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DC 型制度では将来の給付は運用実績により決まります 運用のリスクを 将来の給付の変動という形で従業員がすべて負うことになります DC 型の制度の設計では 一定の運用利率を想定することがあります このような場合に 運用収益の変動を嫌って変動リスクの小さい資産だけに投資すると 想定された運用利率を得ら

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平成 9 年 0 月 5 日 年金数理 年金数理 ( 問題 本問題においては 以下のとおりとする. og モデル とは 定年退職者に対して毎年 の年金を 退職時より終身にわたり年 回期初に支給する年金制度をいう. 加入年齢方式 とは 加入年齢を特定して算出された標準保険料を在職中の被保険者全員に適用する財政方式 ( 特定年齢方式 をいう 3. 責任準備金 とは 給付現価から標準保険料収入現価を控除した額をいい 未積立債務 とは 責任準備金から積立金を控除した額をいう 問題 から 5 までは それぞれの選択肢から 設問の答として正しいものを選んで その記号を解答用紙の所定欄に記入せよ 問題 6 から 9 までは それぞれの指示にしたがって 解答用紙の所定欄に答案を記せ 問題. 時点 における利力を とする 今 0 において 00 円を投資した結果 5 で0 円 0 で 60 円になったとする この時 および に最も近いものの組合せを 次の選択肢から選択せよ ただし og. 0.83 og.6 0. 4700 とする (3 点 選択肢 ( ( ( ( ( 0.059 0.030 0.059 0.058 0.0078 0.0058 0.00 0.004 0.00 0.000 問題. o 0.75 (0 ( ただし 0 のとき は次のいずれか (3 点 30 ( ( 0 0 0 / 4 / 3 ( 0 0.75 ( 0 0 ( 0 0. 75 0 問題 3. 定常状態にある年金制度を考える 年金制度への加入 脱退の時期はそれぞれ期初 期末とする 期初時点における在職中の被保険者の総数を 平均加入年数を 各年度の脱退者の脱退時の平均加入年数を c とするとき 各年度の脱退者数をあらわす式として正しいものは 次のいずれか (3 点 ( ( ( ( ( c c c 問題 4. 以下の条件のもとで 歳における年金現価率にもっとも近いものは 次のいずれか (3 点 初年度に 次年度以降は前年度の年金額の.03 倍の年金を終身にわたって期初に支払う 0 0. 99 ( ただし 4% ( 49.8 ( 50.0 ( 50.7 ( 5.0 ( 5. 問題 5. 連生年金現価率をあらわす次の式のうち 正しいものはいくつあるか (3 点 z z z 3 [ ] z z z z z z z 30

年金数理 3 [ ] z z z z 4 z z z z 3 5 z z z z z ( 0 個 ( 個 ( 個 ( 3 個 ( 4 個 (F 5 個問題 6. 次の式のうち 正しいものはいずれか (3 点 ( ( q ( q p ( q p ( q ( ( q p 問題 7. 保険料と給付の支払い時期と極限方程式との組合せで 正しいものはいくつあるか (3 点 保険料 : 期初払 給付 : 期初払 極限方程式 : ( ( F 保険料 : 期初払 給付 : 期末払 極限方程式 : ( F 3 保険料 : 期末払 給付 : 期末払 極限方程式 : F 4 保険料 : 期初払 給付 : 連続払 極限方程式 : F δ ( 0 個 ( 個 ( 個 ( 3 個 ( 4 個問題 8.og モデルにおける以下の関係式のうち 正しいものはいくつあるか (3 点 p I 3 U 4 I F 5 o I f ( 0 個 ( 個 ( 個 ( 3 個 ( 4 個 (F 5 個問題 9. ファクラーの公式として正しいものは 次のいずれか ただし 記号の定義は 以下のとおりとする (3 点 :( 歳における給与指数 :( 歳 ( 歳加入 年勤務 における給与 に対する責任準備金 : 期初 ( 歳の脱退者数 ( 年央に脱退 α : 期初 年勤務の脱退者の一時金の給付率 ( 脱退時点の給与 に対する給付額

年金数理 3 : 給与 に対する保険料 ( 年 回期初払い ( ( ( α ( ( ( α ( ( ( ( α ( ( ( ( α ( ( ( ( α 問題 0.og モデルにおいて財政方式を退職時年金現価積立方式 ( 保険料は年 回期初払い とした場合 定常状態における積立金をあらわす式は 次のいずれか (3 点 F ただし とする ( ( / ( / ( / ( ( ( / ( 問題. つの年金制度 および が合併することになった 合併前の両年金制度の間には 次の関係が成立しているものとする 人数および給与に関する勤続 年齢別構成比率は互いに一致しており の総人数 総給与は の一律 0% である また 両制度には年金受給権者は存在せず 財政方式および基礎率は 同一である の給付は の一律 倍である 3 の積立金は の 0% である 4 の積立水準 ( 責任準備金に対する積立金の割合 は 60% であり 未積立債務は有限の年数で定額償却するものとして給与に対する保険料率を設定している 合併にあたり および の給付を揃える の加入者には 合併前の の積立金に給付の引下げ割合を乗じた額が分配され 残った額が合併後の積立金に充当される 合併後の制度全体の未積立債務を定額償却するものとして給与に対する一律の保険料率を設定し 償却年数は合併前の と同じとした 新たな償却額が合併前の にとって従前の 0% 以内の増加に抑えるようにしたい 設定可能な合併後の給付水準 ( 合併前の の給付水準に対する割合 の最大値に最も近いものは 次のいずれか (3 点 (99.0% (0.3% (03.% (04.0% (.8%

年金数理 4 問題. 財政決算において ある年金制度の諸数値が以下のとおりとなった 財政方式は開放基金方式によるものとする 責任準備金算出に用いた標準保険料率は 直前の財政再計算時に算出したものであり 8.77% とする このとき 財政決算における剰余金の額に最も近いものは 次のいずれか (3 点 年金受給権者の給付現価在職中の被保険者の給付現価うち 将来期間対応分うち 過去期間対応分将来加入が見込まれる被保険者の給付現価在職中の被保険者の給与現価将来加入が見込まれる被保険者の給与現価積立金 5,33 百万円 8,556 百万円 3,033 百万円 5,53 百万円,608 百万円,83 百万円 39,706 百万円,300 百万円 (0 円 (,40 百万円 (,445 百万円 (3,855 百万円 (4,060 百万円 問題 3. 問題 において財政再計算を行った結果 年金制度の諸数値は以下のとおりとなった 財政方式は引き続き開放基金方式を採用し 問題 の剰余金は温存するものとした場合の特別保険料率 (5 年定額償却とする に最も近いものは 次のいずれか なお 保険料は期初払いとする (3 点 年金受給権者の給付現価 5,33 百万円 在職中の被保険者の給付現価 9,589 百万円 うち 将来期間対応分 3,45 百万円 うち 過去期間対応分 6,64 百万円 将来加入が見込まれる被保険者の給付現価,743 百万円 在職中の被保険者の給与現価,98 百万円 将来加入が見込まれる被保険者の給与現価 40,809 百万円 積立金,300 百万円 在職中の被保険者の給与総額,838 百万円 期初払い 5 年確定年金現価率.96 (0% (.93% (5.08% (5.49% (0.57% (F5.38% ( 問題 4. 定常状態に達している年金制度で ある年度以降 運用利回りが から Δ (0< Δ < に低下した 最初に利回りが低下した年度を 年度として 利回り低下による未積立債務の償却を行わなかった結果 第 年度末に未積立債務の額が当初の積立金の k 倍 (0< k < になった このとき をあらわす式は 次のうちいずれか なお 保険料および給付は年 回期初払いとする (3 点 Δ Δ og k og k Δ og Δ Δ ( ( k Δ ( ( ( og( Δ og( Δ og( Δ ( Δ og ( k ( Δ ( og( Δ Δ og k ( Δ og( Δ

年金数理 5 問題 5. 以下の表は ある年金制度 ( 保険料および給付は期初払い の 年度末 ( 年度末の貸借対照表 ( 年度の損益計算書および未積立債務の変動要因分析である この中の5は 次のうちいずれか (3 点 年金資産 3,000 未積立債務 年金資産未積立債務 年度貸借対照表 ( 年度貸借対照表 3 ( 年度損益計算書 責任準備金 40,500 責任準備金 4,00 給付支払 3,000 年度末責任準備金 40,500 未積立債務変動額 4 標準保険料収入 5 特別保険料収入,500 ( 年度末責任準備金 4,00 運用収益,950 合計 6 合計 6 ( 年度未積立債務変動要因分析 未積立債務期初残高 特別保険料収入,500 未積立債務期初残高に係る特別保険料に係る利息相当額 8 7 利息相当額運用利差益 650 責任準備金にかかる発生不足金,0 未積立債務期末残高 3 (,500 (,000 (,500 ( 3,000 ( 3,500

年金数理 6 問題 6. 歳で制度に加入し 期初時点で年齢 歳の被保険者が期中に生存脱退した場合は ( 歳に到達して制度から脱退した場合は ( の年金を歳到達時から期初払い終身年金で支給する年金制度を考える 以下の空欄にあてはまる式 記号を解答用紙の所定欄に記入せよ ( 点 ( 年金額 の年金の給付現価を期初払いの保険料として払い込むものとする 期初 歳の在職中の被保険者の保険料は次の式で与えられる ここで { } を脱退残存表の残存人数 U ( ( ( ( であり ( は 歳で生存脱退した後に期末まで生存した人数とする また { } は生命表の生存数 とする ( U ここで ( ( ( ( ( となるため ( であり これを用いて 3 U が得られる ( 期初 歳 加入期間 ( 年の被保険者 人あたりの給付現価は次の式であらわされる 4 ( ( ( ( のについての関係式を用いることによって ( 5 ( となる 一方 保険料収入現価 ( 歳における保険料払込前 は U であるため 責任準備金は 6 4 ( であらわせる これは 歳の被保険者の 過去の期間にかかる給付現価をあらわしている 4

年金数理 7 問題 7. 制度からの脱退者に対して 脱退年度の期初時点の年齢 に対応した一時金給付 を期末に 支給する一時金制度を考える 以下の空欄にあてはまる式 記号を解答用紙の所定欄に記入せよ なお 財政方式は加入年齢方式を採用し 保険料は期初払いとする ある年度の期初における年齢 の加入者数を 脱退率を q とする (8 点 ( 期初時点 ( 保険料払込前 の責任準備金は ( 給付現価 -( 人数現価 ( 人あたり標準保険料 で得られる 給付現価を当該年度に支払いが見込まれるもの ( と翌年度以降に支払いが見込まれるもの ( ~ とに 人数現価を当該年度の保険料にかかるもの ( G と翌年度以降の保険料にかかるもの ( G~ とに分け 人あたり保険料を とすると 責任準備金 ( は ( ~ ( G G~ で与えられる ここで 3 G q q ( である 期初時点の積立金を F とし U ( F > 0 の場合であっても積立不足にかかる特別保険料は払い込まないものとする ( 期中において 脱退率どおりに脱退者が発生し 脱退者には規定どおりの退職一時金が支払われたとする ( 以下の467については ~ G G ~ などを使用すること 期末の責任準備金 は を予定利率とすると ( 4 G ( 5 ~ ~ である 一方 期末の年金資産 F は 運用利回りが予定利率に等しければ F ( F G 6 ( 5 となるため 期末における責任準備金と年金資産の差をU とすると U F ( F となる ( 5 (3 ( に関して 退職者に対して規定の ( 倍の退職一時金が支払われたとする このとき 期末における責任準備金と年金資産の差 U は U U 7 ( 5 である (4 ( に関して 各年齢における期末の在職者の実績が予定の ( s 倍になったとする 脱退 者には規定どおりの退職一時金が支払われたとすると 期末における責任準備金と積立金との 差 U は U U 8s ( 9 q である

年金数理 8 問題 8. 定常状態にあるつの集団 および の被保険者数は { }{ }( - で与 えられている 総人数は同数であるが を ( < < - として > ( < < ( - および 年間の定年到達者数 < の関係がある このつの集団 に og モデルによる年金制度を導入する 保険料は年 回期初払いとして 以下の設問に答えよ なお 両集団とも 定年退職以降の年金受給者は生命表 { } にしたがうものと し および における脱退残存表による基数をそれぞれ および 生命表による基数をとする (0 点 ( 財政方式として平準保険料方式を用いた場合 集団 の標準保険料 ( 集団 および集団 の標準保険料の大小を比較せよ 問題 9. 毎年 前年の ( をあらわす式を示せ 倍 ( >0 の新規の被保険者が加入し 加入後は想定した脱退率 死亡率 どおりに推移する安定した人口構成を想定する 今 この集団に og モデルにもとづく年金制度を実施するものとする その際 既に退職した者にも満額の年金を支給するものとする なお 保険料は年 回期初払いとする (5 点 ( 賦課方式にもとづく在職中の被保険者 人あたりの保険料 をあらわす式を示せ ( 加入年齢方式 ( 特定年齢は における標準保険料致することを示せ は 予定利率を とした場合に と一 (3 開放型総合保険料方式の場合 在職中の被保険者 人あたりの保険料は 予定利率 ( ただし < にかかわらず と一致することを示せ ただし 将来の被保険者は 毎年 前年の 倍の人数が加入すると見込むものとする 実績の ( 以上

科目 年金数理 受験番号 平成 9 年 0 月 5 日 社団法人日本年金数理人会 問題 問題 問題 3 問題 4 問題 5 問題 6 問題 7 問題 8 ( ( ( ( ( ( ( ( 問題 9 問題 0 問題 問題 問題 3 問題 4 問題 5 ( ( ( ( ( ( ( 3 問 題 6 4 5 6 3 問 q ( q 題 7 4 5 6 G ~ ~ G 7 8 9 s q 社団法人日本年金数理人会試験委員会

平成 9 年 0 月 5 日科目年金数理受験番号社団法人日本年金数理人会問題 8 問題番号を記入すること ( ( ( 同様に ( である の分母同士の差を取ると ( ( ( ( ( ( ( ( ( ( > ( ( ( ( < ( ( であるので ( ( > ( ( ( ( ( 0 ( 更にであるため < < となる 社団法人日本年金数理人会試験委員会

平成 9 年 0 月 5 日科目年金数理受験番号社団法人日本年金数理人会問題 9 問題番号を記入すること ( 歳における被保険者数をとおくと 歳 ( における被保険者数は > となる 単年度の収支均衡をあらわす式は である 従って である ( 加入年齢方式における標準保険料は である これは ( において とおいた場合の に一致する (3 将来の被保険者の増加が見込まれているため 初年度の給付を とすると 年度の給付は 従って ( となる 同様に 年度の被保険者数をとすると ( G となる 従って G O が得られ 保険料はに依存しないことが確認できた 社団法人日本年金数理人会試験委員会