ちよく教室で過ごすために 消しゴムのかすを落とさない ごみや落し物が無いように細かい指導もしてきた そのため 少しずつではあるが 児童の意識にも変化が見られ教室の床に落ちているものがなくなってきた この時期の児童は きまりを守らなければならないことは知っているし マナーやきまりを守らなければならない

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2年生学級活動(性に関する指導)指導案

させてい 1 学期には 交通安全教室を通し 自転車の乗り方や横断歩道の渡り方など社会におけ交通のルールを学んだまた 社会の学習において 家庭でゴミの分別をしていことに気付き ゴミの分別をすことが社会のルールであり そのルールによって健康が守られていということを知った体育の学習におけボール運動では サ

この時期の児童は 自己主張が強くなりがちである 友だちと意見がくい違うと 一方的に自分の意見が正しいと信じ込み 相手の立場や気持ちを受け入れようとしない場面が多々ある しかし 時間がたつと冷静に判断でき どうすべきなのかわかるときもある そこで 自分と異なる意見にも耳を傾け 相手の立場や気持ちを認め

(3) 資料について本資料は混雑したお店で孫が積んである段ボールを崩してしまい困っているおばあさんの代わりに わたし とその友達の友子が 整理していると 事情の知らない店員に叱られてしまう その後 おばあさんにお礼を言われたが わたし と友子はすっきりしないで帰る 数日後 店員からお詫びの手紙が来た

とができる児童が増えてきている 総合的な学習の時間の 私たちにできることは何だろう では 調べ学習や実際の車いす体験の学習を通して 相手の気持ちを考えて親切な行動をすることの大切さを学んできている 一方で 仲の良い友達には親切にできるが そうでない友達には同じように親切にできない児童がいる また 困

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

必要性 学習指導要領の改訂により総則において情報モラルを身に付けるよう指導することを明示 背 景 ひぼう インターネット上での誹謗中傷やいじめ, 犯罪や違法 有害情報などの問題が発生している現状 情報社会に積極的に参画する態度を育てることは今後ますます重要 目 情報モラル教育とは 標 情報手段をいか

生徒自身, 思いやりをもった行動ができたと感じていても, 相手の立場に立った行動になっていないこともあるこのキャストの心情を考えることで, 相手の気持ちや立場に共感し, 相手のことを考えた上でキャストがとった思いやりある行動, 親切な行為を学ばせたい (4) 生徒の実態と関わらせた指導の方策 ( 指

なぜ マナーを守らなければならないと思いますか 周りの人に迷惑をかけないため 25 社会で通用しないから 3 他人に不快な思いをさせないため 12 常識だから 3 社会が成り立たないから 6 お互いが気持ちよくなるため 3 事件や事故にあわないため 6 わからない 24 恥をかくから 6 きまりだか

道徳学習指導案

第 4 学年 1 組 道徳学習指導案 平成 26 年 11 月 26 日 ( 水 ) 第 5 校時在籍児童数男子 18 名女子 17 名計 35 名指導者教諭新島さやか 1 主題名相手の立場に立った思いやり 内容項目 2-(2) 思いやり 親切 2 資料名 心の信号機 ( 学研 みんなのどうとく )

意見にも なぜそう考えるのか根拠を示した上で 相手にきちんと伝えることなどを指導してきた 道徳の授業においては 相手の立場や気持ちを考え 広い心で人の過ちを許そうとする心情を育てたいと考え 6 月に お別れ会 2 -( 4 )( 学研 ) を行った 児童は 自分を見つめる場面で 友だちが一緒に遊びに

3 第 3 学年及び第 4 学年の評価規準 集団活動や生活への関心 意欲態度 集団の一員としての思考 判断 実践 学級の生活上の問題に関心 楽しい学級をつくるために を持ち 他の児童と協力して意 話し合い 自己の役割や集団と 欲的に集団活動に取り組もう してよりよい方法について考 としている え 判

第4章 道徳

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まったり お互いに流されてしまい ルールを守れないこともある 修学旅行を控えたこの時期に 法やきまりの遵守 について学習し きまりの意義や守る意味を学習させることは 集団生活の中でルールを守る大切さに気付かせ 修学旅行でのルール決定などに対して意欲的に臨ませる事につながると考える (3) 資料の特質

(3) 教材について本教材は ピアノの稽古に一緒に行く約束をしたよし子とえり子の話である それぞれの思いで行動した結果 心がすれ違ってしまう どう考えて行動すればよかったのか 同じ出来事を二人がそれぞれの立場から書いた日記でそれぞれの思いを知ることができる そこで 本時では よし子の日記を読んで話し

H26関ブロ美術プレ大会学習指導案(完成版)

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

5 児童の実態と主題に迫るための手だて (1) 児童の実態本学級の児童は明るく 男女の仲もよい いろいろな場面で声を掛け合ったり 仕事を手伝ったりできる児童も多い 話し合い活動では 友達の意見のいいところを取り上げて考えをまとめることができたり 人の意見を聞いて自分の考えを変えることができたりする児


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う来なかった 翌々日の月曜日 あきらは じゅんに いいよ と返事をもらったのに どうしてこなかったのか と詰め寄った それに対して じゅんからは いいよ って 断ったじゃないか という返事が返ってきた という内容である ここでは 文字だけで思いを伝える難しさと 相手の立場をよく考えて情報を発信する大

りを守っていないから 6 名, 自分も他の人も困るから みんなと楽しく過ごすことが大切だと思うから 各 4 名, 悪いことをしていると思うから 3 名であり, 比較的高い価値観で判断している その一方で, イ ~ オを選択した児童の多くが自分にとって都合がよいからやいじめられるから, または自分の楽

考え 主体的な学び 対話的な学び 問題意識を持つ 多面的 多角的思考 自分自身との関わりで考える 協働 対話 自らを振り返る 学級経営の充実 議論する 主体的に自分との関わりで考え 自分の感じ方 考え方を 明確にする 多様な感じ方 考え方と出会い 交流し 自分の感じ方 考え方を より明確にする 教師

解答類型

Microsoft Word - 第3学年国語科学習指導案 .docx

「埼玉発世界行き」高校生留学奨学金交付要綱

第1学年5組 道徳学習指導案

第 3 学年道徳学習指導案 1 主題名どうすることが正しいか 1-(3) 勇気 平成 27 年 9 月 11 日 ( 金 ) 第 3 学年 2 組 34 名 授業者久米亨 2 資料名 思いきって言ったらどうなるの? ( 出典 : 光文書院 ) 3 主題設定の理由 (1) ねらいとする価値について中学

3 指導方針 本主題は, 愛校心である 自分たちの学校のためにできることをしたい 自分たちの学校をよりよくしていきたい という気持ちを育てることや, よりよい玉諸小学校にするために自分たちに何ができるか ということを考えさせ, そのような態度を育てることが大切である 導入では, これまでの学校行事を

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

2 研究の歩みから 本校では平成 4 年度より道徳教育の研究を学校経営の基盤にすえ, 継続的に研究を進めてきた しかし, 児童を取り巻く社会状況の変化や, 規範意識の低下, 生命を尊重する心情を育てる必要 性などから, 自己の生き方を見つめ, 他者との関わりを深めながらたくましく生きる児童を育てる

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案3                            ⑤なかまの誘い方(小学校低学年)

内容 児童 経験したことや調べたことから選んで話す 内容 ( 考え ) を分かりやすく話す はっきりした発音で声の大きさを考えて話す 丁寧な言葉を使って話す 相手の顔を見ながら話す 大事なこと

Microsoft Word - 6年国語「パネルディスカッションをしよう」

1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

いとする価値 生命の尊さ と自己の生き方との関わりについて, さらに考えを深める時間としたい これは, 内容項目 生命の尊さを知り, 生命あるものを大切にすること に関する学習を道徳の時間を要にし, 関連する各教科 領域または日常生活と組み合わせて作成したものである 導入では, 生命に関する価値を確

北野中学校 30 周年第 1 学年共通道徳学習指導案 人はなぜ働くのか. 日 時 平成 18 年 11 月 24 日 生 徒 札幌市立北野中学校第 1 学年 指導者 教諭 筒井 久保村 石塚 川村 1. 主題名 人はなぜ働くのか 4-(5) 勤労と奉仕の精神 2. 主題設定の理由 人のためにならない

3. ➀ 1 1 ➁ 2 ➀ ➁ /

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とで児童に活動の見通しを持たせ, 自分で課題を立て情報を集め整理し, 発表する等に取り組めるようにしていきたい 調査計画の場面では, 目的に照らしてどのような調査をしていくことがよいのか児童にしっかりと考えさせたい 例えば, データはどう集めたらよいのか, アンケートを実施する場合には, 誰にアンケ

2 児童への事前調査 調 査 事 項 好き どちらかとどちらかというと好きいうと嫌い 嫌い Q1 国語の学習は, 好きですか Q2 説明文の学習は, 好きですか Q3 物語の学習は, 好きですか Q4 話し合う学習は, 好きですか Q

られる 日常の生活場面でも, そのことを裏付けるような行動が時折見られることがある (3) 教材について 1 教材名 手品師 出典 : 新しい道徳 6 東京書籍 2 価値 A-(2) 正直, 誠実 3 教材について本教材は, あまり売れない手品師が大劇場のステージに立てるチャンスを捨て, 男の子と交

< 心の中でおうえんしながらそっと見守ったぼく > ぼくの状況 家に用事があったけれど じっとおばあさんを見ていた < 最初に声をかけたぼく > ぼくの状況 お母さんのお手伝いをする約束を果たすため 下校を急いでいた おばあさんの状況 不自由な足を一生懸命動かして坂を上っている この間より足どりが重

3 本時のねらい 相手の立場を理解し 思いやりの心をもって温かく見守ろうとする心情を育てる 4 他の教育活動との関連 事前指導 ( 日常の指導 ) 当番係活動 仲間と協力して果たせるようにして 全員で取り組むことを大切にしてきた (5 月学校行事 ) 運動会 表現運動や応援合戦など 力を合わせて競技

国語科学習指導案様式(案)

他人に迷惑をかけないように気をつけること また 自もみんなも気持ちよくくらすために約束やきまりがあることに気付かせ実践的態度へとつなげたい (3) 資料について雨上がりの公園でたかしたちは 公園のベンチに泥の付いた靴のままあがって紙飛機を飛ばして夢中で遊んでいた しばらくして 女の子がそのベンチに座

3 学年 2 組道徳学習指導案平成 2 4 年 6 月 2 1 日 ( 木 ) 5 校時指導者教諭山口文 1 主題名心のこもった言動をとる 2 - ( 1 ) 礼儀 2 資料名 無言化現象 3 主題設定の理由 ( 1 ) ねらいとする道徳的価値についてニュースなどでよく耳にすることの一つに 隣に住ん

Microsoft Word - 社会科

第4学年道徳指導案

[ⅱ] その時の気持ちを教えてください 悔しい ばれない 先生に見つかったらやばい とてもいやな気持ち 不安 焦り これくらい破ってもいいかな 怒られるのがいや 2 あなたは今までに 誘惑に負けそうになりながらもルールやきまりを守ることができたことはありますか [ⅰ] どんな状況でしたか 友達にいけ

道徳学習指導案

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第 4 学年算数科学習指導案 平成 23 年 10 月 17 日 ( 月 ) 授業者川口雄 1 単元名 面積 2 児童の実態中条小学校の4 年生 (36 名 ) では算数において習熟度別学習を行っている 今回授業を行うのは算数が得意な どんどんコース の26 名である 課題に対して意欲的に取り組むこ

価 がら読んでいる 語句には性質や役割の上で類別 規 文章を読んで考えたこ があることを理解している 準 とを発表し合い 一人 指示語や接続語が文と文との意 一人の感じ方につい 味のつながりに果たす役割を理 て 違いのあることに 解し 使っている 気付いている 学 登場人物の思いを想像し 時代の状況

第 3 学年道徳学習指導案 1 日時平成 28 年 7 月 1 日 ( 金 ) 公開授業 1 第 1 校時 指導者教諭千葉哲朗 2 学級盛岡市立上田中学校 3 年 1 組男子 20 名女子 16 名計 36 名南校舎 2 階 3 年 1 組教室 3 主題自己を見つめ, 自己の向上を図る 個性の伸長

第 1 学年国語科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 2 場所 八幡平市立西根中学校 1 年 2 組教室 学級 1 年 2 組 ( 男子 17 名女子 13 名計 30 名 ) 授業者佐々木朋子 1 単元名いにしえの心にふれる蓬莱の玉の枝 竹取物語 から 2 単元

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

勝ちにこだわるあまり, 他人の気持ちを考えない言動をする生徒がいたため, 全体指導を行った経緯もある 以上の事から, 中学校生活で様々な活動に一生懸命に取り組む中で, 思うようにいかず, 悔しい思いをする経験をした生徒が多いことがわかる 本学級の生徒がこの経験を生かし, さらに成長するためには, 悔

道徳の時間学習指導案 指導者 T1 長手英克 T2 浜井綾子 1 学年第 4 学年 15 名 2 主題名本当の友達 B 友情, 信頼 3 ねらいなつみに逆上がりを教えようと思うようになったてつおの気持ちを考えることを通して, 友達には自分とは違ったよさがあり, それぞれが力を発揮すると一人ではできな

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第○学年 ○○科指導計画

道徳学習指導案

た 様々な意見を出しながら, より広い視野で課題について考えられるようにしたい 最終的には過去の友達との関わりを振り返り, 友達との関わりに大切なことは何か考えさせたい 4 研究主題との関連 (1) 保健安全との関連 保健安全 心身の発育, 発達, 病気や異常など自の健康状態を把握し, 健康を保持増

Microsoft Word - 24授業実践.docx

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7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

Microsoft Word - 24授業実践.docx

4. 題材の評価規準 題材の評価規準 については, B 日常の食事と調理の基礎 (2),(3), D 身近な消費生活 と環境 (1) の 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 を参考に設定して いる 家庭生活への関心 意欲 態度 お弁当作りに関心をもち, おか 生活を創意工夫する能力

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

4 研究主題との関連 自分を見つめ 友達の思いを大切にする子供の育成 道徳授業の充実を通して 研究主題に迫るために 4 年生では子供たちの目指すべき児童像を 自分の思いを見つめる子 友達の思いに気付く子とした また 目指すべき具体的な児童像を 資料の世界観に浸り 登場人物に自分を重ねながら登場人物の

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Ⅲ 目指すべき姿 特別支援教育推進の基本方針を受けて 小中学校 高等学校 特別支援学校などそれぞれの場面で 具体的な取組において目指すべき姿のイメージを示します 1 小中学校普通学級 1 小中学校普通学級の目指すべき姿 支援体制 多様な学びの場 特別支援教室の有効活用 1チームによる支援校内委員会を

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中学校第 3 学年社会科 ( 公民的分野 ) 単元名 よりよい社会をめざして 1 本単元で人権教育を進めるにあたって 本単元は 持続可能な社会を形成するという観点から 私たちがよりよい社会を築いていくために解決すべき課題を設けて探究し 自分の考えをまとめさせ これらの課題を考え続けていく態度を育てる

道徳科学習指導案 指導者 T1 重森恵美子 T2 毛利佐由理 1 日時平成 30 年 6 月 27 日 ( 水 )5 校時 2 学年第 1 学年 (16 名 ) 3 主題名 だれにでもおなじように [C 公正, 公平, 社会正義 ] 4 ねらい誰に対しても同じように接することがすてきであることに気づ

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○ ○ 科 学 習 指 導 案

著作権教育実践事例

中学校第 3 学年国語科学習指導案 日時平成 28 年 月 日第 校時対象第 3 学年 組学校名 中学校授業者 1 教材名 故郷 2 単元の目標 情景や人物を描写する語句や表現を読み取り 内容への理解を深めることができる 作品を通して 社会の中での人間の生き方について考え 自分の意見をもつことができ

第4学年道徳学習指導案

第 学年 図画工作科学習指導案

(2) 計画学習課題 学習内容 時間 連立方程式とその解 二元一次方程式とその解の意味 2 連立方程式とその解の意味 ( 本時 1/2) 連立方程式の解き方 文字の消去の意味 加減法による連立方程式の解き方 5 代入法による連立方程式の解き方 連立方程式の利用 問題を解決するために 2つの文字を使っ

7 月の 人の心にふれて では, 人に素直に親切にできた経験をふり返る ぼく の気持ちを考えることを通して, だれに対しても相手の立場に立って温かな心で接していこうとする心情を育てることをねらいとして取り組んだ 授業後には, 親切にしたいと心では思っていても行動に移すのは難しい でも思っているだけで

道徳学習指導案

(2) 指導の実際 1 話すこと 聞くこと の実践ア協働による教材研究の柱 モデルの提示について対話のためのスキルの定着や対話の深まりを目指し, 教師や代表グループによる対話のモデルを提示し, 気付いたことや発見したことを基に自分たちの対話や話合いの様子を振り返らせ, 学びの充実を図るようにする 共

(1) 道徳学習指導案と総括 第 5 6 学年道徳学習指導案 平成 26 年 11 月 28 日 ( 金 ) 5 年 2 名 ( 男子 1 名 女子 1 名 ) 6 年 2 名 ( 男子 0 名 女子 2 名 ) 授業者渡辺昌幸 1. 主題名きまりに厳しく 高 4-(1) 2. ねらい法やきまりの意

第1学年2組 道徳学習指導案

<小学校 生活科>

国語科学習指導案

人権教育の推進のためのイメージ図

単元の目標 カレーライスを作ることに興味 関心をもち, 進んで活動する カレーライスの作り方を調べ, 作り方, 材料, 用具を発表することができる カレーライス作りの活動を通して, 食材を知ったり, 道具を使う仕事にふれたりして, 生活経験を豊かにする 人との関わりを通してコミュニケーション能力を身

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指導観指導にあたっては 基本となる回転技に取り組み 自己の能力に適した技が安定してできるようにするとともに 発展技にも挑戦できるようにする その際には 友達の動きを見て技のポイントに気づき 伝えあったりしながら意識して練習できるようにする 運動は 柔軟性が要求される運動であり 体を痛めたりうまく回れ

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指導者への評価の観点 ) 導入気付く同時に, 麻美の言動の中から 強く心に残った文 に線を引かせていきたい 深める 場面では, 児童に 強く心に残った文 についてなるべく理由をつけて発表させる そして, そこで出された児童の様々な意見をもとに, おばさんに怒られたときの麻美の気持ちを再度じっくり考え

Transcription:

第 6 学年 1 組道徳学習指導案 平成 26 年 11 月 26 日 ( 水 ) 第 5 校時在籍児童数計 34 名指導者教諭塚本馨 1 主題名気持ちよく過ごせる社会に 内容項目 4-(1) 公徳心 規則の尊重 権利 義務 2 資料名 どろだらけのスパイク ( 学研みんなのどうとく ) 3 主題設定の理由 (1) ねらいとする道徳的価値について本主題は 高学年における内容項目 4-(1) 公徳心をもって法やきまりを守り 自他の権利を大切にし 進んで義務を果たす ことを深めることを意図したものである これは 中学年内容項目 4-(1) 約束や社会の決まりを守り 公徳心をもつ を受け 中学校内容項目 4-(1) 法やきまりの意義を理解し 遵守するとともに 自他の権利を重んじ義務を確実に果たして 社会の秩序と規律を高めるように努める につながっていく 人々の社会生活は遵守の精神のもとに成り立っている 自分一人くらいは決まりを守らなくてもいいだろうと 自分の権利ばかりを主張して 義務を果たそうとしない態度が 他者に多大な迷惑をかけることになることを考えなければならない 児童が成長することは 同時に社会や集団の様々な規範を身に着けていくことである 高学年の児童には 社会の法やきまりのもつ意義について考えるとともに義務を大切にする精神をしっかりと身に付けるように指導する必要がある 公徳心をもって他人の権利を尊重し 自己の権利も正しく主張できる態度を養わなくてはならない 気持ちのよい社会生活を営むには 何が大切なのかを話し合い 道徳的価値の自覚を深めさせ 法やきまりは自他の権利を守るためにあることに気付き 公徳心を持って主体的に法やきまりを大切にする態度を養っていきたい (2) 児童の実態について本学級の多くの児童は 時間や決まりを守って行動することができている しかし 自分のことだけしか関心がなく 周りの人が決まりを守っていなくても自分には関係ない 自分が決まりを守れていればよいという児童も多い また 友達も守ってないから大丈夫と時間やルールを守らない児童も少数いる 周りの人への関心のなさや 声をかけることができないことが大きな課題である 年度当初の学級活動で お互い助け合い 励まし合えるクラスにしようと学級目標を話し合い決めた また 最高学年として他の学年の見本となるよう時間や決まりを守って行動することは 当然であるという指導も日々してきた しかし 遊びに夢中になってしまったり 休み時間に自分のことを優先したりしたために チャイム席に間に合わなかった児童もいた 気持

ちよく教室で過ごすために 消しゴムのかすを落とさない ごみや落し物が無いように細かい指導もしてきた そのため 少しずつではあるが 児童の意識にも変化が見られ教室の床に落ちているものがなくなってきた この時期の児童は きまりを守らなければならないことは知っているし マナーやきまりを守らなければならない場面にも出会っている しかし 他の人も守ってないから平気だろうという自分の甘い判断で守れないこともある きまりを遵守する大切さがわかるようにしていきたい さらに きまりというものだけでなく モラルなどの倫理観にまで考えさせ 行動することで 自分も他の人も気持ちよく生活できることについて考えを深化させたい (3) 資料についてこの資料は 野球部の子どもたちの放課後の様子がえがかれているため 興味を引き 児童にとっては考えやすい 本時では 野球部キャプテンの ぼく の心の変化を中心に話が展開していく 道いっぱいに広がって自転車をとめている高校生をみて 主人公 ぼく の気持ちが変化し このままよごれている格好で店に入ることは 自分勝手な考えだったことに気づかせたい コンビニエンスストアに靴下で入っていき 床がぴかぴかのままで買い物ができたことを だれにも何も言われていないが うれしくなったのはなぜなのか だれのことを考えて行動できたのかをしっかりとらえさせたい 店の人に言われた 気配り という言葉を実感した ぼく の心を考えることで 自己の生き方に生かしていく 学校や家庭だけでなく 社会において気持ちよく生活を送るためには マナーを守ることが大切であることについて気づかせたい (4) 指導の工夫 1 導入の工夫 主体的に法やきまりを大切にする気持ちについて考えさせるために 資料の写真を提示する 印象を感想などで述べ合い 法やきまりについて自分とのかかわりで考えさせるための導入となる 2 ワークシートを活用する 権利 義務 公徳について自分のことを振り返らせるために ワークシートを活用する 自分は どんな考え方をしていただろうか 友だちの考えを聞いて自分の考えが新たになったことはあるかなどに気づかせたい 3 事前アンケートの活用 事前に公徳心について児童の意識調査を実施し 提示することで これまでの自分を振り返り これからの自分を考えさせることに役立てる 4 研究主題とのかかわりと他の教育活動等との関連 心豊かにかかわり自他共によりよく生きようとする児童の育成 自己の生き方についての考えを深める道徳の時間の充実

(1) 研究主題とのかかわり本時では 社会のマナーや決まりを守り 進んでみんなが気持ちよく過ごすには何が大切なのか考えさせる 主人公のぼくは 野球部のキャプテンだが 部活の後に汚れているユニホーム姿のままコンビニエンスストアに入っていいのだろうかと迷う どろを落とし スパイクをぬいで店に入り 笑う人もいたが 店が汚れず床がぴかぴかのままで うれしくなった主人公の心の動きを探らせながら 自分たちや周りの人のことを考えて行動することの必要性を考えさせ ねらいとする価値にせまれるようにする (2) 他の教育活動との関連 (4 月 ) 道徳の時間 (10 月 ) 学級開き (10 月 ) いいずみっ子祭り お互いのことを考えて声 資料名 きまりは何のために 準備 発表等 班の人たちと協 をかけ合い 助け合いな 法や決まりを守り 自他の 力し合いながら活動する がら生活する 権利を大切にし進んで義務 (11 月 ) (6 月 ) を果たそうとする意欲を育 修学旅行 陸上記録会 てる 神社等の見学や電車に乗るとき 待機場所での態度やトイ に 周りの人のことを考えて行 レの利用の仕方はマナー (11 月 ) 動する を守る 資料名 どろだらけのスパイ ( 年間 ) ( 年間 ) ク 学級活動等 図書室の利用 社会のマナーや決まりを守 気持ちよく生活していくため 本を読むときは 周りの り 進んでみんなが気持ち に 自分たちが日々できること 人のことを考えて静かに よく過ごせる社会をつくろ は何か課題を見つけ 実行する 読み 他学年の見本とな うとする意欲を育てる ための手段 方法を考え 行動 る していく 家庭との連携 学級通信等で道徳の授業内容や学級の様子を知らせ 家庭でも 約 束やきまりを守ることについて話題にしてもらう 5 本時のねらい 社会のマナーやきまりを守り 進んでみんなが気持ちよく過ごせる社会をつくろうとする意欲を 育てる

6 学習指導過程 段階 学習活動 ( 主な発問 ) 予想される児童の反応 指導上の留意点 評価 導 気 1 私たちの道徳 P120 自転車がとめてはいけな 身の回りには 様々な規 入 づ の写真を見て気が付い いところにとめてある 則やきまりがあることを く たことを話し合う 落書きがしてある 想起させ それを守る理 ルールが守られていな 由にふれ 主題への関心 い を高める 時間 3 展 と 2 資料 どろだらけの 登場人物 条件 情況を 5 開 ら スパイク を読み聞か おさえる える せる 登場人物 主人公 ぼく諒達也健太 条件 情況 野球部の練習後 おなかがすいたの で どろだらけのユニホームでコンビニエンススト アに向かった 深 3 ぼく の気持ちを中 30 め 心に話し合う る コンビニエンスストア こんな汚い格好は 迷惑 自分勝手な言い分のよう に向かいながら ぼく じゃないか な気がしながらも みん はどんなことを思った お客だから商品もお金を なが行くから行くしかな のだろう 払って買うし いいか いかという気持ちをとら どろが落ちて 店の人の えさせる 掃除が大変になるんじ 意図 : 良いのか悪いのか ゃないか の判断を迷いながら 自 このままの格好では 入 分とのかかわりで考えさ りづらい せ人間理解を深める コンビニエンスストア 道いっぱいに自転車をと このままお店に入ったら の前にいる高校生をみ めているのは 他のお客 お店の人や周りの人に迷 たときの ぼく はど さんに迷惑になってい 惑になることに気づかせ んなことを思ったのだ る る ろう 自分たちもこのまま店に 入ったら 高校生と同じではないか どうすればいいか 意図 : そのままお店に入ったら 高校生と同じであることに気づかせる

だれかにほめられたわけではないのに なぜ ぼく はうれしい気持ちになったのか お店を汚さないようにできたから 人に言われてやったのではなく自分たちでできることを考えて できたから みんなが気持ちよく買い物ができた 自分たちも気持ちがよかった お店がきれいなままでよかった 次もあったら同じようにしよう 社会で生活していくということは 周りの人のことも考えて行動することが大切であるという気持ちをとらえさせる 意図 : 自他の権利を大切にし 公徳心をもって法やきまりを大切にすることによって気持ちのよい社会生活が送れることに気づかせ 価値理解を深める 店員さんの笑顔から 自分のことだけでなく 周りの人のことを考えた気配りが 互いに気持ちよく過ごせる社会をつくっていくことに気づけたか ( 観察 発表 ) 気配り ってなんだ ろう 人に言われなくても自分たちでやればできること 人を笑顔にできるもの ほめられるためにやるのではない 周りの人のことを考えることが大切 すごく大変なことでもない 自分たちの行動がお店の人にも伝わっていることに気づき 改めて自分たちのしたことがよかったと実感している ぼくの気持ちをとらえさせる 意図 : 気配りとは 人に言われてやるものではなく 周りの人のことを考えてどう行動するかが大切であることに気づかせる

見 4 自分の生活を振り返 授業や帰りの会で 静か 事前の意識調査から自分 5 つ り 他の人の権利を考 にしなければいけない たちも気持ちよく過ごし め えて法やきまりを守る のに うるさくしてしま たいと思っていることを る 視点で自分自身を考え っていた 意識をもっと 確かめ 自己理解を深め させる 高く持たなければいけ る ( ワークシート ) ない 意図 : 周りの人の権利を 掃除では 周りの人は 考え振り返らせること 静かに掃除をしている で 互いに気持ちよく暮 のに自分だけ他の学年 らすための公徳心を育て の人と話をしてしまっ ることにつなげる ていた いつでも静かに ねらいとする価値に迫る 掃除をしなければいけ ことができたか ( 態度 ない 表情 ) 終末 あたためる 7 評価の観点 5 公民館の館長さんの 手紙を紹介する 気持ちよく過ごせる社会 にするには 一人一人の行 動が大切であることを自 覚させる ぼくに共感し 自分とのかかわりで考え 自他の権利を大切にし 公徳心をもって法やきまりを大切 にする事について考えを広げ深めることができたか 他の人の権利も尊重して法やきまりを守り 公徳を大切にしていたかどうかについて 自分自身を振 り返ることができたか 2

8 板書計画 周りの人への思いやり ほめられるからやるのではな い 過ごせる 気持ちよく お店への気配りありが とう みんなが なんだかうれしい 笑っている人もいるけど関係ない だれかにほめられたりした わけではないがうれしい どろだらけのスパ イクをぬぐ ユニホームのどろを落とす 何かいい方法はないか このまま入っていいのか さっきいったこ とと違う 高校生と同じになる なんだかいやな気分 自分勝手ではないか 掃除は 店の人の仕事 どろだらけだから迷惑 お客だからいいんだ 部活が終わりコンビニへ ぼく 野球部のキャプテン 諒 達也 健太 どろだらけのスパイク

ねらい 資料分析表 自他の権利を大切にし 公徳心をもって法やきまりを大切にする態度を養う 授業者 の意図 自己の権利を主張するだけでは 公徳を基盤とした秩序ある気持ちのよい社会にはならない ことに気づかせ 他の人の権利を尊重しながら 主体的に法やきまりを大切にする態度を養 う 発問 : だれかにほめられたわけではないのに なぜ ぼく はうれしい気持ちになった のか 社会で生活していくということは 大切にしていかな ければならないものがあることに気づかせる 意図 : 自他の権利を大切にし 公徳心をもって法やきまりを大切にすることによって気持ちの良い社会生活が送れることに気づかせ価値理解を深める 価値理解他者理解 発問 : 店員さんの笑顔を思い出したときの ぼく はどんな気持ちだったか 高校生を見て このままお店に入ったら お店の人や周り の人に迷惑になることに気づかせる 意図 : 気配りとは 人に言われてやるものではな く 周りの人のことを考えて どう行動する かが大切であることに気づかせる 価値理解 他者理解 発問 : コンビニエンスストアの前にいる高校生を 見たときぼくはどう思ったか 意図 : このまま中に入ったら高校生と同じになってしまうこ しまうことに気づかせる 価値理解人間理解他者理解自分勝手な言い分のような気がしながらも みんなが行くから行くしかないという迷いの気持ちをとらえさせる 発問 : 自分の生活を振り返り これまでの自分をみつめ これからの自分について考える 意図 : 気持ちよく過ごせる社会にするには 一人一人の行動が大切であることを自 覚させる 自己理解 発問 : コンビニエンスストアに向かいながら ぼく はどんなことを思っ たのだろう 意図 : このままお店に入ってもよいのか悪いのか判断に迷いながら自分 とのかかわりで考えさせ人間理解を深める 価値理解 人間理解