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国語科学習指導案様式(案)

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Microsoft Word - ④「図形の拡大と縮小」指導案

Microsoft Word - 中学校数学(福島).doc

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PowerPoint プレゼンテーション

中2テスト06

第4学年算数科学習指導案

2 図形の定義や性質を見いだすための算数的活動を取り入れる 2 枚の長方形, 長方形と三角形,2 枚の三角形を重ねて四角形を作る活動を取り入れ, 向かい合う辺の平行関係に着目させたり, 長さに着目させたりしながら, 四角形を定義できるようにする コンパスや分度器, ものさし等を使って, 四角形の構成

(2) -2,4,1 3 y=-x-2 をかいた ( 人 ) 4 (1) y=2x-9,y=2x,y=3x+3 (2) y=x+11 (3) 指導観校内の研究テーマが 考える力を引き出す授業のあり方 ということで, 数学科では考える力とは何かを分析し,11 項目に整理した 1 帰納的に考える力 2

第 4 学年算数科指導案 平成 28 年 11 月 2 日 ( 水 ) 第 5 校時場所 4 年 2 組男子 22 名女子 10 名指導者垣見遥 ともなって変わる量 思考力 判断力 表現力の育成 ~ 児童の考えを引きだす算数的活動の工夫 ~ 1 単元名 ともなって変わる量 2 単元の目標 ともなって

けて考察し, 自分の考えを表現している 3 電磁石の極の変化と電流の向きとを関係付けて考え, 自分の考えを表現している 指導計画 ( 全 10 時間 ) 第 1 次 電磁石のはたらき (2 時間 ) 知 1, 思 1 第 2 次 電磁石の強さが変わる条件 (4 時間 ) 思 2, 技 1, 知 2

能を習得したり活用したりすることの必要性について確認する グラフをかく力やグラフを読み取る力を身に付けさせるとともに, 一次関数を学ぶことに対する意欲を高めたい 小単元全体を通して主体的に学ぶ意欲を高め, 自分の考えを説明したいという気持ちにさせた上で, 目的や方法等を明確にした意図のあるペアやグル

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平成23年度東京都教育研究員  地区発表公開授業

数学科学習指導案 1 次方程式 ( 中学校第 1 学年 ) 神奈川県立総合教育センター < 中学校 高等学校 > 数学 理科授業づくりガイドブック 平成 22 年 3 月 問題つくりを題材として取り上げ 身近な生活の中にある数量関係を見いだし それを基に文章題を作らせる指導によって 自ら具体的な事象

中学校第 3 学年数学科学習指導案 日 時 平成 25 年 月 日 ( ) 第 校時 対 象 第 3 学年 学校名 立 中学校 1 単元名 式の計算第 1 章式の計算 2 単元の目標文字を用いた簡単な多項式について 式の展開や因数分解ができるようにするとともに 目的に応じて式を変形したりその意味を読

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

学年第 3 学年 2 単元名 ( 科目 ) いろいろな関数の導関数 ( 数学 Ⅲ) 3 単元の目標 三角関数 対数関数 指数関数の導関数を求めることができる 第 次導関数の意味を理解し 求めることができる 放物線 楕円 双曲線などの曲線の方程式を微分することができる 4 単元の学習計画 三角関数 対

○数学科 2年 連立方程式

Microsoft Word - 全国調査分析(H30算数)

数学科学習指導案 指導者ステップコース隠地純子 平野未紗 ジャンプコース中村徳寿 1 日時平成 27 年 1 月 20 日 ( 火 )5 校時 2 学年第 1 学年ステップコース 12 人 ジャンプコース 19 人 3 単元名空間図形 立体の表面積と体積 4 単元について (1) 単元観中学校学習指

理科学習指導案

(3) 指導観本時は 連立方程式の文章題を扱う最初の時間である 方程式の文章題は 個数と代金に関する問題 速さ 時間 道のりに関する問題 割合に関する問題 を扱う これらを解くときには図や表 線分図などを書くことが有効であることを生徒達は昨年度一次方程式の時にも経験している 一元一次方程式を利用する

3 学校教育におけるJSLカリキュラム(中学校編)(数学科)4.授業事例 事例10 2年 図形と合同「円周角の定理」

(2) 計画学習課題 学習内容 時間 連立方程式とその解 二元一次方程式とその解の意味 2 連立方程式とその解の意味 ( 本時 1/2) 連立方程式の解き方 文字の消去の意味 加減法による連立方程式の解き方 5 代入法による連立方程式の解き方 連立方程式の利用 問題を解決するために 2つの文字を使っ

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第 2 学年 理科学習指導案 平成 29 年 1 月 1 7 日 ( 火 ) 場所理科室 1 単元名電流とその利用 イ電流と磁界 ( イ ) 磁界中の電流が受ける力 2 単元について ( 1 ) 生徒観略 ( 2 ) 単元観生徒は 小学校第 3 学年で 磁石の性質 第 4 学年で 電気の働き 第 5

二等辺三角形の性質 (2) 次の図の の大きさを求めなさい () = P=Q P=R Q 68 R P (2) (3) 五角形 は正五角形 = F 50 F (4) = = (5) === = 80 2 二等辺三角形の頂角の外角を 底角を y で表すとき y を の式で表しなさい y 2-5-2

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本時の展開

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Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

2 児童観復習プリントから 乗法の交換法則 4 7=7 乗法の結合法則 = 加減混合の式や乗除混合の式の計算はできていると考えられる しかし 分配法則 6 10=6 9+ や 7 8=7 9 はできない児童が数名いて 定着していないことが分かる また 計算の仕方は理解してい

算数科学習指導案 1 日時平成 24 年 10 月 25 日 ( 木 ) 5 校時 2 学年第 6 学年 8 名 3 単元名比例と反比例 ( 啓林館 ) 4 単元について 本単元は 三原市立和木小学校 指導者荒木美花 本単元のねらいは, 伴って変わる 2 つの数量の中から比例関係や反比例関係にあるも

Microsoft PowerPoint - syogaku [互換モード]

(Microsoft Word - 201\214\366\212J\216\366\213\3061\224N\211\271.docx)

(1) 具体的な場面を通して正の数と負の数について理解し, その四則計算 (1) 正の数と負の数について具体的な場面での活動を通して理解し, その ができるようにするとともに, 正の数と負の数を用いて表現し考察する 四則計算ができるようにする ことができるようにする ア 正の数と負の数の必要性と意味

【大竹市】玖波小学校 算数「垂直・平行と四角形」(4年)HP

Taro-12事例08.jtd

7 命題の仮定 三角形の合同条件 図形の性質を記号で表すこと 41

子葉と本葉に注目すると植物の成長の変化を見ることができるという見方や, 植物は 葉 茎 根 からできていて, それらからできているものが植物であるという見方ができるようにしていく また, 学んだことを生かして科学的なものの見方を育てるために, 生活の中で口にしている野菜も取り上げて観察する活動を取り

2、協同的探究学習について

第 6 学年算数科学習指導案 日時平成 25 年 月 日 ( ) 校時対象第 6 学年 組 名学校名 立 小学校授業者 1 単元名 速さ ( 学校図書 6 年上 ) 2 単元の目標速さについて理解し 求めることができるようにする 3 単元の評価規準 単元の評価規準 ア算数への関心 意欲 態度 速さを

英語                                    英-1

教科に関する調査の各問題の分析結果と課題 (3) 中学校数学 B

の 問を提示して定着度を確認していく 1 分けて計算するやり方 70 = =216 2 =6 2 筆算で計算する方法 題材の指導計画 ( 全 10 時間扱い ) ⑴ ⑵ ⑶ 何十 何百 1 位数の計算 1 時間 2 位数 1 位数

s_052小4算数「面積のはかり方と表し方」北総

問 題

第 5 学年算数科指導案 中野区立新井小学校平成 28 年 9 月 7 日 ( 水 ) 第 5 校時第 5 学年 2 組 37 名授業者古矢岳史 平成 28 年 9 月 5 日 ( 月 ) 第 4 校時第 5 学年 1 組 38 名授業者梶田智美 研究主題 思考力 判断力 表現力の育成 ~ 算数科

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5. 単元指導目標単元の目標 ( 子どもに事前に知らせる ) 三角形を辺や角に目をつけて分類整理して それぞれの性質を見つけよう 二等辺三角形や正三角形のかき方やつくり方を知ろう 二等辺三角形や正三角形の角を比べよう 子どもに事前に知らせる どうまとめるのか 何を ( どこを ) どうするのか (

調査の概要 1 目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し その改善を図るとともに 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てる さらに そのような取組を通じて 教育に関する継続的な検証改善サイ

算数科学習指導案 指導者伊達詩恵 1 日時平成 24 年 5 月 21 日 ( 月 ) 5 校時 2 学年第 6 学年 1 組 22 名 3 場所 6 年 1 組教室 4 単元名文字と式 5 単元について 単元観 本単元は, 数量の関係を表す式についての理解を深め, 式に表したり, 式を読み取ったり

平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県和歌山市 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

Taro-1803 平行線と線分の比

Microsoft Word - 社会科

Ⅰ 指導と評価の年間計画 及び 評価規準と単元計画 の作成の手引き 1 指導と評価の年間計画 についてこれは 次の 2 の 評価規準と単元計画 の全単元について その概要を記述したものである 生徒の学習活動に対するより適正な評価 及び生徒の学習の改善に生かされる評価 ( 指導と評価の一体化 ) の実

第 4 学年算数科学習指導案 平成 23 年 10 月 17 日 ( 月 ) 授業者川口雄 1 単元名 面積 2 児童の実態中条小学校の4 年生 (36 名 ) では算数において習熟度別学習を行っている 今回授業を行うのは算数が得意な どんどんコース の26 名である 課題に対して意欲的に取り組むこ

「埼玉発世界行き」高校生留学奨学金交付要綱

Microsoft Word - 第3学年国語科学習指導案 .docx

1. 単元名 運動とエネルギー 3 章エネルギーと仕事 南中学校第 3 学年理科学習指導案 平成 26 年 10 月 16 日 ( 木 ) 第 5 校時 3 年生徒数 3 名場所理科室授業者 2. 単元について (1) 単元観本単元は 運動の規則性やエネルギーの基礎を 身のまわりの物体の運動などの観

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るかどうか, そして, その予想した事柄を ~は, になる という形で表現できるかどうかをみるものである 正答率は, 48.1% であり, 発展的に考え, 予想した事柄を ~は, になる という形で表現することに課題がある (3) 学習指導に当たって 事柄を予想することを大切にする数や図形について成

(Microsoft Word - \217\254_\216Z_5_\216O\214\264\216s\227\247\216O\214\264\217\254.doc)

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第 1 問 2 問題のねらい三角形の形状と三角比に関する命題について, その探究過程の会話文を読みながら, 命題の条件を変えるなどして論理的 発展的に考察する問題である 得られた結果を基に批判的に検討し, 概念を広げたり深めたりする力を問う オ焦点化した問題を目的に応じて数学における基本 72.4

Taro-@いわてスタンダード中数20

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関心 意欲 態度科学的思考力観察 実験の技能 表現第 5 学年理科学習指導案平成 16 年 6 月 15 日 ( 火 ) 第 3 校時指導者宇多幹子場所理科室 1 単元名 植物の発芽と成長 2 単元の目標と評価規準 植物の発芽と成長を, それにかかわる条件に着目しながら調べる活動を通して, 見いだし

集合は, 概念が抽象的であると同時に, 記号による取り扱いが多くなるので, 常に具体的な例での指導を心がける 命題の真偽や必要条件, 十分条件などは, 集合の包含関係の図と関連付けて直感的に理解させる 対偶を利用する証明や背理法による証明などの間接証明法は, その考え方を理解させるように丁寧に指導す

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4 単元構想図 ( 全 14 時間 ) 生徒の意識の流れ 表を使って解く 縦 (m) 0 8 横 (m) x= 右辺の形に式を変形して 二次方程式を解こう1 ax = b (x + m) = nは平方根の考えで解くことができる x= 右辺の形に式を変形して 二次方程式を解こう2 x +

(3) 指導観公民的分野は地理的分野と歴史的分野の学びの積み重ねによるところが大きい 用語や概念も高度化し 生徒の感想にも 難しい と感じるものが多くなっている そこで その難しいと感じる公民の用語などは積極的に用語集を活用し 難しい言葉に対する抵抗感を少しでも和らげるよう授業でも活用している また

中学 1 年生 e ライブラリ数学教材一覧 学校図書 ( 株 ) 中学 1 年 数学 文字式式の計算 項と係数 中学 1 年 数学 次式 中学 1 年 数学 項のまとめ方 中学 1 年 数学 次式の加法 中学 1 年 数学 77

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

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し, 定期的に評価することで 自己の考え を自覚する場面を意図的に設定している 本教材の学習においては, 様々な情報の中から必要な情報を取り出し, 整理 分析し, それに基づいた自分の考えを表現する活動を通して, 自己の考えの深まりや広がり を実感させることによって, 課題改善につなげたいと考えてい

1 単元名 分数 ( 全 10 時間 ) 教材名 分数をくわしく調べよう ( 東京書籍 4 年下 ) 第 4 学年算数科学習指導案平成 26 年 11 月 26 日 ( 水 ) 5 校時 4 年 1 組 ( 男子 13 名 女子 10 名計 23 名 ) 指導者上田稚子 ( 学習指導要領 ) A 数

★数学学習指導案最終(知的障害)

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

 

第5学年  算数科学習指導案

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調査の概要 1 目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し その改善を図るとともに そのような取組を通じて 教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する また 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の

平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県海草地方 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

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平成 28 年度埼玉県学力 学習状況調査各学年の結果概要について 1 小学校 4 年生の結果概要 ( 平均正答率 ) 1 教科区分による結果 (%) 調査科目 羽生市 埼玉県 国語 算数 分類 区分別による結果 < 国語 > (%) 分類 区分 羽生市 埼

平成 30 年 1 月平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果と改善の方向 青森市立大野小学校 1 調査実施日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) 2 実施児童数第 6 学年 92 人 3 平均正答率 (%) 調 査 教 科 本 校 本 県 全 国 全国との差 国語 A( 主として知識

第 2 学年 5 組理科学習指導案 日時平成 26 年 12 月 12 日 ( 金 ) 場所城北中学校授業者酒井佑太 1 単元名電気の世界 2 単元について (1) 教材観今日の私たちの日常生活において 電気製品はなくてはならないものであり 電気についての基礎的な知識は必要不可欠である しかし 実際

問題解決的な学習スタイルを充実させるために 3 つのステップを積み上げましょう 課 題 板書を充実させる道具を用意している ( マグ ネット名札 学習の流れカード ) 黒板に日付を書き 単元の流れ 本時の流れを 掲示している ノートに日付 単元の流れ 本時の流れを書かせている 前時の振り返りをノート

Microsoft Word - スーパーナビ 第6回 数学.docx

Taro-H29結果概要(5月25日最終)

○学部 ○○科 学習指導案

Transcription:

2 年 1 組数学科学習指導案 平成 25 年 10 月 28 日 ( 月 ) 3 校時場所 2 年 1 組教室指導者小林剛 1) 単元名平面図形の性質と図形の合同 2) 単元の目標 平行線や角の性質 多角形の内角 外角の和の性質など 基本的な図形の性質に関心をもち それを確かめようとする 数学への関心 意欲 態度 平行線や角の性質 多角形の内角 外角の和の性質などを 基本的な図形の性質を帰納的な考え方や類推的な考え方 演繹的な考え方を用いて予想したり 予想したことを用いて考察したりすることができる 数学的な見方や考え方 平行線と角の性質や多角形の内角 外角の和を利用して角の大きさを求めることができ 証明に用いられることばを適切に用いて 証明の過程を表現することができる 数学的な技能 平行線の性質や多角形の角及び三角形の合同条件や基本的な図形の性質を理解する 数量や図形などについての知識 理解 3) 基盤 ( 教材観 ) 小学校における図形の学習は 操作的な活動や直感的な取扱いが中心である 観察 構成などの活動を通して 図形を構成する要素や位置関係などが扱われている 中学校第 1 学年では 観察 操作や実験などの活動を通して 図形についての直感的な見方や考え方を深めることを中心としながら 論理的に考察し表現する能力を培っていく 第 2 学年から 論証によって図形の性質を調べることが取り扱われるようになる ここでは 主として基本的な平面図形を扱う 観察 操作や実験などの活動を通して 三角形や多角形についての角の性質を見いだし 平行線の性質を基にしてそれらを確かめる そして その推論の過程を自分の言葉で 他者に伝わりやすく表現することをねらいとする また 平面図形の合同の意味を理解し 三角形や平行四辺形の性質を三角形の合同条件などを基にして確かめる さらに 図形の性質の証明を読んで新たな性質を見つけ その性質を演繹的に確かめ 論理的に考察し表現することをねらいとする 第 3 学年で学習する 相似や三平方の定理につなげるためにも 論理的に考え 推論したことを確かめることの基礎的な力をつけていく必要のある単元である ( 生徒観 ) ( 指導観 ) 小学校では二等辺三角形や平行四辺形の性質について それぞれの図形に着目し 実験 実測 観察などにより

調べている 中学校 2 年生では 論理的に筋道を立てて推論し 図形の性質を調べることができるようにする 調べる過程やその結果について説明し伝えあう活動を通して 適切に表現できるようにする 本時の課題である星形多角形の角の和は 補助線を引くことにより 多くの解法を考えることができる 生徒にとってはなじみのある形であり 取り組みやすい課題であると思われる 解法を考えるにあたり 平面図形の角に関する性質や 三角形の角 多角形の内角の和や外角の和 凹四角形の角といった既習事項を活用して 自分の言葉で考えを筋道立てて説明できるようにしたい また グループでの話し合い活動を取り入れることにより 多様な考え方に気づき より適切な表現をすることができるようにしたい 正確な言葉で表現することよりも 自分の言葉で論理的に説明することを目的として個々の生徒が積極的に考えるようにしたい 今後の証明につなげていくためにも 図形を見て 調べ 考えることに抵抗なく取り組んでいくことができるように指導していきたい 4) 単元の評価規準数学への関心 意欲 態度数学的な見方や考え方 数学的な技能 数量や図形などについての知識 理解 様々な事象を平行線の性平行線の性質 三角形の平行線の性質 三角形の平行線の性質 三角形の 質 三角形の角についての角についての性質などを見角についての性質などを 角についての性質などを理 性質などで捉えるなど 数いだし それが正しいことを数学の用語や記号を用い解し 知識を身に付けてい 学的に考え表現することに根拠を明らかにして説明して簡潔に表現するなど る 関心をもち 意欲的に数学たり その過程を振り返って技能を身に付けている を問題の解決に活用して考考えを深めたりするなど 数 えたり判断したりしようとして学的な見方や考え方を身 いる に付けている 5) 単元指導計画と評価計画 ( 全 16 時間 ) 評価 時 学習内容 関 考 技 知 主な評価規準 評価方法 角 1 対頂角の性質 同位角 錯角 直感的にわかることがらを 筋道を立てて説明しようとしてい と る 観察 ノート 平 対頂角の大きさを的確に求めることができる ワークシート 行 2 平行線と同位角 錯角の関係 同位角 錯角の意味を理解している 観察 線 平行線の同位角や錯角の性質を用いて 角の大きさを的確に求めることができる ワークシート 3 平行線になる条件 平行線になる条件とその違いについて理解している 発言 ワークシート 多 4 三角形の内角と外角 平行線の性質を用いて 三角形の内角の和について考えるこ 角 とができる 形 三角形の内角 外角の性質を用いて 必要な角の大きさを求 の めることができる ワークシート 角 5 多角形の内角の和 多角形の内角の和を予想し それが正しいことを既習事項に帰着させて考えようとしている 発言 ノート 多角形の内角の和を 頂点の数や三角形の数などを表に表 すことによって考え 説明することができる 発言 ノート 6 多角形の外角の和 多角形の外角の和を予想し それが正しいことを既習事項に帰着させて考えようとしている 発言 ノート 多角形の外角の和は360 であることを説明し それを用い て 角の大きさを求めることができる 発言 ノート

7 星型多角形の角の和 星形五角形の先端にできる角の和の求め方を いろいろな考え方で見つけ出そうとする 観察 ワークシート 既習の事項を用いて 多様な解決方法を見つけ出し 説明す ることができる 観察 ワークシート 三 8 合同な図形の性質 図形の合同の意味を理解している 観察 角 合同な図形の合同であることや 辺や角の関係などを記 形 号を用いて表したり その意味を読み取ったりすること の ができる 観察 ノート 合 9 三角形の合同条件 2つの三角形がどんな場合に合同になるかを考え 合同であ 同 10 ることを確かめるのに 三角形の合同条件を利用しようとして いる 観察 三角形の合同条件を言葉や式などを用いて表すことがで きる 観察 ワークシート 証 11 証明の意味と必要性 証明の意味と必要性 仮定 結論 証明のすじ道について理 明 解している ノート ワークシート と 図形の性質などを証明するために 構想や方針を立てること そ ができる 発言 ノート の 12 証明のしくみ 仮定から結論を導く証明のしくみに関心を持ち 証明のすじ し 道を進んで調べようとしている 観察 く すでに正しいことがらを根拠にして 仮定から結論を導く証明 み のすじ道をまとめることができる 観察 ノート 定義や命題の仮定と結論 逆の意味を理解している ワーク シート 証 13 合同条件を使って簡単な図形 三角形の合同条件を使って証明する手順を明らかにすること 明 14 の性質を証明 ができる 発言 ノート の 図形の性質などを証明することに関心をもち その必要性と意 進 味を考えたり 証明の方法について考えたりしようとしている め 観察 ノート 方 証明の進め方を十分に理解している 観察 ワークシート 図形の辺や角の関係などを 記号を用いて的確に表すことが できる ワークシート 構想や方針を基にして 仮定など根拠となる事柄を明らかに し 筋道を立てて結論を導くにはどうすればよいかを考えることができる 観察 ノート ワークシート ま 15 基本のたしかめ 章末問題を 用語の意味や 記号を正しく理解し使うことができる 観 と 16 解く 察 ノート ワークシート め 既習のことを活用しながら 事象を論理的に考察したり 過程を振り返って考えを深めたりすることができる 観察 ノート ワークシート 用語や記号を使って 簡潔に表現する技能を身に付けて いる 観察 ノート ワークシート 既習事項を意欲的に問題の解決に活用して考えたり判断 したりしようとしている 観察

6) 本時の活動 1 本時のねらい星形五角形の先端にできる角の和について予想し その予想が正しいことを既習事項に帰着させて考え 説明することができる 数学的な見方や考え方 2 本時の展開 学習活動と予想される生徒の反応 評価と教師の支援 1 前時までの内容を復習する 既習事項をカードで確認する 対頂角の性質 平行線と同位角 錯角 カードを黒板に掲示し 確認しやすいよ 三角形の内角 外角の性質 凹四角形の角 うにする 多角形の内角の和 外角の和 2 本時の問題を把握する 本時の学習問題を提示する 自分の好きな星形五角形を描いて 星形五角形の 先端にできる5つの角の和の大きさが何度になるか 考えてみよう 3 星形五角形の先端にできる角の和について予想させ ど 予想できていない生徒には 分度器を使 うやって確認したらよいかを考えさせる って実測するように指示する 90 だと思う 180 だと思う 図に積極的に書き込みをし 自分の考え 360 だと思う 540 だと思う をまとめるよう指示する * どんな星形五角形でも5つの角の和は同じだろうか? * どうやって確認したらよいだろうか? 分度器で測る 切って合わせてみる どんな星形五角形でも 先端にできる5つの角の和 は180 になるだろうか できるだけ多くの方法で 説明してみよう 4 個人で考えをまとめる 星形五角形の先端にできる5つの角の和を予想し それが正しいことを既習事項に 5 グループで自分の意見を発表し 意見交換する 帰着させて考えることができる 観察 * 今まで学習したことを使って 自分の言葉で説明してみワークシート よう 図形のどの性質を使って考えたのかはっ < 予想される生徒の反応 > きり説明できるように指示する 三角形に着目して考える 1つ考えられた生徒には 他の方法で考 えさせたり わかりやすい説明になって いるか考えさせる 三角形の外角の和を使って 三角形の内角の和に結びつけ て考える 今まで学習した内容を思い出しやすくす るために掲示したカードを用いて 問題 解決のためのヒントとさせる

平行線の性質を使って考える 平行線を引き 同位角 錯角の関係を使って a から e を一直線上に集めて考える 複数の考えが浮かばないグループには 掲示してあるカードのどれを使えばいいのか 具体的に指示をする 星形五角形の図にヒントを書いた図を用意しておき 次の考えが出ないグループにヒントとして与える 真ん中の五角形を使って考える 内側にある五角形の外角の和 と 三角形の内角の和の関係か ら考える 凹四角形を使って考える 凹四角形の性質と対頂角の性質を使って 三角形の内角の和として考える 凹四角形の性質については 抵抗なく使 えるように指導しておく 6 グループで出た意見を発表する 発表しやすいように 図形を拡大した用 * グループの中で自分の考えを説明し いろいろな考え方 紙を用意しておく を出してみよう 多様な考え方が出るように 発表する考えを机間指導により 指定する 7 本時の学習を振り返る 既習事項を使って 多様な考え方 解決 * 他のグループの考えを聞いて 気がついたこと 考えた方法があることを理解できる 観察 ワことを書いてみよう ークシート 出た考え方を整理して 多様な考え方に気づくようにする 3 本時の評価 十分満足できると判断される おおむね満足できると判断される 支援が必要とされる 生徒の具体例 生徒の具体例 生徒への手だて 星形五角形の先端にできる角の星形五角形の先端にできる角の既習事項との関連に気づきや 数学的な 和について予想し それが正し和について予想し それが正しすいように 既習事項をまと 見方や いことを既習事項に帰着させていことを既習事項に帰着させてめたカードを黒板に貼り ど 考え方 考え 多様な方法で説明するこ考え 説明することができる れを使えばよいか助言する とができる

対頂角の性質

平行線の性質

平行線の性質

三角形の内角 外角の性質

多角形の内角の和 180 ( n -2) n -2 1 2 3

多角形の外角の和 b' b a' a e' e c c' d d' a'+ b'+ c'+ d'+ e' =360

凹四角形の性質 a b d c a + b + c = d

三角形の内角の和 平行線を利用する

三角形の内角の和 平行線を利用する

n a b c d l m f e g h

l n b a c d m f e g h

l p a e q b f g m c d h

l p a q b e f m c d h g

星形五角形の角の和について調べよう 氏名 ( ) a + b + c + d + e =180 となることを自分の言葉で説明しよう

他の人やグループの考えを聞いて気がついたことや 新たに考えたことを書いてみよう 今日の授業の感想 氏名 ( )

ヒント A( 難易度 ) ヒント C( 難易度 ) ヒント E( 難易度 ) ヒント B( 難易度 ) ヒント D( 難易度 ) ヒント F( 難易度 ) 自力