( 所得割 ) の計算方法と納税民税民税 所得金額の求め方 民税における所得金額は 原則として前年の所得税における所得金額と同じです ( 前年所得課税 ) つまり 平成 27 年の所得税の総所得金額 山林所得金額 退職所得金額 ( 現年所得課税された退職所得を除きます ) 土地 建物等の譲渡 所得税と所得割の違い 所得税も所得割も 納税者の1 年間の所得に対して課される税ですから 基本的な仕組みは同じです ただし いくつか異な 3-2 所得金額などが おおむね平成 28 年度民税の各所得金額になります このように 民税と所得税の所得金額は1 年ずれるだけで 税額計算上の仕組みはおおよそ同じです ただし 次の Q&Aのように異なる点もあります 所得税と民税の所得割の仕組みはとてもよく似ていますが 税額控除など異なる点もあるように思います ほかにどのような違いがあるのか教えてください る点もあります 両者の主な相違点は以下の通りです 所得税と所得割の違い ( 平成 28 年分所得に対する課税 ) 項 目 所得税での取扱い 所得割での取扱い 課税対象 現年所得課税 前年所得課税 退職所得は除く 課税 ( 納税 ) 方式 申告納税方式 賦課課税方式 道府県 市町村が税額を計算し 納税者に通知 総合課税の税率 5 45% の超過累進税率 ( 一律 )10% 一般株式等の少額配当 申告不要を選択可 総合課税 所得税とは別に申告が必要 エンジェル税制 ( 寄附金控除制度 ) 適用あり 適用なし 青色申告者は純損失の繰純損失の繰戻還付戻還付を選択可給与所得 退職所得 公的年金 20 万円以下は確定申告不の雑所得以外の所得のある給与要所得者 年金所得者の申告要否 繰戻還付は選択不可 20 万円以下でも申告が必要 復興特別所得税所得税と併せて納付 ( 所得割には影響せず ) エンジェル税制について 詳細は83ページを参照して下さい 所得割では繰越控除のみ認められる 57
民税 次に 所得金額から所得控除の額を差し引いて課税所得金額を計算します 所得控除には 雑損控除 医療費控除 社会保険料控除 小規模企業共済等掛金控除 生命保険料控除 地震保険料控除 障害者控除 寡婦 ( 寡夫 ) 控除 勤労学生控除 配偶者控除 配偶者特別 58 所得控除 控除 扶養控除 基礎控除の13 種類があります 配偶者控除と配偶者特別控除の合計額についても 所得税の場合と同じように 配偶者の所得によって調整されています (60ページ参照) 民税 ( 所得割 ) の所得控除 ( 平成 28 年度分 すなわち平成 27 年の所得に対して適用 ) 所得控除の種類 雑損控除 医療費控除 社会保険料控除 小規模企業共済等掛金控除 生命保険料控除 適用される条件 場合控除される金額備考 一定の資産につき 災害や盗難などによる損失を受けた場合 1 損失金額のうち災害関連支出金額が 5 万円以下の場合 2 損失金額のうち災害関連支出金額が 5 万円超の場合 3 損失金額がすべて災害関連支出金額である場合 12,000 円以下 12,000 円超 100,000 円以下 100,000 円超 損失金額 総所得金額等 10% ( 災害関連支出金額 5 万円 ) と ( 損失金額 総所得金額等 10%) とのうち多い金額 ( 損失金額 5 万円 ) と ( 損失金額 総所得金額等 10%) とのうち多い金額 1 納税者または納税者と生計を一にす ( 支払った医療費の額 10 万円 ) とる配偶者その他の親族のために 通 ( 支払った医療費の額 総所得金額常必要であると認められる医療費を等 5%) とのうち多い金額支払った場合 最高 200 万円 2 特定健康診査 予防接種 定期健康診断等のいずれか ( 医師の関与があるものに限る ) を受けている納税者が 自己または自己と生計を一にする配偶者その他の親族に係るスイッチOTC 医薬品の購入の対価を支払った場合対価の合計額 納税者または納税者と生計を一にする配偶者その他の親族のために社会保険料を支払った場合 または給与から控除される場合 納税者が小規模企業共済等掛金を支払った場合 1 新契約に係る一般生命保険料を支払った場合支払った保険料 12,000 円以下 2 新契約に係る個人年金保険料を支払った場合支払った保険料 12,000 円以下 特例の適用なし 12,000 円を超える金額 88,000 円支払額または控除額の全額 ( 社会保険料の全額 ) 支払った掛金の全額 災害関連支出金額とは 災害等に関連して納税者がやむを得ず支出した金額で一定のものをいう スイッチ OTC 医薬品とは 要指導医薬品および一般用医薬品のうち 医療用から一般用に転用 ( スイッチ ) されたものをいう 平成 29 年 1 月 1 日から平成 33 年 12 月 31 日までの間に購入した対価について適用 1 の医療費控除との併用は不可 社会保険料とは 健康保険 国民健康保険 介護保険 雇用保険 国民年金 厚生年金保険 船員保険等の保険料や国民年金基金 厚生年金基金等の掛金をいう 新契約とは 平成 24 年 1 月 1 日以後に生命保険会社又は損害保険会社等と締結した保険契約等 旧契約とは 平成 23 年 12 月 31 日以前に生命保険会社又は損害保険会社等と締結した保険契約等 新契約については 主契約又は特約の保障内容に応じ その保険契約等に係る支払保険料等を各保険料控除に適用する 地震保険料控除 3 新契約に係る介護医療保険料を支払った場合支払った保険料 12,000 円以下 4 旧契約にかかわる一般生命保険料を支払った場合支払った保険料 15,000 円以下 15,000 円超 40,000 円以下 40,000 円超 70,000 円以下 70,000 円超 5 旧契約にかかわる個人年金保険料を支払った場合支払った保険料 15,000 円以下 15,000 円超 40,000 円以下 40,000 円超 70,000 円以下 70,000 円超 1 地震保険契約等の保険料のみ支払った場合 2 平成 18 年 12 月 31 日までに締結した長期損害保険契約等 ( 契約期間 10 年以上で満期返戻金を支払う旨の特約のある保険契約 ) の保険料のみ支払った場合 ( 経過措置 ) 支払った保険料 5,000 円以下 5,000 円超 15,000 円以下 15,000 円超 31 と2の2つの保険に加入している場合 42 に新たに1を付帯させた場合など 1つの保険に1と2が備わっている場合障害者控除 1 納税者 控除対象配偶者 扶養親族が障害者である場合 2 納税者 控除対象配偶者 扶養親族が特別障害者である場合 3 控除対象配偶者 扶養親族が同居の特別障害者である場合寡婦 ( 寡夫 ) 納税者が寡婦 ( 寡夫 ) の場合控除納税者が寡婦であって 扶養親族である子を有し 前年の合計所得金額が 500 万円以下である場合 勤労学生控除 配偶者控除 配偶者特別控除 支払保険料等の全額支払保険料等 1/2+7,500 円支払保険料等 1/4+17,500 円 35,000 円 ( 2)( 3) 支払保険料等の全額支払保険料等 1/2+7,500 円支払保険料等 1/4+17,500 円 35,000 円 ( 2)( 3) 支払った地震保険料 1/2 < 最高 2 万 5 千円 > 支払った保険料の全額支払った保険料 1/2+2,500 円 10,000 円 両方の保険料を合わせて最高 2 万 5 千円まで控除が認められる この場合 長期損害保険料の控除限度額は最高 1 万円 1 あるいは 2 のいずれかを選択適用 1 人につき 26 万円 1 人につき 30 万円 1 人につき 53 万円 26 万円 30 万円 異なる複数の保障内容が一の契約で締結されている保険契約等は その保険契約等の主たる保障内容に応じて保険料控除を適用する 剰余金の分配等 ( 剰余金の分配や割戻金の割戻し ) については 主契約と特約のそれぞれの支払保険料等の金額の比に応じて剰余金の分配等の金額を按分し それぞれの支払保険料等の額から差し引く 新契約に係る一般生命保険料控除は遺族保障等を対象とし 旧契約に係る一般生命保険料控除は遺族保障 介護保障 医療保障等を対象としている ( 1)1 3は別枠である ( 2) 複数の契約がある場合の各保険料控除の合計適用限度額 新契約のみの場合 : 上限 2.8 万円 旧契約のみの場合 : 上限 3.5 万円 新旧契約両方の場合 : 上限 2.8 万円 介護保険料と生命保険料と年金保険料の合算 : 上限 7 万円 ( 3)4 と5は別枠である 損害保険契約等には 一定の偶然の事故によって生ずることのある損害を補てんする損害保険契約等のほか 身体の傷害に基因して保険金が支払われる保険契約で 生命保険会社等または損害保険会社等と締結したもの ( いわゆる第三分野の保険契約 ) も含まれる 納税者が勤労学生の場合 26 万円 勤労学生とは 前年の合計所 得金額が65 万円以下であるな ど一定の者 1 控除対象配偶者がいる場合 2 老人控除対象配偶者がいる場合 納税者の前年の合計所得金額が 1,000 万円以下で 生計を一にする配偶者がいる場合 配偶者の前年の合計所得金額により区分 33 万円 38 万円 次の表を参照 控除対象配偶者とは 納税者と生計を一にする配偶者で 前年の合計所得金額が 38 万円以下の者 59
民税退職所得に対する民税の特別徴収 扶養控除 60 1 控除対象扶養親族 2 特定扶養親族 3 老人扶養親族 4 同居老親等 配偶者の収入金額と配偶者控除 配偶者特別控除の額 ( 所得割 ) 配偶者の収入金額 ( 給与収入 ) 配偶者控除の額配偶者特別控除の額 103 万円以下 33 万円 0 103 万円超 110 万円未満 0 33 万円 110 万円以上 115 万円未満 0 31 万円 115 万円以上 120 万円未満 0 26 万円 120 万円以上 125 万円未満 0 21 万円 125 万円以上 130 万円未満 0 16 万円 130 万円以上 135 万円未満 0 11 万円 135 万円以上 140 万円未満 0 6 万円 140 万円以上 141 万円未満 0 3 万円 141 万円以上 0 0 配偶者の収入金額は給与所得控除額 ( 上記金額の場合は 65 万円 ) を差し引く前の金額です 民税所得割は 原則として前年所得課税が行われますが 退職所得については 退職金の支給時に特別徴収が行われ 課税が完結します ( これを現年所得課税といいます ) 退職所得に対する民税の特別徴収額は 下表の計算式により算出されます 退職所得に対する民税の特別徴収額 市町村民税退職所得金額 6% 道府県民税退職所得金額 4% 1 人につき 33 万円 1 人につき 45 万円 1 人につき 38 万円 1 人につき 45 万円 基礎控除すべての納税者 33 万円 1 表中の 合計所得金額 については 39ページのCheck Point! を参照して下さい 2 表中の 総所得金額等 とは 合計所得金額に損失の繰越控除を適用して計算した金額です 市町村民税 道府県民税のいずれも 100 円未満の端数は切捨てとなります 控除対象扶養親族とは 扶養親族のうち 年齢が 16 歳以上の者 特定扶養親族とは 控除対象扶養親族のうち 年齢が 19 歳以上 23 歳未満の者 税額控除 配当控除 総所得金額に配当所得が含まれているとき ( すなわち 配当を確定申告し 総合課税を選択したとき ) に認められます 株式の配当の最大 2.8% 公募株式投資信託の収益分配金の最大 1.4% に相当する金額がそれぞれ税額から控除されます なお 配当所得を加算した課税総所得金額が1,000 万円を超える場合には 1,000 万円を超える部分に相当する金額に対して 控除率が1/2になります また 公募株式投資信託のうち 投資信託約款に記載されている株式以外の資産や外貨建資産の運用割合が高いものについても 控除率が低くなります 調整控除 宅ローン減税民税における宅ローン減税は 平成 11 年 18 年及び平成 21 年 31 年の ( 注間 ) に宅ローン減税の適用を開始している納税者について 平成 20 年度 41 年度の民税に適用されます ( 注 ) 平成 19 年 20 年に宅ローン減税の適用を開始した納税者については 民税からの 外国税額控除納税者が外国に源泉のある所得を有し 日本の所得税や民税に相当する外国の税を課されたときは 一定の要件のもとにその外国税額が控除されます 詳細は43ページをご覧下さい 調整控除 ( 人的控除額の差に基づく負担調整措置 ) 平成 19 年度の税源移譲に伴い生じる所得税と民税の人的控除額の差に基づく負担増を調整するため 民税では調整控除が設けられています 人的控除とは 納税者本人やその家族の税負担力を考慮して認められる所得控除のことで 例えば 基礎控除 配偶者控除 扶養控除などのことです 1 民税の課税所得金額が200 万円以下の場合次のa. またはb. のいずれか小さい額の5% を控除 a. 所得税と民税の人的控除額の差の合計額 b. 民税の課税所得金額 2 民税の課税所得金額が200 万円超の場合次の金額 ( 算出された金額が5 万円未満の場合は5 万円とします ) の5 % を控除 ( 所得税と民税の人的控除額の差の合計額 ) ( 民税の課税所得金額 200 万円 ) 寄附金税額控除都道府県 市区町村や一定の団体等に寄附した金額がある場合 民税の寄附金税額控除の適用があります 控除の対象となる寄附金には 次のようなものがあります 控除ではなく 15 年の控除制度を選択可とすることで調整がとられました 61
民税 1 公益法人などに対する寄附金で一定の要件を満たすものとして 財務大臣が指定したもの 2 公益社団 財団法人 学校法人 社会福祉法人などに対する寄附金 3 国税庁長官の認定を受けたNPO 法人 ( 認定 NPO 法人 ) に対する寄附金具体的な控除額は次のとおりです 控合わせて 総所得金額等の30% となりま除対象となる寄附金の限度額は⑴ ⑶をす 寄附金税額控除 ⑴ 都道府県 市区町村に対する寄附 ( いわゆるふるさと納税 ) 次の1と2の合計額 1 都道府県 市区町村に対する寄附金額 2,000 円 10% 2 都道府県 市区町村に対する寄附金額 2,000 円 90% 0 45%( 寄附者に適用される所得税の限界税率 ) ( 民税所得割の2 割が上限となります ) 1 上記 2の税額控除を特例控除とよび 都道府県 市区町村に寄附された金額のうち 2,000 円を超える部分について 個人民税所得割の2 割を上限として 所得税と合わせてほぼ全額が控除されます 2 平成 26 年度以後 平成 50 年度までの各年度に限り 特別控除額の算定に用いる所得税の限界税率に 当該所得税の限界税率に復興特別所得税率 (2.1%) を乗じて得た率を加算する措置が講じられています ⑵ 所地の都道府県共同募金会及び所地の日本赤十字社支部に対する寄附 寄附金額 2,000 円 10% ⑶ 各都道府県 市区町村が条例により指定した控除対象寄附金 1 所地の都道府県が指定した控除対象寄附金の場合 ( 道府県民税額から控除 ) 寄附金額 2,000 円 4% 2 所地の市区町村が指定した控除対象寄附金の場合 ( 市町村民税額から控除 ) 寄附金額 2,000 円 6% ふるさと納税ワンストップ特例制度とは ふるさと納税ワンストップ特例制度とは 確定申告の不要な給与所得者がふるさと納税を行う場合に 確定申告することなく寄附金控除を受けることができる制度です 平成 27 年 4 月 1 日以後のふるさと納税が対象です この特例の利用には ふるさと納税先の自治体数が5 団体以内で 寄附の際に納税先に対し 特例の適用を受ける旨の申請を行うことが必要です 控除の方法は 所得税控除相当額を含めた全額について ふるさと納税を行った翌年度の個人民税が減額されます ( 所得税からは控除されません ) 62 なお 医療費控除を受けるなど確定申告をする場合には この制度の適用を受けられないため 注意する必要があります 民税の納税 民税の申告が必要な人 前年の所得が給与所得のみの人や公的年金等にかかる所得のみの人は 原則として申告を行う必要はありません また 所得税の申告書を提出した人は民税の申告書を提出したものとみなされますので 別途民税の申告を行う必要はありません 給与所得者であっても 前年に家賃収入など給与所得以外の所得がある場合には 申告を行う必要があります 所得税 民税の徴収方法 民税の徴収方法には 普通徴収と特別徴収があります 普通徴収は 市区町村が税額を計算し 納税通知書と納付書を送付して徴収する方法です 納税者は通常 6 月 8 月 10 月 翌年 1 月の各納期限に分けて金融機関の窓口や口座振替などで納めます これに対して サラリーマンなどの給与所得者の場合は 通常 給与からの天引きの形で民税が徴収されます また 年金所得者に対しては 年金からの天引きで民税が徴収されます これらの方法を特別徴収といいます 給与所得者の場合 給与の支払者からの報告に基づいて課税され 6 月 翌年 5 月までの給与から天引きが行われます ( 賞与からの天引きはありません ) 所 では 給与所得や公的年金による所得以外の所得が20 万円以下であれば 申告の義務はありませんが 民税では申告が必要です 申告書の提出先は 所得の生じた年の翌年の1 月 1 日現在において所のある市区町村の役所の税金窓口になります なお 民税の申告期限は所得税と同様 所得の生じた年の翌年の3 月 15 日です が変わった場合は勤務先へ 勤務先が変わった場合には新しい勤務先へ届け出る必要があります また給与所得者の給与所得以外の所得に関する民税については 確定申告の際に指定すれば 特別徴収ではなく普通徴収で納めることもできます 普通徴収を選択した場合 特別微収とは異なり 株式譲渡所得や配当など ( 確定申告した分 ) の給与所得以外の所得について 勤務先に通知されることはありません 年金所得者への民税の特別徴収は 4 月 6 月 8 月 10 月 12 月 翌年 2 月の年金支給の際に年金から天引きされる形で行われます ( 詳しくは 次の Check Point! を参照してください ) 63
公的年金からの民税の特別徴収制度 公的年金からの民税の特別徴収制度の概要は 以下の通りです (1) 特別徴収の対象者 前年中に公的年金等の支払を受けた者であって かつ 当該年度の初日にお いて国民年金法に基づく老齢基礎年金等 ( 老齢等年金給付 ) の支払いを受けて いる 65 歳以上の者 ( 特別徴収対象年金所得者 ) (2) 特別徴収の対象税額 公的年金等に係る所得に係る所得割額及び均等割額 ( 対象税額 ) (3) 特別徴収の対象年金 老齢等年金給付 (4) 特別徴収義務者 老齢等年金給付の支払いをする者 ( 年金保険者 ) (5) 特別徴収に係る通知 市町村は 特別徴収を行うに当たって 老齢等年金給付の年額 対象税額等 の情報について 経由機関を通じて通知する (6) 徴収の方法 ( 徴収金額 ) 1 特別徴収対象年金所得者 ( すでに徴収されている者 ) 当該年度の4 月から9 月までの間の老齢等年金給付の支払いの際 当該年度の前年度の10 月から3 月までの間に徴収された額に相当する額 当該年度の10 月から翌年 3 月までの間の老齢等年金給付の支払いの際 ( 当該年度の公的年金等に係る所得割額等 ) ( 当該年度の4 月から9 月までの間に徴収された額 ) 2 新たに特別徴収対象年金所得者となった者 当該年度の6 月 8 月は以下の額の半分ずつを普通徴収にて納付します ( 当該年度の公的年金等にかかる所得割額等 ) ( 当該年度の10 月から翌年 3 月までの間に徴収すべき額 ) 当該年度の10 月から翌年 3 月までの間の老齢等年金給付の支払いの際 当該年度の公的年金等に係る所得割額等の1/2に相当する額 障害年金 遺族年金については非課税であり 民税の特別徴収は行われません ( 注 ) 平成 25 年度税制改正により 平成 28 年 10 月以後に実施する特別徴収について 主に次のような見直しが行われます ア 市町村が公的年金の支払をする際に徴収する仮特別徴収金額を 当該年金所得者に係る前年度分の個人民税のうち前々年中の公的年金等に係る所得に係る所得割額および均等割額の合算額の 1/2 に相当する額とする イ 次の場合においても 一定の要件の下 特別徴収を継続する 年金保険者に対して特別徴収税額を通知した後に特別徴収税額が変更された場合 賦課期日後 当該市町村の区域外に転出した場合 64