1.1 阪神 淡路大震災環境省は 阪神 淡路大震災 ( 平成 7 年 1 月 17 日発生 ) の際に兵庫県及び神戸市の協力を得て 大気中の石綿濃度のモニタリング調査を実施した 当時の被災地における一般環境大気中 (17 地点 ) の石綿濃度の調査結果を表 R2.1 に 解体工事現場の敷地境界付近に

Similar documents
第4回 東日本大震災アスベスト対策合同会議

1 大阪府の石綿対策の制度 1-1 建築物等の解体等工事に係る法 条例の主な規制内容 建築物の解体等工事 吹付け石綿 断熱材 保温材 被覆材 成形板 ( 石綿使用面積 1,000m 2 以上 ) 成形板 ( 石綿使用面積 1,000m 2 未満 ) 石綿無 着手前 着手中 事前調査条例条例条例条例

全国アスベスト適正処理協議会

災害時における石綿飛散防止に係る取扱いマニュアルの概要について

アスベスト対策に関する行政評価・監視_事前調査結果等の適切な掲示の確保

環境省資料7:一般環境におけるアスベスト対策の今後の進め方

東日本大震災の被災地において活動するボランティア等に対する防じんマスク着用の周知徹底等について

Microsoft Word - <局長レク後>都道府県・政令市宛て(総括指摘部分修正)

熊本では生活ごみ 片付けごみの収集が課題に 道路上に集積された生活ごみ ( 可燃 不燃 ) 片付けごみ ( 家電 家具 ) 東日本大震災 ( 宮城県石巻市 ) でも想定外のごみ量への対応が課題に 道路上に集積された片付けごみ 平時からの収集体制では対応できない状態に 2

PowerPoint プレゼンテーション

災害廃棄物の発生原単位について ( 第一報 ) 震災対応ネットワーク ( 廃棄物 し尿等分野 ) 取り纏め : 国立環境研究所 家屋の全壊に伴って排出される災害廃棄物 ( 解体廃棄物 ) の発生原単位について既存の文献をレビューした 基本的には被災自治体が公開した発生原単位は現地調

注 3) 化学物質環境実態調査 ( 黒本調査 ) は 非意図的生成化学物質汚染実態追跡調査 ( 平成 5 ~13 年度 ) モニタリング調査 ( 平成 14 年度 ~) のデータをまとめた 注 4) 化学物質環境実態調査 ( 黒本調査 ) 内分泌攪乱化学物質における環境実態調査 については 環境中の

<4D F736F F D208C46967B926E906B82CC96C6906B8C9A95A8899E939A89F090CD>

【確定版】石綿含有仕上塗

仮設焼却施設の運転状況(11月4日~12月26日)

届出義務者の変更 何が変更になるの? 特定粉じん排出等作業 (*) の実施の届出義務者が 工事の施工者から工事の発注者又は自主施工者に変更になります * 吹付け石綿等が使用されている建築物等の解体 改造 補修作業注 ) 労働安全衛生法及び石綿障害予防規則に基づく届出義務者は変更になりません 解体等工

各視野番号における繊維の組成 フィルター No. 破砕現場 01- 地点 1-3 日目 No.122 No.131 No µm 20 µm 5.0 µm (

東日本大震災に係る災害等廃棄物処理事業の実地調査について

ⅱ 調査地点調査地点は 事業実施区域の敷地境界 2 地点とし 調査時において 風上 風下となる地点とした 調査地点を図 7.4-1に示す ⅲ 調査方法調査方法を表 7.4-3に示す 表 悪臭の調査方法 調査項目 悪臭の状況 気象の状況 調査方法 臭気指数 : 三点比較式臭袋法試料採取時の

●02-1.【資料2】迅速分析方法の位置付けについて

平成 28 年熊本地震における対応 平成 28 年熊本地震 ( 前震 :4/14 本震 :4/16) において 電力 ガス等の分野で供給支障等の被害が発生 関係事業者が広域的な資機材 人員の融通を実施するなど 迅速な復旧に努めた結果 当初の想定よりも 早期の復旧が実現 また 復旧見通しを早い段階で提

Microsoft Word _5_...j.^.....Opart1_...o.p_.....doc

目次 第 1 章災害廃棄物処理実行計画について 計画の目的 計画の位置づけ 計画の期間... 1 第 2 章被災の状況 地震の状況 住家被害の状況... 2 第 3 章災害廃棄物の発生量について 発生量推計の方法..

レベル 1 2 石綿届出対象 記入例 レ労働安全衛生法第 88 条第 3 項 労働安全衛生規則第 90 条第 5 号の2 の規定による計画の届出 石綿障害予防規則第 5 条第 1 項の規定による作業の届出 レ大気汚染防止法第 18 条の15 第 1 項の規定による作業実施の届出を行っております 石綿

あまが咲だより_vol10_表面1

( 会社及び個人 ) ( 適用日 : 平成 30 年 12 月 12 日 年利 :%) 一 般 貸 付 振 興 事 業 貸 付 設備資金 設備資金 運転資金 基準利率 1.16 ~ 2.85 % 特別利率 A 0.76 ~ 1.89 % 特別利率 B 0.51 ~ 1.90 % 特別利率 C 0.3

【確定版】石綿含有仕上塗

中央環境審議会廃棄物・リサイクル部会(第49回)

Microsoft Word - 大気汚染防止法の改正に伴う解体等工事に関する事務手続の取扱いについて(通知).doc

札幌市特定粉じん排出等作業 における飛散防止対策 マニュアルの改訂について 札幌市環境局環境都市推進部環境対策課 平成 30 年 (2018 年 )7 月 4 日 5 日 1

特集大規模自然災害からの復旧 復興 参考 警察が検視により確認している死者数 50 名 災害による負傷の悪化または避難生活等における身体的負担による死者数 106 名 6 月 日に発生した豪雨による被害のうち熊本地震と関連が認められた死者数 5 名建物被害全壊 8,360 棟, 半壊 3

3_1_2モニタリングHP掲載用

2 本紙について 本紙は 通信回線の管理者等が脆弱性評価を行うにあたって 有用と考えられるポイントを 電気通信事業者の視点で取りまとめた参考資料である 大規模災害等が発生し 電気通信ネットワークがケーブル切断等により途絶した場合 電気通信事業者は電気通信事業法第 8 条の重要通信の規定に照らし 重要

0720_最終_耐震性能検証法チラシ案3種サンプル

PowerPoint Presentation

Microsoft Word - .A.X.x.X.g...m.i.m.....j.doc

<4D F736F F D E835E B82CD BD90AC E8C46967B926E906B82C982E682E98DD08A518CA995918BE082CC8E788B8B939982C982C282A282C EA95948EE688B582A282F089FC92E882B582DC82B582BD

九州における 道の駅 に関する調査 - 災害時の避難者への対応を中心としてー ( 計画概要 ) 調査の背景等 道の駅 は 平成 16 年 10 月の新潟県中越地震 23 年 3 月の東日本大震災において 被災者の避難場所 被災情報等の発信や被災地救援のための様々な支援の拠点として活用されたことなどか

2012年度 発議文書台帳(施行簿) 労働基準局安全衛生部科学物質対策課分

熊本地震における 西原村の現状と今後の対応等


00 表紙・目次

01A

161019_発表資料_後日訂正版_HP用

( 会社及び個人 ) ( 適用日 : 平成 28 年 12 月 9 日 年利 :%) 一 般 貸 付 振 興 事 業 貸 付 設備資金 設備資金 運転資金 日本政策金融公庫国民生活事業 ( 生活衛生資金貸付 ) 主要利率一覧表 下記以外の設備資金 ( 注 2) 融資の種類利率 ( 注 1) 省エネル

熊本地震災害調査レポート(速報)

熊本地震に係る対応について

2016年度 施行簿 労働基準局 安全衛生部 化学物質対策課分

< F2D B28DB B835E5F8DC58F492E767364>

Microsoft PowerPoint - 3ヶ月 (田村圭子)提出用.ppt [互換モード]

Q2-4: 水銀を回収した後のガラスくず ( 破砕したもの ) や 破損した水銀使用製品 は水銀使用製品産業廃棄物になるのか 水銀使用製品産業廃棄物には卒業基 準はないのか P.3 3. 廃水銀等について P.4 Q3-1: 当社は水質汚濁防止法の特定施設からは外れているが 廃棄物処理法でも今 P.

東日本大震災からの復旧・復興~人づくりから始まる創造的復興~ 2

アスベスト対策に関する行政評価・監視_レベル3のアスベスト含有建材の適切な処理の推進


.V...z.\

201604_建築総合_2_架橋ポリ-ポリブテン_cs6.indd

石綿飛散防止小委員会 石綿含有建材成形板等について 平成 30 年 11 月 21 日一般社団法人 JATI 協会技術参与浅見琢也 一般社団法人 JATI 協会 1

日本医師会ニュース「平成28年熊本地震」:情報提供第八報

1 海水 (1) 平成 30 年 2 月の放射性セシウム 海水の放射性セシウム濃度 (Cs )(BqL) 平成 30 年 平成 29 年 4 月 ~ 平成 30 年 1 月 平成 25 ~28 年度 ~0.073 ~ ~0.

1. 検討の背景建築物においては 吹付け材 保温材 耐火被覆材 断熱材 成形板等の多用な石綿 ( アスベストともいう 本資料では 石綿 の呼称を用いる ) 含有建材が 1970 年代 1980 年代をピークに用いられてきた 石綿を含有する製品は 石綿の重量比が段階的に引き下げられ 平成 18 年には

<GK クルマの保険 ( 車両保険 )> ( 自動車によるあて逃げに限ります ) お客さまのおクルマは 車両保険 に加入していますか? 自動車保険の車両保険では 一般車両 もしくは 10 補償限定 のいずれでも 台風や集中豪雨による洪水の事故が対象となります 地震 噴火またはこれらによる津波 によっ

1. 西部ガス熊本支社管内の観測 SI 値 西部ガスの地震計が観測した SI 値 供給停止判断基準の SI 値 60 カイン以上を広範にわたり観測 須屋 82.4 カイン 熊本工場 77.0 カイン 津久礼 49.6 カイン 菊陽第一 69.0 カイン 徳王 83.6 カイン 竜田 カイ

家族みんなの防災ハンドブック 保存版

日本医師会ニュース「平成28 年熊本地震」:情報提供第五報

災害時の賃貸住宅居住者の居住の安定確保について

申請様式

1 東日本大震災での多くの被害が発生!! 平成 23 年 2011 年 3 月 11 日に発生した東日本大震災は 三陸沖を震源としたマグニ チュード 9.0 仙台市内での最大震度 6 強 宮城野区 という巨大な地震でした 東部沿岸地域では 推定 7.1m 仙台港 もの津波により 家屋の浸水やライフラ

第 1 章熊本地震の概要 執筆 : 阿部直樹 ( 国立研究開発法人防災科学技術研究所 ) 1-1 熊本地震動の概要 2016 年 4 月 14 日 21 時 26 分頃 熊本県熊本地方の深さ約 11km を震源とする M6.5 の地震が発生し 熊本県上益城郡益城町において震度 7を観測した また約

- -

<819A967B95B687452E786477>

ii 8. 河川法と漁港法との調整に関する協定 ( 抄 ) 運輸省港湾局と農林省水産庁生産部とに関連ある港湾災害復旧事業の処理について 76 第 2 漁港関係災害関連事業 Ⅰ 補助金交付要綱 1. 漁港関係災害関連事業等補助金交付要綱 77 Ⅱ 災害関連漁業集落環境施設復旧事業 1. 災

家屋の被害状況 被害の状況 県名全壊半壊一部損壊 熊本県 8,528 棟 20,303 棟 84,125 棟 大分県 2 棟 61 棟 2,345 棟 宮崎県 - 2 棟 20 棟 福岡県 - 1 棟 230 棟 熊本県内 一般廃棄物処理施設の被害状況 平成 28 年 5 月 29 日現在 平成 2

1 第章 日弁連 弁護士会の災害復興支援の歩み ❶ 日弁連による災害復興支援活動の経過 (1) 雲仙普賢岳噴火災害 (2) 阪神 淡路大震災 (3) 新潟県中越大震災 中越沖地震 32 弁護士白書 2014 年版

事務連絡 平成 29 年 10 月 25 日 建設業団体の長殿 国土交通省土地 建設産業局建設業課長 平成 28 年熊本地震の被災地域での建設工事等における 予定価格の適切な設定等について 公共工事の予定価格の設定については 市場における労務及び資材等の最新の実勢価格を適切に反映させつつ 実際の施工

034797_アスベスト調査の手引きH29.indd

燃えやすい建物は新築できないようにしてあるが 戦災に遭わなかった地域は危険なまま残されている 通常時であれば地域の消火活動が機能して都市火災にはならないが 阪神 淡路大震災時には多くの古い住宅が倒壊し 神戸 西宮など計 200 カ所以上で火災が発生して 水道水が出ないため消火ができず 大火災となった

大阪湾広域臨海環境整備センターは、昭和57年3月に設立されて以来、30年余りにわたって、全国で唯一の府県域を超えた広域的な廃棄物の適正な最終処分を海面埋立てにより行う「フェニックス事業」を地方公共団体及び港湾管理者と一体となって推進してきたところであり

2014年度_三木地区概要

Microsoft Word - 資料7_仮置場#1_ doc

Ⅳ 騒音・振動の状況

した 気象庁は その報告を受け 今後は余震確率の公表方法を改めることとしたという 2. 被害状況 被害要因等の分析 (1) 調査方針本委員会は 以下の調査方針で 被害調査と要因分析を行っている 1 極めて大きな地震動が作用し 多数かつ甚大な建築物被害が生じた益城町及びその周辺地域に着目して検討を進め

北栄町耐震改修促進計画の目的等 目的 本計画は 町民生活に重大な影響を及ぼす恐れのある地震被害から 町民の生命 財産を保護するとともに 地震による被害を軽減し 社会秩序の維持と公共の福祉に資するため 建築物の計画的な耐震化を促進することを目的とします 計画の実施期間 本計画の実施期間は 国及び県の実

序章 計画改定の背景 足立区では 昭和 57 年 3 月に 大地震による火災から区民の生命と財産を守る た め 足立区防災まちづくり基本計画 を策定し この計画に基づき各種事業を展開し てきました その後 平成 7 年 1 月 17 日に発生した阪神 淡路大震災では 密集市街地に被害が 集中し 改め

資料 3-1 男女共同参画の視点からの 防災対応について 東日本大震災への男女共同参画の視点を踏まえた被災者支援 平成 23 年 7 月 20 日 内閣府男女共同参画局

アスベスト(石綿)についてQ&A

災害時のアスベスト飛散防止対策について 平成 28 年 4 月 18 日環境省 1. 環境省では 災害時における石綿飛散防止に係る取扱いマニュアル を作成 公表している ( 2. このマニュアルでは 災害発生

単道調査第 号国道208号

はじめに 宅地造成等規制法が昭和 36 年に制定されてからおよそ半世紀を経過しました この間 平成 18 年には同法制定以来初めての抜本改正が行われています この改正は 阪神 淡路大震災 ( 平成 7 年 ) 新潟県中越地震 ( 平成 16 年 ) などで被災例が多かった大規模盛土造成地に対応するの

地震保険と当社31 経社会活動資料編保険金の支払 1-1 保険 日 の 1-2 保険 日 の 保険の の 保険 保険の の 保険 保険 の 100% 保険 の 60% の 60% 保険 の 30% の 30% 保険 の 100% 保険 の 50% の 50%

単道調査第 号国道208号

1. はじめに ➊ 2. 民間賃貸住宅の段階的活用と整理の必要性 ➋ (1) 建物被害に応じて段階的に提供した民間賃貸住宅 (2) 被災者の属性に応じて提供するべき 一時避難生活場所 と 代替住宅 図表 1 ( 一時避難生活場所含む ) と代替住宅 熊本県の例 3. 被災者支援内容の明確化と弾力的な

Microsoft Word - HP掲載資料 docx

免責事項 本サイトに掲載されているデータをご利用になる場合には 環境省地球環境局環境保全対策課 までご一報いただくとともに 必ず出典を明記の上 お使いください ただし 環境省は データ内容の保証 ( 情報の正確性 有用性 確実性等について ) は一切致しません

Microsoft Word - プレスリリース_2015

目次 方針策定の背景 1-1. 用途地域指定の基本的な考え方 1-2. 住居系 [ 第一種低層住居専用地域 ] [ 第二種低層住居専用地域 ] [ 第一種中高層住居専用地域 ] [ 第二種中高層住居専用地域 ] [ 第一種住居地域 ] [ 第二種住居地域 ] [ 準住居地域 ] [ 田園住居地域 ]

計画の位置づけ 本計画の位置づけは 図 1 に示すとおりです 災害廃棄物対策指針 に基づき 島根県が策定する災害廃棄物処理計画との整合を図りつつ 災害廃棄物処理に関する本市の基本的な考え方と具体的な対応方策を示すものです 災害発生時には 被害状況等の情報収集を行ったうえで 本計画に基づき災害廃棄物の

建築物等震災対策事業について

平成16年新潟県中越地震 JR西日本福知山線列車事故 16年10月23日に発生した新潟県中越地震は 死者68人 災害関連死を含む という被害を もたらしました この地震を契機に 警察では 極めて高度な 救出救助能力を必要とする災害現場において 迅速かつ的確に被災者の救出救助を行う専門部 隊として 1

☆配布資料_熊本地震検証

Microsoft PowerPoint - 【確定】資料3-1_110527(避難者外し).pptx

Transcription:

参考資料 2 災害時の大気中石綿濃度 1. 大規模災害時の大気中石綿濃度のモニタリング調査結果阪神 淡路大震災新潟県中越地震東日本大震災平成 28 年熊本地震 2. 被災地以外の一般環境大気中の石綿濃度のモニタリング調査結果 1. 大規模災害時の大気中石綿濃度のモニタリング調査結果過去に発生した大規模災害時の大気中石綿濃度のモニタリング調査結果を以下にまとめた アスベストモニタリングマニュアルは 平成 19 年 5 月 平成 22 年 6 月及び平成 29 年 7 月に行われた改訂により 測定方法及び測定対象が変更されている これらの改訂前に発生した阪神 淡路大震災及び新潟県中越地震のアスベスト濃度は クリソタイルの濃度を示している 東日本大震災及び熊本地震では まず総繊維数濃度を測定し 総繊維数濃度が1 本 /L を超えた場合について 石綿濃度 ( アスベスト繊維数濃度 ) を測定している 143

1.1 阪神 淡路大震災環境省は 阪神 淡路大震災 ( 平成 7 年 1 月 17 日発生 ) の際に兵庫県及び神戸市の協力を得て 大気中の石綿濃度のモニタリング調査を実施した 当時の被災地における一般環境大気中 (17 地点 ) の石綿濃度の調査結果を表 R2.1 に 解体工事現場の敷地境界付近における大気中石綿濃度 ( アスベスト濃度 ) の調査結果を表 R2.2 に示す クリソタイル濃度 表 R2.1 一般環境大気中の石綿濃度 ( アスベスト濃度 ) の追跡継続調査結果 ( 環境省 ) 調査年月日 最大値 最小値 中央値 幾何 H7.2.6 ~ 2.12 4.9 0.2 1.0 1.0 3.9 ~ 3.16 6.0 0.3 1.0 1.2 4.24 ~ 4.28 2.1 0.2 1.0 0.9 5.29 ~ 6.2 1.4 0.5 0.8 0.8 6.26 ~ 6.30 1.7 0.3 0.7 0.8 7.24 ~ 7.28 1.2 0.3 0.7 0.7 8.28 ~ 9.1 0.8 0.3 0.5 0.5 9.25 ~ 9.29 0.8 0.3 0.6 0.6 10.23 ~ 10.27 0.7 0.2 0.5 0.4 11.27 ~ 12.1 0.8 0.2 0.5 0.4 12.20 ~ 12.25 0.9 0.1 0.2 0.3 H8.1.22 ~ 1.26 0.6 0.1 0.2 0.2 注 1) 継続 17 地点におけるアスベスト濃度 ( クリソタイル ) を示す 出典 : 過去に発生した震災におけるアスベストの大気環境調査結果 1 阪神淡路大震災 ( 平成 7 年 1 月 17 日発生 ) 平成 23 年 5 月 11 日第 1 回東日本大震災アスベスト対策合同会議 環境省資料 6 表 R2.2 建築物解体工事現場周辺の大気中石綿濃度 ( アスベスト濃度 ) 調査結果 ( 環境省 ) 調査年月日 検体数 ( 検体 ) 最大値 最小値 中央値 幾何 H7.3.9 ~ 3.16 20 7.7 0.8 2.6 3.0 4.24 ~ 4.28 16 9.5 0.9 5.4 3.8 5.29 ~ 6.7 18 19.9 0.9 4.5 4.5 6.26 ~ 7.18 20 9.5 0.3 2.3 2.0 7.25 ~ 8.8 22 9.9 0.2 0.9 1.3 8.22 ~ 9.21 10 4.5 0.2 0.5 0.7 9.29 ~ 10.23 16 8.6 0.1 0.4 0.7 注 1) 継続 17 地点におけるアスベスト濃度 ( クリソタイル ) を示す 出典 : 災害時における石綿飛散防止に係る取扱いマニュアル ( 平成 19 年 8 月環境省水 大気環境局大気環 境課 災害時における石綿飛散防止に係る取扱いマニュアル作成検討会 ) 144

1.2 新潟県中越地震新潟県は 新潟県中越地震 ( 平成 16 年 10 月 23 日発生 ) の際に大気中石綿濃度のモニタリング調査を実施した 当時の被災地における一般環境大気中の石綿濃度 ( アスベスト濃度 ) の調査結果を表 R2.3 に示す クリソタイル濃度 表 R2.3 一般環境大気中の石綿濃度 ( アスベスト濃度 ) 調査結果 ( 新潟県 ) 調査年月日 検体数 ( 検体 ) 最大値 最小値 中央値 幾何 H16.11.18 ~ 12.1 18 0.93 0.03 0.17 0.21 12.13 ~ 12.21 15 0.33 0.07 0.14 0.15 H17.4.19 ~ 5.12 15 0.14 0.03 未 0.07 0.07 10.14 ~ 10.21 15 0.14 0.03 未 0.07 0.07 注 1) アスベスト濃度 ( クリソタイル ) を示す 出典 : 新潟県公表資料に基づき環境省で作成 1.3 東日本大震災環境省は 東日本大震災 ( 平成 23 年 3 月 11 日発生 ) の際に大気中石綿濃度のモニタリング調査を実施した この調査では まず総繊維数濃度を測定し 総繊維数濃度が1 本 /L を超えた場合について 石綿濃度 ( アスベスト繊維数濃度 ) を測定している 当時の被災地における一般環境大気中の石綿濃度 ( 総繊維数濃度及びアスベスト繊維数濃度 ) の測定結果を表 R2.4(1) 及び (2) に 解体 改修工事現場付近の石綿濃度 ( 総繊維数濃度及びアスベスト繊維数濃度 ) の調査結果を表 R2.5(1) 及び (2) に 破砕等を行っている災害廃棄物処理現場及び災害廃棄物仮置場付近の石綿濃度 ( 総繊維数濃度及びアスベスト繊維数濃度 ) の調査結果を表 R2.6(1) 及び (2) に示す 145

表 R2.4(1) 一般環境大気中の石綿濃度 ( 総繊維数濃度 ) 調査結果 ( 環境省 ) 調査地点数検体数幾何調査年月最大値最小値中央値回 1 次 H23.6 月 38 76 8.3 0.05 未 0.42 0.49 2 次 7 月 ~ 9 月 30 61 1.5 0.05 未 0.31 0.26 3 次 10 月 ~ 12 月 35 70 0.93 0.05 未 0.22 0.18 4 次 H23.12 月 ~ 3 月 42 84 0.56 0.05 未 0.11 0.12 5 次 4 月 ~ 6 月 39 82 0.79 0.17 0.15 6 次 6 月 ~ 9 月 74 150 0.79 0.056 0.088 7 次 9 月 ~ 12 月 81 163 0.85 0.11 0.11 8 次 H24.12 月 ~ H25.2 月 122 245 0.56 0.11 0.11 9 次 4 月 ~ 6 月 92 184 4.0 0.22 0.20 10 次 7 月 ~ 10 月 95 190 12 0.22 0.23 11 次 12 月 ~ H26.2 月 96 192 0.96 0.22 0.19 12 次 H26.5 月 ~ H27.1 月 36 100 0.85 0.056 0.078 注 1) 調査地点のうち (1)1 避難所 仮設住宅等の周辺 ( 住民が生活する場所 ) に区分された地点の結果 を 集計した 2) 中央値及び幾何の算出に当たっては 定量下限値未 (1 次 ~4 次は 0.05 本 /L 未 5 次 ~12 次 は 0.056 本 /L 未 ) の場合は 定量下限値の値を用いて算出した なお すべての測定結果が定量下限値 未の場合は 中央値及び幾何は定量下限値未とした 出典 : 東日本大震災アスベスト対策合同会議資料 アスベスト大気濃度調査 ( 各次調査結果 ) 146

表 R2.4(2) 一般環境大気中の石綿濃度 ( アスベスト繊維数濃度 ) 調査結果 ( 環境省 ) 調査地点数検体数幾何調査年月最大値最小値中央値回 1 次 H23.6 月 9 17 2.4 0.05 未 0.22 0.22 2 次 7 月 ~ 9 月 5 8 0.11 0.05 未 0.05 0.07 3 次 10 月 ~ 12 月 2 4 0.17 0.05 未 0.08 0.08 4 次 H23.12 月 ~ 3 月 3 5 0.05 0.05 未 0.05 0.05 5 次 4 月 ~ 6 月 - - - - - - 6 次 6 月 ~ 9 月 - - - - - - 7 次 9 月 ~ 12 月 - - - - - - 8 次 H24.12 月 ~ H25.2 月 - - - - - - 9 次 4 月 ~ 6 月 6 7 0.11 0.056 0.062 10 次 7 月 ~ 10 月 10 15 0.17 0.056 0.066 11 次 12 月 ~ H26.2 月 - - - - - - 12 次 H26.5 月 ~ H27.1 月 - - - - - - 注 1) 調査地点のうち (1)1 避難所 仮設住宅等の周辺 ( 住民が生活する場所 ) に区分された地点の結果を 集計した なお 定量下限値未であって 定量下限値が下記に示す値と異なるものは 集計の対象外と した 2) 石綿濃度 ( アスベスト繊維数濃度 ) は 一部を除き 総繊維数濃度が1 本 /L を超過した場合に実施され た 3) 中央値及び幾何の算出に当たっては 定量下限値未 (1 次 ~4 次は 0.05 本 /L 未 5 次 ~12 次 は 0.056 本 /L 未 ) の場合は 定量下限値の値を用いて算出した なお すべての測定結果が定量下限値 未の場合は 中央値及び幾何は定量下限値未とした 出典 : 東日本大震災アスベスト対策合同会議資料 アスベスト大気濃度調査 ( 各次調査結果 ) 147

表 R2.5(1) 解体 改修工事現場付近の大気中石綿濃度 ( 総繊維数濃度 ) 調査結果 ( 環境省 ) 調査地点数検体数幾何調査年月最大値最小値中央値回 1 次 H23.6 月 2 10 53 0.51 6.4 3.6 2 次 7 月 ~ 9 月 3 13 4.0 0.05 0.68 0.52 3 次 10 月 ~ 12 月 6 21 28 0.05 未 0.73 1.0 4 次 H23.12 月 ~ 3 月 9 38 14 0.05 0.22 0.29 5 次 4 月 ~ 6 月 6 32 4.3 0.28 0.31 6 次 6 月 ~ 9 月 9 44 300 0.22 0.32 7 次 9 月 ~ 12 月 13 63 22 0.22 0.21 8 次 H24.12 月 ~ H25.2 月 12 59 6.8 0.22 0.26 9 次 4 月 ~ 6 月 1 5 0.90 0.34 0.62 0.54 10 次 7 月 ~ 10 月 5 25 12 0.22 0.23 注 1) 調査地点のうち (2)1 倒壊 半壊又は一部破損している建築物等 ( アスベスト含有のビル マンショ ン 学校 病院及び船舶等 ) で 解体 改修中の現場 に区分された地点の結果を集計した 2) 中央値及び幾何の算出に当たっては 定量下限値未 (1 次 ~4 次は 0.05 本 /L 未 5 次 ~12 次 は 0.056 本 /L 未 ) の場合は 定量下限値の値を用いて算出した なお すべての測定結果が定量下限値 未の場合は 中央値及び幾何は定量下限値未とした 3) 測定値には建屋境界 ( 又は敷地境界 ) の風上 風下 排出口のほか 前室のデータを含む 出典 : 東日本大震災アスベスト対策合同会議資料 アスベスト大気濃度調査 ( 各次調査結果 ) 表 R2.5(2) 解体 改修工事現場付近の大気中石綿濃度 ( アスベスト繊維数濃度 ) 調査結果 ( 環境省 ) 調査地点数検体数幾何調査年月最大値最小値中央値回 1 次 H23.6 月 1 6 52 0.05 未 0.45 0.61 2 次 7 月 ~ 9 月 1 4 0.05 未 0.05 未 0.05 未 0.05 未 3 次 10 月 ~ 12 月 3 7 13 0.21 1.4 1.2 4 次 H23.12 月 ~ 3 月 1 1 13.9 13.9 13.9 13.9 5 次 4 月 ~ 6 月 3 4 3.0 0.11 0.64 0.50 6 次 6 月 ~ 9 月 5 6 260 0.19 12 7.1 7 次 9 月 ~ 12 月 3 3 21 0.28 1.4 2.0 8 次 H24.12 月 ~ H25.2 月 3 5 2.1 0.056 0.14 9 次 4 月 ~ 6 月 - - - - - - 10 次 7 月 ~ 10 月 1 1 9.4 9.4 9.4 9.4 注 1) 調査地点のうち (2)1 倒壊 半壊又は一部破損している建築物等 ( アスベスト含有のビル マンショ ン 学校 病院及び船舶等 ) で 解体 改修中の現場 に区分された地点の結果を集計した 2) 石綿濃度 ( アスベスト繊維数濃度 ) は 総繊維数濃度が1 本 /L を超過した場合に実施された 3) 中央値及び幾何の算出に当たっては 定量下限値未 (1 次 ~4 次は 0.05 本 /L 未 5 次 ~12 次 は 0.056 本 /L 未 ) の場合は 定量下限値の値を用いて算出した なお すべての測定結果が定量下限値 未の場合は 中央値及び幾何は定量下限値未とした 4) 測定値には建屋境界 ( 又は敷地境界 ) の風上 風下 排出口のほか 前室のデータを含む 高い値を示し た原因として 集じん 排気装置の不具合 (1 次 3 次 6 次 7 次 ) 外壁と床の取合シールの経年劣化 によりできた隙間からの漏洩 ( 第 4 次 ) が考えられる 出典 : 東日本大震災アスベスト対策合同会議資料 アスベスト大気濃度調査 ( 各次調査結果 ) 148

表 R2.6(1) 破砕等を行っている災害廃棄物処理現場及び仮置場付近の大気中石綿濃度 ( 総繊維数濃度 ) 調査結果 ( 環境省 ) 幾何 調査地点数検体数調査年月回 最大値 最小値 中央値 1 次 H23.6 月 60 120 16 0.05 0.70 0.82 2 次 7 月 ~ 9 月 42 83 8.2 0.05 未 0.56 0.60 3 次 10 月 ~ 12 月 34 68 39 0.05 未 0.28 0.26 4 次 H23.12 月 ~ 3 月 65 130 4.5 0.05 未 0.22 0.22 5 次 4 月 ~ 6 月 56 112 1.4 0.22 0.18 6 次 6 月 ~ 9 月 58 118 4.6 0.17 0.16 7 次 9 月 ~ 12 月 62 126 0.79 0.22 0.19 8 次 H24.12 月 ~ H25.2 月 51 103 2.3 0.17 0.17 9 次 4 月 ~ 6 月 56 118 2.9 0.28 0.27 10 次 7 月 ~ 10 月 52 106 24 0.28 0.28 11 次 12 月 ~ H26.2 月 33 67 0.96 0.34 0.26 12 次 H26.5 月 ~ H27.1 月 17 72 0.90 0.083 0.10 注 1) 調査地点のうち (2)3 破砕等を行っているがれき処理現場及びがれきの集積場 に区分された地点の 結果を集計した なお 定量下限値未であって 定量下限値が下記に示す値と異なるものは 集計の対 象外とした 2) 中央値及び幾何の算出に当たっては 定量下限値未 (1 次 ~4 次は 0.05 本 /L 未 5 次 ~12 次 は 0.056 本 /L 未 ) の場合は 定量下限値の値を用いて算出した なお すべての測定結果が定量下限 値未の場合は 中央値及び幾何は定量下限値未とした 出典 : 東日本大震災アスベスト対策合同会議資料 アスベスト大気濃度調査 ( 各次調査結果 ) 149

表 R2.6(2) 破砕等を行っている災害廃棄物処理現場及び仮置場付近の大気中石綿濃度 ( アスベスト繊維数濃度 ) 調査結果 ( 環境省 ) 幾何 調査地点数検体数調査年月回 最大値 最小値 中央値 1 次 H23.6 月 29 51 4.2 0.05 未 0.32 0.26 2 次 7 月 ~ 9 月 17 30 2.09 0.05 未 0.20 0.19 3 次 10 月 ~ 12 月 4 7 0.22 0.05 未 0.05 0.07 4 次 H23.12 月 ~ 3 月 10 15 0.77 0.05 未 0.05 0.08 5 次 4 月 ~ 6 月 1 1 0.056 0.056 0.056 0.056 6 次 6 月 ~ 9 月 4 5 0.90 0.11 0.16 7 次 9 月 ~ 12 月 - - - - - - 8 次 H24.12 月 ~ H25.2 月 2 3 0.17 0.056 0.081 9 次 4 月 ~ 6 月 7 7 0.45 0.17 0.14 10 次 7 月 ~ 10 月 7 12 0.28 0.056 0.068 11 次 12 月 ~ H26.2 月 - - - - - - 12 次 H26.5 月 ~ H27.1 月 - - - - - - 注 1) 調査地点のうち (2)3 破砕等を行っているがれき処理現場及びがれきの集積場 に区分された地点の 結果を集計した 2) 石綿濃度 ( アスベスト繊維数濃度 ) は 一部を除き 総繊維数濃度が1 本 /L を超過した場合に実施され た 3) 中央値及び幾何の算出に当たっては 定量下限値未 (1 次 ~4 次は 0.05 本 /L 未 5 次 ~12 次 は 0.056 本 /L 未 ) の場合は 定量下限値の値を用いて算出した なお すべての測定結果が定量下限値 未の場合は 中央値及び幾何は定量下限値未とした 出典 : 東日本大震災アスベスト対策合同会議資料 アスベスト大気濃度調査 ( 各次調査結果 ) 150

1.4 平成 28 年熊本地震環境省は 平成 28 年熊本地震 ( 最初の地震は平成 28 年 4 月 14 日に発生し 前震とされている 本震は4 月 16 日に発生 ) の際に大気環境モニタリング調査を実施した この調査では まず総繊維数濃度を測定し 総繊維数濃度が1 本 /L を超えた場合について 石綿濃度 ( アスベスト繊維数濃度 ) を測定している 被災地の一般環境大気中の石綿濃度 ( 総繊維数濃度 ) を表 R2.7 に示す 一般環境大気中では総繊維数濃度が 1 本 /L を超えた地点はなかったため アスベスト繊維数濃度の測定は行っていない また 災害廃棄物仮置場付近の石綿濃度 ( 総繊維数濃度及びアスベスト繊維数濃度 ) の調査結果を表 R2.8(1) 及び (2) に 解体工事現場付近の石綿濃度 ( 総繊維数濃度及びアスベスト繊維数濃度 ) の調査結果を表 R2.9(1) 及び (2) に示す 表 R2.7 被災地の一般環境大気中の石綿濃度 ( 総繊維数濃度 ) 調査結果 ( 環境省 ) 調査地点数検体数幾何調査年月日最大値最小値中央値回 1 次 H28.6.14 ~ 7.4 4 8 0.40 0.11 0.25 0.23 2 次 10.24 ~ 10.29 2 4 0.28 0.11 0.11 3 次 12.5 ~ 12.13 1 2 0.34 0.28 0.31 0.31 4 次 H29.1.17 ~ 3.4 1 2 0.22 0.11 0.17 0.16 注 1) 調査地点のうち 避難所 に区分された地点の結果を集計した 2) 中央値及び幾何の算出に当たっては 定量下限値未 (0.056 本 /L 未 ) の場合は 定量下限 値の値を用いて算出した 出典 : 環境省報道資料 平成 28 年熊本地震の被災地におけるアスベスト大気濃度調査 ( 第 1 次 ~ 第 4 次 ) の結果について 151

表 R2.8(1) 災害廃棄物仮置場付近の石綿濃度 ( 総繊維数濃度 ) 調査結果 ( 環境省 ) 調査地点数検体数幾何調査年月日最大値最小値中央値回 1 次 H28.6.14 ~ 7.4 6 16 2.2 0.17 0.23 2 次 10.24 ~ 10.29 11 42 1.8 0.17 0.17 3 次 12.5 ~ 12.13 10 40 0.79 0.056 0.28 0.29 4 次 H29.1.17 ~ 3.4 6 24 0.68 0.056 0.31 0.25 注 1) 調査地点のうち 災害廃棄物仮置場 に区分された地点の結果を集計した 2) 中央値及び幾何の算出に当たっては 定量下限値未 (0.056 本 /L 未 ) の場合は 定量下限 値の値を用いて算出した 出典 : 環境省報道資料 平成 28 年熊本地震の被災地におけるアスベスト大気濃度調査 ( 第 1 次 ~ 第 4 次 ) の結果について 表 R2.8(2) 災害廃棄物仮置場付近の石綿濃度 ( アスベスト繊維数濃度 ) 調査結果 ( 環境省 ) 調査地点数検体数幾何調査年月日最大値最小値中央値回 1 次 H28.6.14 ~ 7.4 1 2 0.17 0.11 0.14 0.14 2 次 10.24 ~ 10.29 1 1 3 次 12.5 ~ 12.13 - - - - - - 4 次 H29.1.17 ~ 3.4 - - - - - - 注 1) 調査地点のうち 災害廃棄物仮置場 に区分された地点の結果を集計した 2) 石綿濃度 ( アスベスト繊維数濃度 ) は 総繊維数濃度が1 本 /L を超過した場合に実施された 3) 中央値及び幾何の算出に当たっては 定量下限値未 (0.056 本 /L 未 ) の場合は 定量下限値の値を用いて算出した 出典 : 環境省報道資料 平成 28 年熊本地震の被災地におけるアスベスト大気濃度調査 ( 第 1 次 ~ 第 4 次 ) の結果について 152

表 R2.9(1) 解体工事現場付近の石綿濃度 ( 総繊維数濃度 ) 調査結果 ( 環境省 ) 調査地点数検体数幾何調査年月日最大値最小値中央値回 1 次 H28.6.14 ~ 7.4 - - - - - - 2 次 10.24 ~ 10.29 3 6 0.51 0.11 0.17 0.18 3 次 12.5 ~ 12.13 6 14 6.4 0.17 0.41 0.67 4 次 H29.1.17 ~ 3.4 5 12 1.1 0.11 0.42 0.38 注 1) 調査地点のうち 解体現場 に区分された地点の結果を集計した 2) 中央値及び幾何の算出に当たっては 定量下限値未 (0.056 本 /L 未 ) の場合は 定量下限値の値を用いて算出した 3) 測定値には建屋境界 ( 又は敷地境界 ) の風上 風下 排出口のほか 前室のデータを含む 出典 : 環境省報道資料 平成 28 年熊本地震の被災地におけるアスベスト大気濃度調査 ( 第 1 次 ~ 第 4 次 ) の結果について 表 R2.9(2) 解体工事現場付近の石綿濃度 ( アスベスト繊維数濃度 ) 調査結果 ( 環境省 ) 調査地点数検体数幾何調査年月日最大値最小値中央値回 1 次 H28.6.14 ~ 7.4 - - - - - - 2 次 10.24 ~ 10.29 - - - - - - 3 次 12.5 ~ 12.13 3 5 0.39 0.056 0.083 4 次 H29.1.17 ~ 3.4 1 1 注 1) 調査地点のうち 解体現場 に区分された地点の結果を集計した 2) 石綿濃度 ( アスベスト繊維数濃度 ) は 総繊維数濃度が1 本 /L を超過した場合に実施された 3) 中央値及び幾何の算出に当たっては 定量下限値未 (0.056 本 /L 未 ) の場合は 定量下限値の値を用いて算出した 4) 測定値には建屋境界 ( 又は敷地境界 ) の風上 風下 排出口のほか 前室のデータを含む 出典 : 環境省報道資料 平成 28 年熊本地震の被災地におけるアスベスト大気濃度調査 ( 第 1 次 ~ 第 4 次 ) の結果について 153

2. 被災地以外の一般環境大気中の石綿濃度のモニタリング調査結果 被災地以外で環境省が実施した一般環境大気中の石綿濃度 ( 総繊維数濃度 ) の調査結果は 表 R2.10(1)~(3) に示すとおりである 表 R2.10(1) 被災地以外における一般環境大気中の石綿濃度 ( 総繊維数濃度 ) の調査結果 ( 商工業地域 ) ( 単位本 /L) 年度 地点数 測定測定 ND 幾何最大値最小値箇所数データ数の数 H18 年度 4 8 16 1.68 0.11 未 0.27 H19 年度 5 10 20 1.61 0.07 0.26 H20 年度 5 10 20 0.07 0.06 未 0.06 H21 年度 5 10 20 0.06 0.06 未 0.06 H22 年度 5 10 20 0.39 0.06 0.13 H23 年度 5 10 10 0.26 0.06 0.12 H24 年度 5 10 20 0 0.66 0.15 0.33 H25 年度 5 10 20 0 0.54 0.09 0.25 H26 年度 5 10 20 0 0.35 0.10 0.18 H27 年度 5 10 20 3 0.38 0.06 0.14 注 1) 平成 19 年 5 月及び平成 22 年 6 月のアスベストモニタリングマニュアルの改訂で 測定方法が変更され ている 2) 平成 23 年度は 東日本大震災の被災地における大気濃度調査を優先させたため 実施期間が限られた ことから 年 1 回の調査とした 3) 平成 24 年度より ND( 不検出 : 定量下限値未 ) の数を表記 出典 : 環境省ホームページ 大気中の石綿濃度の調査結果 (http://www.env.go.jp/air/asbestos/index9.html) 表 R2.10(2) 被災地以外における一般環境大気中の石綿濃度 ( 総繊維数濃度 ) の調査結果 ( 住宅地域 ) ( 単位本 /L) 年度 地点数 測定測定 ND 幾何最大値最小値箇所数データ数の数 H18 年度 7 13 26 1.11 0.11 0.22 H19 年度 7 13 26 0.75 0.10 0.33 H20 年度 7 13 26 0.08 0.06 未 0.06 H21 年度 7 13 26 0.22 0.06 未 0.06 H22 年度 7 13 26 0.22 0.06 0.08 H23 年度 7 13 13 0.19 0.05 0.10 H24 年度 7 13 26 20 0.80 0.13 H25 年度 7 13 26 3 0.45 0.10 0.21 H26 年度 7 13 26 2 0.30 0.07 0.16 H27 年度 7 13 26 3 0.37 0.06 0.14 注 1) 平成 19 年 5 月及び平成 22 年 6 月のアスベストモニタリングマニュアルの改訂で 測定方法が変更され ている 2) 平成 23 年度は 東日本大震災の被災地における大気濃度調査を優先させたため 実施期間が限られた ことから 年 1 回の調査とした 3) 平成 24 年度より ND( 不検出 : 定量下限値未 ) の数を表記 出典 : 環境省ホームページ 大気中の石綿濃度の調査結果 (http://www.env.go.jp/air/asbestos/index9.html) 154

年度 表 R2.10(3) 被災地以外における一般環境大気中の石綿濃度 ( 総繊維数濃度 ) の調査結果 ( 高速道路及び幹線道路沿線 ) 地点数 測定箇所数 測定データ数 ND の数 最大値 最小値 ( 単位本 /L) 幾何 H18 年度 6 12 24 1.30 0.15 0.39 H19 年度 6 12 24 1.49 0.19 0.52 H20 年度 6 12 24 0.08 0.06 未 0.06 H21 年度 6 12 24 0.30 0.06 未 0.07 H22 年度 6 12 24 0.33 0.06 0.14 H23 年度 6 12 12 0.34 0.05 0.15 H24 年度 6 12 24 13 0.92 0.21 H25 年度 6 12 24 1 0.48 0.10 0.26 H26 年度 6 12 24 1 0.36 0.08 0.15 H27 年度 6 12 24 1 0.37 0.06 0.14 注 1) 平成 19 年 5 月及び平成 22 年 6 月のアスベストモニタリングマニュアルの改訂で 測定方法が変更されている 2) 平成 23 年度は 東日本大震災の被災地における大気濃度調査を優先させたため 実施期間が限られたことから 年 1 回の調査とした 3) 平成 24 年度より ND( 不検出 : 定量下限値未 ) の数を表記 出典 : 環境省ホームページ 大気中の石綿濃度の調査結果 (http://www.env.go.jp/air/asbestos/index9.html) 155