英語科学習指導案 日時 : 平成 28 年 9 月 29 日 ( 木 )5 校時学級 : 名護市立屋部中学校 1 年 C 組男子 11 名女子 12 名計 23 名授業者 : 比嘉美佐代アルドリン エブエン 1. 単元名 Presentation 1 自己紹介 2. 単元目標 聞いたことについて 即興で質問等して話題を膨らませようとする 関心 意欲 態度 学んだ表現を使って 伝えたい内容について書いて口頭で自己紹介をする 表現の能力 3. 単元について (1) 教材観この単元は Unit1~Unit4 までの学習事項を用いた自己表現活動として設定されている 自己紹介を題材としており 入学後初めて人前で行う英語での自己紹介となる 自己紹介のスピーチに留まらず 相づちや質問等により 相手の話を聞いて会話を膨らませようとする態度を養いたい また 小学校においても行った自己紹介を羅列的な形式から 伝えたい1つの話題を膨らませて原稿を書く力 またそれを口頭で伝える力を身につけさせたい そこで 学習指導要領 話すこと の指導事項 ( エ ) つなぎ言葉を用いるなどのいろいろな工夫をして話をつづけること については ここでは能力ではなく まずは態度を育てることを目標とする その能力については 今後 段階的 継続的に指導していきたい 表現の能力としては ( イ ) 自分の考えや気持ち 事実などを聞き手に正しく伝えること について指導し 自己紹介の構成とBe 動詞や一般動詞の文法と上手く関連付けながら 聞き手を意識し 理解してもらえるように工夫して伝えるように指導していきたい この単元での 話すこと は 前もって原稿を用意した上での 発表 とそれについての即興的な やりとり の両方を行い 既習事項を活用して思考力 判断力 表現力の育成に迫りたい (2) 生徒観 2 学期の 英語学習について の生徒の実態アンケートの結果から 話すこと 聞くこと に関しては 興味関心が非常に高く 実際の授業においては ダイアローグのロールプレイやTF QA クイズ等には意欲的に取り組んでいる様子がうかがえる 教師の質問を理解し答えることはできるが 質問することは 自信がなく発話ができていない 会話を続けることについては 何を尋ねたらよいのか また 英語でどう尋ねるのか について課題があり 即興で発話しようという段階まできていないのが現状である これらの課題を踏まえて 聞いたことに対して即興で質問するなどして 会話をつづけようとすることをスモールステップで現在 取り組んでいるところである (3) 指導観 これまでの話す指導においては パターンプラクティスの域で留まっており 紋切型の応答や一往復 だけの言葉のやり取りで終わってしまうことが多い 必要な表現や技法を用いて会話を継続 発展させ
ることに生徒は慣れていない そこで本単元では 何をどのように話させるのか を単元構想の柱とし て 次の点を工夫して指導を行う 1 帯活動 帯活動では 一般動詞や What~ do you? などの基本会話など問答できるための表現をイン プットする また 対話に必要な相づちや質問 ( 疑問詞 ) シチュエーションを与え会話を膨らま せるなどの表現を取り入れ パフォーマンステストにつながるように工夫する さらに Hi, friends! の活用 他教科で学習した内容や身近な人 物 興味関心を引くものを授業の例題や復習 で取り入れ 生徒が学習内容を身近なものと捉えることができるようにする 1) 帯活動の目標 ア誰でも確実に取り組むことができること イ英語が苦手な生徒でも楽しく集中して参加し 意欲を高めること ウ基礎的な語彙や文法を着実に定着させること 2) 具体的内容 活動 内容 ねらい 1 動詞を用いた 動詞カード 基本的な動詞の定着を図り 自己表現へ応用力 活動 クリスクロス を育てる 3ヒント who 聞く力 話す力を育てる am I? クイズ 2 ペアトーク すらすら英会話 様々な疑問文の定着を図り 自己表現へ応用力 クエスチョン型 を育てる who am I? 英語を話す雰囲気を作る 有 クイズ 場面に応じて質問する 話す力を育てる 帯活動をスパイラルに実施することにより Can-Do リストの 身近なことについて質問や 応答ができる という到達目標を目指していきたい 2 場面設定の工夫この単元は 自己紹介のスピーチとなっているが 本校の生徒は 小学校から互いによく知っている そのため 場面設定を工夫し 自分のことを伝えたい もっと知りたい など 互いに理解を深めようとする意欲を喚起する活動を行いたい この活動では ペアで自己紹介をして質問し合うことでお互いの意外な一面を発見し 互いに相手をよく知る機会とする Unit4までに学んだ表現を使って クラスメートのよく知らない自分の一面について英文を書いて伝える力 友達の紹介を聞いて 相づちや即興で質問しようとする意欲を育みたい 3 活動形態の工夫と振り返りまずグループで話す活動を始め お互いに協力し合い会話を継続させ 次にペアワークを何度も行わせることで即興性に慣れさせたい また ペア活動を数回行った後に中間評価としてお互いの良さ 気づきを共有し 後半の活動意欲を高め 集中力を継続させながら言語活動を進める その一連の過程において 生徒のスピーキング力向上を図る 4 パフォーマンステスト単元のまとめでは パフォーマンステストを予定しており 自己紹介し そのことに対して即興
で質問し合うことで話を続けようとすることを目標とする 単元の最初に 最終的な目標を伝え パフォーマンステストの内容や評価について確認する パフォーマンステストに向けて 段階的な 指導を行い 話題を発展させる楽しさや英語で伝え合えることの達成感につなげたい (4) ブロック研究テーマとの関わり本研究会においては 思考力 判断力 表現力を育てる指導とその評価方法の工夫改善について ~ Can-Doリスト を活用しためあての設定と振り返りの工夫 ~ のテーマのもと指導と評価の改善に取り組んでいる Can-Doリスト を活用して単元マネージメントを行い 特に 話すこと に焦点化している 単元を通して または1 単位時間で身につけさせたい力を明確にし 生徒にその力が身についたのか振り返りの工夫を図り テーマにせまりたいと考えている そこで 生徒が取り組みたくなるようなめあての設定を工夫すること 振り返りは終末だけではなく 活動途中でも行い 対話により できていること 不十分なこと への気づきを明らかにして 達成感や主体的な取組みにより 思考力 判断力 表現力を育てたい Can-Do リストの学習到達目標話すこと 卒業時 3 年 2 年 1 年 やりとり発表 初歩的な英語を聞いて 自分の考えなど〇初歩的な英語を用いて 具体的なトピッを話すことができる クについて原稿を書いて 発表することができる 本校の各学年学習到達目標 即興で場面や状況に応じて 英語で適切に話すことができる 〇人や物について詳しく伝えることができる 即興でつなぎ言葉や質問などを用いて 会話を広げることができる 〇簡単な英語で意見のやりとりをしたり 賛成や反対などの意見を述べることができる 即興で身近なことについて質問や応答ができる 強勢 イントネーション 区切りなどを用いて話すことができる メモの助けを借りて 自分の意見や考えをまとまりよく話すことができる 〇原稿を書いて馴染みのあるトピックや自分の関心のある事柄について伝えることができる 〇原稿を書いて自分の経験や夢 希望などについて順序立てて伝えることができる 〇自分の考えをメモの助けを借りて伝えることができる 〇原稿を書いて 自分の趣味や特技に触れながら自己紹介することができる 〇体験したことについて短く伝えることができる
4. 単元の指導と評価計画 Can-Doリスト の形での学習到達目標との関連 話すこと単元 Presentation1 自己紹介単元目標 (1) 聞いたことについて 即興で質問等をして話題を膨らませようとする (2) 学んだ表現を使って 伝えたい内容について書いて口頭で自己紹介をする アコミュニケーションへの関心 意欲 態度 イ外国語表現の能力 ウ外国語理解の能力 聞いたことについて 即 1 学んだ表現を使っ 興で質問等をして話題を て 伝えたい内容に 膨らませようとしてい ついて英文を書くこ る とができる 2 口頭で自己紹介がで きる 時間 ねらい 学習活動 単元の評価規準 自己紹介文のモデル文を参考に 発表原稿を書く 帯活動に取り組む ( 一般動詞 疑問詞 基本会話を中心に ) 1 自己紹介文の形を理解する イ1 実は私って 自分自身の意外な一面をウェビングで 見つけ 自己紹介文にする パフォーマンステストについて提示する エ言語や文化についての知識 理解評価方法と PTに向けたステップ PT= パフォーマンステスト パフォーマンステストについて知らせる ( 内容と評価 ) 後日ペーパーテスト活動の観察 2 本時 自己紹介について関心を持ち 質問等をして話を続けようとする ア 目当ての確認の際 PT との関連を意識させる ( 内容と評価 ) 3 パフォーマンステストの実施 口頭で自己紹介ができる 自己紹介について関心を持ち 質問等をして話を続けようとする イ 2 ア パフォーマンステスト (2 観点のためビデオ撮影で分析 ) 5 観点別評価の進め方アコミュニケーションへの関心 意欲 態度聞いたことについて即興で質問し 話題を膨らませようとしている (1) 評価方法 : 活動の観察 (2) 評価の決定 : おおむね満足できる状況 (B) ( 既習の文法を正しく使うことはできないが ) 相づちや質問等をすることで会話を続けようとしている態度 意欲が見られる
イ表現の能力 原稿を書いて 自己紹介ができている (1) 評価方法 : パフォーマンステスト (2) 評価の決定 : おおむね満足できる状況 (B) 原稿を見ずに相手に自己紹介することができる (S) 一つの事柄について2 文以上かくことができる (W) (3) 努力を要する状況 (C) と判断した生徒に対しての手立て モデル文を参考に文の書き方を再指導する 6. 本時の学習 (2/3) (1) 本時の目標 (Today s goal) 自己紹介について関心を持ち 即興で質問するなどして 話題をふくらませようとする 関心 意欲 態度 (2) 本時の評価規準自己紹介について関心を持ち 即興で質問するなどして 話題をふくらませようとしている 関心 意欲 態度 (3) 本 / 時の展開単元の評価基準と過程学習内容 ( 活動 ) 指導上の留意点評価方法 あいさつ 雰囲気を高める 帯活動に取り組む 1すらすら英会話 質問や相づち表現を練習する 2クエスチョン型 Who am I? クイズ 知りたいことについて質問導入できるように練習する (15 分 ) めあての確認 自己紹介で意外な一面発見 質問上 手になろう! 自己評価表にめあてを記入 させ 学習の見通しを持たせ る 教師と ALT の会話を聞き 会話の膨ら ませ方に気づかせる 簡単な相づちや疑問詞を用 いた表現を混ぜ 生徒が後の活 動の参考にできるようにする 展開 (10 分 ) 本時の活動の説明 1 自己紹介をする 2 相手は必ず何か返答する ( 相づちや質問など ) 3 3 人グループ全員の自己紹介が終わったら 新しいペアと会話を行う 活動の説明を行う 少しでも相づちを打ったり 質問したりできるよう支援する
ペアを変えながら会話をする 回数を重ねるごとに会話が少しずつスムーズになるよう 必要に応じて対話を止めクラス全体に良い表現を紹介したり 中間評価を行う 相づちや WHQuesti onなどを用いながら ペアで対話する 時間が来ると素早くペアを交代する ア 活動観察 終末 (5 分 ) 振り返り次時に向けて できたこと できなかったこと もっと工夫したいことなど整理させる 次時のパフォーマンステストの予告をする 次回のパフォーマンステス トにつながるような振り返り を行う パフォーマンステストの実施について 内容自己紹介をして 相手と問答しながら会話を続けようとする 単元を通して学習してきた 相づちをする 相手の自己紹介に対して質問しようとする などを意識し 即興で対話をしていく 方法 1 教師 ALT と自己紹介し合い 相手の自己紹介に対して相づちや質問などをして対話を続ける (4) 板書計画 Day: Thursday Date: September 29 th 2016 weather: sunny Today s Goal : 自己紹介で意外な一面発見 質問上手になろう! 何をたずねるか 5W1H When いつ Where どこで Who だれが What 何が Why なぜ How どうやって 相手への配慮 Clearly Smile Eye contact どう言うの? 今日の活動 1 自己紹介をする 2 相手は必ず何か返答する ( 相づちや質問など ) 33 人グループ全員の自己紹介が終わったら 新しいペアと会話を行う