7 果実の消費動向 2( 多様な消費者ニーズの動向 ) 消費者が生鮮果実を毎日は食べない理由として 買い置きできないことや価格 手間のほか 食べる食品が他にあることをあげている 食料支出に占める支出割合は 果物は減少傾向にあるが 菓子類や飲料は増加 消費者は 1 食べやすい 2 手頃な価格 3 日持

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2 カットフルーツについて (1) カットフルーツの取扱状況 - 果実の取扱いがある食品小売業者の5 割以上がこれまでにカットフルーツの取扱いがあると回答 - 果実の取扱いがある食品小売業者において カットフルーツの取扱状況について これまでに取扱いがあると回答した割合は54.8% であり このうち

平成 30 年 7 月 ~9 月期における果実の取扱高 ( 併載 : 平成 30 年上半期 (4 月 ~9 月期 ) 取扱高 ) 東京都中央卸売市場 Ⅰ 平成 30 年 7 月 ~9 月期東京都中央卸売市場における果実の取扱高 1 果実の入荷概況 (1) 気象概況 ( 気象庁 HP 日本の天候の特徴

第 3 節食料消費の動向と食育の推進 表 食料消費支出の対前年実質増減率の推移 平成 17 (2005) 年 18 (2006) 19 (2007) 20 (2008) 21 (2009) 22 (2010) 23 (2011) 24 (2012) 食料

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11 表 1 平成 5 野菜の 1a 当たり収量 及び ( 全国 ) 計 1 a 当たり収量 対前比 1 a 当たり収量 ( 参考 ) 対平均収量比 481,1 1,551, 11,451, 99 nc nc 根 菜 類 169,5 5,144, 4,6, 98 nc nc

系および黄色系は酸味と甘みが強く ジュー スや加熱調理用に使われる 日本では生食が 中心のため 桃色系が主流となっている 特 に 完熟させてから収穫できるように品種改 良された桃色系トマトである完熟系大玉トマ トが 現在では最も多く出回っている 作付面積 出荷量 単収の推移 平成 27 年の作付面積

Ⅰ 収穫量及び作柄概況 - 7 -

平成 30 年 (1 月 ~12 月 ) における果実の取扱高 東京都中央卸売市場 1 果実の入荷概況平成 30 年 (1 月 ~12 月 ) (1) 平成 30 年の気象概況 (2) 果実の取扱高概況 (3) 主要品目別の取扱金額の動向 2 国産果実の概況 (1) 1 月 ~3 月期の取扱実績 (

みかんの輸出 ( 生鮮及び乾燥したもの ) 門司税関の 2014 年輸出数量及び金額 全国第 1 位 平成 27 年 3 月 18 日 門司税関 はじめに 3 月になり 春の足音が聞こえてきますが まだまだ寒い日が続いています 寒い冬の日に コタツでみかんを食べるという日本人の姿はもはや遠い昔になり

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ビール系飲料の輸入

バナナの輸入 門司税関の 2016 年輸入金額過去最高 はじめに 大正後期 貿易港として発展していた門司港は 台湾バナナが大量に荷揚げされました 当時 輸送中に熟してしまったバナナをいち早く換金するため 露天商などが口上に工夫をこらして客を集め 売りさばいていたそうです この様子が全国に知られるよう

野菜産地と量販店の皆様へ 国民の健康志向の高まりとともに 野菜の栄養 機能性成分について情報提供を求める声が消費者や量販店から多く寄せられています 生鮮食品の栄養成分表示については 栄養表示基準 ( 健康増進法 ) の対象外 であるため 表示規制はないものの 栄養成分等の表示に関する基準や定めがない

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2. 食料自給率の推移 食料自給率の推移 我が国の食料自給率 ( 総合食料自給率 ) は 長期的に低下傾向で推移してきましたが 近年は横ばい傾向で推移しています (%) (H5 ) 43 7

千葉県 高品質サツマイモの安定供給による産地の強化 活動期間 : 平成 24 年度 ~ 継続中 1. 取組の背景千葉県の北総台地に位置する印旛 香取地域ではサツマイモ生産が盛んであり 当事務所では香取農業事務所と広域連携して サツマイモを中心とした露地野菜産地の振興を図っています 管内では 成田市東

沖縄県 生食用パインアップル産地の育成とブランド化 活動期間 : 平成 23 年度 ~ 継続中 1. 取組の背景国産パインアップルは 沖縄県の本島北部地域及び石垣島で生産が行われており 土壌酸度が低い酸性土壌の地域で栽培が行われてきた 生産された大部分は缶詰に加工されており 昭和 60 年には生産量

1 食に関する志向 健康志向が調査開始以来最高 特に7 歳代の上昇顕著 消費者の健康志向は46.3% で 食に対する健康意識の高まりを示す結果となった 前回調査で反転上昇した食費を節約する経済性志向は 依然厳しい雇用環境等を背景に 今回調査でも39.3% と前回調査並みの高い水準となった 年代別にみ

ニュースリリース

第 2 節 主要品目の需要 生産の現状と課題 ( 果実 ) 果実の需要は みかんの消費が昭和 55(1980) 年頃から 30 年間で3 分の1まで減少する一方 バナナの消費が2 倍に増加したり 加工品の消費が増加したりするなど し好やニーズの変化はあったものの 全体では長期的には横ばいで推移してい

牛乳および乳製品摂取量

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ビール系飲料の輸入

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6 学校給食での地場産物活用に当たっての課題 学校給食における市町村産食材等の利用に関する調査 において 市町村に対し 学校給食で地場産物の活用を促進する上での課題について 市町村産食材と道産食材について それぞれ伺ったところ 次のような結果となりました 学校給食への地場産食材利用促進上の課題 関係

H30年産そば方針

2 麦類 ( 子実用 ) (1) 4 麦計平成 24 4 麦の作付面積 ( 子実用 ) は26 万 9,5haで 前に比べて2,2ha(1%) 減少した ( 表 8) 麦種別には 二条大麦は前に比べて7ha(2%) 増加したものの 小麦 六条大麦及びはだか麦は前に比べてそれぞれ2,3ha(1%) 3

長野県主要農作物等種子条例 ( 仮称 ) 骨子 ( 案 ) に関する参考資料 1 骨子 ( 案 ) の項目と種子の生産供給の仕組み 主要農作物種子法 ( 以下 種子法 という ) で規定されていた項目については 長野県主要農作物等種子条例 ( 仮称 ) の骨子 ( 案 ) において すべて盛り込むこ

ニュースリリース 農業景況調査 : 景況 平成 3 1 年 3 月 1 8 日 株式会社日本政策金融公庫 平成 30 年農業景況 DI 天候不順響き大幅大幅低下 < 農業景況調査 ( 平成 31 年 1 月調査 )> 日本政策金融公庫 ( 略称 : 日本公庫 ) 農林水産事業は 融資先の担い手農業者

国産果実の生産動向と果物の消費動向県, 長崎県, 佐賀県の順となっている 生産量が増えている また, 青森県で育成され一時景気の良かったハウスミカンも, 度重なるた あおり27( 千雪 ), あおり15( 星の金貨 ), 原油高騰で生産量は激減し,2010 年で,2.8 万ト あおり21( 春明 2

公益目的支出計画実施報告

4 奨励品種決定調査 (1) 奨励品種決定調査の種類ア基本調査供試される品種につき 県内での普及に適するか否かについて 栽培試験その他の方法によりその特性の概略を明らかにする イ現地調査県内の自然的経済的条件を勘案して区分した地域 ( 以下 奨励品種適応地域 という ) ごとに 栽培試験を行うことに

日青協ニュース平成26年8月5日号No.807|一般社団法人 日本青果物輸入安全推進協会(日青協)

ビール系飲料の輸入

Ⅳ 第 2 次計画の目標 : 第 2 次計画で新たに設定した項目 府民主体 府民と行政と団体 行政と団体 1 内 容 新 規 栄養バランス等に配慮した食生活を送っている府民の割合 2 朝食欠食率 第 1 次計画策定時 35 現状値 第 2 次計画目標 第 2 次基本計画目標 24% 15% 60%

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花き産業の概要 1. 花きの動向 (1) 生産の動向 1 花き産業は 生産から中間流通 加工 小売まで広がりを持って展開しており うち花き農業の生産額は 順調に推移してきたものの 平成 10 年の6,345 億円をピークに減少傾向に推移しており 平成 20 年には4,012 億円となっている なお

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2214kcal 410g 9.7g 1 Point Advice

平成 29 年度 消費者の意識に関する調査 結果報告書 食品ロス削減の周知及び実践状況に関する調査 平成 30 年 3 月 消費者庁消費者政策課

の差については確認できないが 一般的に定温で流通している弁当の管理方法等についてアンケートにより調査した その結果 大部分の事業者が管理温度の設定理由として JAS 規格と同様に食味等の品質の低下及び微生物の繁殖を抑えることを挙げ 許容差は JAS 規格と同様に ±2 としていた また 温度の測定方

石川県水田フル活用ビジョン 1 地域の作物作付の現状 地域が抱える課題 水稲作付面積については 昭和 60 年の 37,700ha から 平成 25 年では 26,900ha と作付 面積で約 10,000ha 作付率で約 30% と大きく減少したものの 本県の耕地面積に占める水稲作 付面積の割合は

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第 4 章 地域における食育の推進 1 栄養バランスに優れた 日本型食生活 の実践 ごはんを中心に 魚 肉 牛乳 乳製品 野菜 海藻 豆類 果物 茶など多様な副食などを組み合わせて食べる 日本型食生活 は 健康的で栄養バランスにも優れている 農林水産省では 日本型食生活 の実践等を促進するため 消費

福岡県 福岡県果樹農業振興計画 目標年度平成 37 年度 計画期間平成 28~32 年度 平成 29 年 3 月 福岡県

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隔年結果

平成 28 年度 第 1 回境港市学校給食センター運営委員会 1 日時 : 平成 28 年 10 月 27 日 ( 木曜日 )10:00~ 2 場所 : 境港市学校給食センター研修室 3 内容 (1) 報告事項 1 平成 28 年度学校給食の実績について 2 学校給食センターの取組について 3 アイ

Microsoft Word - ☆5章1栄養.doc

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2) エネルギー 栄養素の各食事からの摂取割合 (%) 学年 性別ごとに 平日 休日の各食事からのエネルギー 栄養素の摂取割合を記述した 休日は 平日よりも昼食からのエネルギー摂取割合が下がり (28~31% 程度 ) 朝食 夕食 間食からのエネルギー摂取割合が上昇した 特に間食からのエネルギー摂取

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調査結果の主な利活用 食料 農業 農村基本計画における生産努力目標の策定及び達成状況検証のための資料 茶に関する生産振興に資する各種事業 ( 強い農業づくり交付金等 ) の推進のための資料 農業災害補償法 ( 昭和 22 年法律第 185 号 ) に基づく農業共済事業の適正な運営のための資料 累年デ

社団法人日本果汁協会 認定業務規程

国産粗飼料増産対策事業実施要綱 16 生畜第 4388 号平成 17 年 4 月 1 日農林水産事務次官依命通知 改正 平成 18 年 4 月 5 日 17 生畜第 3156 号 改正 平成 20 年 4 月 1 日 19 生畜第 2447 号 改正 平成 21 年 4 月 1 日 20 生畜第 1

米に関するマンスリーレポート 新潟県版 2018 年 12 月 今月の特集 1 米穀の需給及び価格の安定に関する基本指針 の見直しについて 農林水産省は 11 月 28 日に 米穀の需給及び価格の安定に関する基本指針 ( 以下 国の基本指針 ) の変更を行い 平成 31/32 年の主食用米等需要量を

Ⅱ りんご生産情報 1 果実肥大 作業の進み (1) 果実肥大 9 月 11 日現在の果実肥大は 概ね平年並みから平年を上回っている 果実肥大 (9 月 11 日現在 横径 :cm 平年比:%) 地 域 年 つがる ジョナゴールド ふ じ 本 年 黒 石 平 年 (

1. 沖縄県における牛肉の輸出動向 2015 年は 輸出額が過去最高 数量 金額 2015 年は数量が 18,424 KG( 前年比 97.0%) 金額が 87 百万円 ( 同 111.8%) となり 輸出額が過去最高を記録しました 沖縄県の輸出額シェアは 1.1% となっています 国別金額シェア

三条を召し上がれ 地産地消推進店へ行こう 三条市では 地産地消を進め 人もまちも元気な三条を実現するため 積極 的に地場農産物を使うお店を 三条市地産地消推進店 として認定しています 地産地消推進店には 認定証として Bon Appetit!! SANJO とかかれたプレー トが掲示してあります ぜ

めに必要な情報を提供するとともに 2 関係者一体となった契約栽培等の需要と直結した生産を推進していく また 生産者の収益性向上につながる地域の気候風土を活かした特色ある野菜等園芸作物への作付を促進し 産地づくりを進めていくため 生産者への作付誘導のインセンティブとなる産地交付金を戦略的に活用していく

* 平成 28 年 9 月期販促カレンダー * 日曜日青果関係の記念日その他行事 / 記念日 1 木 キウイの日 2 金 3 土 4 日 5 月 6 火 黒ニンニクの日 7 水 8 木 9 金 食べ物を大切にする日 親子でCOOKする日 10 土 11 日 12 月 13 火 14 水 市場休市 1

CSR の 5 つの重要課題 食とスポーツで心と体の元気を応援 基本的な 考え 方 貢献するSDGs CSR の5 つの重要課題 の中心的対象となる SDGs の目標 食とスポーツを手掛ける企業として 食育活動 食文化の普及 スポーツの振興などを通して心と 体の健康づくりに貢献しています スポーツと

26愛媛の普及原稿 軽 Ⅱ

15 表 1 平成 7 野菜の 1a 当たり収量 及び ( 全国 ) 計 品目 1 a 当たり収量 対前比 1 a 当たり収量 474,7 1,654, 11,66, 99 nc nc 根 菜 類 164,7 5,11, 4,49, nc だ い こ ん,9 4,6 1

果樹の生育概況

大分県農業共済組合 大分県農業共済組合作成 収入保険と既存制度の掛金及び補てん金の比較 ( 大分県 ) 品目 : 米 平均収入 100 万円作付面積 83a 単収 504kg/10a シナリオ 1 販売価格が 地域平均で シナリオ 2 販売価格が 個人のみで シナリオ 3 自然災害により 地域全体が

6-1 指定食肉 ( 豚肉及び牛肉 ) の安定価格肉用子牛の保証基準価格等算定概要 生産局 平成 27 年 1 月

資料 6-1 指定食肉 ( 豚肉及び牛肉 ) の安定価格肉用子牛の保証基準価格等算定概要 生産局 平成 27 年 12 月

2 作物ごとの取組方針 (1) 主食用米本県産米は 県産 ヒノヒカリ が 平成 22 年から平成 27 年まで 米の食味ランキングで6 年連続特 Aの評価を獲得するなど 高品質米をアピールするブランド化を図りながら 生産数量目標に沿った作付けの推進を図る また 平成 30 年からの米政策改革の着実な

07 SDGsとCSV演習

農山性化1 農山漁村の 6 次産業化の考え方 雇用と所得を確保し 若者や子供も集落に定住できる社会を構築するため 農林漁業生産と加工 販売の一体化や 地域資源を活用した新たな産業の創出を促進するなど 農山漁村の 6 次産業化を推進 現 状 農山漁村に由来する様々な地域資源 マーケットの拡大を図りつつ

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(2) 学校給食用物資の取扱予定数量 分類 平成 29 年度 平成 28 年度 増減 基本物資 ( 主食 ) 取扱数量 パン 17,476,000 食 17,861,000 食 385,000 食 米飯 82,894,000 食 82,695,000 食 199,000 食 めん類 9,900,00

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1 概 況

PowerPoint プレゼンテーション

( 権限の委任等 ) 第十五条内閣総理大臣は, この法律の規定による権限 ( 政令で定めるものを除く ) を消費者庁長官に委任する 2 及び3 略 4 この法律に規定する農林水産大臣の権限に属する事務の一部は, 政令で定めるところにより, 都道府県知事又は地方自治法 ( 昭和二十二年法律第六十七号

アレルギー疾患対策基本法 ( 平成二十六年六月二十七日法律第九十八号 ) 最終改正 : 平成二六年六月一三日法律第六七号 第一章総則 ( 第一条 第十条 ) 第二章アレルギー疾患対策基本指針等 ( 第十一条 第十三条 ) 第三章基本的施策第一節アレルギー疾患の重症化の予防及び症状の軽減 ( 第十四条

ビタミンAの機能 ビタミンが物質名でなければ ビタミンAの正体は何でしょう それはレチノールという物質です ビタミンAはレチノールとして 一日あたりの平均必要量や摂取推奨量が設定されていて それにはプロビタミン カロテノイドも含まれています 一般に ビタミンAが不足すると 目の網膜上で視神経に伝達す

第5回 農地・農村部会 資料 /8

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平成18年度

波及効果の具体的計算方法 直接効果の推計 1 ( 需要増加額の推計 ) 合計額 ( 単位 : 百万円 ) 開催運営費 10.0 来場者支出額 90.0 飲食費 0.6 交通輸送費 3.0 広報関連経費 1.5 施設 機器レンタル料 1.0 アルバイト人件費 1.6 警備料 2.3 宿泊費

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08-03月くらし-3.3

平成 30 年産一番茶の摘採面積 生葉収穫量及び荒茶生産量 ( 主産県 ) - 一番茶の荒茶生産量は前年産に比べ 12% 増加 - 調査結果 1 摘採面積主産県の摘採面積 ( 注 1) は2 万 7,800ha で 前年産に比べ 400ha(1%) 減少した 2 10a 当たり生葉収量主産県の 10

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トピックス

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社会・環境報告書2014 ハイライト

H24/08/00

2. 栄養管理計画のすすめ方 給食施設における栄養管理計画は, 提供する食事を中心とした計画と, 対象者を中心とした計画があります 計画を進める際は, それぞれの施設の種類や目的に応じて,PDCA サイクルに基づき行うことが重要です 1. 食事を提供する対象者の特性の把握 ( 個人のアセスメントと栄

スライド 1

2 保険者協議会からの意見 ( 医療法第 30 条の 4 第 14 項の規定に基づく意見聴取 ) (1) 照会日平成 28 年 3 月 3 日 ( 同日開催の保険者協議会において説明も実施 ) (2) 期限平成 28 年 3 月 30 日 (3) 意見数 25 件 ( 総論 3 件 各論 22 件

Transcription:

7 果実の消費動向 1( 消費動向の推移 ) 果実の供給純食料は ほぼ横ばいで推移 生鮮果実の購入数量が減少する一方で 加工品の購入数量が増加しているものと推測 生鮮果実では うんしゅうみかん りんご等の国産果実の購入数量が減少する一方で バナナの購入数量が増加傾向 1 人当たりの果実摂取量は 112g/ 日 ( 平成 25 年 ) に留まっており 世代別では 特に2~4 歳代で摂取量が少ない状況 1 年前と比較すると すべての世代で摂取量が減少しており 4~5 歳代の落ち込みが特に大きい 果実の1 人 1 年当たりの供給純食料 (kg/ 年 人 ) 45. 果物の需要 ( 生鮮 加工用別 ) ( 万トン ) 自給率 4.5% (%) 1, 1 3. 15. H5 H1 H15 H2 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 ( 概算 ) 資料 : 農林水産省 食料需給表 8 6 4 2 H5 H1 H15 H19 H2 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 資料 : 農林水産省 食料需給表 から園芸作物課で推計 8 6 4 2 輸入 257 国産 37 輸入 179 国産 26 加工 294(4%) 万トン 生鮮 439(6%) 万トン 生鮮果実 1 人 1 年当たりの購入数量 世代別果実摂取量 ( 現在と 1 年前の比較 ) (kg/ 年 人 ) (g) 2 平成 15-17 年平均平成 25-27 年平均 15 1 5 12 122 12 18 18 95 86 79 78 63 66 132 89 96 57 63 163 159 162 146 資料 : 総務省 家計調査 注 : 二人以上の世帯 平成 7 年以前は農林漁家世帯を除く 総数 1-6 歳 7-14 15-19 2-29 3-39 4-49 5-59 6-69 7 歳 以上 資料 : 厚生労働省 国民健康 栄養調査 注 : 果実摂取量 とは 摂取した生鮮果実 果実缶詰 ジャム 果汁類の重量の合計 14

7 果実の消費動向 2( 多様な消費者ニーズの動向 ) 消費者が生鮮果実を毎日は食べない理由として 買い置きできないことや価格 手間のほか 食べる食品が他にあることをあげている 食料支出に占める支出割合は 果物は減少傾向にあるが 菓子類や飲料は増加 消費者は 1 食べやすい 2 手頃な価格 3 日持ちがよい果実の提供を特に求めており 販売方法では バラ売りや店頭での試食販売 コンビニエンスストアでの販売 栄養素 保存方法や糖度の表示へのニーズが高い 学校給食 1 回の果物摂取量は 小学校 中学校とも 望ましいとされる摂取量の半分程度と少ない状況 生鮮果物を毎日は摂らない理由 食料支出に占めるデザート類の支出割合 1% 8.4% 8.8% 5% 4.9% 4.1% 菓子類 飲料 果物 5.6% 4.2% (%) % H6 H8 H1 H12 H14 H16 H18 H2 H22 H24 H26 H28 資料 :( 公財 ) 中央果実協会 果実の消費に関するアンケート調査 ( 平成 26 年度 ) 資料 : 総務省 家計調査 消費者に聞いた果物の消費量を増やすための提供方法 消費者に聞いた果物の消費量を増やすための販売方法 1 回の学校給食における果物類摂取状況 (g) ファミレス ファーストフードのデザート 資料 ( 公財 ) 中央果実協会 果実の消費に関するアンケート調査 ( 平成 26 年度 ) (%) (%) 資料 :( 公財 ) 中央果実協会 果実の消費に関するアンケート調査 ( 平成 26 年度 ) 資料 : 文部科学省 平成 25 年度学校給食栄養報告 注 : 青色は 1 回の学校給食で望ましいとされる摂取量 ( 学校給食における食事摂取基準等について ( 報告 ) ( 平成 23 年 3 月 ) 学校給食の標準食品構成表より抜粋 ) 15

7 果実の消費動向 3( 消費拡大対策 ) 児童 生徒への食育や摂取量が少ない世代を対象とした食習慣の醸成による果物消費拡大の推進 量販店や企業の健康管理部門と連携し 社食への果実供給 デスクdeみかん 等の新たな消費スタイルの提案 食べやすい品種の育成 新たな加工品の開発及び果実の機能性成分の解明などの研究成果の認知 啓発活動 果物消費拡大対策 ( 毎日くだもの 2 グラム運動等の推進 ) ターゲットを絞った消費者層への効果的な啓発活動の展開 生活 就業スタイルに合わせた摂取方法の提案 消費者ニーズに合わせた品種の育成 商品開発 健康志向に対応した果実の機能性成分の啓発 子どもや摂取の少ない世代の果実への関心の醸成 量販店や企業健康管理部門等と連携した取組 食べやすい品種の育成や新たな加工品の認知 果実の機能性成分の解明と研究成果の啓発 児童 生徒を対象にした出前授業やくだもの作文 かべ新聞コンクール等の実施 果物摂取量が少ない世代を対象とした料理教室や講座の開催 量販店等での果物摂取方法の提案や栄養成分等の啓発活動の実施 社食等への果実供給と デスク de みかん キャンペーン ( デスクやキャンパスの間食でみかんを食べる ) 取組 デスク de みかん 皮が剥きやすいみかんとオレンジを交配した高糖度で高品質なかんきつ品種 鬼皮 渋皮と実がきれいにはく離するくり等の認知 啓発活動 新たな果実加工品の開発 改良や栽培方法 民間企業によるカットりんごの自動販売機 かんきつの β クリプトキサンチン骨粗しょう症の原因となる骨密度の低下を予防する効果の研究等 (μg) 2, 1,5 1,9 1 かき 5 5 バレンシアオレンジ 21 バナナ 13 うんしゅうみかん ( 早生 ) ネーブルオレンジグレープフルーツ ( ホワイト ) りんごの機能性 児童 生徒への出前授業 ターゲットを絞った料理教室 量販店での啓発 提案 くり ぽろたん 酵素剥皮 カットりんご自動販売機 便秘の解消 ( 食物繊維 ) アトピー性皮膚炎や花粉症などアレルギー予防 ( プロシアニジン類 ) 血液中の総コレステロールと中性脂肪を正常化 ( りんごペクチン ) 新たな消費スタイルや意識して食生活に果物を取入れる者の割合の向上 = 農家の所得 果実の自給率の向上 16

8 果実の卸売価格の推移 1 みかん りんご (29 年産 ) 29 年産のみかんは うら年傾向となり着果量が少ない産地が多いうえ 1 月以降の天候不順や台風の影響により出荷が伸びず 出荷量は平年の8 割程度となった 価格は11 月以降 平年を大きく上回って推移していたが 販売終了に向けて平年並みに近づき 3 月下旬の販売価格は平年比で約 1 割高い状況 29 年産のりんごは 夏場の低温等の影響や秋の天候不順等の影響により果実肥大が進まなかったことから小玉果傾向 貯蔵中の品質劣化が発生しやすい蜜入り果が多かったことから 年明け以降の貯蔵品の残量が少なくなり 1 月以降の販売単価は平年を1~2 割上回る水準で推移 トンうんしゅうみかんの卸売数量 (4 大市場 ) 35, 3, 25, 2, 15, 1, 5, 29 年産数量 28 年産数量 平年数量 対前年比 93% 対平年比 82% (9 月 ~3 月累計 ) トンりんごの卸売数量 (4 大市場 ) 12, 1, 8, 6, 4, 2, 29 年産数量 28 年産数量平年数量 対前年比 95% 対平年比 97% (8 月 ~5 月累計 ) 上中下上中下上中下上中下上中下上中下上中下 上中下上中下上中下上中下上中下上中下上中下上中下上中下上中下 9 月 1 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 8 月 9 月 1 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 4 35 3 円 /kg うんしゅうみかんの卸売価格 (4 大市場 ) うんしゅう 29 年産価格 28 年産価格平年価格 りんごの卸売価格 (4 大市場 ) 5 45 4 29 年産価格 28 年産価格平年価格 対前年比 12% 対平年比 14% (8 月 ~5 月累計 ) 25 35 2 15 対前年比 118% 対平年比 131% (9 月 ~3 月累計 ) 3 25 1 上中下上中下上中下上中下上中下上中下上中下 2 上中下上中下上中下上中下上中下上中下上中下上中下上中下上中下 9 月 1 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 8 月 9 月 1 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 資料 : 日園連調べ平年は平成 23 年 ~28 年の 6 カ年の平均値 4 大市場とは 京浜 京浜衛星 名古屋 京阪神地域の 39 市場 17

8 果実の卸売価格の推移 2 おうとう もも ぶどう なし (3 年産 ) 3 年産のおうとうは 春の高温の影響で生育が早まり 出荷が前倒しとなった 価格は平年並みで推移 3 年産のももは 春の高温の影響で生育が早まり 出荷が前倒しとなった 夏場の高温 小雨の影響により小玉果傾向となり数量が少なかったことから 価格は平年より高めに推移し 8 月中下旬は平年比より4 割高 9 月上旬も平年比より2 割高の水準 3 年産のぶどうの価格は 平年比より3 割高でスタートし その後も高値傾向で堅調に推移 競合品目 ( もも ) の数量が少なかったこと等から 8 月下旬以降の価格は平年より4 割上回って推移 3 年産のなしの価格は 平年並みで推移 4 大市場におけるその他主要果実の卸売数量 卸売価格の推移 3 年産数量 29 年産数量 平年数量 3 年産価格 29 年産価格 平年価格 トンさくらんぼ ( おうとう ) 2, 1,5 1, 5 7, 6, 5, 4, 3, 2, 1, トン 7, 6, 5, 4, 3, 2, 1, もも 1,5 1, 5 上旬中旬下旬上旬中旬下旬上旬中旬下旬 上旬中旬下旬上旬中旬下旬上旬中旬下旬上旬中旬下旬 5 月 6 月 7 月 6 月 7 月 8 月 9 月 トン 6, ぶどう 2, トン 12, なし 1, 5, 4, 1,5 8, 75 3, 1, 5 2, 1, 5 4, 25 上旬中旬下旬上旬中旬下旬上旬中旬下旬上旬中旬下旬上旬中旬下旬上旬中旬下旬上旬中旬下旬上旬中旬下旬上旬中旬下旬 6 月 7 月 8 月 9 月 1 月 7 月 8 月 9 月 1 月資料 : 日園連調べ平年は平成 24 年 ~29 年の6カ年の平均値 4 大市場とは 京浜 京浜衛星 名古屋 京阪神地域の39 市場 18

9 果実の需給安定を図るための措置 果樹については おもて年 うら年があり 台風等による豊凶変動が大きいほか 生鮮品であるため出荷集中が起きやすいなどの特性が存在 その結果 果実の需給バランスが崩れ 価格変動を招きやすいという特徴 このため 生産量の大きいうんしゅうみかん及びりんごをはじめとして 計画的な生産 出荷 緊急的な出荷調 1a 当たり収量 (kg) 果樹の特性 整 優良品目 品種への転換等を通じ 需給安定を図るための措置を講じているところ 需永年性作物であり 生産量におもて価格年 うら年がある 変 台風などの気象災害による豊凶変動動をが大きい 招 収穫後 速やかに出荷するため 出きや荷集中が起きやすい すい 産地によって市場評価に差がある 2,3 2,1 1,9 1,7 1,5 うんしゅうみかんの単収の推移 H16 H18 H2 H22 H24 H26 H28 収穫量 ( 千トン ) 1, 5 りんごの収穫量の推移 H16: 台風 H23: 前年夏の高温 ( 花芽分化に影響 ) H16 H18 H2 H22 H24 H26 H28 注 : おもて年 : 奇数年うら年 : 偶数年注 : 枠内は収穫量減少の要因 給バランスが崩れ 需給安定を図るための措置 計画的な生産 出荷 適正生産出荷見通しの策定 ( 農林水産省 ) JA による生産出荷目標の策定 ( 県段階 産地段階 ) 摘果などの的確な栽培管理や 内部品質による選果等を通じた高品質果実の生産 出荷 適正出荷量や出荷基準の遵守 出荷計画に基づく計画的な出荷 出荷情報の県間 産地間共有 緊急的な出荷調整 大幅な価格低下が予想される場合に 生産出荷団体による自主的な出荷調整を実施 一時的な出荷集中時に 緊急的に生果を加工用に仕向ける 緊急需給調整特別対策事業 を実施 優良品目 品種への転換 ( 改植 高接 ) 中晩柑 ( かんきつ類 ) や中生種 ( りんご ) の導入等により 品目 品種構成を見直し 出荷時期を分散化 甘い 食べやすい等の市場評価の高い品目 品種への転換 19

培面登録年 品種名栽1 果樹研究の推進 1( 多様なニーズに対応した新品種の育成 ) 永年性作物であり 新品種の育成 普及に長い年月を要する果樹については 公的研究機関が大きく貢献 また 新品種の産地普及に際し 普及センターが精力的に活動 これまでにも おいしい 食べやすい などの消費者ニーズに対応した新品種が数多く育成され 主要産地に広く普及 また 近年は機能性成分高含有等の高付加価値を備えた新品種の育成に成功 こうした品種育成を今後とも進めることが必要 かんきつ栽培品種の移り変わり 1,6 1,4 1,2 清見 S54 清見 3 月成熟 オレンジの風味 無核性 剥皮困難 栽培の容易さ 収量性 熟期の拡大 1, 8 5 45 積4 (ha )35 3 25 2 15 1 5 資料 : 農林水産省 特産果樹生産動態等調査 H2 早香 早香 H11 はるみ はるみ H13 せとか せとか H14 はれひめ はれひめ H17 麗紅 麗紅 年内収穫 果皮の着色が遅い 剥皮容易 じょうのう膜薄い 良食味 良香気 外観美麗 無核性 良剥皮性 12 月収穫 良剥皮性 オレンジ様の風味 濃橙色で外観美麗 無核性 芳香性 + 果実品質の重視 ( 高糖度 良食味 ) + 食べやすさ ( 剥皮性等 ) + 高付加価値 H 13 14 15 16 17 18 19 2 21 22 23 24 25 26 27 消費者ニーズに応じた新品種を次々と育成 2

1 果樹研究の推進 2( 普及が進む果樹の新品種 ) おいしい 食べやすい 健康によい等の消費者のニーズに応え さまざまな新品種を育成 はるみ シナノゴールド シャインマスカット ぽろたん 剥皮性に優れ じょうのうが薄く 少核性で食べやすい オレンジの風味があり 果肉が柔軟多汁 早熟性のため 栽培適地が広い (H13:84ha H27:488ha) 鮮やかな黄色い果皮 高い糖度と適度な酸味が特徴 貯蔵性が高く 長期出荷が可能 ふじが出荷される前の中生種として 長野県に加え 青森県 岩手県などでも普及 (H13:36ha H27:7ha) ( 農研機構果樹研究所育成品種 ) ( 長野県育成品種 ) 皮ごと食べられる手軽さと優れた食味が特徴 ジベレリン処理で種なし栽培も容易 長野県 岡山県をはじめ 東北から九州まで広く普及し 栽培面積は過去 5 年間で 1 倍に増加 (H2:57ha H27:993ha) ( 農研機構果樹研究所育成品種 ) 西南のひかり 千雪 ( あおり 27) ルビーロマン 新甘泉 機能性成分である β- クリプトキサンチンをうんしゅうみかんの 2 倍以上含む 剥皮も容易で 高糖度 良食味 減酸が早く 年内の出荷が可能 ( 農研機構果樹研究所育成品種 ) ち ゆき 切り口が変色しない特性を持つ カットフルーツやすりおろしなどの加工向け素材として期待される (H27:14ha) ( すりおろし ) ( 断面 ) ( 青森県育成品種 ) 左 : 千雪右 : ふじ 巨峰 の約 2 倍の大粒 鮮やかな紅色が特徴 果汁が豊富で 果肉の皮離れが良く 食べやすい (H18:ha H27:17ha) 左 : ルビーロマン中 : 巨峰右 : デラウェア ( 石川県育成品種 ) 渋皮剥皮性に極めて優れ オーブントースターなどで加熱するだけで 簡単に渋皮を剥ける 甘みに富み 良食味を有する 早生品種としては大果 特性を活かし 新たな需要の開拓が期待 (H19:ha H27:27ha) ( 農研機構果樹研究所育成品種 ) しんかんせん 大玉 高糖度 低酸度が特徴 赤梨と青梨を交配しているため 赤梨の濃厚な甘さと青梨のみずみずしさを併せ持つ 幸水と豊水の出荷がない端境期に出荷する事が可能 ( 鳥取県育成品種 ) (H19:ha H27:54ha) 21

1 果樹研究の推進 3( 付加価値を高める栽培技術及び加工技術 ) さまざまな果樹の新品種等に対応し 高品質果実の安定生産を可能とする技術 機能性成分の含有量を高める栽培技術 付加価値を高める鮮度保持技術 加工技術を確立 GIS( 地理情報システム ) 栽培履歴 土壌分析 生産者の情報を園地ごと産光センサーによる選果テ ータ 者園地分布等の情報を登録にJAで一元管理 分析 果実品質の改善 分析情報のフィート ハ ック園地別 生産者別の指導 栽培情報 土壌情報 果実品質情報 ほ場情報 農地台帳等 GIS( 地理情報システム ) を活用したみかんの品質改善 (JA 三ヶ日 ) 品質果実の安定 産技術の開発 ぶどうにおける環状剥皮技術による着色改善技術の普及 生果向けのみならず 加工用途にも高品質果実を低コストで安定供給する技術を開発 高品質果実を安定供給することにより 収入の向上と経営の安定化 生果実の品質保持技術の開発 新たな需要を開拓する果実の加 技術の開発 果実の日持ち性を向上する 果実鮮度保持剤 (1-MCP 燻蒸剤 ) 処理 MA 資材による包装 軍手で塗布 カワラヨモギ抽出物の塗布 高品質果実の流通期間を拡大し 需要に応じた供給が可能となる 計画的出荷を行い 価格の安定や高単価時の販売が期待 カットフルーツ製造のキーテクノロジーとなる剥皮技術の開発 加工向けとして供給を可能とする技術開発を行い 果実を高付加価値化 22