地下鉄の急行 快速運転 急行や快速などのいわゆる 優等列車 は利便性向上を目的として導入される 特に, 都心から住宅地へ向かう路線や都市間を結ぶ路線などは種別や本数が充実していることも多い そんな中, カーブや勾配, 駅が多く, 高速運転に適さない地下鉄にも 優等列車 がある ここでは地下鉄線内において通過駅を持つ列車について紹介する ( 各社車両の運用本数を掲載しているが, 時刻表で 1 本 1 本数えているので, 誤りが含まれている可能性があることをご了承いただきたい ) 東京の地下鉄 東京メトロ 9 路線からなる日本最大の地下鉄で私鉄 そのうち東西線で快速と通勤快速が, 民営化後初の新路線である副都心線には急行と通勤急行が運転されている 東西線 東西線に乗り入れる,JR 東日本 E231 系 800 番台による快速の車内表示機 運転種別 快速, 通勤快速日中運転間隔 15 分 /1 本所要時間 快速 42 分 35 秒, 普通 49 分 55 秒表定速度 快速 43.4km/h 普通 37.0km/h
停車駅 快速と通勤快速の 2 種別が設定されている 快速は東陽町, 通勤快速は浦安から中野方面へそれぞれ各駅に停まるため, 列車の種別はその 2 駅を過ぎると時刻表や行先表示に表示されなくなる 特に通勤快速は平日朝に中野方面へ運転されるのみで, 浦安からは種別表示が消えるため, 東京メトロ東西線内でこの種別を見られるのは西船橋 ( 東葉高速鉄道線内は除く ) だけ 快速 種別色 赤 1969 年から設定されている 当初は東陽町 ~ 西船橋の間の各駅はすべて通過していた 当時は周辺が漁村であまり多くの利用が見込めなかったためと言われている 運転は東葉勝田台 ( 東葉高速鉄道 )~ 西船橋 ~ 中野が基本 平日の朝や夕方には西船橋から JR 総武線へ直通し, 津田沼までの運転があるほか, 平成 28 年 3 月改正時点では, 平日朝に 2 本西船橋行の快速がある 日中は, 前述の東葉勝田台 ~ 中野が運転区間となる 東葉高速鉄道の車両は JR へ,JR の車両は東葉高速鉄道へ乗り入れないため, 日中は東葉高速鉄道車または東京メトロ車での運転となる そのため, この間 JR 車は主に各駅停車の運用に就く 日中の各駅停車の追い抜きは葛西で行われる 2014 年 3 月までは平日夕方に東葉勝田台方面へ向かう ( 廃止時点 ) 東葉高速鉄道線内も通過運転を行う 東葉快速 が設定されていたが, 東葉高速鉄道線内の通過駅での待ち時間の長さなどから,2014 年のダイヤ改正の際に廃止されている [i] 通勤快速 種別色 緑 (JR 車は赤 ) 混雑が激しいことで知られる, 平日朝の東西線に中野, 三鷹方面へ運転され 快速が通過する葛西, 西葛西, 南砂町にも停まる 浦安からの時刻表や方向幕の表示は各駅停車 (= 種別無表示 ) となるため, 東京メトロの時刻表様式で 通勤快速 が見られるのは西船橋駅だけ
運用 快速 東京メトロ車 東葉高速車 JR 車 合計 平日 98 本 32 本 10 本 140 本 土休日 60 本 36 本 1 本 97 本 平日は土休日より 4 割以上本数が多い 東京メトロ車が中心で JR 車は少ない 通勤快速 東京メトロ車 東葉高速車 JR 車 合計 平日 17 本 3 本 2 本 22 本 こちらも東京メトロの車両が多い 車両 東京メトロ車 15000 系 07 系 05 系 東葉高速鉄道 2000 系 JR 東日本 E231 系 800 番台
副都心線 急行元町 中華街行 東京メトロ 7000 系 東急東横線の特急元町 中華街行 運転種別 急行日中運転間隔 15 分 /1 本所要時間 急行 19 分各停 35 分表定速度 急行 46.6km/h 各停 31.9km/h 停車駅 2008 年, 副都心線全線開通の際, 誕生 ホームドアつきのワンマン運転での急行運転は初 ( 東武鉄道管理駅である和光市駅へのホームドア設置は 2012 年 ) 東急東横線, 横浜高速鉄道みなとみらい 21 線 ( みなとみらい線 ), 西武有楽町線, 西武池袋線, 東武東上線と直通運転を行っている このうち東急東横線, みなとみらい線とは 2013 年に直通運転を開始し, このときの代官山駅付近の線路切り替えの様子は, メディアでも取り上げられ話題にな
った 相互直通運転線区も含め, ほぼ全区間で JR 湘南新宿ラインのライバル路線になっていて, JR 包囲網 が形成されている 急行平日の日中と土休日の終日にわたって運転されている 渋谷 ~ 池袋を 11 分で結ぶ 急行の運転時間外となる平日の朝と夕方には, 後述の通勤急行が運転される 全列車が 10 両編成 各駅停車の追い抜きは東新宿で行われる [ii] 東京メトロ副都心線内急行, 東急東横線, みなとみらい線内特急, 西武線内快速急行, 東武東上線内急行の列車には列車愛称として F ライナー が 2016 年 3 月 26 日より設定され, 駅の案内表示や放送, 列車の行先表示で使われている また, この日からは平日ダイヤでも明治神宮前 原宿 が急行停車駅となった 土休日については,2010 年 3 月から副駅名 原宿 が追加されるとともに急行が停車していた 日中のダイヤ 以下, 上図を参照 ( 西武池袋線, 東武東上線の池袋発着の列車は掲載していない ) 日中の急行は F ライナー となる列車が基本で, 東急線, みなとみらい線方面元町 中華街, 西武線飯能または小手指, 東武線森林公園または川越市までの直通運転になる 東横線 みなとみらい線方面は全列車が元町 中華街まで直通する 今度は西武線方面を見てみよう 西武池袋線へは小竹向原から練馬までを結ぶ西武有楽町線を経由する 小竹向原では東武東上線方面へ走行する急行と別れ,2 本が快速急行に種別変更し, 1 本が小手指,1 本が飯能まで運転する 一方, 和光市から東武東上線へ向かう急行は東武東上線内も急行として運転され, 森林公園まで
直通する 2016 年 3 月改正前は東武東上線内の種別は普通に変わり, 川越市行だった 西武線, 東武線は交互にそれぞれ 30 分間隔での運転だ 追い抜きは東新宿で行われ, 東急線方面で見ると東急線 みなとみらい線内急行の列車を土休日の朝や夕方も概ね 15 分間隔だが, 一部列車の行先や直通先の種別が日中とは変更になる 通勤急行平日朝夕に急行に代わって運転される 急行と異なり小竹向原 ~ 和光市では各駅に停車 一方, 急行が停車する明治神宮前 原宿 を通過するため, 和光市 ~ 渋谷では急行の停車駅数 6 に対して, 通勤急行は 9 駅停車のため急行より停車駅が多くなるが, 小竹向原から分岐する西武線方面の列車の停車駅は急行 5 に対し通勤急行 4 で, 急行より速い列車という扱いになる ほとんどの列車が東新宿で各駅停車を追い抜く [ii] 東急線方面は急行, 通勤特急または特急のいずれかに種別変更する また朝の西武線方面は快速, 東武線方面は普通を中心に運転されているが, 夕方には東武線内を急行として運転する列車も存在する [ii] 10 両編成 運用 急行 東京メトロ車 東急車 西武車 東武車 合計 平日 20 本 18 本 11 本 11 本 60 本 土休日 40 本 35 本 25 本 16 本 116 本 平日は日中の運転に限られることから土休日に比べ本数が少ない 東京メトロの車両による運転が多い ようだ 通勤急行 東京メトロ車 東急車 西武車 東武車 合計 平日 31 本 17 本 16 本 13 本 77 本 平日のみの運転 上の表の急行と比べると本数は通勤急行のほうが多い こちらも東京メトロの車両に よる運転が中心
車両 東京メトロ 10000 系 7000 系 東急電鉄横浜高速鉄道 ( みなとみらい 21 線 ) 5000 系 Y500 系 東武鉄道 50000 系 9000 系 西武鉄道 6000 系
都営地下鉄 東京メトロと比べ影の薄い都営地下鉄だが, その運営を行っている東京都交通局には地下鉄, バス, 路面電車 ( 都電荒川線 ), モノレール ( 上野動物園モノレール ), 新交通システム ( 日暮里 舎人ライナー ) と意外と多くの路線を持っている 都営地下鉄では 4 路線それぞれで車両の長さや軌間 (= 線路幅 ) が異なるなど, 珍しさ も多い そのうち地下鉄線内で通過運転を行っているのは浅草線と新宿線の 2 路線 浅草線 エアポート快特の表示左都営 5300 形右京成 3700 系 都営浅草線の発車標, エアポート快特表示京急車の京急線内の車内モニタ表示運転種別 エアポート快特ほかに, アクセス特急, 快特, 通勤特急, 特急, 急行 ( エアポート急行 ), 快速も運転 ( 浅草線内は各駅に停車 ) 日中運転間隔 20 分 /1 本所要時間 エアポート快特 19 分 20 秒 ( 泉岳寺 ~ 押上 ) 普通 35 分 20 秒 ( 北行 35 分 35 秒 ) 表定速度 エアポート快特 35.4km/h 普通 31.1km/h( 北行 30.9km/h) [iii]
停車駅 エアポート快特 泉岳寺から京急線で羽田空港, 押上からは京成線, 北総線, 成田スカイアクセス線を経由して成田空港まで,2 空港間のバイパス, 浅草線に設定されている ( 同じ種別は京急線にもある ) 1998 年 11 月に羽田 成田両空港間のアクセスを意識し, エアポート快速特急として登場した ( 当時は京成本線経由 ) が, 空港相互間の利用者は意外と少なく,2002 年の改正時, 京成本線内は昼間時間帯の列車が快速に格下げされ, 成田または佐倉までの運転となる 2 度目の大きな転機が訪れるのは 2010 年 5 月の京急ダイヤ改正により停車駅から京急蒲田が削減された その結果, 京急線内の停車駅は泉岳寺 品川 羽田空港国際線ターミナル 羽田空港国内線ターミナルとなった これは京急蒲田駅の高架完成に伴うもの 京急線内は 20 分に 1 本運転されるようになるが, 浅草線内のエアポート快特は 40 分に 1 本だった そのため, 京急線のみエアポート快特の列車と京急線 + 浅草線エアポート快特の列車が交互に繰り返されるダイヤになった 2 か月後の 7 月には成田スカイアクセス線が開業 京成本線内快速だったエアポート快特は押上からアクセス特急に種別変更することに が,2012 年の京急線ダイヤ改正で 40 分に 1 本が快特に格下げとなり, 京急蒲田に停車することとなった このとき快特になった列車は京急線のみエアポート快特だった列車である 日中京成線内ではアクセス特急または快速特急
そして 2014 年, 京急 都営 京成 北総 芝山の 5 社局一斉ダイヤ改正で, 都営浅草線のエアポート快特が 20 分に 1 本になった しかし, 京急線は快特と交互, 京成線内はアクセス特急が40 分に 1 本のみ 結果として浅草線に直通するエアポート快特は,40 分に 1 本が京急線内快特, 京成線内は新たに設定された青砥または高砂行の快速特急となった なお, この列車は都営浅草線京急線内を快特として走る都営 5300 形と京成線では改正前各駅に停車していたが, これがエアポート快特及び快速特急に置き換わったため, 通過駅では 1 時間当たり 1~2 本の減便となった 車両は成田スカイアクセス線に直通可能な京急 600 形,1000 形 ( 一部 ), 京成 3000 形 (7 次車 ),3700 形のほか, 成田スカイアクセス線に直通しない列車には京成 3400 形,3500 形 ( 更新車 ), 都営 5300 形も使用される なお都営 5300 形については東京都交通局 6 か年計画において新型車両の投入が発表されており,2017 年から全 27 編成が更新される予定となっている [iv] 泉岳寺駅の土休日時刻表 ( 平成 27 年 12 月 7 日改正 ) 上押上方面下西馬込方面 京急線方面斜体がエアポート快特 押上方面は 20 分に 1 本だが下の右半分 ( 左半分は西馬込方面 ) をみると 40 分に 1 本 押上方面のうち エ空 と書かれているのは押上からアクセス特急の成田空港行 ト b は押上から快特の列車( は 押上で普通に連絡 ) 一方京急線方面は斜体 =エアポート快特は 40 分間隔 10 時台と 12 時台は 20 分, 11 時台には 00 分,40 分のところは 羽 となっている 快特の羽田空港行だ 押上方面との本数の比較から上記の 3 本は都営浅草線内エアポート快特だったことが分かる 運用 エアポート快特 都営車 京急車 京成車 合計 平日 1 本 6 本 37 本 44 本 土休日 8 本 10 本 27 本 50 本 平日は約 9 割が京成車によって運転されている
車両 左から都営地下鉄 5300 形 ( 左 2 本 ), 京成電鉄 3700 形, 北総鉄道 7500 形 (7500 形はエアポート快特運転なし ) 都営フェスタ 2013, 馬込車両研修場公開時 行先表示が 87K 快速浅草橋 85N 急行新鎌ヶ谷 67K アクセス特急成田湯川 23N 普通東中山 ( 本来,~N は北総,~K は京成の車両に割り当てられる ) 京急電鉄 1000 形 600 形 京成電鉄 3000 形,3050 形 3400 形
新宿線 2015 年 9 月のダイヤ改正で橋本都営 10-300 形 (3 次車以降 ) の側面表示 直通の急行は笹塚行に変更 急行 の背景色が京王車は緑だが, こちらは赤 京王車の急行も減少 運転種別 急行日中運転間隔 20 分 /1 本所要時間 急行 29 分 15 秒 ( 東行 29 分 25 秒 ) 各停 40 分 00 秒表定速度 急行 48.2km/h( 東行 47.9km/h) 各停 35.3km/h 停車駅 急行 東西線に続き,2 例目の地下鉄線内における急行運転 1997 年から設定されている 全区間で通 過駅を持つ地下鉄急行は初だった 各駅停車の追い抜きは基本岩本町と瑞江 ( 一部列車は大島 ) で行われる
平成 12 年の大江戸線環状部 ( 都庁前 都庁前 ) 開業時, 乗換駅である森下に急行が停車するようになった その際, それまで岩本町の中線を通過していた急行を外側線に移動 ( 各駅停車はその逆 ), 分岐器による速度制限がかからなくなったことから, 岩本町駅を減速せずに通過できるようになり, 森下を停車駅として加えながら所要時間を大きく変えずに運転している しかし, 待避が可能な岩本町, 大島, 瑞江のうち前の 2 駅は 2 面 3 線で, 中線を新宿方面と本八幡方面で共有している そのため, ダイヤが乱れた際は急行運転が中止されることも多い また東日本大震災後の電力事情から, 一時, 土休日朝 2 本の高尾山口行以外は運転を休止していたこともあった ( 下の時刻表 ) 2013 年 2 月からは京王線内は区間急行で橋本へ直通していた 各駅停車は 6 本が笹塚まで, 3 本が新宿までの運転 2015 年 6 月から 2015 年 9 月改正前の約 3 か月, 急行は全列車が 10 両だった 小川町駅の土休日の時刻表 - が急行通過 上は平成 27 年 9 月 25 日改正版 下は東日本大震災後の電力事情により日中の急行運転が中止されていたころ ( 平成 23 年 7 月 2 日実施 ) 現在のものは広告がない
京王線内区間急行 都営新宿線内急行の表示 現在は消滅 京王 9000 系 30 番台 2015 年 9 月のダイヤ改正 ( 因みに京王は 2013 年までは ダイヤ改定 という表現だった ) の際, 都営新宿線から京王線への直通列車が倍増した 今まで都営新宿線直通で運転されていた区間急行に加え, 従来京王線新宿発だった快速が新線経由に変更 橋本直通は都営新宿線内各駅停車の列車になった 一方, 急行 3 本は全列車 2015 年 9 月には 3 か月ぶりに 8 両の急行が復活 ( 船堀駅 ) が笹塚行となり, 笹塚以遠へ直通しなくなったが, 笹塚に停車するようになった準特急橋本行に笹塚で対面乗り換えによる接続を実施する 2015 年改正で誕生した, 相模原線準特急は区間急行, 快速と異なり, 相模原線内も通過駅を持つ これにより, 本八幡方面から以前より, 早く調布や相模原線方面へアクセスできるようにな った [v] なお, 都営新宿線は本八幡で JR 総武線と京成本線に連絡する 京成本線に乗り換えると, 特急などで成田空港まで 1 本でアクセスできる
運用 急行運転本数 都営車 京王車 合計 平日 8 本 31 本 39 本 土休日 49 本 13 本 64 本 平日は圧倒的に京王車が多いが, 土休日は関係が逆転している また, 合計運転本数も土休日のほう が 6 割ほど多い 土休日の運転本数は朝の高尾山口行の存在や運転時間が平日と比較して長いことに よる 車両 東京都交通局 10-300 形 ( 左 3 次車 ~, 中 10-300R 形 ) 10 000 形 京王電鉄 9000 系
横浜市営地下鉄 ブルーライン 3000 形 (3 次車 ) ブルーラインは正式には関内 ~ 湘南台が 1 号線, 関内 ~ あざみ野は 3 号線という 運転種別 快速 日中運転間隔 30 分 /1 本 所要時間 快速 60 分普通 68 分 停車駅 2015 年 7 月から快速の運転が開始された 東京以外の地下鉄, 第 3 軌条方式での優等列車運転は初となる 平日, 土休日とも日中時間帯の運転で概ね 30 分に 1 本 すべての列車で普通列車との接続があり, 上永谷で踊場始終着の普通に, 新羽では湘南台方面の快速のみ始発の普通に連絡する 通過運転を行うのは新羽 ~ 戸塚で, それ以外の区間では各駅に停まる 通過運転区間 ( 戸塚 ~ 新羽 ) の停車駅のうち新羽, 上永谷以外の駅は他路線との乗り換えが可能だ
新幹線との乗り換え駅, 新横浜と県および市の中心部である横浜を結ぶ鉄道には横浜市営地下鉄ブルーラインのほかに JR の横浜線 ( 八王子 ~ 東神奈川 ) と京浜東北線 (~ 横浜 ) がある 横浜線には快速が日中 20 分に 1 本運転され, 新横浜 ~ 横浜では菊名と東神奈川に停車する JR の快速は両駅間を 11 分で結んでいる 一方ブルーラインの普通は同じく 11 分 しかし JR よりも市営地下鉄の方が, 運賃が高いことなどから,JR を選択する乗客も多いようだ その市営地下鉄の快速は横浜 ~ 新横浜をノンストップ,8 分で結んでいる [vi] 一方, 通過駅への配慮としてあざみ野 ~ 湘南台全区間の運転のみだった普通は新羽 ~ 湘南台とあざみ野 ~ 踊場の列車がそれぞれ 2 本ずつ新たに設定された [ エラー! ブックマークが定義されていません ] 横浜市営地下鉄ブルーライン 湘 南 台 2 本 2 本 4 本 踊 横 新 4 本 2 本 場 浜 2 本 羽 あざみ野 2 本 2 本 最後に, 地下鉄線内に通過駅を持つ有料の列車を紹介する
東京メトロ有料列車 千代田線 小田急 60000 形 写真はあさぎり号 運転開始 2008 年 3 月 15 日停車駅 北千住 - 大手町 - 霞ケ関 - 表参道 - 代々木上原 内は運転停車, 乗降不可 全席指定席の特急 メトロはこね, メトロさがみ, メトロホームウェイの 3 列車が運転されている 列車名に メトロ と冠する列車が地下鉄直通列車 地下鉄直通ということを除けば, 小田急線内の行先等に変わりはない 小田急線内の メトロ 特急停車駅メトロはこね 箱根湯本 - 小田原 - 本厚木 - 町田 - - 成城学園前 -( 千代田線 ) メトロさがみ 本厚木 - 町田 - 新百合ヶ丘 - 成城学園前 -( 千代田線 ) メトロホームウェイ 本厚木 - 町田 - 新百合ヶ丘 - 成城学園前 -( 千代田線 ) 斜体は一部列車停車東京メトロ千代田線内, 箱根登山鉄道線内のみの利用はできない [vii] 特急券は特急停車駅のきっぷうりばやホーム上の券売機で購入可能だが, ホーム上の券売機では次の列車のみ発売される 特急券の発売は, きっぷうりばでは各列車到着 3 分前, ホーム上では各列車到着まで [vii] 東京メトロ線内では 1,4,5,7,8,9 号車から乗降する [vii] 車両は地下鉄に直通可能な小田急 60000 形 (MSE) 2016 年 3 月ダイヤ改正で平日夕方の列車が 3 本 5 本に増便され, 大手町駅は毎時 20 分, など一定の周期で繰り返されるパターンダイヤになり発車時刻も概ね揃った [viii]
まとめ 東京メトロと東京都交通局の比較 東京メトロ 都営地下鉄 地下鉄線内通過運転する列車が 2 種別以上 通勤 ~ とつく通過種別がある ラッシュ時間帯 ( 平日朝, 夕混雑時 ) の通過運転 線内途中駅行 始発の速達列車 思いつくものはこれだけだったが他にもあるかもしれない 快速や急行といった優等列車の運転によって通過駅の利便性は低下する 特に都市部においては極端に乗降客数が少ない駅というのはあまりなく, 各駅に停車したほうが利用客にとっても便利だということや, 地下区間ではカーブ, 勾配や駅数が多く, 高速運転に適さないこともあり, 優等列車を運転している路線はあまり多くない 今回, いくつか所有しているポケット時刻表を掲載してみた 泉岳寺駅と小川町駅の時刻表がとも土休日なのは平日の ( 特に泉岳寺 ) ぎっしり詰まった文字よりもわかりやすいと思ったため とはいうものの実際に白黒で印刷してみると, 特に拡大している泉岳寺の時刻表が凡例を読み取るのが難しいほどになっていた 写真, 時刻表は筆者撮影, 所有運用は一部推定 時刻表の本数と違うかも
脚注 i 東葉高速鉄道 ダイヤ改正の実施について http://www.toyokosoku.co.jp/wp/images/h260207.pdf ii 東京メトロ副都心線追い抜き時刻表 http://www.tokyometro.jp/info/fukutoshin_timetable.html iii 都営交通のあらまし 2011 ( 東京都交通局お客様サービス課, 平成 23 年 9 月発行 ) P2 iv 東京都交通局 6ヵ年経営計画 2016 http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/information/plan/plan2016.html v 東京都交通局ニュース 都営新宿線のダイヤ改正を実施します! http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/newsevent/news/subway/2015/sub_p_201508265153_h. html vi 横浜市交通局ホームページ所要時間表 http://www.city.yokohama.lg.jp/koutuu/sub/pdf/jikan.pdf vii 東京メトロ特急ロマンスカーのご案内 http://www.tokyometro.jp/romancecar/index.html viii 平日夕方のロマンスカー 3 本 5 本に増発! 東京メトロ東京メトロパンフレット この文章は 2016 年に執筆されたため 現状と異なっている可能性があります