させてい 1 学期には 交通安全教室を通し 自転車の乗り方や横断歩道の渡り方など社会におけ交通のルールを学んだまた 社会の学習において 家庭でゴミの分別をしていことに気付き ゴミの分別をすことが社会のルールであり そのルールによって健康が守られていということを知った体育の学習におけボール運動では サ

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第4学年道徳指導案

とができる児童が増えてきている 総合的な学習の時間の 私たちにできることは何だろう では 調べ学習や実際の車いす体験の学習を通して 相手の気持ちを考えて親切な行動をすることの大切さを学んできている 一方で 仲の良い友達には親切にできるが そうでない友達には同じように親切にできない児童がいる また 困

2年生学級活動(性に関する指導)指導案

ちよく教室で過ごすために 消しゴムのかすを落とさない ごみや落し物が無いように細かい指導もしてきた そのため 少しずつではあるが 児童の意識にも変化が見られ教室の床に落ちているものがなくなってきた この時期の児童は きまりを守らなければならないことは知っているし マナーやきまりを守らなければならない

まったり お互いに流されてしまい ルールを守れないこともある 修学旅行を控えたこの時期に 法やきまりの遵守 について学習し きまりの意義や守る意味を学習させることは 集団生活の中でルールを守る大切さに気付かせ 修学旅行でのルール決定などに対して意欲的に臨ませる事につながると考える (3) 資料の特質

道徳学習指導案

この時期の児童は 自己主張が強くなりがちである 友だちと意見がくい違うと 一方的に自分の意見が正しいと信じ込み 相手の立場や気持ちを受け入れようとしない場面が多々ある しかし 時間がたつと冷静に判断でき どうすべきなのかわかるときもある そこで 自分と異なる意見にも耳を傾け 相手の立場や気持ちを認め

(3) 教材について本教材は ピアノの稽古に一緒に行く約束をしたよし子とえり子の話である それぞれの思いで行動した結果 心がすれ違ってしまう どう考えて行動すればよかったのか 同じ出来事を二人がそれぞれの立場から書いた日記でそれぞれの思いを知ることができる そこで 本時では よし子の日記を読んで話し

第4章 道徳

3 第 3 学年及び第 4 学年の評価規準 集団活動や生活への関心 意欲態度 集団の一員としての思考 判断 実践 学級の生活上の問題に関心 楽しい学級をつくるために を持ち 他の児童と協力して意 話し合い 自己の役割や集団と 欲的に集団活動に取り組もう してよりよい方法について考 としている え 判

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

2 研究の歩みから 本校では平成 4 年度より道徳教育の研究を学校経営の基盤にすえ, 継続的に研究を進めてきた しかし, 児童を取り巻く社会状況の変化や, 規範意識の低下, 生命を尊重する心情を育てる必要 性などから, 自己の生き方を見つめ, 他者との関わりを深めながらたくましく生きる児童を育てる

第1学年5組 道徳学習指導案

[ⅱ] その時の気持ちを教えてください 悔しい ばれない 先生に見つかったらやばい とてもいやな気持ち 不安 焦り これくらい破ってもいいかな 怒られるのがいや 2 あなたは今までに 誘惑に負けそうになりながらもルールやきまりを守ることができたことはありますか [ⅰ] どんな状況でしたか 友達にいけ

1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

(3) 資料について本資料は混雑したお店で孫が積んである段ボールを崩してしまい困っているおばあさんの代わりに わたし とその友達の友子が 整理していると 事情の知らない店員に叱られてしまう その後 おばあさんにお礼を言われたが わたし と友子はすっきりしないで帰る 数日後 店員からお詫びの手紙が来た

いとする価値 生命の尊さ と自己の生き方との関わりについて, さらに考えを深める時間としたい これは, 内容項目 生命の尊さを知り, 生命あるものを大切にすること に関する学習を道徳の時間を要にし, 関連する各教科 領域または日常生活と組み合わせて作成したものである 導入では, 生命に関する価値を確

なぜ マナーを守らなければならないと思いますか 周りの人に迷惑をかけないため 25 社会で通用しないから 3 他人に不快な思いをさせないため 12 常識だから 3 社会が成り立たないから 6 お互いが気持ちよくなるため 3 事件や事故にあわないため 6 わからない 24 恥をかくから 6 きまりだか

平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

必要性 学習指導要領の改訂により総則において情報モラルを身に付けるよう指導することを明示 背 景 ひぼう インターネット上での誹謗中傷やいじめ, 犯罪や違法 有害情報などの問題が発生している現状 情報社会に積極的に参画する態度を育てることは今後ますます重要 目 情報モラル教育とは 標 情報手段をいか

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考え 主体的な学び 対話的な学び 問題意識を持つ 多面的 多角的思考 自分自身との関わりで考える 協働 対話 自らを振り返る 学級経営の充実 議論する 主体的に自分との関わりで考え 自分の感じ方 考え方を 明確にする 多様な感じ方 考え方と出会い 交流し 自分の感じ方 考え方を より明確にする 教師

Microsoft Word - 24授業実践.docx

内容 児童 経験したことや調べたことから選んで話す 内容 ( 考え ) を分かりやすく話す はっきりした発音で声の大きさを考えて話す 丁寧な言葉を使って話す 相手の顔を見ながら話す 大事なこと

意見にも なぜそう考えるのか根拠を示した上で 相手にきちんと伝えることなどを指導してきた 道徳の授業においては 相手の立場や気持ちを考え 広い心で人の過ちを許そうとする心情を育てたいと考え 6 月に お別れ会 2 -( 4 )( 学研 ) を行った 児童は 自分を見つめる場面で 友だちが一緒に遊びに

他人に迷惑をかけないように気をつけること また 自もみんなも気持ちよくくらすために約束やきまりがあることに気付かせ実践的態度へとつなげたい (3) 資料について雨上がりの公園でたかしたちは 公園のベンチに泥の付いた靴のままあがって紙飛機を飛ばして夢中で遊んでいた しばらくして 女の子がそのベンチに座

第1学年2組 道徳学習指導案

3. ➀ 1 1 ➁ 2 ➀ ➁ /

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

3 各エキスパートグループを解体し 一人ずつ組み合わせて新たなグループを作り 意見を統合し問いに対する新たな答えを出す ( ジグソー活動 ) 4 最後に 各ジグソーグループで考えた自分達の答えを全体で交換し合い 一人一人が 様々な答えから自分で最も納得のいく 言い方 表現 を拾って 納得できる答えを

生徒自身, 思いやりをもった行動ができたと感じていても, 相手の立場に立った行動になっていないこともあるこのキャストの心情を考えることで, 相手の気持ちや立場に共感し, 相手のことを考えた上でキャストがとった思いやりある行動, 親切な行為を学ばせたい (4) 生徒の実態と関わらせた指導の方策 ( 指

よって 体に障害がある人を かわいそう 大変だ と思うのではなく 仲間として相手を思いやりながら生活する大切さを学んだ 体育の学習では 1 学期にキャッチバレーボールを 2 学期には サッカー型ゲームやバスケットボール型ゲームを学習した その際 児童が伸び伸びと活動しお互いを認め合えるようなチーム作

りを守っていないから 6 名, 自分も他の人も困るから みんなと楽しく過ごすことが大切だと思うから 各 4 名, 悪いことをしていると思うから 3 名であり, 比較的高い価値観で判断している その一方で, イ ~ オを選択した児童の多くが自分にとって都合がよいからやいじめられるから, または自分の楽

(1) 道徳学習指導案と総括 第 5 6 学年道徳学習指導案 平成 26 年 11 月 28 日 ( 金 ) 5 年 2 名 ( 男子 1 名 女子 1 名 ) 6 年 2 名 ( 男子 0 名 女子 2 名 ) 授業者渡辺昌幸 1. 主題名きまりに厳しく 高 4-(1) 2. ねらい法やきまりの意

小学校国語について

教育調査 ( 教職員用 ) 1 教育計画の作成にあたって 教職員でよく話し合っていますか 度数 相対度数 (%) 累積度数累積相対度数 (%) はい どちらかといえばはい どちらかといえばいいえ いいえ 0

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Ⅲ 目指すべき姿 特別支援教育推進の基本方針を受けて 小中学校 高等学校 特別支援学校などそれぞれの場面で 具体的な取組において目指すべき姿のイメージを示します 1 小中学校普通学級 1 小中学校普通学級の目指すべき姿 支援体制 多様な学びの場 特別支援教室の有効活用 1チームによる支援校内委員会を

第 1 学年国語科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 2 場所 八幡平市立西根中学校 1 年 2 組教室 学級 1 年 2 組 ( 男子 17 名女子 13 名計 30 名 ) 授業者佐々木朋子 1 単元名いにしえの心にふれる蓬莱の玉の枝 竹取物語 から 2 単元

「埼玉発世界行き」高校生留学奨学金交付要綱

主語と述語に気を付けながら場面に合ったことばを使おう 学年 小学校 2 年生 教科 ( 授業内容 ) 国語 ( 主語と述語 ) 情報提供者 品川区立台場小学校 学習活動の分類 B. 学習指導要領に例示されてはいないが 学習指導要領に示される各教科 等の内容を指導する中で実施するもの 教材タイプ ビジ

7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

第 4 学年 1 組 道徳学習指導案 平成 26 年 11 月 26 日 ( 水 ) 第 5 校時在籍児童数男子 18 名女子 17 名計 35 名指導者教諭新島さやか 1 主題名相手の立場に立った思いやり 内容項目 2-(2) 思いやり 親切 2 資料名 心の信号機 ( 学研 みんなのどうとく )

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4 研究主題との関連 自分を見つめ 友達の思いを大切にする子供の育成 道徳授業の充実を通して 研究主題に迫るために 4 年生では子供たちの目指すべき児童像を 自分の思いを見つめる子 友達の思いに気付く子とした また 目指すべき具体的な児童像を 資料の世界観に浸り 登場人物に自分を重ねながら登場人物の

3 児童の意識の流れ 友達の名前をおぼえよう みんなであそぼう 3 友達と名前カード を交換したよ 初めて お話できた 子がいるよ 友達が増えたよ 学校に行くのが楽しいな 他のクラスの子ともお友達になりたいな 握手すると心が あったかくなるね 学校たんけんをしよう 9 校長先生の お部屋があったよ

解答類型

中学校第 3 学年社会科 ( 公民的分野 ) 単元名 よりよい社会をめざして 1 本単元で人権教育を進めるにあたって 本単元は 持続可能な社会を形成するという観点から 私たちがよりよい社会を築いていくために解決すべき課題を設けて探究し 自分の考えをまとめさせ これらの課題を考え続けていく態度を育てる

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

勝ちにこだわるあまり, 他人の気持ちを考えない言動をする生徒がいたため, 全体指導を行った経緯もある 以上の事から, 中学校生活で様々な活動に一生懸命に取り組む中で, 思うようにいかず, 悔しい思いをする経験をした生徒が多いことがわかる 本学級の生徒がこの経験を生かし, さらに成長するためには, 悔

Microsoft Word - 社会科

7 月の 人の心にふれて では, 人に素直に親切にできた経験をふり返る ぼく の気持ちを考えることを通して, だれに対しても相手の立場に立って温かな心で接していこうとする心情を育てることをねらいとして取り組んだ 授業後には, 親切にしたいと心では思っていても行動に移すのは難しい でも思っているだけで

られる 日常の生活場面でも, そのことを裏付けるような行動が時折見られることがある (3) 教材について 1 教材名 手品師 出典 : 新しい道徳 6 東京書籍 2 価値 A-(2) 正直, 誠実 3 教材について本教材は, あまり売れない手品師が大劇場のステージに立てるチャンスを捨て, 男の子と交

う来なかった 翌々日の月曜日 あきらは じゅんに いいよ と返事をもらったのに どうしてこなかったのか と詰め寄った それに対して じゅんからは いいよ って 断ったじゃないか という返事が返ってきた という内容である ここでは 文字だけで思いを伝える難しさと 相手の立場をよく考えて情報を発信する大

第○学年 ○○科指導計画

3 本時のねらい 相手の立場を理解し 思いやりの心をもって温かく見守ろうとする心情を育てる 4 他の教育活動との関連 事前指導 ( 日常の指導 ) 当番係活動 仲間と協力して果たせるようにして 全員で取り組むことを大切にしてきた (5 月学校行事 ) 運動会 表現運動や応援合戦など 力を合わせて競技

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Microsoft Word - 0表紙みどり1.doc

41 仲間との学び合い を通した クラス全員が学習に参加できる 授業づくり自分の考えを伝え 友達の考えを聞くことができる子どもの育成 42 ~ペア グループ学習を通して~ 体育における 主体的 対話的で深い学び を実現する授業づくり 43 ~ 子どもたちが意欲をもって取り組める場の設定の工夫 ~ 4

Taro-10月22日道徳指導案.jtd

資料3 道徳科における「主体的・対話的で深い学び」を実現する学習・指導改善について

< 心の中でおうえんしながらそっと見守ったぼく > ぼくの状況 家に用事があったけれど じっとおばあさんを見ていた < 最初に声をかけたぼく > ぼくの状況 お母さんのお手伝いをする約束を果たすため 下校を急いでいた おばあさんの状況 不自由な足を一生懸命動かして坂を上っている この間より足どりが重

<小学校 生活科>

国語の授業で目的に応じて資料を読み, 自分の考えを 話したり, 書いたりしている

PowerPoint プレゼンテーション

(4) ものごとを最後までやり遂げて, うれしかったことがありますか (5) 難しいことでも, 失敗を恐れないで挑戦していますか

Taro-6年HP

人権教育の推進のためのイメージ図

ホームページ掲載資料 平成 30 年度 全国学力 学習状況調査結果 ( 上尾市立小 中学校概要 ) 平成 30 年 4 月 17 日実施 上尾市教育委員会

3 第 3 学年及び第 4 学年の評価規準 集団活動や生活への 集団の一員としての 集団活動や生活についての 関心 意欲 態度 思考 判断 実践 知識 理解 学級の生活上の問題に関心を 楽しい学級生活をつくるため みんなで楽しい学級生活をつ もち, 他の児童と協力して意欲 に話し合い, 自己の役割や

Microsoft Word - 提出論文 全0227docx.docx

Taro-4年 総合 指導案(最終)

道徳学習指導案

第 2 学年道徳学習指導案 平成 27 年 6 月 12 日 ( 金 ) 第 2 学年 2 組 34 名授業者川田聡子 1 主題名友達と助け合う心 2-(3) 信頼 友情 助け合い 2 資料名 森のともだち ( 出典 : 東京書籍 みんなたのしく ) 3 主題設定の理由 (1) ねらいとする価値につ

1 対象児童 省略 2 児童の実態 省略 発達障害 情緒障害通級指導教室自立活動学習指導案 コミュニケーションに課題のある児童の指導 平成 30 年 11 月 6 日 ( 火 ) 第 5 校時 3 指導観これまでに通級指導教室では 落ち着いた環境の中で 精神的安定を図り 本来持っている能力を発揮し


(3) 指導について本単元のねらいは 体の発育 発達について その一般的な現象や思春期の体の変化などについて理解できるようにすること 体をより良く発育 発達させるための生活のしかたについて理解できるようにすること である そのねらいを達成するため 児童が学習に興味 関心をもち 意欲的に取り組むことが

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3 指導方針 本主題は, 愛校心である 自分たちの学校のためにできることをしたい 自分たちの学校をよりよくしていきたい という気持ちを育てることや, よりよい玉諸小学校にするために自分たちに何ができるか ということを考えさせ, そのような態度を育てることが大切である 導入では, これまでの学校行事を

美術科指導案

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

いきたいと考える 第二に ビデオに撮ったインタビューの様子を繰り返し見て振り返ることで パターンに沿った質問だけでなく 自分なりの質問を考える活動に発展させていきたい そのために ビデオ視聴による振り返りを3 回行う また 自己評価だけでなく 他者評価により互いの良さを確認することで 話すことへの自

単元構造図の簡素化とその活用 ~ 九州体育 保健体育ネットワーク研究会 2016 ファイナル in 福岡 ~ 佐賀県伊万里市立伊万里中学校教頭福井宏和 1 はじめに伊万里市立伊万里中学校は, 平成 20 年度から平成 22 年度までの3 年間, 文部科学省 国立教育政策研究所 学力の把握に関する研究

社会科学習指導案

第 5 学年道徳学習指導案 研究主題 摂津市立鳥飼北小学校 指導者 一人ひとりの力を伸ばし 自尊感情を高め 互いに学び合える授業をめざす 1 正しく読み取る力を育成する 2 自尊感情を高め 道徳性を高める 研究仮説 Ⅰ 国語科の授業を中心に 読む 書く についての取り組みを行うことで 正しく読みとる

第 3 学年道徳学習指導案 1 主題名どうすることが正しいか 1-(3) 勇気 平成 27 年 9 月 11 日 ( 金 ) 第 3 学年 2 組 34 名 授業者久米亨 2 資料名 思いきって言ったらどうなるの? ( 出典 : 光文書院 ) 3 主題設定の理由 (1) ねらいとする価値について中学

とで児童に活動の見通しを持たせ, 自分で課題を立て情報を集め整理し, 発表する等に取り組めるようにしていきたい 調査計画の場面では, 目的に照らしてどのような調査をしていくことがよいのか児童にしっかりと考えさせたい 例えば, データはどう集めたらよいのか, アンケートを実施する場合には, 誰にアンケ

61.8%

2 教科に関する調査の結果 (1) 平均正答率 % 小学校 中学校 4 年生 5 年生 6 年生 1 年生 2 年生 3 年生 国語算数 数学英語 狭山市 埼玉県 狭山市 61.4

道徳科学習指導案 指導者 T1 重森恵美子 T2 毛利佐由理 1 日時平成 30 年 6 月 27 日 ( 水 )5 校時 2 学年第 1 学年 (16 名 ) 3 主題名 だれにでもおなじように [C 公正, 公平, 社会正義 ] 4 ねらい誰に対しても同じように接することがすてきであることに気づ

2 経年変化 ( 岡山平均との差の推移 ) (1) 中学校 1 年生で比較 ( 昨年度まで中学校 1 年生のみの実施のため ) 平成 26 年度平成 27 年度平成 28 年度平成 29 年度 国 数 語 学 基 礎 活 用 基 礎

4. 評価規準集団活動や生活への関心 意欲 態度学級や学校の生活の充実と向上にかかわる問題に関心をもち 他の児童と協力して自主的に集団活動に取り組もうとしている 集団の一員としての思考 判断 実践楽しく豊かな学級や学校の生活をつくるために話し合い 自己の役割や責任 集団としてのよりよい方法などについ

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越える強さがあった 運動が大好きだった佐藤さんは 大学生時代に病気が原因で片足を切断する手術を受ける しかしそのハンディに負けることなく 前向きに行動を続け 運動の喜びを味わい スポーツ選手として成功していく 苦境にある佐藤さんの心情に寄り添って考えさせることで 人間がもつ強さを感じ取らせ 苦境を乗

詳細に伝えるためにインタビューやアンケートを実施して情報を収集したりする活動を設定することにする 整理する 場面では,CM のテーマをもとに集めた情報の中から伝えたいことが受け手にしっかりと伝えることができる情報を選択する また, 選択肢した情報を加工しながら, 伝えたいことが伝わりやすい CM の

Microsoft Word - 24授業実践.docx

2 政治的教養を育むためのポイント 学級活動として行う集会活動は 休み時間の遊びとは異なります 単に楽しいことをやればよいのではなく めざす学級像の具体化など 目的意識をもてるようにします 何を目標として行うのか 準備から実行 振り返りまでの活動全体を見通して 提案理由 や めあて を考えることがで

平成 年度佐賀県教育センタープロジェクト研究小 中学校校内研究の在り方研究委員会 2 研究の実際 (4) 校内研究の推進 充実のための方策の実施 実践 3 教科の枠を越えた協議を目指した授業研究会 C 中学校における実践 C 中学校は 昨年度までの付箋を用いた協議の場においては 意見を出

Transcription:

第 4 学年 1 組 道徳学習指導案 平成 28 年 2 月 23 日 ( 火 ) 第 5 校時 在籍児童数 計 26 名 場 所 4 年 1 組教室 指導者 教諭 湯本美穂 1 主題名きまりの大切さを考え 規則の尊重 2 教材名 雨のバス停留所で ( 出典学研 みんなのどうとく 埼玉県版 ) 3 主題設定の理由 (1) ねらいとす道徳的価値について本主題は 中学年におけ内容項目の 規則の尊重 約束や社会のきまりの意義を理解し それらを守こと を深めことを意図したものであこれは 低学年の内容項目の 規則の尊重 約束やきまりを守り みんなが使う物を大切にすこと を受け さらに高学年の内容項目の 規則の尊重 法やきまりの意義を理解した上で進んでそれらを守り 自他の権利を大切にし 義務を果たすこと へと発展していくまた 中学校の 法やきまりの意義を理解し それらを進んで守とともに そのよりよい在り方について考え 自他の権利を大切にし 義務を果たして 規律あ安定した社会の実現に努めこと につながっていく児童が成長すことは 同時に社会や集団の様々な規範を身に付けていくことでもあそのために まず 約束やきまりを守ことができようにすことが必要であこの時期の子どもたちは 気の合う仲間や集団の中にきまりをつくり 自分たちの仲間や集団 自分たちで決めたことを大切にしようとすそのため 一般的なきまりや社会のきまりについて理解し それらを守ように指導すとともに 公共物や公共の場所におけ公徳を大切にす態度にまで広げていく必要があ自分さえよければよいという自己中心的な考えから抜け出し みんなのことを考えて行動しようとす気持ちを育て さらには きまりがあから守という消極的且つ受動的な姿勢から みんなのことを考えて迷惑をかけないといった積極的且つ能動的な姿勢を身に付けさせたいと思い 本主題を設定した (2) 児童の実態について本学級の児童は 全体としては学校のきまりを守ことができ本校では ノーチャイムで教育活動に取り組んでおり 児童自身が時計を見て行動す 4 月当初より 自分で時計を見て時間を守ことを指導してきたそのため 以前より 児童自身が時計を見て時間を守って授業が始ま前には席に着くことができていことが多くなったまた 井泉小学校の児童として進んで行うこと (10 奨 ) と やってはいけないこと (10 戒 ) を いいずみっ子宣言 として定め 朝の会や帰りの会で唱えさせていその中に やくそくやきまりを守ります やくそくはやぶりません という言葉があり それを合言葉に生活

させてい 1 学期には 交通安全教室を通し 自転車の乗り方や横断歩道の渡り方など社会におけ交通のルールを学んだまた 社会の学習において 家庭でゴミの分別をしていことに気付き ゴミの分別をすことが社会のルールであり そのルールによって健康が守られていということを知った体育の学習におけボール運動では サッカーやバスケットボールを通して 安全のきまりを守ことにより 正しく運動すことができことを学んだまた ルールを守ことで楽しく運動が出来ことを知った休み時間では 週一回全員で遊ぶ日を作り 全員が気持ちよく遊ぶためにはどうすればよいかを考えたその結果 遊びのルールを守ことにより 全員で気持ちよく遊ぶことができということを学び 4 月当初と比べて 全員がルールを守ことにより 楽しく遊ぶことが出来てい一方 きまりなどを知りながらも 順番を守れなかったり 教室移動をしたりすときに自分の都合を優先した行動をとってしまう児童もいまた 休み時間の遊びに夢中になり 授業開始時刻に遅れてしまう児童もいそこで きまりを守ことの意義をしっかりと理解させ みんなのことを考えたときにどうすべきかを話し合わせことで きまりを守ことの必要性や重要性について考えを深めさせたい (3) 教材について本教材では まず バスが見えて主人公がバス停に駆け寄った場面で 母親や 軒下に並んでい人から見た主人公の自己中心的な気持ちに共感させたい次に 母親に引き戻された主人公が バスに乗列に並んでい場面で 早く乗れない苛立ちとともに 何かいけないことをしたのかという疑問をもたせ最後に バスに乗り 主人公が母親の横顔を見てい場面で 自分勝手な行動が周りの人にどれだけ不快な思いをさせたのかを考えさせこれらの話合いを通して 集団や社会との関わりについて考えさせ きまりの意義を理解させたい

(4) 指導の工夫 1 子どもの主体的な参加を促すための工夫 学習課題を設定して 問題解決的な学習を展開すことで 児童が主体的に話し合えようにす 2 指導方法を多様化すための工夫 バスに座れなかったよし子 母親 軒下に並ぶ人たちの三つの対立す考えを分類して板書すことによって 話合いの視覚化を図 役割演技を取り入れことで よし子 お母さん 軒下で雨宿りしていた人たちのそれぞれの気持ちを考えさせことにより 公徳について考えを深めさせたい 4 研究主題とのかかわりと他の教育活動等との関連心豊かにかかわり 自他共によりよく生きようとす児童の育成 自己の生き方についての考えを深め道徳の時間の充実 = 道徳科への移行をふまえて= (1) 研究主題とのかかわり本主題では 人との関わりを意識させながら規則の尊重について学んでいく公徳を進んで大切にす態度は 社会生活を支え大切な価値の一つであ集団生活をす上で 一人一人が相手や周りの人の立場に立ちよりよい人間関係を築くことや 集団の向上のために守らなければならない約束やきまりの意義を十分に考えさせたい (2) 他の教育活動等との関連 (6 月 ) 交通安全教室 交通ルールや 自転車の乗り方を知 (5 6 月 ) 社会 みんながゴミの収集や分別を行うことで健康が守られていことを知 (10 月 ) 社会科見学 交通ルールや バスでの過ごし方 見学の約束を守って行動す 道徳の時間 (6 月 ) 教材名 道子の赤い自転車 社会には約束やきまりがあことを理解し それらをきちんと守ろうとす心を育て (2 月 )( 本時 ) 教材名 雨のバス停留所で 約束やきまりが必要な理由を考え 進んでみんなのことやまわりの状況を考えて きまりを守ろうとす判断力を高め (3 月 ) 教材名 かべにつけた手のあと 先生や学校の人々を敬愛し 明く楽しい学校をつくろうとす態度を育て ( 年間 ) 体育 安全のきまりを守ことにより 正しい運動ができ ルールを守ことにより 楽しく運動ができ 業間 昼休み時間 遊びのルールや使用割り当てに従いながら 時間を守って行動す 家庭 地域社会との連携 学級通信で道徳の授業内容や学級の児童の取り組みを知らせ 家庭でも 約束やきまり を守ことについて話題にしてもらう

5 本時のねらい 約束やきまりが必要な理由を考え 進んでみんなのことやまわりの状況を考えて きまりを 守ろうとす判断力を高め 6 学習指導過程 段階学習活動 ( 主な発問 ) 予想され児童の反応 指導上の留意点 評価時間 導入 気づく 1 社会のルールを守れていない写真を見せて 話し合う 気持ちよくない 他の人の迷惑にな 社会のルールを守れていない写真について話し合うことにより 価値への方向づけを図 3 きまりの大切さを考えよう 課題を設定し 課題に向かっ て主体的に話し合えよう にす ( ユニバーサルデザ インの視点 ) と 2 教材 雨のバス停留 登場人物 条件 情況をおさ 9 ら 所 の条件 情況知り え え 読み聞かを聞く 展 登場人物よし子 ( 主人公 ) 母親 軒下に並ぶ人たち 条件 情況 よし子はお土産を持って母親とバス停に並び バスを待つ 開 雨が降ってい 先にバス停に来ていた人たちは 雨宿りをすために軒下に並んでい バスが来と よし子は駆け出して先頭に並ぶ 深 3 よし子の気持ちを め 中心に話し合う バスが見えて よし子 バスが来てくれて良か バスに早く乗りたいという 3 はどんな気持ちでバ った よし子 の自己中心的な心 ス停に駆け寄ったの 早くバスに乗りたいな 情を感じ取らせ でしょう お土産が濡れてしまう お母さんの席も取ろう 意図 : 早くバスに乗って座りたいという誰もが抱く自 己中心的な気持ちに共感さ せことで 人間理解を深 め

母親に引き戻された よし子 役割演技を通して よし子 15 よし子は どんな気持 もたもたしていたら 母親 軒下に並ぶ人のそれぞ ちでバスに乗列に 私もお土産も雨に濡れて れの気持ちを考えさせこ 並んでいたのでしょ しまう とで 周りの人はよし子のこ う これじゃ バスに乗れ とをどう思うか感じ取らせ ない どうして先に乗っちゃ 三つの対立す考えを分類 いけないのみんなはバ して板書すことによって ス停に並んでいなかった 話合いの視覚化を図 ( ユ のに ニバーサルデザインの視点 ) 母親 先に来ていた人がい バス停での順番を守りなさい 軒下に並んでいた人たち 意図 : 軒下に人が並んでいたという情況を考えさせ ここにはどんなきまりがあかに気付かせことで 価値理解を図 先に並んでいたのに 順番を守らないなんて ずい バスに乗ったよし子は母親の横顔を見ながら何を考えていたのでしょうか そうか みんなは軒下でちゃんと並んでいたんだ 自分のことだけを考えてしまって恥ずかし 意図 : 自分勝手な行動が周りの人にどれだけ不快な思いをさせたのかを考えさせ 価値理解を図 5 い 母親の横顔を見ながら きま りに気付くよし子の心の動 きをとらえことができた か どうしてきまりはあ みんなが気持ちよく生 設定した課題について考え 2 のでしょうか 活すため 一人一人が自分なりの解を 出す 4 学習したことを振 5 り返り 規則について 見 考え つ きまりを守って生活 みんなのことを考えて 書く活動を取り入れて規則 め や学習ができてい きまりを守って生活を の尊重について考え か 振り返 すことができてい

たまに自分のことしか 考えられなくて 自分 意図 : 今までの生活できま 勝手な行動をしてしま りを守ことができていた うことがあこれか かを振り返り 規則の尊重 らは まわりのことを について考えさせ 考えて生活したい 規則の尊重について考え 今 後の生活で人のことを考え てきまりを守ろうとす意 欲が高まったか 終 あ 教師の説話を聞く 3.11 のときの英字新聞を た 見せ 末 た 価値に関す印象を深め 道 め 徳的実践への意欲付けを図 7 評価の観点 母親に引き戻された場面から きまりに気付くよし子の心の動きがとらえられたか きまりを守り 実践しようとす意欲を高めことができたか 8 板書計画 3 きまりは 横み何がいけないの顔? きまりは何であの? をば自見か分てりの こと んなが気持ちよく生活すためのもの 順番を抜かしてしまった 自分のことだけを考えてい て 恥ずかしい 何がいけないの? きまりは何であの? のに 先に並んでいた の 何がいけない う 雨にぬれちゃ バスが来た時 バスが来てくれて良かった 早くバスに乗りたい バスに駆け寄ったときの気持ち い 並 ん で 持 っ て お土産を 雨が降ってい い 待って バスを 並んで 軒下に 雨のバス停りゅう所で