⑵ 地域毎の市街地像河井町一帯に配置する都市拠点を中心とした集約型の市街地の形成を図るとともに 都市拠点と珠洲方面 志賀方面 のと里山空港 穴水 金沢方面を連携する都市連携軸を位置づけ 広域連携によるまちづくりを推進する 本都市計画区域におけるおおむね 20 年後の地域毎の市街地像は次に示す通りであ

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(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

7-3 上田城南地域 (1) 将来像 ( 将来像 ) 水と緑と多様な都市機能が調和し快適な暮らしの環境が整ったまち ( 基本目標 ) 千曲川をはじめ産川や浦野川 小牧山や上田原古戦場 半過岩鼻など奇景や原風景の残る豊かな自然や農地を大切に保全するとともに 秩序ある都市空間づくりを進めます 良好な住環

市街化調整区域の土地利用方針の施策体系 神奈川県 平塚市 神奈川県総合計画 神奈川県国土利用計画 平塚市総合計画 かながわ都市マスタープラン 同地域別計画 平塚市都市マスタープラン ( 都市計画に関する基本方針 ) 平塚都市計画都市計画区域の 整備 開発及び保全の方針 神奈川県土地利用方針 神奈川県

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中井町緑の基本計画(概要版)

4. 都市づくりの目標と方針 4-1 都市づくりの基本理念 地域の個性が輝く生活快適都市 上田 ~ 魅力あるふるさと活気ある交流風格ただようまち ~ 基本理念の意味あい 上田市は 歴史 文化 自然 産業などに恵まれた特色ある地域から成り立っており 各地域が個性を発揮し 連携し合い 交流を促進しながら

計画的な再開発が必要な市街地 特に一体的かつ総合的に再開発を促進すべき地区 市町名 名称 再開発の目標 土地の合理的かつ健全な高度利用及び都市機能の更新に関する方針 特に整備課題の集中がみられる地域 ( 課題地域 ) 地区名 西宮市 C-4 浜脇 ( 約 175ha) 居住環境の向上 良好な都市景観

北部大阪都市計画彩都地区計画 ( 案 ) 北部大阪都市計画彩都地区計画を 次のとおり変更する 1. 地区計画の方針 名称彩都地区計画 位 置 茨木市大字粟生岩阪 大字宿久庄 大字清水 大字佐保 大字泉原 大字千提寺 大字大岩 大字福井 大字大門寺 大字生保 大字安威 山手台一丁目 山手台三丁目 山手

[ 概要版 ] 倉吉都市計画 マスタープラン素案 鳥取県倉吉市


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市町合併という基本的枠組みの変更に対応した 市全域を対象とした計画の見直し 少子高齢化をはじめとする本市を取り巻く社会経済情勢の変化に対応した計画づくり 総合計画や都市計画区域マスタープランなど 上位関連計画との整合 調整の必要性 都市計画マスタープランは 都市計画法第 18 条の 2 に基づいて策

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目 次 1 基本方針 再開発を促進すべき地区等の整備又は開発の方針... 2 別表再開発促進地区の整備又は計画の概要... 3 都市再開発方針図 ( 総括図 )... 6 都市再開発方針附図

( 新 ) 藤沢都市計画住宅市街地の開発整備の方針 平成年月 神奈川県 藤沢 住宅 -1

能勢町市街化調整区域における地区計画のガイドライン

参考資料 ( 美祢都市計画区域 ) 目次 1. 区域区分の二次検討 25 23

目次 1. 市街化調整区域の土地利用方針について... 1 (1) 策定の目的... 1 (2) 方針の位置付け 市街化調整区域の課題 土地利用の方針... 3 (1) 土地利用の基本的な方針... 3 (2) 地区ごとの土地利用方針 開発計画等の調整

目次 Ⅰ 運用基準の策定にあたって P1 1 策定の目的 P1 2 運用基準の位置づけ P1 Ⅱ Ⅲ 土地利用のあり方 P1 地区計画の活用 P2 1 地区計画とは P2 2 地区計画の活用類型 P2 (a) 地域資源型 P3 (b) マスタープラン適合型 P3 (c) 街区環境整序型 P3 (d)

計画書

第 1 章基本計画の策定 1 策定の趣旨 総合計画基本構想では 豊かな自然と歴史 文化につつまれ人と人がつながる市民創造都市高岡 をまちの将来像に掲げ 17 のめざすまちの姿を目標として設定しています 第 3 次基本計画は 基本構想で示した市の基本的な取り組みの方向性に基づき 中期的な視点に立って

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一宮市住宅マスタープラン ~ 住み続けたいまち 住んでみたいまち 人々が生き生きと暮らせるまち ~ 概要版 平成 2 5 年 3 月 一宮市

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1. 目的 本町の第 3 次総合計画において 本町の将来像である ( みんなが主役 やすらぎと健康福祉のまち ) の実現に寄与すべく 本町の市街化調整区域における地区計画の運用にかかる基本的な方針を示すため 市街化調整区域における地区計画運用指針 ( 以下 運用指針 という ) を策定しました この

目次 1. 策定の目的と位置づけ (1) 策定の目的 1 (2) 市街化調整区域における地区計画運用基準の位置づけ 1 2. 市街化調整区域における土地利用方針の基本的な考え方 (1) 市街化調整区域における土地利用方針 2 (2) 市街化調整区域における地区計画の運用にあたっての基本的な考え方 3

指定標準 適用区域 建ぺい率 容積率 建築物の高さの最高限度 m 用途地域の変更に あたり導入を検討 すべき事項 ( 注 2) 1. 環境良好な一般的な低層住宅地として将来ともその環境を保護すべき区域 2. 農地等が多く 道路等の都市基盤が未整備な区域及び良好な樹林地等の保全を図る区域 3. 地区計

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目 次 1 背景 目的 1 2 計画の位置付け 2 (1) 計画の位置付け 2 3 現状の問題と課題 3 (1) 現状の問題 3 (2) 課題 3 4 市街化調整区域における土地利用方針 5 (1) ゾーンにおける土地利用方針 6 (2) 各ゾーンのイメージ 10 5 土地利用現況図 11 6 土地

1. 土地利用マスタープラン策定の趣旨 鶴岡市土地利用マスタープランは 平成 17 年 10 月 1 日の市町村合併による市域の拡大に対応し 市土の総合的かつ計画的な土地利用を進める上での指針として策定した鶴岡市国土利用計画を基本としながら 長期的かつ総合的な観点から 将来の土地利用の方針を図示する

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PowerPoint プレゼンテーション

2. 住民アンケート調査 以下の既往のアンケート調査から 都市計画及びまちづくりに関する住民ニーズや方向性等を以下の とおり把握 解析する (1) 第 2 次長久手町土地利用計画策定にあたってのアンケート調査 1 調査の概要 調査対象は 町内在住住民及び市街化調整区域の土地所有者とし それぞれ 2,

山手地区の概要 面積 約50ha 用途地域 工業地域 建ぺい率 60 容積率 200 高さの限度 第一種高度地区 最高限20m 2

Microsoft Word 八尾市市街化調整区域における地区計画のガイト

7-7 丸子地域 (1) 将来像 ( 将来像 ) 水辺 里山 人きらめき 産業活力が満ちた依田川流域のまち ( 基本目標 ) 製造業の集積が高い地域であることから 職住近接のゆとりある生活空間の創出をめざすとともに 地域内外の交流促進や日常生活のための道路交通環境整備を進めます 依田川 内村川周辺に

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4. 地区計画の基本的な考え方 1. 市街化を抑制すべき区域 という市街化調整区域の基本理念は 地区計画の策定によってその性格が変わるものではないこと 2. 開発行為を伴う地区計画については いたずらに市街地を拡大しないよう その必要性 周辺の公共施設の整備状況 自然環境 景観や農林業との調和等の観

市街化区域及び市街化調整区域の区域区分の見直し方針案 小野市 1 区域区分見直しの基本的な考え方区域区分見直しの考え方は 都市計画運用指針 を踏まえ 次のとおりとする (1) 目標年次におけるフレームの設定区域区分の見直しについては 都市計画区域マスタープラン 市町マスタープラン等に示された都市の将

総合計画及び国土利用計画アンケート調査結果 平成 20 年度 地域別構想 土地利用の方向性について 上位3つ ①無秩序な開発を抑制し 農地等は極力保全する ②主要な沿道等への店舗の立地を進め 利便性を高める ③身近な公園 生活道路 下水道などの生活環境基盤を整備する 住みよい 25.6% 22.9%

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四国中央市住宅マスタープラン 概要版 平成 30 年 3 月四国中央市 Since

阿賀野市の発展と市民福祉の向上を図ることを目的とした 行政運営の指針となる 阿賀野市総合計画 に定める本市の将来像 人 まち 自然が輝く幸福祉都市阿賀野 の実現に向けて また こよなく愛するふる里創造のため 全力を上げ取り組んでいるところでございます 国から地方への事務 権限移譲や三位一体改革が加速

2 1 都市計画の目標 基本理念 愛知の都市づくりビジョン 平成 29 年 3 月 の都市づくりの理念である 時代の波を乗りこなし 元気と暮らしやす さを育みつづける未来へ の考え方を受け 元気 と 暮らしやすさ に対応した本区域の基本理念を定めます 広域からヒトやモノが集まるとともに 歩いて暮らせ

目次 方針策定の背景 1-1. 用途地域指定の基本的な考え方 1-2. 住居系 [ 第一種低層住居専用地域 ] [ 第二種低層住居専用地域 ] [ 第一種中高層住居専用地域 ] [ 第二種中高層住居専用地域 ] [ 第一種住居地域 ] [ 第二種住居地域 ] [ 準住居地域 ] [ 田園住居地域 ]

( 対象区域 ) 第 5 地区計画の対象区域は 工業団地 ( 国母工業団地 南部工業団地 機械金属工業団地 ファッション工業団地 ( アリア ディ フィレンツェ ) をいう 以下同じ ) の区域内及び隣接地又は近接地 ( おおむね工業団地から500メートル以内 ) とする ( 区域の設定 ) 第 6

大阪府営門真住宅まちづくり基本構想 平成 25 年 6 月 大阪府 門真市

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第 2 章立地適正化計画の基本方針 第 2 章立地適正化計画の基本方針 1. 沼津市における立地適正化計画の導入について (1) 沼津市における立地適正化計画の活用方針 立地適正化計画は 本市を持続的に発展させるため 居住 と 交流 に一体的に取り組み 将来の目指すべき都市像 * を実現する計画とし

参考資料 鳥取市都市計画マスタープラン 環境 文化 交流 拠点都市 とっとり ~ 個性ある新 生活交流都市 (( ハーモニーシティ )) をめざして ~ 概要版 平成 18 年 5 月 鳥取市

(2) 富士北麓都市計画都市計画区域の整備 開発及び保全の方針 ( 平成 23 年 3 月 ) 山梨県では 既に人口減少 超高齢社会が到来しており 都市経営コストの最適化 自動車を自由に使えない高齢者等の移動手段の確保 公共公益施設や大規模集客施設の適正立地 地球環境問題への対応など様々な課題が都市

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市川都市計画都市再開発の方針の変更 市川都市計画都市再開発の方針を次のとおり変更する

1. 市街化調整区域における地区計画ガイドライン策定の目的市街化調整区域は 市街化を抑制すべき区域であるとともに 豊かな自然環境を育成 保全すべき区域である そのため 都市計画法において開発行為や建築行為が厳しく制限されている 本市都市計画マスタープランにおいても 将来都市構造の基本的な考え方の一つ

本日の説明内容 1 板橋駅西口周辺地区のまちづくり 2 板橋駅西口地区都市計画素案について 1 市街地再開発事業 2 地区計画 3 高度利用地区 4 高度地区 3 今後のスケジュール 1

3. 市街化調整区域における地区計画の基本的な考え方 3. 市街化調整区域における地区計画の基本的な考え方 4. 地区計画の策定に当たっての留意点 4. 地区計画の策定に当たっての留意点 このガイドラインに示す事項以外に 開発許可の要件を満たすことが 2. このガイドラインに示す事

第3 復興整備計画 参考様式集


金沢都市計画地区計画の変更

都市計画図 平河町二丁目東部地区(PDF)

区域の整備 開発及び保全に関する方針公共施設等の整備の方針 建築物等の整備の方針 1 道路の整備方針 (1) 地区周辺の交通円滑化に資する道路ネットワークの形成及び 東西の主要な道路軸の形成を図るため 地区幹線道路を拡幅整備する (2) 開発に伴い発生する交通を円滑に処理するとともに 新駅整備に伴う

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地区計画パンフレットP.1

3. 市街化調整区域における土地利用の調整に関し必要な事項 区域毎の面積 ( 単位 : m2 ) 区域名 市街化区域 市街化調整区域 合計 ( 別紙 ) 用途区分別面積は 市町村の農業振興地域整備計画で定められている用途区分別の面積を記入すること 土地利用調整区域毎に市街化区域と市街化調整区域それぞ

平成 23 年 3 月 29 日決定道告示第 216 号 夕張都市計画区域 ( 夕張市 ) ( 非線引き都市計画区域 ) 都市計画区域の整備 開発及び保全の方針 Ⅰ. 都市計画の目標 1. 基本的事項 (1) 目標年次都市づくりの基本理念 将来の都市構造 土地利用 都市施設の決定方針を平成 32 年

7-1 上田中央地域 (1) 将来像 ( 将来像 ) 中心市街地に集積された都市機能 風格ある景観 潤いある近郊農地多彩な交流と活力がみなぎるまち ( 基本目標 ) 市の中心市街地にふさわしい多様な都市機能を備えた 市民や来訪者が行き 交う賑わいと交流にあふれる中核拠点づくりを目指します 上田城跡

土師地区地区計画

大阪狭山市市街化調整区域における地区計画のガイドライン(案)

大谷周辺地区 及び 役場周辺地区 地区計画について 木原市街地 国道 125 号バイパス 役場周辺地区 (43.7ha) 美駒市街地 大谷周辺地区 (11.8ha) 地区計画の概要 地区計画とは住民の身近な生活空間である地区や街区を対象とする都市計画で, 道路や公園などの公共施設の配置や, 建築物の


区域の整備 開発及び保全に関する方針 地区施設の整備の方針 建築物等の整備の方針 (1) 道路の整備方針区域内外との円滑な交通ネットワークの形成と歩行者等の安全で快適な歩行環境の向上を図るため 街区幹線道路及び区画道路を整備する 生活利便施設や良質な街並みを形成する住宅等の立地を誘導し 地域拠点にふ

Ⅰ 全体構想 1 都市づく りの将来 目標 都市づくりの目標 悠久の歴史が育む にぎわい 快適 まごころ創造都市 大和郡山 自然 歴史等の地域資源の保全と活用 自然 歴史等に触れ 親しみ 学べるような環境づくりをめざします また 県内各地の観光地とのネッ トワーク化を図り その拠点となることをめざし

区域の整備 開発及び保全に関する方針土地利用の方針 地区施設の整備の方針 地区の立地特性を踏まえ 土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図るため 土地利用の方針を以下に定める 1 国際化に対応した業務 商業 宿泊等の多様な機能に加え 氷川神社と連携した江戸文化や赤坂地域の魅力を伝える歴史

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柏駅西口北地区まちづくり

第 3 次 山形県総合発展計画 短期アクションプラン ( 平成 25 年度 ~28 年度 ) 平成 2 5 年 3 月 山形県

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Taro-全員協議会【高エネ研南】

2. 各学区のまちづくりの方向性と将来ビジョン 第 3 章で整理した各学区の現状 課題等を踏まえ 学区ごとにまちづくりの方向性 ( 基本方針の 3 つの柱の何に該当するのか ) を整理します 方向性を踏まえ 施策の柱ごとに具体的なビジョンを検討します (1) 常盤学区 1 まちづくりの方向性 1-1

3. 同意方針 3-1. 共通事項 (1) 上位計画との整合性 ( ア ) 地区計画が 都市計画区域マスタープラン等における土地利用の基本的な考え方と整合していること ( イ ) 地区計画が 市町都市計画マスタープラン等と整合していること 考え方 市街化調整区域は 本来市街化を抑制する区域であること


栄町市街化調整区域における地区計画ガイドラインについて 1 市街化調整区域における地区計画ガイドラインの策定の趣旨平成 18 年の都市計画法改正により 市街化調整区域における大規模な計画開発の許可基準が廃止され 改正後は 都市計画法第 34 条第 10 号の規定に基づき 地区計画の内容に適合したもの

上田市都市計画マスタープラン地域別構想 上田中央地域(案)

周南4市市街化調整区域における地区計画運用指針

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Microsoft Word - ■【滑川町総合振興計画】計画書_修正_ _NXPowe

Transcription:

3. 都市計画都市計画区域の整備 開発及び保全の方針 ( 都市計画区域マスタープラン ) 本方針は 都市計画区域におけるおおむね 20 年後の都市の姿の基本的な方向を定め たものであり 立地適正化計画と併せて 都市施設の集約や居住誘導を図り 持続可能な都 市の形成を目指すものである 本都市計画区域の範囲及び規模は 次の通りである 都市計画区域名市町名範囲面積 都市計画区域市行政区域の一部 1,376ha 1) 都市計画の目標 ⑴ 都市づくりの基本理念都市計画区域は 里山里海に代表される豊かな自然や先人が創り上げてきた文化と伝統 歴史的な街並みなどを活かしつつ 住民が郷土への愛着と生きがいを持ち 安全 安心で快適に暮らせるまちづくりを目指す また 多様な地域資源を保全 活用し ひと ものの交流が活性化する都市を目指し まちづくりの基本テーマを 住民がつくる あい のまち とし 次の基本理念に基づき地域主体の持続可能なまちづくりを進める 1 郷土への愛着と生きがいを持ち 安全 安心で快適に暮らせる集約型のまちづくり今後の人口減少や少子高齢化が進む社会においても 住民が地域への愛着を持ち 子どもから高齢者まで誰もが生きがいをもって暮らせるように 快適で集約型のまちづくりを進めるとともに 地震 火災 風水害等に対するハード ソフト両面での防災 減災対策の強化とともに 高齢者などの生活を支える公共交通の維持 充実などにより 地域住民が相互に支え合う安全 安心なまちづくりを推進する 2 多様な地域資源の保全 活用による個性と活力あふれるまちづくり世界農業遺産 能登の里山里海 の豊かな自然環境 伝統文化 歴史的街並み及び伝統産業などを保全 育成し 個性と活力にあふれる都市を形成するとともに のと里山空港 能越自動車道などの交通ネットワークを強化し 港マリンタウン等といった拠点の維持 充実により広域的な連携 交流を推進する 3 豊かな自然を活かした連携と交流による地域主体のまちづくり地域住民や事業者 NPO 行政等の多様な主体が連携 協働し 豊かな自然を活かした観光の振興や空き家等の既存ストックを活かした移住 定住の促進のほか コミュニティの持続 再生及び地域のつながりの形成により いつまでも安心して暮らせる地域主体のまちづくりを推進する - -1 -

⑵ 地域毎の市街地像河井町一帯に配置する都市拠点を中心とした集約型の市街地の形成を図るとともに 都市拠点と珠洲方面 志賀方面 のと里山空港 穴水 金沢方面を連携する都市連携軸を位置づけ 広域連携によるまちづくりを推進する 本都市計画区域におけるおおむね 20 年後の地域毎の市街地像は次に示す通りである 1 市街地ゾーン古くから開けたの中心に位置する既成市街地は らしさを代表する生活や生業の場を現代的に継承していく居住ゾーンとする 既成市街地の中心部は 都市拠点として居住や日常生活に必要な都市機能を誘導するとともに 各種のまちづくり制度やまちづくり条例の活用 まちづくりに対する意識啓発などにより 中心市街地の再生を行うとともに らしい魅力ある街並みの創出を行い 快適なまちづくり 周遊したくなるまちづくりを進める 広域交流拠点となるマリンタウンについては 海や港を親しむことのできる空間や市街地の回遊を促進する拠点 新たな憩いや安らぎの場のほか 防災拠点としての整備により 安全で安心して暮らせる住環境の確保を図る 2 農業ゾーン 市街地の周辺部は 農業ゾーンとして農村集落における快適な居住環境を保持する とともに 優良農地を保全 活用することにより 良好な景観を形成する 3 自然保全ゾーン市街地に近接する森林は 市街地の眺望や住民の憩いの場として保全 活用し 市街地の領域を形成していく自然保全ゾーンとする 袖ヶ浜海岸や鴨ヶ浦を含む崎一帯は を代表する自然の水辺空間であり 今後とも保全 活用を図る - -2 -

2) 区域区分の決定の有無本都市計画区域には 市街化区域と市街化調整区域との区域区分を定めない なお 区域区分を定めないこととした根拠は 以下の通りである 本都市計画区域は 既成市街地が形成されているなど都市の成熟性が高いが 過去 10 年間において人口 世帯数が減少するなど 都市の成長性は低い また 本都市計画区域では これまでも市街地内での積極的な基盤整備の実施により 開発圧力を適正に市街地に誘導してきており 今後は立地適正化計画などの活用により集約型のまちづくりを目指すことから 無秩序な開発が進行する可能性は低い なお 世帯分離等による宅地需要についても これまで通り市街地内への誘導が可能である - -3 -

3) 主要な都市計画の決定の方針 ⑴ 土地利用に関する主要な都市計画の決定の方針本都市計画区域では これまで用途地域を指定しており 今後も用途地域の指定を継続しつつ 立地適正化計画にて用途地域を中心としたエリアを中心拠点として位置付け 都市施設を集約するとともに 居住誘導を図り 現行の都市サービス水準を維持した良好な市街地環境の形成を目指す 1 主要用途の配置の方針 ( 商業 業務地 ) ア ) 中心商業地既成市街地の河井町一帯を中心に広く中心商業業務地を配置し 漁業 漆器業 商業業務 観光関連業等の産業活動と住宅が共存する職住近接の環境を活かして 交流環境の維持 充実や中心市街地の街並みの保全 再生を図る イ ) 一般商業地一般商業地は 既成市街地に隣接する宅田地区の ( 都 ) 本町宅田線沿道に配置し 沿道サービス型施設を適正に誘導することにより 快適で魅力ある生活環境の創出を図る ( 工業地 ) 既成市街地内で工業施設が点在する地域は 環境悪化の恐れが低い地場産業などの工場等と住宅との共存により 地域活力を維持するとともに にあった産業の促進を図る ( 住宅地 ) ア ) 既成の住宅地既成市街地については 伝統的な住商共存の居住様式を活かした適切な密度の住宅地とし 地区に密着した産業や歴史 文化の環境を活かしつつ 空き家 空き地等の低未利用地の活用 道路 公園等の都市基盤の整備及び適切な維持管理 更新による居住環境の改善を図り 集約型のまちづくりを進めることにより移住 定住の促進を図る イ ) 新たに開発すべき住宅地マリンタウン住宅用地は 市マリンタウン街並み景観形成基準を尊重し ゆとりある区画形状と良好な居住空間を有する美しい街並みづくりを推進する 2 土地利用の方針ア ) 主要用途の配置の方針既成市街地内でみられる塗の職と住が共存した地区では 古くからの特徴的な景観を構成しており 特別用途地区を指定するなど 今後とも職住が近接した地区として保全と伝統産業の育成を図る - -4 -

イ ) 居住環境の改善又は維持に関する方針既成市街地内の住宅地においては 建物の耐震化や不燃化を推進するとともに 空き家の利活用による生活環境の改善を図り また一団のエリア毎に 景観条例やまちづくり協定書等によりきめ細かなルールを定め アドプト制度などを積極的に活用することにより 住民が主体となった魅力あるまちづくりを進める 農村集落では地域内において生活に必要な都市機能の確保 維持のほか 公共交通により市街地とのアクセスを確保し 集落の維持 活性化を図る ウ ) 都市内の緑地又は都市の風致の維持に関する方針崎一帯や史跡と一体となった緑地 社寺境内の樹林地は 風土を継承する緑地として保全を図る また アドプト制度の活用により 道路沿線や公園 河川などの身近な緑地等においても環境美化を図る エ ) 優良な農地との健全な調和に関する方針既成市街地から南部 東部に細長く伸びる平坦部の水田や畑地は 農業生産の基盤となる優良農地であり 周辺の樹林地等と一体となって本都市計画区域の田園景観を形成しているため 適正な住宅立地や産業立地のコントロールにより無秩序な市街化を抑制するとともに 田園景観の保全 活用を図る オ ) 災害防止の観点から必要な市街化の抑制に関する方針地震 津波 風水害及び土砂災害等の自然災害並びに大規模火災及び原子力災害等のさらなる災害リスクの低減に向け 各種ハザードマップを活用しながら 災害リスクの低い地域への居住の誘導を進めるなど ハード ソフトが一体となった防災 減災対策の強化を図る カ ) 自然環境形成の観点から必要な保全に関する方針 市街地周辺の丘陵地や樹林地は 自然と共生するエリアとして 自然環境の保全 に努める キ ) 秩序ある都市的土地利用の実現に関する方針 農村集落や田園地域など地域の特徴を考慮して 建築物の適正規模への誘導を図 る - -5 -

⑵ 都市施設の整備に関する主要な都市計画の決定の方針 1 交通施設 a 基本方針交通体系の整備の方針本都市計画区域では のと里山空港や能越自動車道の整備効果を最大限に活かし 交流促進に向けた基盤づくりを進め 一般国道 249 号 道路等によって構成される ダブルラダー輝きの美知 ( みち ) 構想の実現により 広域交通のネットワーク化を図る また バイパス等により市街地の環状道路を形成し 市街地と周辺地域との連携の強化 バスなどの公共交通の維持 充実を図るとともに中心市街地においては無電柱化などにより歩行者 自転車に配慮した交通ネットワークを整備する さらに 旧駅を利用した道の駅 ふらっと訪夢 については 今後とも交通ターミナルとしての機能充実と交流拠点としての活用を図る b 主要な施設の配置の方針 ( 道路 ) 能越自動車道 (( 都 ) 能越自動車道線 ) 一般国道 249 号 (( 都 ) 稲屋稲舟線 ) を県内の都市を連絡する広域幹線道路として配置し 整備促進を図る また 市街地周辺に配置される一般国道 249 号 (( 都 ) 釜屋谷塚田線 ) や主要地方道浦上線 (( 都 ) 小伊勢袖ヶ浜線 ) ( 都 ) 本町宅田線等の幹線道路については 円滑な市街地交通を支える道路網として配置する 特に 主要地方道七尾線 (( 都 ) 河井町横地線 ) については 地域固有の文化 観光資源を活かした街路整備と沿道の街並み整備を一体的に進めることで歩行者の回遊性を高め 沿道商店街の新たなにぎわい創出を図る - -6 -

c 主要な施設の整備目標 本都市計画区域において 優先的におおむね 10 年以内に整備 ( 着手を含む ) す ることを予定する主要な施設は次の通りである 名 称 整備内容等 1 3 1 能越自動車道線 ( 能越自動車道 ) 一部 3 4 4 稲屋稲舟線 ( バイパス ) ( 一般国道 249 号 ) 一部 3 4 6 河井町横地線 ( 主要地方道七尾線 ) 一部 2 下水道及び河川 a 基本方針ア ) 下水道及び河川の整備の方針 ( 下水道 ) 生活排水等による河川や海洋の水質汚濁を防止するため 公共下水道事業による整備や合併処理浄化槽の普及促進を図るとともに 施設の耐震化やストックマネジメント計画の策定による効率的かつ適正な維持管理 更新を実施し 生活環境のより一層の向上と 河川等の水質保全に努める ( 河川 ) 河川の整備 保全の方針は 水害から地域の人々の生命及び財産を守るため 安全 安心な川づくりを推進するとともに 水と緑あふれる憩いの空間及び水辺空間の環境を保全 創出し にぎわい 交流の場づくりを促進する イ ) 整備水準の目標 ( 下水道 ) 公共下水道の整備は おおむね 10 年以内に普及率 100% を目標とし 汚水処理施設の 10 年概成に向け 合併処理浄化槽の普及促進に努める b 主要な施設の配置の方針 ( 下水道 ) 公共下水道による整備区域は市街地及び周辺の集落地に配置し 現在整備を進めている処理区 (387ha) の整備の促進を図る - -7 -

c 主要な施設の整備目標本都市計画区域において 優先的におおむね 10 年以内に整備 ( 着手を含む ) することを予定する施設は次の通りである 種別名称下水道処理区 ( 単独公共下水道 ) 3 その他の都市施設基本方針 ( 廃棄物処理施設 ) 一般廃棄物処理施設については 安定的かつ効果的な処理施設や処理体系を検討し 廃棄物の排出抑制 分別収集及び再資源の有効利用を図り 環境にやさしい循環型社会づくりを目指す ( その他の都市施設 ) 供給処理 医療 教育等の都市施設については 市街地や地域の拠点といった公共交通の利便性が高い場所に誘導するなど周辺環境に配慮しつつ 広域的見地から適正な施設規模の検討と配置を行うものとする - -8 -

⑶ 市街地開発事業に関する主要な都市計画の決定等の方針主要な市街地開発事業の決定の方針奥能登地域の交通拠点にふさわしい 魅力ある快適な都市空間を形成するため 計画的な市街地の整備と中心拠点の整備を推進する 特に中心市街地では 地区特性を考慮しつつ 民間の資金 技術 経験などを活かし 低未利用地への都市機能の誘導や商業 業務機能の充実 建物の耐震化や不燃化による防災機能の向上 街路 公園等の公共施設の整備や公共施設の再編などにより 交流人口の拡大及び移住 定住環境の向上を図るとともに 地域資源を活かした魅力ある集約型のまちづくりを進める 再生が必要な既成市街地においては 地域の特性を活かしたらしいまちなか居住を推進するとともに 安全 安心で活力ある集約型の市街地の再生 再構築を推進し 快適で良好な居住環境の形成を図る - -9 -

⑷ 自然的環境の整備又は保全に関する都市計画の決定の方針 a 基本方針自然的環境の特徴と現状 整備又は保全の必要性市街地を囲む山林は の市街地の領域構造を明確にし まちの生活や空間に安定感を与えている貴重な自然環境となっている 市街地の周辺では これら山林や田園風景の保全を図るとともに 散策路の整備など市民が自然とふれあえる場として活用する 市街地では 街路樹による特徴ある緑豊かな街路空間の形成や公共施設の緑化を進めるとともに 寺社地内の緑や住宅地の緑化など 宅地内の緑を積極的に保全 創出する また 里山里海を守り 次世代に継承していくため 貴重な自然資源である森林 海岸 河川 農地等について 環境に配慮した河川整備 優良農地の保全等により 良好な自然環境の保全を図る b 主要な緑地の配置の方針ア ) 環境保全系統市街地周辺の丘陵地や段丘の樹林地は 自然と共生するエリアとして二次林の維持管理 自然林の保護などにより保全を図る また 市街地周辺に広がる田園は 都市的土地利用との混在を防ぎ 計画的な土地利用を行うとともに 農用地については良好な状態の維持を図る 貴重な生物が生息 生育する河川については 都市にうるおいを与える親水空間として活用するとともに 水辺環境の維持 整備に努める このほか 崎一帯や鳳来山公園 史跡と一体となった緑地 社寺境内の樹林地は 風土を継承する緑地として保全を図る イ ) レクリエーション系統市街地では 将来の都市発展に応じて身近に利用できる街区公園や地区公園等を適正に配置する また 多様なレクリエーション拠点の充実を図るため マリンタウンや一本松総合運動公園の整備を推進する このほか 河川沿いや市街地では 歴史や文化を活かして歩道や散策路 ポケットパーク等の整備を図る ウ ) 防災系統市街地周辺の丘陵地や段丘の斜面の樹林地は 自然災害の防止を図る緑地として その周辺も含めて樹林地の保全や緑化を図る また 幹線道路沿道や河川沿いでは 避難路の確保のため歩道や街路樹の整備 沿線宅地の緑化に努める 既成市街地では 市街地周辺部に避難地 災害復旧 救援の拠点となる公園 緑地の配置を図る - -10 -

エ ) 景観構成系統本市全域を対象として景観計画が策定されており それを踏まえた景観形成を推進する 段丘や丘陵の樹林地は 里山の自然景観として保全を図り 崎一帯の袖ヶ浜海岸では 里海の環境美化を図る また 市街地周辺では 田園と集落及びその背景となっている丘陵地の樹林と一体となった景観の形成を図る 中心市街地では 漁業 漆器業 商業業務 観光関連業等の産業活動と住宅が共存するらしい交流環境や街並みの美観向上に資する緑地を配置する また 幹線道路や主要河川は 景観軸として周辺の景観との調和のとれた街路樹や河川環境の保全 整備に努める - -11 -