英語で歌を歌い 英語でゲームすることを得意としている その一方で 英語に限らず自分のことや意見を発表することには 自信をもてず うまく表現できていない児童もいる しかし 外国語活動を通して自己表現することや友達とコミュニケーションを図ることの楽しさを徐々に感じ始めている 今回の単元で扱う 丁寧な表現

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平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

いろいろな衣装を知ろう

(2) 児童について児童はこれまでの活動の中で 色 食べ物 1~31までの数 動物 衣服 アルファベット 誕生日を伝え合う表現 can を使った表現など 様々な文字や語彙 英語表現に慣れ親しんできた また ALTや英語活動支援員 中学校英語科教員ともすすんでコミュニケーションを取ろうとする様子が見ら

うな活動を工夫して設定していく そして様々なバリエーションを体験させる中で何度も want との出会いを児童が繰り返し 自然と want への理解を深めたり want を使 って思いを伝えたりできるようにしたい 単元の目標 積極的にアルファベットの大文字を読んだり I want. の表現を使って 進

2 単元の目標 動物の言い方に興味をもち, 楽しんで発話する 動物の言い方に慣れ親しむ 動物の言い方を知り, 日本語と英語との言い方の違いに気付く 3 単元の内容 主としてコミュニケーションに関すること 主として言語や文化に関すること アニマルランドでクイズに答えたり友達と一緒に動物の名前を言ったり

外国語活動の実践 外国語活動におけるコミュニケーションを大切にした活動の工夫 1 単元名 5 年数で遊ぼう ~ How many?~ ( 教材 Hi,friends! 1 文部科学省) 2 目標 積極的に数を数えたり, 尋ねたりしようとする 1~20の数の言い方や数の尋ね方に慣れ親しむ 言語には,

< 児童の実態 > 男子 23 名, 女子 12 名, 計 35 名の学級である 男女の仲がよく, 休み時間など活発に遊んでいる様子が見られる いろいろなことに興味を持ち, 集中して努力することができる 最上級生として, 学校の中での活躍も見られるようになっている 学習に対する意欲は高くなってきてい

算数科学習指導案

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

(2) 児童観 ( 省略 ) (3) 教材観本単元では 様々な数の言い方や尋ね方に触れさせていく 韓国語や中国語で 3 を表す言葉の音声が日本語と似ている点や 日本語では ものの数を表すときに様々な助数詞がつく点など 日本語と似ているところや違いを知ることで 言葉の面白さや豊かさに気付かせたい [

このような研究を進める中で はじめは英語での質問に日本語で答えていた児童も徐々に英語の単語で答えるようになり 文章で答えようとする児童も現れてくるようになった 音声を大切にしながら繰り返し聞かせることの成果を感じている 本単元では 授業のウォームアップとして Sit Down Game を行う 担任

も徐々に英語の単語で答えるようになり 文章で答えようとする児童も現れてくるようになった 音声を大切にしながら繰り返し聞かせることの成果を感じている 本単元では 授業のウォームアップとして Sit Down Game を行う 担任と児童のやりとりにおいて 職業を表す単語を繰り返し聞かせていく 歌の間に

Hi, friends!1 Lesson9

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Hi, friends!1 Lesson 7

(3) 児童観 本学級の児童数は 36 人で, 素直で学習意欲が高く, 学習課題に熱心に取り組み, 多くの児童が積極的に発表することができる 各教科の学習で取り組んでいるペアやグループ学習では, それぞれの意見を意欲的に伝え合うことができる しかしながら, 自分の考えや意見になかなか自信が持てない児

第 3 学年 3 組外国語活動指導案平成 30 年 11 月 14 日 ( 水 )5 校時指導者飯島加奈子 ( 英語専科 ) 場所 3-3 教室 1 単元名 What s this? ~ 松江のおすすめクイズを作ろう ~( Let s try! 1 Unit8) 2 単元の目標 コミュニケーションへ

指導案の形式について       2010

5. 評価規準評価の観点コミュニケーションへの関心 意欲 態度外国語への慣れ 親しみ言語や文化に関する気づき 主な評価規準 積極的に表情やジェスチャーを加えて 自分の思いを表現している 言葉だけでなく表情やジェスチャーを加えて コミュニケーションすることの大切さを知る 様々な感情や様子を表す表現に慣

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6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 本時の目標 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり でき

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり できることについ

指導案の形式について       2010

保健体育科学習指導案

第 6 学年外国語活動指導案 日時平成 25 年 10 月 4 日 ( 金 )5 校時場所 2 階ワークルーム指導者 HRT 佐藤香里 1 単元名 Hi,friends!2 Lesson5 Let s go to Italy. 2 単元の目標 自分の思いがはっきり伝わるように おすすめの国について発

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平成 29 年 10 月 23 日 ( 月 ) 第 2 校時尾道市立日比崎小学校第 6 学年 1 組外国語科指導者 HRT 遠崎且典 JTE 片山奈弥津 単元名 台湾の友達との交流を深めよう ~Welcome to Japan.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 異文化理

3 身近な動作やスポーツ 音楽 遊び等の できる できない という表現を使いながら楽しくゲームやクイズに参加している 6 本単元における研究主題に迫るための手だて (1) 指導方法の工夫ア自分の思いを選択して話す活動単元の第 3 時 第 4 時の活動では 慣れ親しんできた語彙や表現を使い 自分の思い

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5 年 No.9 Happy birthday! 誕生日を祝おう! 2/7 自分から進んで誕生日を尋ねたり 自分の誕生日を伝えたりしようとする 自分の知らない人の誕生日を知りたくなるように有名人 になりきる Activitey を取り入れる より多くの人に自分の英語が伝わる喜びを味わわせる 〇誕生日

学びをつなぐ教育の視点から Hi, friends! 1 Lesson7 What s this? ある物について積極的にそれが何かと尋ねたり 答えたりしようとするコミュニケーションへの関心 意欲 態度 ある物が何かと尋ねたり 答えたりする表現への慣れ親しみ 日本語と英語の共通点や相違点から ことば

5学年 Lesson8「時間割を作ろう」

6 年 No.44 I want to go to France. 1/7 単元の目標 主な言語材料 本時の目標 おすすめの海外旅行の紹介の仕方や行きたい旅行やその理由を伝える表現が分かる 海外旅行を紹介して勧めたり 行きたい旅行を理由を含めて伝えたりする 海外旅行について簡単な語句や基本的な表現で

外国語活動(5年)学習指導案

1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

4. 題材の評価規準 題材の評価規準 については, B 日常の食事と調理の基礎 (2),(3), D 身近な消費生活 と環境 (1) の 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 を参考に設定して いる 家庭生活への関心 意欲 態度 お弁当作りに関心をもち, おか 生活を創意工夫する能力

6 年 No.22 my summer vacation. 1/8 単元の目標 主な言語材料 過去の表し方に気付く 夏休みの思い出について, 楽しかったことなどを伝え合う 夏休みの思い出について, 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり, 他者に伝えるなどの目的

6 年 No.12 英語劇をしよう (2/7) 英語での 桃太郎 のお話を理解し 音読する 導 あいさつをす 挨拶の後 Rows and Columns を交え 天気や時 入 候の確認 既習事項の確認をす (T1,T2) ペンマンシップ ペンマンシップ教材を用いて アルファベットの ジングル絵カー

Microsoft Word - 第3学年国語科学習指導案 .docx

単元「英語の世界へようこそ」   英語で自己紹介

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

1 研究主題今後の国際社会を生きる児童生徒のための英語教育の在り方 ~ 英語を生活化させ豊かに伝え合う児童の育成 ~ 2 授業観察の視点 児童が 動物の世界 ( あにまるランド ) に入り込み 実感を持って英語を発するための手立ては具体的に行われ効果があったか 場面の設定は 適切だったか 特別な努力

学級担任が T1 として授業を進められる環境の工夫 寿都町立寿都小学校 掲示物の工夫 教室環境の工夫 イングリッシュルーム設置の目的 学級担任によるT1の授業で 多様な学習形態で学習することにより 英語に対する児童の意欲を高めることができるようにする イングリッシュルーム活用の頻度 第 3~6 学年

Lesson1 My name is~. How are you? 簡単なあいさつや気分を表す表現に慣れ親しむ ジェスチャーゲームやを通して 動物の名前の表現に親しむ 学活 道徳 人間関係作り 学級愛自分らしさ 外国語活動 ABC タイム 英語の音声の慣れ親しみ 挨拶のしかた 数 色の表 道徳 体育

Microsoft Word - 5学年指導案(1)

6 言語材料 Sentences Words I like ~ (vegetable). I don t like ~ (vegetable). ~, please. (vegetable), tomato, cucumber, onion, carrot, potato, green pepper

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

解答類型

ICTを軸にした小中連携

Microsoft Word - 6年国語「パネルディスカッションをしよう」

1-L3指導案 岡山県備前市立片上小学校

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単元の目標 カレーライスを作ることに興味 関心をもち, 進んで活動する カレーライスの作り方を調べ, 作り方, 材料, 用具を発表することができる カレーライス作りの活動を通して, 食材を知ったり, 道具を使う仕事にふれたりして, 生活経験を豊かにする 人との関わりを通してコミュニケーション能力を身

第5学年1組 英語活動指導案

Taro-これなーんだ(4年)指導案.jt

<小学校 生活科>

第 3 学年道徳学習指導案 平成 28 年 10 月 28 日 ( 金 )5 校時武蔵村山市立第三小学校第 3 学年 3 組 3 5 名 東京都オリンピック パラリンピック教育愛称 教諭野中哲平 研究主題 人との関わりを大切にし 豊かに表現できる児童の育成 ~ グローバル人材育成に向けたオリンピック

小学校の新たな外国語教育における新教材関係資料(学習指導案例・第3・4学年)

第 5 学年外国語活動指導案 日置市立伊集院小学校平成 21 年 6 月 25 日 ( 木 )5 校時 4 組男子 15 名女子 17 名計 32 名指導者長谷川仁 1 単元名 数で遊ぼう 2 単元について (1) 単元の位置とねらい本学級の児童は,5 年生になって 英語ノート を使った学習を始めて

2年生学級活動(性に関する指導)指導案

Hi, friends!1 Lesson3

使える英語プロジェクト事業 【研究の全体像】

Microsoft Word - 曜日を伝えよう!_2年)指導案.doc

(3) 資料について本資料は シドニーオリンピックで日本人女性として初のマラソン金メダリストに輝いた高橋尚子選手の話である高橋選手の小学校から高校 大学 そしてオリンピック出場に至るまでの気持ちとともに 目標に向かって最後までやり遂げようとする思いが描かれているなぜ 高橋選手はつらい練習を続けること

児童同士のペアトークやグループ活動などを取り入れる そして自分と友だちの考えの共通点や相違点などに気付かせることで, 自分の考えを伝えることの必要性を感じさせたり, 相手に伝わりやすい表現の仕方を考えさせたりする さらに, 今年度は学級担任の英語使用量の向上を目指した取組を進めており, ジェスチャー

英語科学習指導案 京都教育大学附属桃山中学校 指導者 : 津田優子 1. 指導日時平成 30 年 2 月 2 日 ( 金 ) 公開授業 Ⅱ(10:45~11:35) 2. 指導学級 ( 場所 ) 第 2 学年 3 組 ( 男子 20 名女子 17 名計 37 名 ) 3. 場所京都教育大学附属桃山中

けて考察し, 自分の考えを表現している 3 電磁石の極の変化と電流の向きとを関係付けて考え, 自分の考えを表現している 指導計画 ( 全 10 時間 ) 第 1 次 電磁石のはたらき (2 時間 ) 知 1, 思 1 第 2 次 電磁石の強さが変わる条件 (4 時間 ) 思 2, 技 1, 知 2

平成 29 年度志真志小学校の取り組み 1 研究主題 主体的に学ぶ意欲を育てる学習指導の工夫 ~ 聞くこと 話すことの体験活動を通したコミュニケーション能力の育成を目指して ~ 2 研究主題設定の理由小学校学習指導要領の外国語活動では 小学校段階での音声言語による聞くこと話すことを中心としたコミュニ

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

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7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

の 問を提示して定着度を確認していく 1 分けて計算するやり方 70 = =216 2 =6 2 筆算で計算する方法 題材の指導計画 ( 全 10 時間扱い ) ⑴ ⑵ ⑶ 何十 何百 1 位数の計算 1 時間 2 位数 1 位数

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【資料3-2-5】論点に関する参考資料

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

1 単元名好きなものを伝えよう 第 5 年 2 組外国語活動学習指導案 平成 26 年 10 月 31 日 ( 金 ) 児童数 23 名 指導者 マッカーシー 恭子 ALT アンナ ハスヌマ 場 所 5 年 2 組 教室 2 児童の実態と本単元の意図 (1) 児童観 ( ホームページには掲載しません

3 英語を使えるようになりたいですか そう思う 16 人 どちらかといえばそう思う 6 人 どちらかといえばそう思わない 0 人 そう思わない 1 人 4 学校の中で ALT の先生に進んで話しかけて いますか 話しかける 16 人 ときどき話しかける 6 人 あまり話しかけてない 0 人 ほとんど

作品の情景をよりわかりやすく伝える手だてともなる 指導にあたって 1 では まず 俳句は17 音で作ることや季語を入れることと言ったきまりをおさえる そして 教科書の例を読み 想像した情景や作者の思いを想像し 良いと思うところ 工夫されていると思うところを発表できるようにする 2 の俳句を作る場面で

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生徒の活動

Microsoft Word - w

Taro-21 情報研HP用 第5学

3. ➀ 1 1 ➁ 2 ➀ ➁ /

会話の中では感覚的にそれほど 違い を意識して使っているものではないと考え 今回は 同じ can を用いての表現として一連の学習として扱うことにした また 語 学習得において 自分の表現したいこと がはじめにあり それを何とか表現しよ うとする過程を通して初めて自分の言葉として言語を獲得できるという

第4学年算数科学習指導案

英語科学習指導案

単元の目標と評価規準 (1) 好きなものについて, 積極的に尋ねたり答えたりしようとする (2) 色や形, 好きなものは何かを尋ねる表現に慣れ親しむ (3) 日本語と英語の音の違いに気付く アコミュニケーションへの関心 意欲 態度 イ外国語への慣れ親しみ 色や形を聞いたり言ったりしている 好きなもの

Taro-12事例08.jtd

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

5 児童の実態と主題に迫るための手だて (1) 児童の実態本学級の児童は明るく 男女の仲もよい いろいろな場面で声を掛け合ったり 仕事を手伝ったりできる児童も多い 話し合い活動では 友達の意見のいいところを取り上げて考えをまとめることができたり 人の意見を聞いて自分の考えを変えることができたりする児

4 単元の評価規準 コミュニケーションへの関心 意欲 態度 外国語表現の能力 外国語理解の能力 言語や文化についての知識 理解 与えられた話題に対し 聞いたり読んだりした 1 比較構文の用法を理解 て, ペアで協力して積極 こと, 学んだことや経 している 的に自分の意見や考えを 験したことに基づき


主語と述語に気を付けながら場面に合ったことばを使おう 学年 小学校 2 年生 教科 ( 授業内容 ) 国語 ( 主語と述語 ) 情報提供者 品川区立台場小学校 学習活動の分類 B. 学習指導要領に例示されてはいないが 学習指導要領に示される各教科 等の内容を指導する中で実施するもの 教材タイプ ビジ

6 年 No.22 my summer vacation 夏休みの思い出を紹介しよう! 1/8 単元の目標 主な言語材料 本時の目標 夏休みに行った場所や食べた物 楽しんだこと 感想などを表す表現が分かる 過去の表現が分かり 夏休みに行った場所や食べた物 楽しんだこと 感想などを伝え合う また 夏休

指導観指導においては 留学生に日本の給食を紹介する というゴールを授業の最初に児童に伝え いつもそのゴールを意識しながら学習を進めたい 食に関する語彙や会話表現としては 1~3 年生で野菜や果物などの食べ物の学習 4 年生時には I like ~. で好きな食べ物 What would you li

Microsoft Word - 社会科

Taro-6学習指導案(事例①小学校

24 京都教育大学教育実践研究紀要 第17号 内容 発達段階に応じてどのように充実を図るかが重要であるとされ CAN-DOの形で指標形式が示されてい る そこでは ヨーロッパ言語共通参照枠 CEFR の日本版であるCEFR-Jを参考に 系統だった指導と学習 評価 筆記テストのみならず スピーチ イン

平成29年度 中学校英語科教育 B校の実践

Transcription:

第 学年英語科学習指導案 東京都オリンピック パラリンピック教育愛称 平成 28 年 10 月 28 日 ( 金 ) 校時 武蔵村山市立第三小学校 第 学年 2 組 3 1 名 教 諭 英語活動支援員 松元晃モリオカひとみ 研究主題 人との関わりを大切にし 豊かに表現できる児童の育成 ~ グローバル人材育成に向けたオリンピック パラリンピック教育の充実 ~ 1 教材名 What would you like? (Hi,friends!1 Lesson9) 2 単元の目標 欲しいものについて丁寧に積極的に尋ねたり答えたりしようとする 世界の料理に興味をもち 欲しいものを尋ねたり言ったりする際 丁寧な表現があることに気付く 欲しいものについての丁寧な表現の仕方や尋ね方を理解し 使おうとする 3 単元の評価規準 コミュニケーションへの関心 意欲 態度 友達とやりとりしながら積極的にゲームに参加している 丁寧な表現を用いてコミュニケーションを図る楽しさを味わう 4 指導にあたって (1) 単元について 言語や文化に関する気付き 世界の料理に興味をもち 食文化の違いに気付く 欲しいものを尋ねたり言ったりする際に 丁寧な表現があることに気付く 外国語の音声などへの理解 ゲームや歌を通して リズムに合わせて発音 発話している 欲しいものについて 丁寧な言い方で聞いたり話したりする表現を理解し 使おうとしている 本単元は 小学校学習指導要領外国語活動第 学年および第 6 学年の内容の (1) 外国語を用いて コミュニケーションを図る楽しさを体験すること と (2) 積極的に外国語を聞いたり 話したりす ること 内容 2 の (1) 外国語の音声やリズムなどに慣れ親しむとともに 日本語との違いを知り 言葉の面白さや豊かさに気付くこと を受けて設定されている 本単元では 日本語に敬語があるように 英語でもより丁寧な言い方があることを理解させ 丁寧な 表現を使っていろいろな相手と積極的にコミュニケーションを図ることを主なねらいとする そのため に 体験的な活動として レストランで料理を注文する という場面を作る 主な言語材料としては スパゲッティーやピザなど普段から言い慣れている外来語を多く扱うため 児童にとっては身近で取り 組みやすい内容である 今まで学習してきた 自分の意見を一方的に伝えたり 相手の思いをただ聞き取ったりすること だけの活動をもとに より相手を意識し 相手を受け入れ互いに思いやったコミュニケーションを意識 した活動が展開できると考え 本単元を設定した (2) 児童について本学級の児童は 英語の学習活動に積極的に取り組んでいる 英語活動についての調査結果 ほとんどの児童が英語の授業を好きだと感じ 英語が使えるようになりたいと思っている 普段の授業では 1

英語で歌を歌い 英語でゲームすることを得意としている その一方で 英語に限らず自分のことや意見を発表することには 自信をもてず うまく表現できていない児童もいる しかし 外国語活動を通して自己表現することや友達とコミュニケーションを図ることの楽しさを徐々に感じ始めている 今回の単元で扱う 丁寧な表現の仕方 については 普段の日本語のコミュニケーションで敬語をうまく使い分けることが出来ている児童が多いので 英語での丁寧な表現の学習は初めてであるが 日本語での実態を生かしてできると考える 以上のことをふまえ 本単元では 児童がゲームなどの活動を通して 欲しいものについて丁寧な表現で相手に尋ねたり答えたりできる力を身に付けさせたい 英語においても 日本語と同じように丁寧な言い方や相手を思いやった表現方法が有効であることに気付かせ 日常生活においてもより一層生かしてほしいと考えている そして 英語を使って主体的にコミュニケーションを図り 児童が積極的に自己を表現するとともに 友達への理解を深める態度を育てていきたい (3) 教材について本時では 主に食品の単語を扱う 外来語として定着しているものや既知のものが多く 児童は抵抗なくコミュニケーションツールとして使うことができると考える 会話文は 既習の What do you want? ~,please. をもとに 英語でも時と場合に応じて より相手を意識した丁寧な言い方をする場合があることに気付かせていく そして ゲームを取り入れた活動では 児童が欲しいものについて丁寧に尋ねたり答えたりし より多くの英語表現を使って友達と会話ができたという達成感を味わわせたい 研究主題に迫る手だて (1) 研究仮説 仮説 1 オリンピック パラリンピック教育の視点から授業の充実を図ることが 児童の視野を広げ グローバルな社会を生きる人材となる素地を養うことに繋がるであろう 仮説 2 児童一人一人が分かる授業を展開するために授業作りに授業のユニバーサルデザイン化の手法を取り入れ ねらいの達成から逆算した授業作りを行えば 児童の学習意欲や主体的に学ぶ態度 豊かな表現力を養うことができるであろう (2) 目指す児童像 高学年 中学年 自他のよさを認め 主体的に相手と関わり合いながら 表現活動を工夫したり 自己の最善を尽くしたりすることができる児童 自他のよさを感じ 相手との関わり合いを通して 目標に向かって 主体的に表現できる児童 低学年 自分のよさを感じ 相手との関わりを大切にして 楽しく表現することができる児童 (3) 本単元におけるオリンピック パラリンピック教育理念との関連 豊かな国際感覚 重点的に育成する五つの資質 4 つのテーマ 4 つのアクション ( 本時 ) 英語力を身に付けるコミュニケーションを図ろうとする意欲世界の多様性を受け入れる力 2 文化 学ぶ その他には アスリートによる体験教室や留学生との交流 水田学習を通した餅つきなどの伝統文化 的学習や米の栽培活動を行って環境に関する学習も行う 年間を通して 東京都オリンピック パ

ラリンピック教育 実施方針に沿った活動を意識して設定する (4) 他単元及び他教科との関連 ( 他教科 他領域や日常的な指導等との関連 ) 高学年の目指す児童像 自他のよさを認め 主体的に相手と関わり合いながら 表現活動を工夫したり 自己の最善を尽くしたりすることができる児童 の実現ため この題材の学習は 下表のような教科横断的な取り組みの一つとする 1 学期 2 学期 3 学期 英語 世界のいろいろな言葉であいさつしよう [ 精神 スポーツ ] 道徳 おもてなし [ 文化 精神 ] 英語 ランチメニューを作ろう 総合 留学生と交流しよう [ 文化 精神 ] 学活 オリンピック パラリンピックとは [ 精神 ] 社会 わたしたちのくらしと国土 図工 一班一邦運動 総合 米作りの工夫を調べよう [ 文化 精神 ] 家庭 食べて元気! ご飯とみそ汁 行事 学芸会 総合 障害者スポーツを体験しよう [ 精神 スポーツ ] 算数 その差は何 m [ スポーツ ] 体育 ゲーム形式の活動を通して [ 精神 スポーツ ] 総合 おもちをふるまおう 1 学期の社会や英語活動では 世界のいろいろな国に目を向け 学習を進めてきた 児童は 世界には様々な言語があり そこで暮らす人々の生活もまた多様であることを理解している また 道徳の時間には 2020 年に東京でオリンピック パラリンピックが開催されることと関連させ 外国の方が日本に来たらどのようなおもてなしをするかについて考えた 日本文化のよさを見つめ直し 様々な おもてなし について意見を交流することができた 2 学期には 外国人留学生との交流活動を行った 事前学習で相手の国について調べ 理解を深めたり 教室の飾り付けをして留学生を出迎えたりと 相手の気持ちを考えた おもてなし について考えた 本単元のランチメニューを提供するという活動の際にも 相手を思いやり より意識的に丁寧な表現を用いることを大切にしたい また 他にも全校競技車椅子体験や アスリートを招聘した授業を予定しているが それらをオリンピック パラリンピック精神に関する学習を中心にしながら関連させ 充実した学びにしていきたい () 本時の指導におけるユニバーサルデザインの視点について 本時の授業計画の組み立て ( ねらいの達成から逆算 ) 授業展開 活動の様子 授業のユニバーサルデザイン視点 丁寧な言い方で欲 1 多くの友達と発話したい という児童の意欲を高めるために 一 ねらいの達成 しいものを尋ねた 人一人の発話場面を多く設定し 交流させる 共有化 ( 展開後半 ) り 答えたりし 友 2これまでの学習で得た英語表現を活用して 多くの友達と丁寧な言 達とコミュニケー い方で欲しいものを尋ねたり答えたりし 発表することができるよ ションを図る うにさせる 焦点化 本時で扱う英語表 1デモンストレーションにより 児童に活動の進め方をより理解させ 展開前半 現を振り返り確認 る 共有化 する 2 絵カードを黒板に常時掲示することで 児童の考えの助けとする 視覚化 スモールステップ化 3

授業の導入 個別支援 本時の課題を捉え 授業の見通しをもつ 英語表現が分からず 発話できない 本時の学習の流れを掲示し 見通しをもたせる 視覚化 1 個別に声をかけ 何と言ったらよいか教える 2 友達同士で教え合うよう 周りの児童に働きかける 6 指導計画 (4 時間 ) 次時学習のねらい学習活動 予想される児童の考え評価 1 1 外国の食べ物について知る 朝ご飯の国名当てクイズをする 国によって朝ご飯のメニューが違う この国の朝ご飯はおいしそう 世界の料理に興味をもち 食文化の違いに気付く 言語や文化に対する体験的な理解 国名当てクイズに積極的に参加している 関心 意欲 態度 2 1 丁寧な尋ね方と答え方を知る 丁寧な会話の仕方とその意味を知り 友達とやり取りをする What would you like~? と What do you want? は似ている 英語にも丁寧な言い方があるんだね 場面に応じた丁寧な表現があることに気付く 言語や文化に対する体験的な理解 丁寧な表現を用いてコミュニケーションを図ろうとしている 意欲 関心 態度 3 1 丁寧な言い方でコミュニケーションを図る 丁寧な言い方で欲しいものを尋ねたり 答えたりする たくさんの友達とやり取りができた 丁寧な言い方ができるようになった 欲しいものについて 丁寧な言い方で尋ね話したりしている 外国語の音声などへの理解 丁寧な表現を用いてコミュニケーションを図ろうとしている 意欲 関心 態度 4 1 本時 丁寧な言い方をレストランで使い コミュニケーションを図る 今まで学んだ表現を活用しながら レストランで料理を注文する どんな食品を組み合わせようかな 栄養バランスも考えてみよう 友達とやり取りしながら積極的に活動に参加している 関心 意欲 態度 4

7 本時の学習 (4/4 時間扱い ) (1) 本時の目標 レストランでランチメニューを注文する活動を通して友達とのコミュニケーションを楽しむ (2) 展開 過程 導入 分 学習活動と予想される反応 予想される反応 1 ウォームアップをする チャンツを授業開始前から流す イングリッシュリーダーは前に出て 元気に挨拶する EL: Let s start our English class! Hello, everyone. C: Hello! EL: How are you? C: I m happy! / I m tired. / I m sleepy. EL: How is the weather? C: It s sunny / rainy / cloudy. EL: What day is it today? C: It s Friday. EL: What s the date today? C: It s October 28th. EL: Let s sing the song! C: Yeah! 指導上の留意点 個別の配慮 評価 観点 ( 方法 ) 笑顔で元気よく挨拶を交わすことに より 児童に授業の始まりを意識さ せるようにする ユニバーサルデザインの視点 展開 3 分 Try Everything を歌う 歌詞カードを見てもよいことを伝える 2 本時の学習の流れを確認する レストランでていねいなコミュニケーションをしよう 授業の流れを黒板に掲示する 3 レストランという場面を想定し 丁寧な会話の場であることを意識さて 丁寧なコミュニケーションせる を図る 単語や基本表現の発音を確認する 料理の絵カードを黒板に掲示する どんなメニューがあるのかを確認する 栄養バランスを考えながらメニュー What would you like? を確認する を注文させていく 交代しながらお客と店員 調理役になって レストランで注文する 31 人を8つのグループに分け お客役 店員役 調理役のローテーションで活動を行う 展開の構造化 ねらいの焦点化 焦点化 視覚化 スモールステップ化 共有化 展開の構造化

店員 :Hello. お客 :Hello. 店員 :What would you like? お客 :I d like~. 店員 :O.k. 店員は注文を受けて料理を運ぶ 店員 :Here you are. お客 :Thank you. 店員 :You are welcome. 配置図 黒板正面 調理場 店員役 教師と支援員でデモンストレーションを行う 店員とお客の交代などのタイミングは教師が時間を考慮して行っていく 欲しいものについて 丁寧な言い方で尋ねたり話したりしている 外国語の音声などへの理解 ( 行動観察 ) テーブル 1 テーブル 2 テーブル 3 テーブル 4 テーブル 友達とのやり取りしながら積極的に活動に参加している 関心 意欲 態度 ( 発表 ) ロッカー後方 まとめ 分 4 活動を振り返る My good job! たくさんの友達と会話が できた Friend s good job! 言い方が分からな 頑張ったことや授業の感想などを発表させる 教師が率先して児童の具体的な活動場面を賞賛することで 児 共有化 かったとき友達が教えてくれた 童の発言を促す 挨拶をする T: That s all for today. C: Good-bye, Hitomi & Akira. T: Good-bye. See you! C: See you! 8 板書計画 レストランでていねいなコミュニケーションをしよう 学習の流れ Greeting Song time Activity time1 Activity time2 Activity time3 Review time Last greeting What would you like? I d like~. Menu cards curry and rice,spaghetti, hamburger,pizza, etc 6