控除の種類判定 次の表に従い 対象となる控除を判定します 区分対象となる控除該当ページ 一般住宅の新築等 A 一般住宅の新築等に係る住宅借入金等特別控除 3 ページ 認定住宅の新築等 A2 認定住宅の新築等に係る住宅借入金等特別控除 4 ページ 中古住宅の購入 A3 中古住宅の購入に係る住宅借入金等

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住宅借入金等特別控除の入力編

住宅借入金等特別控除の入力編


左記に該当しない方 ボタンを選択した場合 ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除 というリンクになった文字をクリックすると 住宅借入金等特別控除の入力画面が表示されます 所得 所得控除等入力 画面で ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除 というリンクになった文字をクリックすると 3 ページ


2. 適用を受けるにあたっての 1 相続発生日を起算点とした適用期間の要件 相続日から起算して 3 年を経過する日の属する年の 12 月 31 日まで かつ 特例の適用期間である平成 28 年 4 月 1 日から平成 31 年 12 月 31 日までに譲渡することが必要 例 平成 25 年 1 月

所得税確定申告セミナー

2. 適用を受けるにあたっての 1 相続発生日を起算点とした適用期間の要件 相続日から起算して 3 年を経過する日の属する年の 12 月 31 日まで かつ 特例の適用期間である平成 28 年 4 月 1 日から平成 31 年 12 月 31 日までに譲渡することが必要 例 平成 25 年 1 月

この特例は居住期間が短期間でも その家屋がその人の日常の生活状況などから 生活の本拠として居住しているものであれば適用が受けられます ただし 次のような場合には 適用はありません 1 居住用財産の特例の適用を受けるためのみの目的で入居した場合 2 自己の居住用家屋の新築期間中や改築期間中だけの仮住い

税金のいろいろ所得税の計算の税金サラリーマン20 生活の税金株式の税金事業の税金不動産の税金贈与の税金相続の税金(2) 適用を受けるための主な要件 取得又は増改築等をした日から6か月以内に居住すること 住宅の床面積が50m 2 以上で取得又は増改築後の家屋の床面積の1/2 以上が居住用であること 中

やさしい税金教室

必要な書類 市町村 住民票の写し 原本 居住開始年月日を記載するため 法務局 原本 登記簿に記載した内容を確認するため 請負契約書 写 売買契約書 写 ⑨ 家屋 土地等の取得価額を記載するため 住宅取得資金に係る 借入金の年末残高等証明書 原本 二面 一面⑨から転記,,, 借入金残高の確認 家屋の取

土地建物等の譲渡(マイホームの売却による譲渡損)編

13. 平成 29 年 4 月に中古住宅とその敷地を取得した場合 当該敷地の取得に係る不動産取得税の税額から 1/2 に相当する額が減額される 14. 家屋の改築により家屋の取得とみなされた場合 当該改築により増加した価格を課税標準として不動産 取得税が課税される 15. 不動産取得税は 相続 贈与

5 適用手続 ⑴ 相続時精算課税の適用を受けようとする受贈者は 贈与を受けた財産に係る贈与税の申告期間内に 相続時精算課税選択届出書 ( 贈与者ごとに作成が必要 ) を贈与税の申告書に添付して 納税地の所轄税務署長に提出する ( 相法 21の92) なお 提出された当該届出書は撤回することができない

平成 31 年度住宅関連税制改正の概要 ( 一社 ) 住宅生産団体連合会 平成 31 年 3 月 (1) 住宅ローン減税の拡充 ( 所得税 個人住民税 ) 消費税率 10% が適用される住宅取得等をして 2019 年 10 月 1 日から 2020 年 12 月 31 日までの間にその者の居住の用に

2 引き続き居住の用に供している場合 とされる場合本人が 転勤などのやむを得ない事情により 配偶者 扶養親族その他一定の親族と日常の起居を共にしないこととなった場合において その家屋等をこれらの親族が引き続きその居住の用に供しており やむを得ない事情が解消した後は 本人が共にその家屋に居住することに

各年の住宅ローン控除額の算出 所得税から控除しきれない額は住民税からも控除 当該年分の住宅ローン控除額から当該年分の所得税額 ( 住宅ローン控除の適用がないものとした場合の所得税額 ) を控除した際に 残額がある場合については 翌年度分の個人住民税において 当該残額に相当する額が 以下の控除限度額の


2 住宅の取得等に係る税額控除の判定表住宅の新築や購入をされた方は 1 を 住宅の増改築等をされた方は 2 をご覧いただき 対象となる税額控除 をご確認ください なお 複数の税額控除から1つを選択できる場合がありますが いずれの税額控除が有利となるかは 毎年の所得金額や借入金等の年末残高などによって

第 7 章 間にその者の居住の用に供したときに 一定の要件の下で そのバリアフリー改修工事等にあてるために借り入れた住宅借入金等の年末残高 (1,000 万円を限度 ) の一定割合を5 年間所得税の額から控除できます なお 52ページの増改築に係る住宅ローン控除制度との選択適用になります 1 控除期

2. 控除の適用時期 Q. 12 月に取得した自宅の所在地に 年末までに住民票を移しましたが 都合で引っ越しが翌年になってしまった場合 住宅ローン控除はいつから受けることになりますか A. 住宅ローン控除の適用を受けるためには 実際に居住を開始することが必要です したがって 住民票を移した年ではなく


契約をするとき 契約書に貼る印紙税不動産取引で取り交わす契約書は 印紙税の対象となります 具体的には 不動産の売買契約書や建物の建築請負契約書 土地賃貸借契約書 ローン借入時の金銭消費貸借契約書等がこれに当たります 印紙税の額は 契約書に記載された金額によって決定されます 原則として 収入印紙を課税

平成29年 住宅リフォーム税制の手引き 本編_概要

4 住宅購入 名称住宅購入に対する各種税金と給付金に関する支援 担当部課 概要新築または中古の住宅を取得するとかかる税金があります また 所得税控除や給付金が支払われる制度もあります 1. 不動産取得税 ( 県税 ) 土地や家屋などの不動産の取得時に 県が課税する税金です お問い合わせ先 神奈川県藤

スライド 1

第2 質疑応答

の範囲は 築 20 年以内の非耐火建築物及び築 25 年以内の耐火建築物 ((2) については築 25 年以内の既存住宅 ) のほか 建築基準法施行令 ( 昭和二十五年政令第三百三十八号 ) 第三章及び第五章の四の規定又は地震に対する安全上耐震関係規定に準ずるものとして定める基準に適合する一定の既存

私たちの市税

土地建物等の譲渡(マイホームの売却による譲渡益)編

住宅の省エネエネ改修改修に伴う固定資産税固定資産税の減額制度減額制度について 平成 20 年 1 月 1 日以前に建てられた住宅 ( 賃貸住宅を除く ) について 平成 20 年 4 月 1 日から平成 32 年 3 月 31 日までの間に 一定の要件を満たす省エネ改修工事を行った場合 120 m2

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土地建物等の譲渡損失は 同じ年の他の土地建物等の譲渡益から差し引くことができます 差し引き後に残った譲渡益については 下記の < 計算式 2> の計算を行います なお 譲渡益から引ききれずに残ってしまった譲渡損失は 原則として 土地建物等の譲渡所得以外のその年の所得から差し引くこと ( 損益通算 )

間にその者の居住の用に供したときに 一定の要件の下で そのバリアフリー改修工事等にあてるために借り入れた住宅借入金等の年末残高 (1,000 万円を限度 ) の一定割合を5 年間所得税の額から控除できます なお 53ページの増改築に係る住宅ローン控除制度との選択適用になります 1 控除期間 5 年間

イ税務署へ確定申告書を提出し 所得税の住宅ローン控除の適用を受けている 退職所得 山林所得がある方 所得税の平均課税の適用を受けている方は 住宅ローン控除申告書を提出することにより控除額が大きくなる場合があります 申告書を提出される方は3 月 15 日 ( 月 ) までに申告してください 申告しなけ

「2 所得税及び復興特別所得税の確定申告書データをお持ちでない方」からの更正の請求書・修正申告書作成編

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4.住宅取得等資金の非課税の適用を受ける場合編

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(1) 相続税の納税猶予制度の概要 項目 納税猶予対象資産 ( 特定事業用資産 ) 納税猶予額 被相続人の要件 内容 被相続人の事業 ( 不動産貸付事業等を除く ) の用に供されていた次の資産 1 土地 ( 面積 400 m2までの部分に限る ) 2 建物 ( 床面積 800 m2までの部分に限る

(2) 父母 ( 祖父母 ) から子 ( 孫 ) への住宅取得等資金の贈不 父母 ( 祖父母 ) など直系尊属から その子 ( 孫 ) へ居住用の家屋の新築 取得または増改築のための金銭 ( 住宅取得等資金 ) を贈不した場合 表の通りの金額について贈不税が非課税となります また 贈不税の基礎控除

相続税計算 例 不動産等の評価財産の課税評価額が 4 億 8 千万円 生命保険金の受取額が 2 千万円 現金 預金等が 4 千万円 ローン等の債務及び葬式費用等が 3 千万円である場合の相続税を計算します 相続人は妻と 2 人の子供の 3 人です ( 評価額を計算するには専門知識を要します 必ず概算

受贈者ごとの非課税限度額 ( 注 1) 1 下記 2 以外の場合住宅用の家屋の種類 住宅用の家屋の新築等に係る契約の締結日 ( 注 3) 省エネ等住宅 ( 注 4) 左記以外の住宅 平成 27 年 12 月 31 日まで 1,500 万円 1,000 万円 平成 28 年 1 月 1 日から平成 2

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公共債の税金について Q 公共債の利子に対する税金はどのようになっていますか? 平成 28 年 1 月 1 日以後に個人のお客様が支払いを受ける国債や地方債などの特定公社債 ( 注 1) の利子については 申告分離課税の対象となります なお 利子の支払いを受ける際に源泉徴収 ( 注 2) された税金

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医療費控除が変わります!!! 1 領収書の提出等が不要となりました 2 明細書 ( 集計表 ) の提出が必要となりました 3セルフメディケーション税制が創設されました 医療費控除の明細書 ( 集計表 ) を提出することにより 医療費 の領収書の提出又は提示が不要となりました 医療費の領収書は 自宅で

住宅税制の概要 1 住宅の取得に係る税制 ( 注 ) を付した部分は 平成 22 年度税制改正により改正されたもの ( 1) 所得税 住宅ローン減税 ( 租 41) ( 国税 ) 住宅の新築 取得又は増改築等をした場合 10 年間 住宅ローン等の年末残 個人住民税 高の1.0%( 長期優良住宅につい

受贈者ごとの非課税限度額 ( 注 1) 1 下記 2 以外の場合住宅用の家屋の種類 住宅用の家屋の新築等に係る契約の締結日 ( 注 3) 省エネ等住宅 ( 注 4) 左記以外の住宅 平成 27 年 12 月 31 日まで 1,500 万円 1,000 万円 平成 28 年 1 月 1 日から平成 3

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所得税関係 ( 住宅ローン控除の特例 ) の改正 ⑵ 震災税特法の制度 ( 適用期間の特例 ) の概要東日本大震災によって被害を受けたことにより 住宅ローン税額控除の適用を受けていた家屋 ( 以下 従前家屋等 といいます ) を居住の用に供することができなくなった居住者については その居住の用に供す

N 譲渡所得は 売却した土地や借地権 建物などの所有期間によって 長期譲渡所得 と 短期譲渡所得 に分けられ それぞれに定められた税率を乗じて税額を計算します この長期と短期の区分は 土地や借地権 建物などの場合は 売却した資産が 譲渡した年の1 月 1 日における所有期間が5 年以下のとき 短期譲

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(4) 給与所得者の( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除申告書 の記入について 下表および次頁の記入例を参照のうえ ご記入ください 項目 ESS/EXselfを利用できる方 ESS/EXselfを利用できない方 A 給与の支払元会社名をご記入ください B 給与の支払元会社の所在地をご記入くださ

第 5 章 N

図表 2 住宅ローン減税の拡充 消費税率が 5% の場合 消費税率が 8% または 10% の 場合 適用期間 ~2014 年 3 月 2014 年 4 月 ~2017 年末 最大控除額 (10 年間合計 ) 200 万円 (20 万円 10 年間 ) 400 万円 (40 万円 10 年間 ) 控

1 基本項目 ⑴ 所轄税務署長給与の支払者の所在地 ( 住所 ) の所轄税務署名を入力します 所轄税務署が不明な場合 国税庁ホームページ にある 税務署を検索 で郵便番号等による検索ができますので 参照してください ⑵ 給与の支払者の法人番号この欄には 申告書を受理した給

相続税の節税対策としての生前贈与 相続税 贈与税はともに相手に渡る財産の金額に対して累進的な税率により税金がかかりま す そこで 相続税の税率よりも低い税率で贈与をすれば 相続税の節税になります 下の 図で相続税と贈与税税率を確認して下さい 贈与税は 相続税に比べ 基礎控除額が低く さらに税率が高く

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(2) 源泉分離課税制度源泉分離課税制度とは 他の所得と全く分離して 所得を支払う者 ( 銀行 証券会社等 ) がその所得の支払の際に 一定の税率で所得税を源泉徴収し それだけで所得税の納税が完結するものです 1 対象となる所得代表的なものとして 預金等の利子所得 定期積金の給付補てん金等があります

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~ この操作の手引きをご利用になる前に ~ この操作の手引きでは 確定申告書の作成方法を説明しています 操作を始める前に 以下の内容をご確認ください 共通の操作の手引きの確認入力方法やデータ保存 読込方法などを説明した ( 共通 )e-tax で送信するための準備編 又は ( 共通 ) 書面提出 (

土地 建物の譲渡に伴う課税 所得税 住民税 譲渡所得の計算個人が不動産を譲渡した場合には 出た利益 ( 譲渡所得 ) に対して所得税と住民税が課税されます 課税譲渡所得 = 譲渡収入金額 - 取得費 ( 1)- 譲渡費用 ( 2)- 特別控除額 1 取得費 : 譲渡した不動産の取得に要した費用 購入

4. 平成 27 年度税制改正の概要 (1) 住宅の取得に関わる税制 登録免許税 不動産取得税 改正項目ヘ ーシ 改正内容 所有権保存登記 所有権移転登記 所有権の信託 抵当権設定の登記の軽減措置 税率の軽減措置 宅地評価土地の課税標準の軽減措置 軽減税率の適用期限を平成 27 年 3

B 事例 1: 日本赤十字社と公益財団法人公益法人協会ともに 所得控除方式 を適用し ffff た場合に還付される税金について 前提 1 寄附先の名称等 ( 弊協会の他に 東日本大震災の義援金として日本赤十字社に寄附したものと仮定 ) 名称金額備考 日本赤十字社 ( 東日本大震災義援金 ) 30,0

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Transcription:

A A3 住借 平成 30 年分 住宅借入金等特別控除を受けられる方へ ( 新築 購入用 ) 税務署 本説明書の目的 本説明書は 住宅ローンにより住宅の新築 購入をして 自己の居住の用に供した方が 初めて住宅借入金等特別控除 ( 住宅ローン控除 ) を受ける場合の適用要件や必要な手続の概要を説明するものです 平成 30 年 月 日現在の法令等に基づいて作成しています 制度の概要 個人が 国内において 住宅の新築 購入 ( 新築等 ) をして 自己の居住の用に供した場合において 住宅の新築等のための借入金等 ( 住宅ローン ) を有するときは その居住の用に供した年以後 0 年間の各年にわたり その年分の所得税額から その年の 2 月 3 日における住宅ローンの残額に応じて計算した金額を控除することとされています これを 住宅借入金等特別控除 ( 住宅ローン控除 ) といいます 本説明書で使用する用語の説明などにつきましては 6 ページをご参照ください 制度の詳細等をお知りになりたい方は 国税庁ホームページ ( タックスアンサー ) をご確認ください 住宅の増改築等について住宅借入金等特別控除を受けられる方は 平成 30 年分 ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除を受けられる方へ ( 住宅の増改築用 ) をご覧ください 必要な手続 次の書類を 確定申告書 に添付して税務署に提出します 全ての方 補助金等の交付や住宅取得資金の贈与を受けた方 連帯債務がある方 確定申告書に添付すべき計算明細書 ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除額の計算明細書 ( 付表 ) 補助金等の交付を受ける場合又は住宅取得等資金の贈与の特例を受けた場合の取得対価の額等の計算明細書 ( 付表 2) 連帯債務がある場合の住宅借入金等の年末残高の計算明細書 確定申告書に添付すべき書類 適用する控除の種類により異なります 2 ページの 控除の種類判定 で判定された控除の種類に従い 適用要件を満たしているかを確認した上 提出書類をご用意ください 申告書と計算明細書は 国税庁ホームページで作成できます!! 作成コーナー

控除の種類判定 次の表に従い 対象となる控除を判定します 区分対象となる控除該当ページ 一般住宅の新築等 A 一般住宅の新築等に係る住宅借入金等特別控除 3 ページ 認定住宅の新築等 A2 認定住宅の新築等に係る住宅借入金等特別控除 4 ページ 中古住宅の購入 A3 中古住宅の購入に係る住宅借入金等特別控除 5 ページ 一般住宅 認定住宅 中古住宅 は次のとおりです 用語 一般住宅 認定住宅 中古住宅 説明 ( 下記の ) 認定住宅 中古住宅に該当しない住宅をいいます 次のいずれかに該当する住宅をいいます 長期優良住宅の普及の促進に関する法律に規定する認定長期優良住宅 2 都市の低炭素化の促進に関する法律に規定する低炭素建築物又は低炭素建築物とみなされる特定建築物 建築後に使用されたことのある住宅で次のいずれかの基準を満たす住宅をいいます 経過年数基準建築された日から購入の日までの期間が 20 年 ( マンションなどの耐火建築物については 25 年 ) 以内であること ( 注 ) 耐火建築物とは 建物の登記事項証明書に記載された建物の構造のうち 建物の主たる部分の構成材料が 石造 れんが造 コンクリートブロック造 鉄骨造 ( 軽量鉄骨造は含まない ) 鉄筋コンクリート造又は鉄骨鉄筋コンクリート造のものをいいます 2 耐震基準地震に対する安全上必要な構造方法に関する技術的基準又はこれに準ずるものに適合することが購入の日前 2 年以内に証明されているもの 上記 又は 2 の基準を満たさない建築後使用されたことのある住宅 ( 要耐震改修住宅 ) であっても 購入の日までに耐震改修を行うことについて申請をし 居住の用に供した日までにその耐震改修により家屋が耐震基準に適合する場合も該当します ( 注 ) 新築等をした住宅が 上記のいずれの住宅に該当するかご不明な場合は 住宅の販売会社等にご確認ください 2

A 一般住宅の新築等に係る住宅借入金等特別控除 適用要件に該当するかを確認し 以下の書類をご用意ください ( 確認欄のすべてにチェックが入る場合のみ控除を受けることができます ) 適用要件確認欄 新築等をした日から 6 か月以内に入居している 2 本年の 2 月 3 日 ( 死亡した場合は その日 ) まで引き続き居住の用に供している 3 本年分の合計所得金額 (6 ページ ) が 3,000 万円以下である 4 住宅の床面積 ( 登記事項証明書に表示されているもの )(6 ページ ) が 50 m2以上であり かつ床面積の 2 分の 以上が専ら自己の居住用である 5 0 年以上の償還期間を有する住宅ローンによって住宅を取得している 6 7 2 以上の住宅を所有していない ( 所有している場合は主に居住している住宅である ) 入居した年及びその年の前後 2 年以内にマイホームを売却した場合などの譲渡所得の課税の特例等 (3,000 万円の特別控除など )(6 ページ ) を受けていない 確定申告書に添付すべき書類 確認欄 金融機関等から交付された 住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書 原本 2 住宅の登記事項証明書 原本 3 住宅の工事請負契約書又は売買契約書 写し 4 ( 土地の購入に係る住宅ローンについて控除を受ける場合 ) 土地の登記事項証明書 原本 土地の売買契約書 写し 5 ( 補助金等の交付を受けた方 ) 市区町村からの補助金決定通知書など補助金等の額を証する書類 6 ( 住宅取得等資金の贈与の特例 (6 ページ ) を受けた方 ) 贈与税の申告書など住宅取得等資金の額を証する書類 写し 7 給与所得者の方は 平成 30 年分の給与所得の源泉徴収票 原本 8 確定申告書に記載したマイナンバー ( 個人番号 ) の本人確認書類 ( マイナンバーカード ( 個人番号カード ) の写しなど ) 確定申告書を提出する際に提示によることもできます 詳しくは 国税庁ホームページ又は 平成 30 年分所得税及び復興特別所得税の確定申告の手引き をご確認ください ご準備できましたら 6 ページの計算明細書の作成へお進みください 3

A2 認定住宅の新築等に係る住宅借入金等特別控除 適用要件に該当するかを確認し 以下の書類をご準備ください ( 確認欄のすべてにチェックが入る場合のみ控除を受けることができます ) 適用要件確認欄 認定住宅 (2 ページ ) である 2 新築等をした日から 6 か月以内に入居している 3 本年の 2 月 3 日 ( 死亡した場合は その日 ) まで引き続き居住の用に供している 4 本年分の合計所得金額 (6 ページ ) が 3,000 万円以下である 5 住宅の床面積 ( 登記事項証明書に表示されているもの )(6 ページ ) が 50 m2以上であり かつ床面積の 2 分の 以上が専ら自己の居住用である 6 0 年以上の償還期間を有する住宅ローンによって住宅を取得している 7 8 2 以上の住宅を所有していない ( 所有している場合は主に居住している住宅である ) 入居した年及びその年の前後 2 年以内にマイホームを売却した場合などの譲渡所得の課税の特例等 (3,000 万円の特別控除など )(6 ページ ) を受けていない 2 確定申告書に添付すべき書類 A 一般住宅の新築等に係る住宅借入金等特別控除 (3 ページ ) 確定申告書に添付すべき書類 ~8 の書類 認定住宅 であることを証する次の書類 認定長期優良住宅の場合 ( 両方が必要 ) 都道府県 市区町村等の長期優良住宅建築等計画の認定通知書 写し 市区町村の住宅用家屋証明書 原本又は写し 又は建築士等の認定長期優良住宅建築証明書 原本 2 低炭素住宅の場合 ( 両方が必要 ) 都道府県 市区町村等の低炭素建築物新築等計画の認定通知書 写し 市区町村の住宅用家屋証明書 原本又は写し 又は建築士等の認定低炭素住宅建築証明書 原本 3 低炭素住宅とみなされる特定建築物の場合 市区町村の住宅用家屋証明書( 特定建築物用 ) 原本又は写し 確認欄 ご準備できましたら 6 ページの計算明細書の作成へお進みください 4

A3 中古住宅の購入に係る住宅借入金等特別控除 適用要件に該当するかを確認し 以下の書類をご準備ください ( 確認欄のすべてにチェックが入る場合のみ控除を受けることができます ) 適用要件確認欄 中古住宅 (2 ページ ) である 2 購入をした日から 6 か月以内に入居している 3 本年の 2 月 3 日 ( 死亡した場合は その日 ) まで引き続き居住の用に供している 4 本年分の合計所得金額 (6 ページ ) が 3,000 万円以下である 5 住宅の床面積 ( 登記事項証明書に表示されているもの )(6 ページ ) が 50 m2以上であり かつ床面積の 2 分の 以上が専ら自己の居住用である 6 0 年以上の償還期間を有する住宅ローンによって住宅を取得している 7 8 9 2 以上の住宅を所有していない ( 所有している場合は主に居住している住宅である ) 購入時及び購入後において 生計を一にする親族等 (6 ページ ) から購入した住宅でない 入居した年及びその年の前後 2 年以内にマイホームを売却した場合などの譲渡所得の課税の特例等 (3,000 万円の特別控除など )(6 ページ ) を受けていない 2 3 確定申告書に添付すべき書類 A 一般住宅の新築等に係る住宅借入金等特別控除 (3 ページ ) 確定申告書に添付すべき書類 ~8 の書類 ( 中古住宅が耐震基準 (2 ページ ) を満たすものとして控除を受ける場合 ) 次のいずれかの書類 建築士等の耐震基準適合証明書 原本 登録住宅性能評価機関の建設住宅性能評価書 写し 既存住宅売買瑕疵担保責任保険契約に係る付保証明書 原本 ( 中古住宅が要耐震改修住宅 (2ページ 書き ) に当たる場合 ) 耐震改修に係る工事請負契約書 写し 次の~4のうちいずれかの書類 建築物の耐震改修計画の認定申請書 写し 及び耐震基準適合証明書 原本 2 耐震基準適合証明申請書 写し 及び耐震基準適合証明書 原本 3 建設住宅性能評価申請書 写し 及び建設住宅性能評価書 写し 4 既存住宅売買瑕疵担保責任保険契約の申込書 写し 及び既存住宅売買瑕疵担保責任保険契約に係る付保証明書 原本 確認欄 ご準備できましたら 6 ページの計算明細書の作成へお進みください 5

住宅借入金等特別控除額の計算明細書の作成 次の書き方に従って 住宅借入金等特別控除額の計算明細書 を作成してください 作成に当たっては 9 ページ以降に掲載している記載例もご参照ください なお 作成した 住宅借入金等特別控除額の計算明細書 は ご用意いただいた書類と一緒に確定申告書に添付して税務署に提出する必要があります 住所及び氏名 あなたの住所及び氏名を記載します 共有者がいる場合には 共有者の氏名も記載してください 2 新築又は購入した家屋等に係る事項 ( 家屋に関する事項 ) イの欄には 新築等をした住宅に居住した年月日を記載します ロの欄には 売買契約書 ( 工事請負契約書 ) に記載された住宅の購入金額 ( 請負金額 ) を記載します 住宅の新築等に関し 補助金等の交付を受けた場合は ( 付表 ) 補助金等の交付を受ける場合又は住宅取得等資金の贈与の特例を受けた場合の取得対価の額等の計算明細書 (5 ページ ) により計算した金額を記載します ハの欄には 登記事項証明書 ( 建物 ) に記載された床面積の合計を記載します ニの欄には 居住用に使用している部分の床面積を記載します 店舗や貸付等に使用していない場合は 上記 ハの欄と同じ面積となります ( 土地等に関する事項 ) 住宅の新築等に併せて土地等を購入した場合には 土地等に関する事項を記載します イの欄は 住宅の新築等をする前に土地を購入した場合に その購入した年月日を記載し その他の欄は 家屋の例に準じて記載してください 6

3 特定取得に係る事項 売買契約書 ( 工事請負契約書 ) に記載された消費税 地方消費税の税率が 8% である場合には 特定取得 の欄に を付けます 中古住宅を個人間売買によって購入した場合には 特定取得に該当しませんので ご注意ください 4 家屋や土地等の取得対価の額 の欄には 登記事項証明書 ( 建物 ) に記載されたあなたの持分を記載します 共有者がいない場合には 記載不要です 2 の欄には 取得対価の額 の割合 で計算した金額を記載します 住宅の新築等に関し 住宅取得等資金の贈与の特例を受けた場合は ( 付表 ) 補助金等の交付を受ける場合又は住宅取得等資金の贈与の特例を受けた場合の取得対価の額等の計算明細書 (5 ページ ) により計算した金額を記載します 住宅の新築等に併せて土地等を購入した場合には 土地等に関する事項を記載します 家屋の例に準じて記載してください 5 居住用部分の家屋又は土地等に係る住宅借入金等の年末残高 住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書 に記載された借入金等の区分に応じて それぞれ 住宅のみ 土地等のみ 及び 住宅及び土地等 の欄に記載します 3 の欄には 住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書 に記載された 年末残高 の額を記載します 4 の欄には 連帯債務がある場合のあなたの負担割合を記載します 連帯債務でない場合には 00.00 と記載してください 5 の欄には 3 4 で計算した金額を記載します 連帯債務がある場合の 4 5 欄は ( 付表 2) 連帯債務がある場合の住宅借入金等の年末残高の計算明細書 により計算した金額を記載します 7

6 の欄には 2 の金額と 5 の金額のいずれか少ない金額を記載します 7 の欄には ニ ハで計算した割合を記載します 店舗や貸付等に使用していない場合は 00.0 と記載してください 8 の欄には 6 7 で計算した金額を記載します 9 の欄には 8 の欄の合計額を記載します 9 の金額が 4,000 万円を超える場合は 4,000 万円 ( 特定取得に該当しない場合は 2,000 万円 ) となります 6 ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除額 番号の欄には 二面の該当する番号を記載します ( 一般住宅 中古住宅の場合は 認定長期優良住宅の場合は 3 認定低炭素住宅の場合は 4 を記載します ) 8 の欄には 二面で計算した 8 の金額を記載します 7 控除証明書の要否 給与所得者の方は 2 年目以降の住宅借入金等特別控除については 年末調整で適用を受けることができます その際に必要となる控除証明書の交付を要する方は 要する の欄に を記載します 要する の欄に を記載した適用 年目の方には 後日 住宅借入金等特別控除証明書 を税務署から送付します ( 参考 ) 翌年以降における住宅借入金等特別控除の適用について 給与所得者が年末調整によってこの控除の適用を受ける場合 適用 年目の確定申告によりこの控除の適用を受けた給与所得者は 2 年目以降の各年分の所得税について 年末調整によってこの控除を受けることができます 年末調整によってこの控除を受けようとする場合には 後日税務署から送付される住宅借入金等特別控除証明書 2 住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書を給与支払者に提出してください 確定申告書を提出してこの控除の適用を受ける場合 確定申告書を提出してこの控除の適用を受けようとする場合には ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除額の計算明細書 2 住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書を添付して確定申告書を所轄税務署に提出する必要があります 8

記載例 住宅を購入した場合 ( 一般の住宅 共有者なし 土地の購入あり ) 居住開始年月日 平成 30 年 4 月 日 住宅及び土地の購入金額 50,000,000 円 ( うち 消費税額,600,000 円 ) 住宅の床面積 ( うち居住用 ) 50.00m2 (50.00m2) 土地の総面積 ( うち居住用 ) 300.00m2 (300.00m2) 住宅借入金の年末残高 ( 当初借入金額 ) 49,000,000 円 (50,000,000 円 ) 住宅借入金の区分 住宅及び土地等 確定申告書に添付すべき書類 から計算明細書へ記載する事項の表示例 不動産売買契約書 2 建物の登記事項証明書 土地等の登記事項証明書 3 4 住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書 5 9

( 一面 ) 市 町 - - 3 コクゼイタロウ国税太郎 30 4 2600000 50 00 300 00 50 00 28400000 300 00 2 4 各階の合計を記載します 2600000 28400000 50000000 49000000 00 00 49000000 49000000 00 0 49000000 40000000 5 4000 0

( 二面 ) 国税太郎 40000000 4000

記載例 2 住宅の取得等資金の贈与を受け 住宅を購入した場合 ( マンション 共有者あり ) 居住開始年月日 平成 30 年 4 月 日 住宅の購入金額 30,000,000 円 ( うち 消費税額 800,000 円 ) 床面積 ( うち居住用 ) 0.00m2 (0.00m2) 住宅借入金の年末残高 ( 当初借入金額 ) 9,000,000 円 (0,000,000 円 ) 住宅借入金の区分 住宅及び土地等 共有持分 /2 住宅取得等資金の贈与の金額 5,000,000 円 ( 住宅取得等資金の贈与の特例の適用を受けている ) 確定申告書に添付すべき書類 から計算明細書へ記載する事項の表示例 不動産売買契約書 マンション等の購入については 住宅と土地等の購入に係る借入金等が一括借入である場合 住宅と土地等の取得価額の合計額を 住宅の取得対価の額 として 差し支えありません なお 売買契約書等に住宅と土地の取得価額が区分して記載されていない場合で 住宅と土地等で共有持分割合や居住用割合が異なるなど それぞれの取得価額を記載する必要がある場合は 消費税等の額を基礎として住宅の取得価額を計算するなど合理的な方法により計算します 建物の登記事項証明書 建物の床面積の表示 建物と土地の金額が区分されていない場合 土地の床面積の表示マンションのように区分所有建物の場合には 所有分の土地の面積の表示がないため 敷地権の目的である土地全体の面積から合理的な方法により計算します 合理的な計算方法として 建物の床面積を基に以下のとおり計算する方法があります ( 建物の登記事項証明書に記載されています ) 2 建物全体の床面積表示例の場合は 各階の床面積を合計し 0452.46 m2になります 2

土地全体の面積 計算例 6447.8 ( 土地全体の面積 ) 0.00( 専有部分の建物の床面積 ) 73.08 0452.46( 建物全体の床面積 ) = ( 敷地権を有する部分の土地の面積 ) 3 敷地権の割合 ( 所有権割合 ) が表示されている場合には その割合を用いて計算しても差し支えありません 共有持分の表示 4 住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書 5 補助金等の交付を受ける場合又は住宅取得等資金の贈与を受けている場合 ご注意ください!! 住宅の新築等に関し補助金等を受ける場合 2 住宅取得等資金の贈与を受けており 贈与税の申告において 住宅取得等資金の贈与の特例 (6 ページ ) の適用を受けている場合には その交付を受ける金額又は適用を受けた金額を住宅の購入金額から差し引いて計算します ( 付表 ) 補助金等の交付を受ける場合又は住宅取得等資金の贈与の特例を受けた場合の取得対価の額等の計算明細書 (5 ページ ) により計算します なお 住宅と土地等の取得対価の額をそれぞれ記載している場合で 住宅取得等資金を家屋と土地等のいずれの取得等に充てたか明らかでない場合には 取得対価の額で按分した金額をそれぞれの取得に充てたものとして差し支えありません 計算方法は ( 付表 ) 補助金等の交付を受ける場合又は住宅取得等資金の贈与の特例を受けた場合の取得対価の額等の計算明細書 の裏面を参考にしてください 3

( 一面 ) 市 町 - - コクゼイタロウ国税太郎 コクゼイハナコ国税花子 2 30 4 30000000 0 00 0 00 73 08 73 08 3 4 2 2 0000000 0000000 6 9000000 付表 (5 ページ ) 00 00 9000000 9000000 5 00 0 00 0 00 0 9000000 9000000 900 ( 二面 ) 記載例は省略しています 記載例 を参考にしてください 4

( 付表 ) 補助金等の交付を受ける場合又は住宅取得等資金の贈与の特例を受けた場合の取得対価の額等の計算明細書 30 国税太郎 30,000,000 30,000,000 2 2 5,000,000 5,000,000 6 5,000,000 5,000,000 0,000,000 0,000,000 計算明細書 (4 ページ ) 5

( 参考 ) 用語の説明など 用語 合計所得金額 床面積 親族等 住宅取得等資金の贈与の特例 譲渡所得の課税の特例等 説明 次のと2の合計額に 退職所得金額 山林所得金額を加算した金額をいいます 事業所得 不動産所得 給与所得 総合課税の利子所得 配当所得 短期譲渡所得及び雑所得の合計額 ( 損益の通算後の金額 ) 2 総合課税の長期譲渡所得と一時所得の合計額 ( 損益の通算後の金額 ) の 2 分の の金額 申告分離課税の所得がある場合には それらの所得金額 ( 長 ( 短 ) 期譲渡所得については特別控除前の金額 ) の合計額を加算した金額です また 純損失や雑損失の繰越控除など 損失の繰越控除の適用を受けている場合は その適用前の金額をいいます 登記事項証明書に表示されている床面積をいいます ただし マンションなどのように建物の一部を区分所有している住宅の場合は 登記事項証明書上の専有部分の床面積をいいます その家屋が店舗併用住宅であるなど自己の居住の用以外の用にも供される部分がある家屋の場合やその家屋が共有である場合には その家屋の全体の床面積によって判定します 親族のほか 次の から 3 のいずれかに該当する方をいいます 婚姻の届出をしていないが事実上婚姻関係と同様の事情にある方 2 家屋を購入した人から受ける金銭その他の資産によって生計を維持している方 3 2 又は親族の方と生計を一にするこれらの方 住宅取得等資金の贈与税の非課税 又は 住宅取得等資金の贈与を受けた場合の相続時精算課税選択の特例 をいいます ( 詳しくは 贈与税の申告のしかた をご覧ください ) 次の特例をいいます 居住用財産を譲渡した場合の長期譲渡所得の課税の特例 2 居住用財産の譲渡所得の特別控除 (3,000 万円の特別控除 )( 被相続人の居住用財産に係る譲渡所得の特別控除を除く ) 3 特定の居住用財産の買換え 交換をした場合の長期譲渡所得の課税の特例 4 既成市街地等内にある土地等の中高層耐火建築物等の建設のための買換え 交換の場合の譲渡所得の課税の特例 ~ 市区町村からのお知らせ ~ 詳しくは お住まいの市区町村にお尋ねください 個人住民税の住宅借入金等特別税額控除制度について平成 2 年 月 日以降に居住の用に供した方のうち 所得税の額から控除しきれなかった住宅借入金等特別控除額がある方については 翌年度分の個人住民税から控除できる場合があります この制度の適用を受けるためには 年末調整によりこの制度の適用を受けている方を除き 原則として確定申告期限までに住宅借入金等特別控除を受けるための確定申告書を所轄税務署へ提出する必要がありますのでご注意ください 6