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目次 1. 肝臓の病気 2. 肝炎ウイルスとは 3. ウイルス性肝炎とは 4. 急性肝炎 5. 慢性肝炎 6. 肝硬変 7.A 型肝炎 8.B 型肝炎 9.C 型肝炎 10.B 型肝炎の治療 11.C 型肝炎の治療 12. 予防方法 13. 肝炎の医療費助成制度 14. おわりに 1

肝臓の細胞が壊れるる感染があります 肝B 型慢性肝疾患とは? B 型慢性肝疾患は B 型肝炎ウイルスの感染が原因で起こる肝臓の病気です B 型肝炎ウイルスに感染すると ウイルスは肝臓の細胞で増殖します 増殖したウイルスを排除しようと体の免疫機能が働きますが ウイルスだけを狙うことができず 感染した肝

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詳細 下記項目におきまして 所要日数を変更させていただきます 一部の項目では ご依頼曜日により所要日数が延長となりますが ご了承ください その他の検査内容に変更はありません β- トロンボグロブリン (β-tg) 2~6( 日 ) 2~4( 日 ) 血小板第 4 因子 (PF

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免疫学的検査 >> 5E. 感染症 ( 非ウイルス ) 関連検査 >> 5E106. 検体採取 患者の検査前準備 検体採取のタイミング 記号 添加物 ( キャップ色等 ) 採取材料 採取量 測定材料 F 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( 青 細 ) 血液 3 ml 血清 H 凝固促進剤

2017 年 2 月 1 日放送 ウイルス性肺炎の現状と治療戦略 国立病院機構沖縄病院統括診療部長比嘉太はじめに肺炎は実地臨床でよく遭遇するコモンディジーズの一つであると同時に 死亡率も高い重要な疾患です 肺炎の原因となる病原体は数多くあり 極めて多様な病態を呈します ウイルス感染症の診断法の進歩に

血液疾患治療における B 型肝炎ウイルス再活性化 = がん治療 = Hepatitis B virus : HBV HBV 再活性化とは HBVを有する患者に化学療法薬や免疫抑制薬での治療を施行すると これらが誘引となってHBVの増殖が生じること

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佐賀県肺がん地域連携パス様式 1 ( 臨床情報台帳 1) 患者様情報 氏名 性別 男性 女性 生年月日 住所 M T S H 西暦 電話番号 年月日 ( ) - 氏名 ( キーパーソンに ) 続柄居住地電話番号備考 ( ) - 家族構成 ( ) - ( ) - ( ) - ( ) - 担当医情報 医

平成20 年9月平成 20 年 ₉ 月 15 日発行広島市医師会だより ( 第 509 号付録 ) その結果がまとめられたことから 同月 17 日付けで 輸血療法の実施に関する指針 の一 部改正を行い通知しています 輸血前後の感染症マーカー検査の必要性 ( 指針改正箇所を抜粋 ) 本症は早ければ輸血

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2009年8月17日

モノクローナル抗体とポリクローナル抗体の特性と

2)HBV の予防 (1)HBV ワクチンプログラム HBV のワクチンの接種歴がなく抗体価が低い職員は アレルギー等の接種するうえでの問題がない場合は HB ワクチンを接種することが推奨される HB ワクチンは 1 クールで 3 回 ( 初回 1 か月後 6 か月後 ) 接種する必要があり 病院の

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自己免疫性肝炎 1. 概要中年以降の女性に好発し 慢性に経過する肝炎であり 肝細胞障害の成立に自己免疫機序が想定される 診断にあたっては 肝炎ウイルス アルコール 薬物による肝障害 および他の自己免疫疾患の基づく肝障害を除外する 2. 疫学好発年齢は 50~60 歳代であり 男 : 女 =1:6 と

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目 次 はじめに C 型慢性肝炎は C 型肝炎ウイルスに感染することにより 検査のすすめ 1 なぜ検査を受けたほうがよいのですか? 3 C 型慢性肝炎について 2 C 型慢性肝炎とは どんな病気ですか? 5 発症する病気です 日本には150~200 万人の患者さんがいると考えられていますが 自覚症状


リンパ球は 体内に侵入してきた異物を除去する (= 免疫 ) 役割を担う細胞です リンパ球は 骨の中にある 骨髄 という組織でつくられます 骨髄中には すべての血液細胞の基になる 造血幹細胞 があります 造血幹細胞から分化 成熟したリンパ球は免疫力を獲得し からだを異物から守ります 骨髄 リンパ球の

診調組 D DPC/PDPS の包括範囲について 1. 包括評価の基本的考え方 (DPC 制度 (DPC/PDPS) の概要と基本的な考え方より抜粋 ) 2 包括評価の対象とする診療報酬項目 ( 包括範囲 ) 包括評価の対象として設定されている出来高診療報酬項目は 入院基本料

ある ARS は アミノ酸を trna の 3 末端に結合させる酵素で 20 種類すべてのアミノ酸に対応する ARS が細胞質内に存在しています 抗 Jo-1 抗体は ARS に対する自己抗体の中で最初に発見された抗体で ヒスチジル trna 合成酵素が対応抗原です その後 抗スレオニル trna

検査項目情報 6475 ヒト TARC 一次サンプル採取マニュアル 5. 免疫学的検査 >> 5J. サイトカイン >> 5J228. ヒトTARC Department of Clinical Laboratory, Kyoto University Hospital Ver.6 thymus a

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145 ヒアルロン酸 2( 肝硬変 ) 平成 22 年 6 月 21 日新規 平成 26 年 9 月 22 日更新 平成 30 年 2 月 26 日更新 取扱い原則として 肝硬変に対するヒアルロン酸は認められない 取扱いを定めた理由 肝硬変 では 既に肝の線維化が認められるものであり ヒアルロン酸の測定は 疾患の経過観察の参考とならない

39 リウマトイド因子 (RF) 定量 ( 膠原病の疑い ) 平成 19 年 3 月 16 日新規 平成 20 年 7 月 31 日更新 平成 24 年 9 月 24 日更新 平成 26 年 9 月 22 日更新 平成 28 年 9 月 14 日更新 取扱い原則として 初診時に 膠原病の疑い の病名に対する リウマトイド因子 (RF) 定量は認められる 取扱いを定めた理由リウマトイド因子 (RF) 定量などのリウマトイド因子の測定は 膠原病の代表疾患である関節リウマチ (RA) の診断に欠かせない検査であり リウマトイド因子 (RF) 定量は抗核抗体とともに 膠原病の特徴である自己抗体の存在を検討する上で基本的な検査である したがって リウマトイド因子 (RF) 定量は膠原病の診断を進める際に用いる検査として有用である

304 HBs 抗原 1(B 型肝炎疑い ) 平成 28 年 2 月 29 日新規 取扱い原則として 健診等の結果 血液検査の結果及び症状等から B 型肝炎の疑い 病名がある場合において スクリーニングを目的として実施した 区分番号 D013 肝炎ウイルス関連検査の 3 のHBs 抗原の算定は認められる 取扱いを定めた理由区分番号 D013 肝炎ウイルス関連検査の 3 の HBs 抗原については 健診等で肝機能障害や黄疸が指摘された場合や 血液検査の結果及び全身倦怠感に引き続き食欲不振 悪心 嘔吐などの症状から B 型肝炎が疑われる場合に実施されており B 型肝炎ウイルスの感染を見逃さないために高感度又は高精度に測定することは臨床上有用である したがって B 型肝炎が疑われた時点で高感度又は高精度の区分番号 D 013 肝炎ウイルス関連検査の 3 の HBs 抗原を実施することは必要と認められる

305 HBs 抗原 2( 手術前及び観血的検査前 ) 平成 28 年 2 月 29 日新規 取扱い原則として 手術前及び観血的検査前において スクリーニングを目的として実施した区分番号 D013 肝炎ウイルス関連検査の 3 のHBs 抗原の算定は認められる 取扱いを定めた理由区分番号 D013 肝炎ウイルス関連検査の 3 の HBs 抗原については 一般的に手術前及び観血的検査前において実施されており B 型肝炎ウイルスの感染を見逃さないために高感度又は高精度に測定することは臨床上有用である したがって 手術前及び観血的検査前において高感度又は高精度の区分番号 D013 肝炎ウイルス関連検査の 3 の HBs 抗原を実施することは必要と認められる

306 HBs 抗原 3(B 型肝炎の経過観察 ) 平成 28 年 2 月 29 日新規 取扱い原則として B 型肝炎 の抗ウイルス療法 肝庇護療法及び免疫療法の治療をしている経過観察において 区分番号 D013 肝炎ウイルス関連検査の 3 のHBs 抗原を測定し算定することは認められる 取扱いを定めた理由区分番号 D013 肝炎ウイルス関連検査の 3 の HBs 抗原については B 型肝炎 ( 診断時以外 ) 患者に対する抗ウイルス療法 肝庇護療法及び免疫療法の治療効果を判定するうえで 肝細胞内の B 型肝炎ウイルスの増殖の病態を把握するために HBs 抗原定量値を経時的に測定することが最も有用である したがって B 型肝炎 ( 診断時以外 ) 患者に対する抗ウイルス療法 肝庇護療法及び免疫療法の治療効果を判定するうえで 区分番号 D013 肝炎ウイルス関連検査の 3 の HBs 抗原を実施することは必要と認められる

296 骨移植術 1( 人工関節置換術 ( 膝 股関節 )) 平成 27 年 2 月 23 日新規 取扱い原則として 人工関節置換術 ( 膝 股関節 ) において 腸骨等から採取した海綿骨を骨切り面にある嚢腫様の病変部に充填した場合 骨移植術は認められる 取扱いを定めた理由嚢腫様の病変は骨欠損状態であり 力学的に不利な状態である インプラントを安定的に設置するためには この骨欠損を腸骨等から採骨し充填する操作が必要であり 骨移植術として認められる

307 骨移植術 2( 人工関節置換術 ( 膝関節 )) 平成 28 年 2 月 29 日新規 取扱い原則として 人工関節置換術 ( 膝 ) において 脛骨骨切り面の強度を増すために 海綿骨を骨切り面にimpactionした場合 骨移植術は認められる 取扱いを定めた理由人工関節置換術 ( 膝 ) 時に 生理的に必要な部分に骨欠損が生じた場合 力学的に不利な状態である 脛骨骨切り面の強度を増すためには 海綿骨を骨切り面に impacti on する操作が必要であり 骨移植術として認められる impaction : 突き固める ( 強固にする )

36 免疫染色 ( 免疫抗体法 ) 病理組織標本作製 1( ヘリコバクター ピロリ ) 平成 19 年 3 月 16 日新規 平成 21 年 1 月 29 日更新 平成 22 年 5 月 27 日更新 平成 24 年 9 月 24 日更新 平成 26 年 9 月 22 日更新 平成 28 年 9 月 14 日更新 取扱い原則として 病理組織標本作製のみを施行している場合 ヘリコバクター ピロリの除菌判定のための免疫染色 ( 免疫抗体法 ) 病理組織標本作製 8 のその他 (1 臓器につき ) は認められない 取扱いを定めた理由 ヘリコバクター ピロリ感染の診断及び治療に関する取扱いについて ( 平成 12 年 10 月 31 日保険発第 180 号 ) に即していない 留意事項除菌後は菌数が減るため検出しにくいこと また雑菌が増えることがあり その鑑別に免疫染色が必要である場合があること

37 免疫染色 ( 免疫抗体法 ) 病理組織標本作製 2( ヘリコバクター ピロリ ) 平成 19 年 3 月 16 日新規 平成 21 年 1 月 29 日更新 平成 22 年 5 月 27 日更新 平成 24 年 9 月 24 日更新 平成 26 年 9 月 22 日更新 平成 28 年 9 月 14 日更新 取扱い原則として 病理組織標本作製のほかにヘリコバクター ピロリ関連の検査を施行している場合 ヘリコバクター ピロリの除菌判定のための免疫染色 ( 免疫抗体法 ) 病理組織標本作製 8 のその他 (1 臓器につき ) は認められない 取扱いを定めた理由 ヘリコバクター ピロリ感染の診断及び治療に関する取扱いについて ( 平成 12 年 10 月 31 日保険発第 180 号 ) に即していない