 研究で使わせて頂く試料 ( 血液 ) については 検討後速やかに廃棄します また 匿名化の対応表およびデータは研究責任者が責任をもって記録媒体 (USB メモリ DVD CD-RW など ) に保存し 鍵のかかるキャビネットに保管します データ保存期間は 5 年とし 研究終了後に速やかに廃棄致します 10. カルテなどの医療記録の閲覧について患者さんの人権が守られながら きちんとこの臨床研究が行われているかを確認するために この臨床研究の関係者 ( この病院の職員など ) があなたのカルテなどの医療記録を見ることがあります しかし あなたから得られたデータが 報告書などであなたのデータであると特定されることはありません 11. 研究対象者から取得された試料 情報について 研究対象者等から同意 5

を受ける時点では特定されない将来の研究のために用いられる可能性又は他の研究機関に提供する可能性がある場合について本研究の患者さんから取得された情報について 同意を受ける時点では特定されなかったことが 研究が進むにつれて 治療に役立つ情報が得られた場合 その情報を学会発表や論文 大学ホームページ掲載などで通知 公開することがあります その際には改めて同意書は取得しません 発表前であればいつでも拒否することができ その際は解析結果等からその被験者のデータを取り除きますが 論文発表後の場合は 研究参加を取りやめることはしません 12. 研究内容の情報公開の方法について 本試験終了後 試験結果を速やかにまとめ しかるべき論文および学会に発表します 研 究結果が初期の予想のものでない場合でも原則的にデータを公表します 13. 個人情報の保護について本研究では個人情報の漏洩を防ぐため 個人を特定できる情報を削除し データの数値化 データファイルの暗号化などの厳格な対策を取っています 本研究の実施過程及びその結果の公表 ( 学会や論文等 ) の際には 患者さんを特定できる情報は一切含まれません また この臨床研究で得られたデータが 本臨床研究の目的以外に使用されることはありません 14. 臨床研究への参加に同意された場合の注意点について 採血量が 2~5mL 程度増える可能性があります 15. 費用負担 謝礼及び健康被害の補償について この研究は 日常診療の一環として採血した血液検体の一部を用いて EB ウイルス サイ トメガロウイルスの感染状況を調べることを目的とした研究です 本研究に参加していただ 6

くにあたり 特殊な項目の測定費用につきましては研究費より充当し 患者さんには負担がかかりません 通常の診療範囲内の血液検査項目に関しましては炎症性腸疾患のスクリーニング検査として保険の範囲内で行います 研究に参加していただいても謝礼はありません 本試験に参加して頂くことで採血量の増量が予想されますが その侵襲は軽微なものであり 試験に伴う健康被害への補償や保険への加入は行いません 16. 知的財産権について 本研究の結果が特許権等の知的財産を生み出す可能性がありますが その場合の知的財産 権は研究者もしくは所属する研究機関に帰属します 17. 研究の資金源及び利益相反について研究の資金源について : 本研究は 日常診療の範囲内で行う検査は医療保険の適応となりますが EB ウイルスやサイトメガロウイルスの感染状況を調べる検査は当講座の研究費より充当します 利益相反について : 本研究の実施において 利益相反の関係にある企業や団体はございません 18. 相談窓口 担当医師について本研究について知りたいことや ご心配なことがありましたら 遠慮なく担当医師等にご相談下さい ご希望により他の患者さんの個人情報の保護や臨床研究の独創性の確保に支障のない範囲内で本臨床研究計画および臨床研究の方法に関する資料の一部を閲覧することも可能です 060-8543 北海道札幌市中央区南 1 条西 16 丁目 札幌医科大学附属病院消化器内科学講座 研究責任者仲瀬裕志 研究分担者三橋慧 7

JR 札幌病院 研究協力者平山大輔 連絡先 TEL:011-611-2111 平日 ( 内 32110: 消化器内科学講座教室 ) 夜間 休日 ( 内 32170:10 階南病棟 ) 19. 臨床研究審査委員会についてこの臨床研究の実施に際しては 当院の臨床研究審査委員会において この研究が科学的及び倫理的に妥当であることや 当院において行うことが適当であることが審議を受け承認を得ております 臨床研究審査委員会がどのように運営されているかを示した手順書 委員名簿および会議の記録の概要については公開されていますので 次にお問い合わせください 名称 : 札幌医科大学附属病院臨床研究審査委員会設置者 : 札幌医科大学附属病院長所在地 : 札幌市中央区南 1 条西 16 丁目お問い合わせ先 : 札幌医科大学附属病院病院課臨床研究係電話 011-611-2111 内線 3146 ホームページでも確認できます http://sapporo-med-gastroenterology.jp/patients.html 8