都市計画の変更案に関する説明会 日時 : 平成 8 年 8 月 9 日 ( 金 ) 8:00 場所 : 市役所第 4 庁舎 3F 第 7 会議室 変更案の概要 用途地域の変更 中妻町昭和園グラウンドに釜石警察署や沿岸運転免許センターなどを移転整備することにより交流人口の増加が見込まれることから 商業 業務機能の向上を図るため商業系土地利用を拡大しようとするもの 新町道路事業用地となる区域について 商業系土地利用を解除しようとするもの 上中島町住宅系土地利用が急速に進んでいるため 周辺の工業系土地利用と調和しつつ住環境の保全を図ろうとするもの 特別用途地区の変更 上中島町用途地域を変更する区域について大規模集客施設の立地を制限し 工業と調和した住環境の保全を図ろうとするもの
都市計画法に基づく手続きの予定スケジュール 岩手県事前協議 平成 8 年 5 月 ~7 月 住民説明会 平成 8 年 8 月 9 日 都市計画案の縦覧 ( 意見書の提出期間 ) 平成 8 年 9 月 5 日 ~9 月 0 日 釜石市都市計画審議会 平成 8 年 0 月中旬 岩手県本協議 平成 8 年 0 月下旬 告示 平成 8 年 月上旬 3 用途地域の変更 4
用途地域の変更 用途地域とは 住居 商業 工業など大枠の土地利用を定めるもので 種類の指定が可能 現在 釜石市は 0 種類を指定 ( 第二種低層住居専用地域と準住居地域は指定していない ) 用途地域の指定がされると それぞれの目的に応じて 建てられる建物の種類が制限される 5 用途地域の変更 用途地域における建築物のルール 用途地域が指定されている地域では 建物用途の制限とあわせて建て方のルールが定められている これにより 土地利用に応じた それぞれの環境の確保が図られる 用途地域内の建築物の主な用途制限 6
用途地域の変更 建ぺい率 容積率の制限 ( 釜石市の指定内容 ) 建ぺい率 (%) 容積率 (%) 40 80 無指定地域 : 建ぺい率 70% 容積率 00% 釜石市は無指定 釜石市は無指定 60 00 60 00 60 00 60 00 釜石市は無指定 釜石市は無指定 80 00 300 80 400 60 00 60 00 60 00 ( 建ぺい率のイメージ ) 7 用途地域の変更 変更前 第 種低層住居専用地域第 種中高層住居専用地域第 種中高層住居専用地域第 種住居地域 第 種住居地域 近隣商業地域 近隣商業地域商業地域準工業地域工業地域工業専用地域 3 8
① 用途地域の変更 計画図 変更後 第種低層住居専用地域 第種中高層住居専用地域 第種中高層住居専用地域 第種住居地域 第種住居地域 ① 近隣商業地域 近隣商業地域 商 業 地 域 準工業地域 工 業 地 域 工業専用地域 ② ③ 9 ① 用途地域の変更 中妻町 ① 中妻町 変更案 前 第二種中高層住居専用地域 後 近隣商業地域 容積率30/0以下 警察庁舎 予定地 面 積 約.0ha 理 由 中妻町地区は 中心市街地ゾーン 西部地区 において商業 業務機 能の中核を担う地区であり 東日本 大震災津波により被災した釜石警察 署 沿岸運転免許センター等の移転 整備により更なる交流人口の拡大が 見込まれることから 商業 業務系 土地利用を拡大するため 本案のと おり変更するものです 0
用途地域の変更 ( 中妻町 ) 建築物の用途制限の変更概要 店舗 事務所等に対する規模の制限がなくなる 変更前 :3 階以上または,500mを超えるものは不可 ホテル カラオケボックス 映画館等の建築が可能となる キャバレー等は不可のまま 大規模集客施設の立地が可能となる 劇場 店舗 飲食店等で その用途の床面積が0,000m超のもの 倉庫業の倉庫 自動車修理工場の建築が可能となる 自動車修理工場は300m以下に限る ( 参考 ) 第二種中高層住居専用地域であっても 公益上必要な建築物 ( 警察署等 ) は 4 階建てまで建築可 用途地域の変更 ( 中妻町 ) 既存建築物の状況 仮設住宅団地 ( 撤去中 ) 4 3 5 3 集合住宅 事務所
用途地域の変更 ( 中妻町 ) 既存建築物の状況 4 事務所 ( 移転予定 ) 集合住宅 4 3 5 5 戸建住宅 3 用途地域の変更 ( 新町 ) 新町 変更案 ( 前 ) 近隣商業地域 ( 容積率 0/0 以下 ) ( 後 ) 第 種住居地域 ( 仮称 ) 釜石中央 IC 事業地 県合同庁舎 ジョイス 面積約.5ha 理 由 新町地区は 震災後 急速に整備が進められている復興道路 ( 三陸沿岸道路 ) の事業用地とする区域を商業系土地利用から除外するため 周辺の土地利用状況との連続性を踏まえ 本案のとおり変更するものです 4
用途地域の変更 ( 新町 ) ( 仮称 ) 釜石中央インターチェンジの計画概要 ( 至 ) 遠野 大船渡方面 ジョイス ( 仮称 ) 釜石中央インターチェンジ 県合同庁舎 ( 至 ) 宮古方面 5 用途地域の変更 ( 新町 ) 既存建築物の状況 店舗 住宅等 ( 移転済み ) 3 3 ぱちんこ屋 ( 移転予定 ) 事務所 住宅等 ( 移転予定 ) 6
用途地域の変更 ( 上中島町 ) サンデー サンパルク 3 上中島町 変更案 ( 前 ) 工業地域 ( 後 ) 準工業地域 SMC 面積約 3.3ha 理 由 復興住宅 仮設住宅団地 復興住宅 上中島町地区は 主に工業系用途で土地利用されていた地区ですが 震災後 復興公営住宅の整備等により 急速に住宅系の土地利用が進んでいます このことから 周辺の工業系土地利用と調和しつつ住環境の保全を図るため 本案のとおり変更するものです 7 用途地域の変更 ( 上中島町 ) 建築物の用途制限の変更概要 幼稚園 小 中 高等学校 大学 病院の建築が可能となる 住宅 店舗 事務所等は従前から可 ホテル 映画館 キャバレー等の建築が可能となる カラオケボックスは従前から可 大規模集客施設の立地が可能となる 劇場 店舗 飲食店等で その用途の床面積が0,000m超のもの 危険性等が大きい工場の建築が不可となる 危険性等のおそれがやや多い工場は可のまま 8
用途地域の変更 ( 上中島町 ) 既存建築物の状況 仮設住宅団地 集合住宅 周辺街区の状況 9 用途地域の変更 計画書 ( 新旧対照 ) 種 類 第一種低層住居専用地域第一種中高層住居専用地域第二種中高層住居専用地域 変更前面積 変更後面積 建築物の容積率 建築物の建ぺい率 外壁の後退距離の限度 建築物の敷地面積の最低限度 建築物の高さの限度 約 94ha 約 94ha 8/0 以下 4/0 以下.0m 0m 約 3ha 約 3ha 0/0 以下 6/0 以下 約 6ha 約 60ha 0/0 以下 6/0 以下 第一種住居地域約 39ha 約 3ha 0/0 以下 6/0 以下 第二種住居地域約 4.5ha 約 4.5ha 0/0 以下 6/0 以下 近隣商業地域 小 計 約 60ha 約 0ha 約 80ha 約 57ha 約 ha 約 79ha 0/0 以下 30/0 以下 8/0 以下 商業地域約 46ha 約 46ha 40/0 以下 準工業地域約 8ha 約 ha 0/0 以下 6/0 以下 工業地域約 38ha 約 35ha 0/0 以下 6/0 以下 工業専用地域約 75ha 約 75ha 0/0 以下 6/0 以下 合計約,458ha 約,458ha 0
特別用途地区の変更 特別用途地区の変更 特別用途地区とは 用途地域を補完する都市計画で 地域の特性を踏まえた土地利用の増進や環境保護を図るもの 特別用途地区内では 市が条例を定めることで 地域の特性に応じた用途制限の強化や緩和ができる 特別用途地区 ( 大規模集客施設制限地区 ) の必要性 大規模集客施設は 地域産業や住環境への影響にとどまらず 道路などの公共インフラ施設や都市構造にも影響を与えることから 立地をコントロールする必要がある 大規模集客施設 : 劇場 店舗 飲食店などで その用途の床面積が 0,000 mを超えるもの ( 参考 ) イオンタウン釜石約 40,000 m 鈴子マイヤ約 3,000 m 上中サンデー約 5,000 m 新町ジョイス約 5,500 m 大規模集客施設
特別用途地区の変更 現在の指定内容 特別用途地区 ( 大規模集客施設制限地区 ) 平成 6 年 0 月 8 日告示 片岸 鵜住居 平田 面積 約 84ha 第 種低層住居専用地域第 種中高層住居専用地域第 種中高層住居専用地域第 種住居地域第 種住居地域近隣商業地域近隣商業地域商業地域準工業地域工業地域工業専用地域 3 特別用途地区の変更 ( 上中島町 ) 上中島町の用途地域の変更に伴う建築物の用途制限の変更概要 大規模集客施設 幼稚園 小 中 高等学校 大学 病院の建築が可能となる 住宅 店舗 事務所等は従前から可 ホテル 映画館 キャバレー等の建築が可能となる カラオケボックスは従前から可 大規模集客施設の立地が可能となる 劇場 店舗 飲食店等で その用途の床面積が0,000m超のもの 危険性等が大きい工場の建築が不可となる 危険性等のおそれがやや多い工場は可のまま 4
特別用途地区の変更 ( 上中島町 ) 計画図 ( 大規模集客施設制限地区へ追加する区域 ) 上中島町 第 種低層住居専用地域 面積約 3.3ha 第 種中高層住居専用地域第 種中高層住居専用地域第 種住居地域第 種住居地域近隣商業地域近隣商業地域商業地域準工業地域工業地域工業専用地域 復興住宅 サンパルクサンデー復興住宅仮設住宅団地 SMC 理由上中島町地区は 主に工業系用途で土地利用されていた地区ですが 震災後 復興公営住宅の整備等により 急速に住宅系の土地利用が進んでいることから 周辺の工業系土地利用と調和しつつ住環境の保全を図るため 当該地区の用途地域を工業地域から準工業地域へ変更することとしています この用途地域の変更に伴い大規模集客施設の立地が可能になることから 工業と調和した住環境の保全と適正な土地利用を図るため 周辺の住環境や交通環境に大きな影響を与える大規模集客施設の立地を制限することとし 本案のとおり変更するものです 5 特別用途地区の変更 計画書 ( 新旧対照 ) 種 類 変更前面積 変更後面積 備 考 大規模集客施設制限地区約 84ha 約 88ha 合計約 84ha 約 88ha 6
質疑応答 7