まれに過度の血圧低下を起こし ショック症状や一過性の意識障害 脳梗塞があらわれることがあるので そのような場合には投与を中止し 適切な処置を行うこと 3) 降圧作用に基づくめまい等があらわれることがあるので 高所作業 自動車の運転等危険を伴う機械を操作する際には注意させること 3. 相互作用本剤は主

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医薬品の適正使用に欠かせない情報です

クラリチンドライシロップ 1% クラリチン錠 10mg クラリチンレディタブ錠 10mg 第 1 部申請書等行政情報及び添付文書に関する情報 (7) 同種同効品一覧 シェリング プラウ株式会社

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アダラートCR錠10mg/錠20mg/錠40mg

Microsoft Word - ガイド新規案_アダラートカプセル_PTPシート差替_final_150908R.docx

3. 安全性本治験において治験薬が投与された 48 例中 1 例 (14 件 ) に有害事象が認められた いずれの有害事象も治験薬との関連性は あり と判定されたが いずれも軽度 で処置の必要はなく 追跡検査で回復を確認した また 死亡 その他の重篤な有害事象が認められなか ったことから 安全性に問

添付文書情報 の検索方法 1. 検索条件を設定の上 検索実行 ボタンをクリックすると検索します 検索結果として 右フレームに該当する医療用医薬品の販売名の一覧が 販売名の昇順で表示されます 2. 右のフレームで参照したい販売名をクリックすると 新しいタブで該当する医療用医薬品の添付文書情報が表示され

Ⅰ.概要に関する項目

葉酸とビタミンQ&A_201607改訂_ indd

「ガスメット錠10mg・20mg」「ガスメットD錠10mg・20mg」使用上の注意改訂のお知らせ

ータについては Table 3 に示した 両製剤とも投与後血漿中ロスバスタチン濃度が上昇し 試験製剤で 4.7±.7 時間 標準製剤で 4.6±1. 時間に Tmaxに達した また Cmaxは試験製剤で 6.3±3.13 標準製剤で 6.8±2.49 であった AUCt は試験製剤で 62.24±2

使用上の注意 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) 1 2X X 重要な基本的注意 1TNF 2TNF TNF 3 X - CT X 4TNFB HBsHBcHBs B B B B 5 6TNF 7 8dsDNA d

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2000年9月作成(新様式第1版)

ピルシカイニド塩酸塩カプセル 50mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにピルジカイニド塩酸塩水和物は Vaughan Williams らの分類のクラスⅠCに属し 心筋の Na チャンネル抑制作用により抗不整脈作用を示す また 消化管から速やかに

Microsoft Word エリンダシン使注意.doc

Microsoft Word - オーソ_201302_Final.docx

シプロフロキサシン錠 100mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにシプロフロキサシン塩酸塩は グラム陽性菌 ( ブドウ球菌 レンサ球菌など ) や緑膿菌を含むグラム陰性菌 ( 大腸菌 肺炎球菌など ) に強い抗菌力を示すように広い抗菌スペクトルを

より詳細な情報を望まれる場合は 担当の医師または薬剤師におたずねください また 患者向医薬品ガイド 医療専門家向けの 添付文書情報 が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています

改訂後 ( 下線 : 追加記載 ) 改訂前 ( 下線 : 削除 ) 使用上の注意 1) 腎障害のある患者 [ 高い血中濃度が持続するおそれがある ]( 用法 用量に関連する使用上の注意 の項参照 ) 2)~ 4) 現行のとおり テオフィリン リトナビル 中枢神経抑制剤アルコール ( 飲酒 ) ピルシ

Ⅰ. 改訂内容 ( 部変更 ) ペルサンチン 錠 12.5 改 訂 後 改 訂 前 (1) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本剤の作用が増強され, 副作用が発現するおそれがあるので, 併用しないこと ( 過量投与 の項参照) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本

1)~ 2) 3) 近位筋脱力 CK(CPK) 高値 炎症を伴わない筋線維の壊死 抗 HMG-CoA 還元酵素 (HMGCR) 抗体陽性等を特徴とする免疫性壊死性ミオパチーがあらわれ 投与中止後も持続する例が報告されているので 患者の状態を十分に観察すること なお 免疫抑制剤投与により改善がみられた

ロペラミド塩酸塩カプセル 1mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにロペラミド塩酸塩は 腸管に選択的に作用して 腸管蠕動運動を抑制し また腸管内の水分 電解質の分泌を抑制して吸収を促進することにより下痢症に効果を示す止瀉剤である ロペミン カプセル

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カルベジロール錠

ノルバスク錠 2.5mg ノルバスク錠 5mg ノルバスク錠 10mg ノルバスク OD 錠 2.5mg ノルバスク OD 錠 5mg ノルバスク OD 錠 10mg 患者向医薬品ガイド 2016 年 5 月作成 この薬は? 販売名 ノルバスク錠 2.5mg Norvasc Tablets 2.5m

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医薬品の添付文書等を調べる場合 最後に 検索 をクリック ( 下部の 検索 ボタンでも可 ) 特定の文書 ( 添付文書以外の文書 ) の記載内容から調べる場合 検索 をクリック ( 下部の 検索 ボタンでも可 ) 最後に 調べたい医薬品の名称を入力 ( 名称の一部のみの入力でも検索可能

用法 用量 発作性夜間ヘモグロビン尿症における溶血抑制 mg mg mg mg kg 30kg 40kg 20kg 30kg 10kg 20kg 5kg 10kg 1900mg mg mg mg

アムロジン(患者向医薬品ガイド)

2. 改訂内容および改訂理由 2.1. その他の注意 [ 厚生労働省医薬食品局安全対策課事務連絡に基づく改訂 ] 改訂後 ( 下線部 : 改訂部分 ) 10. その他の注意 (1)~(3) 省略 (4) 主に 50 歳以上を対象に実施された海外の疫学調査において 選択的セロトニン再取り込み阻害剤及び

カンデサルタン錠2mg「KN」・カンデサルタン錠4mg「KN」・カンデサルタン錠8mg「KN」・カンデサルタン錠12mg「KN」

あった AUCtはで ± ng hr/ml で ± ng hr/ml であった 2. バイオアベイラビリティの比較およびの薬物動態パラメータにおける分散分析の結果を Table 4 に示した また 得られた AUCtおよび Cmaxについてとの対数値

アムロジピンOD錠2.5mg・アムロジピンOD錠5mg・アムロジピンOD錠10mg「EMEC」

110607セチリジン5-1.indd

この薬は 体調がよくなったと自己判断して使用を中止したり 量を加減したりすると病気が悪化することがあります 指示どおりに飲み続けることが重要です この薬を使う前に 確認すべきことは? 次の人は この薬を使用することはできません 過去にインチュニブ錠に含まれる成分で過敏な反応を経験したことがある人 妊

改訂後 ⑴ 依存性連用により薬物依存を生じることがあるので 観察を十分に行い 用量及び使用期間に注意し慎重に投与すること また 連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により 痙攣発作 せん妄 振戦 不眠 不安 幻覚 妄想等の離脱症状があらわれることがあるので 投与を中止する場合には 徐々に

(2) 健康成人の血漿中濃度 ( 反復経口投与 ) 9) 健康成人男子にスイニー 200mgを1 日 2 回 ( 朝夕食直前 ) 7 日間反復経口投与したとき 血漿中アナグリプチン濃度は投与 2 日目には定常状態に達した 投与 7 日目における C max 及びAUC 0-72hの累積係数はそれぞれ

2. 徐放性機構 アンブロキソール塩酸塩徐放 OD 錠 45mg サワイ は 速放性顆粒及び徐放性顆粒からなるマルチ プルユニット型徐放口腔内崩壊錠です 錠剤が崩壊すると 速放性顆粒が溶解し その後 徐放性顆粒から徐々にアンブロキソールが溶 出していく機構です 速放性顆粒 苦味マスキング層 苦味マス

カルベジロール錠1.25mg/2.5mg/10mg/20mg「アメル」

相互作用DB

改訂後 用法 用量 用法 用量 カンデサルタン錠 2mg 4mg 8mg 12mg オーハラ の場合 高血圧症 高血圧症通常 成人には1 日 1 回カンデサルタンシレキセ通常 成人には1 日 1 回カンデサルタンシレキセチルとして4~8mgを経口投与し 必要に応じチルとして4~8mgを経口投与し 必

5_使用上の注意(37薬効)Web作業用.indd

患者向医薬品ガイド フィコンパ錠 2mg フィコンパ錠 4mg 2016 年 5 月作成 この薬は? 販売名 フィコンパ錠 2mg フィコンパ錠 4mg Fycompa Tablets 2mg Fycompa Tablets 4mg 一般名 ペランパネル水和物 Perampanel Hydrate


食欲不振 全身倦怠感 皮膚や白目が黄色くなる [ 肝機能障害 黄疸 ] 尿量減少 全身のむくみ 倦怠感 [ 急性腎不全 ] 激しい上腹部の痛み 腰背部の痛み 吐き気 [ 急性膵炎 ] 発熱 から咳 呼吸困難 [ 間質性肺炎 ] 排便の停止 腹痛 腹部膨満感 [ 腸閉塞 ] 手足の筋肉の痛み こわばり

この薬を使う前に 確認すべきことは? この薬を飲むと 前兆のない突発的睡眠 ( 前兆もなく突然眠る ) や傾眠 ( 眠気でぼんやりする ) があらわれることがあり この薬を飲んで自動車を運転し 突発的睡眠により自動車事故を起こした例が報告されています 突発的睡眠や傾眠などについて十分に理解できるまで

Microsoft Word - MMD配合散IF201212改訂.doc

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スライド 1

この薬を使う前に 確認すべきことは? 〇意識がもうろうとしたり 睡眠中の異常行動 ( たとえば夢遊症状 : 眠っているときに突然起き上がり 目が覚めているかのように歩き回ったりするなど ) があらわれることがあります また 眠りに入るまでの あるいは途中で目が覚めた時の出来事を記憶していないことがあ

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- 医薬品の適正使用に欠かせない情報です 必ずお読みください - 効能又は効果 用法及び用量の一部変更 使用上の注意改訂のお知らせ 平成 23 年 5 月 劇薬 処方せん医薬品 ( 注意 - 医師等の処方せんにより使用すること ) エタンブトール製剤 エタンブトール塩酸塩錠 このたび 標記製品の 効

ハイゼントラ20%皮下注1g/5mL・2g/10mL・4g/20mL

**2017 年 11 月改訂 ( 第 4 版一部包装規格の販売中止に基づく改訂 ) *2016 年 7 月改訂 貯法 : 室温保存 気密容器使用期限 : 外箱等に表示 規制区分 : 処方箋医薬品 注意 - 医師等の処方箋により使用すること 選択的 AT1 受容体ブロッカー日本薬局方バルサルタン錠

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2. 改訂内容 ( ) 自主改訂 オルメテック錠 5mg 錠 10mg 錠 20mg 錠 40mg 改訂後改訂前 3. 相互作用併用注意 ( 併用に注意すること ) 薬剤名等 リチウム製剤炭酸リチウム -2- 臨床症状 措置方法 血清カリウム値が上昇することがある 血中リチウム濃度が上昇し リチウム

効能 効果 用法 用量 の一部変更承認に基づく改訂 改訂後 ( 下線部 : 追記改訂箇所 ) 改訂前 効能 効果 効能 効果 本態性高血圧症 ( 軽症 ~ 中等症 ) 本態性高血圧症 ( 軽症 ~ 中等症 ) 腎実質性高血圧症 腎実質性高血圧症狭心症 狭心症次の状態で, アンジオテンシン変換酵素阻害

ベージニオ(アベマシクリブ)患者向医薬品ガイド

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減量・コース投与期間短縮の基準

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この薬は 体調がよくなったと自己判断して使用を中止したり 量を加減したりすると病気が悪化することがあります 指示どおりに飲み続けることが重要です この薬を使う前に 確認すべきことは? 次の人は この薬を使用することはできません 過去に DSPB に含まれる成分で過敏な反応を経験したことがある人 妊婦

2018 年 2 月作成 ( 第 1 版 ) 日本標準商品分類番号 貯法 室温保存 使用期限 外箱等に最終年月表示 慢性心不全治療剤処方箋医薬品注 ) 持続性高血圧 狭心症治療剤慢性心不全治療剤頻脈性心房細動治療剤注 ) 処方箋医薬品 承認番号 薬価収載 販売開始 1. 25mg:23

ビソプロロールフマル酸塩錠

デベルザ錠20mg 適正使用のお願い

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2. 性状クレストール錠 改訂後 ( 下線部は追加変更箇所 ) 2. 性状 改訂前 クレストール OD 錠 販売名 クレストール OD 錠 2.5mg クレストール OD 錠 5mg 剤形 淡黄色の円形の素錠 淡黄色の円形の素錠 外形表面 該当なし 外形裏面 外形側面直径 約 6mm 約 8mm 厚

注意欠陥 / 多動性障害治療剤 ( 選択的ノルアドレナリン再取り込み阻害剤 ) アトモキセチン塩酸塩カプセル 22100AMX AMX AMX AMX

Microsoft Word - LIA RMP_概要ver2.docx

反映改訂案_2018年11月更新_プラバスタチン錠「タナベ」)

モビコール 配合内用剤に係る 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 販売名 モビコール 配合内用剤 有効成分 マクロゴール4000 塩化ナトリウム 炭酸水素ナトリウム 塩化カリウム 製造販売業者 EA ファーマ株式会社 薬効分類 提出年月 平成 30 年 10 月 1.1. 安全

薬剤名等臨床症状 措置方法機序 危険因子 交感神経刺激剤 (β 刺激剤 ) イソプレナリン塩酸塩クレンブテロール塩酸塩ツロブテロール塩酸塩テルブタリン硫酸塩プロカテロール塩酸塩水和物等 ハロタン ケタミン塩酸塩 シメチジンメキシレチン塩酸塩プロパフェノン塩酸塩アミオダロン塩酸塩エノキサシン水和物ピペ

修正済_プラバスタチンNa塩錠5mg, 10mg「タナベ」)

スライド 1

患者向医薬品ガイド

患者向医薬品ガイド

Epilepsy2015

開発の経緯 ゲムシタビン点滴静注用 200mg 1g サンド は 後発医薬品として開発を企画し 規格及び試験方法を設定 加速試験を行い 平成 22 年 1 月に製造販売承認を取得した ( 薬食発第 号 ( 平成 17 年 3 月 31 日 ) に基づき承認申請 ) 製品の特徴及び有用

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タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg タペンタ 錠 100mg に係る 販売名 タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 有効成分 タペンタ 錠 100mg 製造販売業者 ヤンセンファーマ株式会社 薬効分類 821 提出年月 平成 30 年

(Microsoft PowerPoint - \203f\201[\203^\224\314\224\204_\203v\203\214\203[\203\223\216\221\227\277_ ppt)

記載データ一覧 品目名 製造販売業者 BE 品質再評価 1 マグミット錠 250mg 協和化学工業 2 酸化マグネシウム錠 250mg TX みらいファーマ 3 酸化マグネシウム錠 250mg モチダ 持田製薬販売 # 4 酸化マグネシウム錠 250mg マイラン マイラン製薬 # 5 酸化マグネシ

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アムロジピン錠2.5mg・5mg、OD錠2.5mg・5mg「あすか」

オクノベル錠 150 mg オクノベル錠 300 mg オクノベル内用懸濁液 6% 2.1 第 2 部目次 ノーベルファーマ株式会社


Microsoft Word - フェキソフェナジン塩酸塩錠(IF)335A docx

アトルバスタチンカルシウム口腔内崩壊錠

次の目的で処方されます ダニ抗原によるアレルギー性鼻炎に対する減感作療法 この薬は 体調がよくなったと自己判断して使用を中止したり 量を加減したりすると病気が悪化することがあります 指示どおりに飲み続けることが重要です この薬を使う前に 確認すべきことは? この薬を使用する前に ダニ抗原によるアレル

平 成 17 年 3 月

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IF

使用上の注意 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) 1) 肝障害又はその既往歴のある患者 アルコール中毒の患者 [ 本剤は主に肝臓において作用し代謝されるので 肝障害を悪化させるおそれがある また アルコール中毒の患者は 横紋筋融解症があらわれやすいとの報告がある ] 2) 腎障害

アムロODF IF

1. 医薬品リスク管理計画を策定の上 適切に実施すること 2. 国内での治験症例が極めて限られていることから 製造販売後 一定数の症例に係るデータが集積されるまでの間は 全 症例を対象に使用成績調査を実施することにより 本剤使用患者の背景情報を把握するとともに 本剤の安全性及び有効性に関するデータを

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Transcription:

2016 年 10 月改訂 ( 第 3 版 ) 2015 年 4 月改訂 日本標準商品分類番号 8 7 2 1 7 1 持続性 Ca 拮抗剤 / 高血圧 狭心症治療剤 注 1) 劇薬 処方箋医薬品 CR 錠 10mg CR 錠 20mg CR 錠 40mg NIFEDIPINE CR TABLETS ( 徐放錠 ) 貯法 : 室温 ( 開封後 ) 遮光保存使用期限 : 容器等に記載注意 : 取扱い上の注意 参照 承認番号 錠 10mg 錠 20mg 錠 40mg 22000AMX01298 22000AMX01299 22000AMX01153 薬価収載 2012 年 10 月 2012 年 10 月 2012 年 10 月 販売開始 2008 年 7 月 2008 年 7 月 2008 年 7 月 禁忌 ( 次の患者には投与しないこと ) 1. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 2. 妊婦 ( 妊娠 20 週未満 ) 又は妊娠している可能性のある婦人 ( 6. 妊婦 産婦 授乳婦等への投与 の項参照 ) 3. 心原性ショックの患者 [ 血圧低下により症状が悪化するおそれがある ] 1. 組成 販売名 有効成分 (1 錠中 ) 添加物 2. 製剤の性状 外 形 形 状 組成 性状 CR 錠 10mg CR 錠 20mg CR 錠 40mg 日本薬局方 10mg 20mg 40mg ヒプロメロース アンモニオアルキルメタクリレートコポリマー ポビドン タルク 軽質無水ケイ酸 ステアリン酸マグネシウム ヒドロキシプロピルセルロース マクロゴール エチルセルロース 低置換度ヒドロキシプロピルセルロース 酸化チタン 三二酸化鉄 CR 錠 10mg CR 錠 20mg CR 錠 40mg 帯赤灰色のフィルムコート錠 淡赤色のフィ ルムコート錠 淡赤褐色のフィルムコート錠大直径 (mm) 7.2 7.8 8.4 きさ厚さ (mm) 4.0 4.3 4.5 重量 (mg) 137 170.5 217 識別コード NT-252 NT-253 NT-254 効能 効果 高血圧症 腎実質性高血圧症 腎血管性高血圧症 狭心症 異型狭心症 用法 用量 高血圧症通常 成人にはとして20~40mgを1 日 1 回経口投与する ただし 1 日 10~20mgより投与を開始し 必要に応じ漸次増量する なお 1 日 40mgで効果不十分な場合には 1 回 40mg1 日 2 回まで増量できる 腎実質性高血圧症 腎血管性高血圧症通常 成人にはとして20~40mgを1 日 1 回経口投与する ただし 1 日 10~20mgより投与を開始し 必要に応じ漸次増量する 狭心症 異型狭心症通常 成人にはとして40mgを1 日 1 回経口投与する なお 症状に応じ適宜増減するが 最高用量は1 日 1 回 60mgとする 使用上の注意 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) 1) 大動脈弁狭窄 僧帽弁狭窄のある患者 肺高血圧のある患者 [ 血管拡張作用により重篤な血行動態の悪化を招くおそれがある ] 過度に血圧の低い患者 [ 更に血圧が低下するおそれがある ] 3) 血液透析療法中の循環血液量減少を伴う高血圧患者 [ 過度に血圧が低下するおそれがある ] 4) 重篤な腎機能障害のある患者 [ 急速な降圧等により腎機能が悪化するおそれがある ] 5) 重篤な肝機能障害のある患者 [ 血中濃度が上昇することがある また門脈圧が上昇するおそれがある ] 6) うっ血性心不全 ( 特に高度の左室収縮機能障害 ) のある患者 [ 心不全が悪化するおそれがある ] 7) 高齢者 ( 5. 高齢者への投与 の項参照 ) 2. 重要な基本的注意 1) カルシウム拮抗剤の投与を急に中止したとき 症状が悪化した症例が報告されているので 本剤の休薬を要する場合は徐々に減量し 観察を十分に行うこと また患者に医師の指示なしに服薬を中止しないように注意すること 注 1) 注意 - 医師等の処方箋により使用すること 1

まれに過度の血圧低下を起こし ショック症状や一過性の意識障害 脳梗塞があらわれることがあるので そのような場合には投与を中止し 適切な処置を行うこと 3) 降圧作用に基づくめまい等があらわれることがあるので 高所作業 自動車の運転等危険を伴う機械を操作する際には注意させること 3. 相互作用本剤は主にチトクローム P-450 3A4(CYP3A4) により代謝される 併用注意 ( 併用に注意すること ) 薬剤名等臨床症状 措置方法機序 危険因子 他の降圧剤 レセルピン メチルドパ水和物 プラゾシン塩酸塩等 β 遮断剤 アテノロール アセブトロール塩酸塩 プロプラノロール塩酸塩等 ジゴキシン シメチジン 相互に血圧低下作用を増強することがある 患者の状態を注意深く観察し 過度の血圧低下が認められた場合 本剤又は他の降圧剤を減量若しくは中止するなど適切な処置を行う 相互に作用を増強することがある 患者の状態を注意深く観察し 過度の血圧低下や心不全等の症状が認められた場合 本剤又は β 遮断剤を減量若しくは中止するなど適切な処置を行う ジゴキシンの血中濃度が上昇することがある ジゴキシン中毒症状 ( 悪心 嘔吐 頭痛 視覚異常 不整脈等 ) が認められた場合 症状に応じジゴキシンの用量を調節又は本剤の投与を中止するなど適切な処置を行う 本剤の血中濃度が上昇し 作用が増強されることがある 患者の状態を注意深く観察し 過度の血圧低下や頻脈等の症状が認められた場合 本剤を減量又はシメチジンの投与を中止するなど適切な処置を行う 薬理学的な相加 相乗作用によるものと考えられている 機序は完全には解明されていないが ジゴキシンの腎及び腎外クリアランスが減少するためと考えられている シメチジンが肝血流量を低下させ 本剤の肝ミクロソームでの酵素代謝を抑制する一方で 胃酸を低下させ 本剤の吸収を増加させるためと考えられている 薬剤名等臨床症状 措置方法機序 危険因子 ジルチアゼム トリアゾール系抗真菌剤 イトラコナゾール フルコナゾール等 リファンピシンフェニトインカルバマゼピン タクロリムス シクロスポリン 本剤の血中濃度が上昇し 作用が増強されることがある 患者の状態を注意深く観察し 過度の血圧低下等の症状が認められた場合 本剤を減量又はジルチアゼムの投与を中止するなど適切な処置を行う 本剤の血中濃度が上昇し 作用が増強されることがある 患者の状態を注意深く観察し 過度の血圧低下や浮腫等の症状が認められた場合 本剤を減量又はトリアゾール系抗真菌剤の投与を中止するなど適切な処置を行う 本剤の有効血中濃度が得られず 作用が減弱することがある 患者の状態を注意深く観察し 血圧上昇や狭心症発作の悪化等の症状が認められた場合 他剤への変更又はリファンピシン フェニトイン カルバマゼピンの投与を中止するなど適切な処置を行う タクロリムスの血中濃度が上昇することがある 患者の状態を注意深く観察し 腎機能障害等の症状が認められた場合 タクロリムスの用量を調節又は本剤の投与を中止するなど適切な処置を行う 歯肉肥厚があらわれやすいとの報告がある 患者の状態を注意深く観察し 歯肉肥厚が認められた場合 本剤又はシクロスポリンの投与を中止するなど適切な処置を行う 発現機序の詳細は不明であるが ジルチアゼムが本剤の肝代謝 ( チトクローム P-450 酵素系 ) 反応を抑制し クリアランスを低下させるためと考えられている 発現機序の詳細は不明であるが トリアゾール系抗真菌剤が本剤の肝代謝 ( チトクローム P-450 酵素系 ) 反応を抑制し クリアランスを低下させるためと考えられている リファンピシン フェニトイン カルバマゼピンにより誘導された肝薬物代謝酵素 ( チトクローム P-450) が本剤の代謝を促進し クリアランスを上昇させるためと考えられている 発現機序の詳細は不明であるが 本剤がタクロリムスの肝代謝 ( チトクローム P-450 酵素系 ) 反応を抑制し クリアランスを低下させるためと考えられている 発現機序の詳細は不明であるが 両剤の相加的な作用によるものと考えられている 2

薬剤名等臨床症状 措置方法機序 危険因子 HIV プロテアーゼ阻害剤 サキナビル リトナビル等 キヌプリスチン ダルホプリスチン 硫酸マグネシウム水和物 ( 注射剤 ) グレープフルーツジュース 本剤の AUC が上昇することが予想される 患者の状態を注意深く観察し 過度の血圧低下等の症状が認められた場合 本剤を減量するなど適切な処置を行う 本剤の血中濃度が上昇し 作用が増強されるおそれがある 患者の状態を注意深く観察し 過度の血圧低下等の症状が認められた場合 本剤を減量するなど適切な処置を行う 過度の血圧低下や神経筋伝達遮断の増強があらわれることがある ( 6. 妊婦 産婦 授乳婦等への投与 の項参照 ) 本剤の血中濃度が上昇し 作用が増強されることがある 患者の状態を注意深く観察し 過度の血圧低下等の症状が認められた場合 本剤を減量するなど適切な処置を行う またグレープフルーツジュースとの同時服用をしないように注意する 発現機序の詳細は不明であるが 本剤とこれらの薬剤の肝代謝酵素が同じ (CYP3A4) であるため 競合的に拮抗し 本剤の代謝が阻害される可能性があると考えられている キヌプリスチン ダルホプリスチンが CYP3A4 を阻害し 本剤のクリアランスを低下させるためと考えられている 併用により降圧作用や神経筋伝達遮断作用が増強されると考えられている グレープフルー ツジュースに含 まれる成分が CYP3A4 を阻害し 本剤のクリアランスを低下させるためと考えられている 4. 副作用本剤は 副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない 1) 重大な副作用 ( 頻度不明 ) 次のような副作用があらわれることがある このような副作用があらわれた場合には投与を中止し 適切な処置を行うこと (1) 紅皮症 ( 剥脱性皮膚炎 ) ( 無顆粒球症 血小板減少 (3) 肝機能障害 黄疸 AST(GOT) ALT(GPT) γ-gtp の上昇等を伴う肝機能障害や黄疸があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には投与を中止し 適切な処置を行うこと (4) 意識障害他の製剤で 血圧低下に伴う一過性の意識障害があらわれることがあるので 異常が認められた場合には投与を中止し 適切な処置を行うこと その他の副作用以下のような副作用があらわれた場合には 症状に応じ適切な処置を行うこと 種類 \ 頻度 頻度不明 肝 臓注 AST(GOT) 上昇 ALT(GPT) 上昇 γ-gtp 上昇 Al-P 上昇 LDH 上昇 黄 疸 種類 \ 頻度 頻度不明 腎臓注 BUN 上昇 クレアチニン上昇 循 環 器 顔面潮紅 熱感 のぼせ 潮紅 動悸 血圧低下 起立性低血圧 浮腫 ( 下肢 顔面等 ) 胸部痛注 頻脈 頻尿 発汗 悪寒 精神神経系 頭痛 めまい 倦怠感 眠気 不眠 脱力感 筋痙攣 四肢しびれ感 異常感覚 振戦 消 化 器 悪心 嘔吐 便秘 上腹部痛注 下痢 腹部不快感 口渇 胸やけ 食欲不振 鼓腸 過敏症注 口腔注 歯肉肥厚 代謝異常注 発疹 そう痒 光線過敏症 紫斑 血管浮腫 高血糖 血液注 血小板減少 貧血 白血球減少 呼吸器呼吸困難注 咳嗽 鼻出血 鼻閉 そ の 他 女性化乳房注 視力異常( 霧視等 ) 眼 痛 筋肉痛 関節痛 関節腫脹 勃起不 全 注 発現した場合には投与を中止すること 5. 高齢者への投与高齢者では一般に過度の降圧は好ましくないとされている ( 脳梗塞等が起こるおそれがある ) ので 高血圧症の高齢者に使用する場合には低用量 (10mg/ 日 ) から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること 6. 妊婦 産婦 授乳婦等への投与 1) 妊婦 ( 妊娠 20 週未満 ) 又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないこと [ 動物試験において 催奇形性及び胎児毒性が報告されている ] 妊娠 20 週以降の妊婦に投与する場合には 治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること [ 妊娠中の投与に関する安全性は確立していない ] 投与に際しては 最新の関連ガイドライン等を参照しつつ 急激かつ過度の血圧低下とならないよう 長時間作用型製剤の使用を基本とし 剤形ごとの特徴を十分理解した上で投与すること また 母体や胎児及び新生児の状態を十分に観察し 過度の血圧低下や胎児胎盤循環の低下等の異常が認められた場合には適切な処置を行うこと [ 妊婦への投与例において 過度の血圧低下等が報告されている ] 3) 硫酸マグネシウム水和物の注射剤を併用する場合には 血圧等を注意深くモニタリングすること [ 併用により 過度の血圧低下や神経筋伝達遮断の増強があらわれることがある ] 4) 授乳中の婦人に投与することを避け やむを得ず投与する場合には授乳を中止させること [ 母乳中へ移行することが報告されている ] 7. 小児等への投与低出生体重児 新生児 乳児 幼児又は小児に対する安全性は確立していない 8. 過量投与 1) 徴候 症状過量投与に関する情報は少ないが 主要な臨床症状として過度の血圧低下等が引き起こされる可能性がある また肝機能障害があると症状が遷延することがある 3

処置本剤の急性中毒に対しては 通常 胃洗浄若しくは催吐 下剤及び活性炭の投与などの初期治療を行う 心電図や呼吸機能等のモニターを行いながら 下肢の挙上 また必要に応じて輸液 カルシウムの静注 昇圧剤の投与など積極的な支持 対症療法を行う なお 蛋白結合率が高いので 強制利尿 血液透析等は本剤の除去にはそれほど有用ではないと考えられる 9. 適用上の注意 1) 服用時本剤は割ったり 砕いたり すりつぶしたりしないで そのままかまずに服用させること [ 割ったり かみ砕 いたりして服用すると 血中濃度が高くなり 頭痛 顔面潮紅等の副作用が発現しやすくなる可能性がある ] 薬剤交付時 PTP 包装の薬剤は PTP シートから取り出して服用するよう指導すること [PTP シートの誤飲により 硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し 更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている ] 3) 製剤残渣内核のフィルムコーティング剤のエチルセルロースは水に不溶のため 糞便中にまれに錠剤の形状を残したまま排出されることがある 薬物動態 生物学的同等性試験 1) CR 錠 10mg CR 錠 10mg とのそれぞれ 1 錠 ( として 10mg) を クロスオーバー法により健康成人男子に空腹時及び食後に経口投与して血漿中濃度を測定した 得られた薬物動態パラメータ (AUC0 48hr Cmax) について 90% 信頼区間法にて統計解析を行った結果 log(0.80)~log(1.25) の範囲内であり 両剤の生物学的同等性が確認された 1) 空腹時投与 CR 錠 10mg 判定パラメータ AUC0 48hr Cmax (ng hr/ml) (ng/ml) 参考パラメータ Tmax MRT 174.8±95.3 11.5±5.9 6.1±3.7 14.7±2.4 ( 食後投与 血漿中濃度並びに AUC Cmax 等のパラメータは 被験者の選択 体液の採取回数 時間等の試験条件によって異なる可能性がある CR 錠 20mg CR 錠 20mg とのそれぞれ 1 錠 ( として 20mg) を クロスオーバー法により健康成人男子に空腹時及び食後に経口投与して血漿中濃度を測定した 得られた薬物動態パラメータ (AUC0 48hr Cmax) について 90% 信頼区間法にて統計解析を行った結果 log(0.80)~log(1.25) の範囲内であり 両剤の生物学的同等性が確認された 空腹時投与( 錠剤 20mg) 333.6±151.8 26.6±12.9 4.2±2.5 12.6±3.7 食後投与 CR 錠 20mg CR 錠 20mg ( 錠剤 20mg) (1) 空腹時投与 判定パラメータ AUC0 48hr Cmax (ng hr/ml) (ng/ml) 参考パラメータ Tmax MRT 315.2±124.8 26.2±12.4 3.1±2.6 13.4±3.4 432.7±297.3 49.5±30.8 4.5±2.4 11.3±3.7 428.5±257.2 49.8±29.1 5.4±2.8 10.2±2.5 ( 空腹時投与 :Mean±S.D.,n=19) ( 食後投与 :Mean±S.D.,n=19) ( 錠剤 10mg) 199.4±131.5 12.0±5.0 5.8±4.1 13.4±3.6 食後投与 CR 錠 10mg ( 錠剤 10mg) (1) 空腹時投与 205.1±95.9 22.4±14.0 5.1±2.4 11.4±3.2 204.0±79.1 21.9±11.1 5.8±2.3 10.8±2.1 ( 空腹時投与 :Mean±S.D.,n=20) ( 食後投与 :Mean±S.D.,n=19) 4

( 食後投与 ( 食後投与 血漿中濃度並びに AUC Cmax 等のパラメータは 被験者の選択 体液の採取回数 時間等の試験条件によって異なる可能性がある 3) CR 錠 40mg CR 錠 40mg とのそれぞれ 1 錠 ( として 40mg) を クロスオーバー法により健康成人男子に空腹時及び食後に経口投与して血漿中濃度を測定した 得られた薬物動態パラメータ (AUC0 48hr Cmax) について 90% 信頼区間法にて統計解析を行った結果 log(0.80)~log(1.25) の範囲内であり 両剤の生物学的同等性が確認された 3) 空腹時投与( 錠剤 40mg) 742.4±275.1 52.3±19.7 3.0±2.8 14.6±3.0 食後投与 CR 錠 40mg CR 錠 40mg ( 錠剤 40mg) (1) 空腹時投与 判定パラメータ AUC0 48hr Cmax (ng hr/ml) (ng/ml) 参考パラメータ Tmax MRT 794.4±369.2 54.0±13.7 2.2±1.6 14.8±2.8 957.1±401.2 79.1±25.0 5.5±3.0 12.8±3.2 948.6±306.1 80.8±21.5 4.5±1.0 13.3±1.6 ( 空腹時投与 :Mean±S.D.,n=20) ( 食後投与 :Mean±S.D.,n=20) 血漿中濃度並びに AUC Cmax 等のパラメータは 被験者の選択 体液の採取回数 時間等の試験条件によって異なる可能性がある 薬効薬理 ジヒドロピリジン系 Ca 拮抗薬 膜電位依存性 L 型カルシウムチャネルに特異的に結合し 細胞内へのカルシウムの流入を減少させることにより 冠血管や末梢血管の平滑筋を弛緩させる 非ジヒドロピリジン系カルシウム拮抗薬 ( ベラパミルやジルチアゼム ) と比較すると 血管選択性が高く 心収縮力や心拍数に対する抑制作用は弱い 4) 有効成分に関する理化学的知見 一般名 : (Nifedipine) 化学名 :Dimethyl 2,6-dimethyl-4-(2-nitrophenyl)-1,4- dihydropyridine-3,5-dicarboxylate 分子式 :C17H18N2O6 分子量 :346.33 融点 :172~175 構造式 : 性 状 : 黄色の結晶性の粉末で におい及び味はない アセトン又はジクロロメタンに溶けやすく メタノール エタノール (95) 又は酢酸 (100) にやや溶けにくく ジエチルエーテルに溶けにくく 水にほとんど溶けない 光によって変化する 取扱い上の注意 安定性試験 1) CR 錠 10mg 最終包装製品を用いた長期保存試験 (25 相対湿度 60% 3 年間 ) の結果 外観及び含量等は規格の範囲内であり CR 錠 10mg は通常の市場流通下において3 年間安定であることが確認された 5) CR 錠 20mg 最終包装製品を用いた長期保存試験 (25 相対湿度 60% 3 年間 ) の結果 外観及び含量等は規格の範囲内であり CR 錠 20mg は通常の市場流通下において3 年間安定であることが確認された 6) 3) CR 錠 40mg 最終包装製品を用いた長期保存試験 (25 相対湿度 60% 3 年間 ) の結果 外観及び含量等は規格の範囲内であり CR 錠 40mg は通常の市場流通下において3 年間安定であることが確認された 7) 5

包装 CR 錠 10mg : 100 錠 (PTP) 500 錠 (PTP) CR 錠 20mg : 100 錠 (PTP) 500 錠 ( バラ ) 1,000 錠 (PTP) CR 錠 40mg : 100 錠 (PTP) 500 錠 (PTP バラ) 主要文献 1) ニプロ ( 株 ): 社内資料生物学的同等性試験 ( 錠 10mg) ニプロ ( 株 ): 社内資料生物学的同等性試験 ( 錠 20mg) 3) ニプロ ( 株 ): 社内資料生物学的同等性試験 ( 錠 40mg) 4) 第十七改正日本薬局方解説書 5) ニプロ ( 株 ): 社内資料安定性試験 ( 錠 10mg) 6) ニプロ ( 株 ): 社内資料安定性試験 ( 錠 20mg) 7) ニプロ ( 株 ): 社内資料安定性試験 ( 錠 40mg) 文献請求先 製品情報お問い合わせ先 主要文献欄に記載の社内資料につきましても下記にご請求ください ニプロ株式会社医薬品情報室 531-8510 大阪市北区本庄西 3 丁目 9 番 3 号 0120-226-898 FAX 06-6375-0177 C-1 6