要約 政府は 各企業が直面するビジネス上の問題の解決及び景気を刺激するため s に税法の修正に関して財務省 (MOF) が提案した Resolution No. 63/NQ-CP (2014 年 8 月 25 日付 ) を発行しました Resolution 63 によって 弊社の 8 月のタックスア

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I. 法人所得税 外国人の労働者の子供の教育費支払の証憑に関するオフィシャルレター第 2030/TCT-CS 号 2015 年 5 月 26 日付ホーチミン市税務総局発行オフィシャルレター Official Letter 2030/TCT-CS 号によると 企業が 外国人労働者が締結する労働契約に

税 務 総 局 は2012 年 度 の 個 人 所 得 税 確 定 申 告 をガイドラインする2013 年 01 月 15 日 付 けOfficial Letter 187/TCT-TNCNを 公 表 しました 要 約 2012 年 度 の 確 定 申 告 手 続 きは2011 年 度 と 多 く

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ニュース 2014 年 11 月 内容 I. 法人所得税 親会社負担給与に係るベトナム個人所得税を現地法人が支払った場合の法人税上の損金性について 1 低品質の商品に対する損金算入について 1 使用不能在庫原材料に対する損金算入について 1 II. 個人所得税 個人所得税の還付 確定申告時の控除に関

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また 税務局は VAT 還付に対して非協力的な姿勢なため 理不尽な理由で還付を認めないことや 還付を認めたにもかかわらず送金までに時間を要することもあるため 資金繰りを考える際には慎重に時間を見積もることをお勧めする なお 還付手続に係る労力や還付が否認されるリスクを勘案すると 控除しきれない仕入

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改正された事項 ( 平成 23 年 12 月 2 日公布 施行 ) 増税 減税 1. 復興増税 企業関係 法人税額の 10% を 3 年間上乗せ 法人税の臨時増税 復興特別法人税の創設 1 復興特別法人税の内容 a. 納税義務者は? 法人 ( 収益事業を行うなどの人格のない社団等及び法人課税信託の引

世界税制事情/ベトナム⑶ 減価償却 法人所得税法では以下の三つの要件を満たすものは有形固定資産に計上され, 定額法, 定率法, 生産高比例法のいずれかの償却方法にて償却されます * 固定資産の使用によって, 経済的便益がもたされる * 1 年以上の使用が見込まれる * 取得原価が10, 000, 0

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増値税改革:市場活性化のための画期的政策-納税者が考慮すべき重要な変更点と求められるアクション

(2) 源泉分離課税制度源泉分離課税制度とは 他の所得と全く分離して 所得を支払う者 ( 銀行 証券会社等 ) がその所得の支払の際に 一定の税率で所得税を源泉徴収し それだけで所得税の納税が完結するものです 1 対象となる所得代表的なものとして 預金等の利子所得 定期積金の給付補てん金等があります

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6 課税上の取扱い日本の居住者又は日本法人である投資主及び投資法人に関する課税上の一般的な取扱いは 下記のとおりです なお 税法等の改正 税務当局等による解釈 運用の変更により 以下の内容は変更されることがあります また 個々の投資主の固有の事情によっては異なる取扱いが行われることがあります (1)

平成23年度税制改正の主要項目

II. 課税標準の確定申告と納付 ( 地 税法第 103 条の23) 1. 申告期限 各事業年度の終了 が属する の末 から4ヶ 以内 ( 連結法 は5ヶ 以内 ) に納税地管轄の地 治 団体の に申告 納付しなければなりません 法 地 所得税の申告納付期限は下記のとおり 部変更されました 区分 従

労働基準法が改正されます

( 外国 ) 同上 ケース ( ) 相続人が取得した全 2 財産に対して課税 ( 外国 ) 国内財産に対しての み課税 ケース ( ) 相続人が取得した全 3 財産に対して課税 ( 外国 ) 同上 ( 平成 25 年度税制改正より ) ケース ( ) 被相続人 相続人いず 4 れも 5 年超居住の場

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目 次 問 1 法人税法における当初申告要件及び適用額の制限に関する改正の概要 1 問 2 租税特別措置法における当初申告要件及び適用額の制限に関する改正の概要 3 問 3 法人税法における当初申告要件 ( 所得税額控除の例 ) 5 問 4 法人税法における適用額の制限 ( 所得税額控除の例 ) 6

1 NEWSLETTER 2011 年 5 月 31 日号 目次 I. 法人税 (CIT) 1. 中小企業の法人税納税期限延期 年および 2007 年に発生した損失繰越し 3. 原料使用予定数量の修正申告 II. 個人所得税 (PIT) 1. 居住者である個人の確定申告 2. ベトナ

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Q1 法人事業税の負担変動の軽減措置とは どのような制度ですか? A. 平成 27 年度税制改正により導入された 外形標準課税の拡大 ( 所得割の税率引き下げ及び付加価値割 資本割の税率引き上げ ) によって生じる税負担の変動の影響を緩和する措置で 付加価値額が一定以下の法人を対象に税負担の増加につ

[2] 株式の場合 (1) 発行会社以外に譲渡した場合株式の譲渡による譲渡所得は 上記の 不動産の場合 と同様に 譲渡収入から取得費および譲渡費用を控除した金額とされます (2) 発行会社に譲渡した場合株式を発行会社に譲渡した場合は 一定の場合を除いて 売却価格を 資本金等の払戻し と 留保利益の分

(1) 相続税の納税猶予制度の概要 項目 納税猶予対象資産 ( 特定事業用資産 ) 納税猶予額 被相続人の要件 内容 被相続人の事業 ( 不動産貸付事業等を除く ) の用に供されていた次の資産 1 土地 ( 面積 400 m2までの部分に限る ) 2 建物 ( 床面積 800 m2までの部分に限る

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平成 30 年 7 月豪雨により被害を受けられた方の税務上の措置 ( 手続 )FAQ 平成 30 年 7 月広島国税局 平成 30 年 7 月豪雨により被害を受けられた方の税制上の措置 ( 手続 ) 等につきまして 照会の 多い事例を取りまとめましたので 参考としてください 目次 Ⅰ 災害にあった場

[Q1] 復興特別所得税の源泉徴収はいつから行う必要があるのですか 平成 25 年 1 月 1 日から平成 49 年 12 月 31 日までの間に生ずる所得について源泉所得税を徴収する際 復興特別所得税を併せて源泉徴収しなければなりません ( 復興財源確保法第 28 条 ) [Q2] 誰が復興特別所

投資法人の資本の払戻 し直前の税務上の資本 金等の額 投資法人の資本の払戻し 直前の発行済投資口総数 投資法人の資本の払戻し総額 * 一定割合 = 投資法人の税務上の前期末純資産価額 ( 注 3) ( 小数第 3 位未満を切上げ ) ( 注 2) 譲渡収入の金額 = 資本の払戻し額 -みなし配当金額

iii. 源泉徴収選択口座への受入れ源泉徴収ありを選択した特定口座 ( 以下 源泉徴収選択口座 といいます ) が開設されている金融商品取引業者等 ( 証券会社等 ) に対して 源泉徴収選択口座内配当等受入開始届出書 を提出することにより 上場株式等の配当等を源泉徴収選択口座に受け入れることができま

供託者等の住所 氏名または名称および個人番号または法人番 号は 供託者等の口座管理機関から日本銀行に対して 課税事 務のために提供される 2 所得税の徴収 納 入 利付国債の利子または割引国債等 ( 国庫短期証券のうち その銘柄の価格競争入札における募入最低価格 ( 額面金額 100 円当り ) が


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この特例は居住期間が短期間でも その家屋がその人の日常の生活状況などから 生活の本拠として居住しているものであれば適用が受けられます ただし 次のような場合には 適用はありません 1 居住用財産の特例の適用を受けるためのみの目的で入居した場合 2 自己の居住用家屋の新築期間中や改築期間中だけの仮住い

法人会の税制改正に関する提言の主な実現事項 ( 速報版 ) 本年 1 月 29 日に 平成 25 年度税制改正大綱 が閣議決定されました 平成 25 年度税制改正では 成長と富の創出 の実現に向けた税制上の措置が講じられるともに 社会保障と税の一体改革 を着実に実施するため 所得税 資産税についても

1-1 e-tax ソフトの特長 はじめに e-tax ソフトの特長を紹介します 税務署に赴くことなく申告 納税等が行える パソコンとインターネットの環境があれば 税務署に足を運ぶ必要がありません 自宅や事業所等に居ながらにして 申告 納税等を行うことができます パソコンが不慣れな方でも利用可能 パ

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Q1 市県民税 ( 住民税 ) とはどんな税金ですか? A1 その年の1 月 1 日現在 市内に住所がある個人に対し 前年中の所得 ( 給与 年金 営業 不動産 譲渡などの所得 ) に応じて課税されます また その年の1 月 1 日現在市内に住所がなくても 市内に事務所 事業所又は家屋敷があれば課税

上場株式等の譲渡益に係る課税 上場株式等の税金について 上場株式等の譲渡益に係る税率は以下の通りです 平成 25 年 1 月 1 日 ~ 平成 25 年 12 月 31 日 平成 26 年 1 月 1 日 ~ 平成 49 年 12 月 31 日 平成 50 年 1 月 1 日 ~ % (

医療費控除が変わります!!! 1 領収書の提出等が不要となりました 2 明細書 ( 集計表 ) の提出が必要となりました 3セルフメディケーション税制が創設されました 医療費控除の明細書 ( 集計表 ) を提出することにより 医療費 の領収書の提出又は提示が不要となりました 医療費の領収書は 自宅で

(4) 今月下旬に所得税法施行令を改正するとともに 法令解釈通達を発遣し 上記のとおり 保険年金 に係る所得税の取扱いを変更いたします 取扱い変更後 所得税の還付の手続きが可能となります なお 納税者の方々には 次の点にご注意いただく必要があります 所得税が納めすぎとなっていた場合の還付手続きには

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2 号通達は長らく 中国の租税回避防止に係る事項の総合的な指針とされ その中の過少資本税制 ( 文書準備に関する要求を除く ) タックスヘイブン対策税制および一般租税回避防止規則に関する規定はなお有効である コストシェアリングに関する一部の規定を除き 2 号通達におけるすべての移転価格に関する規定は

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(ⅲ) 源泉徴収選択口座への受入れ 源泉徴収ありを選択した特定口座 ( 以下 源泉徴収選択口座 といいます ) が開設されている金融商品取引業者等 ( 証券会社等 ) に対して 源泉徴収選択口座内配当等受入開始届出書 を提出することにより 上場株式等の配当等を源泉徴収選択口座に受け入れることができま

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1 各調整方式の比較 前提 : 法人実効税率 % 金融所得の税率 20% ( 配当軽課の場合の配当分の法人税率は 30%) 比較のポイント 適用税率 法人税率か所得税率か 金融所得課税一元化にマッチするか( 税率 損益通算 ) 簡素な制度か 特定口座への対応はか 法人の税負担は軽減されるか

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公共債の税金について Q 公共債の利子に対する税金はどのようになっていますか? 平成 28 年 1 月 1 日以後に個人のお客様が支払いを受ける国債や地方債などの特定公社債 ( 注 1) の利子については 申告分離課税の対象となります なお 利子の支払いを受ける際に源泉徴収 ( 注 2) された税金

〇本事例集は 平成 31 年 3 月を期限とした個人の確定申告について 国税通則法関連 ( 所得税 の納税地を含む ) の 誤りやすい事例 について取りまとめています 〇本事例集は 誤りやすい事例 を載せた後に 正しい解釈 処理方法を提示しています なお 無用 な文字数 ページ数の増加を避けるため

B 事例 1: 日本赤十字社と公益財団法人公益法人協会ともに 所得控除方式 を適用し ffff た場合に還付される税金について 前提 1 寄附先の名称等 ( 弊協会の他に 東日本大震災の義援金として日本赤十字社に寄附したものと仮定 ) 名称金額備考 日本赤十字社 ( 東日本大震災義援金 ) 30,0

収益事業開始届出 ( 法人税法第 150 条第 1 項 第 2 項 第 3 項 ) 1 収益事業の概要を記載した書類 2 収益事業開始の日又は国内源泉所得のうち収益事業から生ずるものを有することとなった時における収益事業についての貸借対照表 3 定款 寄附行為 規則若しくは規約又はこれらに準ずるもの

1: とは 居住者の配偶者でその居住者と生計を一にするもの ( 青色事業専従者等に該当する者を除く ) のうち 合計所得金額 ( 2) が 38 万円以下である者 2: 合計所得金額とは 総所得金額 ( 3) と分離短期譲渡所得 分離長期譲渡所得 申告分離課税の上場株式等に係る配当所得の金額 申告分

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タックスアップデート 2014 年 9 月 September 2014 Tax Update Page 1

要約 政府は 各企業が直面するビジネス上の問題の解決及び景気を刺激するため s に税法の修正に関して財務省 (MOF) が提案した Resolution No. 63/NQ-CP (2014 年 8 月 25 日付 ) を発行しました Resolution 63 によって 弊社の 8 月のタックスアラートに記載しました財務省の提案は通過しました 政府の権限による規定は 2014 年の第 3 四半期に発行される改正規定に反映されますが 国民議会の権限による規定については 10 月に行われる第 13 回国民議会の 8 回目のミーティングにて議論される予定です. 2014 年 8 月 25 日付の Circular 119/2014/TT-BTC は Circular No. 156/2013, Circular No. 111/2013, Circular No.219/2013, Circular No.08/2013, Circular No.85/2011, Circular No.39/2014 及び Circular No.78/2014 の修正及び補足になります この Circular の修正により 税務に関する事務負担を軽減して 申告及び納税に掛かる時間の節約が期待されます 2014 年 8 月 15 日付の Official Letter No. 3311/TCT-CS により 2009 年から 2013 年までの期間に発生した優遇税制を受けていない事業拡張に対する課税所得について規定されました 2009 年から 2013 年までの期間に発生した優遇税制を受けていない事業拡張プロジェクトがある企業は Circular No.130/2008/TT-BTC 及び Circular No.123/2012/TT-BTC の規定に従って 収益もしくは費用に基づいて課税所得を算定ができない場合 事業活動のための使用してる固定資産総額又は投資総額に基づいて 事業拡張プロジェクトの課税所得を算定することが可能です September 2014 Tax Update Page 2

各企業が直面するビジネス上の問題の解決及び景気を刺激するための税法の修正を規定する 2014 年 8 月 25 日付の Resolution No.63/NQ-CP 2014 年 8 月 25 日に 政府は 各企業が直面するビジネス上の問題の解決及び景気を刺激するために税法の修正に関して財務省 (MOF) が提案した Resolution No. 63/NQ-CP を発行しました 重要な点は以下の通りです A. 政府が承認をした税務の規定 付加価値税 (VAT) についての規定 投資プロジェクトの固定資産として機械 / 設備を輸入する際に 輸入金額が 1 千億ドン以上の場合 輸入機械 / 設備に課税される VAT の納税期限が 60 日以内に延長されました 上記の VAT の還付を申請する場合 VAT 還付申請書類を受領した日後 5 日以内に 税務署は 先に還付手続 ( 還付後の監査 ) を実施する必要があります 法人所得税 (CIT) についての規定 損金算入費用 従業員に対して直接支払われる福利厚生費が以下の条件を満たす場合は 損金算入費用と看做されます 1 適切な証拠書類を準備及び保存する (2) 費用が 1 ヶ月分の実際給与の平均額を超えない この規定は 従業員に対して直接支払う の定義について規定していません 優遇税制 優遇税制の対象範囲が拡大され 特別都市 Type 1 都市 2009 年 1 月 1 日より Type 1 になる都市における工業団地が優遇税制の対象となります 2014 年 1 月 1 日の以前に投資ライセンス又は投資証明書を取得したプロジェクトは 最初の申請書類に投資プロジェクトの期間 ( 具体的な実施スケジュールも必要 ) が明確に記載されている場合 新しい法人税法に規定される優遇税制が適用されることになります 2009 年 ~2013 年の期間に発生した事業拡張のプロジェクトについて優遇税制を受けることが可能です ( 完了したプロジェクトの場合には適用されません ) 優遇税制を適用する為に 税務調査が実施されてない年度の確定申告の修正が認められるかどうかについては不明です しかし 確定申告の修正が認められない場合は この規定の意味がなくなり 不当な取扱規定となりますので 確定申告の修正は認められると思われます 個人所得税についての規定 不動産譲渡及び株式譲渡に関する税金申告の選択 不動産譲渡の場合 所得の 25% の申告 納税方式 又は取引譲渡価格の 2% の申告 納税方式を選択することができます September 2014 Tax Update Page 3

株式譲渡の場合 年間所得の 20% を申告 納税及び年末に確定申告を実施する方式 又は取引の都度 譲渡価格の 0.1% を申告 納税をし 年末においては確定申告を実施しない方式を選択することができます 遅延利息の扱い 四半期の申告書に記載されている税額と確定申告書に記載されている税額の差額が 20% を超える場合は 12 月 31 日から実際納付日までの期間の遅延利息を払う必要があります B. 国民議会が検討中の規定 法人所得税についての規定 損金不算入費用 15% の上限の規定は 広告宣伝費のみに適用されることになるかもしれません この規定が認められる場合は 促進費 手数料 交際費 販売サポート費等はその上限の対象外となります 従いまして 企業負担の税金負担が著しく減少する可能性があります 優遇税制 裾野産業は優遇税制の対象となります この業界に適用される優遇税制は 15 年間の 10% 税率もしくは 4 年間の免税及び 9 年間の 50% 減税の適用となります C. 実施時期 ベトナム企業の外国投資による所得は ベトナムに送金する場合は免税又は減税の対象となります 財務省 (MOF) は個人所得税を規定する Decree 65/2013/ND-CP 税務管理を規定する Decree 83/2013/ND-CP 付加価値税を規定する, Decree 209/2013/ND-CP 法人税を規定する Decree 218/2013/ND-CP を修正 補足する法令を政府に提出し 2014 年の第 3 四半期から実施するために 他の当該規定も提案しています 国民議会の提案については 10 月に行われる第 13 回国民議会の 8 回目のミーティングにて議論される予定です 上記の法令の修正状況及び国民議会が検討中の規定の状況については 逐次フォローアップし報告させて頂きます 2014 年 8 月 25 日付の Circular 119/2014/TT-BTC は Circular No. 156/2013, Circular No. 111/2013, Circular No.219/2013, Circular No.08/2013, Circular No.85/2011, Circular No.39/2014 及び Circular No.78/2014 の修正 補足 September 2014 Tax Update Page 4

1. 税務管理を規定する Circular No. 156/2013 の修正 補足 新しい税務申告書のフォームが発行されました 付加価値税の申告フォーム及び添付リスト 不動産の登録料支払の通知フォーム 不動産の譲渡 不動産の相続及び提供により発生した所得に対する個人所得税の申告フォーム (form 11/KK-TNCN) 付加価値税の申告フォームに添付するいくつかのリストが不要となり 特に 0% 税率の対象となる商品及びサービスのリストが不要となりました 2. 個人所得税を規定する Circular 111/2013 の修正 補足 Circular 119 の第 2 項によると 以下の条件を満たす場合 ベトナム駐在者の税務申告の義務は 赴任の到着の最初の月から ( 暦年の初めからの計算ではありません ) 労働契約が終了する又はベトナムから出国する月までとなります ベトナムと租税条約を締結している国及び地域の国民 ベトナムにおける居住者 また 2 国間の租税条約に基づき実施される二重課税を回避するための領事に関する手続は 不要となります 3. 付加価値税を規定する Circular 219/2013 on VAT の修正 補足 事業活動のために企業内部において生産又は使用される商品及びサービスに対する VAT の申告及び納税は不要となります 借入及び返済としての機械 設備 消耗品 商品を譲渡する場合は契約書等の証拠書類を準備できれば 当該の VAT の申告及び納税 VAT インボイスの発行は不要となります 控除方式の適用の任意登録が出来る会社の対象範囲が拡大しました (1) 関係当局の承認を受けた投資プロジェクトを実施する新規会社 (2) 会社のしかるべき者の承認を受けた投資プロジェクトを実施する新規会社 新規企業に対する控除方式の適用の任意登録条件について 固定資産 機械 設備の購入金額の 10 億ドンという上限が廃止されました 分割払い契約の場合の仕入 VAT インボイスのリスト (form 01-2/GTGT) に支払期間の記載は 不要となります 購入者は 仕入先に支払うために金融機関に開いた借入口座の情報を税務署に対して登録及び通知することは不要となります September 2014 Tax Update Page 5

輸出商品及びサービスに対する VAT 還付申請書類の中に VAT インボイス又は輸出インボイスは不要となりました ( 通関用のコマーシャルインボイスのみで認められます ) 4. 税務の徴収についての Circular 08/2013 and Circular 85/2011 の修正 補足 国家予算へ支払書類の様式を修正します ( フォーム C1-02/NS 及びフォーム C1-03/NS). 税金支払のリストの様式を修正します ( フォーム 01/BKNT). 5. 商品販売及び役務提供のインボイスを規定する Circular 39/2014 の修正 補足 電気代 水道代 電話代 銀行サービス 運送料 スタンプ カード チケットなどの請求書 (VAT インボイスが発行されない性質のもの ) については 実際払った際のインボイスではなく その費用のリストの保存でも可能となります 役務提供の場合 インボイスに 取引単位 は記載不要となります 新規企業が毎月のインボイスの使用状況について報告することは 不要となりました 6. 法人所得税を規定する Circular 78/2014 の修正 補足 レジから印刷された領収書の費用は損金算入費用と認められることが明記されました 大規模の投資プロジェクトに適用される優遇税制の規定の中の 新規登録 の条件が廃止されます 6 兆ドン以上の規模の投資プロジェクトは 投資許可の取得後 3 年以内に資本金が拠出される場合には 新規登録か その後の登録かに関わらず 優遇税制が適用されます 7. 効力の発生 上記変更は 2014 年 9 月 1 日より効力が発生されます 2009 年から 2013 年までの期間に発生した優遇税制を受けていない拡張事業プロジェクトに対する課税所得を規定する 2014 年 8 月 15 日付の Official Letter No. 3311/TCT-CS September 2014 Tax Update Page 6

2009 年から 2013 年までの期間に発生し 優遇税制が適用されていない事業拡張プロジェクトを有する企業は Circular No.130/2008/TT-BTC 及び Circular No.123/2012/TT-BTC の規定に基づいて事業拡張プロジェクトの課税所得を算定できない場合は 以下の 2 つの方法にて計算することになります 方法 1: 優遇税制が適用されていない事業拡張プロジェクトにより発生する所得 = 年間課税所得 ( 優遇税制が適用されないその他の所得を含めず ) x 事業拡張プロジェクトで実際に事業活動に使用されている固定資産額 実際に事業活動に使用されている固定資産の取得原価額 実際の事業活動に使用されている固定資産の取得原価額は 事業拡張プロジェクトにおいて完成及び稼動している固定資産額及び貸借対照表に記載されている事業活動に使用されている現行の固定資産の取得原価を含めます 方法 2: 優遇税制が適用されていない事業拡張プロジェクトにより発生する所得 = 年間課税所得 ( 優遇税制が適用されないその他の所得を含めず ) x 拡張事業プロジェクトで実際に事業活動に使用されている投資金額 実際に事業活動に使用されている総投資金額 実際に事業活動に使用されている総投資金額は 貸借対照表に記載されている法定資本金及び借入金になります 企業は 1 つ事業拡張プロジェクトに対して 1 つの算定方式を適用することになります 2009 年から 2013 年までの期間に発生した事業拡張プロジェクトに適用する優遇税制について検討する際には 本タックスアップデートに記載している Resolution 63 の規定もご参照ください September 2014 Tax Update Page 7

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