別記様式第4

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第 3 号様式 ( 第 3 条関係 ) 不燃化推進特定整備地区整備プログラム 品川区 豊町 丁目 二葉 3 4 丁目及び西大井 6 丁目地区 平成 25 年 11 月第 1 回変更認定平成 27 年 10 月第 2 回変更認定平成 29 年 3 月 品川区

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計画的な再開発が必要な市街地 特に一体的かつ総合的に再開発を促進すべき地区 市町名 名称 再開発の目標 土地の合理的かつ健全な高度利用及び都市機能の更新に関する方針 特に整備課題の集中がみられる地域 ( 課題地域 ) 地区名 西宮市 C-4 浜脇 ( 約 175ha) 居住環境の向上 良好な都市景観

葛飾区

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目 次 1 基本方針 再開発を促進すべき地区等の整備又は開発の方針... 2 別表再開発促進地区の整備又は計画の概要... 3 都市再開発方針図 ( 総括図 )... 6 都市再開発方針附図

大阪府営門真住宅まちづくり基本構想 平成 25 年 6 月 大阪府 門真市

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本町二・四・五・六丁目地区の地区計画に関する意見交換会

防災まちづくりの具体的な方向性を示す 方針 は 防災まちづくりに関するキーワードごとに 以下の12 項目にまとめました 防災まちづくりの方針 防災( 安全 安心 ) 地域コミュニティ ひと 1 多様な世代の交流や地域活動への参加が 防災 減災活動を支えるまち ( 自助 共助の話し合いが活発に行われて

柏駅西口北地区まちづくり

Microsoft Word - ●決定⑤地区計画-2.docx

2 計画 ( 素案 ) からの主な変更点 1 はじめに頁主な変更点 1 これまでの経緯に 不燃化特区補助制度の指定 地区計画と都市防災不燃化促進事業の導入についての記載を追加 また 大和町中央通り沿道地区は 平成 26 年に不燃化特区補助制度 ( 平成 32 年度まで ) の対象区域に指定されるとと

1 整備目標 方針 地区名大井五 七丁目 西大井二 三 四丁目地区位置東京都品川区大井五 七丁目 西大井二 三 四丁目の全域地区の現況 課題 現状 当地区は 品川区の南に位置しており 北側に滝王子通り 東側に補助 28 号線 ( 池上通り ) 西側にJR 東海道新幹線及びJR 横須賀線 南側に大田区

1 整備目標 方針 地名 位置 地の現況 課題 羽田二 三 六丁目地 ( 大田 ) 東京都大田羽田二丁目 三丁目 六丁目 現状 独立住宅を中心に 集合住宅や併用住宅も含めた住居系の土地利用がほとんどを占めている 幅員 4m 未満の道路が大半を占めており 幅員 2.7m 未満の道路も多くなっている ま

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大谷周辺地区 及び 役場周辺地区 地区計画について 木原市街地 国道 125 号バイパス 役場周辺地区 (43.7ha) 美駒市街地 大谷周辺地区 (11.8ha) 地区計画の概要 地区計画とは住民の身近な生活空間である地区や街区を対象とする都市計画で, 道路や公園などの公共施設の配置や, 建築物の

北部大阪都市計画彩都地区計画 ( 案 ) 北部大阪都市計画彩都地区計画を 次のとおり変更する 1. 地区計画の方針 名称彩都地区計画 位 置 茨木市大字粟生岩阪 大字宿久庄 大字清水 大字佐保 大字泉原 大字千提寺 大字大岩 大字福井 大字大門寺 大字生保 大字安威 山手台一丁目 山手台三丁目 山手

第18期火災予防審議会地震対策部会

都市計画図 平河町二丁目東部地区(PDF)

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2

不燃化推進特定整備地区整備プログラム/北区/志茂地区

1 整備目標 方針 地区名 大森中地区 ( 西糀谷 東蒲田 大森中 ) 西糀谷一丁目 西糀谷四丁目 北糀谷二丁目 東蒲田二丁目の全域位置大森中二丁目 大森中三丁目 西糀谷二丁目 西糀谷三丁目 東蒲田一丁目 南蒲田一丁目の各一部地区の現況 課題 現況 当地区の幹線道路沿いは商業 業務施設及び中高層の集

江東区

第 Ⅱ ゾーンの地区計画にはこんな特徴があります 建築基準法のみによる一般的な建替えの場合 斜線制限により または 1.5 容積率の制限により 利用できない容積率 道路広い道路狭い道路 街並み誘導型地区計画による建替えのルール 容積率の最高限度が緩和されます 定住性の高い住宅等を設ける

計画書

板橋区

東京都市計画第一種市街地再開発事業前八重洲一丁目東地区第一種市街地再開発事業位置図 東京停車場線 W W 江戸橋 JCT 日本橋茅場町 都 道 一石橋 5.0 特別区道中日第 号線 江戸橋 15.

環状第二号線沿道新橋地区街並み再生地区及び街並み再生方針について

金沢都市計画地区計画の変更

本日の説明内容 1 板橋駅西口周辺地区のまちづくり 2 板橋駅西口地区都市計画素案について 1 市街地再開発事業 2 地区計画 3 高度利用地区 4 高度地区 3 今後のスケジュール 1

区域の整備 開発及び保全に関する方針 地区施設の整備の方針 建築物等の整備の方針 (1) 道路の整備方針区域内外との円滑な交通ネットワークの形成と歩行者等の安全で快適な歩行環境の向上を図るため 街区幹線道路及び区画道路を整備する 生活利便施設や良質な街並みを形成する住宅等の立地を誘導し 地域拠点にふ

事例: 大牟田市老朽危険家屋等除却促進事業 中心市街地老朽建築物除却促進事業 事業の目的 市民の安心 安全の確保と住環境の改善及び良好な景観の促進を図ることを目的とする 周辺住環境等を悪化させ放置されている木造若しくは軽量鉄骨造の建築物又事業の概要 はその部分で 大牟田市が定める判定基準を満たしたも

Microsoft Word - (新)滝川都市計画用途地域指定基準121019

区域の整備 開発及び保全の方針地区整備計画 久世荒内 寺田塚本地区地区計画 名称久世荒内 寺田塚本地区地区計画 位置城陽市久世荒内 寺田塚本及び平川広田 面積約 22.1ha 建 築 物 等 に 関 す る 事 項 地区計画の目標 土地利用の方針 地区施設の整備方針 建築物等の整備方針 地区の区分

指定標準 適用区域 建ぺい率 容積率 建築物の高さの最高限度 m 用途地域の変更に あたり導入を検討 すべき事項 ( 注 2) 1. 環境良好な一般的な低層住宅地として将来ともその環境を保護すべき区域 2. 農地等が多く 道路等の都市基盤が未整備な区域及び良好な樹林地等の保全を図る区域 3. 地区計

渋谷区

平井二丁目付近地区地区計画の概要 平井二丁目付近地区地区計画の概要をお示しします 詳しくは 同封の 平井二丁目付近 地区計画書 計画図 をご確認ください 地区計画の区域地区計画の対象区域は 下図のとおりです 平井二丁目付近地区 ( 約 28.6ha) 江戸川区平井一丁目 平井二丁目及び 小松川三丁目

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(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

( 新 ) 藤沢都市計画住宅市街地の開発整備の方針 平成年月 神奈川県 藤沢 住宅 -1

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区域の整備 開発及び保全に関する方針 江戸川一丁目地区地区計画 計画書 計画決定 H 江戸川区告示第 433 号 計画変更 H 江戸川区告示第 27 号 計画変更 H 江戸川区告示第 482 号 名称江戸川一丁目地区地区計画 位置 江戸川区江戸川一丁目 江戸

(2) 路地街区 ア路地街区の内部で 防火性の向上と居住環境の改善を図るため 地区施設等に沿った建築物の高さの最高限度及び壁面の位置の制限を定めることにより 道路斜線制限を緩和し 3 階建て耐火建築物の連続した街並みを形成する イ行き止まりの路地空間では 安全性の確保のため 2 方向の避難を目的とし

不燃化推進特定整備地区整備プログラム【渋谷区】(本町二~六丁目地区)

山手地区の概要 面積 約50ha 用途地域 工業地域 建ぺい率 60 容積率 200 高さの限度 第一種高度地区 最高限20m 2

(100817)

計画書 阪神間都市計画防災街区整備地区計画の変更 ( 尼崎市決定 ) 都市計画今福 杭瀬寺島地区防災街区整備地区計画を次のように変更する 名称 位置 面積 地区計画の目標 区域の整備 開発及び保全に関する方針土地利用の方針 地区施設及び地区防災施設の整備の方針 建築物等の整備の方針 その他当該区域の

江戸川五丁目付近地区 地区計画(素案)説明会

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地区区分とまちづくり方針 D

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墨田区

地区計画とは 地区計画とは 土地や建築物の所有者など地区の皆さんが合意を図りながら道路や公園などの配置 建築物の用途 容積率 高さ 色やデザイン等のルールをきめ細かく定め そのルールに基づいて建築行為等を行うことにより より良いまちづくりをすすめる手法のひとつです 地区の特性に応じて必要な項目を選択

住まい まちづくりの基本目標と基本的施策の展開方向 1. 住まい まちづくりの理念と基本目標 だれもが安心して住み続けたいと感じる魅力ある とだ の住まい まちづくり を政策の基本理念とし これを実現するために次の 3 つを基本目標として総合的な施策を図るものとします 基本目標 -Ⅰ 多様なニーズに

千里ニュータウン地区の今後の土地利用の考え方 豊中市 はじめに市は 平成 4 年 (1992 年 )7 月に 千里ニュータウン地区住環境保全に関する基本方針 ( 以下 基本方針 という ) を策定し 同地区内で計画される建築物などに対して その用途をはじめ 建築物の建て方 ( 容積率 建ぺい率 高さ

区域の整備 開発及び保全に関する方針地区施設の整備の方針建築物等の整備の方針 (2) 公園 緑地の整備方針地域に親しまれる やすらぎと憩いの空間を形成するとともに 西武立川駅から玉川上水に向けて形成される緑のネットワークの拠点となるよう公園や緑地を配置する (3) その他の公共空地の整備方針各敷地の

新しいまちづくりのために

都市計画変更素案に関する説明会 建築規制の変更に関する説明会 特定整備路線補助 29 号線 井 東 込区間 (JR 横須賀線 区界 ) 沿道 日時 : 平成 29 年 8 3 ( ) 場所 : 品川区 伊藤 学校 前方右側に手話通訳者を配置しております 必要な方はお近くの席にお移り願います 1 本日

西原町 2~4 丁目地区 区域図 西原町 2~4 丁目地区 低密度住宅ゾーン 中密度住宅ゾーン 戸建ての低層住宅地を主体に落ち着いた雰囲気を持った良好な居住環境の形成を誘導します また 都市農地の保全に努め 農地と共存した良好な居住環境の形成を誘導します 低層住宅と中高層住宅が調和した良好な居住環境

江戸川五丁目付近地区 地区計画(素案)説明会

目次 方針策定の背景 1-1. 用途地域指定の基本的な考え方 1-2. 住居系 [ 第一種低層住居専用地域 ] [ 第二種低層住居専用地域 ] [ 第一種中高層住居専用地域 ] [ 第二種中高層住居専用地域 ] [ 第一種住居地域 ] [ 第二種住居地域 ] [ 準住居地域 ] [ 田園住居地域 ]

平井二丁目付近地区のまちづくり 平井二丁目付近地区は JR 平井駅南東部の都市計画道路放射第 15 号線に接し 都市計画道路補助第 120 号線が南北に通るなど 交通利便性が高く 旧中川沿川のうるおいある環境を感じられる地区です しかし 耕地整理により形成された街区内などでは 幅員 4.0m 未満の

(第14回協議会100630)

案の理由書 1 南大浜地区本地区は石垣島の南部に位置し 字大浜 字真栄里 字平得の3 字を含み 用途地域が指定されている市街地の東側に隣接する地区です 本地区は 農振農用地区域が除外されたことにより 農業的土地利用と都市的土地利用が混在し 道路 公園 下水道等の都市基盤整備が不十分なまま無秩序な開発

地 区 区 分 と ま ち づ くり 方 針 都市計画に基づいて 次のように地区を8つに区分し それぞれの地域特性に合ったまちの 将来像やまちづくりの方針を定めています 複合住宅地区 A 1 4 複合住宅地区 B 広域避難場所周辺として 地区 内建築物の不燃化を促進し 住 宅 工業の調和した良好な中

~ 災害に強く 安全で安心して住み続けられるまちの実現に向けて ~ 荒川二 四 七丁目地区地区計画 ( 平成 30 年 4 月 1 日変更 ) 道路 公園などの地区施設や地区にふさわしい建築物の用途 形態などを定めることにより 地区の特性に合わせたきめ細やかなまちづくりを実現するための都市計画制度で

区域の整備 開発及び保全に関する方針土地利用の方針 地区施設の整備の方針 地区の立地特性を踏まえ 土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図るため 土地利用の方針を以下に定める 1 国際化に対応した業務 商業 宿泊等の多様な機能に加え 氷川神社と連携した江戸文化や赤坂地域の魅力を伝える歴史

日本橋・東京駅前地区

Microsoft Word - 09池町通り.doc

和泉市の宅地開発における制度

PowerPoint プレゼンテーション

目次 Ⅰ 運用基準の策定にあたって P1 1 策定の目的 P1 2 運用基準の位置づけ P1 Ⅱ Ⅲ 土地利用のあり方 P1 地区計画の活用 P2 1 地区計画とは P2 2 地区計画の活用類型 P2 (a) 地域資源型 P3 (b) マスタープラン適合型 P3 (c) 街区環境整序型 P3 (d)

(3) 東京都が掲げている目標を確実に達成するには 延焼遮断帯の形成やその主要な要素である特定整備路線の整備 老朽木造建築物の除去等の施策をより強制力をもって展開することが必要であり 一定の私権の制限もやむを得ないと考える その際 移転や住替えを余儀なくされる住民へ移転先をしっかりと確保するなど き

第1章

豊島区

地区区分とまちづくり方針 都市計画に基づいて 次のように地区を 4 つに区分し それぞれの地域特性にあったまちの将来像 やまちづくりの方針を定めています (* ~ 及び は路線名称を示す ) N

一宮市住宅マスタープラン ~ 住み続けたいまち 住んでみたいまち 人々が生き生きと暮らせるまち ~ 概要版 平成 2 5 年 3 月 一宮市

05+説明資料


1 目的 建築基準法第 68 条の 5 の 5 第 1 項及び第 2 項に基づく認定に関する基準 ( 月島地区 ) 平成 26 年 6 月 9 日 26 中都建第 115 号 建築基準法 ( 昭和 25 年法律第 201 号 以下 法 という ) 第 68 条の 5 の 5 第 1 項 及び第 2

「木密地域不燃化10年プロジェクト」不燃化特区制度先行実施地区整備プログラム【墨田区】京島周辺地区

第2章

目次 ( )

( 対象区域 ) 第 5 地区計画の対象区域は 工業団地 ( 国母工業団地 南部工業団地 機械金属工業団地 ファッション工業団地 ( アリア ディ フィレンツェ ) をいう 以下同じ ) の区域内及び隣接地又は近接地 ( おおむね工業団地から500メートル以内 ) とする ( 区域の設定 ) 第 6

国土技術政策総合研究所 研究資料

地域住宅計画 計画の名称千葉市地域 (3 期 ) 都道府県名千葉県作成主体名計画期間平成 27 年度 ~ 31 年度 千葉市 1. 地域の住宅政策の経緯及び現況 千葉市は千葉県のほぼ中央部に位置し 人口は約 96 万人 世帯数は約 42 万世帯の地域で地域面積は k m2である 本市では

地域住宅計画 計画の名称地域住宅計画都道府県名三重県作成主体名計画期間平成 17 年度 ~ 22 年度 1. 地域の住宅政策の経緯及び現況 当該地域は 三重県の南部に位置し 人口約 25,000 人 世帯数約 8,400 世帯の地域である は伊勢志摩国立公園の玄関口として 観光及び水産業を中心に発展

7-3 上田城南地域 (1) 将来像 ( 将来像 ) 水と緑と多様な都市機能が調和し快適な暮らしの環境が整ったまち ( 基本目標 ) 千曲川をはじめ産川や浦野川 小牧山や上田原古戦場 半過岩鼻など奇景や原風景の残る豊かな自然や農地を大切に保全するとともに 秩序ある都市空間づくりを進めます 良好な住環

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病院等における耐震診断 耐震整備の補助事業 (1) 医療施設運営費等 ( 医療施設耐震化促進事業平成 30 年度予算 13,067 千円 ) 医療施設耐震化促進事業 ( 平成 18 年度 ~) 医療施設の耐震化を促進するため 救命救急センター 病院群輪番制病院 小児救急医療拠点病院等の救急医療等を担

Microsoft Word - 法第43条第2項第2号許可基準

1.UR 都市機構における再開発共同事業者エントリー制度の概要 1 参考資料 1

(2) 金沢市の世帯数の動向 350, , ,000 ( 人 世帯 ) ( 人 / 世帯 ) 世帯数 世帯人員 , , , , ,1

市町合併という基本的枠組みの変更に対応した 市全域を対象とした計画の見直し 少子高齢化をはじめとする本市を取り巻く社会経済情勢の変化に対応した計画づくり 総合計画や都市計画区域マスタープランなど 上位関連計画との整合 調整の必要性 都市計画マスタープランは 都市計画法第 18 条の 2 に基づいて策

Transcription:

整備計画書 1. 整備地区及び重点整備地区の区域 (1) 整備地区名称 : 本町地区所在地 : 静岡県焼津市本町二丁目の一部 三 四 五丁目 北浜通の全域 新屋 城之腰の一部面積 :32.7ha (2) 重点整備地区名称 : 本町地区所在地 : 静岡県焼津市本町二 三 四 五丁目の各一部面積 :5.7ha 2. 整備地区の整備の基本的方針 (1) 整備地区の概要 1 立地 本地区はJR 焼津駅から約 500m~1,300mに位置し 市役所や中心商店街である昭和通りを含み焼津市の市街地でも枢要な役割を果たしてきた 2 地区の形成経緯 本地区は焼津漁港に隣接しており 戦前から狭小な宅地に戸建の建物が密集する市街地が形成され 戦災の影響を受けることなく 道路 公園等の公共施設の整備が不十分のまま 現在に至っている 市の基幹産業である漁業の構造変化や 区画整理事業の進展による新市街地形成等に伴う若年層を中心とした郊外部への人口流出等を背景として 地区内の居住者の高齢化が進行し 建物更新が進まず 老朽木造住宅がその多くを占めている このような状況と公共施設の不足とがあいまって 住環境 防災上の問題や 商業機能の低下といった課題を抱えるに至っている これらの問題を打開していくため 平成 4 年に策定された 焼津市地区更新計画 を踏まえ 平成 6 年よりコミュニティ住環境整備事業 ( 当時 ) を実施してきた 3 現況 本地区の住宅戸数密度は 37.2 戸 /ha であり 老朽木造住宅の割合が高いこと等により 災害 時の建物倒壊や火災の延焼の危険性が高く 防災上大きな問題となっている

(2) 整備地区の課題 当地区には 東西方向に焼津停車場線 焼津広幡線 青島焼津線 禅門川線があり 南北方向に県道静岡焼津線 ( 旧 : 国道 150 号 ) 黒石川がある これらの道路 河川は当地区において 火災時の延焼を抑止する機能があるが 十分なものではなく 特に南北方向においては 県道静岡焼津線と黒石川の間に延焼抑止機能をもった道路を整備し 防災性の向上を図る必要がある 買い物に訪れた来街者が休憩 交流するスペースがない また 市全体の中でも高齢化と人口減尐が進行している当地区において 住環境の改善と地区内のコミュニティ機能の強化のためにも 公園 広場等の整備が必要である 高齢化と人口減尐の大きな理由として 若年層の多くが 区画整理によって住環境が整備され 郊外型の店舗が立地する地域へ転出する一方で 移動手段に乏しく 住み慣れた土地への愛着心が強い高齢者が当地区に残るという状況がある このため 小規模で老朽化した住宅が存置し 建物所有者の年齢や経済的な事情等があいまって 建替えが進まない状況になっている このような問題を解消していくため 世帯形成期のファミリー世帯が定住できる住宅整備が必要である 郊外部への人口や商業機能の移転により 昭和通り等の既存の商店街の機能が総じて低下してきており それが更なる人口や商業機能の流出につながっている このような状況を打開するために 道路整備や老朽住宅の除却に合わせて 商店街の再生を目指すことが必要である (3) 整備地区の整備の方針 1 整備の基本構想 焼津市の中心市街地として 安全で住み続けられ 活気のあるまちへの再生を図る このため 以下のような防災性の向上 魅力ある住環境 商店街整備を進める 昭和通りとその沿道は整備地区全体の中でも 防火区画の形成による地区の安全性の向上 商店街の再生による地域の活性化の中心となることから 密集住宅市街地整備型重点整備地区として昭和通りの拡幅整備を進めていくとともに沿道の建替えを計画的に誘導していく その他の地区においては 整備計画区域外の地区も含め 耐震改修事業により耐震化を促進する 1) 安全な市街地の形成 ほぼ200m 間隔で地区内に防火区画を形成する道路整備 老朽木造住宅等の不燃化による延焼の抑止や区画道路の拡幅 建物の倒壊防止により安全に避難できるルートの確保 2) 魅力ある住環境 商店街環境の整備 道路整備に合わせた歩行者空間の整備と沿道の店舗の建替えにより 買い物空間の再生 建替えに際し 耐火性のある建物への誘導 道路整備に伴って用地を確保し 公園 広場を整備することで 地域や来街者との交流スペース確保

2 防災性の向上に関する基本方針及び実現方策 1) 昭和通りを拡幅整備により地区内をほぼ 200m 間隔で防火区画を形成する 2) 建物の不燃化 難燃化建替えの誘導と建替えに併せた壁面後退による道路空間の確保 3 老朽建築物等の建替えの促進に関する基本方針及び実現方策 住宅及び住宅地の再生のために 区画道路の整備等と併せて 車の利便性の確保と住戸規模の拡大により 地区人口の回復を図っていく 1) 狭小敷地の統合 再編による住宅 住環境の整備 狭小敷地の住宅 接道不良の住宅では 現状の敷地規模を拡大する方向での整備を誘導していく そのため 第一に共同建替えの促進 第二に地区外移転等を行う住宅の跡地を隣接地で買い増して残存住宅の敷地規模拡大を図っていく 2) 路線単位等での協調建替えの推進 焼津市においては狭あい道路拡幅整備事業により 路線単位で4m 未満道路の拡幅整備に支援を行っている この制度を活用し 区画道路整備に併せた路線単位の協調建替えを推進する 道路沿いでセットバックや街区単位での空地の確保を行い 日照条件の改善を図るとともに自家用車の駐車場を確保しながら沿道を緑化する 建替え形態として3 階建ての都市型住宅を目指す 4 従前居住者の対策に関する基本方針及び実現方策 道路整備等に伴い 住宅困窮者への対策が必要となる その際 第一に隣接地買い増しや協調 共同建替えを円滑に推進することで 従前地に居住が継続できるよう建替え計画作成支援等を行う 第二に 共同建替え等 ( 優良建築物等整備事業等他事業も含む ) により整備された住宅への入居を勧めていく等の対策をとっていく 3. 整備地区の土地利用に関する事項 本地区は 昭和通り沿道は商店街 その周辺の本町 2~5 丁目は住宅地 黒石川より海側は 水産加工工場と住宅地という状況で 用途別の面積構成比は下表のとおりである ( 平成 6 年 1 月現在 ) 面積 (ha) 構成比構成比面積 (ha) (%) (%) 住宅 15.6 47.7 商業 2.0 6.1 工業 0.9 2.7 道路 6.4 19.6 公園 0.3 0.9 河川 1.2 3.7 その他 6.3 19.3 合計 32.7 100.0 基本的に現在の土地利用を尊重しつつ 区域を以下の3つのゾーンに区分し ゾーン毎の特性に配慮した公共施設整備と建替えの計画的な誘導を進める 1) 昭和通り沿道地区 昭和通りは焼津市の中心商店街としての再生に向け拡幅整備中であり 1 階が店舗 2 階や通りの後ろが住宅の店舗併用住宅が中心の街区である 昭和通りの整備を継続し

全区間の整備を目指すとともに 沿道では道路整備に合わせ共同建替え 協調建替えを誘導するとともに 権利者の意向を踏まえて用地を取得して広場整備を進め 買い物環境の再生と新たな住宅の整備を図るとともに 地区の防災軸として延焼遮断帯を形成する 2) 本町二 ~ 五丁目 ( 昭和通り沿道を除く ) 地区 昭和通り商店街を挟んで老朽化した木造の戸建住宅を中心に密集した街区となっている 区画道路も十分とはいえず 延焼や建物倒壊による道路閉塞が懸念される地区であり 計画的な不燃化建替えの検討 耐震改修事業の活用を行い 防災性の向上を図っていくとともに 住宅の再生 住環境の改善を進める 3) 黒石川以東地区 基本的には本町 2~5 丁目地区と同様 老朽化した木造の戸建住宅を中心に密集した街区となっているが 水産加工場も多く それらが混在した地区となっている また 焼津榛原線沿道は奥行の長い敷地所有形態となっており そこに無接道の老朽住宅が残存している この地区においても 引き続き耐震改修事業により防災性の向上を図っていく 4. 住宅等の整備に関する事項 (1) 主要な街区における住宅等の整備に関する事項 団地名 ( 工区名 ) ( 面積 ) 事業手法 施行者建設戸数 住宅建設の基本方針 昭和通り Ⅱ 街区 優良建築物等整民間 未定 昭和通りの拡幅整備に併せて沿道での共 ( 約 1,000 m2 未確備事業 ( 未確定 ) 定 ) 同建替えによる土地の有効利用と商業環境の再生 良質な住宅整備を行う 合計 未定 (2) その他の街区における住宅等の整備に関する事項 道路拡幅に合わせて民間の建替えがおこるため 耐火性のある建物への誘導を図る 5. 公共施設及び公益施設の整備に関する事項 (1) 主要な施設の整備に関する事項 該当なし (2) その他の施設に関する事項 1) 主要区画道路 以下の主要区画道路の整備を行う 昭和線: 幅員 12m 延長 520m 阿弥陀寺線: 幅員 12m 延長 50m 清水線: 幅員 4m 延長 150m

青木神社黒石橋線 : 幅員 8m 延長 130m 万世橋焼津神社線 : 幅員 7m 延長 80m 中橋通天王線 : 幅員 12m 延長 200m 2) 昭和線の電線類の地下埋設 3) 4m 未満道路の拡幅整備等 地区内に残存する 4m 未満道路については 焼津市の狭あい道路拡幅整備事業を活用して 建替え時の後退整備を促進していく 4) 公園 広場 公園 広場については 以下の整備を行う 新規公園整備 400m2 浜の堀緑地再整備 230m2 ポケットパーク整備 200m2程度を1 箇所 6. その他必要な事項 (1) 事業施行予定期間 平成 6 年度から 26 年度までの 20 年間とする