という目的を明確にするため 次のような場面を設定した 高知県の観光地に英文で書かれた看板がある そこで英語圏ではない外国人と出会う 相手は英語を少し話すことができるが十分に読むことができないため, その人に対して英文を読み取りリテリングをする必要がある という設定である よくある場面ではないかもしれ

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第○学年 ○○科指導計画

い文章を読んで内容をつかむ読解力や正しく単語を書いたり文構造を意識しながら正しく英文を 書いたりする力が弱い (3) 指導観ステップコースの指導にあたっては, 基本的な新出文構造の並べかえ活動を行い, 視覚的に理解させていく またペアワークで, 形容詞の比較級 最上級の形を繰り返し読ませて定着を図る

英語科学習指導案 京都教育大学附属桃山中学校 指導者 : 津田優子 1. 指導日時平成 30 年 2 月 2 日 ( 金 ) 公開授業 Ⅱ(10:45~11:35) 2. 指導学級 ( 場所 ) 第 2 学年 3 組 ( 男子 20 名女子 17 名計 37 名 ) 3. 場所京都教育大学附属桃山中

3 人権教育の視点英語科の授業を通して 文化や習慣には多様性があることを理解させる そしてその中から 表現の仕方の違いや考え方の違いに気づかせ 互いに違いを認め合い尊重しながら共に生きようとする態度 他者 文化に興味 関心をもち 良い人間関係を築きながら生活する力を持った生徒を育成したい そこでこの

生徒の活動

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第 9 章 外国語 第 1 教科目標, 評価の観点及びその趣旨等 1 教科目標外国語を通じて, 言語や文化に対する理解を深め, 積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り, 聞くこと, 話すこと, 読むこと, 書くことなどのコミュニケーション能力の基礎を養う 2 評価の観点及びその趣旨

第2学年3組 英語科学習指導案

第 2 学年 1 組英語科学習指導案 日時平成 30 年 11 月 2 日 ( 金 ) 5 校時 (14:00~14:50) 場所第 2 学習室指導者教諭天津貴志 1. 育成する能力 学習指導要領内容 (4) イ 身近な話題について 事実や自分の考え 気持ちなどを整理し 簡単な語句や文を用いてまとま

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

英語科学習指導案

英語科学習指導案

第○学年 ○○科指導計画

4 単元の評価規準 コミュニケーションへの関心 意欲 態度 外国語表現の能力 外国語理解の能力 言語や文化についての知識 理解 与えられた話題に対し 聞いたり読んだりした 1 比較構文の用法を理解 て, ペアで協力して積極 こと, 学んだことや経 している 的に自分の意見や考えを 験したことに基づき

本学級の生徒に, 英語科に関する興味 関心を問うアンケートを実施したところ, 以下のようになった (28 年 9 月実施 ) はいややあまりいいえ英語の授業が好きだ 65% 29% 0% 6% ペア活動に積極的に取り組んでいる 68% 32% 0% 0% グループ活動に積極的に取り組んでいる 70%

生徒観本学級の生徒は 全体的に授業に前向きに取り組むことができるが 中には今までの学習内容が定着しておらず 英語に対して苦手意識を持っている生徒も少なくない そのためペアやグループ活動がスムーズに進まない場面も見られるが 各単元で設定したゴール活動や ゲーム的な要素を取り入れたグループでの取り組みに

新潟市立亀田西中学校

15 英語(菊池)

いろいろな衣装を知ろう

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グリーン家の人々

第1学年4組 英語科学習指導案

平成30年度 中学校英語科教育

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補充資料 2-1 単元 Let's Read 1 の指導展開案 (1) 単元 Let's Read 1 A Magic Box 1 の指導展開案(1/5 時間 ) (1) 目標 物語を読んで 場面展開を読み取ることができる 昨日の日記 というトピックに基づき 自分について英語で書いて表現できる (2

答えさせる場合でも, 単語中心の発話にならないように, 帯学習から Q&A を取り入れ, 主語 動詞に着目させるようにする また, 事前に英語で原稿を作成させ, まとまった英文で Show & Tell が行えるように指導したい My Project 2 では, 自分の好きな人を紹介するスピーチを行

2010 年 7 月 18 日 ( 土 ) 英語科指導法 Ⅲ 模擬授業 2 学習指導案 第 2 学年英語科学習指導案 日時 :2010 年 7 月 18 日 ( 土 ) 第 4 時限目学年 : 第 2 学年場所 : 共通教育棟 3 号館 3F 332 教室授業者 : B082G031X 菊田真由 1

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平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

4 学習の活動 単元 ( 配当時間 ) Lesson 1 ( 15 時間 ) 題材内容単元の目標主な学習内容単元の評価規準評価方法 Get Your Goal with English より多くの相手とコミュニケーションをとる 自己紹介活動を行う コミュニケーションを積極的にとろうとしている スピー

し, 定期的に評価することで 自己の考え を自覚する場面を意図的に設定している 本教材の学習においては, 様々な情報の中から必要な情報を取り出し, 整理 分析し, それに基づいた自分の考えを表現する活動を通して, 自己の考えの深まりや広がり を実感させることによって, 課題改善につなげたいと考えてい

第 3 学年英語科学習指導案 日時 :2010 年 7 月 18 日 ( 日 ) 模擬授業 3 学年 : 第 3 学年場所 :323 教室授業者 : 高木麻衣 1. 単元名 :Sunshine English Course 3 Program7 Yuki in London 2. 単元について (1

英語科学習指導案(2年授業参観)

教科 : 外国語科目 : コミュニケーション英語 Ⅰ 別紙 1 話すこと 学習指導要領ウ聞いたり読んだりしたこと 学んだことや経験したことに基づき 情報や考えなどについて 話し合ったり意見の交換をしたりする 都立工芸高校学力スタンダード 300~600 語程度の教科書の文章の内容を理解した後に 英語

多いので, 簡潔に説明した後, 多めに練習をさせて定着を図る また, 複数回に渡って復習を入れることで, 確実に身に付けさせる 本文の学習においては, 一般動詞の三人称単数現在形の疑問文を話す練習にもなるので, 教科書本文を何度も音読させ, ペアで暗唱させることにより自然に一般動詞の三人称単数現在形


中3_英語(東葛) 

英語科授業案 日時 平成 28 年 3 月 7 日 ( 月 )2 校時 生徒 2 年 B 組男子 16 名, 女子 16 名 計 32 名 授業場 2 年 B 組教室 授業者 造田あかね 1 単元名 Sunshine English Course 2 Program11 Yui To Share I

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

自己紹介をしよう

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保健体育科学習指導案

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平成29年度 中学校英語科教育 B校の実践

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英語第 2 学年福山市立城北中学校指導者岡田江美溝部良子瀧元美菜子 単元名 Unit5 A New Language Service 本単元で育成する資質 能力 思考力 判断力 表現力他者とかかわる力 主体的に学ぶ力 単元について 単元観本単元は, 緑市が外国人住民のためのボランティアを募集しており

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第 2 学年英語科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 2 場所 八幡平市立西根中学校 2 年 3 組教室 学級 2 年 3 組 ( 男子 17 名女子 18 名計 35 名 ) 授業者小田島篤史 1 単元名 PROGRAM 7 If You Wish to See

英語科指導案

学校番号 2004 平成 29 年度外国語科 教科科目単位数指導学年教材名 副教材名 外国語英語表現基礎 2 第 1 学年 美誠社 ドリルで英文法 啓林館 Vision Quest 総合英語 基本例文集プリント補助教材等 1 担当者からのメッセージ ( 学習方法等 ) 積極的に英語でコミュニケーショ

第○学年 ○○科指導計画

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福翔高等学校「ライティング」学習指導案

英語科学習指導案 1 平成 16 年 10 月 26 日 ( 火 ) 第 6 校時 2 年 2 組 D( 男子 6 名 女子 7 名計 13 名 ) 指導者黛ゆかり Andy Fosset 第 1 時間目 (1) 本時のねらい ~ すること と目的語として使われる動名詞の表現に慣れる 英字新聞を話題

第3学年英語科学習指導案

5 主体的 対話的で深い学びの視点 (1) 主体的な学びとしての視点主体的な学びとして 本単元ではプレゼンテーションを作成する段階で 聞き手の関心を最大限ひきつけることができるようなテーマの設定を生徒たち自身に行わせたい このことにより 教師から与えられたテーマではなく 自分たち自身もより興味 関心

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6 指導計画 (7 時間扱い ) (1) 単元の 1: 字手紙 のねらいの確認と受取人決定指導計画 2: 手紙の基本知識の確認と書くことの内容の整理 3: 時候の挨拶作成 ひと文字練習と下書き 4: ひと文字練習と下書き 5: 相互評価 推敲 ( 本時 ) 6: 推敲および清書 7: 清書と宛名書き

さらに自ら調べようと意欲を高めるだろう 2 児童観児童は 文字を50 音すべて学習し 少しずつ読める字や書ける字が増えてきた これまでに音読をしたり 想像したことを話したりしながら ある程度のまとまった文章がよめるようになってきている 5 月の教材 とんこととん では 登場人物のしたことを中心に想像

第3学年3組英語科学習指導案

(2) 児童観児童は1 年生 1 月に おはなしをつくろう で 昔話をもとにして 人物と出来事を考えて簡単に物語を書く学習を行っている また 2 年生の1 学期には じゅんじょよく書こう の学習で はじめ 中 おわり の構成を考え 自分の経験を伝える文章を書く学習をしてきている この学習を通して 順

学校番号 2004 平成 30 年度英語科 教科科目単位数指導学年教材名 副教材名 英語英語理解 2 第 2 学年美誠社 Applause vol.2 1 担当者からのメッセージ ( 学習方法等 ) 基本的なレベルの英語長文を 段階を追って読んでいくことで 英語長文に慣れ 内容を素早くとらえる練習を

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

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問い1, 問い2のどちらも誤答した児童は, しかし や ~が というような逆説の接続詞の意味を読み取ることができずその前に書かれている内容を選択している また, 問い3では, 文章の一部を読んだだけで答えを選択している児童が多かった これらのことから, 本学級の児童は, 接続詞の意味をしっかりと捉え

1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

(3) 教材観本単元ではジェスチャーの違いと異文化理解が題材となっている グローバル化が進む中で 文化的な背景の異なる人々とコミュニケーションを取ることがますます大切になってきている そのためこの単元の学習を通して 身振りやアイコンタクトなどのコミュニケーションスキルを高めることの必要性を理解させる

会話の中では感覚的にそれほど 違い を意識して使っているものではないと考え 今回は 同じ can を用いての表現として一連の学習として扱うことにした また 語 学習得において 自分の表現したいこと がはじめにあり それを何とか表現しよ うとする過程を通して初めて自分の言葉として言語を獲得できるという

平成 年度佐賀県教育センタープロジェクト研究小 中学校校内研究の在り方研究委員会 2 研究の実際 (4) 校内研究の推進 充実のための方策の実施 実践 3 教科の枠を越えた協議を目指した授業研究会 C 中学校における実践 C 中学校は 昨年度までの付箋を用いた協議の場においては 意見を出

国語科学習指導案様式(案)

H28.9【比嘉美佐代】英語科学習指導案

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庄原市立庄原中学校 第2学年 数学科学習指導案

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れるようになってうれしかった 今日は今までの勉強の成果を発揮してキャリー先生と話せたと思います 私は今日英語での会話も楽しい! というのを改めて感じることができました 今日の勉強で英語をしゃべることが好きになりました これからたくさん勉強して英語をしゃべれるようになりたいです など話すことに対する意

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平成24年度幸手市教育委員会・東部教育事務所教育事務所教育支援担当・学力推進担当学校訪問について

英語科 「単元名 unit6」(1年)

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第 2 学年 * 組保健体育科 ( 保健分野 ) 学習指導案 1 単元名生涯の各段階における健康 ( イ ) 結婚生活と健康 指導者間中大介 2 単元の目標 生涯の各段階における健康について, 課題の解決に向けての話し合いや模擬授業, ディベート形式のディスカッションなどの学習活動に意欲的に取り組む

6 年 No.12 英語劇をしよう (2/7) 英語での 桃太郎 のお話を理解し 音読する 導 あいさつをす 挨拶の後 Rows and Columns を交え 天気や時 入 候の確認 既習事項の確認をす (T1,T2) ペンマンシップ ペンマンシップ教材を用いて アルファベットの ジングル絵カー

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H26関ブロ美術プレ大会学習指導案(完成版)

○○○

5 単元の評価規準 アコミュニケーションへの関心 意欲 態度 イ外国語表現の能力 ウ外国語理解の能力 エ言語や文化についての知識 理解 ( 言語活動への取組 ) 1 間違いを恐れず 積極的に話している 2 積極的に音読している 3 間違いを恐れず 積極的に書いている ( 適切な筆記 ) 1 場面や状

価 がら読んでいる 語句には性質や役割の上で類別 規 文章を読んで考えたこ があることを理解している 準 とを発表し合い 一人 指示語や接続語が文と文との意 一人の感じ方につい 味のつながりに果たす役割を理 て 違いのあることに 解し 使っている 気付いている 学 登場人物の思いを想像し 時代の状況

項目評価規準評価方法状況 C の生徒への対応 関心意欲態度 1 自の考えを持ち 積極的に交流 討論している 2 自らの言葉で 中学生にかりやすく紹介文を書こうとしている 交流 討論で得た仲間の意見を取り入れて 自らの考えを深めるよう促す 参考例を示したり 書き出しを例示したりして 参考にするように指

語れることで, 自分の言葉として定着することが期待できる そこで, 読む, 聞く, 話す, 書くの4つの言語活動の場面での思考ツールの使い方を考えたい また, コミュニケーションの意味内容に重点を置くための思考ツールの使い方を考えたい これらの要素を満たした英語科での言語活動を充実させることで英語で

3 単元の目標 英語での表現活動に積極的に取り組む ペアやグループ活動に積極的に取り組む 自分の周りの人 ( 友達, 家族, 好きなタレント ) を紹介する また, 友達が紹介した人について, 質問する 本文を読んで, 内容を正しく理解する 三人称単数現在形の形 意味 用法を理解する 4 単元の評価

高等学校英語科学習指導案 平成 30 年 10 月 19 日 ( 金 )2 校時沖縄県立 高等学校 1 年 7 組 35 名 ( 男子 15 名女子 20 名 ) 授業者 : T S 指導教諭 : 1. 単元名 When I Was Sixteen ( 三省堂 CROWN English Serie

4 学習の活動 単元 Lesson 1 (2 時間 ) 主語の決定 / 見えない主語の発見 / 主語の it 外国語表現の能力 適切な主語を選択し英文を書くことができる 外国語理解の能力 日本の年中行事に関する内容の英文を読んで理解できる 言語や文化についての知識 理解 適切な主語を選択 練習問題の

Transcription:

第 1 学年英語科学習指導案 平成 28 年 10 月 21 日第 5 校時須崎市立朝ヶ丘中学校 1 年 C 組生徒 23 名 ( 男子 11 名女子 13 名 ) 場所 1 年 C 組教室指導者 1 単元名 SUNSHINE ENGLISH COURSE 1( 開隆堂 ) PROGRAM7 The Wonderful Ocean 2 単元について 単元観本単元は 由紀とマイクが北海道の釧路沖でシャチウォッチングに参加して ガイドの笹森さんからシャチやイルカの生態について教えてもらうという内容である 海のギャングと呼ばれるシャチだが実は家族を大切にすることや, 室蘭沖のイルカが豊かな海でのびのびと子育てしている様子を通して自然の素晴らしさ, 大切さを感じることができる題材である 言語題材としては疑問詞 who,when を習得して, 三人称単数現在形と組み合わせることで, 多様な表現に結び付くことができる また 代名詞の目的格を習得することで, つながりのある英文を意識させ 単元目標の 読むこと の ( ウ ) 物語のあらすじや説明文の大切な部分を正確に読み取ること を重点的に指導し 外国語理解の能力を養いたい 生徒観全体的に学習に対して意欲的で, 授業の始まりの Daily Conversation への取組みにも毎回, 元気よく発話する姿が見られる 個人, ペア, そしてグループでの活動のどれにおいても内容に差はあるものの, ほとんどの生徒は間違いを恐れず, 積極的に発話練習を行い, コミュニケーション活動を楽しむことができている 男子に比べて, 女子の中の数名は声を出すことが苦手で全体の場では聞き取りにくいくらいの声量ではある しかし, ペア活動においては友だちに助けてもらいながら発話練習をしている また音と綴りが一致しない5 名程度の生徒が書くことの定着には時間がかかり 全校単語テストにおいて,80 点の合格点をクリアすることができない状況である ICT のの活用は 新たな単元や文法を学習することにおいて, 表現しようという気持ちを持たせるために重要な役割を担っている 1 学期の授業アンケートによると95% の生徒が英語の授業が好きであると答えている この結果を継続できるような教材開発が必要と感じている 指導観探究的な学びを目指して 生徒がやってみたいと思う課題を設定し まず個人で主体的に考え, そしてペア, グループ活動など対話的な活動を取り入れ 意見を交換することによって 考えを深めるねらいで取組んでいる この単元の最終目標は与えられた2つの題材 (Discover Kochi) から各班が1つを選択してマッピング, 表を使って読み取ることとする 何のためにこの活動を行うのか

という目的を明確にするため 次のような場面を設定した 高知県の観光地に英文で書かれた看板がある そこで英語圏ではない外国人と出会う 相手は英語を少し話すことができるが十分に読むことができないため, その人に対して英文を読み取りリテリングをする必要がある という設定である よくある場面ではないかもしれないが グローバル化が進み 高知県にも大型客船で多くの外国人が訪れるようになってきている今 これからの生活の中で遭遇し得る場面である 英文を読み取る時には,who,what,where,when,why,how を意識させ 内容を把握させたい より主体的に英語を理解するための方法として, マッピング, 表を使って読み取ることを帯活動で練習していく 統合的な活用をするために 読むこと から 話すこと 書くこと につなげていきたい 苦手意識を持っている 書くこと につなげるためには まず英語を読ませインプット量を増やし アウトプットする活動と合わせることで表現力を身に付けることができると考える マッピング 表などの思考ツールを使用し 読み取りしたことを3 文から5 文程度の英文を個人でまとめ グループで推敲することでより深い学びとなるはずである このような活動を継続していくことで 本文の内容について要点を3 文から5 文程度にまとめて伝えることができるようになり 写真や絵を見て,3 文から5 文程度で伝えることができるようになると考える 今後は読み取ったことだけでなく 感想や自分の意見なども付け加えて表現できるようになることを目指していきたい 3 単元の目標 英語で書かれた題材を理解する who,when を含む疑問文の文構造を理解する 代名詞の目的格を含む文構造を理解する 4 単元の評価規準 アコミュニケーションンへの関心 意欲 態度 イ外国語表現の能力 ウ外国語理解の能力 エ言語や文化についての知識 理解 1 繰り返して読んだり, 1 英文を読み, 理解する 1who を含む疑問文の文 読み返したりして, 読 ことができている 構造を理解している み続けている 2 代名詞を含む文構造を 理解している 3when を含む疑問文の 構造を理解している 5 指導と評価の計画 ( 全 7 時間 ) 時 ねらい数 学習内容 評価総括的評価 ( 形成的評価 ) 関表理知評価規準評価方法

1 本文を聞くこと, 読むことで本文の大 意をつかみ 単元ゴールの 英文を読 んで理解する ことを意識する 教科書 (7-1~3) の単語を口頭練 習する 教科書 (7-1~3) の本文を聞き 大意を把握する 教科書 (7-1~3) の本文を音読練 習する 2 疑問詞 who を含む疑問文の文構造を エ 1 疑問詞 who を使って正 理解する しい語順で書くことが 疑問詞 who の口頭練習をして, ワークシー できている トに書く練習をする 3 代名詞 (him, her) を含む文構造を理 エ 2 代名詞を使って正しい 解する 語順で書くことができ 代名詞の口頭練習をして, ワークシートに書 ている く練習をする 4 疑問詞 when を含む疑問文の文構 エ 3 疑問詞 when を使って 造を理解する 正しい語順で書くこと 疑問詞 when の口頭練習をして, ワークシ ができている ートに書く練習をする 5 本文を読み取るために, マッピングを活用した読み取り方法を理解する 教科書 (7-1) の本文を読み取る (7-1) シャチと女性の笹岡さんについての読み取り 6 本文を読み取るために, マッピング, 表を使って読み取る方法を理解する 教科書 (7-2) の本文を読み取る (7-2) シャチのニックとシャチの母親についての読み取り 読み取ったことを3 文程度でリテリングする 教科書 (7-3) の本文を読み取る (7-3) イルカについての読み取り 読み取ったことを3 文程度でリテリングする ア1 繰り返して読んだり, 読み返したりして, 読み続けている ア1 繰り返して読んだり, 読み返したりして, 読み続けている 活動の観察 活動の観察

7 2 つの題材から各班が 1 つを選択し ウ 1 英文を読み, 理解する ワークシート 本 て 読んで理解する ( 辞書, マッピ ことができている 時 ング, 表 ) 6 本時の指導 (1) 本時の目標 英語で書かれた題材をマッピング 表を使って読み, 理解することができる (2) 本時の評価規準 英文を読み, 理解することができている (3) 準備物 2つの英文(Discover Kochi) 別冊リーティングワークシート Daily Conversation シート ノート ホワイトボード 電子黒板 辞書 付箋 タイマー (4) 学習の展開 fast learner への手立て slow learner への手立て 探求的な学習の流れ 学習活動 指導上の留意点 評価規準 表価方法 導入 7 分 1あいさつ 2Daily Conversation 口頭練習 ペア活動 全員に声を出させるようにする 既習の英語を聞く 話すことによって英語学習の雰囲気を作る 積極的に会話するように指導する つまずいている生徒には発音指導する 展 課題の提示 3Teacher s Talk 本時のめあてを提示する 開 ( 全体 ) 英文をマッピング, 表を使って, 読んで理解する メインの活動に時間 を取るためにこの活 4 4 読み取りの復習 電子黒板に別冊リーティングワークシート P.5 を動は省略した方が良 0 リーティングワークシー写し, 全員で読み取らせる いと思います 分ト P.5 のスミス先生に ついて読み取る 思考する 5 英文の紹介 A と B の2つの題材を電子黒板に提示 各班が英文を選択 する ( 自己決定 ) 各班に選択した題材を配付する ( 個人 ) 選択した題材を個人 ノートに個人でマッピングさせる ウ 1 観察 で読み取りキーワー 辞書はできるだけ使わないように伝え ( ワークシ ドをマッピングする る ート点検 )

5W1H の表でまとめられるような英文を準 備されていますか? 例えば Anpanman is not a super hero. のような英文では 5 ( 班 ) マッピングしたこと 付箋を配付する W1H の表ではまとまりませんが OK? を付箋に書き, 表に 5W1H が書かれた表を配付する 貼ってまとめる 表を使ってまとめさせる キーワードをもとに英語にして,1 文ずつ発表する ( 共感的人間関係 ) 一人が 1 文ずつ順番に言うことで英文を共有させる ( 相手が聞き取れるように伝える ) 既習の単語 語句を使って表現させる 友達の発表を聞いた後 もう一度英文を考えさせる 班全員が順に発表するとかなり時間がかかるのでペアでやってはどうでしょう? 表現する 一人ずつ順番に発表 全員が 3~5 文程度の英文で言える準 する 備をさせる ( 自己存在感 ) 全員が発表することで内容理解の確認 とする 他の班員とリテリン 友だちの発言に注意して聞かせる また, グする 良い表現方法を習得する A と B がペアになる 読むことが苦手な仲間を支援するよう に指示する 理解度を確認しながら, 必要に応じて支 援する ま 振り返り 発表したことをノー 本時の目標について肯定的な評価をす と トにまとめる ( 宿題 ) る め 3 分 7 板書計画 Friday October 21 目標英文をマッピング, 表を使って読み取る めあての確認班で協力する 1 2 3 4 5 授業の流れ Daily Conversation 班で活動 解決活動 発表の練習 発表 まとめ