調査結果の概要 1. 3 つの原則 関連 何を学ぶか 働き手の 理想のキャリアパス と 学び直す内容 ( スペシャリスト志向にも関わらず 趣味 生活に関する学び を志向 ) や 企業と働き手 ( 生涯を通して新しいスキルと専門技能を獲得しつづけること に対する認識 ) の間にギャップがあ

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第第第ライフスタイルに対する国民の意識と求められるすがた50 また 働いていないが 今後働きたい と回答した人の割合は 男性では 7.4% であるのに対し て 女性は19.1% である さらに 女性の中では 30 代の割合が高く ( 図表 2-1-2) その中でも 特に三大都市圏で高い割合となってい

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第 5 章管理職における男女部下育成の違い - 管理職へのアンケート調査及び若手男女社員へのアンケート調査より - 管理職へのインタビュー調査 ( 第 4 章 ) では 管理職は 仕事 目標の与え方について基本は男女同じだとしながらも 仕事に関わる外的環境 ( 深夜残業 業界特性 結婚 出産 ) 若

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図 1-a 貴社は 働き方改革に向けた取り組みを なっていますか? ( 企業規模別 ) 0% 20% 40% 60% 80% 100% 1 50 名 4 46% 6% 名 55% 36% 9% 名 63% 301 名以上 82% 9% 図 2 働き方改革に取り組んでいな

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従業員に占める女性の割合 7 割弱の企業が 40% 未満 と回答 一方 60% 以上 と回答した企業も 1 割以上 ある 66.8% 19.1% 14.1% 40% 未満 40~60% 未満 60% 以上 女性管理職比率 7 割の企業が 5% 未満 と回答 一方 30% 以上 と回答した企業も 1

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第 1 章調査の実施概要 1. 調査の目的 子ども 子育て支援事業計画策定に向けて 仕事と家庭の両立支援 に関し 民間事業者に対する意識啓発を含め 具体的施策の検討に資することを目的に 市内の事業所を対象とするアンケート調査を実施しました 2. 調査の方法 千歳商工会議所の協力を得て 4 月 21

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関東地方の者が約半数を占める (45.3%) 続いて近畿地方 (17.4%) 中部地方 (15.0%) となっている 図表 2-5 地域構成 北海道 東北関東中部近畿中国四国九州 沖縄総数 (%) 100.0% 8.9% 45.3%

1. 職場愛着度 現在働いている勤務先にどの程度愛着を感じているかについて とても愛着がある を 10 点 どちらでもない を 5 点 まったく愛着がない を 0 点とすると 何点くらいになるか尋ねた 回答の分布は 5 点 ( どちらでもない ) と回答した人が 26.9% で最も多かった 次いで


図表 2 新規事業創造推進の主導 自社の新規事業創造の推進について 最も当てはまるものを 1 つお選びください % 図表 3 (1) 全体 現場主導 25.3 推進していない 19.1 新規事業創造推進の主体 経営主導 55.6 あなたは 自社における新規事業創造は 本来 誰が中心となって担うべきだ

質問 1 企業 団体にお勤めの方への質問 あなたの職場では定年は何歳ですか?( 回答者数 :3,741 名 ) 定年は 60 歳 と回答した方が 63.9% と最も多かった 従業員数の少ない職場ほど 定年は 65 歳 70 歳 と回答した方の割合が多く シニア活用 が進んでいる 定年の年齢 < 従業

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(1) 政府の方針 (2) 近年の法改正の動向 (3) 国の高齢者雇用施策の概要 2 神奈川県の取組 (1) シニア ジョブ スタイル かながわ (2) 神奈川生涯現役促進協議会の取組 (3) 第 10 次神奈川県職業能力開発計画 (4) 経済団体への要請 (5) シルバーベンチャーの創出促進 (6

Ⅰ 調査目的 総合研究所では 新規開業企業の実態を把握するために 1991 年から毎年 新規開業実態調査 を実施し 開業時の年齢や開業費用など時系列で比較可能なデータを蓄積すると同時に 様々なテーマで分析を行ってきた 今年度は 高齢化が進展するなか開業の担い手として注目を集めているシニア起業家 (

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( ウ ) 年齢別 年齢が高くなるほど 十分に反映されている まあまあ反映されている の割合が高くなる傾向があり 2 0 歳代 では 十分に反映されている まあまあ反映されている の合計が17.3% ですが 70 歳以上 では40.6% となっています

< 総合調査結果 ( 人材採用 不動産業界 株価 病院の全ジャンル )> Q1. 企業や商品に関するネガティブな情報が WEB 上に表示されていたら どうしますか? ( 複数回答 ) % 41.79% 44.28% 48.42% % 22.39% 24.68% 2


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2019 年 4 月 23 日 住友生命保険相互会社 スミセイ 全国の経営者 管理職に聞く健康 スポーツ 老後意識 住友生命保険相互会社 ( 取締役代表執行役社長橋本雅博 以下 住友生命 ) では 日本にとって大きな社会的課題となっている 健康寿命の延伸 を解決すべく 健康増進型保険 住友生命 Vi

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最初に あなたの働く目的は何ですか? という質問をしたところ 20~50 代のすべての年代において 生活 家族のため と答えた人が最も多かった その割合は 20 代が 63.6% 30 代が 74.0% 40 代が 83.8% 50 代が 82.5% だった また 全年代共通で 第 2 位が 自由に

調査要領 1. 調査の目的 : 人口減少による労働力不足が懸念されるなかで 昨年 4 月には女性活躍推進法 ( 正式名称 : 女性の職業生活における活躍の推進に関する法律 ) が施行されるなど 女性の社会進出がさらに進むことが期待されている そこで 女性の活躍に向けた取り組み状況について調査を実施す

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1 非正規雇用者用 働き方 に関するアンケート あなた自身についてお答えください F1. 性別 ( ひとつだけ ) 1. 男性 2. 女性 F2. 生年月日 ( 西暦 )19 年月 ( 生まれ ) F3. 最終学歴 ( ひとつだけ ) 在学中の場合は在学中の学校を 中途退学の場合はその前の学歴を選ん

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5 教5-1 教員の勤務時間と意識表 5 1 ( 平均時間 経年比較 教員年齢別 ) 中学校教員 調査年 25 歳以下 26 ~ 30 歳 31 ~ 40 歳 41 ~ 50 歳 51 ~ 60 歳 7:22 7:25 7:31 7:30 7:33 7:16 7:15 7:23 7:27 7:25

< その他 > 定年制度自体の廃止をするべき (30 代金融コンサルティング ) 若い人の給与が減少 高齢者の雇用を義務付けるのではなく雇用に機会を増やすべき (50 代メーカー研究開発 ) 7 割が 定年は 65 歳以上が適切 と回答 Q: 定年は何歳が適切だと考えますか? 75 歳 4% 70

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調査実施の背景 わが国では今 女性活躍を推進し 誰もが仕事に対する意欲と能力を高めつつワークライフバランスのとれた働き方を実現するため 長時間労働を是正し 労働時間の上限規制や年次有給休暇の取得促進策など労働時間制度の改革が行なわれています 年次有給休暇の取得率 ( 付与日数に占める取得日数の割合

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1: ミレニアル世代のシェアサービスに対する興味 関 場所 モノ 交通手段 3 分野のシェアサービスについて 利 実態 利 意向を調査利 に関 を持つミレニアル世代は6 割超 受容度は親世代の約 3 倍に! 今回は 場所 モノ 交通手段の3 分野におけるシェアサービスについて 調査を実施 その結果

5. 注目競技ランキングは 1 位 水泳 ( 競泳 ) 2 位 サッカー ( 女子 ) 3 位 サッカー ( 男子 ) 注目度の高い競技ランキングは 1 位 水泳 ( 競泳 ) (53.7%) 2 位 サッカー ( 女子 ) (52.3%) 3 位 サッカー ( 男子 ) (46.8%) 4 位 マ

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資料 4 新 社会人基礎力 ( 仮称 ) アンケート調査結果 平成 30 年 2 月 産業人材政策室

調査結果の概要 1. 3 つの原則 関連 1 2 3 何を学ぶか 働き手の 理想のキャリアパス と 学び直す内容 ( スペシャリスト志向にも関わらず 趣味 生活に関する学び を志向 ) や 企業と働き手 ( 生涯を通して新しいスキルと専門技能を獲得しつづけること に対する認識 ) の間にギャップがある どのように学ぶか 働き手の半数は兼業 副業や出向などの越境体験に前向き ( 独立志向は低い ) 働き手が考える学び直し始める理想の年代は 30 代以前 一方 30 代 40 代は 労働時間が長い 費用負担が難しい ことが 学び直しの課題と考えており 環境整備が必要 どう活躍するか 実現したい仕事 や キャリアへの希望 があるのはわずか半数 希望がない理由は 気持ち 時間の余裕がない が 3 割ずつ 考え方ことがない が 2 割 キャリアを企業に依存できないフリーランスは セルフブランディング力 が高い 2. リフレクション 7 割以上が キャリアやスキルを棚卸しした経験がない 自己認識する 知識 スキル が高い人は 学習意欲 も 仕事満足度 も高い 3. 企業と個人の関係 企業は働き手に対し キャリア形成支援により 成長が促され エンゲージメントが高まる ことを期待 一方で 働き手の半数近くは 企業の取組に満足していない 1

今回の調査の全体像 潜在的転職者向けアンケート調査主体 : 経済産業省 ( 委託調査 ) 調査対象 : 転職に関心があるが未経験の 30 代 ~50 代調査時期 : 平成 29 年 10 月調査方法 : ウェブアンケート調査回収数 :1,307 名 リカレント教育に関する実態調査調査主体 : 経済産業省 ( 委託調査 ) 調査対象 :30 代 ~50 代の社会人 ( 高卒以上 ) 調査時期 : 平成 30 年 1 月調査方法 : ウェブアンケート調査回収数 :10,800 名 経営革新と 稼ぐ力 の向上に向けた仕事とキャリアの管理に関する調査研究調査主体 :( 一社 ) 企業活力研究所調査時期 : 平成 29 年 12 月調査方法 : ウェブアンケート調査 調査対象 : 大企業部長職 ( ホワイトカラーの上長 ) 回収数 :206 名 調査対象 : 大企業ホワイトカラー ( 大卒以上 ) 回収数 :618 名 フリーランス白書 ( フリーランス実態調査 ) 調査主体 :( 一社 ) プロフェッショナル & パラレルキャリアフリーランス協会調査時期 : 平成 29 年 12 月調査方法 : ウェブアンケート調査 調査対象 : フリーランス回収数 :1,444 名 調査対象 : 会社員回収数 :2,000 名 2

何を学ぶか働き手自身の 理想のキャリアパス と 学び直す内容 にギャップが存在 働き手の約 7 割が スペシャリストを志向 しているにも関わらず 今後の 社内での活躍 を見据えて 将来取り組みたいこととして 趣味や生活に関する学び が最も多く 大学院進学等のための自己啓発休業 は最も少なくなっており 働き手自身の 理想のキャリアパス と 学び直す内容 にギャップが存在 出所 : 平成 29 年度産業経済研究委託事業 ( 労働市場における最新技術の活用状況と企業動向等に関する調査 )( 経済産業省 ) 3

何を学ぶか企業と働き手の 学び直す内容 にもギャップが存在 企業も働き手も 知識を活用して経験を生む や 生活習慣や仕事上のストレス管理 を重視しているが 生 涯を通して新しいスキルと専門技能を獲得し続ける ことについては 企業は重要視しているのに対して 相対 的に働き手は重要視していない 問 ) 企業向け : 人生 100 年時代 とも言われる長寿化する社会において 従業員 ( 正社員 ) が 次のようなキャリア意識を持つことは重要だと思いますか? 問 ) 従業員向け : 人生 100 年時代 とも言われる長寿化する社会においての長期にわたるキャリア形成について 次のようなキャリア意識を持つことは重要だと思いますか? 出所 : 経営革新と 稼ぐ力 の向上に向けた仕事とキャリアの管理に関する調査研究 (( 一財 ) 企業活力研究所 ) 4

どのように学ぶかどの年代も 兼業 副業志向 は高く 独立志向 は低い 問. 兼業 副業などの異なる職場経験をしたい各世代とも概ね半数が前向き 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 全体 8.3 39.3 34.6 17.8 年齢 30 代 40 代 10.3 8.2 37.9 40.5 36.5 32.9 15.3 18.4 50 代 6.1 39.5 34.5 20.0 とても当てはまるどちらかというと当てはまるどちらかというと当てはまらないまったく当てはまらない 問. いずれ独立したい ( 会社をつくる フリーランスになるなど ) 各世代とも概ね 4 分の 3 が後ろ向き 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 全体 6.7 19.1 32.2 41.9 年齢 30 代 40 代 6.8 6.1 20.8 17.8 29.5 32.7 42.9 43.4 50 代 7.4 18.9 34.7 38.9 とても当てはまるどちらかというと当てはまるどちらかというと当てはまらないまったく当てはまらない 出所 : 経営革新と 稼ぐ力 の向上に向けた仕事とキャリアの管理に関する調査研究 (( 一財 ) 企業活力研究所 ) 5

どのように学ぶか転職で最も不安なことは年代別に異なる 年代が低いほど (30 代 ) 入社後の待遇についての不安が高い傾向にある 年代が高いほど (50 代 ) 自分の専門性が活かせるかどうか不安が高まる傾向にある 問. 転職 ( 実行 ) に対する不安について お答えください [ 最も不安に思うもの ( 当てはまるもの 1 つ )](n=1307) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 30 代 (n=438) 26% 27% 18% 13% 6% 5% 3% 3% 40 代 (n=489) 24% 20% 18% 16% 9% 5% 4% 4% 50 代 (n=380) 21% 18% 15% 21% 8% 9% 6% 3% 中途入社は 勤務歴の長い人に比べて報酬が低くなる 出世しづらいのではないか賃金や残業時間等の待遇が事前に示されていたものと違うのではないか転職先の同僚や関係者との関係がうまくいかないのではないか自分のスキルや知識が十分に活かせないのではないか転職先の社風に合わないのではないか解雇や倒産などの不安があるのではないか転職が自身のキャリアアップに役立たないのではないかその他 出所 : 平成 29 年度産業経済研究委託事業 ( 労働市場における最新技術の活用状況と企業動向等に関する調査 )( 経済産業省 ) 6

どのように学ぶか働き手が考える 学び直し を始める理想年齢は 30 代以前 人生 100 年時代に学び直し始める理想年齢は 30 代よりも前が半数以上 年代が上がるにつれて 自分の年代よりも 早く学び直したかった と考える割合が高くなる 問. 人生 100 年時代の中で 生涯活躍するために 何歳くらいをスタート地点として次のキャリアを見据えた学び直しに取り組むことが望ましいですか (n=1307) 全体 :30 代以前が 56.2% 全体 12.6 22.1 21.5 17.9 9.4 10.3 4.1 2.1 30 代前半 17.8 45.2 22.8 6.8 1.83.20.9 1.4 30 代後半 14.2 21.9 32.0 21.5 5.9 2.31.4 0.9 年代が上がるにつれて 早く学びなおすべきだった と考える割合が増加する 年代 40 代前半 12.9 17.8 19.2 28.2 12.5 7.0 1.0 1.4 40 代後半 8.4 14.4 22.3 16.3 19.3 13.4 4.0 2.0 50 代前半 12.7 19.0 15.4 12.2 6.8 24.0 6.3 3.6 50 代後半 8.2 12.6 17.0 19.5 10.1 14.5 14.5 3.8 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 20 代後半 30 代前半 30 代後半 40 代前半 40 代後半 50 代前半 50 代後半 60 代以降 出所 : 平成 29 年度産業経済研究委託事業 ( 労働市場における最新技術の活用状況と企業動向等に関する調査 )( 経済産業省 ) 7

問. 現在の仕事 もしくは今後就く可能性がある仕事に関連する知識 スキル 経験を蓄積 向上するために もっと学びたいと思いますか そう思う [N=1786] どちらかと言えばそう思わない [N=2354] 30~34 歳 [N=1800] 35~39 歳 [N=1800] 0% 20% 40% 60% 80% 100% 21.11% 18.06% 46.33% 46.11% どちらかと言えばそう思う [N=4854] そう思わない [N=1806] 18.28% 19.33% 14.28% 16.50% い世代ほど意欲40~44 歳 17.33% 44.22% 20.61% 17.83% [N=1800] ( 出典 ) 平成 29 45~49 歳 14.72% 43.94% 24.61% 16.72% [N=1800] 50~54 歳 14.67% 44.06% 24.67% 16.61% [N=1800] 55~59 歳 [N=1800] 総合計 [N=10800] 13.33% 16.54% 年度経済産業省委託事業 リカレント教育に関する実態調査 若45.00% 44.94% 23.28% 21.80% 18.39% 16.72% 約 60% が 学び に意欲あり 問. 今後 ある程度まとまった時間 ( 例えば年間 120 時間以上 ) 自発的に学習する場合 課題と感じることはありますか ( いくつでも ) 的どのように学ぶか若いほど 学び直し に意欲的だが 長時間労働や費用負担に課題 8

どう活躍するか 実現したい仕事 や キャリアへの希望 があるのはわずか半数 希望がない理由として 時間的 心理的余裕がないという回答が多い 9

どう活躍するかキャリアを企業に依存できないフリーランスは セルフブランディング力 が高い 仕事に対する意識における会社員とフリーランスとの差異として セルフブランディング に関する意識の差が顕著 であり 企業に依存していないが故に フリーランスは高い意識で仕事に取り組んでいる 問. 現在の働き方を続ける / 成功させる上で重要だと思うものをお答えください ( いくつでも ) (%) (%) 11.4 62.4 35.9 28.7 出所 : フリーランス白書 (( 一社 ) プロフェッショナル & パラレルキャリアフリーランス協会 ) 10

リフレクション 7 割の働き手は キャリア スキルの棚卸しをしたことがない 7 割の働き手は 自分のキャリアやスキルを棚卸しした経験がない 残りの 2 割は自力で棚卸ししているが 研修等の機会に恵まれている割合は極端に少ない 問. 現在 自分のキャリアやスキルについて 棚卸し ( これまで携わってきた全ての仕事 身に付けた全てのスキルについて書き出し 整理すること ) をしたことがありますか 棚卸しを行った方は 実施した手段を全てお選びください ( いくつでも ) (n=1307) 0% 20% 40% 60% 80% 100% ない 71.5 自力で行った 21.0 友人 知人に相談して行った棚卸しに関する企業内研修によって行ったキャリアコンサルタント等のプロに相談して行った転職サイト等への登録によって ( 入力フォームへの その他 2.4 4.0 1.9 3.9 0.2 出所 : 平成 29 年度産業経済研究委託事業 ( 労働市場における最新技術の活用状況と企業動向等に関する調査 )( 経済産業省 ) 11

リフレクション自己認識する 知識 スキル が高い人は 学習意欲 も 仕事満足度 も高い 知識 スキル 学習意欲 学習行動 に正の相関 これを 学びの循環の 3 要素 と定義 3 要素は 学習 意欲を中心に 仕事の満足度と関係することが確認できる 1 学習意欲と仕事満足度との関係 仕事満足度 + 1 + 学習意欲 3 2 + + 学習行動 + 知識スキル 2 学習意欲と知識 スキルとの関係 3 学習意欲と学習行動 ( 仕事の難易度 ) との関係 ( 出典 ) 平成 29 年度経済産業省委託事業 リカレント教育に関する実態調査 12

企業と個人の関係企業は働き手に対し キャリア形成支援により 成長が促され エンゲージメントが高まる と期待 一方で 働き手の半数近くは 企業の取組に満足していない 問.( 企業の部長級職向け ) 従業員の自律的キャリア形成を支援する取組みは あなたの部署にどのような影響をもたらすと思いますか ( いくつでも )n=206 問. あなたは あなたの自律的なキャリア形成 自己啓発に対して会社の支援を必要としていますか 必要としている場合 今の支援には満足していますか ( 当てはまるもの一つ )n=618 0 20 40 60 80(%) 従業員 従業員の成長促進 72.3 部門 組織 部門 組織の生産性向上 組織風土が組織活性化 従業員 従業員の専門性向上 従業員 従業員エンゲージメント向上 新しい イノベーション促進 従業員 従業員の市場価値向上 優秀人材のコミットメント向上 優秀な人材の 従業員の会社依存度低下従業員 優秀な人材の優秀人材の離職 会社への影響なし 43.2 39.8 38.3 27.2 20.9 19.4 18.0 17.0 9.7 1.5 54.8% この中に該当なし 1.9 出所 : 経営革新と 稼ぐ力 の向上に向けた仕事とキャリアの管理に関する調査研究 (( 一財 ) 企業活力研究所 ) 13