上体おこし長座体前屈反復横跳持久走三年女子 上体おこし長座体前屈反復横跳持久走三年男子 力ンド力ンド幅跳び幅跳び保健体育科学習指導案 指導者三和中学校小浦麻美日時平成 23 年 9 月 30 日 ( 金 ) 第 5 校時 ( 三良坂中学校体育館 ) 学年三和中学校第 3 学年 23 名 ( 男子 9 名女子 14 名 ) 単元名体つくり運動 単元について (1) 単元観体つくり運動は, 体ほぐしの運動と体力を高める運動で構成され, 自他の心と体に向き合って, 体を動かす楽しさや心地よさを味わい, 心と体をほぐしたり, 体力を高めたりすることができる領域である 第 3 学年では, 体を動かす楽しさや心地よさを味わい, 健康の保持増進や体力の向上を図り, 目的に適した運動の計画を立て取り組むこと を学習のねらいとしている 体つくり運動の学習に自主的に取り組み, 体力の違いに配慮することなどに意欲をもち, 健康や安全を確保するとともに, 運動を継続する意義などを理解し, 日常的に取り組める運動の計画を立て取り組むなどの自己の課題に応じた運動の取り組み方を工夫できるようにすることが大切である (2) 生徒観本学級の生徒は, 男女とも仲が良く, 協力して学習を進めることができる 体力 運動能力調査については, 図 1 からも分かるように, 男子女子ともに, 持久走が全国平均を下回っている このことから全身持久力など, 動きを持続させることについての力が弱いと考える また, これまでの体つくり運動の学習で, 部活動や家庭において実践したと答えた生徒は 43% であり, 約半数の生徒が実践しているとは言えない 55 握50 45 40 5 0 m走び立ちハ55 握50 45 40 5 0 m走び立ちハ図 1 全国平均 50 を平均とした時の新体力テストの結果 (3) 指導観指導に当たっては, 新体力テストの結果をもとに, 自己の体力の状況を把握し, その結果を踏まえた調和のとれた体力の向上を図るための運動の計画を立て, 取り組ませたい 生徒自身の課題に気付かせ, 各自がプログラムを考えることによって, 日常的に運動を行う認識を高め, 生涯にわたって運動に親しむ資質や能力を育てたい それらを踏まえ, 指導改善のポイントを次のようにした
運動の計画を立てるにあたって, 1 誰のために, なぜ行うのかを明確にする 2 どのような運動を用いるか考えさせる 3 いつ, どこで運動するかを決定する 4 どの程度の運動強度, 時間, 回数で行うかを決定する 単元の目標 (1) 次の運動を通して, 体を動かす楽しさや心地よさを味わい, 体力を高め, 目的に適した運動を身に付け, 組み合わせることができるようにする ア体ほぐしの運動では, 心と体の関係に気付き, 体の調子を整え, 仲間と交流するための手軽な運動や律動的な運動を行うこと イ体力を高める運動では, ねらいに応じて, 体の柔らかさ, 巧みな動き, 力強い動き, 動きを持続する能力を高めるための運動を行うとともに, それらを組み合わせて運動の計画に取り組むこと (2) 体つくり運動に積極的に取り組むとともに, 分担した役割を果たそうとすることなどや, 健康 安全に気を配ることができるようにする (3) 体つくり運動の意義と行い方, 運動の計画の立て方などを理解し, 課題に応じた運動の取り組み方を工夫できるようにする 単元の評価規準 ア運動への関心 意欲 態度 1 体つくり運動の学習に自主的に取り組もうとしている 2 体力の違いに配慮しようとしている 3 自己の責任を果たそうとしている 4 互いに助け合おうとしている 5 健康 安全を確保している 指導改善のポイント 単元の目標と評価規準 イ運動についての思考 判断 1 体ほぐしのねらいを踏まえて, 自己の課題に応じた活動を選んでいる 2 ねらいや体力の程度に応じて強度, 時間, 回数, 頻度を設定している 3 自己の責任を果たす場面で, ねらいに応じた活動の仕方を見付けている 4 仲間と学習する場面で, 様々な動きを見付けている 5 実生活で継続しやすい運動例を選んでいる ウ運動の技能 エ運動についての知識 理解 1 運動を継続する意義について, 理解したことを言ったり書き出したりしている 2 運動を行う上で必要となる体の構造について, 理解したことを言ったり書き出したりしている 3 運動の原則があることについて, 理解したことを言ったり書き出したりしている
( 全 8 時間 ) 次学習内容 ( 時数 ) 1 3 4 オリエンテーション (1) 学習の流れを理解する 体力を高める運動 体の柔らかさを高める運動 体力を高める運動 力強い動きを高めるための運動 体力を高める運動 動きを持続する能 力を高める運動 体力を高める運動 巧みな動きを高める運動 本時 3/3 ねらいに応じた運動の組み立て方を知る 組み合わせた運動の中間発表 課題発見と改善に向けた協議 グループ練習 課題を踏まえた練習 作った運動プログラムの発表会をする (1) 評 価 関思技知 評価規準 評価方法 ア1 体つくり運動の学習に自主的に取り組も うとしている イ1 体ほぐしのねらいを踏まえて, 自己の課題に応じた活動を選んでいる 指導改善のポイント 1 イ 3 自己の責任を果たす場面で, ねらいに応じた活動の仕方を見付けている ア 2 体力の違いに配慮しようとしている ア 3 自己の責任を果たそうとしている エ 2 運動を行う上で必要となる体の構造について, 理解したことを言ったり書き出したりしている 2イ 4 仲間と学習する場面で, 様々な動きを見付けている 指導改善のポイント2 イ2ねらいや体力の程度に応じて強度, 時間, 回数, 頻度を設定している ア5 健康 安全を確保している 指導改善のポイント 34 指導と評価の計画 エ2 運動を行う上で必要となる体の構造について, 理解したことを言ったり書き出したりしている ア3 自己の責任を果たそうとしている エ3 運動の原則があることについて, 理解したことを言ったり書き出したりしている ア4 互いに助け合おうとしている イ5 実生活で継続しやすい運動例を選んでいる エ1 運動を継続する意義について, 理解したことを言ったり書き出したりしている 本時の学習 (1) 本時の目標巧みな動きを高めるために, 様々な動きを見付けよう (2) 本時の評価規準 仲間と学習する場面で, 様々な動きを見付けている ( 運動の思考 判断 )[ イ 2] (3) 準備物 CD デッキ,CD, ボール, フラフープ, 棒, コーン, 縄, 学習してきた動きの写真
(4) 本時の学習展開 学習活動指導上の留意事項評価規準評価方法 1 ウォームアップを行う (10 分 ) 集合, 挨拶, 出欠確認 健康観察 体ほぐし運動 みよし体操 を行う 前時の振り返りをする 本時のねらいを確認する 2 巧みな動きを高める運動を行う (30 分 ) ボールを使った様々な運動を行う 1 ボールを真上に上げてキャッチ 21 をペアで行う 3 背面キャッチ 4 ボールハンドリング 5 ペアでドリブル 6 ボールを転がしキャッチ 座ってボールで前屈 体を伸ばしボールに座る グループで動きを考え, 様々な動きを見付ける グループで出た意見を実施する 考えを表現する 考えを相互作用し合う 3 本時のまとめをする (10 分 ) 呼名し, 健康状態を把握する ペアで協力して運動をする 前時の動きを掲示し, 視覚的にイメージしやすくする 巧みな動きを高めるために, 様々な動きを見付けよう 次時から, 運動を組み合わせてこれからの計画を立てていくことを意識させ, 学習に取り組ませる 指導改善のポイント2 どのような運動を用いるのか考えさせる 多くの運動を行うので, 1 つ 1 つポイントやコツを丁寧に説明する できる できないにこだわらず, チャレンジすることが大切であることを説明する 評価 ボール フラフープ 棒 コーン 縄などを提示し, 様々な動きのイメージをふくらませる グループの中で話し合う時, 個人で考える時間を保障し, 考えたことを述べさせる A B C 判断基準 運動の思考 判断 仲間と学習する場面で, 様々な動きを見付け, たくさん意見を出している 仲間と学習する場面で, 様々な動きを見付けている 仲間と学習する場面で, 様々な動きを見付けることができない 仲間と学習する場面で, 様々な動きを見付けている 行動観察学習カード グループで出たアイデアを全体で発表する めあてに対する評価を生徒のメモから伝える 健康観察と次時の学習について確認する 他のグループの気付きをメモするように指導する よい気付きをしている生徒の考えを伝える
検 証 検証の方法 体を動かす楽しさや心地よさを意識して味わうことができたか など事後アンケートをとる 体つくり運動のアンケート 3 年番氏名 あてはまるあてはらまない 体つくり運動の体を動かす楽しさや心地よさを味わうことができましたか これまで体つくり運動を学習してきた中で, 実生活で実際に行ったことがありますか その理由は何ですか また, あてはまると答えた人は具体的な運動を教えてください