テリボンお知らせカード_ pdf

Similar documents
p 13

Microsoft Word - オーソ_201302_Final.docx

<4D F736F F D2082A8926D82E782B995B68F E834E838D838A E3132>

改訂後 ⑴ 依存性連用により薬物依存を生じることがあるので 観察を十分に行い 用量及び使用期間に注意し慎重に投与すること また 連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により 痙攣発作 せん妄 振戦 不眠 不安 幻覚 妄想等の離脱症状があらわれることがあるので 投与を中止する場合には 徐々に

1)~ 2) 3) 近位筋脱力 CK(CPK) 高値 炎症を伴わない筋線維の壊死 抗 HMG-CoA 還元酵素 (HMGCR) 抗体陽性等を特徴とする免疫性壊死性ミオパチーがあらわれ 投与中止後も持続する例が報告されているので 患者の状態を十分に観察すること なお 免疫抑制剤投与により改善がみられた

Microsoft Word - sa_niflec_ doc

副作用収集状況 市販直後調査期間中 (2011 年 4 月 11 日 ~2011 年 10 月 31 日 ) に収集された副作用は 200 例 258 件でした そのうち 重篤な副作用は 8 例 14 件でした 副作用の内訳を表 1 に示します 重篤な副作用は 高カルシウム血症 3 件 意識変容状態

バイエル薬品工業 改訂のお知らせネクサバール錠

<4D F736F F D B A814089FC92F982CC82A8926D82E782B95F E31328C8E5F5F E646F63>

Ⅰ. 改訂内容 ( 部変更 ) ペルサンチン 錠 12.5 改 訂 後 改 訂 前 (1) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本剤の作用が増強され, 副作用が発現するおそれがあるので, 併用しないこと ( 過量投与 の項参照) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本

改訂内容 ( 部追加 改訂 部削除 ) ビ シフロール 錠, ミラペックス LA 錠 共通 改 訂 後 改 訂 前 2. 重要な基本的注意 2. 重要な基本的注意 (5) レボドパ又はドパミン受容体作動薬の投与により 病的賭博 ( 個人的生活の崩壊等の社会的に不利な結果を招くにもかかわらず 持続的に

2. 改訂内容および改訂理由 2.1. その他の注意 [ 厚生労働省医薬食品局安全対策課事務連絡に基づく改訂 ] 改訂後 ( 下線部 : 改訂部分 ) 10. その他の注意 (1)~(3) 省略 (4) 主に 50 歳以上を対象に実施された海外の疫学調査において 選択的セロトニン再取り込み阻害剤及び

Microsoft Word エリンダシン使注意.doc

スライド 1

使用上の注意改訂のお知らせ スピーゲル

平 成 17 年 3 月

ハイゼントラ20%皮下注1g/5mL・2g/10mL・4g/20mL

より詳細な情報を望まれる場合は 担当の医師または薬剤師におたずねください また 患者向医薬品ガイド 医療専門家向けの 添付文書情報 が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています

BD( 寛解導入 ) 皮下注療法について お薬の名前と治療のスケジュール ( 副作用の状況を考慮して 抗がん剤の影響が強く残っていると考えられる場合は 次回の治療開始を延期することがあります ) 薬の名前作用めやすの時間 1 日目

モビコール 配合内用剤に係る 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 販売名 モビコール 配合内用剤 有効成分 マクロゴール4000 塩化ナトリウム 炭酸水素ナトリウム 塩化カリウム 製造販売業者 EA ファーマ株式会社 薬効分類 提出年月 平成 30 年 10 月 1.1. 安全

テリボン市販直後調査中間報告_120702

Microsoft Word - シンポニー_201307_お知らせ文書_Ver01.docx

パリエット錠5mg、パリエット錠10mg、パリエット錠20mg

改訂のお知らせリピオドール480注10mL_130830_2.pdf

Untitled

減量・コース投与期間短縮の基準

AC 療法について ( アドリアシン + エンドキサン ) おと治療のスケジュール ( 副作用の状況を考慮して 抗がん剤の影響が強く残っていると考えられる場合は 次回の治療開始を延期することがあります ) 作用めやすの時間 イメンドカプセル アロキシ注 1 日目は 抗がん剤の投与開始 60~90 分

ヒアルロン酸ナトリウム架橋体製剤 特定使用成績調査

健康な生活を送るために(高校生用)第2章 喫煙、飲酒と健康 その2

症例報告書の記入における注意点 1 必須ではない項目 データ 斜線を引くこと 未取得 / 未測定の項目 2 血圧平均値 小数点以下は切り捨てとする 3 治験薬服薬状況 前回来院 今回来院までの服薬状況を記載する服薬無しの場合は 1 日投与量を 0 錠 とし 0 錠となった日付を特定すること < 演習

1. 重篤な不正出血の発現状況 ( 患者背景 ) (1) 患者背景 ( 子宮腺筋症 子宮筋腫合併例の割合 ) 重篤な不正出血発現例の多くは子宮腺筋症を合併する症例でした 重篤な不正出血を発現した 54 例中 48 例 (88.9%) は 子宮腺筋症を合併する症例でした また 子宮腺筋症 子宮筋腫のい

<4D F736F F D2082A8926D82E782B995B68F C D815B838B43505F4F E31302E646F63>

<4D F736F F D2082A8926D82E782B995B68F A A E5F89968FF E372E646F63>

医薬品の適正使用に欠かせない情報です

5_使用上の注意(37薬効)Web作業用.indd

EST_  H.8.6.

 I

日本医薬品安全性学会 COI 開示 筆頭発表者 : 加藤祐太 演題発表に関連し 開示すべき COI 関連の企業などはありません

Microsoft Word - 日薬連宛抗インフル薬通知(写).doc

Microsoft Word - CDDP+VNR患者用パンフレット doc

ラベキュアパック200・400 使用上の注意改訂のお知らせ_ pdf

Microsoft Word - 基準文書1.doc

ビソノテープお知らせ文書

<4D F736F F D C534689FC92F9817A82A8926D82E782B995B68F915F8D5A90B39286>

抗がん剤を受けられる皆様へ

改訂後改訂前 << 効能 効果に関連する使用上の注意 >> 関節リウマチ 1. 過去の治療において 少なくとも1 剤の抗リウマチ薬 ( 生物製剤を除く ) 等による適切な治療を行っても 疾患に起因する明らかな症状が残る場合に投与すること 2. 本剤とアバタセプト ( 遺伝子組換え ) の併用は行わな

リキスミア 添付文書改訂のお知らせ

「ガスメット錠10mg・20mg」「ガスメットD錠10mg・20mg」使用上の注意改訂のお知らせ

目次 C O N T E N T S 1 下痢等の胃腸障害 下痢について 3 下痢の副作用発現状況 3 最高用量別の下痢の副作用発現状況 3 下痢の程度 4 下痢の発現時期 4 下痢の回復時期 5 下痢による投与中止時期 下痢以外の胃腸障害について 6 下痢以外の胃腸障害の副

<4D F736F F D2082A8926D82E782B995B68F B838F8FF E392E646F63>

サーバリックス の効果について 1 サーバリックス の接種対象者は 10 歳以上の女性です 2 サーバリックス は 臨床試験により 15~25 歳の女性に対する HPV 16 型と 18 型の感染や 前がん病変の発症を予防する効果が確認されています 10~15 歳の女児および

糖尿病経口薬 QOL 研究会研究 1 症例報告書 新規 2 型糖尿病患者に対する経口糖尿病薬クラス別の治療効果と QOL の相関についての臨床試験 施設名医師氏名割付群記入年月日 症例登録番号 / 被験者識別コード / 1/12

Microsoft Word - 1 糖尿病とは.doc

自動車運送事業者における 心臓疾患大血管疾患 対策ガイドライン 概要版 本ガイドラインのポイント 実践 業者が実施スクリーニング検査事医療機関が実施事業者が実施知識 健康起因事故の原因となる心臓疾患 大血管疾患 疾患の原因と予防 ( 参考 ) 関係法令について 心臓疾患 大血管疾患の早期発見と発症予

この薬は 体調がよくなったと自己判断して使用を中止したり 量を加減したりすると病気が悪化することがあります 指示どおりに飲み続けることが重要です この薬を使う前に 確認すべきことは? 次の人は この薬を使用することはできません 過去にインチュニブ錠に含まれる成分で過敏な反応を経験したことがある人 妊


PowerPoint プレゼンテーション

タフィンラーカプセル50mg/75mg、メキニスト錠0.5mg/2mg 添付文書改訂のお知らせ

<4D F736F F D2089BB8A7797C C B B835888E790AC8C7689E6>

以下は メディカルトリビューンの解説記事 酸化マグネシウム使用例の高 Mg 血症はどのように起きているのか 先日, 便秘症などに適応を有する酸化マグネシウム使用に伴う高マグネシウム ( Mg) 血症に関する添付文書の記載強化が行われた ( 関連記事 ) 直近 3 年度で因果関係を否定できない症例を含

レクタブル 2 mg 注腸フォーム 14 回に係る医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 販売名 レクタブル 2 mg 注腸フ 有効成分 ブデソニド ォーム14 回 製造販売業者 EA ファーマ株式会社 薬効分類 提出年月 平成 29 年 10 月 1.1. 安全性検討事項 重要な特

< F2D F289BF8AEE8F808D908EA CA926D>

[ 症例概要 ] 報告された症例のうち主な症例概要を以下に示します 症例 1 性 年齢女 80 代 併用薬 : なし 患者背景使用理由 ( 合併症 便秘症 ( 甲状腺機能亢進症 認知症 1 日投与量 副作用 投与期間 経過及び処置 転帰 2.0 g/ 日投与期間不明 高マグネシウム血症死亡認知症にて

アムロジピンOD錠2.5mg・アムロジピンOD錠5mg・アムロジピンOD錠10mg「EMEC」

この薬を使う前に 確認すべきことは? 患者さんや家族の方はこの薬の効果や注意すべき点などについて十分理解できるまで説明を受けてください 説明に同意した場合に使用が開始されます 次の人は この薬を使用することはできません 過去にイストダックス点滴静注用に含まれる成分で過敏な反応を経験したことがある人

untitled

プラザキサ服用上の注意 1. プラザキサは 1 日 2 回内服を守る 自分の判断で服用を中止し ないこと 2. 飲み忘れた場合は 同日中に出来るだけ早く1 回量を服用する 次の服用までに 6 時間以上あけること 3. 服用し忘れた場合でも 2 回量を一度に服用しないこと 4. 鼻血 歯肉出血 皮下出

保険薬局の登録 ~ クロザリルは CPMS に登録された保険薬局で調剤され 通院患者に渡されることにな っています CPMS 登録にあたり薬局には下記要件が求められます < 要件 1> 1) インターネットが使えること (ecpms(web site) にアクセス可能であること ) 2) 処方元の医

ベナンバックス_患者向医薬品ガイド

B 型肝炎 予防接種予診票 * 接種希望の方へ : 太ワク内にご記入ください * お子さんの場合には 健康状態をよく把握している保護者がご記入ください 記入日年月日 男 ふ り が な 住 所 ける人の氏名女受 保護者の氏名 生年月日 大正昭和平成 年月日生 ( 満歳ヵ月 ) 診察前の体温度分 電話

B 型肝炎 予防接種予診票 * 接種希望の方へ : 太ワク内にご記入ください * お子さんの場合には 健康状態をよく把握している保護者がご記入ください 記入日年月日 男 ふ り が な 住 所 ける人の氏名女受 保護者の氏名 生年月日 大正昭和平成 年月日生 ( 満歳ヵ月 ) 診察前の体温度分 電話

Microsoft Word _12_1ガイド_フルティフォーム120(企業案1)

佐賀県肺がん地域連携パス様式 1 ( 臨床情報台帳 1) 患者様情報 氏名 性別 男性 女性 生年月日 住所 M T S H 西暦 電話番号 年月日 ( ) - 氏名 ( キーパーソンに ) 続柄居住地電話番号備考 ( ) - 家族構成 ( ) - ( ) - ( ) - ( ) - 担当医情報 医

葉酸とビタミンQ&A_201607改訂_ indd

ヒューマリン(インスリン ヒト)患者向医薬品ガイド(R注バイアル)

Ⅱ. 改訂理由 2013 年 6 月の発売以来 2016 年 3 月までの 2 年 9 か月の間に モビプレップ 配合内用剤の使 用症例において 重篤例 9 例を含む 14 例のモビプレップ 配合内用剤との因果関係が否定でき ない 失神 意識消失 等の発現を認めました これらの事象の特徴として アナ

先発品とのの相違の一覧 エダラボン点滴静注 30mg 杏林 エダラボン点滴静注 30mg 杏林 脳梗塞急性期に伴う神経症候 日常生活動作障害 機能障害の改善 通常 成人に 1 回 1 管 ( エダラボンとして 30mg) を適当量の生理食塩液等で用時希釈し 30 分かけて 1 日朝夕 2 回の点滴静

イミグラン点鼻液 20 患者向医薬品ガイド 2019 年 6 月作成 この薬は? 販売名 一般名 含有量 (1 容器 0.1mL 中 ) イミグラン点鼻液 20 IMIGRAN Nasal Spray 20 スマトリプタン Sumatriptan スマトリプタンとして 20mg 患者向医薬品ガイドに

クラリチンドライシロップ 1% クラリチン錠 10mg クラリチンレディタブ錠 10mg 第 1 部申請書等行政情報及び添付文書に関する情報 (7) 同種同効品一覧 シェリング プラウ株式会社

ダラツムマブってどんな薬? 初発の患者さん ( 初めて治療を受ける患者さん ) の治験募集についてー 米国で承認された ダラツムマブ という新薬について Q&A 形式でご紹介します Q&A の監修は 名古屋市立大学病院血液 腫瘍内科診療部長飯田真介先生です Q1 ダラツムマブという薬が米国で承認され

治療法 下記 FOLFIRI 療法 FOLFIRI + 療法 FOLFIRI + 療法 FOLFIRI + 療法 8~9 入 はじめに大腸癌 化学療法 手術後 再発 予防 補助化学療法 切除不能 進行再発大腸癌 対 全身化学療法 抗 剤治療 多 方法 基本 広 使 FOLFOX( ) 療法 FOLF

膿疱性乾癬の効能追加 ( 承認事項の 部変更承認 ) に伴う改訂 改訂内容 ( 該当部のみ抜粋 ) 警告 1.~3. 4. 関節リウマチ患者では, 本剤の治療を行う前に, 少なくとも 1 剤の抗リウマチ薬等の使用を十分勘案すること. また, 本剤についての十分な知識とリウマチ治療の経験をもつ医師が使

Microsoft Word - ガイド新規案_アダラートカプセル_PTPシート差替_final_150908R.docx

久保田 TSH TRAb TSAb 9 久保田 久保田 久保田 久保田

はじめに この 成人 T 細胞白血病リンパ腫 (ATLL) の治療日記 は を服用される患者さんが 服用状況 体調の変化 検査結果の経過などを記録するための冊子です は 催奇形性があり サリドマイドの同類薬です は 胎児 ( お腹の赤ちゃん ) に障害を起こす可能性があります 生まれてくる赤ちゃんに

鑑-H リンゼス錠他 留意事項通知の一部改正等について

D961H は AstraZeneca R&D Mӧlndal( スウェーデン ) において開発された オメプラゾールの一方の光学異性体 (S- 体 ) のみを含有するプロトンポンプ阻害剤である ネキシウム (D961H の日本における販売名 ) 錠 20 mg 及び 40 mg は を対象として

輸血副作用の症状項目並びに診断項目表について

情報提供の例

フォルフォックス FOLFOX 療法を受けられる患者さんへ 監修福井大学医学部長外科学 1 教授山口明夫

タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg タペンタ 錠 100mg に係る 販売名 タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 有効成分 タペンタ 錠 100mg 製造販売業者 ヤンセンファーマ株式会社 薬効分類 821 提出年月 平成 30 年

untitled

食欲不振 全身倦怠感 皮膚や白目が黄色くなる [ 肝機能障害 黄疸 ] 尿量減少 全身のむくみ 倦怠感 [ 急性腎不全 ] 激しい上腹部の痛み 腰背部の痛み 吐き気 [ 急性膵炎 ] 発熱 から咳 呼吸困難 [ 間質性肺炎 ] 排便の停止 腹痛 腹部膨満感 [ 腸閉塞 ] 手足の筋肉の痛み こわばり

「             」  説明および同意書

ポプスカイン0.75% 注シリンジ 75mg /10 院 Popscaine 75mg /10 院 / 筒 丸石 薬価 円 / 筒 効 硬膜外麻酔 用 ( 注 )1 回 150mg ( 本剤として20 院 ) までを硬膜外腔に投与 禁 大量出血やショック状態, 注射部位またはその周辺に

次の人は 慎重に使う必要があります 使い始める前に医師または薬剤師にその旨を告げてください 低カルシウム血症の人または低カルシウム血症をおこす可能性のある人 腎臓に重い障害がある人 肺に転移がある骨巨細胞腫の人 この薬には骨粗鬆症の薬であるプラリア皮下注 60mg シリンジと同じ成分のデノスマブが含

婦人科63巻6号/FUJ07‐01(報告)       M

表イ 同種同効品一覧表


Microsoft Word - 茬çfl�宛玺0618第1å‘·_æŠ¥èŒ¬é•£å®łã†¦é•ıç�¥ï¼‹ã…¡ã…‹ã…łã…«ã…�ㅳ;.doc

Transcription:

医薬品の適正使用に欠かせない情報です 必ずお読み下さい 使用上の注意 改訂のお知らせ 2015 年 11 月 No.2015-04 製造販売元 : 旭化成ファーマ株式会社 この度 使用上の注意 を一部改訂致しましたので お知らせ申し上げます なお 流通在庫の関係から改訂添付文書を封入した製品がお手元に届くまでには若干の日時を要しますので 今後のご使用に際しましては 下記内容をご参照下さいますようお願い申し上げます 1. 改訂の概要 1) 重要な基本的注意 の項(1) において 一過性の血圧低下 を 一過性の急激な血圧低下 に変更し 転倒 と投与後の留意点を追記しました また 注意を払うべき初期症状として 気分不良 顔面蒼白 および 冷汗 を追記しました 2) その他の の項に 味覚異常 蒼白 および 高尿酸血症 を追記しました 3) 高尿酸血症 を追記するにあたり その他の の項に 代謝異常 の分類を新設し これまで その他 の分類に記載していた代謝異常に関連するを 代謝異常 の分類に移動し 記載整備しました 2. 改訂内容 自主改訂 改訂後 ( 部 : 追記 改訂箇所 ) 改訂前 2. 重要な基本的注意 (1) 一過性の急激な血圧低下 意識消失 転倒 ( 投与直後から数時間後にかけて ) があらわれることがあるので 以下の点に留意すること 1) 投与後 30 分程度はできる限り患者の状態を観察すること 特に 外来患者に投与した場合には 安全を確認して帰宅させることが望ましい 2) 投与後に血圧低下 めまい 立ちくらみ 動悸 気分不良 顔面蒼白 冷汗等が生じた場合には 症状がおさまるまで座るか横になるように患者に指導すること 2. 重要な基本的注意 (1) 一過性の血圧低下 意識消失 ( 投与直後から数時間後にかけて ) があらわれることがあるので 投与後に血圧低下 めまい 立ちくらみ 動悸等が生じた場合には 症状がおさまるまで座るか横になるように患者に指導すること 1

4. (2) その他の 頻度分類 消化器注 2) 循環器 肝臓 代謝異常 血液 改訂後 5% 以上 0.1%~ 5% 未満頻度不明注 1) 悪心 嘔吐 腹部不快感 食欲減退 胃炎 消化不良 腹痛 下痢 逆流性食道炎 口渇 便秘 胃潰瘍 腹部膨満 流涎過多 裂孔ヘルニア 血圧上昇 動悸 血圧低下 上室性頻脈 心室性期外収縮 CK(CPK) 上昇 血中リン減少 その他 倦怠感 異常感 ( 全身違和感 気分不良等 ) 発熱 胸部不快感 悪寒 胸痛 多汗症 浮腫 熱感 甲状腺腫 自己免疫性甲状腺炎 脱力感 リンパ節炎 おくび 口腔内不快感 味覚異常 狭心痛 徐脈 心電図異常 潮紅 蒼白 アルブミン グロブリン比減少 血中カリウム減少 血中カリウム増加 血中カルシウム増加 血中クロール減少 血中クロール増加 血中コレステロール増加 血中ナトリウム減少 血中ブドウ糖増加 高尿酸血症 あくび 結膜充血 胆石症 皮下結節 皮下出血 尿中ウロビリン陽性 尿中ビリルビン増加 末梢冷感 脱毛 疼痛 4. (2) その他の 頻度分類 消化器注 2) 循環器 肝臓 血液 改訂前 5% 以上 0.1%~ 5% 未満頻度不明注 1) 悪心 嘔吐 腹部不快感 食欲減退 胃炎 消化不良 腹痛 下痢 逆流性食道炎 口渇 便秘 胃潰瘍 腹部膨満 流涎過多 裂孔ヘルニア 血圧上昇 動悸 血圧低下 上室性頻脈 心室性期外収縮 ( 該当項目なし ) その他 倦怠感 異常感 ( 全身違和感 気分不良等 ) 発熱 胸部不快感 悪寒 胸痛 多汗症 浮腫 CK (CPK) 上昇 熱感 血中リン減少 甲状腺腫 自己免疫性甲状腺炎 脱力感 リンパ節炎 おくび 口腔内不快感 狭心痛 徐脈 心電図異常 潮紅 あくび アルブミン グロブリン比減少 血中カリウム減少 血中カリウム増加 血中カルシウム増加 血中クロール減少 血中クロール増加 血中コレステロール増加 血中ナトリウム減少 血中ブドウ糖増加 結膜充血 胆石症 皮下結節 皮下出血 尿中ウロビリン陽性 尿中ビリルビン増加 末梢冷感 脱毛 疼痛 ( 波線部 : 代謝異常 の分類を新設するにあたり その他 から移項する ) 2

3. 解説 自主改訂 重要な基本的注意 の項について市販後の集積例において 一過性の急激な血圧低下 意識消失 転倒の発現例があることから 重要な基本的注意 の項(1) において 一過性の血圧低下 を 一過性の急激な血圧低下 に変更し 転倒 と投与後の留意点を追記しました また 注意を払うべき初期症状として 気分不良 顔面蒼白 および 冷汗 を追記しました < 注意していただきたいこと> 一過性の急激な血圧低下 意識消失 転倒があらわれることがありますので 投与後 30 分程度は できる限り患者の状態を観察してください 特に外来の患者さんに投与した場合は 安全を確認してから帰宅させるようにお願いします 本剤投与後に 血圧低下 めまい 立ちくらみ 動悸 気分不良 顔面蒼白 冷汗 等が発現したときは 症状がおさまるまで座るか横になるようご指導ください 発現した症例のうち 2 例の概要を以下に示します < 症例の概要 1> 女 80 代 骨粗鬆症 ( 関節リウマチ 高血圧 パーキンソン病 ) 56.5μg/ 週 15 日間 血圧低下 意識消失 悪心 動悸 嘔吐 投与開始日投与 8 日目 投与 15 日目 投与 16 日目 本剤 56.5μg 1/ 週 投与開始 本剤 2 回目投与 投与後 30 分で収縮期血圧が 20 mmhg 下がった 血圧低下発現 血圧低下 : 回復 本剤投与 1 回目 2 回目ともに症状は特になかった 10:50 11:20 11:35 11:40 11:45 12:00 頃 12:10 頃 12:15 頃 12:30 頃 本剤 3 回目投与 施行前血圧 :122/60 mmhg 動悸を訴える ( 意識消失の前駆症状 1 時間持続 ) 嘔気 血圧 :98/55 mmhg 心拍 :101 bpm 血圧 :75/40 mmhg 心拍 :89 bpm 血圧測定時 (70/40 mmhg 101 bpm) くずれる様に倒れる 意識消失 血圧測定不能 吐気 嘔吐 ( 吐瀉物はなし ) 下肢挙上させる 輸液用電解質液 200 ml+ ドパミン塩酸塩 (50mg) 1A 点滴 救急車到着 意識回復 救急車内血圧 :140~150/70mmHg 心拍 :127/ min 嘔吐発作 ( 吐瀉物なし ) を繰り返す 他病院に到着 血圧 :124/70 mmhg 心拍 :100 bpm 吐気 (-) 意識清明 ヒドロコルチゾンコハク酸エステルナトリウム点滴 念のため入院 血圧低下 ( 一過性 ) 意識消失 悪心 動悸 嘔吐 : 回復 独歩で退院 併用薬 : アルファカルシドール メトクロプラミド アクタリット レボドパ ベンセラジド塩酸塩 カンデサルタンシレキセチル トリクロルメチアジド 3

< 症例の概要 2> 女 80 代 骨粗鬆症 ( なし ) 56.5μg/ 週継続 血圧低下 頻脈 不整脈 投与開始日投与 113 日目 投与 162 日目 投与 176 日目 投与 197 日目 本剤皮下注用 56.5μg 1/ 週投与開始 本剤投与前血圧 :120/64 mmhg 脈拍 :72 bpm 本剤投与 30 分後血圧 :74/48 mmhg 脈拍 :66bpm 血圧低下発現 血圧低下による気分不良あり 安静を 30 分ほど追加 血圧 :88/40 mmhg 脈拍 :96 bpm 帰宅 安静指示 血圧低下 : 回復 本剤投与前血圧 :150/80 mmhg 脈拍 :84 bpm 本剤投与 30 分後血圧 :92/62 mmhg 脈拍 :80 bpm 血圧低下発現 気分不良はなく帰宅 安静指示 血圧低下 : 回復 本剤投与前血圧 :154/84 mmhg 脈拍 :84 bpm 本剤投与 30 分後血圧 :94/54 mmhg 脈拍 :80 bpm 血圧低下発現 気分不良はなく帰宅 安静指示 血圧低下 : 回復 本剤投与前血圧 :144/68 mmhg 脈拍 :78 bpm 本剤投与 30 分後血圧 :98/58 mmhg 脈拍 :102 bpm( 不整脈 ) 血圧低下 頻脈 不整脈発現 血圧低下による顔色不良 気分不良 (+) ( いずれも血圧低下の随伴症状 ) 安静 30 分追加 血圧 :110/50 mmhg 脈拍 :96 bpm 帰宅 安静を指示 血圧低下 頻脈 不整脈 : 回復 本剤投与継続 併用薬 : アムロジピンベシル酸塩 モサプリドクエン酸塩水和物 アスピリン ダイアルミネート ファモチジン クエン酸第一鉄ナトリウム アルファカルシドール 酸化マグネシウム 4

その他の の項への 味覚異常 蒼白 および 高尿酸血症 の追記について (1) 味覚異常現在までに本剤との因果関係が否定できない 味覚異常 の報告が集積したことから その他の の項に 味覚異常 を追記しました 発現した症例のうち 1 例の概要を以下に示します < 症例の概要 > 女 骨粗鬆症 56.5μg/ 週 味覚異常 70 代 ( 不整脈 糖尿継続投与開始日本剤 56.5μg 1/ 週の投与開始 病 すい臓良性投与 36 日目本剤投与後 味覚異常発現 本剤投与後 2 3 日続く 腫瘍 腰椎椎間投与 43 日目本剤投与後 前回と同様の症状発現 板症 ) 投与 50 日目本剤投与後 前回と同様の症状発現 投与 57 日目投与 64 日目投与 71 日目 本剤投与後 前回と同様の症状発現 本剤投与後 味覚異常発現せず 味覚異常 : 回復 併用薬 :L-アスパラギン酸カルシウム水和物 メコバラミン (2) 蒼白現在までに本剤との因果関係が否定できない 蒼白 の報告が集積したことから その他の の項に 蒼白 を追記しました 発現した症例のうち 1 例の概要を以下に示します < 症例の概要 > 男 70 代 併用薬 : なし 骨粗鬆症 ( なし ) 56.5μg/ 週 1 日間 顔色不良 ( 蒼白 ) 発熱 背部痛 右膝痛 悪寒 戦慄 投与開始日 投与 2 日目 11:00 14:10 19:00 本剤 56.5μg 1/ 週の投与開始 悪寒 戦慄 顔色不良 ( 蒼白 ) 腰部 ~ 背部および右膝の激痛 発熱 (38.3 ) 発現 採血 心電図 胸部 X 線をチェックし 点滴 ( マルトース加乳酸リンゲル液 ) 実施 尿路感染も疑い セフトリアキソンナトリウム水和物投与 体温が 36.4 まで低下 以後痛みの訴え等なし 本剤投与中止 頚部の重だるさ ( 背部痛の続発症状 ) あるも各部の痛みなし vital 問題なく退院 顔色不良 ( 蒼白 ) 発熱 背部痛 右膝痛 悪寒 戦慄 : 回復 5

(3) 高尿酸血症現在までに本剤との因果関係が否定できない 高尿酸血症 の報告が集積したことから その他の の項へ 代謝異常 の分類を新設し 高尿酸血症 を追記しました また 高尿酸血症 を追記するにあたり その他の の項に 代謝異常 の分類を新設し これまで その他 の分類に記載していた代謝異常に関連するを 代謝異常 の分類に移動し 記載整備しました 発現した症例のうち 1 例の概要を以下に示します < 症例の概要 > 女 90 代 骨粗鬆症 ( 高血圧 糖尿病 脳梗塞 不眠症 ) 56.5μg/ 週継続 高尿酸血症 投与 52 日前投与開始日投与 113 日目投与 183 日目 投与 197 日目 尿酸値 :5.9mg/dL 本剤 56.5μg 1/ 週の投与開始 高尿酸血症発現 尿酸値 :8.1mg/dL 高尿酸血症の治療薬としてアロプリノール (100mg/ 日 ) 開始 尿酸値 :8.4mg/dL 尿酸値 :6.1mg/dL 高尿酸血症 : 回復 本剤投与継続 併用薬 : ナテグリニド ニセルゴリン アムロジピンベシル酸塩 グリメピリド エチゾラム テルミサルタン ゾルピデム酒石酸塩 ロキソプロフェンナトリウム水和物 レバミピド メコバラミン アログリプチン安息香酸塩 ラベプラゾールナトリウム クエン酸第一鉄ナトリウム アゾセミド 医薬品安全対策情報 (DSU)No.245 に掲載されますので 併せてご参照下さい 医薬品添付文書改訂情報は 医薬品医療機器総合機構ホームページ (http://www.pmda.go.jp/) に最新添付文書並びに医薬品安全対策情報 (DSU) が掲載されます 6

7