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1.6 月 1 日現在の内定状況就職活動スタートから3カ月 6 月 1 日現在の学生モニターの内定率は54.9% 先月調査 (5 月 1 日現在 ) の29.1% から1カ月で25ポイント以上と 大きく伸びた これは前年同時期 (35.1%) を19.8ポイント上回る数字だ 但し 選考解禁時 の実績

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1. エントリー状況 2019 年卒者の就職活動が本格的にスタートした まず全体的な活動量を確認したい 一人あたりのエントリー社数の平均は22.4 社 前年同期調査 (26.3 社 ) を3.9 社下回り 割合にすると15% 近く減少している計算だ さらに 今後のエントリー予定社数は平均 13.3

1. エントリー状況就職活動本格スタートから1カ月が経過した4 月 1 日時点の活動量を見てみよう 一人あたりのエントリー社数の平均は37.3 社 前年同期調査 (44.7 社 ) より7.4 社少ない 3 月調査では前年をやや上回っていたが その後の伸びはかなり鈍い 当社が 3 月下旬に実施した緊

1.6 月 1 日現在現在の内定状況 6 月 1 日現在の学生モニターの内定率は65.7% 先月調査(5 月 1 日現在 ) の42.2% から1カ月で23.5ポイント上昇し 2 年連続で6 割を超える高水準となった ただ 5 月調査では前年同期を4.7ポイント上回り内定出しの早期化が目立っていたが

株式会社ディスコキャリタスリサーチ 2020 年卒 Vol 月後半後半時点の時点の就職意識調査 キャリタス就活 2020 学生モニター調査結果 (2018 年 12 月発行 ) 引き続き売り手市場が予想される新卒採用戦線 2020 年卒学生の就職戦線の見方や 就活準備状況は 2019 年

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年 3 月卒業予定者の採用見込み 2019 年 3 月卒業予定者の採用見込みを尋ねたところ 前の年 ( 今春入社予定者 ) よりも採用を 増加 すると回答した企業が 30.8% であるのに対し 減少 は 8.5% 増加 が 減少 を 20 ポイント以上 上回っている 企業の採用数は リ

1.9 月 1 日現在の内定状況 9 月 1 日現在の学生モニターの内定率は91.4% 先月調査(8 月 1 日時点 ) の88.2% からさらに3.2ポイント伸び 9 割を超えた 昨年は 9 月に調査を実施しなかったため前年同時期比較はできないが 昨年 10 月 1 日時点の内定率 (91.2%)

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1.9 月 1 日現在現在の内定状況 9 月 1 日現在の学生モニターの内定率は89.2% 先月調査(8 月 1 日時点 ) の85.5% から3.7ポイント上昇し 9 割に近づいた 正式内定日である10 月 1 日を間近に控え 就職戦線は大詰めを迎えている ただ 内定率は7 月以降 前年同期実績を

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1. 現在の日本語力はじめに 現在の日本語力について尋ねた ネイティブレベル (12.4%) と ビジネスレベル (58.0%) を合わせて ビジネスレベル以上の日本語を話せるは 7 割を超える (70.4%) JLPT( 日本語能力試験 ) のレベルについては 最高レベルである N1 を保有してい

1. 就職先企業を選ぶ際に重視する点就職先企業を選ぶ際に重視する点を30 項目の選択肢の中から5つまで選んでもらった 最も多いのは 将来性がある で 47.4% と半数近くが選んだ 次いで 給与 待遇が良い が続くが 前年調査の36.7% から44.2% へと大きく増加した 続く 福利厚生が充実して

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1. 現在の日本語力はじめに 現在の日本語力について尋ねた ネイティブレベル (20.9%) と ビジネスレベル (61.0%) を合わせて ビジネスレベル以上の日本語を話せるは 8 割を超える ( 計 81.9%) JLPT( 日本語能力試験 ) のレベルについては 最高レベルである N1 を保有

年卒者の就職就職活動状況 [1] 内定状況 ( 前年度と比べて ) 2019 年卒者 ( 現大学 4 年生 ) の内定状況を尋ねた 前年度と比較して 高まっている という大学が約 4 割で (37.3%) 低下している (2.8%) を大幅に上回った 前年調査では約半数の大学が 高まっ

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1. 参加したインターンシップの内容 最初に 学生モニターが参加したインターンシップの概要を確認したい まず参加時期を見ると 前年調査に引き続き 2 月 が最も多い ただし 割合は下がり (28.4% 24.9%) 代わりに 8 月 が増えるなど (18.1% 20.8%) 前倒しの傾向が見て取れる

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一般的な学生 & 企業の活動フロー 各選考ステップ例 エントリー 会社説明会 一次選考 筆記試験二次選考 ~ 最終選考内々定 約 30% 4% 2~3 名採用 合計 600~700 名 ( エントリー数目標 ) 約 200 名 ( 目標 ) 約 100 名 ( 目標 ) 約 30 名 ~50 名 (

1. 参加したインターンシップの内容最初に 学生モニターが参加したインターンシップの概要を確認しよう まず 参加したプログラム ( 下注 ) を見ると 最も多いのが プロジェクトタイプ 前年より 3.1 ポイント増え 全体の 4 割近くを占める (38.3%) 講義タイプ も 20.6% から 24

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調査結果報告書(2)

[2] ブラック だと思う条件 / 調査 調査 ブラック だと思う条件について とのの双方に尋ね 調査データの比較を行った 最も数値が高い項目は両者とも 残業代が支払われない で ともに 8 割近くが選択 ( 78.4% 78.5%) 続いて セクハラ パワハラがある も数値が高く の 7% の 6

調査概要 1. 就職観 人のためになる仕事をしたい が 4 年連続増加 (P.1) 学生の就職観についてたずねたところ 楽しく働きたい がトップで 31. 続いて 個人の生活と仕事を両立させたい が 20.6% と 01 年卒以降この 2 項目を重視する傾向が続いている 一方 4 年連続で増加してい

株式会社ディスコ

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採用活動に関する企業調査(2012年12月)

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新卒採用に関する企業調査 - 採用方針調査 - 業界別集計結果 (2017 年 2 月 ) 株式会社ディスコ 2018 年 3 月卒業予定者の採用について Q 年 3 月卒業予定者の採用見込み (2017 年 4 月入社予定者と比較して ) 大学院文系 (%) 全 体 製造 金融 流通

1. 現在の英語力 まず 現在の英語力について尋ねた ネイティブレベル という回答が 15.0% ビジネスレ ベル が 67.5% で ビジネスで英語を使うことができる学生は 8 割を超えている (82.5%) 国 内の大学 大学院で学ぶ学生 ( 以下 ) の英語力は ネイティブレベル が 1.1%

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調査概要 < 調査概要 > 2017 年卒の学 を対象に 内定を得た企業各社について 内定までのプロセスを回答してもらった その中から 内定までの所要日数に業界での差はあるのか 初回セミナー参加や 1 次 接のタイミングによりどの程度の差が じるのか といったデータを整理し 分析した 調査対象 :

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留学ジャーナル『2016年夏休み留学動向』を発表

TOPICS 就職観では 楽しく働きたい が不動の 1 位 前年より 3.6pt 上昇 (P3) 20 学生の就職観は 楽しく働きたい が 20 からみても不動の 1 位を継続しており 今年は 3 割 (33.3%) を超える結果となった 特に文系男子は前年の 27.3% から 4.8pt 上昇し

調査結果 1 就職観 楽しく働きたい が引き続きトップ 今年も引き続き 楽しく働きたい がトップとなった ( 全体 35.4% 文系男子 30.3% 理系男子 29.2% 文系女子 40.9% 理系女子 35.2%) しかし 文系男子以外のカテゴリーではその割合を減らしている ( 理系男子 -3.1

1. 現在の英語力 まず 現在の英語力について尋ねた ネイティブレベル という回答が 11.5% ビジネスレ ベル が 56.3% で ビジネスで英語を使うことができる学生は 7 割近くに上る ( 計 67.8%) 国 内の大学 大学院で学ぶ学生 ( 以下 ) の英語力を見ると ビジネスレベル以上は

イノベーション活動に対する山梨県内企業の意識調査

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TOPICS 就職観の 1 位は前年同様 楽しく働きたい 2 位 個人の生活と仕事を両立させたい が 5 年連続の増加 (P3) 学生の就職観を全体で見ると 1 位は前年同様 楽しく働きたい (29.7% 対前年 0.2pt 減 ) で この十数年変わらずトップで 全体で見るとほぼ前年並みだが 理系

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データ集 採用マーケットの動向 学生の動向 企業の採用動向 大学の就職支援 付録 ( 添付資料 ) -45-

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2016年度の雇用動向に関する静岡県内企業の意識調査

ECONOMY TOPICS

調査結果概要 留学概要について 留学の種類 私費留学 が 4 割でもっとも高い 大学経由の留学 ( 交換留学 認定留学 派遣留学 の合計 ) も同様に 4 割を占める 留学先 アメリカ がもっとも高い 留学先の 4 位までが英語圏で 6 割以上を占める 留学した学年 大学 2 年 大学 3 年 がそ

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調査概要

下関市立大学広報第72号

平成 30 新入社員意識調査 超売り手市場! 仕事にも楽観ムード新しいキャリア観の台頭 栃木県の企業や自治体 ( 一部県外含む ) の今年の新入社員は 売り手市場だったことから就職先には 知名度の高さ や 休日の多さ を重視 夏より前 に内定をもらい 4 社 5 社 から内定を得たという人がそれぞれ

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131016営業

ワークス採用見通し調査

Press Release 仕事に対しては総じて前向きな結果に 仕事への期待 が過去最高で 仕事に対する夢 の有無も昨年より上昇 売り手市場や手厚い内定フォローの影響か調査開始以来減少傾向にあった 仕事への期待 と 仕事に対する夢 の有無について 今年は一転上昇に転じた 仕事への期待がある ( どち

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2019 年卒 Vol.06 5 月 1 日時点の就職時点の就職活動活動調査 キャリタス就活 2019 学生モニター調査結果 (2018 年 5 月発行 ) 企業の採用広報開始から 2 カ月 学生の就職活動はどのように進んでいるだろうか 5 月 1 日現在のキャリタス就活 学生モニターの就職活動状況について調査を行ったところ 選考解禁前にもかかわらず 内定率は 4 割を超えていることがわかった また 選考解禁前の気持ちを詠んだ就活川柳の佳作も紹介したい 1. エントリー状況 一人あたりのエントリー社数の平均は 28.5 社 前年同期調査 (35.9 社 ) より 7.4 社少ない エントリー企業は 3 月より前のインターンシップなどで知った企業 の割合が年々増加 2. セミナー 会社説明会への参加状況 企業単独セミナーへの参加社数は 12.0 社 前年 (14.1 社 ) を下回る 4 月の 1 カ月間の参加社数は平均 2.3 社にとどまる 3. 選考試験の受験状況 エントリーシート提出社数の平均は 11.4 社 前年 (13.4 社 ) を 2 社下回る 選考試験の平均受験社数は 筆記 7.8 社 面接 社 過半数 (54.3%) が最終面接を経験 4.5 月 1 日現在の内定状況 内定率は 42.2% 前年同期実績(37.5%) を 4.7 ポイント上回る 就職活動を終了したのは全体の 14.2% 継続者は 85.8% 5. 内定を得た企業の属性 内定業界は 情報処理 ソフトウエア 調査 コンサルタント 建設 住宅 不動産 の順 内定企業の従業員規模は 1,000 人 ~4,999 人 29.2% 5,000 人以上 25.5% 月を追うごとに大手企業の占める割合が増加 6. 就職活動継続学生の動向 継続者の志望業界 1 位 銀行 2 位 水産 食品 3 位 官公庁 団体 活動の中心は 業界トップ企業 20.5% 大手企業 27.1% 大手狙いの学生が計 47.6% 就職活動を終えたい時期は 6 月前半 6 月後半 が同率で最多 (27.3%) 7. 就活川柳 全 522 作品から 佳作 11 首を紹介 調査概要 調査対象 : 2019 年 3 月に卒業予定の大学 4 年生 ( 理系は大学院修士課程 2 年生含む ) 回答者数 : 1,197 人 ( 文系男子 363 人 文系女子 372 人 理系男子 303 人 理系女子 159 人 ) 調査方法 : インターネット調査法調査期間 : 2018 年 5 月 1 日 ~7 日サンプリング : キャリタス就活 2019 学生モニター (2016 年卒以前は 日経就職ナビ 就職活動モニター ) 本資料に関するお問い合わせ先 : 03-4316-5505/ 1

1. エントリー状況採用広報解禁から2カ月が経過した5 月 1 日時点での就職活動は どのように展開しているだろうか 前回調査 ( 今年 4 月 ) および前年度調査との比較を中心に 全体的な活動状況を確認してみたい まず 一人あたりのエントリー社数の平均は28.5 社 4 月調査の26.2 社から2 社あまりの増加にとどまり 前年同期調査 (35.9 社 ) を7 社以上 下回った 文系より理系で社数が少ないが とりわけ理系男子で少ないのが目立つ (21.2 社 ) 一人あたりのエントリー社数は年々減少する傾向が続いており 2 年前の2017 年卒者 (42.8 社 ) と比べると3 割以上減少している エントリーした企業を知った時期を経年で見ると 3 月より前のインターンシップや業界 企業研究などで知った企業 の割合が年々増えている (2.4 割 2.7 割 2.9 割 ) 学生の就活解禁前の活動が活発になった結果 早期に接点を持った企業にエントリーする割合が増しているのだろう 5 4 3 2 1 4.8 5.5 12.3 エントリー社数 ( 経年 ) 42.8 3.1 4.2 5.4 2 26.3 35.9 今後の予定社数 5 月調査 4 月調査 3 月調査 2.7 2.3 3.8 22.4 2017 年卒者 2018 年卒者 2019 年卒者 28.5 5 4 3 2 1 エントリー社数 ( 属性別 ) 3.2 3.2 1.3 3.4 5.3 3.5 24.2 25.4 1.9 2.6 4.1 14.5 今後の予定社数 5 月調査 4 月調査 3 月調査 1.9 0.3 3.9 23.3 文系男子文系女子理系男子理系女子 エントリーした企業を知った時期 ( 各年 5 月時点 ) もともと知っていた企業 3 月より前のインターンシップや業界研究で知った企業 3 月 1 日以降の就職活動で知った企業 2019 年卒者 4.8 2.9 2.3 2018 年卒者 2.7 2.3 2017 年卒者 2.4 2.6 5 4 3 2 1 0 0.2 2 0.4 4 0.6 6 0.88 101割 26.3 22.4 2 37.3 26.2 31.7 参考参考 3 カ年のエントリー社数の推移 42.8 43.2 28.5 35.9 37.5 45.8 47.2 47.1 39.6 40.1 40.8 41.8 2017 年卒者 2018 年卒者 2019 年卒者 3 月調査 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 2017 年卒者は 9 月調査なし 2

2. セミナー 会社説明会への参加状況セミナー 会社説明会のこれまでの平均参加社数はのべ29.8 社で 前年同期 (34.6 社 ) を下回る このうち企業単独開催のものは12.0 社で 前年同期 (14.1 社 ) より2.1 社少ない エントリー社数が7 社以上減っているのに比べれば減り幅は少ないが 4 月調査 (9.7 社 ) からの1カ月間で2.3 社増にとどまった 採用の日程ルールは変わらないが 企業が前年よりも選考時期を前倒す傾向が見られる 当社が 3 月下旬に実施した企業調査 ( 有効回答 648 社 ) では 全体の7 割強 (76.5%) が4 月までに選考 ( 面接 ) を開始すると回答していた そうした企業側の動きに合わせ 4 月はすでにエントリーしていた企業の面接準備に時間を費やす学生が多く 新たな企業のセミナーに参加するという行動に結び付きにくかった可能性がある なお 学内開催のもの ( 学内セミナー ) 合同開催のもの ( 合同企業セミナー ) ともに 参加社数は前年を1 社あまり下回っている セミナー 会社説明会参加社数と内訳 企業単独開催のもの合同開催のもの学内開催のもの 全 体 12.0 10.3 7.4 29.8 社 ( 前年全体 ) 14.1 11.5 8.9 34.6 社 文系男子 13.8 10.5 7.0 31.3 社 文系女子 13.8 12.1 8.2 34.0 社 理系男子 8.6 9.1 7.4 2 社 理系女子 9.9 8.2 6.9 2 社 1 2 3 4 合同開催 学内開催参加回数 ( 回 ) 全体 ( 前年全体 ) 文系男子 文系女子 理系男子 理系女子 合同開催セミナーへの来場 2.7 2.9 2.9 3.2 2.3 2.1 学内開催セミナーへの来場 2.7 3.3 2.7 3.2 2.4 2.5 2 1 1 3.0 3.0 2.4 参考参考 3 カ年の企業単独セミナー参加社数の推移 15.1 16.9 10.7 10.4 14.1 15.3 12.0 9.7 17.8 18.2 18.4 16.3 16.5 16.5 16.8 2017 年卒者 2018 年卒者 2019 年卒者 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 2017 年卒者は 9 月調査なし 3

3. 選考試験の受験状況 5 月 1 日時点で学生が企業の選考にどの程度進んでいるのか その社数を確認してみよう まず エントリーシート (ES) の提出社数の平均は11.4 社 4 月調査時点では前年と同水準だったが この1カ月の伸びが鈍く 前年同期 (13.4 社 ) を2 社下回った 筆記試験に関しては 前年より1.1 社少ないが (8.9 社 7.8 社 ) その後の面接社数は前年とほぼ同水準を保っている なお 調査時点で最終面接を受けた経験を持つ学生は過半数に達しており (54.3%) 受験社数の平均は2.0 社 1 1 エントリーシート提出社数 ( 経年 ) 13.1 6.6 2.8 13.4 5.6 4.0 5 月調査 4 月調査 3 月調査 11.4 3.8 4.1 エントリーシート提出社数 ( 属性別 ) 5 月調査 1 4 月調査 12.8 3 月調査 11.5 11.6 1 4.2 4.6 4.8 9.4 2.7 3.4 3.9 2.9 5.1 3.6 3.8 3.5 3.9 3.3 2.9 3.6 2017 年卒者 2018 年卒者 2019 年卒者 文系男子文系女子理系男子理系女子 2 1 1 3.8 3.5 3.6 7.8 7.5 6.5 13.1 11.4 15.9 13.4 15.4 17.5 18.0 16.5 16.9 17.0 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 2017 年卒者は 9 月調査なし 参考参考 3 カ年のエントリーシート提出社数の推移 選考試験の受験状況 筆記 WEB 試験グループディスカッション面接試験最終面接 受験した者の割合 92.4 64.3 87.5 54.3 18.9 17.7 2017 年卒者 2018 年卒者 2019 年卒者 1 8.9 7.8 選考試験の受験社数 2018 年卒者 2019 年卒者 2.7 3.0 5.1 2.0 - 筆記 WEB 試験グループディスカッション面接試験最終面接 それぞれ上記の受験者を分母に平均社数を算出 最終面接 は 前年調査なし 4

4.5 月 1 日時点の内定状況就職活動スタートから2カ月が経過し 内定を得る学生は一気に増えた 5 月 1 日現在の内定率は 42.2% で 先月調査 (18.8%) からの1カ月で23.4ポイント増加した 前年同期 (37.5%) に比べ4.7 ポイント高い水準だ 5 月の内定率が4 割台をマークするのは2015 年卒者以来 4 年ぶりだが 当時は選考解禁が今より2カ月早い4 月 1 日だったことを考えると 今年いかに早いペースで内定が出ているかがわかる 内定率は文系より理系で高く 男女とも5 割に近い数字をマークした ( 理系男子 49.8% 理系女子 47.2%) 内定取得学生のうち就職先を決めて就職活動を終了したのは29.5% 内定者のうち66.3% は就職活動を続けていると回答した 内定あり 内定なし 内定者のうち 就職先を決定し活動終了 活動は終了したが複数内定保持 進学などの理由で就職活動を中止 就職活動継続 内定社数 / 平均 ( ) 内は前年 (5 月 1 日現在 ) の数値 5 月 1 日現在の内定状況 * 内定 には 内々定を含む 全体文系男子文系女子理系男子理系女子 42.2 38.3 37.6 49.8 47.2 (37.5) (33.9) (33.6) (44.2) (42.3) 57.8 61.7 62.4 50.2 52.8 (62.5) (66.1) (66.4) (55.8) (57.7) 29.5 19.4 21.4 42.4 37.3 (27.8) (18.3) (25.2) (36.3) (33.8) 3.6 3.6 2.9 4.0 4.0 (2.9) (2.8) (0.8) (3.4) (5.6) 0.6 0.7 1.3 () () () () () 66.3 77.0 7 52.3 58.7 (69.3) (78.9) (74.0) (60.3) (60.6) 全体文系男子文系女子理系男子理系女子 1.6 1.7 1.6 1.7 1.6 (1.5) (1.6) (1.3) (1.6) (1.6) 10 8 6 4 2 82.6 88.9 75.7 63.0 29.4 6.1 77.0 62.8 76.9 69.6 68.7 65.2 59.7 49.5 47.8 17.6 17.5 80.1 81.0 53.4 35.2 3.1 2.8 4.1 70.8 62.3 45.8 12.8 1 内定率の推移 3.6 86.2 87.6 76.0 79.3 67.1 53.0 19.6 71.2 58.9 23.7 5.5 5.8 10 月 1 日現在 9 月 1 日現在 8 月 1 日現在 7 月 1 日現在 6 月 1 日現在 5 月 1 日現在 4 月 1 日現在 3 月 1 日現在 91.2 92.7 87.0 91.4 88.2 85.8 83.2 82.3 79.8 67.3 50.6 35.1 17.9 7.1 54.9 29.1 11.8 37.5 63.4 3.8 6.0 42.2 14.6 18.8 09 年卒 10 年卒 11 年卒 12 年卒 13 年卒 14 年卒 15 年卒 16 年卒 17 年卒 18 年卒 19 年卒 15 年卒までは選考解禁は 4 月 16 年卒は 8 月 17~19 卒は 6 月 15 年卒以前は 8 月 9 月のデータはなし 8.0 5

内定者は4 割を超えるものの モニター学生全体を分母にとると 調査時点で就職先を決定して就職活動を終了した者の割合は12.4% 複数内定を保留しているなど未決定である者(1.8%) を合わせても1 割台にとどまる ( 計 14.2%) 残りの85.8% は活動を継続しており 内定の有無によらず多くの学生にとって山場はこれからだ 学生モニター全体の活動状況 活動終了 < 就職先決定 > 活動終了 < 就職先未決定 > 活動継続 < 内定あり > 活動継続 < 内定なし > 内定あり 2019 年卒者 12.4 1.8 28.0 57.8 2018 年卒者 10.4 1.1 26.0 62.5 0% 20% 40% 60% 80% 100% 5. 内定を得た企業の属性 5 月 1 日現在で内定を得ている学生に 内定企業の業界を尋ね 上位業界をまとめた ( 全 40 業界 複 数回答あり ) 1 位は先月に続き 情報処理 ソフトウエア ゲームソフト (29.3%) 先月 (22.4%) より約 7 ポイント増と 集中度が高まっており この 1 カ月で多くの内定が出たことがわかる 2 位 は 調査 コンサルタント (12.5%) 僅差で 建設 住宅 不動産 (12.3%) が続く これらの 業界は文理ともに順位が高く 採用意欲の強さと内定出しの早さがうかがえる 内定を得た企業の従業員規模の比率を出し この 3 カ月の推移を出してみた 月を追うごとに 1,000 ~4,999 人 5,000 人以上 の割合が増加しており 大手企業において 内定出しが進んでいる様子 がわかる 1 情報処理 ソフトウエア ゲームソフト 29.3 内定を得た業界 ( 上位 5 業界 ) 全体文系理系 情報処理 ソフトウエア ゲームソフト 30.1 情報処理 ソフトウエア ゲームソフト 2 調査 コンサルタント 12.5 調査 コンサルタント 13.3 建設 住宅 不動産 1 3 建設 住宅 不動産 12.3 情報 インターネットサービス 13.3 電子 電機 13.3 4 情報 インターネットサービス 10.9 建設 住宅 不動産 1 調査 コンサルタント 11.5 28.3 5 人材紹介 人材派遣 7.7 人材紹介 人材派遣 9.3 医薬品 医療関連 化粧品 11.1 電子 電機 7.7 内定を得た企業の従業員規模 299 人以下 300~999 人 1,000~4,999 人 5,000 人以上 今年 5 月 21.0 24.3 29.2 25.5 今年 4 月 21.2 25.8 28.6 24.4 今年 3 月 27.1 23.7 27.1 22.0 0% 20% 40% 60% 80% 100% 6

内定を得た企業のインターン参加経験比率についても 3 カ月の推移を見てみた 3 月調査では内定企業の 6 割超 (62.7%) がインターンシップに参加した企業だったが 徐々に比率は下がり この 5 月調査では 5 割を下回った (47.9%) また インターンシップ参加有無別に 現時点での就職意思決定状況を比較してみた 選考解禁前ということもあり ともに まだ保留 が 6 割を超えているが ここに決定した の割合に差が見られる インターンシップ参加企業では 2 割近くに上るが (19.8%) 非参加企業では 14.9% にとどまる インターンシップ参加企業からの方がより早い時期に内定を得ていたことが 現時点では影響しているのだろう インターンシップと意思決定の関連性については 就職戦線が一段落した後に改めて検証してみたい 内定を得た企業のインターン参加有無 インターン参加企業 参加していない企業 今年 5 月 47.9 52.1 今年 4 月 58.3 41.7 今年 3 月 62.7 37.3 0% 20% 40% 60% 80% 100% インターン参加有無 内定後の意思決定 ここに決定したまだ保留もう辞退した インターン参加企業 19.8 62.4 17.8 参加していない企業 14.9 68.1 17.0 0% 20% 40% 60% 80% 100% 現時点での就職活動難易度について やさしいと感じる声 想像していたよりも早く 行きたいと思える企業から内定が出た < 文系男子 > なんとなく選考に参加していても内定が出たため < 文系女子 > 選考で落とされたことがなく 内定も順調にもらえている < 理系男子 > 有名大学でもなく これと言った経歴はなかったが 4 月の初めに内定をもらえた < 理系女子 > 厳しいと感じる声 受けている企業の選考の都合上 6 月まで内定が決まらないので 不安がなくならない < 文系男子 > 持ち駒にしようと軽い気持ちで受けた企業から面接で落とされて 選考に進んでいる企業の数がかなり減った から < 文系女子 > 1 次面接で落ちまくっている < 理系男子 > 学業との両立で 就職活動が周りより遅れているため < 理系女子 > 7

6. 就職活動継続学生の動向内定保持者を含め就職活動を継続している学生 ( 全体の 85.8%) の動向を見ていこう 現時点での志望業界を 40 業界の中から 5 つまで選んでもらったところ 最も多いのは 銀行 (16.2%) で 以下 水産 食品 (15.6%) 官公庁 団体 (15.2%) と続く 銀行 は前年まで長らく選考解禁月までほぼ毎月 1 位を独占していたが 今年は月を追うごとに順位を下げてきた 4 月調査では 7 位だったが 選考解禁を目前に首位に返り咲いた格好だ 一方で 序盤に順位が高かった IT 業界は順位を下げている 情報処理 ソフトウエア は先月調査で 1 位だったが 今回 4 位に下がった 就職活動継続者の志望業界 ( 上位 10 業界 ) 全体文系男子文系女子理系男子理系女子 1 銀行 1 16.2 銀行 23.5 銀行 21.0 素材 化学 23.0 水産 食品 40.8 2 水産 食品 6 15.6 運輸 倉庫 19.8 官公庁 団体 16.9 情報処理 ソフトウエア ゲームソフト 19.7 医薬品 医療関連 化粧品 3 官公庁 団体 2 15.2 官公庁 団体 17.7 マスコミ 15.9 電子 電機 18.8 素材 化学 3 4 情報処理 ソフトウ素材 化学 4 14.8 エア ゲームソフト 14.7 自動車 輸送用情報処理 ソフトウ運輸 倉庫 14.9 18.3 機器エア ゲームソフト 13.3 情報処理 ソフトウエ情報 インター 14.8 ア ゲームソフト 5 ネットサービス 14.7 情報 インターネットサービス 12.9 情報 インターネットサービス 17.8 建設 住宅 不 10.8 動産 6 運輸 倉庫 7 14.0 商社 ( 総合 ) 14.3 保険 医薬品 医療関 12.5 連 化粧品 16.0 官公庁 団体 10.8 7 情報 インターネッ調査 コンサル情報処理 ソフトウ 13.7 14.0 トサービス 8 タントエア ゲームソフト 11.9 機械 プラントエン調査 コンサル 16.0 ジニアリングタント 9.2 8 医薬品 医療関連 建設 住宅 不 12.3 電子 電機 11.9 11.9 水産 食品 13.6 ゴム ガラス セメ化粧品 3 動産ント セラミックス 8.3 9 建設 住宅 不動産建設 住宅 不建設 住宅 不 11.7 11.3 水産 食品 11.9 10 動産動産 12.7 通信関連 7.5 10 電子 電機 10 10.9 商社 ( 専門 ) 11.3 ホテル 旅行 10.2 官公庁 団体 農業 林業 鉱 11.7 業 7.5 の中の数字は前年同調査の全体順位 10 位以内 銀行 7.5 33.3 就職活動の中心としている企業規模を尋ねたところ 業界トップ企業 20.5% 大手企業 27.1% で 大手狙いの学生が計 47.6% に上った さらに 内定を持ちながら就職活動を続けている学生に 内定保持企業と比較してもらうと 内定企業よりも大きい企業が中心 が 51.6% と過半数 大手企業の選考待ちの状態である学生が多いことがうかがえる 就職活動の中心とする企業規模 中堅中小企業 13.8% 規模にこだわらずに活動 38.6% 大手企業 27.1% 業界トップ企業が中心 20.5% 内定企業よりも小さい企業 8.1% 就職活動の中心とする企業規模 内定企業との比較 内定企業と同規模 40.3% 内定保持者が回答 内定企業よりも大きい企業が中心 51.6% 8

今後 就職活動をどのように進めていくつもりかという方針 戦略を尋ね 先月調査 (4 月 ) と比較 してみた 4 月調査で最も多かったのは これまでに興味をもった企業 ( エントリーした企業 ) を中心に 活動する (43.9%) だが 今回大きく割合を下げ (26.8%) 現在選考が進んでいる企業に絞って活 動する が大きく増加した (10.3% 30.5%) この 1 カ月で選考が進んだ企業が多く存在し また学 生側も選考に乗っている企業に焦点を定めて活動するようになった様子が見て取れる 一方で 新たな企業を探しながら 持ち駒企業を広げていく という学生の割合は意外にもほぼ変 わらず (28.0% 26.3%) 活動継続者の 4 人に 1 人以上が 新しい企業を探す意欲を持っていることが わかった 今後のエントリー予定社数は平均 2.7 社 企業単独セミナー参加予定社数は 2.1 社だが 未 内定学生に限ると それぞれ 3.4 社 2.6 社に増える 今後の就職活動の方針 戦略 新たな企業を探しながら 持ち駒企業を広げていくこれまで興味をもった企業 ( エントリーした企業 ) を中心に活動する現在選考が進んでいる企業に絞って活動する志望度の高い企業のみに絞って活動する 今年 5 月 26.3 26.8 30.5 16.5 今年 4 月 28.0 43.9 10.3 17.8 0% 20% 40% 60% 80% 100% 全体 内定あり 内定なし 文系男子 文系女子 理系男子 理系女子 今後のエントリー予定社数 2.7 1.3 3.4 3.2 3.2 1.9 1.9 今後の企業単独セミナー参加予定社数 2.1 1.1 2.6 2.4 2.4 1.5 1.6 就職先を決定して就職活動を終了したいと思う時期は 6 月前半 と 6 月後半 がともに 27.3% で最も多い 6 月前半と後半を合わせると 54.6% になり 活動継続学生の半数強が 6 月が正念場 と捉えている様子がわかる なお 6 月後半までを合計すると 68.0% になり 7 割近くが 6 月末までに就職活動を終了したいと考えている 就職先を決定して 就職活動を終了したい時期 3 28.7 27.3 27.2 27.3 2018 年卒者 2019 年卒者 2 1 2.4 2.9 5 月前半 10.5 9.7 5 月後半 6 月前半 6 月後半 8.0 8.0 8.1 6.9 7 月後半 7 月前半 3.8 2.4 3.1 3.5 1.4 1.9 2.0 1.4 0.7 0.6 0.4 1.0 9 月後半 9 月前半 8 月後半 8 月前半 10 月前半 10 月後半 4.3 2.0 2.1 2.4 卒業までに年内 9

7. 就活川柳ここまでの就職活動で感じたことを 思いつくまま川柳に詠んでもらった 全 522 作品が寄せられた中から ユーモアや風刺の効いた一例を紹介したい 売り手市場 と言われる就職戦線での複雑な思いや 内定獲得へのプレッシャーなど どれも就活生の率直な心情が表れている かかるよね 親の期待期待と 交通費 ( 理系男子 ) 選考が 進みついつい 高望み ( 文系男子 ) 言わないで 売り手市場手市場 が プレッシャー プレッシャー ( 文系女子 ) 行く気ない企業の面接高評価 ( 文系男子 ) あっけない 火がつくつく前に 内定出た ( 文系女子 ) 内定が 出たなら たなら出たでたで また悩む ( 理系男子 ) 行く会社早く決めたい でも選ぶ ( 文系女子 ) お祈りが 来ないようにないようにと 祈る日々 ( 理系男子 ) テンプレを使い回して内々定 ( 文系女子 ) 早かれど行ってって損なし インターン インターン ( 文系男子 ) 楽しもうそう言えるのは 受かったから かったから ( 理系女子 ) 10