新潟県の自殺の現状 平成 7 年の本県の自殺者数は厚生労働省のによると 5 人です 自殺者数の推移を見ると 平成 1 年に国と同様 中高年男性を中心とした自殺者の急増があり 当時は県内で 8 人を超える方が毎年自ら死を選択されるという状況でした 以後漸減し 平成 7 年の 5 人は 平成に入り最少となっています 平成 7 年で見た人口 1 万人当たりの自殺死亡率は. であり 全国平均 (18.5) と比較して高く ワースト 5 位です 平成以降 ほぼワースト 1 位以内にとどまっている状況です ( 人 ) ( 人口 1 万対自殺死亡率 ) 9 857. 836 83 833 81 8 7 6 5 3 771 766 718 738 767 3.6 677 675 665 711 33.8 3. 3. 659 668 675 61 3.9 651 31. 31. 3. 3.6 617 598 59591 3. 65 56 7.3 9.7 7.9 8.6 7. 5 6.6 6.9 7.7 5 5.9 5. 6. 5. 5.5. 6.1 3.9.1 3.3 3.8... 3.7.. 3..7.9 3.8 3.5. 1..7 18.8 17.3 17.8 16. 16.9 16.1 16.6 16.9 17. 自殺者数 自殺死亡率の経年推移 ( ) 1 1 5 5 3 3 3 5 7 7 7 6 11 6 3 3 19.5 18.5 5 35. 3. 5.. 15. 1. 5.. 県自殺者数県自殺死亡率全国自殺死亡率県全国順位 自殺者の内訳を見ると 男性の自殺者は女性の 倍です 男性の年代別 (1 歳刻み ) 傾向では 自殺者数が多いのは ~6 歳代 自殺死亡率が高いのは 5 歳代と 8 歳以上となっています また 全国平均と比較し特に開きが大きい年代は 5 歳代 8 歳以上に加え 歳代であり 課題となっています 女性の年代別傾向では 自殺者数 自殺死亡率ともに 6 歳以上が多くなっています 以上から 県において特に心配すべき層は 中高年男性と高齢者であり 加えて若年者への働きかけも重要ということが言えます - 1 -
性別 年齢階級別自殺者数 自殺死亡率 (H3-7 合計 ) ( 人 ) ( 人口 1 万人対自殺死亡率 ) 7. 6.7 35 6. 3 5 15 5 7.8.7 39.3 39.7.9 37.6 3.6 3.9 1. 3.9 3.7 9. 9.8 9.1 18..1 15.5 1. 1.1 1.8 1.8 16.9 17..1 11.1 1.3 13.9 1. 11.8 1.6 3. ~1 代 代 3 代 代 5 代 6 代 7 代 8 代 ~ 5.. 3.. 1.. 県男性自殺者数 県男性自殺死亡率 全国男性自殺死亡率 県女性自殺者数 県女性自殺死亡率 全国女性自殺死亡率 年齢階級別自殺死亡率バブルグラフ (H-7 合計 ) 75. 7. 65. 6. 55. 5. 5.. 35. 3. 5.. 15. 1. 5.. 未成年男 -9 歳男 -9 歳男 3-39 歳男 5-59 歳男 -9 歳女未成年女 3-39 歳女 -9 歳女 5-59 歳女 6-69 歳男 6-69 歳女 8 歳 ~ 男 7-79 歳男 7-79 歳女 市松模様は 1% 以上 濃い色は 11% 以上 薄い色は % 以上 白は減少 8 歳 ~ 女 新潟県の自殺の現状を視覚的に分かりやすく表した図です 円の大きさは自殺者数 円の高さは6 年間の自殺死亡率 色は前半 3 年と比較した後半 3 年の率の増減を示します 男性の自殺が数 率ともに高く また 高齢者は女性も高くなっています 特に 黒に塗られている 8 歳以上の男性は数 率 増加率ともに高く問題です また 率は低いものの市松模様に塗られた未成年者の増加率は注視していく必要があります - -
自殺者の職業を見てみると 多い順に 被雇用 勤め人 7% 年金 雇用保険等生活者 8% その他の無職者 1% 自営業 家族従業者 1% 主婦 6% でした 職業別自殺者割合 (H1-7 合計 ) 失業者 5% 主婦 6% 学生 生徒等 3% 不詳 % 自営業 家族従事者 1% その他の無職者 1% 被雇用 勤め人 7% 年金 雇用保険等生活者 8% 警察庁自殺統計 年代別の自殺者の原因 動機を 7 つのカテゴリに分けて見てみると 19 歳以下では 学校問題 が多いですが その他の年代では 健康問題 が多くなっています % 年代別自殺の原因 動機 (7 カテゴリの分類 H-6 合計 ) 8 6-19 -9 3-39 -9 5-59 6-69 7-79 8- 家庭問題健康問題経済 生活問題勤務問題男女問題学校問題その他 内閣府自殺統計原票特別集計 - 3 -
男女別の自殺者の原因 動機を 5 項目に分けて詳細に見てみると 男性では 病気の悩み ( 身体の病気 ) 女性では 病気の悩み 影響 ( うつ病 ) が 1 位となっています 性別自殺の原因 動機 (5 項目の分類 H-6 合計 ) < 男性の自殺要因 > 自殺者 1,78 人のうち原因推計者 575 人の状況 < 女性の自殺要因 > 自殺者 66 人のうち原因推計者 33 人の状況 1 位病気の悩み ( 身体の病気 ) 13 人.9% 1 位病気の悩み 影響 ( うつ病 ) 11 人 3.7% 位病気の悩み 影響 ( うつ病 ) 1 人 1.6% 位病気の悩み ( 身体の病気 ) 11 人 31.3% 3 位負債 ( その他 ) 39 人 6.8% 3 位病気の悩み 影響 ( その他の精神疾患 ) 人 6.% 位夫婦関係の不和 3 人 5.9% 位家族の将来悲観 18 人 5.6% 5 位生活苦 3 人 5.9% 5 位その他家族関係の不和 16 人 5.% 6 位仕事疲れ 31 人 5.% 6 位家族の死亡 15 人.6% 7 位事業不振 7 人.7% 7 位親子関係の不和 1 人 3.7% 8 位職場の人間関係 5 人.% 8 位夫婦関係の不和 1 人 3.7% 9 位家族の将来悲観 人.% 9 位生活苦 1 人 3.7% 1 位その他の家族関係の不和 3 人.% 1 位病気の悩み 影響 ( 統合失調症 ) 11 人 3.% 内閣府自殺統計原票特別集計 (H-6 警察が捜査の段階で最大 3 つまで原因動機を推定 ) 平成 年から 6 年の警察庁自殺統計では 自殺者のうち自殺未遂歴があったのは 16.6% です 自殺未遂者は自殺ハイリスク者と言われています ( 注 1) 保健所管内別では 村上 魚沼 南魚沼 十日町といった中山間地域で自殺死亡率が高いことが分かります 地域別自殺者数 自殺死亡率 (H18-7 合計 ) ( 人 ) 15 1886 33.7 9.1 9.1 38.8 35.3 37. 7. 3.1 ( 人口 1 万対自殺死亡率 ) 5. 8.1 31.8. 35. 3. 5 3. 5 556 5.3 17 589 5. 166 156 5 58 6 715 13 197 5.. 15. 1. 5. 県平均 7. 新潟市 村上 新発田 新津 三条 自殺者数 長岡 魚沼 南魚沼 十日町 自殺死亡率 柏崎 上越 糸魚川 佐渡. - -
月別の自殺発生の傾向を見ると 3~6 月に自殺が多いことが分かります 警察庁自殺統計 - 5 -