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第 1 問 2 問題のねらい三角形の形状と三角比に関する命題について, その探究過程の会話文を読みながら, 命題の条件を変えるなどして論理的 発展的に考察する問題である 得られた結果を基に批判的に検討し, 概念を広げたり深めたりする力を問う オ焦点化した問題を目的に応じて数学における基本 72.4

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問 題

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平均値 () 次のデータは, ある高校生 7 人が ヵ月にカレーライスを食べた回数 x を調べたものである 0,8,4,6,9,5,7 ( 回 ) このデータの平均値 x を求めよ () 右の表から, テレビをみた時間 x の平均値を求めよ 階級 ( 分 ) 階級値度数 x( 分 ) f( 人 )

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Chap2

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p tn tn したがって, 点 の 座標は p p tn tn tn また, 直線 l と直線 p の交点 の 座標は p p tn p tn よって, 点 の座標 (, ) は p p, tn tn と表され p 4p p 4p 4p tn tn tn より, 点 は放物線 4 p 上を動くこと

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断面の諸量

Transcription:

(1) 数と式 ア数と集合 ( ア ) 実数数を実数まで拡張する意義を理解し 簡単な無理数の四則計算をすること 自然数 整数 有理数 無理数 実数のそれぞれの集 合について 四則演算の可能性について判断できる ( 例 ) 下の表において それぞれの数の範囲で四則計算を考えるとき 計算がその範囲で常にできる場合には を 常にできるとは限らない場合には を付けよ ただし 除法では 0 で割ることは考えない 自然数整数有理数実数 加法減法乗法除法 実数の絶対値が実数と対応する点と原点との距離であ ることを理解する ( 例 ) 次の値を求めよ (1) () 6 置き換えなどを利用して 三項の無理数の乗法の計算ができる また 分母と分子がともに二項である無理数の分母の有理化ができ さらに 無理数の整数部分や小数部分を求めることができる 二重根号の分数形にならないものが外せる ( 例 1) 1 3 1 3 ( 例 ) せよ を計算 3 1 の整数部分を a 小数部分 3 1 を b とするとき a と b の値を求め よ ( 例 3) 7 10 を簡単にせよ

( イ ) 集合集合と命題に関する基本的な概念を理解し それを事象の考察に活用すること 三つの集合について 共通部分 和集合を求めること ができる また 二つの集合について ド モルガ ンの法則 を理解する ( 例 ) U ={ n n は 1 桁の自然数 } を全体集合とし U の部分集合 A,B,C について 以下が成立している B ={1,4,8,9}, A B ={1,,4,5,7,8,9}, A C ={1,,4,5,6,7,9}, A B ={4,9}, A C ={7} B C ={1}, A B C = (1) 集合 A を求めよ () 集合 B C を求めよ 命題 条件の否定 命題の逆 裏 対偶などの基本事項を理解し 集合 ( 真理集合 ) を用いて 命題の真偽が判断できる また 二つの条件について 必要条件 十分条件 を判断できる ( 例 1) 次の命題の逆を述べよ また その命題の真偽を答えよ なお 偽である場合は反例を挙げよ x 5 x 5 ( 例 ) 次の に 必要 十分 のうち 最も適切なものを入れよ n を自然数とするとき n が 4 の正の約数であることは n が 1 の正の約数であるための 条件である かつ と または の否定について 集合の ド モルガンの法則 と関連付けて理解する ( 例 ) 次の条件の否定を答えよ (1) x 1 または x () x 0 かつ y 命題の対偶と元の命題の真偽が一致することを理解 し 命題の対偶による証明ができる また 背理法が p q を仮定して 矛盾を導き出すことによる証 明法であることを知る ( 例 ) n は整数とする 対偶を利用して n が 3 の倍数ならば n は 3 の倍数 である を証明せよ

背理法を理解し 簡単な命題の証明に活用することが できる ( 例 ) 背理法を利用して 3 が無理数で イ式 ( ア ) 式の展開と因数分解二次の乗法公式及び因数分解の公式の理解を深め 式を多面的にみたり目的に応じて式を適切に変形したりすること あることを証明せよ ( ax b)( cx d) acx ( ad bc) x bd などの基本的な公式を活用して 二次式の展開や因数分解ができる また 式の置き換えや一文字に着目するなどして 展開 因数分解ができる ( 例 ) 次の問に答えよ (1) ( 3x a)(4x 3a) を展開せよ () x 7x 3 を因数分解せよ (3) xy x y 1を因数分解せよ (4) x y 4 x y 5 よ を因数分解せ 式の置き換えや一つの文字に着目するなどして 複雑な式を簡単な式に帰着させ 展開 因数分解できる また 対称式の式変形ができる ( 例 ) 次の問に答えよ (1) ( a b c) を展開せよ () x 3xy y x 3y を因数分解せよ (3) x y 3 xy 1のとき x y を求めよ ( イ ) 一次不等式不等式の解の意味や不等式の性質について理解し 一次不等式の解を求めたり一次不等式を事象の考察に活用したりすること 不等式の解の意味を理解するとともに 不等式の性質を利用して 一次不等式や連立不等式を解くことができる また 日常的な簡単な事象について一次不等式や連立不等式を活用することができる ( 例 1) 不等式 3 3 x 4 3x を解 け 6x 9<x 1 ( 例 ) 連立不等式 3x 7 4 x 3 を解け ( 例 3) 1 枚 g のカードを 7g の封筒に入れて 30g 以内にして送りたい カードは 最大何枚入れて 送ることができるか

() 図形の計量 一次不等式や連立不等式を解くことができ 整数解の個数などについて 解を吟味して解決することができる ( 例 ) 次の不等式を満たす最小の自然数を求めよ 1 1 4 5 n 4 n ア三角比 ( ア ) 鋭角の三角比鋭角の三角比の意味と相互関係について理解すること 鋭角の三角比の定義を理解し 三角比を活用して 身近なものの長さ ( 高さ 距離等 ) や角度を求めることができる ( 例 ) 地点 A から塔の先端 P を見上げた角は 60 であった 次に 塔へ向かって水平に 10m 進んだ地点 B から P を見上げた角は 45 であった 先端 P の真下の地点を H とするとき 塔の高さ PHを求めよ 三角比の相互関係を理解し 一つの三角比の値から残 りの三角比の値を求めることができる ( 例 ) C 90 である直角三角形 ABCにお 1 いて cos のとき sin A, tana 5 の値を求めよ ( イ ) 鈍角の三角比三角比を鈍角まで拡張する意義を理解し 鋭角の三角比の値を用いて鈍角の三角比の値を求めること 座標平面を利用して 三角方程式及び三角不等式を 0 から 180 までの範囲で解くことができる ( 例 ) 0 180 において 次の方程式及び不等式を満たす を求めよ 1 (1) cos () 1 sin

三角比の相互関係が 90 θ 180 まで拡張される ことを理解し 一つの三角比の値から残りの三角比の値 を求めることができる ( 例 )0 180 において sin き cos, tan の値を求めよ 5 13 のと ( ウ ) 正弦定理 余弦定理正弦定理や余弦定理について理解し それらを用いて三角形の辺の長さや角の大きさを求めること 三角形の外接円の半径とその三角形の三角比との関係を考察し 正弦定理を理解するとともに 正弦定理や余弦定理を利用して 辺の長さや角の大きさを求めることができる ( 例 ) 次の問に答えよ (1) ABCにおいて c = 6,a =, C =60 のとき A 及び外接円の半径 R を求めよ () ABC において a =8,b =7, c =13 のとき C を求めよ 関数を表現する記号として f (x) を理解し 活用できる ( 例 ) 関数 f ( x) x 4 について f ( 1), f (), f ( 3 a) を求めよ イ図形の計量 三角比を平面図形や空間図形の考察に活用す ること 円に内接する四角形や三角形の内接円の半径及び直方 体などの切り口としてできる図形の考察について 正 弦定理 余弦定理 三角形の面積などを活用できる (3) 二次関数 ア二次関数とそのグラフ事象から二次関数で表される関係を見いだすこと また 二次関数のグラフの特徴について理解すること 対称軸 ( 直線 x p ) や頂点 ( p, q) に着目して二次関数のグラフの特長を捉えることができ 二次関数 y ax bx c を y a( x p) q の形に変形し 二 次関数のグラフをかくことができる

( 例 1) 二次関数 y x x 3 につい て 次の問に答えよ (1) y=a( x p) q の形に変形せよ () 頂点の座標と軸の方程式を求めよ (3) 二次関数 y x x 3 のグラフを かけ ( 例 ) 次の空欄に適当な数値を記入せ よ 頂点が ( 1, ) となるように関数 y x を平行移動した二次関数の 方程式は y = ( x ) であ る 二次関数 y ax bx c のグラフの特徴について理解 し 与えられた式を適切に変形して二次関数のグラフをかくことができる また 与えられた条件から 二次関数の式を求めることができる ( 例 1) 二次関数 y= x 4x 5 の軸と 頂点を求め グラフをかけ また 頂点と軸を求めよ ( 例 ) 軸が x= である二次関数のグラ フが 点 A(1, 4), B( 4,5) を通 るとき そのグラフを表す二次関数 を求めよ ( 例 3) 3 点 A (1, 5), B (, 1), C(3, 7) を通る放物線を表す二次 関数の方程式を求めよ イ二次関数の値の変化 ( ア ) 二次関数の最大 最小二次関数の値の変化について グラフを用いて考察したり最大値や最小値を求めたりすること 二次関数のグラフを活用して 制限された区間 ( 開区 間も含む ) における二次関数の最大や最小について 考察できる

( 例 ) 次の二次関数の最大値 最小値があればそれを求めよ (1) y= x 1x 4 (1 x ) () y=x 4x 3 (1 x 4) (3) y= x x 1 (1 x 4) ( イ ) 二次方程式 二次不等式二次方程式の解と二次関数のグラフとの関係について理解するとともに 数量の関係を二次不等式で表し二次関数のグラフを利用してその解を求めること 係数や定数項に文字が含まれる二次関数について そのグラフと x 軸との位置関係を 適切に場合分けをして 考察することができる ( 例 ) 二次関数 y=x 4x k のグラフと x 軸との共有点の個数を求めよ 係数に文字が含まれる二次不等式について 二次関数 のグラフなどを活用して 条件を満たす解を求めるこ とができる ( 例 ) 二次不等式 x mx m>0 の解がすべての実数であるとき 定数 m の値の範囲を求めよ (4) デ タの分析 アデータの散らばり四分位偏差 分散及び標準偏差等の意味について理解し それらを用いてデータの傾向を把握し 説明する 最小値 四分位数 最大値 四分位範囲 四分位偏差 分散 標準偏差等の用語について理解するとともに データから最小値 第 1 四分位数 第 四分位数 ( 中央値 ) 第 3 四分位数 最大値を求め これらを基にして箱ひげ図をかくことができる また 四分位偏差を求め 複数のデータの散らばりについて比較 説明することができる

( 例 ) 次のデータ A,B,C について 最小値 第 1 四分位数 第 四分位数 第 3 四分位数 最大値の値を求め 箱ひげ図をかけ また 四分位偏差を用いて 散らばり具合の大きい順に並べ その理由を述べよ A:3,1,5,3,,4,1,8,,6 B:5,7,3,5,6,4,5,5,8,5 C:4,,4,5,9,8,3,5,,9 イデータの相関散布図や相関係数の意味を理解し それらを用いて二つのデータの相関を把握し説明すること 二つのデータの対応表や相関表から相関係数を求めることができる また 散布図や相関係数を利用して データの相関を的確に捉えて説明できる ( 例 ) 次の変量 x と変量 y の対応表から 変量 x と変量 y の相関係数を求めよ ( 対応表 ) 変量 変量