2018年人事・労務に関するトップ・マネジメント調査結果

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2017年人事・労務に関するトップ・マネジメント調査結果

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職場環境 回答者数 654 人員構成タイプ % タイプ % タイプ % タイプ % タイプ % % 質問 1_ 採用 回答 /654 中途採用 % 新卒採用 % タ

「2012年人事・労務に関するトップ・マネジメント調査結果」の概要

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4 子育てしやすいようにするための制度の導入 仕事内容への配慮子育て中の社員のため以下のような配慮がありますか? 短時間勤務ができる フレックスタイムによる勤務ができる 勤務時間等 始業 終業時刻の繰上げ 繰下げによる勤務ができる 残業などの所定外労働を制限することができる 育児サービスを受けるため

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スライド 1

- 調査結果の概要 - 1. 改正高年齢者雇用安定法への対応について a. 定年を迎えた人材の雇用確保措置として 再雇用制度 導入企業は9 割超 定年を迎えた人材の雇用確保措置としては 再雇用制度 と回答した企業が90.3% となっています それに対し 勤務延長制度 と回答した企業は2.0% となっ

Microsoft Word - H29 結果概要

従業員に占める女性の割合 7 割弱の企業が 40% 未満 と回答 一方 60% 以上 と回答した企業も 1 割以上 ある 66.8% 19.1% 14.1% 40% 未満 40~60% 未満 60% 以上 女性管理職比率 7 割の企業が 5% 未満 と回答 一方 30% 以上 と回答した企業も 1

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ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)  レベル診断チェックシート

平成 29 年度下期新潟市景況調査 ( 本報告 ) Ⅳ テーマ別調査結果 93


規定例 ( 育児 介護休業制度 ) 株式会社 と 労働組合は 育児 介護休業制度に関し 次 のとおり協定する ( 対象者 ) 育児休業の対象者は 生後満 歳に達しない子を養育するすべての従業員とする 2 介護休業の対象者は 介護を必要とする家族を持つすべての従業員とする 介護の対象となる家族の範囲は

結果概要 Ⅰ 人手不足への対応について 1. 人員の過不足状況について 社 % 不足している 1, 過不足はない 1, 過剰である 合計 2, 全体では 半数以上の企業が 不足している と回答 n =2,

自動的に反映させないのは133 社 ( 支払原資を社内で準備している189 社の70.4%) で そのうち算定基礎は賃金改定とは連動しないのが123 社 (133 社の92.5%) となっている 製造業では 改定結果を算定基礎に自動的に反映させるのは26 社 ( 支払原資を社内で準備している103

2 継続雇用 の状況 (1) 定年制 の採用状況 定年制を採用している と回答している企業は 95.9% である 主要事業内容別では 飲食店 宿泊業 (75.8%) で 正社員数別では 29 人以下 (86.0%) 高年齢者比率別では 71% 以上 ( 85.6%) で定年制の採用率がやや低い また

2016 年度の主な活動実績 2WAY マネジメント 2WAY コミュニケーションをより充実させ 効果的な面談を実施するための運用について 2016 年度も継続して 労使間で協議を重ねま した また One NEC Survey( 従業員意識調査 ) の結果もふまえ 各職場でのマネジメント向上施策を

7 8 O KAYAKU spirit I O K T C % E C O M T O K T T M T I O O T C C C O I T O O M O O

図 1-a 貴社は 働き方改革に向けた取り組みを なっていますか? ( 企業規模別 ) 0% 20% 40% 60% 80% 100% 1 50 名 4 46% 6% 名 55% 36% 9% 名 63% 301 名以上 82% 9% 図 2 働き方改革に取り組んでいな

第41回雇用WG 資料

制度名 No. 1 ( 働 1) フレックスタイム制度 対象者: 営業職の正社員 労働時間の清算期間: 毎月 1 日から末日までの1か月 1 日の所定労働時間は 8 時間 清算期間内の総労働時間: 1 日あたり8 時間として 清算期間中の労働日数を乗じて得られた時間数 ただし 清算期間内を平均し1

報酬改定(処遇改善加算・処遇改善特別加算)

1 教育研修費用総額と従業員 1 人当たりの教育研修費用 (1)1 社当たりの教育研修費用総額 1 社当たりの教育研修費用総額は 2014 年度は予算額 5,458 万円 ( 前回調査 5,410 万円 ) 同実績額 4,533 万円 ( 同 4,566 万円 ) であり 2015 年度は予算額 5

2019 年 3 月 経営 Q&A 回答者 Be Ambitious 社会保険労務士法人代表社員飯野正明 働き方改革のポイントと助成金の活用 ~ 働き方改革における助成金の活用 ~ Question 相談者: 製造業 A 社代表取締役 I 氏 当社における人事上の課題は 人手不足 です 最近は 予定

H30年度 シンポジウム宮城・基調講演(藤波先生)

滋賀県内企業動向調査 2018 年 月期特別項目結果 2019 年 1 月 滋賀銀行のシンクタンクである しがぎん経済文化センター ( 大津市 取締役社長中川浩 ) は 滋賀県内企業動向調査 (2018 年 月期 ) のなかで 特別項目 : 働き方改革 ~ 年次有給休暇の取得

大牟田市と自治労大牟田市職員組合との交渉結果報告

均衡待遇・正社員化推進奨励金 支給申請の手引き

処遇体系処遇体系の再構築再構築 は世代分断世代分断の賃金削減施策 処遇体系の再構築 施策は これまでに 雇用選択 を受けた 既選択世代 と 50 歳以下の 未選択世代 を意図的に分断し それぞれに厳しい賃下げを押し付け る不合理なものです 既選択世代に是正措置是正措置なし まず 重大なことは これま

今回の改正によってこの規定が廃止され 労使協定の基準を設けることで対象者を選別することができなくなり 希望者全員を再雇用しなければならなくなりました ただし 今回の改正には 一定の期間の経過措置が設けられております つまり 平成 25 年 4 月 1 日以降であっても直ちに希望者全員を 歳まで再雇用

3. 無期労働契約への転換後の労働条件無期労働契約に転換した後の職務 勤務地 賃金 労働時間等の労働条件は 労働協約 就業規則または個々の労働契約等に別段の定めがない限り 直前の有期労働契約と同一になるとされており 無期転換に当たって職務の内容などが変更されないにもかかわらず 無期転換後の労働条件を

参考 男女の能力発揮とライフプランに対する意識に関する調査 について 1. 調査の目的これから結婚 子育てといったライフ イベントを経験する層及び現在経験している層として 若年 ~ 中年層を対象に それまでの就業状況や就業経験などが能力発揮やライフプランに関する意識に与える影響を把握するとともに 家

妥結状況 ( 単位 : 額 ( 円 ) 率 (%)) 単純 加重 組合数 / 人数 総合計 ( 制度昇給 ベア等込 ) 要求妥結組合数 賃金体系維持が明確な組合の賃金引上げ分 ( ベア等 ) の集計 要求 妥結 額率額率 / 人数額率額率 全体計 930 8, ,

Microsoft PowerPoint - いしかわの「働き方改革」H30.4

あおもり働き方改革推進企業認証制度 Q&A 平成 29 年 12 月 14 日 Vol.1 目次 1 あおもり働き方改革推進企業認証制度全般関係 Q1 県外に本社がある場合はどのように申請できるのか P1 2 あおもり働き方改革宣言企業関係 Q2 次世代法に基づく一般事業主行動計画とはどういうものか

Microsoft Word - 様式第1号 キャリアアップ計画書記入例(全国版)

ただし 日雇従業員 期間契約従業員 ( 法に定める一定の範囲の期間契約従業員を除く ) 労使協定で除外された次のいずれかに該当する従業員についてはこの限りではない (2) 週の所定労働日数が2 日以下の従業員 (3) 申出の日から93 日以内に雇用関係が終了することが明らかな従業員 2 要介護状態に

図表 2 新規事業創造推進の主導 自社の新規事業創造の推進について 最も当てはまるものを 1 つお選びください % 図表 3 (1) 全体 現場主導 25.3 推進していない 19.1 新規事業創造推進の主体 経営主導 55.6 あなたは 自社における新規事業創造は 本来 誰が中心となって担うべきだ

申出が遅れた場合は 会社は育児 介護休業法に基づき 休業開始日の指定ができる 第 2 条 ( 介護休業 ) 1 要介護状態にある対象家族を介護する従業員 ( 日雇従業員を除く ) 及び法定要件を全て満たした有期契約従業員は 申出により 介護を必要とする家族 1 人につき のべ 93 日間までの範囲で


改正労働基準法

調査結果のポイント 従業員採用状況について 平成 28 年度 (H28.4 ~ H29.3) は 計画どおり もしくは計画より多く採用した と回答した企業が69% 採用計画について 29 年度 (H29.4 ~ H30.3) は 28 年度実績と比較し 増やす と回答した企業と 減らす と回答した企

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Microsoft PowerPoint - 2の(別紙2)雇用形態に関わらない公正な待遇の確保【佐賀局版】

Microsoft Word - (参考資料2(第4回資料3)修)本編_企業アンケート結果

短時間 有期雇用労働者及び派遣労働者に対する不合理な待遇の禁止等に関する指針 について ( 同一労働同一賃金ガイドライン ) 厚生労働省雇用環境 均等局有期 短時間労働課職業安定局需給調整事業課

妥結状況 ( 単位 : 額 ( 円 ) 率 (%)) 単純 加重 組合数 / 人数 総合計 ( 制度昇給 ベア等込 ) 要求妥結組合数 賃金体系維持が明確な組合の賃金引上げ分 ( ベア等 ) の集計 要求 妥結 額率額率 / 人数額率額率 全体計 1,380 8, ,

Ⅱ.1 ワーク ライフ バランス施策の定義と類型 (1) ワーク ライフ バランス施策とは work-life balance 1 (2) ワーク ライフ バランス施策の類型

企業 メリット : 1 労働者が社内では得られない知識 スキルを獲得することができる 2 優秀な人材の獲得 流出の防止ができ 競争力が向上する 3 労働者が社外から新たな知識 情報や人脈を入れることで 事業機会の拡大につながる 留意点 : 1 必要な就業時間の把握 管理や健康管理への対応 労働者の職

平成 27 年改正の概要 ( サマリー ) 一般労働者派遣事業 ( 許可制 ) 特定労働者派遣事業 ( 届出制 ) 26 業務 期間制限なし 26 業務以外 原則 1 年 意見聴取により最長 3 年まで 規定なし 規定なし 1. 許可制への統一 2. 派遣契約の期間制限について すべての労働者派遣事

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中小企業のための「育休復帰支援プラン」策定マニュアル

第 1 章調査の実施概要 1. 調査の目的 子ども 子育て支援事業計画策定に向けて 仕事と家庭の両立支援 に関し 民間事業者に対する意識啓発を含め 具体的施策の検討に資することを目的に 市内の事業所を対象とするアンケート調査を実施しました 2. 調査の方法 千歳商工会議所の協力を得て 4 月 21

Microsoft Word - 様式第1号 キャリアアップ計画書 記入例

Microsoft Word 年度評価シート.docx

第 1 章育児休業 第 1 条 ( 対象者 ) 生後 1 年未満 ( 第 5 条による育児休業の場合は 1 歳 6 ヶ月 ) の子と同居し養育する従業員であって 休業後も引き続き勤務する意思のある者は 育児のための休業をすることができる ただし 日々雇用者 期間雇用者 ( 申出時点において雇用期間が

( イ ) 従業員の配偶者であって育児休業の対象となる子の親であり 1 歳 6か月以降育児に当たる予定であった者が死亡 負傷 疾病等の事情により子を養育することが困難になった場合 6 育児休業をすることを希望する従業員は 原則として 育児休業を開始しようとする日の1か月前 (4 及び5に基づく1 歳

第1章事例の紹介 建設業事例番号 35 株式会社土屋ホームトピア 建設業 取込み内容 評価 処遇 評価 処遇制度 業務 組織 人間 業務 組織 人間関係管理 人材育成 人材育成に関する取組 その他 その他 事業所の基礎データ 常用労働者の 平成 24(2012) 年度 平成 23(2011) 年度

結果概要 Ⅰ 働き方改革に係る各制度改正について 時間外労働の上限規制等について. 新たな時間外労働の上限規制が導入された場合の影響について 社 % 直近 年を振り返って新たな時間外労働の上限規制に抵触する労働者がいる 0. 直近 年を振り返って新たな時間外労働の上限規制に抵触する労働者はいない,0

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必要とする家族 1 人につき のべ 93 日間までの範囲内で 3 回を上限として介護休業をすることができる ただし 有期契約従業員にあっては 申出時点において 次のいずれにも該当する者に限り 介護休業をすることができる 一入社 1 年以上であること二介護休業開始予定日から 93 日を経過する日から

調査結果 1. 働き方改革 と聞いてイメージすること 男女とも 有休取得 残業減 が 2 トップに 次いで 育児と仕事の両立 女性活躍 生産性向上 が上位に 働き方改革 と聞いてイメージすることを聞いたところ 全体では 有給休暇が取りやすくなる (37.6%) が最も多く 次いで 残業が減る (36

社内様式 2 育児 介護 休業取扱通知書 平成年月日 会社名 あなたから平成年月日に 育児 介護 休業の 申出 期間変更の申出 申出の撤回 がありました 育児 介護休業等に関する規則 ( 第 3 条 第 4 条 第 5 条 第 7 条 第 8 条及び第 9 条 ) に基づき その取扱いを下のとおり通

Microsoft Word 第二弾【公開版】改正育介法Q&A

採用者数の記載にあたっては 機械的に採用日の属する年度とするのではなく 一括 採用を行っている場合等において 次年度新規採用者を一定期間前倒しして雇い入れた 場合は 次年度の採用者数に含めることとしてください 5 新卒者等以外 (35 歳未満 ) の採用実績及び定着状況採用者数は認定申請日の直近の3

大牟田市と自治労大牟田市職員組合との交渉結果報告

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調査結果 転職決定者に聞く入社の決め手 ( 男 別 ) 入社の決め手 を男 別でみた際 性は男性に比べると 勤務時間 休日休暇 育児環境 服装 オフィス環境 職場の上司 同僚 の項目で 10 ポイント以上 かった ( 図 1) 特に 勤務時間 休日休暇 の項目は 20 ポイント以上 かった ( 図

2 取組実績 ( 選択した取組事項について記入すること ) (1) 労働時間等設定改善委員会の設置等労使の話し合いの機会の整備 ( 労働時間等の設定の改善に関する特別措置法第 7 条第 2 項の規定による衛生委員会のみなしを含む ) 労働時間等設定改善委員会などの設置の有無 名称 話し合いの機会の頻

調査概要 調査目的 : 調査方法 : 調査対象 : 調査期間 : 兼業 副業に対する企業の意識調査 電話調査法 2,000 社 帝国データバンクが所持している企業データより全国の中小 中堅 大企業をランダム抽出 ( 社員規模は 10 名以上 ) 2017 年 1 月 6 日 ~1 月 27 日 集計

育児休業申出書式例

Microsoft PowerPoint - ★291212訂正版【P.4~P.7】求人申込書記入例(更新)_ (更新)_

厚生労働省発表

大牟田市と自治労大牟田市職員組合との交渉結果報告

対応していくためには 職員一人ひとりの公務に対する意欲と能力を高め 組織をより活性化し 公務の質を高く保つことが求められている そのためには 各職員の能力と勤務実績を的確に評価し その結果を反映した人事管理を推進していくことが重要である 知事部局等においては 平成 28 年 4 月に施行された地方公

社内様式 2 育児 介護 休業取扱通知書 あなたが平成年月日にされた 育児 介護 休業の申出について 育児 介護休業等に関する規則 第 3 条 第 7 条 に基づき その取扱いを下のとおり通知します ( ただし 期間の変更の申出があった場合には下の事項の若干の変更があり得ます ) 1 休業の期間等

平成29年度     地域経済動向調査      調査報告書

「新入社員意識調査」に関するアンケート調査結果

育児 介護休業規程 第 1 章 目的 第 1 条 ( 目的 ) 本規程は社員の育児 介護休業 育児 介護のための時間外労働および深夜業の制限並びに育児 介護短 時間勤務等に関する取り扱いについて定めるものである 第 2 章 育児休業制度 第 2 条 ( 育児休業の対象者 ) 1. 育児のために休業す

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内閣府令本文

第 Ⅰ 部本調査研究の背景と目的 第 1 節雇用確保措置の義務化と定着 1. 雇用確保措置の義務化 1990 年代後半になると 少子高齢化などを背景として 希望者全員が その意欲 能力に応じて65 歳まで働くことができる制度を普及することが 政策目標として掲げられた 高年齢者雇用安定法もこの動きを受

企業ブランディング計画

第22回規制改革会議 資料3

(3) 始業 終業時刻が労働者に委ねられることの明確化裁量労働制において 使用者が具体的な指示をしない時間配分の決定に始業及び終業の時刻の決定が含まれることを明確化する (4) 専門業務型裁量労働制の対象労働者への事前通知の法定化専門業務型裁量労働制の導入に当たり 事前に 対象労働者に対して 1 専

( 様式第 1 号 ( 共通 )) 共通事項 ( 事業所情報欄 ) 1 事業主名 ( - ) 2 事業所住所 3 電話番号 ( ) 5 雇用保険適用 - 事業所番号 4 事業所の 担当者 - 都道府県所掌管轄基幹番号枝番号 6 労働保険番号 - ( 代理人 社会保険労務士による提出代行者または事務代

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ソーシャルセクター組織実態調査 2017 特定非営利活動法人新公益連盟 2017 年 12 月 6 日 Copyright 2017 Japan Association of New Public All Rights Reserved,

調査結果の概要 1 平均年齢及び平均勤続年数 ( 表 1) 集計表第 1 表 調査産業計の男女計の平均年齢は 40.3 歳 平均勤続年数は 17.1 年 製造業ではそ れぞれ 39.7 歳 17.0 年となっている 産業区分 年 表 1 平均年齢及び平均勤続年数 ( 歳 年 ) 男女計男女平均勤続平

( 様式第 1 号 ( 共通 )) 共通事項 1 キャリアアップ管理者 情報 ( 氏名 ): 役職 ( 配置日 ): 年月日 2 キャリアアップ管理者 の業務内容 ( 事業所情報欄 ) 3 事業主名 印 4 事業所住所 ( - ) 5 電話番号 ( ) - 6 担当者 7 企業全体で常時雇用する労働

就業規則への記載はもうお済みですか

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第第第ライフスタイルに対する国民の意識と求められるすがた50 また 働いていないが 今後働きたい と回答した人の割合は 男性では 7.4% であるのに対し て 女性は19.1% である さらに 女性の中では 30 代の割合が高く ( 図表 2-1-2) その中でも 特に三大都市圏で高い割合となってい

1. 職場愛着度 現在働いている勤務先にどの程度愛着を感じているかについて とても愛着がある を 10 点 どちらでもない を 5 点 まったく愛着がない を 0 点とすると 何点くらいになるか尋ねた 回答の分布は 5 点 ( どちらでもない ) と回答した人が 26.9% で最も多かった 次いで

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農業法人等における雇用に関する調査結果

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2018 年人事 労務に関するトップ マネジメント調査結果 2019 年 1 月 22 日 < 目次 > [ ページ ] Ⅰ. 調査概要...1 Ⅱ. 調査結果 1.2018 年の労使交渉 協議等における議論 労働条件等の見直し..1 2. 労働生産性向上と人材育成の取組み...6 3. 高齢社員の活躍推進...8 4. 副業 兼業の取扱い...10

Ⅰ. 調査概要 1. 調査目的 : その年の春季労使交渉 協議の結果や 人事 労務に関するトップ マネジメントの意識 意見などを調査するため 1969 年から毎年実施している 本調査結果は 経営労働政策特別委員会報告 ( 経労委報告 ) の重要な参考資料として主に活用している 2. 調査対象 : 経団連会員企業及び東京経営者協会の主要会員企業 ( 計 1,484 社 ) の労務担当役員等 3. 調査時期 :2018 年 9 月 ~10 月 4. 回答状況 : 有効回答社数 485 社 回答率 32.7% 産業別 : 製造業 217 社 (44.7%) 非製造業 263 社 (54.2%) 業種無記入 5 社 (1.0%) 規模別 : 従業員 500 人以上 389 社 (80.2%) 500 人未満 87 社 (17.9%) 規模無記入 9 社 (1.9%) Ⅱ. 調査結果 1.2018 年の労使交渉 協議等における議論 労働条件等の見直し (1) 労働組合の有無 (2) 春季労使交渉 協議の実施状況 従業員の過半数および半数以下で構成する労働組合が併存 3.1% 労働組合は存在しない 25.2% 行わなかった 27.7% 従業員の半数以下で構成する労働組合のみがある 7.8% 従業員の過半数で構成する労働組合のみがある 63.9% n=477 行った 72.3% n=481-1-

(3) 賃金関係について 労働組合等と議論 決定した内容 労働組合のない企業は 労働組合を従業員代表等と置き換えて回答 ( 以下同じ ) 1 月例賃金における労働組合等の要求項目 ( 複数回答 ) 0% 20% 40% 60% 80% 100% 基本給のベースアップ 77.1% 定期昇給の実施 賃金体系の維持 67.4% 諸手当の増額 23.8% 初任給の引上げ 21.6% 有期雇用社員 パートタイマー等の賃金の引上げ 定年後の継続雇用社員の賃金の引上げ 10.3% 15.7% 割増賃金率の引上げ 5.0% 15.0% n=319 2 月例賃金における回答状況 ( 複数回答 ) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 定期昇給の実施 賃金体系の維持 基本給のベースアップ 8.5% 15.0% 50.2% 55.5% 要求通りの回答 初任給の引上げ 諸手当の増額 有期雇用社員 パートタイマー等の賃金の引上げ 定年後の継続雇用社員の賃金の引上げ 9.4% 11.0% 6.9% 10.7% 4.7% 7.2% 4.7% 4.4% 要求を下回る回答 割増賃金率の引上げ 0.3% 1.3% 2.8% 7.8% n=319-2-

3 月例賃金について 労働組合等の要求とは関係なく 自社の施策として 実施を決定した内容 ( 複数回答 ) 0% 20% 40% 60% 80% 定期昇給の実施 賃金体系の維持 64.9% 初任給の引上げ 46.5% 基本給のベースアップ 有期雇用社員 パートタイマー等の賃金の引上げ 23.4% 25.8% 諸手当の増額 定年後の継続雇用社員の賃金の引上げ 16.2% 14.1% 割増賃金率の引上げ 0.6% 6.6% n=333 4 ベースアップ実施企業における具体的な配分方法 ( 複数回答 ) 0% 20% 40% 60% 一律定額配分 45.1% 一律定率配分 14.6% 若年層 ( 1) へ重点配分 30.6% 中堅層 ( 2) へ重点配分 9.7% ベテラン層 ( 3) へ重点配分 2.6% 子育て世代へ重点配分 4.5% 業績等に応じた査定配分 10.1% 職務 資格別に配分 28.4% 6.0% n=268( 4) 1:30 歳程度まで 2:30~49 歳程度まで 3:50 歳以上 4:n 数は 労働組合の要求の有無を問わずベースアップを実施した企業における本問の有効回答社数 -3-

5 直近 5 年間 (2014~2018 年 ) でベースアップを実施した企業 ( 複数回答 ) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 2014 年 41.6% 2015 年 56.7% 2016 年 2017 年 44.1% 46.0% 2018 年 54.0% n=485 6 直近 5 年間 (2014~2018 年 ) のベースアップの実施回数 0% 20% 40% 60% 80% 100% 0 回 27.8% 1 回 12.6% 2 回 11.8% 3 回 11.5% 4 回 9.7% 5 回 26.6% 72.2% n=485 7 賞与 一時金額の前年度実績との比較 ( 組合員平均 ) 8 賞与 一時金額の労働組合の要求との比較 ( 組合員平均 ) 要求を上回る 6.2% 前年度より減額 13.4% 交渉による決定ではない 22.6% 前年度の水準維持 32.0% 前年度より増額 54.6% 要求通り 34.7% 要求を下回る 36.5% n=469 n=337 : 業績連動方式など -4-

(4) 賃金以外の項目で 労働組合等と議論 決定した内容 1 議論した内容 ( 複数回答 ) 100% < 春季労使交渉で議論 > 50% 0% -50% < 春季労使交渉以外の場で議論 > -100% -150% -200% 49.1% 年次有給休暇の取得促進 63.4% 45.8% 時間外労働の削減 抑制 74.8% 34.1% 育児関連施策の拡充 41.0% 22.9% 介護関連施策の拡充 32.8% 21.0% 定年後継続雇用労働者の処遇改善 19.3% 15.0% テレワークの導入 拡充 43.8% 13.1% 治療と仕事の両立支援施策の導入 拡充 13.1% 12.1% 勤務間インターバル制度の導入 拡充 23.1% 10.7% 女性の活躍推進に向けた取組み 29.7% 9.8% 退職一時金 年金制度の見直し 16.2% 9.8% 法定外福利費の見直し 14.5% 9.3% 裁量労働制またはフレックスタイム制の導入 見直し 31.4% 8.4% 7.9% 所定労働時間の短縮年間勤務日数の削減 6.9% 7.2% 6.1% メンタルヘルス対策の拡充 22.4% n=214 19.2% 9.0% n=290-200% 100% -150% -100% -50% 0% 50% 100% 2 実施を決定または実施した内容 ( 複数回答 ) 0% 20% 40% 60% 80% 年次有給休暇の取得促進時間外労働の削減 抑制育児関連施策の拡充女性の活躍推進に向けた取組みテレワークの導入 拡充介護関連施策の拡充メンタルヘルス対策の拡充定年後継続雇用労働者の処遇改善裁量労働制またはフレックスタイム制の導入 見直し治療と仕事の両立支援施策の導入 拡充退職一時金 年金制度の見直し法定外福利費の見直し勤務間インターバル制度の導入 拡充年間勤務日数の削減所定労働時間の短縮 40.3% 33.9% 33.2% 29.4% 25.1% 24.6% 20.3% 14.4% 12.4% 11.4% 10.4% 6.1% 5.1% 13.7% 62.3% 61.8% n=395-5-

2. 労働生産性向上と人材育成の取組み (1) 新たなビジネスやイノベーションの創出に向けた具体的な取組み ( 複数回答 ) < 現在注力している> 54.5% 47.8% 42.4% 40.5% 30.9% 21.7% 21.1% 17.3% 12.5% 7.5% 6.5% 挑戦する社内風土の醸成組織や業務体制の見直し中途採用など外部人材の積極的な採用と活躍推進社員の知識 スキル向上のために教育 研修成長分野 重点分野への戦略的な人事異動研究開発や商品開発に関する部門の強化時間や場所にとらわれない柔軟な働き方の推進外部との連携による共同研究 開発新たな発想を創出する職場づくり社員から公募したアイデアによる新規事業 商品開発権限委譲の推進 < 今後 (5 年程度 ) 注力したい> 38.4% 30.6% 29.1% 28.1% 47.4% 19.3% 37.5% 22.4% 26.0% 8.8% 10.9% 1.3% 1.7% n=479 0.2% 特にない 0.2% n=477-160% 80% -140% 60% -120% 40% -100% 20% -80% -60% -40% -20% 0% 20% 40% 60% 80% (2) 人材育成施策の対象として最も注力している 注力したい階層 0% 10% 20% 30% 役員候補層 9.7% 12.0% シニア管理職層 3.0% 2.3% 今後 (5 年程度 ) n=435 シニア非管理職層 0.7% 2.1% 現在 n=434 ミドル管理職層 中堅層 19.1% 26.7% 28.5% 26.4% 若年層 20.2% 24.2% 新入社員 2.8% 9.9% 5.1% 4.8% 注力している階層はない 1.6% 0.9% -6-

(3) 人材育成において重視している項目 ( 複数回答 ) 1 管理職 上位から順に 1~3 で回答 1 位を 3 点 2 位を 2 点 3 位を 1 点としてカウント ( 点 ) 0 200 400 600 800 1000 1200 ITや最新技術に関する知識 スキル 15 60 製品やサービスに関する知識 スキルプロセスに関する知識 スキルマーケティングに関する知識 スキル 14 現在 n=476 9 4 今後 (5 年程度 ) n=470 5 37 43 経営戦略 事業推進のための知識 スキル 305 405 組織開発 組織活性化のための知識 スキル 202 228 海外赴任にあたって必要な知識 スキル 3 3 128 ビジネスのグローバル化への対応 215 リーダーシップ マネジメント力の向上 1,048 944 ビジネスの基礎知識や一般教養 18 21 自社の経営理念 価値観の浸透 217 213 階層別に求められる役割の認識 265 396 コンプライアンス 421 336 社員の適性に応じたキャリア形成 25 54 10 9 2 非管理職 ( 点 ) 0 100 200 300 400 500 600 ITや最新技術に関する知識 スキル 82 144 製品やサービスに関する知識 スキル 134 187 現在 n=477 プロセスに関する知識 スキル 44 22 今後 (5 年程度 ) n=468 マーケティングに関する知識 スキル経営戦略 事業推進のための知識 スキル組織開発 組織活性化のための知識 スキル海外赴任にあたって必要な知識 スキルビジネスのグローバル化への対応リーダーシップ マネジメント力の向上ビジネスの基礎知識や一般教養自社の経営理念 価値観の浸透階層別に求められる役割の認識コンプライアンス社員の適性に応じたキャリア形成 14 18 40 45 66 89 36 56 28 21 120 208 244 312 352 214 361 229 344 416 395 555 442 434-7-

(4) 社員の自己啓発支援策 ( 複数回答 ) < 既に実施している > < 今後 (5 年程度 ) 実施したい > 86.3% 71.8% 受講料金等の金銭的補助 資格取得に対する手当 一時金等の支給 49.1% 45.0% 33.3% 自主的な勉強会への援助 28.0% 57.8% 50.1% キャリア形成に関する研修 セミナー等の実施 知識 スキルの向上に資する自主参加型セミナー等の実施 44.7% 53.7% 26.5% 自己啓発に関する相談 面談等の実施 30.8% 71.8% セミナーや通信教育等の情報提供 46.8% 23.6% 13.9% 残業免除や定時退社等の労働時間の配慮 自己啓発のための休暇制度 20.6% 21.1% 2.3% 2.6% n=483 0.4% 1.8% n=389 特に支援していない -300% 100% -250% -200% -150% -100% -50% 0% 50% 100% 3. 高齢社員の活躍推進 (1) 高齢社員を雇用する目的 補助的業務の遂行 1.9% 0.4% 後進の指導 育成 技術 技能の伝承 23.4% 知識や経験等を活かした専門能力の発揮 45.4% 労働力 人材の確保 28.9% n=474-8-

(2) 高齢社員のモチベーション維持 向上のために検討 実施している施策 ( 複数回答 ) < 既に実施している > 33.3% 23.9% 基本給水準の引上げ 賞与 一時金の増額 < 検討している > 24.1% 39.4% 14.5% 賃金以外の処遇改善 12.6% 56.4% 55.5% 人事評価制度 勤務時間 日数など柔軟な勤務制度 26.1% 25.3% 27.4% 異動や担当替えなどによる職務の変更 9.2% 18.0% 高齢社員本人の意識転換を目的としたセミナー 22.7% 3.7% 高齢社員の上司を対象としたマネジメント研修 12.6% 11.7% 継続雇用制度の上限年齢の引上げ 28.4% 8.2% 定年年齢の引上げ 37.4% n=427 0.5% 2.3% 定年制の廃止 3.2% 5.2% n=348-160% 80% -140% 60% -120% 40% -100% 20% -80% -60% -40% -20% 0% 20% 40% 60% 80% (3) 人事評価の結果の活用方法 ( 複数回答 ) (2) で高齢社員のモチベーション維持 向上のための施策として 人事評価制度 を実施または検討していると回答した企業を対象 < 既に実施している > < 検討している > 70.6% 本人へのフィードバック 62.0% 46.2% 基本給への反映 43.7% 75.6% 賞与 一時金への反映 69.0% 53.8% 契約更新の際の参考 35.2% 5.5% 7.0% n=238 0.8% 評価はしているが 特に活用していない 0.0% n=71-200% 100% -150% -100% -50% 0% 50% 100% -9-

4. 副業 兼業の取扱い (1) 副業 兼業に関する方針 0% 20% 40% 60% 80% 100% 現在認めており 条件の緩和を検討 5.4% 現在認めているが 条件の強化を検討 0.8% 現在認めていないが 認める方向で検討 2.7% 現在認めていて 今後も認める 15.7% 現在認めていないが 懸念事項が解消すれば 認める方向で検討 31.9% 今後も認めるつもりはない 43.5% 現在認めている 21.9% 現在認めていない 78.1% n=483 (2) 副業 兼業の現状 (1) で副業 兼業を認めていると回答した企業を対象 社員に申請 届出を義務付けていない 1.9% 4.8% 社員に届出を義務付けている 11.5% 社員からの申請内容を確認して許可している 81.7% n=104-10-

(3) 副業 兼業を認めている理由 (1) で副業 兼業を認めていると回答した企業を対象 0% 10% 20% 30% 40% 社員のモチベーション向上 自社では提供できない仕事経験による能力向上やアイデアの創出 34.9% 37.7% 副業 兼業を認める社会的な動向 29.2% 優秀な人材の確保 定着 27.4% 新たな人脈形成による顧客や事業の開拓 25.5% 社員の収入増 17.0% シニア世代のセカンドキャリア開拓 15.1% 社員の時間管理意識の高揚 労働生産性の向上 2.8% 20.8% 特にない 14.2% n=106 (4) 副業 兼業を認めていない理由 (1) で副業 兼業を認めていないと回答した企業を対象 0% 20% 40% 60% 80% 社員の総労働時間が把握できない 64.6% 社員の健康確保が図れない 54.5% 疲労の蓄積によって社員の業務効率が低下する 44.9% 安全配慮義務が果たせない 38.6% 情報の漏洩が懸念される 29.3% 本業との競合が懸念される 自社に対するロイヤリティが低下する 18.4% 16.8% 優秀な人材の流出に繋がる 社会保険の事務手続きが煩雑である 7.4% 9.3% 自社の社会的信頼が低下する 特にない 2.7% 2.4% 1.1% n=376-11-