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1)~ 2) 3) 近位筋脱力 CK(CPK) 高値 炎症を伴わない筋線維の壊死 抗 HMG-CoA 還元酵素 (HMGCR) 抗体陽性等を特徴とする免疫性壊死性ミオパチーがあらわれ 投与中止後も持続する例が報告されているので 患者の状態を十分に観察すること なお 免疫抑制剤投与により改善がみられた

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スライド 1

改訂後 ⑴ 依存性連用により薬物依存を生じることがあるので 観察を十分に行い 用量及び使用期間に注意し慎重に投与すること また 連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により 痙攣発作 せん妄 振戦 不眠 不安 幻覚 妄想等の離脱症状があらわれることがあるので 投与を中止する場合には 徐々に

用法 用量 発作性夜間ヘモグロビン尿症における溶血抑制 mg mg mg mg kg 30kg 40kg 20kg 30kg 10kg 20kg 5kg 10kg 1900mg mg mg mg

添付文書情報 の検索方法 1. 検索条件を設定の上 検索実行 ボタンをクリックすると検索します 検索結果として 右フレームに該当する医療用医薬品の販売名の一覧が 販売名の昇順で表示されます 2. 右のフレームで参照したい販売名をクリックすると 新しいタブで該当する医療用医薬品の添付文書情報が表示され

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医薬品の添付文書等を調べる場合 最後に 検索 をクリック ( 下部の 検索 ボタンでも可 ) 特定の文書 ( 添付文書以外の文書 ) の記載内容から調べる場合 検索 をクリック ( 下部の 検索 ボタンでも可 ) 最後に 調べたい医薬品の名称を入力 ( 名称の一部のみの入力でも検索可能

改訂内容 ( 部追加 改訂 部削除 ) ビ シフロール 錠, ミラペックス LA 錠 共通 改 訂 後 改 訂 前 2. 重要な基本的注意 2. 重要な基本的注意 (5) レボドパ又はドパミン受容体作動薬の投与により 病的賭博 ( 個人的生活の崩壊等の社会的に不利な結果を招くにもかかわらず 持続的に

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5_使用上の注意(37薬効)Web作業用.indd

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査を実施し 必要に応じ適切な措置を講ずること (2) 本品の警告 効能 効果 性能 用法 用量及び使用方法は以下のとお りであるので 特段の留意をお願いすること なお その他の使用上の注意については 添付文書を参照されたいこと 警告 1 本品投与後に重篤な有害事象の発現が認められていること 及び本品

減量・コース投与期間短縮の基準


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デベルザ錠20mg 適正使用のお願い

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DRAFT#9 2011

1. 医薬品リスク管理計画を策定の上 適切に実施すること 2. 国内での治験症例が極めて限られていることから 製造販売後 一定数の症例に係るデータが集積されるまでの間は 全 症例を対象に使用成績調査を実施することにより 本剤使用患者の背景情報を把握するとともに 本剤の安全性及び有効性に関するデータを

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緒言

改訂後改訂前 << 効能 効果に関連する使用上の注意 >> 関節リウマチ 1. 過去の治療において 少なくとも1 剤の抗リウマチ薬 ( 生物製剤を除く ) 等による適切な治療を行っても 疾患に起因する明らかな症状が残る場合に投与すること 2. 本剤とアバタセプト ( 遺伝子組換え ) の併用は行わな

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医療機器添付文書の手引書第 5 版 第 3 章第 3 節 < テンプレート > についての補足解説 1. パルスオキシメータ (WG2 6.1から6.4) テンプレートを利用する場合 以下 5 点の解説を参照すること パルスオキシメータ ( 本体 ) 6.2 パルスオキシメータ ( 一体

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(2) レパーサ皮下注 140mgシリンジ及び同 140mgペン 1 本製剤については 最適使用推進ガイドラインに従い 有効性及び安全性に関する情報が十分蓄積するまでの間 本製剤の恩恵を強く受けることが期待される患者に対して使用するとともに 副作用が発現した際に必要な対応をとることが可能な一定の要件

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食欲不振 全身倦怠感 皮膚や白目が黄色くなる [ 肝機能障害 黄疸 ] 尿量減少 全身のむくみ 倦怠感 [ 急性腎不全 ] 激しい上腹部の痛み 腰背部の痛み 吐き気 [ 急性膵炎 ] 発熱 から咳 呼吸困難 [ 間質性肺炎 ] 排便の停止 腹痛 腹部膨満感 [ 腸閉塞 ] 手足の筋肉の痛み こわばり

④資料2ー2

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1. 重篤な不正出血の発現状況 ( 患者背景 ) (1) 患者背景 ( 子宮腺筋症 子宮筋腫合併例の割合 ) 重篤な不正出血発現例の多くは子宮腺筋症を合併する症例でした 重篤な不正出血を発現した 54 例中 48 例 (88.9%) は 子宮腺筋症を合併する症例でした また 子宮腺筋症 子宮筋腫のい

目次 C O N T E N T S 1 下痢等の胃腸障害 下痢について 3 下痢の副作用発現状況 3 最高用量別の下痢の副作用発現状況 3 下痢の程度 4 下痢の発現時期 4 下痢の回復時期 5 下痢による投与中止時期 下痢以外の胃腸障害について 6 下痢以外の胃腸障害の副

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中小医療機関における輸血 療法委員会の設置に向けて 長崎県合同輸血療法委員会平成 31 年 1 月 16 日

医薬品の基礎研究から承認審査 市販後までの主なプロセス 基礎研究 非臨床試験 動物試験等 品質の評価安全性の評価有効性の評価 候補物質の合成方法等を確立 最適な剤型の設計 一定の品質を確保するための規格及び試験方法などの確立 有効期間等の設定 ( 長期安定性試験など ) 医薬品候補物質のスクリーニン

資料 3 1 医療上の必要性に係る基準 への該当性に関する専門作業班 (WG) の評価 < 代謝 その他 WG> 目次 <その他分野 ( 消化器官用薬 解毒剤 その他 )> 小児分野 医療上の必要性の基準に該当すると考えられた品目 との関係本邦における適応外薬ミコフェノール酸モフェチル ( 要望番号

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トリアムシノロンアセトニド マキュエイド硝子体内注用 40mg 医薬品製造販売承認事項一部変更承認申請書 添付資料 CTD 第 1 部 ( 資料概要 ) 1.5 起原又は発見の経緯及び開発の経緯 わかもと製薬株式会社 1

3. 安全性本治験において治験薬が投与された 48 例中 1 例 (14 件 ) に有害事象が認められた いずれの有害事象も治験薬との関連性は あり と判定されたが いずれも軽度 で処置の必要はなく 追跡検査で回復を確認した また 死亡 その他の重篤な有害事象が認められなか ったことから 安全性に問

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改訂後 ( 下線 : 追加記載 ) 改訂前 ( 下線 : 削除 ) 使用上の注意 1) 腎障害のある患者 [ 高い血中濃度が持続するおそれがある ]( 用法 用量に関連する使用上の注意 の項参照 ) 2)~ 4) 現行のとおり テオフィリン リトナビル 中枢神経抑制剤アルコール ( 飲酒 ) ピルシ

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シプロフロキサシン錠 100mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにシプロフロキサシン塩酸塩は グラム陽性菌 ( ブドウ球菌 レンサ球菌など ) や緑膿菌を含むグラム陰性菌 ( 大腸菌 肺炎球菌など ) に強い抗菌力を示すように広い抗菌スペクトルを

別紙様式 (Ⅱ)-1 添付ファイル用 商品名 : イチョウ葉脳内 α( アルファ ) 安全性評価シート 食経験の評価 1 喫食実績による食経験の評価 ( 喫食実績が あり の場合 : 実績に基づく安全性の評価を記載 ) 弊社では当該製品 イチョウ葉脳内 α( アルファ ) と同一処方の製品を 200

はじめに この 成人 T 細胞白血病リンパ腫 (ATLL) の治療日記 は を服用される患者さんが 服用状況 体調の変化 検査結果の経過などを記録するための冊子です は 催奇形性があり サリドマイドの同類薬です は 胎児 ( お腹の赤ちゃん ) に障害を起こす可能性があります 生まれてくる赤ちゃんに

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(2) 健康成人の血漿中濃度 ( 反復経口投与 ) 9) 健康成人男子にスイニー 200mgを1 日 2 回 ( 朝夕食直前 ) 7 日間反復経口投与したとき 血漿中アナグリプチン濃度は投与 2 日目には定常状態に達した 投与 7 日目における C max 及びAUC 0-72hの累積係数はそれぞれ

H 平成 28 年青森県登録販売者試験について 1 概要出願者 612 名受験者 592 名合格者 277 名合格率 46.8%( 四捨五入 ) 2 合格基準総得点の7 割であって かつ 各項目の得点が4 割以上 3 試験成績 手引き第 1 章 手引き第 2 章 手引き第 3 章 手引

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ロペラミド塩酸塩カプセル 1mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにロペラミド塩酸塩は 腸管に選択的に作用して 腸管蠕動運動を抑制し また腸管内の水分 電解質の分泌を抑制して吸収を促進することにより下痢症に効果を示す止瀉剤である ロペミン カプセル

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ータについては Table 3 に示した 両製剤とも投与後血漿中ロスバスタチン濃度が上昇し 試験製剤で 4.7±.7 時間 標準製剤で 4.6±1. 時間に Tmaxに達した また Cmaxは試験製剤で 6.3±3.13 標準製剤で 6.8±2.49 であった AUCt は試験製剤で 62.24±2

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医薬品の適正使用に欠かせない情報です 必ずお読みください 効能 効果 用法 用量 使用上の注意改訂のお知らせ '12-No.4 2012 年 11 月 眼科手術補助剤 硝子体内注用副腎皮質ホルモン剤 < トリアムシノロンアセトニド > 製剤 この度 標記製品につきまして 糖尿病黄斑浮腫 の効能 効果が追加承認されましたので お知らせ申し上げます また これに伴い 用法 用量に関連する使用上の注意 を含む 使用上の注意 を改訂致しましたので 併せてお知らせ申し上げます 今後のご使用に際しましては 下記の内容をご参照くださいますよう お願い申し上げます なお 流通在庫の関係から 改訂添付文書を封入した製品がお手元に届くまでには若干の日時を要しますので 何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます 記 1. 効能 効果 及び 用法 用量 の改訂内容改訂後 ( 下記線部追記または改訂 ) 改訂前 ( 下記線部削除 ) 効能 効果 硝子体手術時の硝子体可視化 糖尿病黄斑浮腫 効能 効果 硝子体手術時の硝子体可視化 用法 用量 硝子体手術時の硝子体可視化 省略 : 現行のとおり 糖尿病黄斑浮腫 通常 本剤 1バイアルに1mL の生理食塩液又は眼灌流液を注入してトリアムシノロンアセトニド濃度が 40mg/mL になるように用時懸濁し トリアムシノロンアセトニドとして4mg( 懸濁液として 0.1mL) を硝子体内に投与する 用法 用量 通常 本剤 1 バイアルに 4mL の生理食塩液又は眼灌流液を注入してトリアムシノロンアセトニド濃度が 10mg/mL になるように用時懸濁し トリアムシノロンアセトニドとして 0.5~4mg( 懸濁液として 0.05~0.4mL) を硝子体内に注入する なお 懸濁液のトリアムシノロンアセトニド濃度は 術式 患者の状態等に応じて適宜増減できるが 40mg/mL を超えないこと

2. 使用上の注意 の改訂内容 改訂後 ( 下記線部追記または改訂 ) 改訂前 ( 下記線部削除 ) 禁忌( 次の患者には投与しないこと ) 共通 省略 : 現行のとおり 糖尿病黄斑浮腫 1. 眼又は眼周囲に感染のある患者 あるいは感染の疑いのある患者 [ 眼内炎等の重篤な副作用が発現するおそれがある ] 2. コントロール不良の緑内障の患者 [ 症状が悪化することがある ] 禁忌( 次の患者には投与しないこと ) 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 削除 < 効能 効果に関連する使用上の注意 > 本剤は硝子体手術時の硝子体可視化の目的以外に使用しないこと ( 本剤を眼内に留めた場合の安全性は確立していない ) < 用法 用量に関連する使用上の注意 > 糖尿病黄斑浮腫 1. 長期投与時の有効性及び安全性は確立していない 長期投与により 白内障のリスクが高くなるおそれがあることから 継続的な長期投与は避けること 再投与は 患者の状態をみながら治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ 3 ヵ月以上の間隔をあけ トリアムシノロンアセトニド粒子の消失を細隙灯顕微鏡等で確認した後に行うこと 2. 臨床試験においては 両眼治療は行われていない 両眼に治療対象となる病変がある場合は 両眼同時治療の有益性と危険性を慎重に評価した上で本剤を投与すること なお 初回治療における両眼同日投与は避け 片眼での安全性を十分に評価した上で対側眼の治療を行うこと 該当項目なし 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) 共通 (1) 省略 : 現行 (2) のとおり (2) 白内障の患者 [ 白内障が悪化するおそれがある ] 硝子体手術時の硝子体可視化 省略 : 現行 (1) のとおり 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) (1) 眼又は眼周囲に感染のある患者 あるいは感染の疑いのある患者 [ 免疫機能抑制作用により感染症が増悪するおそれがある ] (2) 緑内障 高眼圧症の患者 [ 本剤により眼圧が上昇することがある ] (3) 白内障の患者 [ 後嚢下白内障が発現するおそれがある ] 2. 重要な基本的注意 共通 (1) 網膜疾患に関する専門知識を有し 硝子体手術あるいは硝子体内注射に関する十分な知識 経験のある眼科医のみが本剤を使用すること (2) 眼内炎等が発現するおそれがあるので 本剤投与後 十分な観察を行うこと また 異常が認められた場合には 直ちに連絡するよう患者に指導すること 2. 重要な基本的注意 (1) 網膜疾患に関する専門知識を有し 硝子体手術に関する十分な知識 経験のある眼科医のみが本剤を使用すること (2) 硝子体切除後 灌流及び吸引により本剤を除去すること 本剤が眼内に残存した場合は 本剤の消失が認められるまで定期的に観察すること -2-

改訂後 ( 下記線部追記または改訂 ) 改訂前 ( 下記線部削除 ) 硝子体手術時の硝子体可視化 (1) 硝子体切除後 灌流及び吸引により本剤を除去すること 本剤が眼内に残存した場合は 本剤の消失が認められるまで定期的に観察すること 硝子体切除後に本剤を眼内に残存させた場合に 無菌性眼内炎を発現した症例が報告されている (2) 省略 : 現行 (3) のとおり (3) 白内障等が発現するおそれがあるので 本剤投与後 十分な観察を行うこと また 異常が認められた場合には 直ちに連絡するよう患者に指導すること 糖尿病黄斑浮腫 (1) 硝子体内注射の際には 下記の点に注意しながら行うとともに 投与手技による有害事象として結膜出血 結膜充血及び結膜浮腫等の有害事象が多く報告されているので注意すること 1) 硝子体内注射に際し 使用される薬剤 ( 消毒薬 麻酔薬 抗菌点眼薬及び散瞳薬等 ) への過敏症の既往歴について事前に十分な問診を行うこと 2) 硝子体内注射は 無菌条件下で行うこと ( 手術用手指消毒を行い 滅菌手袋 ヨウ素系洗眼殺菌剤 滅菌ドレープ及び滅菌開瞼器等を使用すること ) 3) 本剤投与前に 十分な麻酔と広域抗菌点眼剤の投与を行うこと ( 広域抗菌点眼剤は本剤投与前から投与後 3 日まで投与すること ) (2) 白内障が発症あるいは悪化することがあり 投与後 6ヵ月以降に発症あるいは悪化した例も報告されている 特に白内障手術の既往のない眼では 本剤投与後 定期的な観察を行うこと また 異常が認められた場合には 直ちに連絡するよう患者に指導すること (3) 眼圧が上昇することがあるので 本剤投与直後に視神経乳頭又は網膜血流の確認 ( 眼底観察又は間接的な視機能の確認 ) を行うとともに 翌日以降も眼圧の定期的な管理を適切に行うこと (4) 本剤投与後 霧視 飛蚊症等があらわれることがあるため その症状が回復するまで機械類の操作や自動車等の運転には従事させないよう注意すること また 国内臨床試験では投与後 3ヵ月時点で約半数の患者の眼内に本剤の残存が認められているので 本剤の消失が認められるまで定期的に観察すること (5) 糖尿病が悪化することがあるので 血糖値の測定等の観察を十分に行うこと 3. 相互作用併用注意 ( 併用に注意すること ) 薬剤名等臨床症状 措置方法機序 危険因子 経口糖尿病用剤アセトヘキサミド等インスリン製剤 これらの薬剤 ( 錠剤 注射剤 ) の効果を減弱させることが報告されているので 併用する場合は患者の状態を十分に観察するなど注意すること 本剤は肝臓での糖新生を促進し 末梢組織での糖利用を抑制する (3) 眼圧が上昇することがあるので 本剤投与後 眼圧の管理を適切に行うこと (4) 眼内炎 白内障等が生じるおそれがあるので 本剤投与後 十分な観察を行うこと また 異常が認められた場合には直ちに連絡するよう患者に指導すること -3-

改訂後 ( 下記線部追記または改訂 ) 改訂前 ( 下記線部削除 ) 4. 副作用 3. 副作用硝子体手術患者を対象とした国内臨床試験において 総症例 32 例中 2 例 (6.3%) に副作用が認められ 眼圧上昇 1 例 (3.1%) 及び術中低血圧 1 例 (3.1%) であった ( 承認時における集計 ) 硝子体手術時の硝子体可視化 省略 : 現行のとおり 糖尿病黄斑浮腫 糖尿病黄斑浮腫患者を対象とした国内臨床試験において 総症例 45 例中 27 例 (60.0%) に副作用 ( 臨床検査値の異常を含む ) が認められ 副作用の内訳は 眼圧上昇 9 例 (20.0%) 白内障 8 例 (17.8%) 飛蚊症 5 例 (11.1%) 視力低下 4 例 (8.9%) 硝子体内薬物拡散 4 例 (8.9%) 血中ブドウ糖増加 3 例 (6.7%) 血中カリウム増加 2 例 (4.4%) 血中トリグリセリド増加 2 例 (4.4%) 血中乳酸脱水素酵素増加 2 例 (4.4%) 尿中ブドウ糖陽性 2 例 (4.4%) 霧視 1 例 (2.2%) 眼の異物感 1 例 (2.2%) 好塩基球数増加 1 例 (2.2%) 好酸球数増加 1 例 (2.2%) 血小板数減少 1 例 (2.2%) 糖尿病の悪化 1 例 (2.2%) であった ( 効能追加時における集計 ) (1) 重大な副作用眼障害白内障 (17.8%) 眼圧上昇(20.0%) 眼内炎 ( 頻度不明 ) があらわれ 外科的処置を必要とすることがあるので 観察を十分に行い 症状 異常があらわれた場合には 適切な処置を行うこと (2) その他の副作用 5% 以上 5% 未満後眼部硝子体内薬物拡散眼その他飛蚊症 視力低下霧視 眼の異物感血中ブドウ糖増加糖尿病の悪化 血中トリ代謝異常グリセリド増加 尿中ブドウ糖陽性好塩基球数増加 好酸球血液数増加 血小板数減少体液 電解質血中カリウム増加血中乳酸脱水素酵素増その他加 8. 適用上の注意 (1) 投与経路省略 : 現行のとおり (2) 使用方法 共通 1) 省略 : 現行 3) のとおり 2) 省略 : 現行 4) のとおり 硝子体手術時の硝子体可視化 1) 省略 : 現行 1) のとおり 2) 省略 : 現行 2) のとおり 糖尿病黄斑浮腫 1) 本剤 1バイアルに1mL の生理食塩液又は眼灌流液を加え 10 秒間激しく振盪して均一な懸濁液とした後 0.1mL 以上を吸引する 2) 硝子体内投与直前にシリンジを図のように 10 秒間再攪拌して 0.1mL を硝子体内に投与する 眼その他 7. 適用上の注意 5% 未満眼圧上昇術中低血圧 (1) 投与経路本剤は硝子体内にのみ投与すること (2) 使用方法 1) 本剤 1 バイアルに 1mL 以上 ( トリアムシノロンアセトニド濃度 10mg/mL の場合 4mL) の生理食塩液又は眼灌流液を加え 10 秒間激しく振盪して均一な懸濁液とした後 必要量を吸引する 2) 硝子体内注入直前にシリンジを図のように 10 秒間再攪拌して硝子体内に注入する 3) 本剤は保存剤を含有していないため 用時調製し 調製後は速やかに使用すること 4)1バイアルを複数の患者に使用しないこと また 残薬は廃棄すること -4-

3. 改訂理由 糖尿病黄斑浮腫 の効能 効果の追加承認に伴う自主改訂 1) 効能 効果 及び 用法 用量 (1) 効能 効果 の項 糖尿病黄斑浮腫 について記載 (2) 用法及び用量 の項 糖尿病黄斑浮腫 について記載 2) 使用上の注意 の項 (1) 禁忌( 次の患者に使用しないこと ) の項 糖尿病黄斑浮腫 について記載 糖尿病黄斑浮腫 の効能追加承認に伴い 糖尿病黄斑浮腫に対する項を増設するとともに 硝子体手術時の硝子体可視化の項との記載整備を行いました 糖尿病黄斑浮腫 については 投与時及び投与後において眼球への処置が難しいこと等から注意喚起が必要と判断し 記載することといたしました (2) 用法及び用量に関連する使用上の注意 の項 糖尿病黄斑浮腫 について記載糖尿病黄斑浮腫に対する項を新設し 注意喚起するために本項最上に記載することといたしました (3) 重要な基本的注意 の項 糖尿病黄斑浮腫 について記載糖尿病黄斑浮腫に対する項を新設するとともに 硝子体手術時の硝子体可視化の項との記載整備を行いました (4) 相互作用 の項新設し 糖尿病治療薬との併用注意を追記し 注意喚起いたしました (5) 副作用 の項 糖尿病黄斑浮腫 について記載国内臨床試験結果及び海外文献に基づき 副作用発生状況の概要 重大な副作用 及び その他の副作用 の項を記載いたしました 4. その他 薬物動態 臨床成績 薬効薬理 及び 主要文献 につきまして 糖尿病黄斑浮腫 に関する記載を追加致しました 6 7 ページに改訂後の 使用上の注意 全文が記載されていますので 併せてご参照ください 改訂内容は 日本製薬団体連合会発行の医薬品安全対策情報 (DSU)No.215(2012 年 12 月 ) に掲載される予定です 改訂後の添付文書は 医薬品医療機器情報提供ホームページ (http://www.info.pmda.go.jp/) 並びに弊社ホームページ (http://www.wakamoto-pharm.co.jp/mpc/) に掲載しております -5-

禁忌 ( 次の患者には投与しないこと ) 共通 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 糖尿病黄斑浮腫 1. 眼又は眼周囲に感染のある患者 あるいは感染の疑いのある患者 [ 眼内炎等の重篤な副作用が発現するおそれがある ] 2. コントロール不良の緑内障の患者 [ 症状が悪化することがある ] 組成 性状 ( 省略 ) 効能 効果 硝子体手術時の硝子体可視化 糖尿病黄斑浮腫 用法 用量 硝子体手術時の硝子体可視化 通常 本剤 1 バイアルに 4 ml の生理食塩液又は眼灌流液を注入してトリアムシノロンアセトニド濃度が 10 mg/ml になるように用時懸濁し トリアムシノロンアセトニドとして 0.5~4 mg( 懸濁液として 0.05 ~0.4 ml) を硝子体内に注入する なお 懸濁液のトリアムシノロンアセトニド濃度は 術式 患者の状態等に応じて適宜増減できるが 40 mg/ml を超えないこと 糖尿病黄斑浮腫 通常 本剤 1バイアルに1mL の生理食塩液又は眼灌流液を注入してトリアムシノロンアセトニド濃度が 40mg/mL になるように用時懸濁し トリアムシノロンアセトニドとして4mg( 懸濁液として 0.1mL) を硝子体内に投与する < 用法 用量に関連する使用上の注意 > 糖尿病黄斑浮腫 1. 長期投与時の有効性及び安全性は確立していない 長期投与により 白内障のリスクが高くなるおそれがあることから 継続的な長期投与は避けること 再投与は 患者の状態をみながら治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ 3ヵ月以上の間隔をあけ トリアムシノロンアセトニド粒子の消失を細隙灯顕微鏡等で確認した後に行うこと 2. 臨床試験においては 両眼治療は行われていない 両眼に治療対象となる病変がある場合は 両眼同時治療の有益性と危険性を慎重に評価した上で本剤を投与すること なお 初回治療における両眼同日投与は避け 片眼での安全性を十分に評価した上で対側眼の治療を行うこと 使用上の注意 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) 共通 (1) 緑内障 高眼圧症の患者 [ 本剤により眼圧が上昇することがある ] (2) 白内障の患者 [ 白内障が悪化するおそれがある ] 硝子体手術時の硝子体可視化 眼又は眼周囲に感染のある患者 あるいは感染の疑いのある患者 [ 免疫機能抑制作用により感染症 改訂後の使用上の注意 ( 下線部改訂 ) が増悪するおそれがある ] -6-2. 重要な基本的注意 共通 (1) 網膜疾患に関する専門知識を有し 硝子体手術あるいは硝子体内注射に関する十分な知識 経験のある眼科医のみが本剤を使用すること (2) 眼内炎等が発現するおそれがあるので 本剤投与後 十分な観察を行うこと また 異常が認められた場合には 直ちに連絡するよう患者に指導すること 硝子体手術時の硝子体可視化 (1) 硝子体切除後 灌流及び吸引により本剤を除去すること 本剤が眼内に残存した場合は 本剤の消失が認められるまで定期的に観察すること 硝子体切除後に本剤を眼内に残存させた場合に 無菌性眼内炎を発現した症例が報告されている (2) 眼圧が上昇することがあるので 本剤投与後 眼圧の管理を適切に行うこと (3) 白内障等が発現するおそれがあるので 本剤投与後 十分な観察を行うこと また 異常が認められた場合には 直ちに連絡するよう患者に指導すること 糖尿病黄斑浮腫 (1) 硝子体内注射の際には 下記の点に注意しながら行うとともに 投与手技による有害事象として結膜出血 結膜充血及び結膜浮腫等の有害事象が多く報告されているので注意すること 1) 硝子体内注射に際し 使用される薬剤 ( 消毒薬 麻酔薬 抗菌点眼薬及び散瞳薬等 ) への過敏症の既往歴について事前に十分な問診を行うこと 2) 硝子体内注射は 無菌条件下で行うこと ( 手術用手指消毒を行い 滅菌手袋 ヨウ素系洗眼殺菌剤 滅菌ドレープ及び滅菌開瞼器等を使用すること ) 3) 本剤投与前に 十分な麻酔と広域抗菌点眼剤の投与を行うこと ( 広域抗菌点眼剤は本剤投与前から投与後 3 日まで投与すること ) (2) 白内障が発症あるいは悪化することがあり 投与後 6ヵ月以降に発症あるいは悪化した例も報告されている 特に白内障手術の既往のない眼では 本剤投与後 定期的な観察を行うこと また 異常が認められた場合には 直ちに連絡するよう患者に指導すること (3) 眼圧が上昇することがあるので 本剤投与直後に視神経乳頭又は網膜血流の確認 ( 眼底観察又は間接的な視機能の確認 ) を行うとともに 翌日以降も眼圧の定期的な管理を適切に行うこと (4) 本剤投与後 霧視 飛蚊症等があらわれることがあるため その症状が回復するまで機械類の操作や自動車等の運転には従事させないよう注意すること また 国内臨床試験では投与後 3ヵ月時点で約半数の患者の眼内に本剤の残存が認められているので 本剤の消失が認められるまで定期的に観察すること (5) 糖尿病が悪化することがあるので 血糖値の測定等の観察を十分に行うこと

改訂後の使用上の注意 ( 下線部改訂 ) 3. 相互作用併用注意 ( 併用に注意すること ) 薬剤名等臨床症状 措置方法機序 危険因子 経口糖尿病用剤アセトヘキサミド等インスリン製剤 これらの薬剤 ( 錠剤 注射剤 ) の効果を減弱させることが報告されているので 併用する場合は患者の状態を十分に観察するなど注意すること 本剤は肝臓での糖新生を促進し 末梢組織での糖利用を抑制する 4. 副作用 硝子体手術時の硝子体可視化 硝子体手術患者を対象とした国内臨床試験において 総症例 32 例中 2 例 (6.3%) に副作用が認められ 眼圧上昇 1 例 (3.1%) 及び術中低血圧 1 例 (3.1%) であった ( 承認時における集計 ) 眼その他 眼圧上昇術中低血圧 5% 未満 糖尿病黄斑浮腫 糖尿病黄斑浮腫患者を対象とした国内臨床試験において 総症例 45 例中 27 例 (60.0%) に副作用 ( 臨床検査値の異常を含む ) が認められ 副作用の内訳は 眼圧上昇 9 例 (20.0%) 白内障 8 例 (17.8%) 飛蚊症 5 例 (11.1%) 視力低下 4 例 (8.9%) 硝子体内薬物拡散 4 例 (8.9%) 血中ブドウ糖増加 3 例 (6.7%) 血中カリウム増加 2 例 (4.4%) 血中トリグリセリド増加 2 例 (4.4%) 血中乳酸脱水素酵素増加 2 例 (4.4%) 尿中ブドウ糖陽性 2 例 (4.4%) 霧視 1 例 (2.2%) 眼の異物感 1 例 (2.2%) 好塩基球数増加 1 例 (2.2%) 好酸球数増加 1 例 (2.2%) 血小板数減少 1 例 (2.2%) 糖尿病の悪化 1 例 (2.2%) であった ( 効能追加時における集計 ) (1) 重大な副作用眼障害白内障 (17.8%) 眼圧上昇(20.0%) 眼内炎 ( 頻度不明 ) があらわれ 外科的処置を必要とすることがあるので 観察を十分に行い 症状 異常があらわれた場合には 適切な処置を行うこと (2) その他の副作用 5% 以上 5% 未満 後眼部 硝子体内薬物拡散 眼 その他 飛蚊症 視力低下 霧視 眼の異物感 代謝異常 血中ブドウ糖増加 糖尿病の悪化 血中トリグリセリド増加 尿中ブドウ糖陽性 血液 好塩基球数増加 好酸球数増加 血小板数減少 体液 電解質 血中カリウム増加 5. 高齢者への投与一般に高齢者では生理機能が低下しているので 注意すること 6. 妊婦 産婦 授乳婦等への投与妊娠又は妊娠している可能性のある婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること [ 動物実験 ( マウス ラット サル ) で催奇形作用が報告されており また 新生児に奇形 低出生体重 副腎不全を起こすことがある ] 7. 小児等への投与小児等に対する安全性は確立していない ( 使用経験がない ) 8. 適用上の注意 (1) 投与経路本剤は硝子体内にのみ投与すること (2) 使用方法 共通 1) 本剤は保存剤を含有していないため 用時調製し 調製後は速やかに使用すること 2)1 バイアルを複数の患者に使用しないこと また 残薬は廃棄すること 硝子体手術時の硝子体可視化 1) 本剤 1 バイアルに 1mL 以上 ( トリアムシノロンアセトニド濃度 10mg/mL の場合 4mL) の生理食塩液又は眼灌流液を加え 10 秒間激しく振盪して均一な懸濁液とした後 必要量を吸引する 2) 硝子体内注入直前にシリンジを図のように 10 秒間再攪拌して硝子体内に注入する 糖尿病黄斑浮腫 1) 本剤 1 バイアルに 1mL の生理食塩液又は眼灌流液を加え 10 秒間激しく振盪して均一な懸濁液とした後 0.1mL 以上を吸引する 2) 硝子体内投与直前にシリンジを図のように 10 秒間再攪拌して 0.1mL を硝子体内に投与する その他 血中乳酸脱水素酵素増加 -7-