第三期 小平市国民健康保険 特定健康診査等実施計画 平成 30 年 3 月 小平市

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大阪府医師国民健康保険組合 特定健康診査等実施第 2 期計画 ( 平成 25 年 7 月 1 日 ) 1. 計画策定の背景昭和 36 年の国民皆保険の成立により わが国の平均寿命は飛躍的に伸び 今や世界一の長寿国となった しかし 世界に冠たるこの国民皆保険制度は 平均寿命の伸びによる高齢化の急激な進

特定健康診査等実施計画 平成 20 年 3 月 水俣市国民健康保険

はじめに

特定健康診査等実施計画 東京スター銀行健康保険組合 平成 25 年 4 月

調査の概要 本調査は 788 組合を対象に平成 24 年度の特定健診の 問診回答 (22 項目 ) の状況について前年度の比較から調査したものです 対象データの概要 ( 全体 ) 年度 被保険区分 加入者 ( 人 ) 健診対象者数 ( 人 ) 健診受診者数 ( 人 ) 健診受診率 (%) 評価対象者

背景及び趣旨 我が国は国民皆保険のもと世界最長の平均寿命や高い保健医療水準を達成してきた しかし 急速な少子高齢化や国民の意識変化などにより大きな環境変化に直面しており 医療制度を持続可能なものにするために その構造改革が急務となっている このような状況に対応するため 高齢者の医療の確保に関する法律

背景及び趣旨我が国は国民皆保険のもと世界最長の平均寿命や高い保健医療水準を達成してきた しかし 急速な少子高齢化や国民の意識変化などにより大きな環境変化に直面しており 医療制度を持続可能なものにするために その構造改革が急務となっている このような状況に対応するため 高齢者の医療の確保に関する法律に

第三期 特定健康診査等実施計画 伊藤忠連合健康保険組合 平成 30 年 3 月

第 3 期 特定健康診査等実施計画書 平成 30 年 4 月 長野県医師国民健康保険組合

2

-3- Ⅰ 市町村国保の状況 1 特定健康診査受診者の状況 平成 23 年度は 市町村国保 (41 保険者 )98,439 人の特定健康診査データの集計を行った 市町村国保の診者数は男性 女性ともに 歳の割合が多く 次いで 歳 歳の順となっている 男性 女性 総数

Ⅰ 目標達成

山梨県生活習慣病実態調査の状況 1 調査目的平成 20 年 4 月に施行される医療制度改革において生活習慣病対策が一つの大きな柱となっている このため 糖尿病等生活習慣病の有病者 予備群の減少を図るために健康増進計画を見直し メタボリックシンドロームの概念を導入した 糖尿病等生活習慣病の有病者や予備

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特定健康診査等実施計画

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特定健康診査等実施計画 ( 第 3 期 ) ベルシステム 24 健康保険組合 平成 30 年 3 月 1 日 ( 最終更新日 : 平成 30 年 7 月 27 日 )

資料 6 広島市健康福祉局保健部保健医療課 元気じゃ健診 ( 特定健診 ) の受診に関する地域包括支援センターから地域住民への呼びかけについて 1. 趣旨 広島市は 全国平均に比べて 平均寿命は長いが 健康寿命は短くなっている また 広島市国民健康保険の 1 人当たり医療費は 政令市の中で最も高くな

特定健康診査等実施計画 ( 第二期 ) 三重交通健康保険組合 平成 25 年 7 月

平成 27 年 10 月 6 日第 2 回健康増進 予防サービス プラットフォーム資料 協会けんぽ広島支部の取り組み ~ ヘルスケア通信簿について ~ 平成 27 年 10 月全国健康保険協会広島支部 協会けんぽ 支部長向井一誠

(この実施計画は「高齢者の医療の確保に関する法律」第19条の規定に基づき作成し、

肥満者の多くが複数の危険因子を持っている 肥満のみ約 20% いずれか 1 疾患有病約 47% 肥満のみ 糖尿病 いずれか 2 疾患有病約 28% 3 疾患すべて有病約 5% 高脂血症 高血圧症 厚生労働省保健指導における学習教材集 (H14 糖尿病実態調査の再集計 ) より

特定健康診査等実施計画書 ( 第 3 期 ) JXTG グループ健康保険組合 平成 20 年 4 月 1 日制定平成 22 年 4 月 1 日改訂平成 25 年 4 月 1 日改正平成 30 年 4 月 1 日改正 - 1 -

(6/5 19:00修正)資料3 標準的な健診・保健指導プログラム改定のポイント (2) (2)

,995,972 6,992,875 1,158 4,383,372 4,380,511 2,612,600 2,612, ,433,188 3,330, ,880,573 2,779, , ,

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特定健康診査等実施計画

死亡率 我が国における疾病構造 生活習慣病は死亡割合の約 6 割を占めている 我が国の疾病構造は感染症から生活習慣病へと変化 死因別死亡割合 ( 平成 24 年 ) 生活習


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(7)健診データの受領方法

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1 疾患別医療費札幌市国保の総医療費に占める入院医療費では 悪性新生物が 21.2% 循環器疾患が 18.6% となっており 循環器疾患では 虚血性心疾患が 4.5% 脳梗塞が 2.8% を占めています 外来医療費では 糖尿病が 7.8% 高血圧症が 6.6% 脂質異常症が 4.3% となっています

1 保健事業実施計画策定の背景 北海道の後期高齢者医療は 被保険者数が増加し 医療費についても増大している 全国的にも少子高齢化の進展 社会保障費の増大が見込まれる このような現状から 一層 被保険者の健康増進に資する保健事業の実施が重要となっており 国においても 保健事業実施計画 ( データヘルス

特定健康診査等実施計画

特定健康診査等実施計画


日本赤十字社健康保険組合特定健康診査等実施計画 Ⅰ 計画策定にあたって 1 背景及び趣旨我が国は国民皆保険のもと世界最長の平均寿命や高い保健医療水準を達成してきた しかし 急速な少子高齢化や国民の意識変化などにより大きな環境変化に直面しており 医療制度を持続可能なものにするために その構造改革が急務


事象 :2 健診項目の中で特定健診必須項目に未受診の項目が存在する 返戻事由健診結果データ異常備考検査項目エラー返戻コード 03 特定健診で必須となっている健診項目に実施されていない項目が存在します 別表: 特定健診項目存在チェックシート を参考に健診結果を入力してください 事象 :3 生活機能評価

3 対象者への案内の方法 当該年度の特定保健指導対象者全員 ( 基準では非該当だが 医療保険者の判断で特定保健指導対象となる方 も含む ) に対して 参加案内を郵送して 結果説明会を実施するとともに 特定保健指導における初回時面接を行います また 初回時面接未参加者に対しても 再度 特定保健指導の参

保健事業実施計画書

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スライド 1

特定健康診査等実施計画(案)

- 目次 - 第 1 章計画の概要 1 計画の目的 1 2 計画の期間 1 3 計画の位置づけ 1 4 特定健康診査 特定保健指導について 1 第 2 章伊達市の現状 1 人口と国保被保険者数 3 2 国保被保険者数の推移 4 3 医療費の状況 5 第 3 章第 2 期計画の実施状況 1 特定健康診

目次 1. 基本事項... 1 (1) 計画策定の背景... 1 (2) データヘルス計画の位置づけ... 1 (3) 計画期間 北海道建設国民健康保険組合の特性把握... 2 (1) 被保険者の構成... 2 (2) 医療費の状況 これまでの取り組み... 6 (1

目次 1. 趣旨 2. 計画の期間 3. 兵庫県の特徴 (1) 人口 後期高齢者数について (2) 平均寿命について (3) 医療 健診 介護 ( 有病状況 ) について 4. 目標 5. 実施事業 < 参考 > 別添資料 KDB の分析帳票等について

特定健康診査等実施計画

特定健康診査等実施計画 第二期 ( 平成 25 年度 ~ 平成 29 年度 ) 第一版 三菱鉛筆健康保険組合 平成 25 年 5 月

はじめに第1章基本方針第2章岐阜市の現状第3章第4章第二次ぎふ市民健康基本計画の評価今後の取り組み第5章効果的な推進体制第6章参考資料7 第 3 章岐阜市の現状 1 岐阜市の人口統計 (1) 人口の推移 本市の人口は 昭和 60 年以降 減少傾向にあったものの 平成 18 年柳津町との合併により 一

宗像市国保医療課 御中

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Ⅰ 計画策定にあたって 1. はじめに私たちは 国民皆保険制度 フリーアクセス という日本の医療を支える象徴的な仕組みを享受し 世界最長レベルの平均寿命や高い保健医療水準を達成してきた しかし 日本経済が長期停滞する中 少子高齢化の進展や生活スタイルの変化 加えて医療技術の高度化や疾病構造の変化など

結果の概要

背景及び趣旨 我が国は国民皆保険のもと 社会保障制度を構築してきた結果 世界最長の平均寿命や高い保健医療水準を達成してきた しかし 近代において 急速な少子高齢化や国民の大きな生活環境の変化は 飽食や便利さと引き換えに慢性的な運動不足に陥り いわゆる生活習慣病への大きな要因となっている さらには 医

ただ太っているだけではメタボリックシンドロームとは呼びません 脂肪細胞はアディポネクチンなどの善玉因子と TNF-αや IL-6 などという悪玉因子を分泌します 内臓肥満になる と 内臓の脂肪細胞から悪玉因子がたくさんでてきてしまい インスリン抵抗性につながり高血糖をもたらします さらに脂質異常症

特定健康診査等 ( 平成 30 年度 平成 35 年度 ) 背景 現状 基本的な考え方 No.1 No.2 No.3 No.4 No.5 No.6 事業所数が多く その健康課題も多岐にわたるため対策実施に当たっては事業所の協力が欠かせない 被保険者の特定健診受診率は 95% 前後であり 事業主健診は

対象疾患名及び ICD-10 コード等 対象疾患名 ( 診療行為 ) ICD-10 等 1 糖尿病 2 脳血管障害 3 虚血性心疾患 4 動脈閉塞 5 高血圧症 6 高尿酸血症 7 高脂血症 8 肝機能障害 9 高血圧性腎臓障害 10 人工透析 E11~E14 I61 I639 I64 I209 I

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保健事業実施計画書

保健事業実施計画書 ( データヘルス計画 ) 平成 30 年度 ~ 平成 35 年度 長野県医師国民健康保険組合

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特定健康診査等実施計画

背景及び趣旨 我が国は国民皆保険のもと世界最長の平均寿命や高い保健医療水準を達成してきた し かし 急速な少子高齢化や国民の意識変化などにより大きな環境変化に直面しており 医 療制度を持続可能なものにするために その構造改革が急務となっている このような状況に対応するため 高齢者の医療の確保に関する

標準的な健診・保健指導の在り方に関する検討会

第2章

1. 背景及び趣旨我が国は 急速な少子高齢化 経済の低成長への移行 疾病構造の変化など 大きな環境変化に直面している 今まで築いてきた国民皆保険制度を堅持し 医療制度を将来にわたり持続可能なものとしていくためには その構造改革が急務である 国民の実態を見ると 高齢化の急速な進展と生活習慣病の増加によ

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50 生化学検査 420 3J 総ビリルビン 数字 PQ 5 NNN.N mg/dl mg/dl 3J010 総ビリルビン 3J 生化学検査 430 3B GOT(AST)

特定健康診査及び特定保健指導に係る自己負担額の医療費控除の取扱いの一部変更について(厚生労働省健康局長、保険局長:H )

第 1 章計画策定にあたって 1 計画策定の背景と趣旨 ( 注近年 特定健康診査 ) ( 注 ) ( 以下 特定健診 という ) の実施や診療報酬明細書等 ( 以 下 レセプト という ) の電子化の進展等により 保険者 ( 注 ) が健康や医療に関する情 報を活用して被保険者 ( 注 ) の健康課

練馬区国保における糖尿病重症化 予防事業について 平成 29 年 3 月 6 日練馬区区民部国保年金課 1 東京都糖尿病医療連携協議会配布資料


3 成人保健

04-4-様式1-1★変更有

第 2 達成目標 1. 特定健康診査の実施に係る目標国が示す指針においては 平成 24 年度における特定健康診査の実施率目標を 70.0% とされており 平成 20 年度から平成 24 年度まで 実施率目標を達成できるよう段階的に実施率を引き上げていくこととする 2. 特定保健指導の実施に係る目標国

背景及び趣旨 我が国は国民皆保険のもと 世界最長の平均寿命や高い保険医療水準を達成してきた しかし 急速な少子高齢化や国民の意識変化などの大きな環境変化に直面しており 医療制 度を持続可能なものにするため その構造改革が急務となっている このような状況に対応するため 高齢者の医療の確保に関する法律に

第三期特定健康診査等実施計画 横浜ゴム健康保険組合 最終更新日 : 平成 30 年 10 月 16 日

データを正しく 活用していただくために 今回は 平成 23 年度に市町村国保で実施した特定健診結果のみ集計しています 今後 協会けんぽ沖縄支部の結果とあわせて 改めてデータ集を発行する予定です 1. 集計対象者 今回の集計対象者は 平成 23 年度に特定健康診査を受診した者 ( 市町村国保分のみ )

長医発第20号

第2期広川町特定健康診査等実施計画

平成23年度国保連合会

特定健康診査等実施計画 静岡県自動車販売健康保険組合 平成 19 年 12 月

2 第 1 期データヘルス計画 ( 平成 27 年度 ~ 平成 29 年度 ) の要点 ⑴ 加入者の状況被保険者は 男性が約 85% と多く 年齢構成は 40 歳代 50 歳代が多い 被扶養者は 子供を除くと女性が多い ⑵ データに基づく健康課題 1 生活習慣病及び生活習慣病関連疾患が医療費に占める

第 3 節心筋梗塞等の心血管疾患 , % % % %

Transcription:

第三期 小平市国民健康保険 特定健康診査等実施計画 平成 30 年 3 月 小平市

目次 第 1 章計画の策定にあたって... 1 1. 計画策定の背景... 1 2. 特定健康診査 特定保健指導の基本的な考え方... 1 3. メタボリックシンドロームに着目する意義... 2 4. 計画の位置づけ... 2 5. 計画の期間... 3 6. 第三期特定健康診査等実施計画期間における主な変更点... 3 (1) 特定健康診査... 3 (2) 特定保健指導... 3 第 2 章小平市の医療費と被保険者の健康の状況... 4 (1) 医療費の状況... 4 (2) 被保険者の健康の状況... 7 第 3 章第二期特定健康診査 特定保健指導の取り組み状況について... 10 1. 特定健康診査の実施状況... 10 2. 特定健康診査受診率向上のための取り組みとその結果... 19 (1) 周知 啓発... 19 (2) 未受診者への勧奨... 19 (3) 健診の実施... 20 (4) その他の受診対策... 20 3. 特定保健指導の実施状況... 22 4. 特定保健指導実施率向上のための取り組みと結果... 25 (1) 周知 啓発... 25 (2) 未実施者勧奨... 25 (3) 重症化予防に向けた取り組み... 26 (4) 普及啓発セミナー... 26 5. 特定健康診査 特定保健指導の実施課題... 28 第 4 章第三期特定健康診査 特定保健指導の実施目標... 29 1. 特定健康診査 特定保健指導の実施目標... 29 2. 目標達成に向けた対策... 30 (1) 特定健康診査受診率向上対策... 30 (2) 特定保健指導実施率向上対策... 30 第 5 章第三期特定健康診査 特定保健指導の対象者... 31 1. 特定健康診査の対象者数... 31 (1) 特定健康診査の対象者... 31 (2) 対象者数の算定... 31 2. 特定保健指導の対象者数... 32

(1) 特定保健指導の対象者... 32 (2) 対象者数の算定... 32 第 6 章第三期特定健康診査 特定保健指導の実施方法... 33 1. 特定健康診査の実施方法... 33 (1) 実施場所 実施時期... 33 (2) 実施項目... 33 (3) 周知 案内... 34 (4) 受診方法... 34 (5) 健診結果の通知... 34 (6) 人間ドック受診結果の活用... 34 2. 特定保健指導の実施方法... 35 (1) 実施機関 実施回数及び実施時期... 35 (2) 実施内容... 35 (3) 実施方法... 35 4. 年間スケジュール... 36 第 7 章個人情報保護... 37 第 8 章計画の公表 周知... 37 第 9 章計画の評価及び見直し... 38 1. 基本的な考え方... 38 2. 評価... 38 (1) 特定健康診査受診率 特定保健指導実施率... 38 (2) 特定保健指導対象者の減尐率... 38 3. 見直し... 38 第 10 章その他... 39 1. 他の検診との連携... 39 2. 庁内関係課 関係機関との連携... 39

第 1 章計画の策定にあたって 1. 計画策定の背景 わが国は国民皆保険のもと 世界最長の平均寿命や高い保健医療水準を達成してきました しかし 尐子高齢化の進展 ライフスタイルや食生活の変化に伴う生活習慣病による医療費の増大など さまざまな課題に直面しています このような課題に対応するため 平成 20 年度から 高齢者の医療の確保に関する法律に基づいて 糖尿病 高血圧症 脂質異常症等の生活習慣病に関する特定健康診査及びその結果に基づき生活習慣改善の定着を目指す特定保健指導を実施することになりました 小平市では 平成 20(2008) 年度から平成 24(2012) 年度までの 5 か年を計画期間とする第一期小平市特定健康診査等実施計画 平成 25(2013) 年度から平成 29(2017) 年度までの 5 か年を計画期間とする第二期小平市特定健康診査等実施計画を策定し 小平市国民健康保険の被保険者の方を対象に 事業を実施してきました 第三期小平市特定健康診査等実施計画は それらの実績を踏まえ 平成 30(2018) 年度から向こう 6 か年の特定健康診査及び特定保健指導の実施に関する基本的な事項やその成果目標に関する基本的な事項について定めるものです 2. 特定健康診査 特定保健指導の基本的な考え方 糖尿病等の生活習慣病の発症には 内臓脂肪の蓄積 ' 内臓脂肪型肥満 ( が関与しており 肥満に加え 高血糖 高血圧等の状態が重複した場合には 虚血性心疾患 脳血管疾患等の発症リスクが高くなります このため 内臓脂肪症候群 ' メタボリックシンドローム ( の概念を踏まえ適度な運動やバランスのとれた食事の定着などの生活習慣の改善を行うことにより 糖尿病等の発症リスクの低減を図ることが重要となります 特定健康診査は メタボリックシンドロームに着目した健康診査であり 生活習慣病の発症や重症化を予防することを目的として 生活習慣を改善するための特定保健指導を必要とする対象者を的確に抽出するために行うものです 特定健康診査の結果から リスクに基づく優先順位をつけ 動機付け支援 積極的支援 の対象者へと階層化し 特定保健指導の実施につなげていきます 特定保健指導は 特定健康診査の結果 生活習慣病になるおそれの高い人に対する保健指導で その要因となっている生活習慣を改善することによって 生活習慣病の発症や重症化を予防します 1

3. メタボリックシンドロームに着目する意義 平成 17 年 4 月に 日本内科学会等内科系 8 学会が合同でメタボリックシンドロームの疾患概念と診断基準を示しました これは 内臓脂肪型肥満を共通の要因として 高血糖 脂質異常 高血圧を呈する病態であり それぞれが重複した場合は 虚血性心疾患 脳血管疾患等の発症リスクが高く 内臓脂肪を減尐させることでそれらの発症リスクの低減が図られるという考え方を基本としています 内臓脂肪型肥満に起因する糖尿病 脂質異常症 高血圧症は予防可能であり 発症してしまった後でも 血糖 血圧等をコントロールすることにより 心筋梗塞等の心血管疾患 脳梗塞等の脳血管疾患 人工透析を必要とする腎不全などへの進展や重症化を予防することは可能であるという考え方です メタボリックシンドロームの概念の導入により 健診受診者にとって 生活習慣と健診結果 疾病発症との関係が理解しやすく 生活習慣の改善に向けての明確な動機づけができるようになりました 4. 計画の位置づけ 特定健康診査等実施計画は 高齢者の医療の確保に関する法律第 19 条第 1 項及び特定健康診査等基本指針に基づき 小平市国民健康保険が策定する計画です 計画策定にあたっては 21 世紀における国民健康づくり運動 ' 健康日本 21' 第 2 次 ( に示された基本方針を踏まえるとともに 東京都医療費適正化計画 及び 第二期小平市国民健康保険データヘルス計画 こだいら健康増進プラン との整合性を図ります 計画の位置づけ 国東京都小平市 健康日本 21 ( 第 2 次 ) 東京都医療費適正化計画 特定健康診査等実施計画 第三期 データヘルス計画 第二期 こだいら健康増進プラン 2

5. 計画の期間 す 本計画は 平成 30(2018) 年度を初年度とし 平成 35(2023) 年度までの 6 年間を計画期間としま 計画の期間 平成 25 年度 (2013) 平成 26 年度 (2014) 平成 27 年度 (2015) 平成 28 年度 (2016) 平成 29 年度 (2017) 平成 30 年度 (2018) 平成 31 年度 (2019) 平成 32 年度 (2020) 平成 33 年度 (2021) 平成 34 年度 (2022) 平成 35 年度 (2023) 第二期特定健康診査等実施計画 ( 平成 25 年度 ~29 年度 ) 第三期特定健康診査等実施計画 ( 平成 30 年度 ~35 年度 ) 第一期データヘルス計画 ( 平成 27 年度 ~29 年度 ) 第二期データヘルス計画 ( 平成 30 年度 ~35 年度 ) こだいら健康増進プラン ( 平成 29 年度 ~34 年度 ) 6. 第三期特定健康診査等実施計画期間における主な変更点 国は 第三期計画期間において 特定健康診査の健診項目や 特定保健指導の実施方法などについて 制度の運用を見直しました 主な変更点は以下のとおりです (1) 特定健康診査 血清クレアチニン検査を詳細な健診の項目に追加し 腎機能を評価することになりました 質問票に生活習慣の改善に関する歯科口腔保健の質問として 食事をかんで食べる時の状態 に関する質問が追加されました (2) 特定保健指導 実績評価の時期を 現行の 6 カ月後 を 3 カ月後 でも可能とされました 初回面接と実績評価の同一機関要件が不要とされました 初回面接の分割実施が可能とされました 初回面接のグループ支援を 1グループ 8 人以下 を おおむね 8 人以下 80 分以上 を おおむね 80 分以上 とされました 2 年連続して積極的支援に該当した場合 1 年目に比べて 2 年目の状態が改善していれば 2 年目の特定保健指導は動機付け支援相当で実施することも可能とされました 積極的支援対象者への柔軟な運用でのモデル実施が導入されました 情報通信技術を活用した初回面接' 遠隔面接 ( の事前届出制が廃止されました 3

第 2 章小平市の医療費と被保険者の健康の状況 (1) 医療費の状況被保険者一人当たり医療費は 高齢化の進展及び医療の高度化により年々上昇し続けており 平成 25 年度と平成 28 年度を比較すると 2,685 円増加しています 東京都及び全国と比較すると 全国より低くなっていますが 東京都よりは高くなっています 被保険者一人当たり医療費 ( 月額 / 人 ) の推移 医療費 ( 円 ) 30,000 小平市東京都全国 25,000 21,525 22,332 23,621 24,210 20,000 15,000 10,000 5,000 0 平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度平成 28 年度 国保データベース 'KDB( システム 健診 医療 介護データからみる地域の健康課題 より 4

医療費の内訳を疾病別で見ると その他の悪性新生物 < 腫瘍 >が1 位 '5.2%( となっています また 腎不全が 5.0% 高血圧性疾患が 4.4% 糖尿病が 3.9% 脂質異常症が 2.5% となっており これらの生活習慣に起因する可能性のある疾患が全体的な医療費を押し上げていることがわかります 疾病別医療費 患者一人当たりの医療費 生活習慣病関連医療費の構成比について レセプトデータは医科 調剤の電子レセプトを集計 対象診療年月は平成 28 年 3 月 ~ 平成 29 年 2 月診療分 (12 カ月分 ) 疾病別医療費 順位 疾病名 金額 ' 円 ( 医療費 構成比 '%( ' 医療費総計全体に対して占める割合 ( 1 その他の悪性新生物 < 腫瘍 > 622,238,720 5.2% 2 腎不全 602,076,260 5.0% 3 高血圧性疾患 527,983,720 4.4% 4 統合失調症, 統合失調症型障害及び妄想性障害 491,542,040 4.1% 5 糖尿病 469,053,850 3.9% 6 その他の消化器系の疾患 438,995,580 3.7% 7 その他の心疾患 424,761,390 3.5% 8 その他の神経系の疾患 385,800,680 3.2% 9 その他の眼及び付属器の疾患 312,549,830 2.6% 10 脂質異常症 297,539,330 2.5% 患者一人当たりの医療費で見た場合には 白血病が 1 位 ' 約 99 万円 ( となっています また 2 位の腎不全は約 82 万円であり 3 位以降と 2 倍以上の金額の差があります なお くも膜下出血 直腸 S 状結腸移行部及び直腸の悪性新生物 < 腫瘍 > 気管, 気管支及び肺の悪性新生物 < 腫瘍 >や脳内出血といった生活習慣に起因する可能性のある疾患が上位を占めています 患者一人当たりの医療費 順位 疾病名 患者一人当たりの 医療費 ' 円 ( 患者数 ' 人 ( 1 白血病 989,878 102 2 腎不全 824,762 730 3 脳性麻痺及びその他の麻痺性症候群 381,507 294 4 統合失調症, 統合失調症型障害及び妄想性障害 321,900 1,527 5 くも膜下出血 269,719 102 6 妊娠及び胎児発育に関連する障害 260,431 26 7 直腸 S 状結腸移行部及び直腸の悪性新生物 < 腫瘍 > 260,332 365 8 気管, 気管支及び肺の悪性新生物 < 腫瘍 > 254,833 816 9 悪性リンパ腫 248,645 243 10 脳内出血 242,159 320 5

生活習慣病に関する医療費は 医療費全体の 20.5% となっています 生活習慣病の中では 腎不全 高血圧性疾患 糖尿病の順に高い医療費となっています 生活習慣病関連医療費の構成比 糖尿病 3.9% 脂質異常症 2.5% 虚血性心疾患 2.2% その他 79.5% 生活習慣病関連 20.5% 高血圧性疾患 4.4% 腎不全 5.0% 脳梗塞 1.6% 脳内出血 0.6% 動脈硬化 ' 症 ( 0.2% 6

(2) 被保険者の健康の状況 1 特定健診の有所見者の割合特定健診の結果の有所見者の状況を標準化比で東京都と比較すると 男性 女性ともに拡張期血圧が高い傾向となっています 拡張期血圧が高いと 動脈硬化のリスクが高まるため 収縮期血圧とのバランスをみながら 若い時期からの対策が必要となります 総数 総数 男性 受診者 年齢調整 (%) 標準化比 ( 全国 ) 標準化比 ( 県 ) 年齢調整 (%) 標準化比 ( 全国 ) 摂取エネルギーの過剰 BMI'25 以上 ( 腹囲 '85 以上 ( 中性脂肪 '150 以上 ( HDL コレステロール '40 未満 ( 標準化比 ( 県 ) 年齢調整 (%) 標準化比 ( 全国 ) 標準化比 ( 県 ) 年齢調整 (%) 標準化比 ( 全国 ) 全国 3,189,890 30.5% 100( 基準 ) *99.5 50.1% 100( 基準 ) *98.5 28.2% 100( 基準 ) *99.2 8.7% 100( 基準 ) *101.6 東京都 435,423 30.9% *100.5 100( 基準 ) 51.1% *101.5 100( 基準 ) 28.6% *100.8 100( 基準 ) 8.6% *98.5 100( 基準 ) 小平市 5,497 29.2% 95.4 *94.3 51.1% 101.9 99.9 26.2% *93.1 *92.1 8.0% 92.5 93.7 男性 受診者 年齢調整 (%) 標準化比 ( 全国 ) 標準化比 ( 県 ) 年齢調整 (%) 血管を傷つける HbA1c'5.6 以上 ( 収縮期血圧 '130 以上 ( 拡張期血圧 '85 以上 ( 標準化比 ( 全国 ) 標準化比 ( 県 ) 年齢調整 (%) 標準化比 ( 全国 ) 標準化比 ( 県 ) 全国 3,189,890 55.6% 100( 基準 ) *105.7 49.2% 100( 基準 ) *97.5 24.1% 100( 基準 ) *100.9 東京都 435,423 52.9% *94.6 100( 基準 ) 50.5% *102.6 100( 基準 ) 23.9% *99.1 100( 基準 ) 小平市 5,497 49.8% *89.4 *94.0 48.5% 98.2 *95.8 25.4% *105.6 *106.4 標準化比 ( 県 ) 総数 総数 女性 KDB システムより 受診者 年齢調整 (%) BMI'25 以上 ( 腹囲 '85 以上 ( 標準化比 ( 全国 ) 標準化比 ( 県 ) 年齢調整 (%) 健診有所見者状況 について 地方自治体における生活習慣病関連の健康課題把握の ための参考データ ツール集を用いて年齢調整を実施 標準化比 ( 全国 ) 摂取エネルギーの過剰 標準化比 ( 県 ) 中性脂肪 '150 以上 ( HDL コレステロール '40 未満 ( 年齢調整 (%) 標準化比 ( 全国 ) 標準化比 ( 県 ) 年齢調整 (%) 標準化比 ( 全国 ) 全国 4,172,951 20.6% 100( 基準 ) *107.4 17.3% 100( 基準 ) *104.8 16.3% 100( 基準 ) *105.6 1.8% 100( 基準 ) *111.3 東京都 546,962 19.2% *93.1 100( 基準 ) 16.6% *95.5 100( 基準 ) 15.4% *94.7 100( 基準 ) 1.6% *89.9 100( 基準 ) 小平市 7,772 17.3% *83.7 *89.7 15.5% *89.0 *92.9 13.0% *79.9 *84.5 1.7% 93.5 104.7 血管を傷つける 女性 受診者 HbA1c'5.6 以上 ( 収縮期血圧 '130 以上 ( 拡張期血圧 '85 以上 ( 年齢調整 (%) 標準化比 ( 全国 ) 標準化比 ( 県 ) 年齢調整 (%) 標準化比 ( 全国 ) 標準化比 ( 県 ) 年齢調整 (%) 標準化比 ( 全国 ) 標準化比 ( 県 ) 全国 4,172,951 55.2% 100( 基準 ) *107.7 42.7% 100( 基準 ) *101.9 14.4% 100( 基準 ) 100.6 東京都 546,962 51.4% *92.8 100( 基準 ) 42.0% *98.1 100( 基準 ) 14.4% 99.4 100( 基準 ) 小平市 7,772 49.5% *89.8 *96.4 41.5% 97.0 98.6 15.7% *108.7 *108.8 標準化比 ( 県 ) 標準化比とは 年齢調整方法の一種で リスク因子該当者の割合を 各都道府県や全国を基準とした比で表現したものです 基準が県 '= 100( の欄の値は 県全体を 100 とした場合の各市区町村等の該当割合を意味します 例えば 男性の腹囲 85 cmの標準化比がa 市で 120 だったとすると 県全体に比べて腹囲 85cmの割合が 1.20 倍高いと解釈できます 同様に 基準が国 '=100( の欄の値は 全国を 100 とした場合の各市区町村等の該当割合を意味します 数値に 印が付いたものは 有意に高い ' または低い ( こと意味します 7

2 生活習慣の状況特定健診で実施された質問票による生活習慣の調査では 全国と比較して顕著に高く 改善が必要と考えられる生活習慣は 食事に関する項目の内の 週 3 回以上朝食を抜く となっています 問診票記載項目 KDB システムより 男性年齢調整割合 小平市東京都 全国 ( 基準 ) 質問票調査の状況 について 地方自治体における生活習慣病関連の健康課題把握の ための参考データ ツール集を用いて年齢調整を実施 標準化比 vs. 県 (=100) 全国 (=100) 女性年齢調整割合 小平市東京都 全国 ( 基準 ) 県 (=100) 標準化比 vs. 全国 (=100) 服薬 _ 高血圧症 38.3% 39.4% 38.2% 97.2 100.3 27.5% 29.3% 30.3% *93.6 *90.6 服薬 _ 糖尿病 9.2% 10.7% 10.3% *85.4 *89.3 4.3% 5.4% 5.4% *81.3 *81.4 服薬 _ 脂質異常症 19.8% 19.8% 18.8% 99.8 105.1 25.3% 26.8% 27.3% *94.1 *92.6 既往歴 _ 脳卒中 5.1% 5.0% 4.5% 100.9 111.8 2.3% 2.6% 2.3% 91.2 101.2 既往歴 _ 心臓病 9.2% 8.2% 7.7% *112.9 *120.4 5.1% 4.1% 3.9% *124.0 *130.1 既往歴 _ 腎不全 0.7% 0.6% 0.7% 111.6 102.9 0.2% 0.3% 0.4% 79.1 *55.0 既往歴 _ 貧血 7.1% 6.0% 4.8% *118.8 *147.4 18.0% 14.8% 14.2% *122.0 *127.2 喫煙 21.8% 26.4% 24.9% *82.5 *87.4 6.3% 8.9% 6.1% *71.6 103.2 20 歳時体重から10kg 以上増加 40.9% 41.2% 40.4% 99.3 101.2 22.2% 25.3% 25.7% *87.7 *86.3 1 回 30 分以上の運動習慣なし 51.6% 57.0% 56.8% *90.7 *90.9 54.4% 57.8% 60.3% *94.5 *90.6 1 日 1 時間以上運動なし 42.4% 47.7% 46.9% *89.3 *90.6 40.7% 45.0% 46.8% *90.5 *86.9 歩行速度遅い 43.6% 46.4% 49.5% *94.2 *88.2 43.5% 45.4% 51.2% *96.0 *85.2 1 年間で体重増減 3kg 以上 22.5% 21.5% 21.4% 104.7 105.3 17.6% 18.4% 18.0% 95.7 97.8 食べる速度が速い 26.4% 28.1% 29.4% *94.2 *90.0 19.6% 22.0% 23.3% *89.0 *84.4 食べる速度が普通 65.1% 63.8% 62.5% 102.0 *104.1 71.1% 69.5% 68.3% 102.3 *104.3 食べる速度が遅い 8.5% 8.2% 8.1% 103.9 104.7 9.3% 8.4% 8.5% *109.3 *108.2 週 3 回以上就寝前夕食 21.2% 24.2% 21.3% *88.1 99.6 10.3% 12.4% 10.9% *83.1 94.2 週 3 回以上夕食後間食 8.9% 11.0% 11.2% *80.2 *78.8 9.7% 12.3% 12.2% *78.7 *79.5 週 3 回以上朝食を抜く 13.1% 14.5% 10.9% *90.1 *118.7 7.9% 9.5% 6.7% *84.0 *118.4 毎日飲酒 42.2% 45.9% 45.4% *91.7 *92.7 11.9% 14.2% 10.4% *84.2 *114.6 時々飲酒 25.0% 23.7% 23.0% *106.1 *108.9 24.8% 24.8% 21.2% 100.3 *117.1 飲まない 32.7% 30.4% 31.5% *107.8 103.9 63.2% 61.0% 68.4% *103.6 *92.5 1 日飲酒量 '1 合未満 ( 51.9% 43.0% 44.4% *121.0 *117.1 85.8% 78.4% 83.7% *109.2 102.4 1 日飲酒量 '1~2 合 ( 26.1% 34.3% 35.1% *76.0 *74.3 10.6% 16.5% 12.6% *63.9 *83.6 1 日飲酒量 '2~3 合 ( 16.8% 17.5% 15.9% 95.6 105.6 2.9% 4.0% 2.8% *73.3 104.0 1 日飲酒量 '3 合以上 ( 5.1% 5.2% 4.7% 98.7 110.5 0.7% 1.1% 0.8% *66.1 87.7 睡眠不足 22.1% 23.7% 22.8% *93.0 96.8 28.3% 27.5% 26.8% 103.2 *105.5 改善意欲なし 31.0% 32.6% 34.9% *95.1 *88.8 27.6% 27.3% 27.7% 101.2 99.5 改善意欲あり 17.5% 27.0% 26.0% *64.5 *66.9 15.5% 27.7% 28.1% *56.3 *55.5 改善意欲ありかつ始めている 23.6% 12.5% 11.5% *189.9 *206.2 29.7% 14.7% 14.2% *202.3 *209.1 取り組み済み6ヶ月未満 6.8% 7.7% 7.1% *88.4 95.1 7.9% 9.2% 8.8% *85.4 *89.7 取り組み済み6ヶ月以上 21.1% 20.2% 20.4% 104.2 103.2 19.3% 21.1% 21.2% *90.8 *90.6 保健指導利用しない 60.3% 59.9% 60.9% 100.9 99.2 57.1% 57.8% 58.3% 98.9 98.1 8

問診票の結果を標準化比で見た健診受診者の生活習慣 服薬の有無 生活習慣病の薬を飲んでいる人が尐ない 既往歴 心臓病と貧血を患っている人が多い 喫煙 喫煙者は尐ない 運動習慣 運動習慣をもつ人が尐ない 食生活 週 3 日以上朝食を抜く人が多い 飲酒 お酒を飲む習慣のある人が尐ない 睡眠 女性は睡眠不足と感じている人が多い 改善意欲あり保健指導利用しない 改善意欲がありかつ始めている人は多いが 保健指導の利用には結びついていない 9

第 3 章第二期特定健康診査 特定保健指導の取り組み状況について 1. 特定健康診査の実施状況 特定健康診査は 40 歳以上 74 歳以下の国民健康保険加入者に対し実施しています 平成 25 年度から平成 29 年度までの年度別の特定健康診査の目標値及び実績は下記の表のとおりです 特定健康診査の平成 25 年度から平成 29 年度までの目標値 平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度平成 28 年度平成 29 年度 特定健康診査受診率 50% 53% 55% 58% 60% 特定健康診査の受診率等平成 25 年度当初は 47.3% であった特定健康診査受診率は 平成 28 年度には 48.7% に上昇 していますが 現状は目標値を下回っています 特定健康診査受診率は東京都と比較すると 高くなっています また 年齢階層別の受診状況 をみると 男女ともに年齢が上がると受診率が高くなる傾向がみられ 男女を比較すると 女性 の方が受診者数 受診率ともに高い傾向にあります 平成 20 年度平成 21 年度平成 22 年度平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度平成 28 年度 対象者 ' 人 ( A 30,152 28,813 28,780 28,970 29,146 29,292 29,049 28,423 26,907 受診者 ' 人 ( B 12,188 11,400 13,331 13,644 13,997 13,857 13,639 13,765 13,111 受診率 B/A 40.4% 39.6% 46.3% 47.1% 48.0% 47.3% 47.0% 48.4% 48.7% 人数 ' 人 ( 35,000 30,000 25,000 20,000 15,000 10,000 5,000 0 40.4% 39.6% 46.3% 47.1% 48.0% 47.3% 47.0% 48.4% 48.7% 受診率 60.0% 50.0% 40.0% 30.0% 20.0% 10.0% 0.0% 対象者受診者受診率 10

特定健康診査の受診率の比較 '%( 50 49 48 47 46 45 44 43 42 41 40 48.7 48.4 47.3 47.0 44.9 44.7 43.6 44.4 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 小平市 東京都 年齢階層別特定健康診査受診率 ' 平成 28 年度 ( 男女ともに 40~59 歳 までの受診率が低い 第 3 章 第 4 章に掲載する特定健康診査 特定保健指導 メタボリックシンドロームの各種数値は 特定健診 特定保健指導実施結果法定報告数値をもとに作成 11

特定健康診査の結果からメタボリックシンドローム該当者 予備群者 非該当者のどの階層に該当するか判定することを メタボリックシンドローム階層化判定 といいます 判定基準は下記表に示す通りで 生活習慣病発症のリスクが最も高い階層が メタボリックシンドローム該当者 となります メタボリックシンドローム階層化判定基準 リスク 1 血糖高値 2 脂質異常 3 血圧高値 階層化判定 ( ア ) 腹囲が男性 :85cm 以上女性 :90cm 以上 ( イ ) アに該当せず 2つ以上該当該当者 1つ該当予備群者該当なし非該当者 ' リスク ( 1 血糖高値空腹時血糖 110mg/dL 以上又は HbA1c'NGSP 値 ( 6.0% 以上もしくは服薬中 2 脂質異常中性脂肪 150mg/dL 以上又は HDL コレステロール 40mg/dL 未満もしくは服薬中 3 血圧高値収縮期血圧 130mmHg 以上又は拡張期血圧 85mmHg 以上もしくは服薬中 メタボリックシンドローム該当者及び予備群者割合をみると 平成 20 年度以降 メタボリックシ ンドローム該当者は 13~15% 程度で微増し メタボリックシンドローム予備群者割合は 10~11% 程度で微減となっています メタボリックシンドローム該当者 予備群者割合推移 対象者割合 18.0% 16.0% 14.0% 12.0% 10.0% 8.0% 6.0% 4.0% 2.0% 0.0% 14.9% 15.5% 13.5% 12.9% 13.9% 13.7% 14.4% 14.5% 14.6% 11.4% 11.6% 11.1% 11.1% 11.2% 10.8% 11.0% 10.8% 10.8% 該当者 予備群者 12

男女別メタボリックシンドローム該当者割合は 東京都と比較すると 男女とも低くなっていま す また男性の該当者割合は 女性の約 3.6 倍となっています メタボリックシンドローム該当者割合 ' 平成 28 年度 ( 該当者割合男性女性 35.0% 30.0% 26.9% 25.0% 28.6% 20.0% 15.0% 10.0% 5.0% 0.0% 小平市 7.5% 東京都 8.9% 男女別メタボリックシンドローム予備群者割合は 東京都と比較すると男女ともに若干高い傾 向にあります また男性の該当者割合は 女性の約 3.1 倍となっています メタボリックシンドローム予備群者割合 ' 平成 28 年度 ( 予備群者割合男性女性 35.0% 30.0% 25.0% 20.0% 17.9% 17.4% 15.0% 10.0% 5.0% 5.8% 5.4% 0.0% 小平市 東京都全体 13

年齢階層別メタボリックシンドローム該当者割合及び予備群者割合は 男性は年齢が上がる につれ該当者割合が高くなる傾向があります また 女性も年齢が上がると該当者割合は高くな りますが 男性と比較すると低い傾向にあります 年齢階層別メタボリックシンドローム該当者割合及び予備群者割合 ' 平成 28 年度 ( 対象者割合 35.0% 男性 30.0% 29.0% 29.3% 28.6% 25.0% 20.0% 15.0% 18.5% 16.6% 16.2% 15.2% 24.4% 16.4% 22.3% 18.6% 20.0% 18.4% 17.6% 10.0% 5.0% 0.0% 40 歳 ~44 歳 45 歳 ~49 歳 50 歳 ~54 歳 55 歳 ~59 歳 60 歳 ~64 歳 65 歳 ~69 歳 70 歳 ~74 歳 該当者 予備群者 対象者割合 35.0% 女性 30.0% 25.0% 20.0% 15.0% 10.0% 5.0% 0.0% 8.0% 8.6% 8.8% 6.2% 6.8% 5.7% 4.0% 2.7% 1.5% 3.6% 4.5% 5.6% 5.7% 5.9% 40 歳 ~44 歳 45 歳 ~49 歳 50 歳 ~54 歳 55 歳 ~59 歳 60 歳 ~64 歳 65 歳 ~69 歳 70 歳 ~74 歳 該当者 予備群者 14

特定健康診査の結果からどの支援階層に該当するか判定することを 特定保健指導階層化判定 といいます 判定基準は下記表に示す通りで 生活習慣の改善の必要性が高い順に積極的支援 動機付け支援 情報提供となります 積極的支援及び動機付け支援該当者を対象に行われる保健指導を特定保健指導といいます 特定保健指導階層化判定基準 ( ア ) 腹囲が男性 :85cm 以上女性 :90cm 以上 治療中の者は ( ウ ) へ ( イ ) 上記以外で BMI が 25kg/ m2以上 治療中の者は ( ウ ) へ ( ウ ) ア イに該当せずもしくは治療中の者 追加リスク対象者年齢 4 喫煙歴 1 血糖高値 2 脂質異常 3 血圧高値 40~64 歳 65~74 歳 2 つ以上該当 1 つ該当 3 つ該当 2 つ該当 1 つ該当 ' 追加リスク ( 1 血糖高値空腹時血糖 100mg/dL 以上又は HbA1c'NGSP 値 ( 5.6% 以上 2 脂質異常中性脂肪 150mg/dL 以上又は HDL コレステロール 40mg/dL 未満 3 血圧高値収縮期血圧 130mmHg 以上又は拡張期血圧 85mmHg 以上 あり なし あり なし 積極的支援 積極的支援 情報提供 動機付け支援 動機付け支援 特定保健指導階層化該当者の割合をみると積極的支援対象者は 2~3% 程度 動機付け支援 対象者は 8~9% 程度です 特定保健指導階層化該当者割合 対象者割合 12.0% 10.0% 8.0% 9.6% 9.1% 8.7% 8.1% 8.1% 8.2% 7.9% 8.0% 8.5% 6.0% 4.0% 3.6% 2.5% 3.1% 2.9% 2.8% 3.0% 2.8% 2.8% 2.6% 2.0% 0.0% 積極的支援 動機付け支援 15

積極的支援対象者割合は 東京都と比較すると低くなっています 積極的支援対象者割合 ' 平成 28 年度 ( 対象者数割合 5.0% 4.5% 4.0% 3.5% 3.0% 2.5% 2.0% 1.5% 1.0% 0.5% 0.0% 2.6% 小平市 3.2% 東京都 動機付け支援対象者割合は 東京都と比較すると高くなっています 動機付け支援対象者割合 ' 平成 28 年度 ( 対象者数割合 9.0% 8.0% 7.0% 6.0% 5.0% 4.0% 3.0% 2.0% 1.0% 0.0% 8.5% 小平市 7.9% 東京都 16

特定健康診査未受診者の通院状況をみると 71.1% は生活習慣病の治療を行っていないた め健康状態が不明 28.3% が高血圧症 糖尿病 脂質異常症の生活習慣病で投薬治療を行って います またその他に治療を中断されている方が 0.6% います 特定健康診査未受診者の治療状況 生活習慣病患者の一人当たり医療費について レセプトデータは医科 調剤の電子レセプトを集計 対象診療年月は平成 28 年 3 月 ~ 平成 29 年 2 月診療分 (12 カ月分 ) 健診データは平成 28 年 4 月 ~ 平成 29 年 3 月健診分 (12 カ月分 ) を集計. 特定健康診査未受診者の治療状況 状態 治療中 治療中断中 未治療 生活習慣病 ' 高血圧症 糖尿病 脂質異常症 ( で通院し 投薬治療をしている対象者 生活習慣病 ' 高血圧症 糖尿病 脂質異常症 ( で過去に通院し 投薬治療をしていたが 治療を中断してしまっている対象者 生活習慣病 ' 高血圧症 糖尿病 脂質異常症 ( による通院をしていない対象者 治療中 28.3% 未治療 71.1% 治療中断中 0.6% 17

特定健康診査未受診者の高血圧症 糖尿病 脂質異常症の生活習慣病患者の一人当たりの 医療費状況は 特定健康診査受診者と比較すると 1 疾病発症患者 2 疾病発症患者 3 疾病発 症患者の全項目において高額となっています 生活習慣病患者の一人当たり医療費 医療費 ( 円 ) 1,200,000 1,000,000 1,005,741 800,000 600,000 400,000 657,410 323,320 765,121 420,481 546,067 200,000 0 1 疾病発症患者 2 疾病発症患者 3 疾病発症患者 健診未受診者 健診受診者 18

2. 特定健康診査受診率向上のための取り組みとその結果 第二期特定健康診査等実施計画では 特定健康診査の受診率向上のための各種取り組みを 実施してきました 特定健康診査受診率向上対策 事業内容平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度平成 28 年度平成 29 年度 周知 啓発 未受診者勧奨 健診実施 受診券 案内パンフレット発送 市報 HP 医療機関等での周知 当年度特定健康診査未受診者に対する文書勧奨 140 歳の新規特定健康診査対象者 240~60 歳代のうち前年度特定健康診査未受診者に対する文書勧奨 個別健診の実施 '7 月 ~10 月末 ( 集団健診の実施 ' 翌年 1 月 ~3 月 ( 相互乗入特定健康診査の隣接市との相互乗入 人間ドック利用費補助 人間ドックの受診者に補助金を出し 受診結果表を提出していただき 特定健康診査に代替 (1) 周知 啓発 周知 啓発として 下記のとおり 実施しました 周知 啓発 事業内容 受診券 案内パンフレット発送 対象者に 6 月中旬に発送 概要 市報 HP 医療機関等での周知 市報に掲載 ホームページに掲載 市内の医療機関 公共施設にポスターを掲載 (2) 未受診者への勧奨 特定健康診査未受診者に対して 文書による受診勧奨を実施しました 未受診者勧奨 事業内容 当年度特定健康診査未受診者に対する文書勧奨 平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度平成 28 年度平成 29 年度 27,051 人 26,065 人 25,634 人 25,310 人 24,634 人 140 歳の新規特定健康診査対象者 240~60 歳代のうち前年度特定健康診査未受診者に対する文書勧奨 - - - 1 434 人 22,724 人 1 419 人 22,550 人 19

(3) 健診の実施 特定健康診査は 7 月から 10 月の期間で 個別健診を実施しました 平成 28 年度からは 健 康センターで 1 月から 3 月の市の指定した日に集団健診を実施しました 特定健康診査受診状況 年度 個別健診 集団健診 計 平成 25 年度 14,133 人 - 14,133 人 平成 26 年度 13,883 人 - 13,883 人 平成 27 年度 14,002 人 - 14,002 人 平成 28 年度 13,481 人 324 人 13,805 人 平成 29 年度 12,801 人 471 人 13,272 人 平成 29 年度は見込 (4) その他の受診対策特定健康診査の相互乗入の実現に向け 隣接市や医師会とも協議を重ね 第一期計画期間中の平成 21 年度から国分寺市と 平成 24 年度から東村山市との相互乗入を実現しました 第二期では 平成 27 年度から東大和市との相互乗入を実現しました これにより 隣接市にかかりつけ医がある場合でも その医療機関で特定健康診査を受けることで健康管理と医学的管理との相乗効果が期待できるにようになりました また 人間ドック受診者に補助金を出し 受診結果表の提出を受け 特定健康診査の結果に反映しました 特定健康診査相互乗入実施状況 年度 小平市 東村山市 国分寺市 東大和市 計 平成 25 年度 13,484 人 52 人 597 人 - 14,133 人 平成 26 年度 13,156 人 86 人 641 人 - 13,883 人 平成 27 年度 13,207 人 78 人 652 人 65 人 14,002 人 平成 28 年度 12,996 人 56 人 668 人 85 人 13,805 人 平成 29 年度 12,495 人 56 人 626 人 95 人 13,272 人 平成 29 年度は見込 20

特定健康診査の実施機関年度 実施機関 実施機関数 平成 25 年度 小平市医師会及び市内医療機関 123 平成 26 年度 国分寺市医師会 東村山市医師会 120 平成 27 年度 小平市医師会及び市内医療機関 139 平成 28 年度 国分寺市医師会 東村山市医師会 140 平成 29 年度 東大和市医師会 142 21

3. 特定保健指導の実施状況 特定健康診査の結果から特定保健指導を 積極的支援及び動機付け支援の該当者に対し 実施しました 平成 25 年度から平成 29 年度までの年度別の特定保健指導の目標値及び実績値は 下記の表のとおりです 特定保健指導の平成 25 年度から平成 29 年度までの目標値 平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度平成 28 年度平成 29 年度 特定保健指導実施率 20% 30% 40% 50% 60% 特定保健指導実施率は 平成 25 年度当初は 15.8% でしたが 平成 28 年度は 17.4% となって います 年度ごとに変動がありますが 目標値を下回る状況です また 東京都と比較すると 実施率は高くなっています 特定保健指導の実施率等 平成 20 年度 平成 21 年度 平成 22 年度 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 特定保健指導対象者 ' 人 ( A 1,613 1,331 1,570 1,499 1,530 1,553 1,459 1,477 1,475 初回面接利用者 ' 人 ( B 414 340 328 271 273 190 305 238 297 初回面接利用率 B/A 25.7% 25.5% 20.9% 18.1% 17.8% 12.2% 20.9% 16.1% 20.1% 特定保健指導実施者 ' 人 ( C 169 365 311 315 320 246 303 236 256 特定保健指導実施率 C/A 10.5% 27.4% 19.8% 21.0% 20.9% 15.8% 20.8% 16.0% 17.4% 人数 ' 人 ( 1,800 1,600 1,400 1,200 1,000 800 27.4% 19.8% 21.0% 20.9% 15.8% 20.8% 16.0% 17.4% 実施率 30.0% 25.0% 20.0% 15.0% 600 400 200 10.5% 10.0% 5.0% 0 0.0% 指導対象者指導実施者指導実施率 22

特定保健指導実施率 ' 平成 28 年度 ( 特定保健指導実施率 18.0% 17.5% 17.0% 16.5% 16.0% 15.5% 15.0% 14.5% 14.0% 13.5% 17.4% 小平市 14.9% 東京都 23

年齢階層別実施状況は 男性は年齢が上がると実施率も上がる傾向があります 女性は対 象者数が尐ないですが おおむね年齢が上がると実施率も上がる傾向があります 年齢階層別特定保健指導実施率 ' 平成 28 年度 ( 人数 ' 人 ( 300 男性 実施率 40.0% 250 35.0% 30.0% 200 21.9% 25.0% 150 20.0% 100 10.7% 9.2% 9.5% 14.3% 11.2% 17.5% 15.0% 10.0% 50 5.0% 0 40 歳 ~44 歳 45 歳 ~49 歳 50 歳 ~54 歳 55 歳 ~59 歳 60 歳 ~64 歳 65 歳 ~69 歳 70 歳 ~74 歳 0.0% 指導対象者指導実施者指導実施率 人数 ' 人 ( 400 女性 実施率 40.0% 350 30.8% 35.0% 300 30.0% 250 200 150 17.4% 19.6% 17.5% 22.9% 25.0% 20.0% 15.0% 100 8.3% 10.0% 50 0 0.0% 40 歳 ~44 歳 45 歳 ~49 歳 50 歳 ~54 歳 55 歳 ~59 歳 60 歳 ~64 歳 65 歳 ~69 歳 70 歳 ~74 歳 5.0% 0.0% 指導対象者指導利用者指導実施率 24

4. 特定保健指導実施率向上のための取り組みと結果 第二期特定健康診査等実施計画のもと 特定保健指導の実施率向上のための各種取り組み を実施してきました 特定保健指導実施率向上対策 事業内容平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度平成 28 年度平成 29 年度 周知 啓発市報 HP での周知 未実施者勧奨 治療域受診勧奨 特定保健指導電話勧奨 特定保健指導文書勧奨 集団健診受診時の特定保健指導勧奨 手紙支援 電話支援 (1) 周知 啓発 周知 啓発として 下記のとおり 実施しました 周知 啓発 事業内容 概要 市報 HP での周知 市報に掲載 ホームページに掲載 (2) 未実施者勧奨 特定保健指導未実施者に対して 文書 電話による特定保健指導の実施勧奨をしました また 集団健診の実施時に特定保健指導の予約 実施勧奨をしました 未実施者勧奨 特定保健指導電話勧奨 事業内容 概要 特定保健指導利用券送付後の 2 週間後から電話勧奨を実施 本人につながらなかった場合は 1 人につき時間帯をかえて 3 回以上実施 特定保健指導文書勧奨 特定保健指導の電話勧奨を実施しても 初回面談につながらなかった場合に文書による勧奨を実施 利用を促すために 姿勢測定または血管年齢測定付き初回面談を企画し 勧奨を実施 集団健診受診時勧奨 事業内容 集団健診受診時の特定保健指導勧奨 概要 30 年 1 月 2 月に計 4 回実施 集団健診受診時に特定保健指導対象者に対して 初回面談の予約を実施 25

(3) 重症化予防に向けた取り組み 特定保健指導の対象者でない方で 重症度の高い方には受診勧奨対象者として 糖尿病の合併症や循環器系疾患を発症するリスクを伝え 電話による受診勧奨を行いその後 受診が確認できなかった方には受診勧奨文書の送付をしました また 継続的な支援を希望する方や個別性の高い方には 市の個別相談会を紹介し重症化 予防に努めました 治療域受診勧奨 事業内容 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 手紙支援 154 人 196 人 397 人 238 人 202 人 電話支援 589 人 513 人 468 人 432 人 355 人 平成 29 年度は 平成 30 年 2 月時点の数値 (4) 普及啓発セミナー 運動やお弁当の試食 調理実習などを付けた普及啓発セミナーを実施し そのセミナーにあわ せて特定保健指導の初回面談を実施しました 普及啓発セミナー 平成 25 年度 事業名 対象者 内容 健康セミナー 特定保健指導対象者 情報提供対象者 健康づくりの講話 ヘルシーレシピ 簡単エクササイズの紹介 参加人数 事業名 同内容で 3 回実施 特定保健指導対象者 49 人 健康セミナー 情報提供支援対象者 118 人 平成 26 年度 対象者 内容 特定保健指導対象者 情報提供対象者 体組成測定 運動 ' ウォーキンク トレーニンク ( の講話と実技 参加人数 同内容で 4 回実施 特定保健指導対象者 60 人 情報提供支援対象者 9 人 事業名特定保健指導利用率向上事業お弁当付き健康セミナー 平成 27 年度 対象者 内容 特定保健指導対象者 情報提供対象者 特定保健指導の講話 ヘルシーレシピと活動量アップのコツ ヘルシー弁当の試食 参加人数 1 回実施 特定保健指導対象者 51 人 情報提供支援対象者 23 人 平成 28 年度 事業名 1 男性の料理教室 女性の料理教室 2 体も心も元気になる! ぽっこりおなかひきしめストレッチ & 健診結果説明会 26

平成 29 年度 対象者内容参加人数事業名対象者内容参加人数 1 特定保健指導対象者 2 特定保健指導対象者 情報提供支援対象者 1 健診結果 メタホ リックシント ロームの説明 初回面談 調理実習 2 健診結果 メタホ リックシント ロームの説明 初回面談 運動講話と実技 試食 1 男性 2 回 女性 1 回実施 21 人 2 同内容で 2 回実施特定保健指導対象者 10 人情報提供支援対象者 16 人 1 特定保健指導利用勧奨セミナー 姿勢測定付き特定保健指導 2 自分の健診数値や体のゆがみがよくわかる! 姿勢測定 ' または 血管年齢測定 ( 保健指導 1 特定保健指導未利用者 2 特定保健指導対象者 情報提供支援対象者 1 姿勢測定 特定保健指導初回面談 2 健診結果説明 初回面談 姿勢測定 ' または血管年齢測定 ( 1 同内容で 2 回実施 22 人 2 同内容で 4 回実施特定保健指導対象者 40 人 ' 予定 ( 情報提供支援対象者 12 人 ' 予定 ( 27

5. 特定健康診査 特定保健指導の実施課題 課題 1 特定健康診査受診率は東京都と比較して高い状況にありますが 目標値に達しておりません 男女とも若年層の受診率が低いため 受診勧奨や多様な受診機会の確保が必要です 課題 2 特定保健指導実施率は東京都と比較して高い状況にありますが 目標値に達しておりません 男女とも若年層の実施率が低いため 利用勧奨や事業の周知 啓発が必要です 28

第 4 章第三期特定健康診査 特定保健指導の実施目標 1. 特定健康診査 特定保健指導の実施目標 平成 28(2016) 年度の特定健康診査の受診率が 48.7% であることから 国が設定した目標値をもとに 平成 30(2018) 年度の目標受診率を 50% とし 平成 35(2023) 年度に国が設定した 60% を達成するため 下記表に示すとおり受診率を設定します また特定保健指導の実施率は 平成 28(2016) 年度の特定保健指導の実施率が 17.4% であることから 平成 30(2018) 年度の目標実施率を 20% とし 平成 35(2023) 年度に国が設定した 60% を達成するため 特定健康診査と同様に実施率が上がるよう目標値を設定します なお 特定保健指導対象者の減尐率につきましても 平成 35(2023) 年度に国が設定した平成 20(2008) 年度比で減尐率 25% 以上を達成するために事業を推進します 特定健康診査等実施目標 項目 平成 30 年度 (2018) 平成 31 年度 (2019) 平成 32 年度 (2020) 平成 33 年度 (2021) 平成 34 年度 (2022) 平成 35 年度 (2023) 国の目標値 ( 平成 35 年度 ) 特定健康診査受診率 50% 52% 54% 56% 58% 60% 60% 特定保健指導実施率 20% 30% 40% 50% 55% 60% 60% 特定保健指導対象者の減尐率 ' 平成 20 年度比 ( - - - - - 25% 25% 29

2. 目標達成に向けた対策 これまでの特定健康診査等の実施状況や 第 3 章 5. 特定健康診査 特定保健指導の実施 課題 を踏まえて 下記の対策について取り組みます (1) 特定健康診査受診率向上対策 特定健康診査受診率向上対策 取り組み 内容 集団健診人間ドック利用費補助特定健康診査未受診者勧奨イベントでの啓発市報 医療機関等での啓発 7 月 ~10 月の健診期間中に 特定健康診査を受診できなかった方に対して 集団健診を実施する 人間ドックの受診者に補助金を出し 40 歳以上の方に対しては 受診結果表の提出を受け 特定健康診査に代替する 当年度特定健康診査未受診者に 通知を送付し 受診勧奨を行う 140 歳の新規特定健康診査対象者 240~60 歳代のうち前年度特定健康診査未受診者に 通知を送付し 受診勧奨を行う 生活習慣病の予防と対策に関するイベントを実施し 特定健康診査の普及啓発を行う 特定健康診査について 市報やホームページで普及啓発を行うとともに 医療機関等で健診のポスターを掲示する (2) 特定保健指導実施率向上対策 特定保健指導実施率向上対策 取り組み 集団健診受診時における特定保健指導利用勧奨 特定保健指導未実施者勧奨 イベントでの啓発 市報等での啓発 内容 集団健診受診時に特定保健指導対象者となることが把握できた方に対して 集団健診受診時に 特定保健指導の利用勧奨を行う 特定保健指導対象者に対して 通知 電話による利用勧奨を行う 生活習慣病の予防と対策に関するイベントを実施し 特定保健指導の普及啓発を行う 特定保健指導について 市報やホームページで普及啓発を行う 30

第 5 章第三期特定健康診査 特定保健指導の対象者 1. 特定健康診査の対象者数 (1) 特定健康診査の対象者特定健康診査の対象者は 小平市国民健康保険に加入している 40 歳 ~74 歳以下の者とします なお 以下に該当する者は 特定健康診査の実施の対象外とします 1 妊産婦 2 刑事施設 労役場その他これらに準ずる施設に拘禁されている者 3 国内に住所を有しない者 4 船員保険の被保険者のうち相当な期間継続して船舶内にいる者 5 病院又は診療所に6カ月以上継続して入院している者 6 高齢者の医療の確保に関する法律 < 第 55 条第 1 項第 2 号から第 5 号まで> に規定する施設に入所又は入居している者 (2) 対象者数の算定人口推計及び平成 28 年度における小平市国民健康保険の年齢階層別の加入率より 特定健康診査対象者数を推計しました 受診者数については 特定健康診査対象者数に目標受診率を乗じて推計しました 特定健康診査対象者数平成 30 年度 (2018) 平成 31 年度 (2019) 平成 32 年度 (2020) 平成 33 年度 (2021) 平成 34 年度 (2022) 平成 35 年度 (2023) 対象者数 27,000 人 26,799 人 26,615 人 26,563 人 26,526 人 26,505 人 目標実施率 50% 52% 54% 56% 58% 60% 目標実施者数 13,500 人 13,935 人 14,372 人 14,875 人 15,385 人 15,903 人 31

2. 特定保健指導の対象者数 (1) 特定保健指導の対象者特定健康診査の結果を用いて 下記の基準により 積極的支援対象者 動機付け支援対象者 の選定を行い 特定保健指導を実施します 特定保健指導階層化判定基準 ' 再掲 ( ( ア ) 腹囲が男性 :85cm 以上女性 :90cm 以上 治療中の者は ( ウ ) へ ( イ ) 上記以外で BMI が 25kg/ m2以上 治療中の者は ( ウ ) へ ( ウ ) ア イに該当せずもしくは治療中の者 (2) 対象者数の算定 追加リスク対象者年齢 4 喫煙歴 1 血糖高値 2 脂質異常 3 血圧高値 40~64 歳 65~74 歳 2 つ以上該当 1 つ該当 3 つ該当 2 つ該当 1 つ該当 ' 追加リスク ( 1 血糖高値空腹時血糖 100mg/dL 以上又は HbA1c'NGSP 値 ( 5.6% 以上 2 脂質異常中性脂肪 150mg/dL 以上又は HDL コレステロール 40mg/dL 未満 3 血圧高値収縮期血圧 130mmHg 以上又は拡張期血圧 85mmHg 以上 特定健康診査実施見込数に小平市の平成 25 年度から平成 28 年度の 4 年分の平均から見込 んだ特定保健指導対象者の発生率を乗じて推計しました 受診者数については 特定保健指導対象者数に目標実施率を乗じて推計しました あり なし あり なし 積極的支援 積極的支援 情報提供 動機付け支援 動機付け支援 特定保健指導対象者数 平成 30 年度 (2018) 平成 31 年度 (2019) 平成 32 年度 (2020) 平成 33 年度 (2021) 平成 34 年度 (2022) 平成 35 年度 (2023) 対象者 1,101 人 1,137 人 1,172 人 1,213 人 1,255 人 1,297 人 動機付け支援 実施率 20% 30% 40% 50% 55% 60% 実施者数 220 人 341 人 469 人 607 人 690 人 778 人 対象者 380 人 392 人 405 人 419 人 433 人 448 人 積極的支援 実施率 20% 30% 40% 50% 55% 60% 実施者数 76 人 118 人 162 人 209 人 238 人 269 人 対象者 1,481 人 1,529 人 1,577 人 1,632 人 1,688 人 1,745 人 計 実施率 20% 30% 40% 50% 55% 60% 実施者数 296 人 459 人 631 人 816 人 928 人 1,047 人 32

第 6 章第三期特定健康診査 特定保健指導の実施方法 1. 特定健康診査の実施方法 (1) 実施場所 実施時期 特定健康診査の実施場所 実施時期 区分実施場所実施時期 個別健診契約を結んだ医療機関 7 月 ~10 月末 集団健診健康センター翌年 1 月 ~3 月 (2) 実施項目 特定健康診査の実施項目 区分 項目内容 基本的な健診項目 問診理学的検査身体計測血圧測定肝機能検査血液化学検査血糖検査 ' 2( 服薬歴及び喫煙習慣の状況等に係る調査身体診察身長 体重 BMI 腹囲収縮期血圧 拡張期血圧 AST'GOT( ALT'GPT( γ -GT'γ -GTP( 中性脂肪 HDLコレステロール LDLコレステロール ' 1( 空腹時血糖 HbA1c 詳細な健診項目 尿検査貧血検査心電図検査眼底検査 尿糖 尿蛋白尿潜血赤血球数 血色素量 ヘマトクリット値白血球数 血小板数医師の判断で実施 小平市独自の上乗せ項目 受診者全員に実施 小平市独自の上乗せ項目 腎機能検査血清クレアチニン受診者全員に実施 その他の痛風検査尿酸小平市独自の上乗せ項目健診項目 1 中性脂肪が 400mg/dl 以上または食後採血の場合 LDL コレステロールに代えて Non-HDL コレステロールの測定でも可とされている 2 血糖検査では やむを得ない場合は 食直後を除き HbA1c を測定しない場合 随時血糖の測定でも可とされている 33

(3) 周知 案内 1 特定健康診査受診対象者に 特定健康診査 ' 個別健診 ( の受診券 案内等を送付します 2 特定健康診査 ' 個別健診 ( の案内について 市報及びホームページへの掲載 市内施設へのポスターの掲示を実施します 3 特定健康診査 ' 個別健診 ( 未受診者に対しては 通知による受診勧奨を行います 4 7 月から 10 月の実施期間内に 特定健康診査 ' 個別健診 ( を受診できなかった方に対しては 特定健康診査 ' 集団健診 ( の案内を行います (4) 受診方法 1 特定健康診査受診対象者は 7 月から 10 月の実施期間内に国民健康保険者証と特定健康診査受診券を持参の上 市と契約を結んだ健診実施医療機関で受診します ' 自己負担額なし ( 2 7 月から 10 月の実施期間内に特定健康診査 ' 個別健診 ( を受診できなかった方で 特定健康診査 ' 集団健診 ( の申し込みをした方は 国民健康保険者証と集団健診受診券を持参の上 1 月から 3 月の市が指定した日に 健康センターで受診します ' 自己負担額なし ( 3 健診実施医療機関は国民健康保険の資格を確認の上 特定健康診査 ' 個別健診 集団健診 ( を実施します (5) 健診結果の通知 1 特定健康診査 ' 個別健診 ( 受診者には 健診実施医療機関の医師から健診結果の説明を行うとともに 結果通知を提示します 2 特定健康診査 ' 集団健診 ( を健康センターで受診した人には 個別に結果通知を送付します (6) 人間ドック受診結果の活用 国民健康保険被保険者で 人間ドックの受診者は その健診結果データを市に提出すること で 特定健康診査を実施したとみなされます 34

2. 特定保健指導の実施方法 (1) 実施機関 実施回数及び実施時期 特定保健指導の実施機関 実施時期 実施機関区分実施回数及び実施時期 特定保健指導委託事業者 動機付け支援 積極的支援 原則 1 回の面接と 6 カ月後 '3 カ月後 ( の評価を実施 初回面接 3 カ月以上の継続支援と 6 カ月後 '3 カ月後 ( の評価を実施 (2) 実施内容特定健康診査の結果から 階層化により生活習慣病の発症リスクが高く 生活習慣の改善により予防効果が期待できる方を対象として 健康に関するセルフケア ' 自己管理 ( ができるよう専門職がサポートします サポートの方法としては 個別面談や集団面談で目標を設定し その後 6 カ月 '3 カ月 ( の間に電話や手紙での情報提供や励ましの継続支援を実施し 最後に評価を行います (3) 実施方法 特定保健指導実施対象者に 特定保健指導利用券 案内等を送付します 35

4. 年間スケジュール 36

第 7 章個人情報保護 特定健康診査及び特定保健指導に関わる個人情報については 個人情報の保護に関する法律 小平市個人情報保護条例 に基づいて取り扱います また 特定健康診査及び特定保健指導に関わる業務を外部に委託する際は 個人情報の厳正な管理や 目的外利用の禁止等を契約書に定めるとともに 委託先の契約遵守状況を管理します 特定健康診査及び特定保健指導の結果に関するデータは 原則 5 年間保存します 特定健康診査及び特定保健指導の結果は 国の実施基準に基づき電磁的記録により東京都国民健康保険団体連合会に提出し その管理及び保管を東京都国民健康保険団体連合会に委託します 第 8 章計画の公表 周知 特定健康診査等実施計画に関しては 高齢者の医療の確保に関する法律の第 19 条第 3 項において 保険者は 特定健康診査等実施計画を定め 又はこれを変更したときは 遅滞なく これを公表しなければならない と定められています そのため 計画は 市ホームページに掲載し 公表を図るとともに 計画の趣旨や特定健康診査や特定保健指導等の事業について 市報等により周知を図ります 37

第 9 章計画の評価及び見直し 1. 基本的な考え方 特定健康診査及び特定保健指導は できる限り多くの対象者に効果的 効率的に実施することによって メタボリックシンドロームによるリスクを有する者を減らしていくことが重要です そのため 特定健康診査及び特定保健指導の事業内容の充実 改善に向けた継続的な取り組みが不可欠です 本計画に定めた事業の実施状況について 目標値の達成状況を定期的に評価していきます 2. 評価 (1) 特定健康診査受診率 特定保健指導実施率第 4 章において設定した毎年度の目標値において 前年度の結果としての受診率等を翌年度に確認し 達成度を把握します (2) 特定保健指導対象者の減尐率 特定保健指導及びその他の保健事業の効果を検証するための指標として 特定保健指導対 象者の減尐率を用いて把握します 3. 見直し 上記の評価結果について 毎年度 小平市国民健康保険運営協議会に報告し 状況に応じ本 計画を見直します 38

第 10 章その他 1. 他の検診との連携 特定健康診査の実施にあたっては 受診者の負担軽減及び利便性の向上のため 健康増進法に基づき行うがん検診等とも可能な限り連携し 実施するものとします 2. 庁内関係課 関係機関との連携 効果的な施策を進めるために 庁内関係課 小平市医師会等の協力が必要であるため 連携 しながら 事業を推進します 39

第三期小平市国民健康保険特定健康診査等実施計画 ' 平成 30 年度 ~ 平成 35 年度 ( 平成 30 年 3 月発行 編集 発行 小平市健康福祉部保険年金課 住所 187-8701 東京都小平市小川町二丁目 1333 番地 電話 042-346-9529