平川市 企画財政部税務課 1 住民税を納める義務のある人 個人住民税 ( 市 県民税 ) は 前年中の所得に対してかかる税金で 均等の額を負担していただく 均等割 と 所得金額に応じて負担していただく 所得割 とがあります ア )1 月 1 日現在平川市に住んでいる方 イ ) 市内に住所を有しないが 事務所 事業所又は家屋敷を有する方 ( 均等割のみ ) は その年度の住民税を平川市に納めていただきます 1 月 2 日以降に平川市に転入された方は その年度の住民税を前住地の市町村に納めることになります 2 住民税が課税されない人 ア 均等割 所得割が課税されない人 1 月 1 日現在 生活保護法の規定により生活扶助を受けている人 1 月 1 日現在 障害者 未成年者 寡婦又は寡夫で前年中の合計所得金額が125 万以下の人 前年中の合計所得金額が次の算式で求めた金額以下の人 控除対象配偶者及び扶養親族がない人 28 万 控除対象配偶者又は扶養親族がある人 28 万 ( 本人を含む扶養人数 )+16.8 万 イ 所得割が課税されない人 前年中の合計所得金額が次の算式で求めた金額以下の人 控除対象配偶者及び扶養親族がない人 35 万 控除対象配偶者又は扶養親族がある人 35 万 ( 本人を含む扶養人数 )+32 万 均等割 所得割 非課税限度額早見表 本人を含む扶養人数 均等割が非課税となる所得限度額 所得割が非課税となる所得限度額 1 人 280,000 350,000 2 人 728,000 1,020,000 3 人 1,008,000 1,370,000 4 人 1,288,000 1,720,000 5 人 1,568,000 2,070,000 3 住民税の計算方法 ア 均等割年額 5,000 イ 所得割 市民税 3,500 県民税 1,500 平成 26 年度から平成 35 年度まで 1 前年中の所得について算出した総所得金額等の合計額 2 所得控除額 = 課税標準額 ( 千未満は切捨て ) 課税標準額 3 税率 4 調整控除額 5 税額控除額 6 税額調整額 7 配当割額 株式等譲渡所得割額 = 所得割額 ウ 1 年間の住民税 ( 市 県民税 ) の金額 ア 均等割 + イ 所得割 = ウ 1 年間の住民税 ( 市 県民税 ) の金額 1
1 所得の種類 税金計算の基礎となる 所得 は 所得の種類ごとに前年中の収入金額から その収入を得るために要した経費などを差し引いて算出します 所得の種類 計算方法 1 利子所得 2 配当所得 3 不動産所得 4 事業所得 5 給与所得 公債 社債 預貯金などの利子 株式や出資の配当金など 地代 家賃など 事業をしている場合に生じる所得 営業等所得 農業所得 給与 賞与 賃金など 収入金額 = 利子所得の金額 収入金額 ( 配当金 ) 株式などの元本取得のために要した負債の利子 = 配当所得の金額 収入金額 必要経費 = 不動産所得の金額 収入金額 必要経費 = 事業所得の金額 給与所得の簡易計算表による ( 別表 1) 6 退職所得 7 山林所得 8 譲渡所得 9 一時所得 10 雑所得 退職金 一時恩給など 山林を売った場合に生じる所得 土地 建物などの資産を売った場合に生じる所得 国民年金 厚生年金 恩給などの公的年金等上記 1から9に当てはまらない所得 土地建物 株式等 その他 対価性のない一時的な所得 ( 保険の満期返戻金, 賞金 懸賞当選金など ) 公的年金等 公的年金以外 ( 収入金額 退職所得控除額 ) 1/2= 退職所得の金額他の所得と分離して課税されます 収入金額 必要経費 特別控除額 = 山林所得の金額他の所得と分離して課税されます 収入金額 取得費 譲渡費用 = 譲渡所得の金額他の所得と分離して課税されます 収入金額 ( 取得 譲渡費用 借入金利子等 )= 譲渡所得の金額他の所得と分離して課税されます 収入金額 取得 譲渡費用 特別控除額 = 譲渡所得の金額 長期総合譲渡の課税される金額は 所得の 1/2 の金額です 収入金額 必要経費 特別控除額 = 一時所得の金額 課税される金額は 所得の 1/2 の金額です 公的年金等所得の簡易計算表による ( 別表 2) 収入金額 必要経費 = 雑所得の金額 7 山林所得 8 譲渡所得 ( その他 ) 9 一時所得 の特別控除額は 50 万です ただし 収入金額 必要経費 又は 収入金額 取得費 譲渡費用 の金額が 50 万未満の場合はその金額となります 別表 1 給与所得の簡易計算表給与の収入金額 0 ~ 650,999 651,000 ~1,618,999 1,619,000 ~1,619,999 1,620,000 ~1,621,999 1,622,000 ~1,623,999 1,624,000 ~1,627,999 1,628,000 ~1,799,999 1,800,000 ~3,599,999 3,600,000 ~6,599,999 6,600,000 ~9,999,999 10,000,000 ~ 給与収入 4 ( 千未満切捨て ) A,000 給与所得金額 0 給与収入 650,000 = 969,000 970,000 972,000 974,000 A 2.4= A 2.8180,000 = A 3.2540,000 = 給与収入 0.91,200,000 = 給与収入 2,200,000 = 別表 2 公的年金等所得の簡易計算表 ( 公的年金等収入金額 割合 控除額 = 公的年金等所得 ) 年齢区分 公的年金等収入金額の合計額 1,299,999 まで 割合 控除額 700,000 ( それ以下の場合はその金額 ) 65 歳未満 1,300,000 から 4,099,999 まで 4,100,000 から 7,699,999 まで 3,299,999 まで 75% 85% 375,000 785,000 1,200,000 ( それ以下の場合はその金額 ) 65 歳以上 3,300,000 から 4,099,999 まで 4,100,000 から 7,699,999 まで 75% 85% 375,000 785,000 65 歳以上とは昭和 28 年 1 月 1 日以前に生まれた方です 2
2 所得控除の種類所得控除額は 所得割を計算する上で所得から差し引くことができます 種類 雑損控除 医療費控除 次の 1 または 2 のいずれかの選択制となります 1 従来の医療費控除 要件 前年中に災害又は盗難横領等による資産の損失 ( たな卸資産は除く ) を受けた場合 前年中に医療費 ( 通院代 入院代 医薬品購入代など ) を支払った場合 2 セルフメディケーション税制 ( 新設 ) 前年中に健康の維持増進 疾病予防の取組を行う方が 特定一般用医薬品等購入費 ( スイッチ OTC 医薬品 ) を支払った場合 (7p 参照 ) 控除額 損害金額 保険金などで補填される金額 =A として計算した 次のいずれか多い方の金額 1A の金額 ( 総所得金額等の合計額 10%) 2A の金額のうち災害関連支出の金額 5 万 医療費 保険金等で補填された金額 ( 総所得金額の合計額 5% 又は 10 万のいずれか低い額 ) ただし 限度額 200 万まで スイッチ OTC 医薬品購入費 12,000 ただし 限度額 88,000 まで スイッチ OTC 医薬品とは 医師の処方箋によらずドラッグストアなどで購入できる 医療用から転用された医薬品 社会保険料控除 小規模企業共済等掛金控除 前年中に社会保険料 ( 国民健康保険 国民年金 介護保険 後期高齢者医療保険の保険料など ) を支払った場合 前年中に小規模企業共済制度 心身障害者扶養共済制度に基づく掛金及び確定拠出年金を支払った場合 支払った金額 支払った金額 生命保険料控除 新契約 H24.1.1 以後契約 旧契約 H23.12.31 以前契約 12,000 以下の場合 12,000 を超え 32,000 以下の場合 32,000 を超え 56,000 以下の場合 56,000 を超える場合 15,000 以下の場合 15,000 を超え 40,000 以下の場合 40,000 を超え 70,000 以下の場合 70,000 を超える場合 支払った保険料の全額 支払った保険料 1/2+ 支払った保険料の全額 支払った保険料 1/4+17,500 35,000 6,000 支払った保険料 1/4+14,000 28,000 1 一般生命保険料 2 個人年金保険料 3 介護医療保険料 ( 新設 ) について それぞれ上記の算式により計算した控除額の合計額 ( 合計限度額 70,000 ) 支払った保険料 1/2+ 7,500 1 一般生命保険料 2 個人年金保険料について それぞれ上記の算式により計算した控除額の合計額 ( 合計限度額 70,000 ) 地震保険料控除 1 一般生命保険料及び 2 個人年金保険料について 新契約と旧契約の両方の控除を受ける場合新契約分 旧契約分それぞれ上記の算式により計算し その合計が控除額となります ( 各上限 28,000 ) 1 長期損害保険料 ( 満期返戻金のあるもので 保険期間が 10 年以上のもの ) 2 地震保険料 5,000 以下の場合 5,000 を超え 15,000 以下の場合 15,000 を超える場合 支払った保険料の全額 支払った保険料の金額の合計額 1/2+2,500 10,000 支払った保険料の金額の 2 分の 1 ( 控除限度額 25,000 ) 障害者控除 3 旧長期損害保険料と地震保険料との両方 本人及び控除対象配偶者又は扶養親族で 心身に障害のある場合 夫と死別又は離別した後婚姻していない人のうち以下の表で一般寡婦又は特別寡婦に該当する人 上記 1 及び 2 で求めた控除額の合計額 ( 控除限度額 25,000 ) 特別障害者 ( 重度の障害 ) 特別障害者で同居の場合 一般寡婦の場合 260,000 260,000 300,000 530,000 扶養家族本人の要因寡婦の種類特別寡婦の場合 300,000 の有無所得要件 寡婦控除 寡夫控除 死別 離別 無 無 生計を一にする子を有する 有 有 ( 子 ) 無 生計を一にする子を有する 有 有 ( 子 ) 500 万以下 500 万以下 500 万以下 特別寡婦 一般寡婦 特別寡婦 妻と死別又は離別した後婚姻していない人で 生計を一にする子を有し 合計所得金額が 500 万以下の人 一般寡婦 寡夫の場合 260,000 生計を一にする とは 必ずしも同居を要件とするものではありません 例えば 勤務 修学 療養費等の都合上別居している場合であっても 余暇には起居を共にすることを常例としている場合や 常に生活費 学資金 療養費等の送金が行われている場合には 生計を一にする ものとして取り扱われます また この控除を受けるためには 生計を一にする子の総所得金額等が 38 万以下で その子が他の人の控除対象配偶者又は扶養親族になっていないことも要件となります 3
種類 要件 控除額 勤労学生控除 大学 高校 中学の学生 生徒又は専修学校や各種学校の生徒及び認定職業訓練生で一定の要件に該当し 前年中の合計所得金額が 65 万以下であり かつ 勤労によらない所得が 10 万以下の人 260,000 配偶者控除 生計を一にする配偶者で 前年の合計所得金額が 38 万以下の人を扶養している場合 一般配偶者 老人配偶者 330,000 年齢 70 歳以上の配偶者 ( 昭和 23 年 1 月 1 日以前に生まれた人 ) 380,000 配偶者特別控除 生計を一にする配偶者を有し 自己の前年の合計所得金額が 1,000 万以下の人 配偶者特別控除額一覧表 ( 別表 3) 扶養控除 生計を一にする親族のうち前年の合計所得金額が 38 万以下の人を扶養している場合 基礎控除すべての納税義務者 330,000 各種控除の判定時期は前年の 12 月 31 日現在の現況です 年少扶養 一般扶養 特定扶養 老人扶養 同居老親扶養 年齢 16 歳未満の人 ( 平成 14 年 1 月 2 日以降に生まれた人 ) 年齢 16 歳以上 19 歳未満の人 ( 平成 11 年 1 月 2 日から平成 14 年 1 月 1 日までに生まれた人 ) 年齢 23 歳以上 70 歳未満の人 ( 昭和 23 年 1 月 2 日から平成 7 年 1 月 1 日までに生まれた人 ) 70 歳以上で同居の直系尊属 年齢 19 歳以上 23 歳未満の人 ( 平成 7 年 1 月 2 日から平成 11 年 1 月 1 日までに生まれた人 ) 年齢 70 歳以上の人 ( 昭和 23 年 1 月 1 日以前に生まれた人 ) 0 330,000 450,000 380,000 450,000 別表 3 配偶者控除と配偶者特別控除一覧表配偶者の合計所得金額 380,000 以下 380,001 ~399,999 400,000 ~449,999 450,000 ~499,999 500,000 ~549,999 550,000 ~599,999 600,000 ~649,999 650,000 ~699,999 700,000 ~749,999 750,000 ~759,999 760,000 以上 配偶者控除 330,000 適用外 配偶者特別控除適用外 330,000 330,000 310,000 260,000 210,000 160,000 110,000 60,000 30,000 0 3 所得割の税率 総所得金額から各種所得控除額を差し引いた残額 (1,000 未満切り捨て ) に応じて下記の税率がかけられます ア 市 県民税所得割の税率 課税所得の段階区分 市民税 県民税 ただし 土地建物等の譲渡所得など 他の所得と分離し 一律 6% 4% て課税される所得については 左記と異なる税率が設定されております 参考 所得税の税率 課税所得金額税率速算控除額 1,000 ~ 1,949,000 5% 0 1,950,000 ~ 3,299,000 10% 97,500 3,300,000 ~ 6,949,000 20% 427,500 6,950,000 ~ 8,999,000 23% 636,000 9,000,000 ~17,999,000 33% 1,536,000 18,000,000 ~40,000,000 40% 2,796,000 40,000,000 超 45% 4,796,000 平成 25 年分から平成 49 年分については 所得税と復興特別所得税 ( 原則としてその年分の基準所得税額の 2.1%) を併せて申告 納付することになります 4
4 調整控除 税源移譲により 市 県民税の税率が引き上げられ所得税の税率が引き下げられましたが 市 県民税と所得税の人的控除額 ( 扶養控除や基礎控除など ) の差により納税者の税負担 ( 所得税 + 市 県民税 ) が増えてしまいます このような負担増を調整するため 所得割額から次のとおり一定の額が控除されます ア 合計課税所得金額が 200 万以下の場合 次の 1 2 のいずれか少ない金額の 5%( 市民税 3% 県民税 2%) を控除 1 2 人的控除額の差の合計額合計課税所得金額 イ 合計課税所得金額が 200 万超の場合 { 人的控除額の差の合計額 ( 合計課税所得金額 200 万 )} の 5%( 市民税 3% 県民税 2%) を控除 この金額が 2,500 未満の場合は 2,500 とします 注 ) 合計課税所得金額とは 所得控除後の課税総所得金額 課税退職所得金額及び山林所得金額の合計額で 長期譲渡所得金額等の分離課税に係る課税所得金額は含まれません 参考 市 県民税と所得税の人的控除額の差 障害者控除 寡婦控除 所得控除所得税市 県民税差額 普通障害者 27 万 26 万 1 万 特別障害者 40 万 30 万 10 万 同居特別障害者 75 万 53 万 22 万 一般寡婦 27 万 26 万 1 万 特別寡婦 35 万 30 万 5 万 寡夫控除 27 万 26 万 1 万 勤労学生控除 27 万 26 万 1 万 配偶者控除 配偶者特別控除 扶養控除 一般配偶者 38 万 33 万 5 万 老人配偶者 48 万 38 万 10 万 配偶者の合計所得金額 38 万超 40 万未満 配偶者の合計所得金額 40 万超 45 万未満 年少扶養 一般扶養 38 万 33 万 5 万 36 万 33 万 3 万 38 万 0 0 33 万 5 万 特定扶養 63 万 45 万 18 万 老人扶養 48 万 38 万 10 万 同居老親等 58 万 45 万 13 万 基礎控除 38 万 33 万 5 万 5 税額控除 調整控除を控除した後の所得割額から控除される税額控除の種類と控除額は次のとおりです ア 配当控除 課税所得金額等 1 千万超の場合 1 千万以下の場合 1 千万以下の部分 1 千万超の部分市民税県民税市民税県民税市民税県民税 利益の配当等に係る配当所得 1.6% 1.2% 1.6% 1.2% 0.8% 0.6% 特定株式投資信託以外の証券投資信託の収益の分配に係る配当所得 0.8% 0.6% 0.8% 0.6% 0.4% 0.3% 一般外貨建等証券投資信託の収益の分配に係る配当所得 0.4% 0.3% 0.4% 0.3% 0.2% 0.15% 5
イ 住宅借入金等特別税額控除 ( 住宅ローン控除 ) 所得税の住宅ローン控除について 平成 21 年から平成 33 年 12 月末までに新築又は増改築して入居した一定の方が新たに対象者とされたことに伴い 市 県民税の住宅ローン控除についても 上記の期間内に入居した一定の方は 所得税から控除しきれなかった額を翌年度の市 県民税から税額控除することとなります < 住宅ローン控除額の算出方法 > 次の1 2のいずれか少ない金額を所得割額から税額控除します 1 所得税の住宅ローン控除可能額のうち 所得税において控除しきれなかった額 2 下表の控除限度額に応じた額 < 控除適用期間 > 10 年間 ( 所得税の住宅ローン控除の適用を受けている期間 ) < 手続方法等 > 1 年目は 所得税の住宅ローン控除の確定申告を行なってください 2 年目以降は 給与所得のみの人で 年末調整で住宅ローン控除の申請を済ませた場合 勤務先から 給与支払報告書 が市へ提出されていれば 手続や申告の必要はありません ただし 年末調整が済んでいない人や 給与所得以外の所得がある人などについては 確定申告書の提出が必要です 所得税の控除適用期間内の方は 市 県民税についても控除が適用されます ただし 平成 19 年 20 年に入居した場合は 市 県民税の控除対象となりません 国や市等から住宅の新築等に係る補助金等の交付を受けた場合は その額を住宅の取得等の対価の額又は費用の額から差し引くことになります 申告期限後に申告書を提出した場合 市 県民税の控除の適用が受けられなくなることがあります ウ 外国税額控除納税者が外国に源泉のある所得について その国の法令により所得税や市 県民税に相当する税金を課されたときには 一定の方法により その外国税額が所得割額から差し引かれます エ 寄附金税額控除 < 基本控除 > 居住日 平成 26 年 3 月 31 日以前 平成 26 年 4 月 1 日から平成 33 年 12 月 31 日まで 控除の対象となる寄附金 控除の方式 控除対象となる額 地方公共団体に対する寄附金( ふるさと納税 ) 住所地の都道府県共同募金会に対する寄附金 住所地の日本赤十字社の支部に対する寄附金 都道府県又は市区町村が条例で指定した団体税額控除方式 控除限度額総所得金額等の合計額の 30% < 特例控除 > 対象となる寄附金のうち 地方公共団体に対する寄附金 ( ふるさと納税 ) については 上記の 基本控除 に加え さらに 特例控除 が設けられています 基本控除 と次の算式により求められる 特例控除 の合計額を所得割額から税額控除します 課税総所得金額 人的控除の差の合計額 195 万以下 195 万超 330 万以下 330 万超 695 万以下 695 万超 900 万以下 900 万超 1,800 万以下 1,800 万超 4,000 万以下 4,000 万超 所得税の課税総所得金額等の 7% ( 最高 136,500 ) 居住日が平成 26 年 4 月 1 日以降であっても 住宅の対価の額又は費用の額に含まれる消費税の税率が 8% または 10% でない場合の控除限度額は 所得税の課税総所得金額等の 5% となります 控除割合 0.84895 0.7979 0.6958 0.66517 0.56307 0.4916 0.44055 特例控除額については 所得割額の2 割を限度とします 控除割合は平成 26 年度から平成 50 年度までのものです 6 寄附金 2 千 10%( 市民税 6% 県民税 4%) を算出税額 ( 所得割額 ) から差し引いて納税額を算出 2 千を超える寄附金 控除限度額 所得税の課税総所得金額等の 5% ( 最高 97,500 ) 特例控除額 =( ふるさと納税額 2 千 ) 寄附者の市 県民税における所得に応じた下記の控除割合
6 税額調整額 所得割の非課税基準を若干上回る所得を有する方の税引き後の所得金額が 非課税基準の金額を下回ることのないよう税額を減ずる調整措置です 扶養親族がいない場合 扶養親族がいる場合 35 万 ( 総所得金額等 算出税額 )= 調整額 35 万 { 本人 扶養親族数 控除対象配偶者の合計人数 } +32 万 ( 総所得金額等 算出税額 )= 調整額 7 配当割額控除 株式等譲渡所得割額控除 上場株式等の特定配当所得や特定株式等譲渡所得からは 配当割や株式等譲渡所得割が特別徴収され 原則として申告不要となります しかし これらの所得を申告した場合は 算出された所得割額から配当割額や株式等譲渡所得割額を差し引くことができます 平成 30 年度市 県民税税制改正のお知らせ (1) 給与所得控除の見直し平成 26 年度税制改正により 給与所得控除の上限額が段階的に引き下げられられることとなりました 上限が適用される給与収入金額 給与所得控除の上限額 平成 28 年度まで 平成 29 年度 平成 30 年度以降 1,500 万 1,200 万 1,000 万 245 万 230 万 220 万 (2) セルフメディケーション税制の創設 ( 医療費控除の特例 ) 適切な健康管理の下で医療用医薬品からの代替を進める観点から 健康の維持増進および疾病予防のために一定の取組を行っている個人が 平成 29 年 1 月 1 日以降に 本人や本人と生計を一にする親族にかかる スイッチOTC 医薬品 の購入費用を1 年間に1 万 2 千を超えて支払った場合には 1 万 2 千を超える額を所得控除できる特例が創設されました ( 控除額上限 :8 万 8 千 ) なお 従来の医療費控除との選択適用となります スイッチOTC 薬とは医師の処方が必要だった医療用医薬品から転用 ( スイッチ ) された ドラッグストアなどで購入できる市販の医薬品です かぜ薬 胃腸薬 鼻炎薬 解熱鎮痛剤など1,500 種類が対象とされています スイッチOTC 薬の対象となる医薬品は 購入したレシート等にその旨が明記されています ( 商品名の前に マークが記載されているなど ) 適用要件とされる健康の維持増進および疾病予防の取組 ( 一定の取組 ) 次の1から5のいずれか1つに該当する検診等または予防接種を受けていることが要件です 1 特定健康診査 ( いわゆるメタボ検診 ) 2インフルエンザなどの予防接種 3 勤務先で実施する定期健康診断 4 市町村が実施するがん検診 5 健康診査 ( いわゆる人間ドックなどで 医療保険者が行うもの ) 申告の際には 予防接種の領収書や定期健康診断の結果通知表など 一定の取組を行ったことを明らかにする書類が必要です また 予防接種や検診などに要した費用は この控除の対象となりません 適用期間平成 29 年 1 月 1 日から平成 33 年 12 月 31 日までの 5 年間 ( 平成 29 年分の所得税 平成 30 年度の個人住民税から 5 年間適用 ) (3) 医療費控除 セルフメディケーション税制 ( 医療費控除の特例 ) の申告時における 明細書 の添付義務化平成 29 年分 ( 平成 30 年度 ) の申告より 医療費控除 または セルフメディケーション税制 のいずれかの適用を受ける方は 従来の領収書の添付 提示に代わり 医療費控除の明細書 セルフメディケーション税制の明細書 を作成し 申告書提出の際に添付しなければならないこととされました 別添の 医療費控除の明細書 を参照してください 医療保険者から交付を受けた医療費通知 ( 医療費のお知らせなど ) の原本を添付すると 医療費控除の明細書の記入を一部省略できます 明細書の提出により領収書などの添付は不要となりますが 領収書などは 5 年間保管してください ( 注 ) 医療費控除の明細書の提出が義務化されましたが 経過措置として平成 29 年分から平成 31 年分までの申告については 従来通り領収書の添付または提示により控除を受けることができます 7
Q( ご質問 ): 住民税の税額は どのように計算されているのですか? A( お答え ): A( お答え ): 住民税の税額は 均等割と所得割を合わせた金額になります そのうち所得割の計算は 一般に所得 (2 頁参照 ) から社会保険料控除や扶養控除といった所得控除 (3 頁参照 ) を差引いた残りの額 ( 課税標準額 ) に税率 (4 頁参照 ) を乗じて計算されます 差引く額 ( 所得控除 ) が多いほど住民税の税額が少なくなります Q( ご質問 ): 昨年 (1 月 ~12 月 ) 医療費を 9 万支払いしましたが 10 万以上でなくても医療費控除を受けることができますか?( 所得 140 万 保険金等補てんはありません ) 医療費控除は受けられます 所得が 140 万の場合は その 5% の 7 万を支払った医療費 (9 万 ) から引くことになりますので 医療費控除対象額は 2 万となります なお この医療費控除を受ける場合は セルフメディケーション税制による医療費控除の特例は受けることができません 医療費控除の対象となる要件 (1) 自分自身や家族 ( 生計を一にする親族 ) のために支払った医療費であること (2) その年の 1 月 1 日から 12 月 31 日までに支払った医療費であること 医療費控除の計算方法 その年に支払った医療費 保険金等で注 )10 万又は 補填される金額 所得の5% = 医療費控除 ( 最高 200 万 ) 注 ) 所得が 200 万以下の場合 10 万でなく所得の 5% を差引きします 控除を受けるための手続き 対象となる医療費 対象とならないもの 医師が発行した領収書等を集計のうえ医療費控除の明細書を作成し 申告書に添付する必要があります 医療費の領収書等は添付せずに ご自宅で 5 年間保管してください 医師 歯科医師による診療代 治療代 治療 療養のための医薬品の購入 寝たきりでおむつの使用が必要と医師が認めた場合のおむつ代 ( 医師が発行したおむつ使用証明書等が必要です ) 等 医師への謝礼 親族に支払う療養上の世話の費用 通院の為の自家用車のガソリン代等 Q( ご質問 ): 私は 夫と死別して年金だけ ( 年金収入 150 万 ) で生活しております 住民税はどのくらいかかるのですか?(68 歳女性 ) A( お答え ): Q( ご質問 ): A( お答え ): 夫と死別した後婚姻していない方は 寡婦控除 (3 頁参照 ) を受けることができ 所得が 125 万以下の場合 住民税は非課税となります (1 頁参照 住民税が課税されない人 ) 年金収入 150 万の場合 所得は 30 万となります (2 頁別表 2 参照 ) 70 歳の母は身体が不自由で 身体障害者手帳は持っていませんが 介護保険の要介護認定を受けております ( 要介護度 3) 何か税法上の減税措置はありませんか?( 母を扶養している 45 歳男性 ) 身体障害者手帳等をもっていない高齢者 (65 歳以上 ) でも 市町村長または福祉事務所長が障害者控除対象者と認定すれば 障害者控除 (3 頁参照 ) が受けられます よって 市町村長または福祉事務所に申請し 障害者控除対象者認定書 の交付を受けて申告時に提出してください 年末調整する方は事業所へ提出し また確定申告する方は申告書に添付してください ( 控除を受ける場合は毎年申請が必要です ) また 身体障害者手帳等をもっていない高齢者 (65 歳以上 ) で市町村長または福祉事務所長より障害者控除対象者と認定された場合 所得が125 万以下であれば住民税は非課税となります (1 頁参照 住民税が課税されない人 ) 要介護度が1 2 3と判定されている方は 障害者 ( 障害者控除額 26 万 ) 要介護度が4 5と判定されている方は 特別障害者 ( 障害者控除額 30 万 ) 特別障害者を扶養し かつ同居している方は 同居特別障害 ( 障害者控除額 53 万 ) 確定申告 所得税に関するご質問は インターネットの タックスアンサー もご利用ください URL http//www.taxanswer.nta.go.jp ( 国税庁ホームページ内 ) 8 平川市役所税務課住民税係電話 0172441111( 内線 1241~1243)