2018 年度の採用 就職と特徴に関する調査 1 採用 就職の際に重視した企業情報 (1) 重視した企業情報 2018 年度の採用や就職活動支援にあたり 企業またはキャリアセンターが重視して示した企業情報 ( 複数回答 ) は 仕事内容 80% 企業のミッション( 目的 事業領域 )56% 求める人

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転職者の動向・意識調査 2011年1月~3月期

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Press Release 仕事に対しては総じて前向きな結果に 仕事への期待 が過去最高で 仕事に対する夢 の有無も昨年より上昇 売り手市場や手厚い内定フォローの影響か調査開始以来減少傾向にあった 仕事への期待 と 仕事に対する夢 の有無について 今年は一転上昇に転じた 仕事への期待がある ( どち

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第 5 章管理職における男女部下育成の違い - 管理職へのアンケート調査及び若手男女社員へのアンケート調査より - 管理職へのインタビュー調査 ( 第 4 章 ) では 管理職は 仕事 目標の与え方について基本は男女同じだとしながらも 仕事に関わる外的環境 ( 深夜残業 業界特性 結婚 出産 ) 若

調査結果 転職決定者に聞く入社の決め手 ( 男 別 ) 入社の決め手 を男 別でみた際 性は男性に比べると 勤務時間 休日休暇 育児環境 服装 オフィス環境 職場の上司 同僚 の項目で 10 ポイント以上 かった ( 図 1) 特に 勤務時間 休日休暇 の項目は 20 ポイント以上 かった ( 図

第第第ライフスタイルに対する国民の意識と求められるすがた50 また 働いていないが 今後働きたい と回答した人の割合は 男性では 7.4% であるのに対し て 女性は19.1% である さらに 女性の中では 30 代の割合が高く ( 図表 2-1-2) その中でも 特に三大都市圏で高い割合となってい

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参考 男女の能力発揮とライフプランに対する意識に関する調査 について 1. 調査の目的これから結婚 子育てといったライフ イベントを経験する層及び現在経験している層として 若年 ~ 中年層を対象に それまでの就業状況や就業経験などが能力発揮やライフプランに関する意識に与える影響を把握するとともに 家

調査結果 1. 働き方改革 と聞いてイメージすること 男女とも 有休取得 残業減 が 2 トップに 次いで 育児と仕事の両立 女性活躍 生産性向上 が上位に 働き方改革 と聞いてイメージすることを聞いたところ 全体では 有給休暇が取りやすくなる (37.6%) が最も多く 次いで 残業が減る (36

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第1回「離婚したくなる亭主の仕事」調査

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従業員に占める女性の割合 7 割弱の企業が 40% 未満 と回答 一方 60% 以上 と回答した企業も 1 割以上 ある 66.8% 19.1% 14.1% 40% 未満 40~60% 未満 60% 以上 女性管理職比率 7 割の企業が 5% 未満 と回答 一方 30% 以上 と回答した企業も 1

H30年度 シンポジウム宮城・基調講演(藤波先生)

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TOPICS 就職観では 楽しく働きたい が不動の 1 位 前年より 3.6pt 上昇 (P3) 20 学生の就職観は 楽しく働きたい が 20 からみても不動の 1 位を継続しており 今年は 3 割 (33.3%) を超える結果となった 特に文系男子は前年の 27.3% から 4.8pt 上昇し

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表紙案8

第 1 節キャリア教育の理解 6) 情報リテラシー ( コンピュータリテラシー 情報処理 ネット利用の方法とリスク ) 7) 自校教育 ( 建学の精神 教育目標 ) 8) キャリアデザインなど ( 出典 : 川島啓二 大学と学生 2008 年 5 月号 ) 2 初年次教育で重視されていること 1)

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平成18年度標準調査票

基本情報 () 非常勤職員の総数 調査対象に該当する非常勤職員の総数は 期間業務職員が 30,429 人 (54%) 期間業務職員以外の非常勤職員が 25,590 人 (46%) 合計で 56,09 人 ( うち女性 42,456 人 76%) だった (2) 非常勤職員が所属する機関 非常勤職員が

資料2 企業の求める人材及び学生就職の現状

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年卒者の就職就職活動状況 [1] 内定状況 ( 前年度と比べて ) 2019 年卒者 ( 現大学 4 年生 ) の内定状況を尋ねた 前年度と比較して 高まっている という大学が約 4 割で (37.3%) 低下している (2.8%) を大幅に上回った 前年調査では約半数の大学が 高まっ

報告書(表紙)

様式 職業能力証明 ( 訓練成果 実務成果 ) シート ( 企業実習 OJT 用 ) 訓練時の職務 訓練参加者氏名 上記の者の訓練期間における訓練職務内容と当社としての職業能力についての評価は 以下のとおりです 年 月 日 実習実施企業 所在地 評価責任者氏名 印 名称 代表者氏名

採用者数の記載にあたっては 機械的に採用日の属する年度とするのではなく 一括 採用を行っている場合等において 次年度新規採用者を一定期間前倒しして雇い入れた 場合は 次年度の採用者数に含めることとしてください 5 新卒者等以外 (35 歳未満 ) の採用実績及び定着状況採用者数は認定申請日の直近の3

TOPICS 就職観の 1 位は前年同様 楽しく働きたい 2 位 個人の生活と仕事を両立させたい が 5 年連続の増加 (P3) 学生の就職観を全体で見ると 1 位は前年同様 楽しく働きたい (29.7% 対前年 0.2pt 減 ) で この十数年変わらずトップで 全体で見るとほぼ前年並みだが 理系

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平成 30 新入社員意識調査 超売り手市場! 仕事にも楽観ムード新しいキャリア観の台頭 栃木県の企業や自治体 ( 一部県外含む ) の今年の新入社員は 売り手市場だったことから就職先には 知名度の高さ や 休日の多さ を重視 夏より前 に内定をもらい 4 社 5 社 から内定を得たという人がそれぞれ

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学校基本調査 ( 文部科学省 ) にほぼ近い分布となっている (2) 調査分析結果については 分析委員会で検討を行った 第 2 本アンケート調査の主な結果 1 学生 ( 大学生 大学院生 ) の就職に関する意識 (1) 卒業後の予定進路は 大学生 大学院生ともに8 割以上が 民間企業に就職 を希望し

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図 1-a 貴社は 働き方改革に向けた取り組みを なっていますか? ( 企業規模別 ) 0% 20% 40% 60% 80% 100% 1 50 名 4 46% 6% 名 55% 36% 9% 名 63% 301 名以上 82% 9% 図 2 働き方改革に取り組んでいな

平成18年度標準調査票


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一般的な学生 & 企業の活動フロー 各選考ステップ例 エントリー 会社説明会 一次選考 筆記試験二次選考 ~ 最終選考内々定 約 30% 4% 2~3 名採用 合計 600~700 名 ( エントリー数目標 ) 約 200 名 ( 目標 ) 約 100 名 ( 目標 ) 約 30 名 ~50 名 (

平成18年度標準調査票

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1. 参加したインターンシップの内容 最初に 学生モニターが参加したインターンシップの概要を確認したい まず参加時期を見ると 前年調査に引き続き 2 月 が最も多い ただし 割合は下がり (28.4% 24.9%) 代わりに 8 月 が増えるなど (18.1% 20.8%) 前倒しの傾向が見て取れる

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株式会社ディスコ


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2 業務請負 1980 年代 ~

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調査要領 1. 調査の目的 : 人口減少による労働力不足が懸念されるなかで 昨年 4 月には女性活躍推進法 ( 正式名称 : 女性の職業生活における活躍の推進に関する法律 ) が施行されるなど 女性の社会進出がさらに進むことが期待されている そこで 女性の活躍に向けた取り組み状況について調査を実施す

新入社員フォローアップ研修|基本プログラム|ANAビジネスソリューション

6 市町村と連携した就職促進セミナー ( 総括 コーディネート ) 就職活動の進め方 履歴書の書き方 面接対策 等をテーマにしたセミナーを市町村等実施地区の関係者と協力 連携して実施 ( 県内 15 地区 ) 7 新入社員向け職場定着促進セミナー ( 総括 コーディネート ) 概ね入社後 1 年の若

滋賀県内企業動向調査 2018 年 月期特別項目結果 2019 年 1 月 滋賀銀行のシンクタンクである しがぎん経済文化センター ( 大津市 取締役社長中川浩 ) は 滋賀県内企業動向調査 (2018 年 月期 ) のなかで 特別項目 : 働き方改革 ~ 年次有給休暇の取得

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チェック式自己評価組織マネジメント分析シート カテゴリー 1 リーダーシップと意思決定 サブカテゴリー 1 事業所が目指していることの実現に向けて一丸となっている 事業所が目指していること ( 理念 ビジョン 基本方針など ) を明示している 事業所が目指していること ( 理念 基本方針

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企業 3 月 インターンシップ応募者数への満足度 企業 3 月 インターンシップ募集方法 企業 3 月 インターンシップ実施時期 企業 3 月 8,9 月に実施したインターンシップの開催タイプ 企業 3 月 8,9 月に実施したインターンシップの内容タイプ 企業 3 月 1,2 月に実施したインター

1. 参加したインターンシップの内容最初に 学生モニターが参加したインターンシップの概要を確認しよう まず 参加したプログラム ( 下注 ) を見ると 最も多いのが プロジェクトタイプ 前年より 3.1 ポイント増え 全体の 4 割近くを占める (38.3%) 講義タイプ も 20.6% から 24

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1 人権問題に対する関心度と人権尊重の程度 回答者の 6 割以上が人権問題に高い関心を示しているが 約 3 割 5 分の回答者は人権問題に あまり関心がない か まったく関心がない と回答している ( 図表 1-1) 特に 若年層から中年層 (20 歳代 ~40 歳代 ) における関心度の低さが目立

調査結果報告書(2)


自動的に反映させないのは133 社 ( 支払原資を社内で準備している189 社の70.4%) で そのうち算定基礎は賃金改定とは連動しないのが123 社 (133 社の92.5%) となっている 製造業では 改定結果を算定基礎に自動的に反映させるのは26 社 ( 支払原資を社内で準備している103

第5回「仕事・会社に対する満足度」調査  

目次 1. 派遣事業の役割とキャリア形成の必要性について 2. 派遣労働者の意向をふまえたキャリア形成のありかた - 派遣スタッフ web アンケート調査結果 ( 速報値 ) より 3. ジョブカード制度の活用による派遣労働者のキャリア形成支援について 1

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社会通信教育に関する実態調査 報告書

調査概要 1. 就職観 人のためになる仕事をしたい が 4 年連続増加 (P.1) 学生の就職観についてたずねたところ 楽しく働きたい がトップで 31. 続いて 個人の生活と仕事を両立させたい が 20.6% と 01 年卒以降この 2 項目を重視する傾向が続いている 一方 4 年連続で増加してい

- 調査結果の概要 - 1. 改正高年齢者雇用安定法への対応について a. 定年を迎えた人材の雇用確保措置として 再雇用制度 導入企業は9 割超 定年を迎えた人材の雇用確保措置としては 再雇用制度 と回答した企業が90.3% となっています それに対し 勤務延長制度 と回答した企業は2.0% となっ

平成18年度標準調査票

Transcription:

報道関係者各位 2018 年 3 月 30 日 2018 年度 ( 平成 30 年度 ) の採用 就職と特徴に関する調査 就職活動では 仕事内容 勤務地 配属先 休日などを重視 残業時間 福利厚生 自分の評価を気にする面も 人事労務分野の情報機関である産労総合研究所 ( 代表 平盛之 ) は このたび 大学キャリアセンター 採用 就職支援者 企業担当者を対象にした 2018 年度 ( 平成 30 年度 ) の採用 就職と特徴に関する調査 を実施しましたので 結果の概要を発表します 調査の詳細結果は 当所発行の 人事実務 5 月号 (5 月 1 日発行 ) に掲載予定です 主なポイント 1. 採用 就職の際に重視した企業情報 (2 頁 ) 2018 年度の採用にあたり 企業またはキャリアセンターが重視して示した企業情報 ( 複数回答 ) は 仕事内容 80% 企業のミッション( 目的 事業領域 )56% 求める人材像 55% などが多かった 一方 2018 年度が就職活動の際に重視した情報は 仕事内容 83% 勤務地 配属先 70% 休日 58% などが多かった 2. 就職活動の際 キャリアセンターへ期待したこと (3 頁 ) 2018 年度が就職活動の際 キャリアセンターに期待したことは 就活全般のガイダンス49% 実践的な就活講座 46% 多様な企業の情報提供 33% 相談相手 40% が多かった 一方 期待どおりでなかったことは 実践的な就職講座 ビジネスマナー ( 社会人マナー ) 講座 多様な業界 企業 卒業生の情報提供 学業と両立できる体制づくり 経済的支援等で いずれも約 2 割 3. 2018 年度の特徴 (3~5 頁 ) 2018 年度の特徴について 2018 年度の見方と 大学キャリアセンターや就職支援者 企業担当者の見方とがほぼ一致したものは 残業時間を気にする ワークライフバランスを重視する 福利厚生へのこだわりが強い 自分に対する他人からの評価を気にする 売り手市場であることの意識が強いなど 大学キャリアセンターや就職支援者 企業担当者が特に感じた特徴は 親の影響が強い 地元志向が強い 海外志向が弱いなど 本件に関する問い合わせ先 産労総合研究所 新社会人の採用 育成研究会 事務局担当 : 佐藤 白ヶ澤 重山 112-0011 東京都文京区千石 4-17-10 電話 03(5319)3628 e-mail:freshers@sanro.co.jp https://www.e-sanro.net 引用いただく際には 出典をご明記ください 1

2018 年度の採用 就職と特徴に関する調査 1 採用 就職の際に重視した企業情報 (1) 重視した企業情報 2018 年度の採用や就職活動支援にあたり 企業またはキャリアセンターが重視して示した企業情報 ( 複数回答 ) は 仕事内容 80% 企業のミッション( 目的 事業領域 )56% 求める人材像 55% などが多かった 一方 2018 年度が就職活動の際に重視した情報は 仕事内容 83% 勤務地 配属先 70% 休日 58% などが多かった 企業またはキャリアセンターと2018 年度との重視度の差が大きい項目をみると 企業またはキャリアセンターがより重視していたのは 若手社員の声 求める人材像 企業のミッション ( 目的 事業領域 ) である 一方 2018 年度がより重視していたのは 勤務地 配属先 休日などであった ( 図表 1) 仕事内容企業のミッション ( 目的 事業領域 ) 求める人材像若手社員の声職場の雰囲気企業のビジョン ( 将来のあるべき姿 ) 採用スケジュール 採用選考のプロセス福利厚生制度勤務地 配属先 ( 予定を含む ) 労働時間 ( 残業時間 ) キャリアモデルやキャリアパス休日企業のバリュー ( 行動規範 行動指針 ) 賃金 ( 処遇 ) 育児への支援経営状況離職率業界動向教育研修など能力を伸ばすための制度女性の声企業規模転勤の有無年休取得率採用方針採用人数経営者の声中堅社員の声役職者の声その他 図表 1 採用 就職活動の際に重視した企業情報 ( 複数回答 ) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 企業 キャリアセンター (2) 得られなかった企業情報 2018 年度が就職活動の際に重視した情報のうち得られなかったのは 割合の多い順に 労働時間 ( 残 業時間 )22% 役職者の声 21% 中堅社員の声 20% 職場の雰囲気 19% 離職率 18% などとなっている 2

2018 年度の採用 就職と特徴に関する調査 2 就職活動の際 キャリアセンターへ期待したこと 2018 年度が就職活動の際 キャリアセンターに期待したことは 割合の多い順に 就活全般のガイダンス49% 実践的な就活講座 46% 多様な企業の情報提供 40% 相談相手 40% となっている 期待どおりでなかったことは 実践的な就職講座 ビジネスマナー ( 社会人マナー ) 講座 多様な業界の情報提供 多様な企業の情報提供 多様な卒業生の情報提供 学業と両立できる体制づくり 経済的支援等で いずれも約 2 割となっている ( 図表 2) 図表 2 就職活動の際 キャリアセンターが期待どおりでなかったこと ( 複数回答 ) 就活全般のガイダンス実践的な就職講座自校独自の就職講座ビジネスマナー ( 社会人マナー ) 講座多様な業界の情報提供多様な企業の情報提供多様な卒業生の情報提供学業と両立できる体制づくり経済的支援相談相手多様なツールによる情報提供その他 0% 10% 20% 30% 40% 50% 3 2018 年度の特徴 (1) 残業時間 ワークライフバランス 福利厚生などを気にしている 2018 年度の特徴について には自分たちの学年をどのように感じるか 大学キャリアセンターや就職支援者 企業担当者には就職活動等を通してどのように感じたか 15 項目について尋ねた 2018 年度の見方と 大学キャリアセンターや就職支援者 企業担当者の見方とがほぼ一致した特徴は 残業時間を気にする ワークライフバランスを重視する 福利厚生へのこだわりが強い 自分に対する他人からの評価を気にする 売り手市場であることの意識が強いなどである ( 図表 3 4 7) 図表 3 ワークライフバランスへの重視 重視しない, 0% 重視する, 46% やや重視する, 39% あまり重視しない, 2% 10% 重視する, 35% やや重視する, 48% 重視しない, 0% あまり重視しない, 2% 16% ( 注 ) 四捨五入の関係で 割合を合計しても 100 とならない場合がある 以下 図表 7 まで同じ 3

2018 年度の採用 就職と特徴に関する調査 図表 4 自分に対する他人からの評価 あまり気にしない, 4% 気にする, 16% やや気にする, 49%, 25% 気にしない, 3% あまり気にしない, 4% 気にする, 23% やや気にする, 40%, 32% 気にしない, 0% (2) 親の影響が強い 興味の範囲が狭い プレゼン能力が優れているとの感じ方も 2018 年度はとりたててそう感じていないが 大学キャリアセンターや就職支援者 企業担当者が感じている特徴は 親の影響が強い 地元志向が強い 海外志向が弱いなどである ( 図表 5 7) 興味の範囲 出世意欲 プレゼン能力 については 大学キャリアセンターや就職支援者 企業担当者の5 割程度が としているものの 残り4 割は 興味の範囲が狭い 出世意欲が弱い プレゼン能力が優れていると感じている ( 図表 6 7) 図表 5 親の影響 強い 7% やや強い, 24%, 43% やや弱い, 16% 弱い, 8% 強い, 10% やや強い, 53%, 33% やや弱い, 3% 弱い, 1% 図表 6 興味の範囲 広い, 7% やや広い, 28%, 37% やや狭い, 21% 狭い, 5% 広い, 3% やや広い, 9%, 42% やや狭い, 39% 狭い, 7% 4

2018 年度の採用 就職と特徴に関する調査 図表 7 自分たちの学年の特徴 ( ) 及び採用活動等を通じて感じたの特徴 ( 単位 :%) 区分 強い やや強い やや弱い 弱い 地元志向 8 33 38 17 1 大学 企業等 19 44 30 4 2 海外志向 7 16 43 22 10 大学 企業等 3 17 30 23 25 出世意欲 3 14 46 28 7 大学 企業等 0 7 53 35 5 売り手市場であること 18 38 27 9 6 の意識 大学 企業等 9 52 37 3 0 外見 身なりへのこだ 4 33 47 10 3 わり 大学 企業等 3 17 70 8 2 親の影響 7 24 43 16 8 大学 企業等 10 53 33 3 1 福利厚生へのこだわり 31 44 19 4 0 大学 企業等 16 56 23 6 0 区分 気にする やや気にする あまり気にしない 気にしない 残業時間 45 40 9 3 0 大学 企業等 31 51 15 3 0 自分に対する他人から 16 49 25 4 3 の評価 大学 企業等 23 40 32 4 0 区分 重視する やや重視する あまり重視しない 重視しない ワークライフバランス 46 39 10 2 0 大学 企業等 35 48 16 2 0 区分 広い やや広い やや狭い 狭い 人間関係の幅 7 26 44 18 3 大学 企業等 3 16 44 33 4 興味の範囲 7 28 37 21 5 大学 企業等 3 9 42 39 7 区分 深い やや深い やや浅い 浅い 人間関係の深さ 6 25 42 20 5 大学 企業等 1 13 50 32 4 区分 優れている やや優れている どちらともあまりいえない優れていない 優れていない 日本語リテラシー 4 23 50 16 4 大学 企業等 5 24 55 15 1 プレゼン能力 5 22 46 20 4 大学 企業等 8 32 51 8 1 ( 注 )1. 大学 企業等 とは 大学のキャリアセンター 就職 採用支援者 企業担当者の略 2. 無回答は省略 調査名 2018 年度の採用 就職と特徴に関する調査 調査機関 産労総合研究所 調査時期 2018 年 2 月 20 日 ~3 月 10 日 調査対象 ブンナビ!!2018 対象会員約 100,000 人 大学キャリアセンター約 200 校 就職 採用支援者約 30 人 企業担当者約 800 人 調査方法 郵送及びWEBによるアンケート調査方式 (WEB による回答については REAS を使用 ) 回答状況 締切日までに回答のあった新卒予定者 109 人 大学キャリアセンター 36 校 就職 採用支援者 13 人 企業 66 社について集計 5