いきたいと考える 第二に ビデオに撮ったインタビューの様子を繰り返し見て振り返ることで パターンに沿った質問だけでなく 自分なりの質問を考える活動に発展させていきたい そのために ビデオ視聴による振り返りを3 回行う また 自己評価だけでなく 他者評価により互いの良さを確認することで 話すことへの自

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5. 単元について本単元は,2 年生 1 学期に学習した ともこさんはどこかな から引き続いての 話す 聞く の学習である ともこさんはどこかな では, 大事なことを落とさずに話したり聞いたりできるようにすることをねらいとして学習してきた 本単元では, これに加えて互いの話をしっかり聞いてやり取りを

5 単元について (1) 教材観本教材 だいじなことをれんらくしよう は 学校紹介に向けて児童が学校の先生に情報を伝達したり インタビューしたりする インタビューして得た情報を園児に向けて分かりやすく説明できるように 台本を考え 聞き合い よかったところや改善点を見つけていく 実際に 3 学期に園児

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

Microsoft Word - 6年国語「パネルディスカッションをしよう」

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6 年 No.22 my summer vacation. 1/8 単元の目標 主な言語材料 過去の表し方に気付く 夏休みの思い出について, 楽しかったことなどを伝え合う 夏休みの思い出について, 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり, 他者に伝えるなどの目的

内容 児童 経験したことや調べたことから選んで話す 内容 ( 考え ) を分かりやすく話す はっきりした発音で声の大きさを考えて話す 丁寧な言葉を使って話す 相手の顔を見ながら話す 大事なこと

いろいろな衣装を知ろう

伝わっていないと感じられたなら 繰り返し述べたり分かりやすく言い換えたりすればいいこ とも学ばせたい また 聞いて得た情報を整理して組み立てる段階 スピーチメモを作る段階 練習の段階 それぞれの段階で 互いに考えた内容を伝え合い 質問や助言などの意見の交流をすることでよりよいスピーチをめざしたい 発

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり できることについ

3 第 3 学年及び第 4 学年の評価規準 集団活動や生活への関心 意欲態度 集団の一員としての思考 判断 実践 学級の生活上の問題に関心 楽しい学級をつくるために を持ち 他の児童と協力して意 話し合い 自己の役割や集団と 欲的に集団活動に取り組もう してよりよい方法について考 としている え 判

5 児童の実態と主題に迫るための手だて (1) 児童の実態本学級の児童は明るく 男女の仲もよい いろいろな場面で声を掛け合ったり 仕事を手伝ったりできる児童も多い 話し合い活動では 友達の意見のいいところを取り上げて考えをまとめることができたり 人の意見を聞いて自分の考えを変えることができたりする児

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

<小学校 生活科>

( 生活単元学習 ) 学習指導案 日時 :2016 年 10 月 14 日 ( 金 ) 場所 : 多目的教室 2 階児童 :5 学年 3 名 6 学年 3 名計 7 名指導者 : 山田由加里介助者 : 遠藤千尋横田真弓 1. 題材名 テレビ局を紹介しよう (STV テレビ局 UHB テレビ局 レスト

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

自己紹介をしよう

(3) 本題材の系統と他教科等との関連は 次のとおりである 学級活動 5 月シンボルマークを決めよう 6 月みんなで雨の日を楽しく過ごそう 6 月本題材 9 月 2 学期がんばろう会をしよう 他教科等との関連 道徳 わけっこしよう ( 友情 ) 道徳 どうしたらいいのかな ( 親切 ) (4) 指導

単元の目標 カレーライスを作ることに興味 関心をもち, 進んで活動する カレーライスの作り方を調べ, 作り方, 材料, 用具を発表することができる カレーライス作りの活動を通して, 食材を知ったり, 道具を使う仕事にふれたりして, 生活経験を豊かにする 人との関わりを通してコミュニケーション能力を身

第 3 学年メディア コミュニケーション科学習指導案 授業者池田恭浩 1. 日時平成 28 年 11 月 25 日 ( 金 ) 5 校時 (13:40~14:25) 2. 学年組第 3 学年 1 組 34 名 3. 場所 3 年 1 組教室 4. 単元名 短くまとめて伝えよう ~ 紙しばいを使って

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 本時の目標 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり でき

(2) 計画学習課題 学習内容 時間 連立方程式とその解 二元一次方程式とその解の意味 2 連立方程式とその解の意味 ( 本時 1/2) 連立方程式の解き方 文字の消去の意味 加減法による連立方程式の解き方 5 代入法による連立方程式の解き方 連立方程式の利用 問題を解決するために 2つの文字を使っ

7 児童の実態 書くこと に関わる活動では これまでに 読書生活について考えよう の単元において アンケートを作成して自分が知りたい情報を集め それを整理して表やグラフにして表すとともに 自分の考えや感想を交えて報告書の形に表す活動を行った また 新聞を作ろう の単元では 社会科の学習と関連して ご

の 問を提示して定着度を確認していく 1 分けて計算するやり方 70 = =216 2 =6 2 筆算で計算する方法 題材の指導計画 ( 全 10 時間扱い ) ⑴ ⑵ ⑶ 何十 何百 1 位数の計算 1 時間 2 位数 1 位数

Microsoft Word - ③-1だれもがかかわり合えるよに

自立活動学習指導案 難聴通級指導教室 ( たいよう教室 )1 人 (6 年男子 1 人 ) 指導者清藤大嗣 1 活動名場に合わせた言い方 ( 人間関係の形成 : コミュニケーション ) 2 活動の目標 言葉には, 相手の立場や周りの状況に合わせた使い方があることを理解し, 大切なポイント ( 言葉の

03指導案前段

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第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

学習指導案 潮江東小学校全校研 3 単元名討論会を開こうー説得力のある話し方をゲットしようー教材名 立場を決めて討論をしよう ( 東京書籍 5 年 ) ( 金 ) 潮江東小学校 5 年 2 組上平田学級

トコラージュ というメディアの形態を提案する 本単元では 説明文の 構成メモ をフォトコラージュの形でまとめる このことにより 資料を活用して説明文を書くことが容易になる フォトコラージュとは次に示すように 2 枚以上の写真と それに対する説明文を対応させた情報伝達の形式である 本学級では 社会科の

第6学年 国語科学習指導案

【授業 1】

社会科学習指導案

自立活動学習指導案 授業者 1 単元名 のチャレンジ大作戦! 2 単元の目標 (1) 正しい口形や発音, 声の大きさを意識して話すことができる [6コミュニケーション(2)(3)][4 環境の把握 (3)] (2) 自分の障害を理解し, 自分の成長を確認することができる [1 健康の保持 (2)][

1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

6 年 No.12 英語劇をしよう (2/7) 英語での 桃太郎 のお話を理解し 音読する 導 あいさつをす 挨拶の後 Rows and Columns を交え 天気や時 入 候の確認 既習事項の確認をす (T1,T2) ペンマンシップ ペンマンシップ教材を用いて アルファベットの ジングル絵カー

主語と述語に気を付けながら場面に合ったことばを使おう 学年 小学校 2 年生 教科 ( 授業内容 ) 国語 ( 主語と述語 ) 情報提供者 品川区立台場小学校 学習活動の分類 B. 学習指導要領に例示されてはいないが 学習指導要領に示される各教科 等の内容を指導する中で実施するもの 教材タイプ ビジ

1 自己存在感児童の生活体験や生活環境の実態 興味 関心を把握し 他教科との関連を踏まえて 様々な視点から取り組めるように課題提示の工夫を行う 2 共感的人間関係話し合いや発表会のときには 相手を大切にした聞き方と発表の仕方ができるように意識させ 支持的雰囲気の中で学び合わせる また 自分との違いや

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人的環境の整備 教師 友達 分かりやすい説明の手本となるように, 話す速さや声の大きさを意識して簡潔に話したり, 話すポイントを視覚的に示したりする 道案内の手順を知ることや説明原稿の作成に時間が掛かった場合は, 教師間で役割分担しながらアドバイスする グループ内での自分の役割が明確になるように,

<小学校 生活科>

第 1 学年国語科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 2 場所 八幡平市立西根中学校 1 年 2 組教室 学級 1 年 2 組 ( 男子 17 名女子 13 名計 30 名 ) 授業者佐々木朋子 1 単元名いにしえの心にふれる蓬莱の玉の枝 竹取物語 から 2 単元

作品の情景をよりわかりやすく伝える手だてともなる 指導にあたって 1 では まず 俳句は17 音で作ることや季語を入れることと言ったきまりをおさえる そして 教科書の例を読み 想像した情景や作者の思いを想像し 良いと思うところ 工夫されていると思うところを発表できるようにする 2 の俳句を作る場面で

英語科学習指導案 1 平成 16 年 10 月 26 日 ( 火 ) 第 6 校時 2 年 2 組 D( 男子 6 名 女子 7 名計 13 名 ) 指導者黛ゆかり Andy Fosset 第 1 時間目 (1) 本時のねらい ~ すること と目的語として使われる動名詞の表現に慣れる 英字新聞を話題

5 主体的 対話的で深い学びの視点 (1) 主体的な学びとしての視点主体的な学びとして 本単元ではプレゼンテーションを作成する段階で 聞き手の関心を最大限ひきつけることができるようなテーマの設定を生徒たち自身に行わせたい このことにより 教師から与えられたテーマではなく 自分たち自身もより興味 関心

ている それらを取り入れたルーブリックを生徒に提示することにより 前回の反省点を改善し より具体的な目標を持って今回のパフォーマンスに取り組むことができると考える 同に そのような流れを繰り返すことにより 次回のパフォーマンス評価へとつながっていくものと考えている () 本単元で重点的に育成をめざす

解答類型

Microsoft Word - 第3学年国語科学習指導案 .docx

ように話す順序を考えて発表原稿をまとめ, 発表カードの大枠を完成させる ここで, 発表カードの内容をより充実させるために, 再度, ペアで発表カードを聞き合い, 質問し合う活動を通して, 発表原稿の付け加えを行い, 発表カードを完成させる 次に, 発表の練習に取り組む 発表練習に取り組む前に, 相手

4. 題材の評価規準 題材の評価規準 については, B 日常の食事と調理の基礎 (2),(3), D 身近な消費生活 と環境 (1) の 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 を参考に設定して いる 家庭生活への関心 意欲 態度 お弁当作りに関心をもち, おか 生活を創意工夫する能力

上に食に関する指導の充実が求められている 食環境の乱れが社会的課題とっている今日 中学生が食生活の自立を目指した学習をすることは大切なことであるので 本時は 自分や家族の食生活の中で見付けた問題点の改善に自主的に取り組むことができるように 指導を進めることにした 指導に当たっては これまでの学習を踏

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ことが大切である 本単元では, 児童にとってもっとも身近な存在である父親や児童が選んだ相手に手紙や暑中見舞いを出すことで, 気持ちを伝える学習ができるように工夫する この学習を通し, 障害児学級の児童の感情表現を豊かにし, 人とのかかわりを広げることにつながっていくと考える (4) 個に応じた支援に

Microsoft Word - ④「図形の拡大と縮小」指導案

Microsoft Word - 提出論文 全0227docx.docx

生活単元学習指導案 日時 : 平成 27 年 11 月 17 日 ( 火 ) 授業者 : 谷麻紗美 1. 単元名 校内販売を成功させよう 2. 単元について本学級は平成 27 年度より設置された特別支援学級 ( 知的 ) である 現在 1 年生の男子 3 名が在籍しており 障害の程度はさまざまである

第 1 学年 1 組国語科学習指導案単元名 : オリジナルじゃんけんであそぼう じゃんけんやさんをひらこう 男子 14 名女子 16 名計 30 名 指導者渡部英里単元について 本単元は, 小学校学習指導要領国語科第 1 学年及び第 2 学年, A 話すこと 聞くこと の指導事項 イ相手に応じて,

具体的な場面を設定し 実際に整理 整頓の計画を立てることで 実生活に繋げていくことができる よう指導していきたい また 第 3 次には環境とのかかわりについても押さえ 広い視野で考えられ るようにしていきたい 3 題材の目標 身の回りの整理 整頓に関心をもち 気持ちよく過ごそうとする 家庭生活への関

案3                            ⑤なかまの誘い方(小学校低学年)

6 年 No.22 my summer vacation 夏休みの思い出を紹介しよう! 1/8 単元の目標 主な言語材料 本時の目標 夏休みに行った場所や食べた物 楽しんだこと 感想などを表す表現が分かる 過去の表現が分かり 夏休みに行った場所や食べた物 楽しんだこと 感想などを伝え合う また 夏休

た, 導入で扱うイメージキャラクターについて, デザインやネーミングの意図, 理由について疑問や関心を持つことにより, より北広島町に興味を持つことが可能となる その他, 調べる際に新聞記事を利用することにより, 記事をスクラップすることができる 記録性 に優れ, 疑問を解決するための手立て, 情報

第 2 学年 理科学習指導案 平成 29 年 1 月 1 7 日 ( 火 ) 場所理科室 1 単元名電流とその利用 イ電流と磁界 ( イ ) 磁界中の電流が受ける力 2 単元について ( 1 ) 生徒観略 ( 2 ) 単元観生徒は 小学校第 3 学年で 磁石の性質 第 4 学年で 電気の働き 第 5

単元の学習を進めるに当たっては, 下記の5つの言語意識を明確にする 相手意識 学級の友達や家の人に 目的意識 動物の赤ちゃんの特徴を分かってもらうために 場面 状況意識 どうぶつの赤ちゃんずかん を作る 方法意識 どうぶつの赤ちゃん で読み取ったことをもとに, カードを作る 評価意識 動物の赤ちゃん

H26関ブロ美術プレ大会学習指導案(完成版)

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国語科学習指導案 広島市立 小学校 教諭 1 日時平成 23 年 1 月 日 5 校時 2 学年 組第 5 学年 組 ( 男子 名女子 名計 名 ) 3 指導事項 (1) A 話すこと 聞くこと オ 互いの立場や意図をはっきりさせながら 計画的に話し合うこと (2) 伝統的な言語文化と国語の特質に関

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

3. ➀ 1 1 ➁ 2 ➀ ➁ /

学級会においては 学級での問題点や課題に一人一人が気付き 話し合いながらよりよい学級生活を目指していく 本議題において 相手の障害のことも配慮し どの児童にとっても満足いく集会にするために話合いや実践を通して研究主題の児童の育成をはかっていきたい 4 評価の観点と評価規準集団活動や生活への関心 意欲

5 年 No.64 英語劇をしよう (2/8) まとまった話を聞いて内容を理解することができる 主な言語料 して天気や日時などの確認をす 教 1 本時のめあてを知 Peach Boy を詳しく聞いてみよう物語を聞く (3 回目 ) 登場人物全体について聞かせ 聞き取れた単語をカタカナでもいいので書き

特別支援学級 1 2 組国語科学習指導案 児童 1 年 (1 名 )2 年 (1 名 )3 年 (3 名 ) 4 年 (1 名 )5 年 (2 名 ) 計 8 名指導者藤澤勝利 (T1) 小綿幸子 (T2) 國久伸子 (T3) 1 単元名 ( 題材名 ) 文をつくろう 2 単元 ( 題材 ) につい

2 児童への事前調査 調 査 事 項 好き どちらかとどちらかというと好きいうと嫌い 嫌い Q1 国語の学習は, 好きですか Q2 説明文の学習は, 好きですか Q3 物語の学習は, 好きですか Q4 話し合う学習は, 好きですか Q

3 児童の実態 1 年生の時から比べるとみんなの前で話すことは慣れてきているものの 声が小さか ったり 語尾がはっきりしなかったりする子がいる また 自分の考えや思いを伝えると きに 順序よく話すことや大事なことを落とさずに話すことがうまくできない子が目立つ 国語を中心に 話型のワークシートを使って

6 指導計画 (7 時間扱い ) (1) 単元の 1: 字手紙 のねらいの確認と受取人決定指導計画 2: 手紙の基本知識の確認と書くことの内容の整理 3: 時候の挨拶作成 ひと文字練習と下書き 4: ひと文字練習と下書き 5: 相互評価 推敲 ( 本時 ) 6: 推敲および清書 7: 清書と宛名書き

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Microsoft Word - chojugiga_sidoan_new.docx

(1)

群教セ I01-08 平 集 特 情緒障害 中学校自閉症 情緒障害特別支援学級における人と関わる意識を高める支援の工夫 自己肯定感を高めるための振り返りと ソーシャルスキルトレーニングを通して 特別研修員田子賢一 Ⅰ 研究テーマ設定の理由 自閉症 情緒障害特別支援学級の生徒は 社会生活

平成29年度 中学校英語科教育 B校の実践

国語科学習指導案

が分かり 地域に親しみや愛着をもち 人々と適切に接することや安全に生活することができるようにすることを目指している 本校は 隣接する小学校が休校することになり 今年度非常に多くの転校生を迎えた それに伴い学区域が二校分の広さに広がり 2 年生にとっては新しくなった学区域の中には 知らない場所やまだ行

とで児童に活動の見通しを持たせ, 自分で課題を立て情報を集め整理し, 発表する等に取り組めるようにしていきたい 調査計画の場面では, 目的に照らしてどのような調査をしていくことがよいのか児童にしっかりと考えさせたい 例えば, データはどう集めたらよいのか, アンケートを実施する場合には, 誰にアンケ

第1学年国語科学習指導案

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0630指導案A1

5. 評価規準評価の観点コミュニケーションへの関心 意欲 態度外国語への慣れ 親しみ言語や文化に関する気づき 主な評価規準 積極的に表情やジェスチャーを加えて 自分の思いを表現している 言葉だけでなく表情やジェスチャーを加えて コミュニケーションすることの大切さを知る 様々な感情や様子を表す表現に慣

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3. 単元目標 自の育てている野菜の変化の様子を観察したり 地域の人に話しかけたりしながら すすんで課題を解決することができる ( 関心 意欲 態度 ) 野菜の生長の様子や 地域のお店の様子について気付いたことを絵や文章などにかき 伝えることができる ( 思考 表現 ) お店の人にインタビューしたり

小学校の学習指導案例 ( 知的 ) 学級算数科学習指導案 1 単元名 時計 指導者 : 2 単元について (1) 児童観本学級は 年生 1 名 (A 児 ) 年生 1 名 (B 児 ) 年生 名の計 名で構成されている A 児は 数唱や数を数えることなどはある程度できるが 数の大小など数の概念の理解

子葉と本葉に注目すると植物の成長の変化を見ることができるという見方や, 植物は 葉 茎 根 からできていて, それらからできているものが植物であるという見方ができるようにしていく また, 学んだことを生かして科学的なものの見方を育てるために, 生活の中で口にしている野菜も取り上げて観察する活動を取り

価 がら読んでいる 語句には性質や役割の上で類別 規 文章を読んで考えたこ があることを理解している 準 とを発表し合い 一人 指示語や接続語が文と文との意 一人の感じ方につい 味のつながりに果たす役割を理 て 違いのあることに 解し 使っている 気付いている 学 登場人物の思いを想像し 時代の状況

第 2 学年 * 組保健体育科 ( 保健分野 ) 学習指導案 1 単元名生涯の各段階における健康 ( イ ) 結婚生活と健康 指導者間中大介 2 単元の目標 生涯の各段階における健康について, 課題の解決に向けての話し合いや模擬授業, ディベート形式のディスカッションなどの学習活動に意欲的に取り組む

1 単元名 分数 ( 全 10 時間 ) 教材名 分数をくわしく調べよう ( 東京書籍 4 年下 ) 第 4 学年算数科学習指導案平成 26 年 11 月 26 日 ( 水 ) 5 校時 4 年 1 組 ( 男子 13 名 女子 10 名計 23 名 ) 指導者上田稚子 ( 学習指導要領 ) A 数

高等部3年 社会学習指導案

Hi, friends!1 Lesson3

(2) 児童観児童は1 年生 1 月に おはなしをつくろう で 昔話をもとにして 人物と出来事を考えて簡単に物語を書く学習を行っている また 2 年生の1 学期には じゅんじょよく書こう の学習で はじめ 中 おわり の構成を考え 自分の経験を伝える文章を書く学習をしてきている この学習を通して 順

総合第 3 学年福山市立千年小学校指導者山本康子 単元名 何もないとは言わせない!~ 千年の町のじまんをしよう ~ 本単元で育成する資質 能力 表現力主体性 積極性 思いやり自らへの自信 1 年間指導計画 月 千年の町をじまんしよう (70 時間 )

Transcription:

小学校の学習指導案例 ( 知的 ) 学級 グループ国語科学習指導案 1 単元名 先生にインタビューをしよう 指導者 2 単元について (1) 児童観 学級では国語科において 児童の学習速度や発達段階を踏まえて5つのグループに分けて学習を進めている 本グループは 生 名 年生 名の計 名で構成されている 話すこと 聞くこと の実態であるが 自己紹介や昨日の出来事の紹介 体験した行事のスピーチを 3 文程度であればすることのできる児童が 名いる また その友達の話を聞き 自分で考えて質問をすることもできる しかし日常の場面を見ると 周りの人に話しかけたいという思いはあるが 何を話してよいのかが分からなかったり恥ずかしかったりして 自分から話ができないという様子が見られる 朝の会のスピーチなどの決められた時間であれば話すことができるが 場面や相手に応じて臨機応変に話したり聞いたりすることはできていない これまでに本グループでは 6 月に スピーチをしよう を行い 大きな声で伝えたいことを伝えられるようにするスピーチの学習を行った それにより 事前に考えた内容をスピーチするときに大きな声で話せることが増えてきた しかし 話すときに下を向いてしまうなど よい姿勢をとれないことがあった また 友達のスピーチを聞く際 他のことが気になってしまい 集中して聞けないという課題も残った (2) 単元観そこで 先生にインタビューをしよう という単元を設定する 日常生活の中での場に応じた話し方や聞き方について知り 実際に校内の先生方にインタビューするという学習を行う インタビューは 話す内容を考えること 相手の話を最後まで聞くこと 相手に応じた適切な話し方や態度を知ること が大切である 相手や場によって話ができなくなってしまったり 話を聞けなくなってしまったりする本グループの児童にとっては適切な活動であると考えた 本単元では初めに 日常生活で起こったことを題材とした自作の拡大絵本 こんな時 どう話す? を見せて 状況を想起させた上で どのように話せばよいのかを話し合ったり役割演技をしたりして確認する また 様々な状況に応じた適切な話し方をパターンで覚えられるようにする 次に 校内の先生方にインタビューをする活動を行う 親しみを持っている先生にインタビューをする内容により もっと知りたい という気持ちを高め どのようなことを聞けばよいかを自発的に考えられるようにしたいと考える また 児童が興味のあることを質問することで 最後まで聞く 態度を身につけられるようにしたいと考える 最後に 実際にインタビューを行った様子をビデオに撮って振り返りを行う そのようなビデオによる振り返りを繰り返し行うことで インタビューの内容を深め より適切な話し方や聞き方を自分で気づけるようにしたいと考える (3) 指導観本単元では 以下の2 点に留意して指導する 第一に基本的なインタビューの仕方を示すことである 児童は インタビューしてみたい という気持ちは旺盛だが どのようにしてよいかわからないという児童が多い はじめはインタビューの形式を示して パターンに沿った質問の仕方に慣れるようにする インタビューの時の態度や立ち居振る舞い 言葉遣い等も礼儀として大切であることも同時に指導して

いきたいと考える 第二に ビデオに撮ったインタビューの様子を繰り返し見て振り返ることで パターンに沿った質問だけでなく 自分なりの質問を考える活動に発展させていきたい そのために ビデオ視聴による振り返りを3 回行う また 自己評価だけでなく 他者評価により互いの良さを確認することで 話すことへの自信を持たせるようにしていきたいと考える これらの活動を行うことで 自信をもって進んで人と話をする力を育成していきたいと考える 3 単元の目標 自分の聞きたいことや伝えたいことを進んで話そうとする ( 関心 意欲 態度 ) 自分の聞きたいことをはっきりとさせて わかりやすく伝わるように話し 相手の話も最後まで聞くことができる ( 話すこと 聞くこと ) 相手やその場の状況に応じて丁寧な言葉や態度で話すことができる ( 言語についての知識 理解 技能 ) 4 本題材における児童の実態及び個別目標 児童名 題材に関する実態 題材の個別目標 A 児 はっきりとした発音で丁寧な言葉遣いで話すことができる 間をあけず 相手を見ずに話 間をあけながら相手を見て話すことができる すことがある 話を最後まで聞くことができる B 児 丁寧な言葉遣いで話すが 口の開き方が小さかったり 体を揺らしながら話したりする時がある 話を最後まで聞けない時がある 姿勢や口形 声の大きさや速さに気を付けて話すことができる 話を最後まで聞くことができる C 児 自分の気持ちを上手く伝えられず 泣いてしまったり うつむいてしまったりすることがある 慣れない人の前だと声が小さくなってしまうことがある 話を最後まで聞くことができるが 姿勢が悪 聞きたいことを3つ以上 自分で考えることができる 少しでも慣れている先生にインタビューすることで 相手を見てよい姿勢で話すことができる くなったり相手を見ずに話したりする D 児 場面緘黙である を忘れた などは伝えることができる 場面に応じた話し方を知っている 紙に書いて自分の気持ちを伝えられることが多い 話を最後までしっかりと聞くことができる 台詞カードをめくりながら それを見せることで相手にインタビューすることができる うなずきながら話を聞き 始めと終わりに相手に礼をすることができる E 児 大きな声で話せるが 順序立てて話ができない時がある 気分ののらないことがあると話が聞けなくなってしまったり 逃げて座り込んでしまったりすることがある インタビューの依頼や質問の時の言葉を考え 原稿に表すことができる 自分の聞きたいことを考え質問することで 話を最後まで聞くことができる

5 指導計画 (14 時間扱い ) 時 学習活動 指導や支援の手立て 評価 第一次場面に 1 絵本 こんな時 どう話す? の読み聞かせを聞き感想を発表する 全員で確認しやすいように自作の拡大絵本を使って読み聞かせをする 応じた 2 役割演技を行い より良い 話し方 実際の場面を具体的に想起できるように言葉か 話し方を考えよう 3 4 について話し合う こんな時 どう話す? の自作台本を作成する けをする 場面に応じた話し方がわかる ( 言語についての知識 理解 技能 ) 第二次インタビューの依頼をしよう 5 6 7 インタビューの計画を立てる インタビューの依頼原稿を書き 練習する 単元計画表を作成し見通しを持つようにする インタビュー依頼原稿を書きやすいように 基本パターンの原稿掲示物を用意する 休み時間 担当の先生にインタビューの依頼をする 困ったときには原稿を見てよいことを話す 8 依頼をした時の話し方を振り返り 依頼をした際のビデオ映像を見て留意点を振り 自己評価 相互評価をする 返られるようにする 第 3 次インタビューをしようまとめ 9 10 インタビューの原稿を考えて書く インタビューの練習をする 休み 担当する先生にインタビューをす 時間 る 11 インタビューの映像を見て 留意点 本時 を話し合う 12 さらに聞きたいことを想起し原稿 を作る 13 インタビューの練習をする 休み 前回の反省を活かして再度インタ 時間 ビューをする 14 活動全体を振り返り 今後話すとき や聞くときに気を付けることを確 認する 自分の聞きたいことを原稿に表すことができる ( 話すこと 聞くこと ) 留意点を相互評価できるようにするため 2 人組で役割を決めて練習をする 困ったときは原稿を見てよいことを伝える 姿勢や声の大きさに注意してインタビューすることができる ( 話すこと ) 話を最後まで聞くことができる ( 聞くこと ) インタビューした時の映像を見て 留意点を意識できるような言葉かけをする インタビューの答えを掲示しながら さらに聞きたいことを考えるようにする 聞きたいことを考え原稿に表すことができる ( 話すこと 聞くこと ) 留意点を再度確認するようにする 姿勢や目線 声の大きさ 速さ等に気を付けて注意して話すことができる ( 話すこと ) 相手の話に頷くなどしながら 適切に最後まで聞くことができる ( 聞くこと ) インタビューした時の映像を見て 留意点ができているかを確認する 自分の聞きたいことや伝えたいことを進んで話そうそうとしている ( 関心 意欲 態度 )

6 本時の指導 (1) 全体目標 ビデオを見て より良いインタビューの仕方を考えることができる (2) 個別目標 児童 本時の個別目標 個別の手立て A 児 相手を見て話していないことに気づき よく見るように修正して話すことができる 目をみることが恥ずかしい時は 相手の鼻を見ることを伝える B 児 口の開き方が小さいことに気づき 口を大きく開けて話すことができる 口を大きく開けた時と小さく開けた時の声の大きさを教師が示し 気づけるようにする C 児 自信を持って少しでも相手を見てインタビューをする練習ができる ビデオを見てよいところを取り上げ称賛することで 自信を持ってインタビューができるようにする D 児 相手の反応を見ながらカードをめくるとよいことに気付き練習することができる ビデオ視聴の際 相手の受けこたえとカードをめくるタイミングに目を向けるように話し 気づけるようにする E 児 相手に伝わるようなインタビュー原稿を再考することができる 順序だてて質問ができるように 質問を短冊形に分けて書き 順序が意識できるようにする (3) 本時の展開 (11/14) 学習活動の内容 1 前時までの学習を振り返 る 教師の指導 支援 ( ) 個別の支援( ) 評価 ( ) 準備物 前時までの学習内容を想起するために インタビュ単元計画表ーした先生の写真を見せたり ルールを確認したりする インタビューを受けて インタビューのルールくれた先生 1せすじをのばす ( 姿勢 ) の写真 2 口を大きくあける ( 声の大きさ ) 3 相手の目を見る ( 目線 ) 4ゆっくり話す ( 速さ ) 5 聞いているサインを出す 2 本時の学習内容を確認す る ビデオを見てインタビュー名人になろう 3 インタビューをした時の 映像を視聴し 気づいた点 を発表する インタビューをした時に気を付けたことを確認する 映像のどの部分が良かったか思い出しやすいようにインタビュー原稿を黒板に貼るようにする 具体的に発表できるように ~~のところで だったのがよかったです など発表の仕方の具体例を示すようにする インタビューの映像個別の目標シート

4 どのようにすればより良いインタビューができるかを話し合う 5 留意点に気をつけながら インタビューの練習をする 6 今日の振り返りをし 次時で学習することを知る 自己評価ができるように 映像を見ながら評価カードに記入する (A 児 ) 相手を見てインタビューができているかに着目してビデオを見るように話す (C 児 ) 自信を持ってインタビューができるように よいところを取り上げ称賛するようにする (D 児 ) 相手の受け答えとカードをめくるタイミン個別の目標グに気づけるように ビデオ視聴のさいに声をかけシートる 相互評価ができるように友達のポイント表を記入すポイント表るようにし 良かったところや気を付けることに着目できるようにして 発表するようにする 気を付けることを明確にできるように個別の目標シートに書いて掲示しておく (B 児 ) 大きく声を出す方法がわからない場合は 口を大きく開けた時と小さく開けた時の声の大きさを教師が示し 気づけるようにする (E 児 ) より順序立てて質問ができるように 質問を短冊に分けて書き 順序が意識できるようにする (E 児 ) より相手に伝わるように 順序を再考することができたか 自信をもってインタビューできるように インタビューする言葉を忘れてしまった時は拡大した台本を拡大台本見て良いことを伝える (A 児 ) 目を見ることが恥ずかしいときには 相手単元計画表の鼻を見ることを伝えるようにする (A 児 ) 相手を見て話すことができたか (B 児 ) 口を大きく開けて話すことができたか (C 児 ) 進んでインタビューの練習ができたか (D 児 ) インタビュー相手の反応を見ながら カードをめくることができたか (ABCE 児 ) インタビューをした人の話を最後まで興味を持って聞くことができたか 本時の頑張りを認め 次時の意欲化を図る 単元計画表を見て 次時の予定に見通しが持てるようにする

< 場の設定 > スピーチ のルール 今日の流れテレビ個別の目標 T 児 単元計画表 < 資料編 > 拡大絵本 こんな時 どう話す? 個別の目標の掲示 拡大絵本は全員で確認するときに使 う 日常生活で起きたことや起きそう なことを題材にした 目標を意識してインタビューできるよう に 1 人 1 人目標を掲示した 学習の流れの本 D 児のインタビューカード 学習の見通しが持てるように学習したことを本に まとめる インタビューをした先生の写真を貼る